JP2003134222A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2003134222A
JP2003134222A JP2001332164A JP2001332164A JP2003134222A JP 2003134222 A JP2003134222 A JP 2003134222A JP 2001332164 A JP2001332164 A JP 2001332164A JP 2001332164 A JP2001332164 A JP 2001332164A JP 2003134222 A JP2003134222 A JP 2003134222A
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JP2001332164A
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Kazunari Miwa
和成 三輪
Naozumi Sumiya
直純 角谷
Masaru Sasauchi
勝 篠内
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信時に受信した発信者番号に基づき所定の
機能を許容する場合、複数の電話番号を登録することな
く前記機能の許容を可能にする。 【解決手段】 発信側の発信時にこの発信側の情報を着
信側に通知可能な交換機に接続される電話装置は、着信
時に交換機から通知される発信側情報を受信する受信手
段を備えるともに、予めメモリ4の検索情報部4Aに発
信側情報を登録する。ここで着信が到来すると受信手段
により発信側情報を受信し、この受信発信側情報に含ま
れる発信者名が検索情報部4Aの発信側情報に含まれる
発信者名と一致する場合は、制御部3はこの着信を転送
先に転送する着信転送を行うか、或いはこの着信に自動
応答して発信側のメッセージを録音する留守番動作を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信側の発信時に
前記発信側の情報を着信側に通知する交換機に接続され
る電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、発信者の発信時に前記発信者の
電話番号を着信側に通知する発信者電話番号通知サービ
スが実施されている。こうした発信者電話番号通知サー
ビスの提供が可能な交換機に接続されている電話装置で
は、着信時に交換機側から通知される発信者電話番号を
受信すると表示部に表示し、利用者に対して誰からの着
信であるかを報知するようにしている。
【0003】また、この種の電話装置の中には、予め発
信者電話番号をメモリに登録しておき、着信時に交換機
側から通知される発信者電話番号を受信すると、受信し
た発信者電話番号とメモリの発信者電話番号とを比較
し、両者が一致すると所定の機能を実行するようにした
装置もある。
【0004】こうした所定の機能としてまず着信転送機
能が挙げられる。この着信転送機能は、予めメモリの別
途領域に転送先電話番号を登録し、着信時に交換機側か
ら通知される発信者電話番号とメモリの発信者電話番号
とが一致すると、転送先電話番号を発信して転送先宛の
呼出を行うことにより、前記着信呼を転送先に転送する
機能である。
【0005】また、前述の所定の機能として留守番機能
がある。この留守番機能は、着信時に交換機側から通知
される発信者電話番号とメモリの発信者電話番号とが一
致すると、着信に自動応答して発信者の用件メッセージ
を録音可能にする機能である。すなわち、発信元の電話
番号を利用して所定の機能を実行する場合、対象となる
発信者電話番号を全て登録しているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、発信元の
電話番号を利用して所定の機能を実行する場合、対象と
なる発信者電話番号を全て登録しなければならない現状
では、発信者電話番号の登録に手間がかかり、かつ登録
間違いが生じるとともに、登録できる発信者電話番号が
限られてしまうなど、種々の問題が発生する。
【0007】したがって、本発明は、着信時に交換機側
から通知される発信者電話番号と予め登録した発信者電
話番号の一致に基づき所定の機能を許容する電話装置に
おいて、複数の発信者電話番号を登録することなく所定
の機能を許容可能にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、発信側の発信時にこの発信側の情報
を着信側に通知可能な交換機に回線を介して接続される
電話装置であって、着信時に交換機から通知される発信
側の情報を受信する受信手段と、所定の機能を許可すべ
き発信側の情報が機能許可情報として予め登録される情
報登録部と、受信手段により受信された発信側の情報に
含まれる発信者名と、情報登録部の登録情報とに基づき
発信側に所定の機能を許容する機能許容手段とを設けた
ものである。ここで、前記機能許容手段の「許容」と
は、その電話装置がその「機能」(例えば、後述する
「着信転送機能」や「留守番機能」などの機能)を実行
または提供することを意味する。
【0009】この場合、機能許容手段は、受信手段によ
り受信された発信者名と情報登録部の登録情報に含まれ
る発信者名との一致に基づき着信を所定の転送先に転送
する着信転送手段を備えるものである。また、発信側の
情報として発信者電話番号を含み、着信転送手段は、情
報登録部の登録情報に含まれる電話番号及び発信者名
と、受信手段により受信された発信側の情報に含まれる
電話番号及び発信者名とを比較し、電話番号及び発信者
名のうち少なくとも1つが一致すると着信を所定の転送
先に転送するものである。また、発信者名の一部を構成
する名前情報が予めキーワード情報として登録されるキ
ーワード情報登録部を備え、着信転送手段は、受信手段
により受信された発信者名の一部を構成する名前情報が
キーワード情報登録部に登録されている場合は着信を所
定の転送先に転送するものである。
【0010】また、機能許容手段は、受信手段により受
信された発信者名と前記情報登録部の登録情報に含まれ
る発信者名との一致に基づき前記着信に自動応答し留守
番機能を動作させる制御手段を備えるものである。ま
た、制御手段は、情報登録部の登録情報に含まれる電話
番号及び発信者名と、受信手段により受信された発信側
の情報に含まれる電話番号及び発信者名とを比較し、電
話番号及び発信者名のうち少なくとも1つが一致すると
前記着信に自動応答し留守番機能を動作させるものであ
る。また、制御手段は、受信手段により受信された発信
者名の一部を構成する名前情報がキーワード情報登録部
に登録されている場合は着信に自動応答し留守番機能を
動作させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図4は、本発明に適用される発信者通知
サービスの概要を説明する図である。図4において、1
0Aは発側電話装置、10Bは着側電話装置、100は
発側交換機、200は着側交換機、300は発信者名D
B(発信者名データベース)をそれぞれ示している。
【0012】図4を参照して発信者通知サービスの概要
を説明する。発側電話装置10Aは、図4に示すよう
に、「○○株式会社」に配設されて電話番号「03−X
XXX−YYYY」を有する加入者回線に接続され、か
つ番号通知方法として「通常通知」が設定されているも
のとする。ここで、図4の時点で発側電話装置10A
が着側電話装置10B宛に発信したとすると、発側電話
装置10Aの電話番号が発側交換機100を介して着側
交換機200に送られる。着側交換機200では、この
発側電話装置10Aの電話番号を時点で発信者名DB
300に転送する。発信者名DB300では、転送され
てきた電話番号「03−XXXX−YYYY」をもとに
発信者名を検索し、検索結果の発信者名である、「○○
株式会社」を時点で着側交換機200に転送する。着
側交換機200は、時点における着側電話装置10B
への着信時に着信情報として、発側電話装置10Aの電
話番号「03−XXXX−YYYY」と、発信者名「○
○株式会社」とを着側電話装置10Bに通知する。
【0013】図5は、着信時における着側交換機200
と着側電話装置10Bの動作を示すシーケンス図であ
る。まず、図5(a)に示すアナログ回線の場合の動作
から説明する。図4に示す着側交換機200は、着側電
話装置10Bへの着信に先立ち、ステップS1で16H
zの受信端末起動信号を着側電話装置10Bへ送出す
る。すると、着側電話装置10Bでは、この受信端末起
動信号を検出してステップS2で回線の直流ループを閉
結する(一次応答信号)。着側交換機200は、この回
線直流ループ閉結に基づく一次応答信号により、着側電
話装置10B側の応答を認識すると、前述した発側電話
装置10Aの電話番号と発信者名とをモデム信号により
ステップS3で着側電話装置10Bに通知する。
【0014】着側電話装置10Bは、着側交換機200
から通知された発側電話装置10Aの電話番号と発信者
名とを受信すると、閉結していた回線の直流ループをス
テップS4で開放する(受信完了信号)。着側交換機2
00は、受信完了信号を検出すると、ステップS5で着
側電話装置10Bへ16Hzの呼出信号を送出する。こ
の呼出信号により着側電話装置10B側が着信鳴動し、
着側電話装置10Bの例えばオフフックにより回線の直
流ループが閉結されると、この回線直流ループ閉結がス
テップS6で二次応答信号として着側交換機200へ伝
達され、着側交換機200では着側電話装置10Bの着
信応答を認識する。したがって、着側電話装置10B側
で着側交換機200から通知される発側電話装置10A
の電話番号及び発信者名を表示部に表示するようにすれ
ば、着側電話装置10B側では着信に応答する前に誰か
らの着信であるかを容易に識別することができる。
【0015】次に、図5(b)はISDN回線の場合の
動作を示すシーケンス図である。ISDN回線の場合
は、着側電話装置10Bへの着信時にまず着側交換機2
00から、「CNG」(“発番号情報要素”)と、「C
RI−INV(Caller RelatedInfomation-INV)」(発
信者関連文字情報オペレーション)を含んだ「FAC」
(“ファシリティ”)情報要素とからなる「SETU
P」(「呼設定」メッセージ)をISDN回線を介して
着側電話装置10BにステップS11で送信する。
【0016】すると、着側電話装置10Bはこの「呼設
定」メッセージを識別して、「CALLPROC」
(「呼設定受付」メッセージ)をステップS12で着側
交換機200に送信するとともに、続いてステップS1
3及びS14でそれぞれ、「ALERT」(「呼出」メ
ッセージ)及び「CONN」(「応答」メッセージ)を
着側交換機200へ送信する。着側交換機200は、こ
れらのメッセージを受信すると、「CONNACK」
(「応答確認」メッセージ)を着側電話装置10Bへ返
送する。したがって、着側電話装置10B側で着側交換
機200からの「呼設定」メッセージに含まれる、“発
番号情報要素”中の発番号(発信者電話番号)と、“フ
ァシリティ”情報要素の「CRI−INV」内の発信者
名とを表示部に表示するようにすれば、着側電話装置1
0B側では着信に応答する前に誰からの着信であるかを
容易に識別することができる。
【0017】図1(a)は本発明に係る電話装置の第1
の構成例を示すブロック図であり、発信者の電話番号と
名前(発信者名)とが通知されるアナログ回線(外線)
L1,L2に接続された単独電話機の例である。この電
話装置10は、外線I/F1と、通話回路2と、制御部
3とからなり、制御部3には、メモリ4、表示部5、ブ
ザー6、ダイヤルキー7、機能キー8、及び録再回路部
9等が接続される。
【0018】外線I/F1には、外線(回線)L1,L
2に到来する着信信号を検出する着信検出回路11と、
回線L1,L2の直流ループの開放状態を検出する開ル
ープ検出回路12と、回線L1,L2のリバースを検出
するリバース検出回路13と、回線L1,L2の直流ル
ープを閉結するための図示しないスイッチ素子等からな
るループ閉結回路14と、回線L1,L2へ送出するダ
イヤル信号を生成するダイヤル回路15と、回線L1,
L2からのモデム信号を受信するモデム16と、トラン
スTが設けられている。
【0019】電話装置10は、利用者により発信操作が
行われると、制御部3はループ閉結回路14を駆動して
回線L1,L2の直流ループを閉結した後、操作された
相手電話番号をダイヤル回路15に送出することにより
この電話番号に応じたダイヤル信号を生成させ、ループ
閉結回路14を介して回線L1,L2側へ送出させる。
これにより、相手の呼出が行われ相手の呼出への応答に
より発信通話が可能になる。
【0020】一方、相手端末(発側電話装置)側からの
着信時には、図5(a)に示すように、まず着側交換機
200から16Hzの受信端末起動信号が回線L1,L
2に到来する。この受信端末起動信号は電話装置10の
着信検出回路11で検出されて制御部3に出力される。
この場合、制御部3は、ループ閉結回路14を駆動す
る。すると、ループ閉結回路14の前記スイッチ素子の
接点が閉結されることにより、回線L1とL2間が、回
線L1→トランスT→ループ閉結回路14の前記スイッ
チ素子→回線L2の経路で接続され、回線L1,L2の
直流ループが閉結される(一次応答信号)。着側交換機
200は一次応答信号を検出すると、前述したように発
信者電話番号及び発信者名をモデム信号により通知す
る。
【0021】着側交換機200からのモデム信号は、直
流ループが閉結された回線L1,L2に到来しモデム1
6により受信される。電話装置10の制御部3はモデム
16により受信された発信者電話番号及び発信者名を入
力すると表示部5に表示するとともに、ループ閉結回路
14を駆動して前記スイッチ素子の接点を開放すること
により、回線L1,L2の直流ループを開放する(受信
完了信号)。すると、着側交換機200は、この受信完
了信号に基づき電話装置10側へ16Hzの呼出信号を
送出する。この呼出信号は着信検出回路11で検出され
て制御部3に伝達され、制御部3はブザー6を駆動して
着信鳴動させる。
【0022】この着信音鳴動により利用者が着信に気づ
きこの着信に応答するためにオフフックすると、図示し
ないフックスイッチにより回線L1,L2の直流ループ
が閉結され、これが二次応答信号として着側交換機20
0で検出されることにより、利用者の着信応答通話が実
現される。
【0023】なお、この電話装置10は、着信時にはこ
の着信を予め定めた転送先に転送する着信転送機能、及
び着信に自動応答して発信者からのメッセージを録再回
路部9に録音する留守番機能を有している。
【0024】ここで、前記着信転送の方法として第1〜
第3の方法がある。まず第1の方法は、着信に応答して
「只今留守にしています。用件をどうぞ。」旨のメッセ
ージを送出し、これに対し相手が用件メッセージを送出
するとこれを録音して回線を切断するとともに、転送先
に発信して転送先が応答したら録音中の相手用件メッセ
ージを転送先に送出する方法である。次に、第2の方法
は、着信に応答して相手の電話番号(または名前)を記
憶した後、回線を切断するとともに、転送先に発信して
転送先が応答したら、記憶した相手の電話番号(または
名前)をもとに、「何番から電話がありました。(また
は、誰々さんから電話がありました。)」旨のメッセー
ジを転送先に送出する方法である。次に、第3の方法
は、複数の回線を有している場合の方法であり、第1の
回線に着信が到来すると、第2の回線を用いて転送先に
発信し、転送先が応答すると第1の回線と第2の回線を
接続する方法である。
【0025】ここで、本電話装置10がISDN回線に
接続される場合は、図1(a)の外線I/F1の代わり
にISDN回線I/F部を設け、このISDN回線I/
F部が着側交換機200と図5(b)のシーケンスに基
づく処理を行うことにより、同様に着側交換機200か
ら通知される発信者電話番号及び発信者名を受信できる
とともに、「呼設定受付」メッセージ(受信完了)を着
側交換機200へ返送することができる。
【0026】図1(b)は、メモリ4に設けられた検索
情報部4Aの構成を示す図である。ここで、検索情報部
4Aには、予め発信者電話番号及び発信者名が発信側の
情報として登録されるとともに、例えば○○会社、○○
サービス、○○コーポレーションなどの発信者名から○
○を除いた、「会社」、「サービス」、「コーポレーシ
ョン」がキーワードとして予め利用者により登録され
る。
【0027】図2(a)は、本発明に係る電話装置とし
てのコードレス電話装置の構成を示すブロック図であ
る。コードレス電話装置は、図2(a)に示すように、
アナログ回線L1,L2に接続される親機20と、親機
20と無線接続される子機30とからなる。親機20に
は、外線I/F21と、通話回路22と、子機30と無
線通信を行うための無線送受信部23と、制御部24と
が設けられ、制御部24には、録再回路部24A、メモ
リ25、表示部26、ブザー27、ダイヤルキー28、
機能キー29等が接続される。一方子機30には、親機
20と無線通信を行うための無線送受信部31と、通話
回路32と、制御部33とが設けられ、制御部33に
は、メモリ34、表示部35、ブザー36、ダイヤルキ
ー37、機能キー38等が接続される。ここで、親機2
0の外線I/F21は、図1の電話装置10の外線I/
F1と同様構成であり、親機20の外線I/F21及び
制御部24が着側交換機200と図5(a)のシーケン
スに基づく処理を行うことにより、同様に着側交換機2
00から通知される発信者電話番号及び発信者名を受信
し、かつその受信完了信号を着側交換機200へ伝達す
ることができる。
【0028】そして、この受信完了信号の伝達により、
着側交換機200から呼出信号が到来すると、この呼出
信号は外線I/F21の着信検出回路11により同様に
検出され制御部24に伝達される。この場合、制御部2
4は、着側交換機200から受信した発信者電話番号及
び発信者名を親機20の表示部26に表示するとともに
ブザー27を着信鳴動させ、かつこの発信者電話番号及
び発信者名を子機30に送って子機30の制御部33に
より表示部35に表示させさらにブザー36を着信鳴動
させる。こうして、親機20及び子機30で着信鳴動
し、親機20または子機30の何れかの利用者が着信応
答すると、着信応答した機器を介して通話が行われる。
なお、このコードレス電話装置は、電話装置10と同様
の着信転送機能及び留守番機能を有している。
【0029】ここで、親機20がISDN回線に接続さ
れる場合は、図2(a)の外線I/F21の代わりにI
SDN回線I/F部を設け、このISDN回線I/F部
が着側交換機200と図5(b)のシーケンスに基づく
処理を行うことにより、同様に着側交換機200から通
知される発信者電話番号及び発信者名を受信できるとと
もに、「呼設定受付」メッセージ(受信完了)を着側交
換機200へ返送することができる。
【0030】図2(b)は、親機20のメモリ25に設
けられた検索情報部25Aの構成を示す図である。ここ
で、検索情報部25Aには、発信者電話番号及び発信者
名が発信側の情報として予め利用者により登録されると
ともに、例えば○○会社、○○サービス、○○コーポレ
ーションなどの発信者名から○○を除いた、「会社」、
「サービス」、「コーポレーション」がキーワードとし
て予め利用者により登録される。
【0031】図3(a)は、本発明に係る電話装置とし
てのボタン電話装置の構成を示すブロック図である。ボ
タン電話装置は、図3(a)に示すように、主装置50
と子機(ボタン電話機)60a〜60nとからなる。主
装置50には、アナログ回線La〜Lmにそれぞれ接続
される図1の電話装置10の外線I/F1と同様構成の
外線I/F51a〜51mと、外線La〜Lmと子機6
0a〜60n間の通話パスを形成するための通話路スイ
ッチ52と、子機60a〜60nのインタフェースであ
る内線I/F53と、ボタン電話装置全体を制御するた
めの制御部54と、メモリ55と、録再回路部56とが
設けられる。
【0032】また、子機60には、主装置50とデータ
伝送を行うための伝送回路61と、通話回路62と、子
機全体を制御する制御部63とが設けられ、制御部63
には、メモリ64、表示部65、ブザー66、ダイヤル
キー67、機能キー68等が接続される。
【0033】ボタン電話装置では、主装置50の外線I
/F51a〜51m及び制御部54が着側交換機200
と図5(a)のシーケンスに基づく処理を行うことによ
り、同様に着側交換機200から通知される発信者電話
番号及び発信者名を受信し、かつその受信完了信号を着
側交換機200へ伝達する。
【0034】そして、この受信完了信号の伝達により、
着側交換機200から呼出信号が到来すると、この呼出
信号は外線I/F51の着信検出回路11により同様に
検出され制御部54に伝達される。この場合、制御部5
4は、着側交換機200から受信した発信者電話番号及
び発信者名を子機60に送って子機60の制御部63に
より表示部65にその発信者電話番号及び発信者名を表
示させるとともに、ブザー66を着信鳴動させる。こう
して着信鳴動した子機60の利用者が着信応答すると、
応答データが主装置50側へ返送され、主装置50の制
御部54がこれを受信して通話路スイッチ52を制御す
ることにより、着信応答した子機60を介する外線通話
が行われる。なお、このボタン電話装置は、電話装置1
0と同様の着信転送機能及び留守番機能を有している。
【0035】ここで、主装置50の通話路スイッチとし
て、T(タイム)スイッチを設け、かつこのTスイッチ
と各外線I/F51a〜51m間の通話パス、及びTス
イッチと内線I/F53間の通話パスとして周知のハイ
ウェイバスを用いるようようにして、制御部54がTス
イッチを制御することにより、時分割による通話パスの
接続制御を行うようにしても良い。また、主装置50が
ISDN回線に接続される場合は、図3(a)の外線I
/F51の代わりにISDN回線I/F部を設け、この
ISDN回線I/F部が着側交換機200と図5(b)
のシーケンスに基づく処理を行うことにより、同様に着
側交換機200から通知される発信者電話番号及び発信
者名を受信できるとともに、「呼設定受付」メッセージ
(受信完了)を着側交換機200へ返送することができ
る。
【0036】図3(b)は、主装置50のメモリ55に
設けられた検索情報部55Aの構成を示す図である。こ
こで、検索情報部55Aには、予め発信者電話番号及び
発信者名が利用者により登録されるとともに、例えば○
○会社、○○サービス、○○コーポレーションなどの発
信者名から○○を除いた、「会社」、「サービス」、
「コーポレーション」がキーワードとして予め利用者に
より登録される。
【0037】図6は、着側交換機200に接続される着
側電話装置10Bの動作を示すフローチャートである。
このフローチャートにしたがって本発明の要部動作を説
明する。ここで、着側交換機200に接続される着側電
話装置10Bとしては、図1(a)の電話装置10,図
2(a)のコードレス電話装置及び図3(a)のボタン
電話装置の何れでもよいが、まず第1の実施の形態で
は、着側電話装置10Bとして図1(a)の電話装置1
0を用いた場合の動作について説明する。
【0038】(第1の実施の形態)発側電話装置10A
側からの着信があり、ステップS1の「着信あり?」の
判定が「Y」となると、制御部3は着側交換機200か
ら通知される発信側の情報をステップS2で受信する。
そして、受信した発信側の情報に発信者名が含まれてい
るか否かをステップS3で判断する。ここで、受信した
発信側の情報に発信者名が含まれていない場合は、ステ
ップS4でその他の着信処理を行って終了する。
【0039】一方、受信した発信側の情報に発信者名が
含まれている場合は、ステップS3の「名前あり?」が
「Y」となることから、次にステップS5及びS12で
それぞれ、着信転送機能を実施するか、或いは留守番機
能を実施するかを判断する。ここで、着信転送機能を実
施する場合はその実施に先立ってステップS6で着信転
送の可否条件を検索する検索処理を行う。
【0040】この着信転送可否条件検索処理では、メモ
リ4の検索情報部4Aに登録されている情報に基づく検
索処理が行われる。即ち、制御部3は、まず第1の検索
処理として、受信した発信者名が検索情報部4Aに登録
されているか否かを判断する処理を行い、登録されてい
る場合はその着信を転送可とする。これにより、ステッ
プS7の「着信転送機能可能か?」が「Y」となり、到
来した着信を所定の転送先に転送する着信転送処理がス
テップS8で行われる。したがって、例えば複数の支店
を有する会社の本店や各支店からの着信を全て転送先に
転送する場合に、その会社の本店や各支店の全ての電話
番号を発信者電話番号として登録せずに、その会社の本
店や支店に共通するその会社の名前のみを発信者名とし
て登録することにより、その会社の本店や各支店からか
かってきた全ての電話を所定の転送先に転送できる。な
お、受信した発信者名が検索情報部4Aに登録されてい
なければ、第2の検索処理を行う。
【0041】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部4Aに登録されている発信者電話番号と
発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を行
う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部4Aに
登録されている発信者電話番号と発信者名の何れかに一
致すれば、その着信を転送可とし、これによりステップ
S8で着信転送処理が行われる。また、受信した発信側
の情報が検索情報部4Aに登録されている発信者電話番
号と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の検索処
理を行う。
【0042】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部4Aに登録されているキーワードと
の一致を判断する。ここで、受信した発信者名が例えば
○○会社であり、「○○」という名前情報と、「会社」
という名前情報とから構成されている場合には、制御部
3は発信者名から前記「○○」を除いた「会社」のみを
抽出し、検索情報部4Aに登録されているキーワードと
比較する。そして、検索情報部4Aのキーワードが受信
発信者名の一部を構成する名前情報「会社」に相当する
場合にはその着信を転送可とする。このように、受信し
た発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致すれば
着信の転送が許可される。これにより、ステップS7の
「着信転送機能可能か?」の「Y」を経てステップS8
で着信転送処理が行われる。
【0043】なお、ステップS6における第1〜第3の
各検索処理において着信転送が許可されずステップS7
の「着信転送機能可能か?」が「N」となる場合は、ス
テップS9で着信に応答し、かつステップS10で「着
信転送できません」旨のメッセージを図示しない音声合
成回路から発信側へ送出した後、ステップS11で回線
を開放して終了する。
【0044】一方、留守番機能を実施する場合は、その
実施に先立ってステップS13で留守番(留守応答)機
能の可否条件を検索する検索処理を行う。この留守番機
能可否条件検索処理においても、同様にメモリ4の検索
情報部4Aに登録されている情報に基づく検索処理が行
われる。
【0045】即ち、制御部3は、まず第1の検索処理と
して、受信した発信者名が検索情報部4Aに登録されて
いるか否かを判断する処理を行い、登録されている場合
は留守応答を可とする。これにより、ステップS14の
「留守番機能可能か?」が「Y」となり、到来した着信
に応答して発信側の用件メッセージを録再回路部9に録
音する留守番処理がステップS15で行われる。したが
って、例えば複数の支店を有する会社の本店や各支店か
らの全ての着信に対し留守番機能を行う場合に、その会
社の本店や各支店の全ての電話番号を発信者電話番号と
して登録せずに、その会社の本店や支店に共通するその
会社の名前のみを発信者名として登録することにより、
その会社の本店や各支店からかかってきた全ての電話に
自動応答して発信側の用件メッセージを録音することが
できる。なお、受信した発信者名が検索情報部4Aに登
録されていなければ、第2の検索処理を行う。
【0046】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部4Aに登録されている発信者電話番号と
発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を行
う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部4Aに
登録されている発信者電話番号と発信者名の何れかに一
致すれば、留守番機能を可とし、これによりステップS
15で留守番処理が行われる。また、受信した発信側の
情報が検索情報部4Aに登録されている発信者電話番号
と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の検索処理
を行う。
【0047】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部4Aに登録されているキーワードと
の一致を判断する。そして、検索情報部4Aのキーワー
ドが受信発信者名の一部を構成する名前情報に相当する
場合には留守番機能を可とする。このように、受信した
発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致すれば留
守番機能が許可される。これにより、ステップS14の
「留守番機能可能か?」の「Y」を経てステップS15
で留守番処理が行われる。
【0048】なお、ステップS13における第1〜第3
の各検索処理において留守番機能が許可されずステップ
S14の「留守番機能可能か?」が「N」となる場合
は、着信転送機能の不可の場合と同様、ステップS9で
着信に応答し、かつステップS10で「着信転送できま
せん」旨のメッセージを音声合成回路から発信側へ送出
した後、ステップS11で回線を開放して終了する。ま
た、受信した発信側の情報に発信者名が含まれステップ
S3の「名前あり?」が「Y」と判定された場合であっ
ても本装置に着信転送機能及び留守番機能が設けられて
いないときには、ステップS5の「着信転送機能か?」
の「N」、及びステップS12の「留守番機能か?」の
「N」を経てステップS16で通常の着信処理が行われ
る。
【0049】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態では、着側電話装置10Bとして図2(a)のコー
ドレス電話装置を用いた場合の動作について説明する。
発側電話装置10A側からの着信があり、図6のステッ
プS1の「着信あり?」の判定が「Y」となると、親機
20の制御部24は着側交換機200から通知される発
信側の情報をステップS2で受信する。そして、受信し
た発信側の情報に発信者名が含まれているか否かをステ
ップS3で判断する。ここで、受信した発信側の情報に
発信者名が含まれていない場合は、ステップS4でその
他の着信処理を行って終了する。
【0050】一方、受信した発信側の情報に発信者名が
含まれている場合は、ステップS3の「名前あり?」が
「Y」となることから、次にステップS5及びS12で
それぞれ、着信転送機能を実施するか、或いは留守番機
能を実施するかを判断する。ここで、着信転送機能を実
施する場合はその実施に先立ってステップS6で着信転
送の可否条件を検索する検索処理を行う。
【0051】この着信転送可否条件検索処理では、メモ
リ25の検索情報部25Aに登録されている情報に基づ
く検索処理が行われる。即ち、制御部24は、まず第1
の検索処理として、受信した発信者名が検索情報部25
Aに登録されているか否かを判断する処理を行い、登録
されている場合はその着信を転送可とする。これによ
り、ステップS7の「着信転送機能可能か?」が「Y」
となり、到来した着信を所定の転送先に転送する着信転
送処理がステップS8で行われる。したがって、例えば
複数の支店を有する会社の本店や各支店からの着信を全
て転送先に転送する場合に、その会社の本店や各支店の
全ての電話番号を発信者電話番号として登録せずに、そ
の会社の本店や支店に共通するその会社の名前のみを発
信者名として登録することにより、その会社の本店や各
支店からかかってきた全ての電話を所定の転送先に転送
できる。なお、受信した発信者名が検索情報部25Aに
登録されていなければ、第2の検索処理を行う。
【0052】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部25Aに登録されている発信者電話番号
と発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を
行う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部25
Aに登録されている発信者電話番号と発信者名の何れか
に一致すれば、その着信を転送可とし、これによりステ
ップS8で着信転送処理が行われる。また、受信した発
信側の情報が検索情報部24Aに登録されている発信者
電話番号と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の
検索処理を行う。
【0053】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部25Aに登録されているキーワード
との一致を判断する。そして、検索情報部25Aのキー
ワードが受信発信者名の一部を構成する名前情報に相当
する場合にはその着信を転送可とする。このように、受
信した発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致す
れば着信の転送が許可される。これにより、ステップS
7の「着信転送機能可能か?」の「Y」を経てステップ
S8で着信転送処理が行われる。
【0054】なお、ステップS6における第1〜第3の
各検索処理において着信転送が許可されずステップS7
の「着信転送機能可能か?」が「N」となる場合は、ス
テップS9で着信に応答し、かつステップS10で「着
信転送できません」旨のメッセージを音声合成回路から
発信側へ送出した後、ステップS11で回線を開放して
終了する。
【0055】一方、留守番機能を実施する場合は、その
実施に先立ってステップS13で留守番機能の可否条件
を検索する検索処理を行う。この留守番機能可否条件検
索処理においても、同様に検索情報部25Aに登録され
ている情報に基づく検索処理が行われる。
【0056】即ち、制御部24は、まず第1の検索処理
として、受信した発信者名が検索情報部25Aに登録さ
れているか否かを判断する処理を行い、登録されている
場合は留守応答を可とする。これにより、ステップS1
4の「留守番機能可能か?」が「Y」となり、到来した
着信に応答して発信側の用件メッセージを録再回路部2
4Aに録音する留守番処理がステップS15で行われ
る。したがって、例えば複数の支店を有する会社の本店
や各支店からの全ての着信に対し留守番機能を行う場合
に、その会社の本店や各支店の全ての電話番号を発信者
電話番号として登録せずに、その会社の本店や支店に共
通するその会社の名前のみを発信者名として登録するこ
とにより、その会社の本店や各支店からかかってきた全
ての電話に自動応答して発信側の用件メッセージを録音
することができる。なお、受信した発信者名が検索情報
部25Aに登録されていなければ、第2の検索処理を行
う。
【0057】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部25Aに登録されている発信者電話番号
と発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を
行う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部25
Aに登録されている発信者電話番号と発信者名の何れか
に一致すれば、留守番機能を可とし、これによりステッ
プS15で留守番処理が行われる。また、受信した発信
側の情報が検索情報部25Aに登録されている発信者電
話番号と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の検
索処理を行う。
【0058】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部25Aに登録されているキーワード
との一致を判断する。そして、検索情報部25Aのキー
ワードが受信発信者名の一部を構成する名前情報に相当
する場合には留守番機能を可とする。このように、受信
した発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致すれ
ば留守番機能が許可される。これにより、ステップS1
4の「留守番機能可能か?」の「Y」を経てステップS
15で留守番処理が行われる。
【0059】なお、ステップS13における第1〜第3
の各検索処理において留守番機能が許可されずステップ
S14の「留守番機能可能か?」が「N」となる場合
は、着信転送機能の不可の場合と同様、ステップS9で
着信に応答し、かつステップS10で「着信転送できま
せん」旨のメッセージを音声合成回路から発信側へ送出
した後、ステップS11で回線を開放して終了する。ま
た、受信した発信側の情報に発信者名が含まれステップ
S3の「名前あり?」が「Y」と判定された場合であっ
ても本装置に着信転送機能及び留守番機能が設けられて
いないときには、ステップS5の「着信転送機能か?」
の「N」、及びステップS12の「留守番機能か?」の
「N」を経てステップS16で通常の着信処理が行われ
る。
【0060】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態では、着側電話装置10Bとして図3(a)のボタ
ン電話装置を用いた場合の動作について説明する。発側
電話装置10A側からの着信があり、図6のステップS
1の「着信あり?」の判定が「Y」となると、主装置5
0の制御部54は着側交換機200から通知される発信
側の情報をステップS2で受信する。そして、受信した
発信側の情報に発信者名が含まれているか否かをステッ
プS3で判断する。ここで、受信した発信側の情報に発
信者名が含まれていない場合は、ステップS4でその他
の着信処理を行って終了する。
【0061】一方、受信した発信側の情報に発信者名が
含まれている場合は、ステップS3の「名前あり?」が
「Y」となることから、次にステップS5及びS12で
それぞれ、着信転送機能を実施するか、或いは留守番機
能を実施するかを判断する。ここで、着信転送機能を実
施する場合はその実施に先立ってステップS6で着信転
送の可否条件を検索する検索処理を行う。
【0062】この着信転送可否条件検索処理では、メモ
リ55の検索情報部55Aに登録されている情報に基づ
く検索処理が行われる。即ち、制御部54は、まず第1
の検索処理として、受信した発信者名が検索情報部55
Aに登録されているか否かを判断する処理を行い、登録
されている場合はその着信を転送可とする。これによ
り、ステップS7の「着信転送機能可能か?」が「Y」
となり、到来した着信を所定の転送先に転送する着信転
送処理がステップS8で行われる。したがって、例えば
複数の支店を有する会社の本店や各支店からの着信を全
て転送先に転送する場合に、その会社の本店や各支店の
全ての電話番号を発信者電話番号として登録せずに、そ
の会社の本店や支店に共通するその会社の名前のみを発
信者名として登録することにより、その会社の本店や各
支店からかかってきた全ての電話を所定の転送先に転送
できる。なお、受信した発信者名が検索情報部55Aに
登録されていなければ、第2の検索処理を行う。
【0063】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部55Aに登録されている発信者電話番号
と発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を
行う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部55
Aに登録されている発信者電話番号と発信者名の何れか
に一致すれば、その着信を転送可とし、これによりステ
ップS8で着信転送処理が行われる。また、受信した発
信側の情報が検索情報部24Aに登録されている発信者
電話番号と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の
検索処理を行う。
【0064】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部55Aに登録されているキーワード
との一致を判断する。そして、検索情報部55Aのキー
ワードが受信発信者名の一部を構成する名前情報に相当
する場合にはその着信を転送可とする。このように、受
信した発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致す
れば着信の転送が許可される。これにより、ステップS
7の「着信転送機能可能か?」の「Y」を経てステップ
S8で着信転送処理が行われる。
【0065】なお、ステップS6における第1〜第3の
各検索処理において着信転送が許可されずステップS7
の「着信転送機能可能か?」が「N」となる場合は、ス
テップS9で着信に応答し、かつステップS10で「着
信転送できません」旨のメッセージを音声合成回路から
発信側へ送出した後、ステップS11で回線を開放して
終了する。
【0066】一方、留守番機能を実施する場合は、その
実施に先立ってステップS13で留守番機能の可否条件
を検索する検索処理を行う。この留守番機能可否条件検
索処理においても、同様に検索情報部55Aに登録され
ている情報に基づく検索処理が行われる。
【0067】即ち、制御部54は、まず第1の検索処理
として、受信した発信者名が検索情報部55Aに登録さ
れているか否かを判断する処理を行い、登録されている
場合は留守応答を可とする。これにより、ステップS1
4の「留守番機能可能か?」が「Y」となり、到来した
着信に応答して発信側の用件メッセージを録再回路部2
4Aに録音する留守番処理がステップS15で行われ
る。したがって、例えば複数の支店を有する会社の本店
や各支店からの全ての着信に対し留守番機能を行う場合
に、その会社の本店や各支店の全ての電話番号を発信者
電話番号として登録せずに、その会社の本店や支店に共
通するその会社の名前のみを発信者名として登録するこ
とにより、その会社の本店や各支店からかかってきた全
ての電話に自動応答して発信側の用件メッセージを録音
することができる。なお、受信した発信者名が検索情報
部55Aに登録されていなければ、第2の検索処理を行
う。
【0068】第2の検索処理では、受信した発信側の情
報が検索情報部55Aに登録されている発信者電話番号
と発信者名の何れかに一致するか否かを判断する処理を
行う。ここで、受信した発信側の情報が検索情報部55
Aに登録されている発信者電話番号と発信者名の何れか
に一致すれば、留守番機能を可とし、これによりステッ
プS15で留守番処理が行われる。また、受信した発信
側の情報が検索情報部55Aに登録されている発信者電
話番号と発信者名の何れにも一致しない場合は第3の検
索処理を行う。
【0069】第3の検索処理では、受信した発信者名
と、予め検索情報部55Aに登録されているキーワード
との一致を判断する。そして、検索情報部55Aのキー
ワードが受信発信者名の一部を構成する名前情報に相当
する場合には留守番機能を可とする。このように、受信
した発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致すれ
ば留守番機能が許可される。これにより、ステップS1
4の「留守番機能可能か?」の「Y」を経てステップS
15で留守番処理が行われる。
【0070】なお、ステップS13における第1〜第3
の各検索処理において留守番機能が許可されずステップ
S14の「留守番機能可能か?」が「N」となる場合
は、着信転送機能の不可の場合と同様、ステップS9で
着信に応答し、かつステップS10で「着信転送できま
せん」旨のメッセージを音声合成回路から発信側へ送出
した後、ステップS11で回線を開放して終了する。ま
た、受信した発信側の情報に発信者名が含まれステップ
S3の「名前あり?」が「Y」と判定された場合であっ
ても本装置に着信転送機能及び留守番機能が設けられて
いないときには、ステップS5の「着信転送機能か?」
の「N」、及びステップS12の「留守番機能か?」の
「N」を経てステップS16で通常の着信処理が行われ
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、着
信時に交換機から通知される発信側の情報を受信する受
信手段と、所定の機能を許可すべき発信側の情報が機能
許可情報として予め登録される情報登録部とを設け、受
信手段により受信された発信側の情報に含まれる発信者
名と、情報登録部の登録情報とに基づき発信側に所定の
機能を許容するようにしたので、例えば複数の支店を有
する会社の本店や各支店から電話がかかってきたときに
発信側である前記本店や各支店に対して所定の機能を許
容する場合、本店や各支店の全ての電話番号を発信者電
話番号として登録することなく、所定の機能を許容する
ことができる。
【0072】この場合、所定の機能の許容手段として、
受信手段により受信された発信者名と情報登録部の登録
情報に含まれる発信者名との一致に基づき着信を所定の
転送先に転送する着信転送手段を備えるようにしたの
で、同様に複数の発信者電話番号を登録することなく着
信転送機能が許容され、本店や各支店からかかってきた
電話を転送先に転送できる。また、着信転送手段は、情
報登録部の登録情報に含まれる電話番号及び発信者名
と、受信手段により受信された発信側の情報に含まれる
電話番号及び発信者名とを比較し、電話番号及び発信者
名のうち少なくとも1つが一致すると着信を所定の転送
先に転送するようにしたので、本店や各支店からかかっ
てきた電話を的確に転送先に転送できる。また、発信者
名の一部を構成する名前情報が予めキーワード情報とし
て登録されるキーワード情報登録部を備え、着信転送手
段は、受信手段により受信された発信者名の一部を構成
する名前情報がキーワード情報登録部に登録されている
場合は着信を所定の転送先に転送するようにしたので、
受信した発信者名と完全に一致しなくても部分的に一致
すれば着信を転送することができ、この結果、同様に的
確な着信転送を行うことができる。
【0073】また、所定の機能の許容手段として、受信
手段により受信された発信者名と前記情報登録部の登録
情報に含まれる発信者名との一致に基づき前記着信に自
動応答し留守番機能を動作させる制御手段を備えるよう
にしたので、同様に複数の発信者電話番号を登録するこ
となく留守番機能が許容され、本店や各支店からかかっ
てきた電話に対し留守番機能を提供できる。また、制御
手段は、情報登録部の登録情報に含まれる電話番号及び
発信者名と、受信手段により受信された発信側の情報に
含まれる電話番号及び発信者名とを比較し、電話番号及
び発信者名のうち少なくとも1つが一致すると前記着信
に自動応答し留守番機能を動作させるようにしたので、
本店や各支店からかかってきた電話に対し的確に留守番
機能を提供できる。また、制御手段は、受信手段により
受信された発信者名の一部を構成する名前情報がキーワ
ード情報登録部に登録されている場合は着信に自動応答
し留守番機能を動作させるようにしたので、同様に的確
な留守番機能を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電話装置の構成を示すブロック
図(図1(a))及び上記電話装置のメモリ内の各部の
構成を示す図(図1(b))である。
【図2】 本発明を適用したコードレス電話装置の構成
を示すブロック図(図2(a))及び上記コードレス電
話装置のメモリ内の各部の構成を示す図(図2(b))
である。
【図3】 本発明を適用したボタン電話装置の構成を示
すブロック図(図3(a))及び上記ボタン電話装置の
メモリ内の各部の構成を示す図(図3(b))である。
【図4】 発側電話装置の発信時に発側電話装置の情報
が着側電話装置側へ通知される状況を示す図である。
【図5】 着信時に着側交換機と着側電話装置間で送受
される信号のシーケンスを示す図である。
【図6】 本発明の要部動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,21,51a〜51m…外線I/F、2,22,3
2,62…通話回路、T…送話器、R…受話器、3,2
4,33,54,63…制御部、4,25,34,5
5,64…メモリ、4A,25A,55A…検索情報
部、5,26,35,65…表示部、6,27,36,
66…ブザー、7,28,37,67…ダイヤルキー、
8,29,38,68…機能キー、9,24A,56…
録再回路部、10…電話装置、11…着信検出回路、1
2…開ループ検出回路、14…ループ閉結回路、15…
ダイヤル回路、16…モデム、20…親機、30…子
機、23,31…無線送受信部、50…主装置、52…
通話路スイッチ、53…内線I/F、61…伝送回路、
100…発側交換機、200…着側交換機、300…発
信者名データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠内 勝 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K024 AA41 AA73 BB03 BB07 CC01 DD01 DD02 EE01 EE09 FF06 GG01 5K036 AA01 BB11 DD11 DD18 DD25 DD46 EE13 JJ04 JJ13 JJ15 KK07 KK09 KK18 5K039 AA02 BB02 CC06 DD01 EE11 FF14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側の発信時にこの発信側の情報を着
    信側に通知可能な交換機に回線を介して接続される電話
    装置であって、 着信時に前記交換機から通知される発信側の情報を受信
    する受信手段と、 所定の機能を許可すべき発信側の情報が機能許可情報と
    して予め登録される情報登録部と、 前記受信手段により受信された発信側の情報に含まれる
    発信者名と、前記情報登録部の登録情報とに基づき前記
    発信側に前記所定の機能を許容する機能許容手段とを備
    えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記機能許容手段は、 前記受信手段により受信された発信者名と前記情報登録
    部の登録情報に含まれる発信者名との一致に基づき前記
    着信を所定の転送先に転送する着信転送手段を備えるこ
    とを特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記発信側の情報は、発信者電話番号を含み、 前記着信転送手段は、 前記情報登録部の登録情報に含まれる電話番号及び発信
    者名と、前記受信手段により受信された発信側の情報に
    含まれる電話番号及び発信者名とを比較し、電話番号及
    び発信者名のうち少なくとも1つが一致すると前記着信
    を所定の転送先に転送することを特徴とする電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記発信者名の一部を構成する名前情報が予めキーワー
    ド情報として登録されるキーワード情報登録部を備え、 前記着信転送手段は、 前記受信手段により受信された発信者名の一部を構成す
    る名前情報が前記キーワード情報登録部に登録されてい
    る場合は前記着信を所定の転送先に転送することを特徴
    とする電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記機能許容手段は、 前記受信手段により受信された発信者名と前記情報登録
    部の登録情報に含まれる発信者名との一致に基づき前記
    着信に自動応答し留守番機能を動作させる制御手段を備
    えることを特徴とする電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記発信側の情報は、発信者電話番号を含み、 前記制御手段は、 前記情報登録部の登録情報に含まれる電話番号及び発信
    者名と、前記受信手段により受信された発信側の情報に
    含まれる電話番号及び発信者名とを比較し、電話番号及
    び発信者名のうち少なくとも1つが一致すると前記着信
    に自動応答し留守番機能を動作させることを特徴とする
    電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記発信者名の一部を構成する名前情報が予めキーワー
    ド情報として登録されるキーワード情報登録部を備え、 前記制御手段は、 前記受信手段により受信された発信者名の一部を構成す
    る名前情報が前記キーワード情報登録部に登録されてい
    る場合は前記着信に自動応答し留守番機能を動作させる
    ことを特徴とする電話装置。
JP2001332164A 2001-10-30 2001-10-30 電話装置 Pending JP2003134222A (ja)

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