JP2003139251A - 止め弁のシール構造 - Google Patents

止め弁のシール構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁座に押圧する円環平板状の止め弁の内周側
を弁体支持部に固定する際、止め弁の内周側にシールリ
ップを設けたものは、弁体支持部に組み付ける際にシー
ルリップが曲折された状態のまま組み付けられることが
あった。 【解決手段】 円環状の剛性軸部12と、この剛性軸部
より薄く形成し外周に延びる円環平板状のたわみ弁部1
3と、内周に延びるシールリップ部とを備える止め弁1
において、シールリップ部は、剛性軸部12から内周方
向に且つ一端面と面一部分迄延びる第1シールリップ1
6と、これと対称的に延びる第2シールリップ17とを
備え、前記各シールリップ16、17は略半円弧状の先
端シール作用面20と、この先端シール作用面と前記剛
性軸部とを接続し、前記半円弧の直径と略等しい厚さを
有する接続部21とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、流体通路を閉鎖す
る止め弁に関し、特に自動車の燃料タンクから外部への
開口部をフロートにより閉鎖する止め弁において、シー
ル性を向上させた止め弁のシール構造に関する。 【0002】 【従来の技術】流体通路を閉鎖するためには種々の分野
で各種の止め弁が用いられているが、例えば自動車の燃
料タンクにおいては、燃料タンクとこのタンク外に通じ
る開口部に対して、燃料がこの開口部に至ったことを検
出する部材を配置し、この部材に弁体を設けることによ
り、車両が傾斜したり転倒したときにタンク内の燃料が
この開口部に至ったときには、この部材の作動により開
口部を閉鎖する止め弁が用いられている。 【0003】このような止め弁としては種々のものが採
用されているが、公知技術の一例として実開昭50−1
34119号公報に示されたような弁が知られている。
この弁は図2(a)に示すように、流体通路31中に開
口32を有する弁座部33を設け、この開口32に対向
してダイヤフラム34を配置し、ダイヤフラム34に弁
支持ロッド35を固定すると共に、この弁支持ロッド3
5に円環平板状の弁体36を固定することにより、この
流体通路31aに流入する流体の圧力いわゆる1次圧に
よってダイヤフラムが押圧され、弁支持ロッド35と共
に弁体36を移動し、弁体36の表面37で弁座部33
を押圧することによりこの開口32を閉鎖し、流体の流
出を防止している。 【0004】この弁体36は弾性材からなり、弁作動前
においては図2(b)に示すように、弁体36の裏面3
8と弁支持ロッド35の段部39の上端面40との間に
間隙dを有しており、それにより上記のような弁作動時
には同図(c)に示すように、弁体36の表面37で弁
座部33を押圧する際に弁体36がたわみ、それにより
開口32を確実に閉鎖するようにしている。 【0005】このような公知の止め弁の他に、例えば図
3(a)に示すようなフロートに弁体を固定した止め弁
41が用いられている。この止め弁41においては流体
タンクから外部へ通じる流体通路に通路閉鎖部材42を
設け、この通路閉鎖部材42のフレーム43に開口44
を形成した弁座体45を固定し、フレーム43のフロー
トガイド46内にフロート47を上下動自在に配置し、
フロート47の上端部の弁体支持部48に円環平板状の
弁体49の中心孔部を嵌合して支持している。 【0006】上記のようなフロート47を用いた止め弁
41においては、弁座体45の開口44から上方に流体
が流出しようとするとその流体によりフロート47が開
口側に引き寄せられ、円環平板状の弁体49の表面50
が弁座体45の開口周縁下端部に形成した円環状のシー
ル突起51に当接して開口44を閉鎖するようになって
いる。 【0007】この弁体49は図3(b)に示すように、
フロート47の弁体支持部48に嵌合する剛性軸部52
と、この剛性軸部52から周辺に延びる円環平板状のた
わみ弁部53とからなり、剛性軸部52はたわみ弁部5
3より厚く形成し、それにより図示するように剛性軸部
52がフロート47の弁体支持部48の下端部に位置し
ているときでも、通常状態においてたわみ弁部53の下
面とフロート47の上端面54との間には間隙dが形成
されるようにしている。 【0008】このような構成のフロート作動式の止め弁
の弁体49においては、上記のような閉弁作動時にはフ
ロートが浮き上がる力によって弁体49の表面50が弁
座体45のシール突起51で相対的に押圧され、このと
き前記図2の弁体と同様に少なくともこの間隙dだけた
わむことができ、それにより確実なシールを行うことが
できるようにしている。 【0009】上記のようなフロート作動式止め弁の弁体
を更に改良したものが図4(a)に示すものであり、こ
の弁体55においては特に剛性軸部56の内周面に図中
3個のシールリップを形成したフロートシール部57を
備えている。図中の例においては、同図(b)にフロー
ト58への組み込み時の一部拡大図を示すように、3個
のシールリップのうち中央部に位置する中央リップ59
は厚く形成され、図中その上側に位置する上側リップ6
0は薄く形成され、図示の例では中央リップ59の下半
分の形状をなし、したがって中央リップ59の半分の厚
さとなっている。同様に中央リップ59の図中下側に位
置する下側リップ61は中央リップ59の上半分の形状
をなし、中央リップ59の半分の厚さをなしている。 【0010】このように弁体を形成することにより、前
記図3に示すような止め弁において生じやすい、弁体と
フロートの弁体支持部間からの流体流出を、各シールリ
ップ部分でシールを行うことによって防止している。ま
た、このようなシール構造を採用することにより、長期
間にわたって安定したこの部分のシール性を確保してい
る。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなシールリ
ップを備えた止め弁の弁体においては、これをフロート
58の弁体支持部62に対して組み付ける際には、この
弁体の中心開口63を弁体支持部62の上端部に形成し
た弁体支持部62より径の大きな抜け止め部64をくぐ
らせて組み付けることとなる。その際、特に上側リップ
60と下側リップ61が薄く形成されているため、例え
ば治具を用いた機械による自動組立に際して上記のよう
に、弁体の中心開口63を径の大きな抜け止め部64を
くぐらせて同図(b)の所定の状態に組み付ける際に、
例えば図4(c)に示すように上側リップ60が抜け止
め部64の下面をその先端でなぞるように滑りながら組
み付けられるため、その摩擦等によりシールリップ先端
が曲がったままの状態で組み付けが終了してしまうこと
がある。 【0012】また、例えば同図(d)に示すように下側
リップ61においても同様に、組み込み時にその先端が
弁体支持部62の表面をその弾性力により圧接しながら
滑って同図(b)に示す所定状態に組み付けられると
き、シールリップの先端がその摩擦力等により曲がった
まま延びきらずに組み付けが終了してしまうことがあ
る。 【0013】このようにシールリップの先端が曲がった
まま組み付けられると、各々のシールリップ部分で行う
べき所定のシール性能を発揮することができず、シール
不良の製品となる恐れがある。そのため組み付け後にこ
れらの組み付け不良がないかを検査する必要があり、多
くの手数を要する。 【0014】また、機械による上記のような組み付け不
良を解消するために手作業により組み付けを行うことも
考えられるが、図4(b)に示すような正規の状態に組
み付けを行うには多くの注意力と経験を必要とし、製品
が高価なものとならざるを得ない。 【0015】上記のような問題は前記のような例に限ら
ず、弁体支持部材に対して弁体の中心開口を嵌合するよ
うにした止め弁において、中心開口側にシールリップを
形成したものにおいては、その組み付け時に同様の問題
が発生することとなる。 【0016】したがって本発明は、止め弁の弁体支持部
材に対して、シールリップを形成した弁体の中心開口を
嵌合する際に、シールリップが曲がった状態で組み付け
られることがないようにした止め弁のシール構造を提供
することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、円環状の剛性軸部と、前記剛性軸部より薄く
形成し、該剛性軸部から外周に延びる平板状のたわみ弁
部と、前記剛性軸部の内周に延びるシールリップ部とか
らなる止め弁において、前記シールリップ部は、前記剛
性軸部から内周方向に且つ一端面と面一部分迄延びる第
1シールリップと、前記剛性軸部から内周方向に且つ他
端面と面一部分で前記第1シールリップと同一内径部迄
延びる第2シールリップとを備え、前記各シールリップ
は略半円弧状の先端シール作用面と、前記先端シール作
用面と前記剛性軸部とを接続し、前記半円弧の直径と略
等しい厚さを有する接続部とからなることを特徴とする
止め弁のシール構造としたものである。 【0018】 【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1は本発明による止め弁1を示しており、同
図(a)は前記図3に示すようなフロート作動式止め弁
として用いた例を示し、その主要部の断面図を示してお
り、また同図(b)は、そのうち特に止め弁のフロート
シール部の拡大断面図を示している。 【0019】図1に示す実施例の止め弁1においては、
燃料タンクから外部へ通じる燃料通路に設けた通路閉鎖
部材2のフレーム3に、中心部に開口4を形成した弁座
体5を固定し、フレーム3のフロートガイド6内にフロ
ート7を上下動自在に配置し、フロート7の上端部の弁
体支持部8に略円環平板状の弁体9の中心孔部を嵌合し
て支持している。 【0020】上記のようなフロート7を用いた止め弁1
においては、弁座体5の開口4から上方に燃料が流出し
ようとするとその燃料によりフロート7が開口側に引き
寄せられ、円環平板状の弁体9の表面10が弁座体5の
開口周縁下端部に形成した円環状のシール突起11に当
接して開口4を閉鎖するようにしている点は前記図3に
示すものと同様である。なお、図1(a)はこのような
開口4の閉鎖状態を示している。 【0021】また、この弁体9の概要は前記図4に示す
ものと同様であり、フロート7の弁体支持部8に嵌合す
る剛性軸部12と、この剛性軸部12から周辺に延びる
円環平板状のたわみ弁部13とからなり、剛性軸部12
はたわみ弁部13より厚く形成し、それにより剛性軸部
12がフロート7の弁体支持部8の下端に位置している
ときでも、通常状態においてたわみ弁部13の下面とフ
ロート7の上端面14との間には間隙dが形成され、上
記のような閉弁作動時にはフロートが浮き上がる力によ
って弁体9の表面10が弁座体5のシール突起11で相
対的に押圧され、その力によりたわむことができ、確実
なシールを行うことができるようにしている。 【0022】上記のような基本構成をなす止め弁1にお
いて、その剛性軸部12の内周側には弁体支持部8の外
周面15に圧接する2個のシールリップを備えており、
このシールリップは図1(b)の拡大図に示すように、
図中上側の第1シールリップ16と下側の第2シールリ
ップ17とから構成されている。この例においては第1
シールリップ16と第2シールリップ17は剛性軸部1
2から上下対称的に、且つ同形状で延びており、それに
よりこの止め弁の弁体は図中上下対象に構成されてい
る。 【0023】このシールリップ部の構成を更に詳細に説
明すると、図示の例においては第1シールリップ16は
剛性軸部12から略45度上方に延び、その先端は断面
が半円弧状のシール作用面20となっており、このシー
ル作用面20を剛性軸部12に支持するためのシール接
続部21を備えている。それにより剛性軸部12の周面
における内側斜面22、シール接続部21の外面23、
シール作用面20部分の外側面24によって上側凹部2
5を形成している。 【0024】また、この弁体9が弁体支持部8の外周面
15に対向する部分に中央凹部26を形成しており、更
に前記上側凹部25と同様の構成によって剛性軸部12
と第2シールリップ17の表面との間に下側凹部27を
形成している。それによりこの弁体9には2つのシール
リップと、3つの凹部が形成されている。 【0025】この実施例の止め弁のフロートシール部分
は、先端のシール作用面が半円弧形状をなし、剛性軸部
との接続部がその円弧の直径に略等しい厚さを有する構
成を採用しているため、前記図4に示すような止め弁の
弁体が備えていた薄いリップシールを備えておらず、治
具を用いた機械組み込みを行っても、前記図4(c)及
び(d)に示すようなシールリップの巻き込み不良や乗
り上げ不良によるシール不良を確実に防止することがで
きる。 【0026】また、この止め弁の弁体においては第1シ
ールリップ16と第2シールリップ17の2個のシール
リップ部を設けているので、確実なシールを行うことが
でき、特に図1(b)に示すようにこの弁体9がフロー
ト7の上端面14に押しつけられている止め弁のシール
作用状態では、第2シールリップ17の半円弧状のシー
ル作用面20のうち下側部分においてフロート7の上端
面14と圧接し、剛性軸部12の下面とフロート7の上
端面14から浸み出してくる燃料を第1にこの部分でシ
ールを行うことができる。 【0027】また、第2シールリップ17の円弧状のシ
ール作用面20のうち内側部分においては弁体支持部8
の外周面15に圧接し、前記のシール部分から更に浸み
出す燃料をこの部分で確実にシールを行う第2のシール
作用を行うことができるようにしている。このように1
個のシールリップで2箇所のシール作用部分が存在する
ので、下記のような第1シールリップ16のシール作用
と共に合計3カ所のシールが形成され、図4に示すよう
な3個のシールリップを備えたものと同様のシール性能
を維持することができる。 【0028】第1シールリップ16の円弧状のシール作
用面20は弁体支持部8の外周面15に圧接し、前記各
シール部分から万が一浸み出す燃料があった場合にはこ
の部分でシールを行うことができ、特に第2シールリッ
プ17との間に中央凹部26を備えているので、第2シ
ールリップから浸み出す燃料があってもこの中央凹部2
6でその圧力が緩和され、最初の圧力で直接第1シール
リップ16のシール部に達することがないのでシール性
をより確実なものにすることができる。 【0029】また、各シールリップは各々剛性軸部と接
続部を介して円弧状のシール作用面と接続しているの
で、この接続部によって各シールリップ部が揺動可能と
なり、各種形状、大きさに対応して変形が可能であり、
各製品の寸法のバラツキを吸収することができる。更
に、この弁体を弁体支持部8に組み付け時、弁体支持部
8の上端部に形成している大径の抜け止め部28をくぐ
らせる際に、その弾性変形によって組み込みやすくする
ことができる。 【0030】また、剛性軸部12を備えているので、上
記のようにこの止め弁1を弁体支持部8に組み付けると
き、各シールリップが変形するにも関わらずこの弁体の
剛性を確保することができ、弁体全体の大きな変形を防
止することができる。それによりこの止め弁1の上記組
み付け時にたわみ弁部13が上側、或いは下側にそり、
皿状に変形し、止め弁としての作用に不都合を生じるこ
とがないようにしている。 【0031】 【発明の効果】本願の発明における止め弁のシール構造
は、略半円弧状の先端シール作用面と、この先端シール
作用面と剛性軸部とを接続し、前記半円弧の直径と略等
しい厚さを有する接続部とからなるので薄いリップシー
ルを備えておらず、治具を用いた機械組み込みを行って
も、シールリップの巻き込み不良や乗り上げ不良による
シール不良を確実に防止することができる。 【0032】また、この止め弁の弁体においては第1シ
ールリップと第2シールリップの2個のシールリップ部
を設けているので、確実なシールを行うことができ、ま
た略半円弧状のシール作用面によって、1つのシールリ
ップで直角に交差する面の両方に対して2箇所でシール
作用を行うことができるようになり、より確実なシール
作用を行うことができる。 【0033】また、各シールリップは各々剛性軸部と接
続部を介して円弧状のシール作用面と接続しているの
で、この接続部によって各シールリップ部が揺動可能と
なり、各種形状、大きさに対応して変形が可能であり、
各製品の寸法のバラツキを吸収することができる。更
に、この止め弁の弁体を弁体支持部に組み付け時、弁体
支持部の上端部に大径の抜け止め部が形成されていてこ
れをくぐらせる必要があるときには、その弾性変形によ
って組み込みやすくすることができる。 【0034】また、剛性軸部を備えているので、上記の
ようにこの止め弁の弁体を弁体支持部に組み付けると
き、各シールリップが変形するにも関わらずこの弁体の
剛性を確保することができ、弁体全体の大きな変形を防
止することができる。それによりこの弁体の上記組み付
け時にたわみ部が上側、或いは下側にそり、皿状に変形
し、止め弁としての作用に不都合を生じることがなくな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示し、(a)は止め弁とその
弁体を固定するフロート及びその周辺部材の断面図であ
り、(b)は弁体の一部の断面図である。 【図2】従来の公知の止め弁を示す図であり、(a)は
止め弁が取り付けられる部材を含んだ全体構成を示す断
面図であり、(b)は弁体近傍の拡大断面図であり、
(c)は止め弁による開口閉鎖時の状態を示す拡大断面
図である。 【図3】従来の他の止め弁を示す図であり、(a)は止
め弁が取り付けられる部材を含んだ全体構成を示す断面
図であり、(b)は弁体による開口閉鎖時の状態を示す
拡大断面図である。 【図4】従来の他の止め弁の断面図であり、(a)はそ
の弁体の全体の断面図、(b)その弁体をフロート支持
部に適正に組み付けた状態を示す断面図、(c)は不適
正な組み付け状態を示す断面図、(d)は他の不適正な
組み付け状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1 止め弁 2 通路閉鎖部材 3 フレーム 4 開口 5 弁座体 6 フロートガイド 7 フロート 8 弁体支持部 9 弁体 10 表面 11 シール突起 12 剛性軸部 13 たわみ弁部 14 上端面 15 外周面 16 第1シールリップ 17 第2シールリップ 20 シール作用面 21 シール接続部 22 内側斜面 23 上面 24 外側面 25 上側凹部 26 中央凹部 27 下側凹部 28 抜け止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤巻 隆 愛知県名古屋市緑区大高町奥中道41 ゴム ノイナキ株式会社内 (72)発明者 木村 公泰 愛知県名古屋市緑区大高町奥中道41 ゴム ノイナキ株式会社内 (72)発明者 伊藤 謙一 愛知県名古屋市緑区大高町奥中道41 ゴム ノイナキ株式会社内 Fターム(参考) 3H052 AA01 BA02 BA26 CB02 CD02 EA16 3H055 AA05 AA22 BB02 CC04 CC17 CC20 CC21 GG08 GG27 JJ03 JJ05 JJ15 3J043 AA11 BA02 CA02 CA12 CB13 DA09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 円環状の剛性軸部と、前記剛性軸部より
    薄く形成し、該剛性軸部から外周に延びる平板状のたわ
    み弁部と、前記剛性軸部の内周に延びるシールリップ部
    とからなる止め弁において、 前記シールリップ部は、前記剛性軸部から内周方向に且
    つ一端面と面一部分迄延びる第1シールリップと、前記
    剛性軸部から内周方向に且つ他端面と面一部分で前記第
    1シールリップと同一内径部迄延びる第2シールリップ
    とを備え、 前記各シールリップは略半円弧状の先端シール作用面
    と、前記先端シール作用面と前記剛性軸部とを接続し、
    前記半円弧の直径と略等しい厚さを有する接続部とから
    なることを特徴とする止め弁のシール構造。
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