JP2003110691A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2003110691A JP2001299836A JP2001299836A JP2003110691A JP 2003110691 A JP2003110691 A JP 2003110691A JP 2001299836 A JP2001299836 A JP 2001299836A JP 2001299836 A JP2001299836 A JP 2001299836A JP 2003110691 A JP2003110691 A JP 2003110691A
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勝 篠内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信時に通知される発信者の情報を利用し
て、留守番機能が十分に活用される留守番機能付き電話
装置を提供する 【解決手段】 留守番機能を備えた電話装置において、
留守番時に着信した発信者の発信者名を音声に変換し、
この発信者名の音声を発信者に送信することにより発信
者に心理的影響を与えて、発信者がメッセージを録音せ
ずに受話器を置くことを避けることができる。また、留
守番時に録音されたメッセージを再生する際に発信者名
の音声を読み上げることにより、受信者はメッセージを
録音した発信者を容易に識別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に留守番機能を有する電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話装置の留守番機能とは、着信を検出
すると着信に自動応答し、予め記録媒体に記録されたも
のや自作の応答メッセージを発信者に送出後、発信者の
用件を記録媒体に録音し、再生操作により録音内容を再
生するものである。このとき、録音した日時などを報知
するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、発信者は、
上述したような留守番機能を有する電話装置の応答メッ
セージを聞くと、急ぎの用事がない場合には、用件を録
音せずに電話を切ってしまうことが往々にしてあった。
そのような場合、電話装置の記録媒体にはビジートーン
などが録音されてしまい、せっかくの留守番機能が十分
に活用されているとは言えなかった。また、受信者は、
記録媒体に用件が録音されないために、発信者を特定す
るのが難しかった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、着信時に通知される発信者の情報を利用し
て、留守番機能が十分に活用される留守番機能付き電話
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明にかかる電話装置は、着信を検出すると
着信に対して自動応答し応答メッセージを送出する留守
番機能付き電話装置において、着信時に発信者の情報を
受信する受信手段と、受信した発信者の情報に基づいて
発信者名の音声情報を含む応答メッセージを作成する作
成手段と、作成した発信者名を含む応答メッセージを発
信元へ送出する送出手段とを有することを特徴とする。
この電話装置によれば、発信者に応答メッセージを再生
する際に、その応答メッセージの中には発信者の名前が
含まれる。
【0006】上記電話装置において、さらに少なくとも
予め発信者名の読み方に関する情報を記録した記録手段
を備え、作成手段は、記録手段に記録された情報を利用
して発信者名を含む応答メッセージを作成するようにし
てもよい。この電話装置によれば、発信者名は、記録手
段に登録された情報を利用して作成される。
【0007】本発明における他の形態の電話装置におい
て、着信に自動応答し発信者からの用件メッセージを録
音し、再生操作により用件メッセージを再生する留守番
機能付き電話装置において、着信時に発信者の情報を受
信する受信手段と、受信した発信者の情報に基づいて発
信者名の音声情報を作成する作成手段とを有し、用件メ
ッセージ再生操作により用件メッセージを再生するとと
もに作成手段によって作成された発信者名の音声情報を
報知することを特徴とする。この電話装置によれば、用
件メッセージを再生する際に、発信者名が報知される。
【0008】上記電話装置において、少なくとも予め発
信者名の読み方に関する情報を記録した記録手段とを備
え、作成手段は、記録手段に記録された情報を利用して
発信者名の音声情報を作成するようにしてもよい。この
電話装置によれば、発信者名は、記録手段に登録された
情報を利用して作成される。
【0009】本発明の他の形態の電話装置において、着
信を検出すると前記着信に対して自動応答し応答メッセ
ージを送出し、発信者からの用件メッセージを録音し、
再生操作により用件メッセージを再生する留守番機能付
き電話装置において、着信時に発信者の情報を受信する
受信手段と、受信した発信者の情報に基づいて発信者名
の音声情報及びこの発信者名の音声情報を含む応答メッ
セージを作成する作成手段と、作成した発信者名を含む
応答メッセージを発信元へ送出する送出手段とを有し、
用件メッセージ再生操作により用件メッセージを再生す
るとともに作成手段によって作成された発信者名の音声
情報を報知することを特徴とする。この電話装置によれ
ば、発信者に応答メッセージを再生する際には、その応
答メッセージの中には発信者の名前が含まれ、用件メッ
セージを再生する際には、発信者名が報知される。
【0010】上記電話装置において、少なくとも予め発
信者名の読み方に関する情報を記録した記録手段とを備
え、作成手段は、記録手段に記録された情報を利用して
発信者名の音声情報及びこの発信者名の音声情報を含む
応答メッセージを作成するようにしてもよい。この電話
装置によれば、発信者名は、記録手段に登録された情報
を利用して作成される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず図4を参照して、本発
明に係る電話装置に適用される発信者通知サービスの概
要を説明する。図4において、10Aは情報発信端末、
10Bは情報受信端末、100は発側交換機、200は
着側交換機、300は発信者名DB(発信者名データベ
ース)をそれぞれ示している。
【0012】情報発信端末10Aは、発信者通知サービ
スを設定しているとする。ここで、図4の時点で情報
発信端末10Aが譲歩受信端末10B宛に発信したとす
ると、情報発信端末10Aの電話番号が発側交換機10
0を介して着側交換機200に送られる。着側交換機2
00では、この情報発信端末10Aの電話番号を時点
で発信者名DB300に転送する。発信者名DB300
では、転送されてきた電話番号をもとに発信者名を検索
し、検索結果の発信者名を時点で着側交換機200に
転送する。着側交換機200は、時点における情報受
信端末10Bへの着信時に着信情報として、情報発信端
末10Aの電話番号と発信者名とを情報受信端末10B
に通知する。
【0013】図5は、着信時における着側交換機200
と情報受信端末10Bの動作を示すシーケンス図であ
る。まず、図5(a)に示すアナログ回線の場合の動作
から説明する。図4に示す着側交換機200は、情報受
信端末10Bの着信に先立ち、ステップS1で16Hz
の受信端末起動信号を情報受信端末10Bへ送出する。
すると、情報受信端末10Bでは、この受信端末起動信
号を検出してステップS2で回線の直流ループを閉結す
る(一次応答信号)。着側交換機200は、この回線直
流ループ閉結に基づく一次応答信号により、情報受信端
末10B側の応答を認識すると、前述した情報発信端末
10Aの電話番号と発信者名をモデム信号によりステッ
プS3で情報受信端末10Bに通知する。
【0014】情報受信端末10Bは、着側交換機200
から通知された情報発信端末10Aの電話番号と発信者
名とを受信すると、閉結していた回線の直流ループをス
テップS4で開放する(受信完了信号)。着側交換機2
00は、受信完了信号を検出すると、ステップS5で情
報受信端末10Bへ16Hzの呼出信号を送出する。こ
の呼出信号により情報受信端末10B側が着信鳴動し、
情報受信端末10Bの例えばオフフックにより回線の直
流ループが閉結されると、この回線直流ループ閉結がス
テップS6で二次応答信号として着側交換機200へ伝
達され、着側交換機200では情報受信端末10Bの着
信応答を認識する。したがって、情報受信端末10B側
で着側交換機200から通知される情報発信端末10A
の電話番号及び発信者名を表示部に表示するようにすれ
ば、情報受信端末10B側では着信に応答する前に誰か
らの着信であるかを容易に識別することができる。
【0015】次に、図5(b)はISDN回線の場合の
動作を示すシーケンス図である。ISDN回線の場合
は、情報受信端末10Bへの着信時にまず着側交換機2
00から、「CNG」(”発番号情報要素”)と、「C
RI−INV(Caller RelatedInfomation-INV)」(発
信者関連文字情報オペレーション)を含んだ「FAC」
(”ファシリティ”)情報要素とからなる「SETU
P」(「呼設定」メッセージ)をISDN回線 を介し
て情報受信端末10BにステップS11で送信する。
【0016】すると、情報受信端末10Bはこの「呼設
定」メッセージを識別して、「CALLPROC」
(「呼設定受付」メッセージ)をステップS12で着側
交換機200に送信するとともに、続いてステップS1
2及びS14でそれぞれ、「ALERT」(「呼出」メ
ッセージ)及び「CONN」(「応答」メッセージ)を
着側交換機200へ送出する。着側交換機200は、こ
れらのメッセージを受信すると、「CONNACK」
(「応答確認」メッセージ)を情報受信端末10Bへ返
送する。したがって、情報受信端末10B側で着側交換
機200からの「呼設定」メッセージに含まれる、”発
番号情報要素”中の発番号(発信者電話番号)と、”フ
ァシリティ”情報要素の「CRI−INV」内の発信者
名とを表示部に表示するようにすれば、情報受信端末1
0B側では着信に対応する前に誰からの着信であるかを
容易に識別することができる。
【0017】図1(a)は本発明に係る電話装置の第1
の構成例を示すブロック図であり、発信者の電話番号と
名前(発信者名)とが通知されるアナログ回線(外線)
L1、L2に接続された留守番電話機能を有する単独電
話機の例である。この電話装置10は、外線I/F11
と、制御部12と、通話回路13とからなり、制御部1
2には、発信者名、発信者番号、応答メッセージ、録音
メッセージ、電話帳、名前テーブルなどの留守番機能に
必要な情報や電話装置の制御に必要な制御情報を記憶す
る公知の記録媒体等からなり記憶手段として作用する記
憶部14と、LCDやLEDなどの表示素子を用いて回
線使用状態や着信状態などの電話の動作状態を表示する
表示部15と、図示しないダイヤルキーなどのキー入力
や図示しないフックスイッチの状態などから利用者の操
作を検出する操作部16と、ブザー17とが接続され
る。
【0018】外線I/F11には、回線L1、L2に到
来する着信信号を検出する着信検出回路18と、回線L
1、L2の直流ループの開放状態を検出する開ループ検
出回路19と、回線L1、L2のリバースを検出するリ
バース検出回路20と、回線L1、L2の直流ループを
閉結するための図示しないスイッチ素子等からなるルー
プ閉結回路21と、回線L1、L2へ送出するダイヤル
信号を生成するダイヤル回路22と、回線L1、L2か
らのモデム信号を受信するモデム23と、トランスTと
が設けられている。
【0019】ここで、利用者が発信操作を行うと、電話
装置10の制御部12はループ閉結回路21を駆動して
回線L1、L2の直流ループを閉結した後、操作された
相手電話番号をダイヤル回路22に送出することにより
この電話番号に応じたダイヤル信号を生成させ、ループ
閉結回路21を介して回線L1、L2側へ送出させる。
これにより、相手の呼出が行われ相手の呼出への応答に
より発信通話が可能になる。
【0020】一方、相手端末(情報発信端末)側からの
着信時には、図5(a)に示すように、まず着側交換機
200から16Hzの受信端末起動信号が回線L1、L
2に到来する。この受信端末起動信号は電話装置10の
着信検出回路18で検出されて制御部12に出力され
る。この場合、制御部12は、ループ閉結回路21を駆
動する。すると、ループ閉結回路21の前記スイッチ素
子の接点が閉結されることにより、回線L1とL2の間
が、回線L1→トランスT→ループ閉結回路21の前記
スイッチ素子→回線L2の経路で接続され、回線L1、
L2の直流ループが閉結される(一次応答信号)。着側
交換機200は一次応答信号を検出すると、前述したよ
うに発信者電話番号及び発信者名をモデム信号により通
知する。
【0021】着側交換機200からのモデム信号は、直
流ループが閉結された回線L1、L2に到来しモデム2
3により受信される。電話装置10の制御部12は、モ
デム23により受信された発信者電話番号及び発信者名
を入力すると表示部15に表示するとともに、ループ閉
結回路21を駆動して前記スイッチ素子の接点を開放す
ることにより回線L1、L2の直流ループを開放する
(受信完了信号)。すると、着側交換機200は、この
受信完了信号に基づき電話装置10側へ16Hzの呼出
信号を送出する。この呼出信号は着信検出回路18で検
出されて制御部12に伝達され、この場合制御部12は
ブザー6を駆動して着信鳴動を行う。
【0022】この着信鳴動により利用者が着信に気づき
この着信に応答するためにオフフックすると、図示しな
いフックスイッチにより回線L1、L2の直流ループが
閉結され、これが二次応答信号として着側交換機200
へ伝達されることにより、利用者の着信応答通話が実現
される。なお、電話装置10がISDN回線に接続され
る場合は、図1の外線I/F11の代わりにISDN回
線I/F部を設け、このISDN回線I/F部が着側交
換機200と図5(b)のシーケンスに基づく処理を行
うことにより、同様に着側交換機200から通知される
発信者電話番号及び発信者名を受信できるとともに、
「呼設定受付」メッセージ(受信完了)を着側交換機2
00へ返送することもできる。
【0023】制御部12は、内蔵プログラムを読み込ん
で実行することにより各種処理動作を行うCPUなどの
マイクロプロセッサからなり電話装置の各部を制御す
る。制御部12の有する留守番機能の構成について図1
(b)を参照して説明する。制御部12が有する留守番
機能には、受信部12a、作成部12b及び送出部12
cが設けられている。受信部12aは、発信者の情報を
受信する公知の回路等からなり、受信手段として作用す
る。作成部12bは、発信者名を含む応答メッセージ及
び発信者名を含む録音メッセージを作成する公知の回路
等からなり、作成手段として作用する。送出部12c
は、作成部12bにより作成された応答メッセージ及び
録音メッセージを送出する公知の回路等からなり、送出
手段として作用する。
【0024】図2は、本発明に係る留守番機能を有する
電話装置としてのコードレス電話装置の構成を示すブロ
ック図である。コードレス電話装置は、図2に示すよう
に、アナログ回線L1、L2に接続される親機30と、
親機30に無線接続される子機40とからなる。親機3
0には、外線I/F31と、通話回路32と、子機30
と無線通信を行うための無線送受信部33と、制御部3
4とが設けられ、制御部34には、記憶部35、表示部
36、操作部37、ブザー38等が接続される。一方、
子機40には、親機と無線通信を行うための無線送受信
部41と、通話回路42と、制御部43とが設けられ、
制御部43には、記憶部44、表示部45、操作部4
6、ブザー47等が接続される。ここで、親機30の外
線I/F31は、図1の電話装置10の外線I/F11
と同様構成であり、親機30の外線I/F31及び制御
部34が着側交換機200と図5(a)のシーケンスに
基づく処理を行うことにより、同様に着側交換機200
から通知される発信者電話番号及び発信者名を受信し、
かつその受信完了信号を着側交換機200へ伝達でき
る。
【0025】そして、この受信完了信号の伝達により、
着側交換機200から呼出信号が到来すると、この呼出
信号は外線I/F31の着信検出回路18により同様に
検出され制御部34に伝達される。この場合、制御部3
4は、親機30のブザー38を鳴動させるとともに、着
信データを無線送受信部33を介して子機40送信する
ことにより、子機40の制御部43に受信させ、制御部
43はブザー47を鳴動する。こうして、親機30及び
子機40の双方で着信鳴動し、親機30又は子機40の
何れかの利用者が着信応答すると、着信応答した機器を
介して通話が行われる。
【0026】なお、親機30の制御部34には、図1
(b)で示した電話装置10の制御部12と同等構成の
受信部12a、作成部12b及び送出部12cから構成
される留守番機能が設けられている。また、親機30の
記憶部35には、電話装置10の記憶部14と同様構成
をなしており、発信者名、発信者番号、応答メッセー
ジ、録音メッセージ、電話帳、名前テーブルなどの留守
番機能に必要な情報や電話装置の制御に必要な制御情報
が記憶されている。
【0027】また、親機30がISDN回線に接続され
る場合は、図2の外線I/F31の代わりにISDN回
線I/F部を設け、このISDN回線I/F部が着側交
換機200と図5(b)のシーケンスに基づく処理を行
うことにより、同様に着側交換機200から通知される
発信者電話番号及び発信者名を受信できるとともに、
「呼設定受付」メッセージ(受信完了)を着側交換機2
00へ返送することができる。
【0028】図3は、本発明に係る留守番機能を有する
電話装置としてのボタン電話装置の構成を示すブロック
図である。ボタン電話装置は、図3に示すように、主装
置50と子機(ボタン電話機)60a〜60nとからな
る。主装置50には、アナログ回線La〜Lmにそれぞ
れ接続される図1の電話装置10の外線I/F11と同
様構成の外線I/F51a〜51mと、外線La〜Lm
と子機60a〜60nの間の通話パスを形成するための
通話路スイッチ52と、子機60a〜60nのインター
フェースである内線I/F53と、ボタン電話装置全体
を制御するための制御部54と、記憶部55とが設けら
れている。
【0029】また、子機60には、主装置50とデータ
伝送を行うための伝送回路61と、通話回路62と、子
機全体を制御する制御部63と、記憶部64と、表示部
65と、操作部66と、ブザー67とが設けられてい
る。
【0030】ボタン電話装置では、主装置50の外線I
/F51a〜51m及び制御部54が着側交換機200
と図5(a)のシーケンスに基づく処理を行うことによ
り。同様に着側交換機200から通知される発信者電話
番号及び発信者名を受信し、かつその受信完了信号を着
側交換機200へ伝達する。
【0031】そして、この受信完了信号の伝達により、
着側交換機200から呼出信号が到来すると、この呼出
信号は外線I/F51の着信検出回路11により同様に
検出され制御部54へ伝達される。この場合、制御部5
4は、内線I/F53を介して子機60に着信データを
送信することにより、子機60の制御部63に受信さ
せ、制御部63はブザー67を鳴動する。着信鳴動した
何れかの子機60の利用者が着信応答すると、応答デー
タが主装置50側へ返送され、主装置50の制御部54
がこれを受信して通話路スイッチ52を制御することに
より、着信応答した子機60を介して通話が行われる。
【0032】なお、主装置50の制御部54には、図1
(b)で示した電話装置10の制御部12と同等構成の
受信部12a、作成部12b及び送出部12cから構成
される留守番機能が設けられている。また、主装置50
の記憶部55には、電話装置10の記憶部14と同様構
成をなしており、発信者名、発信者番号、応答メッセー
ジ、録音メッセージ、電話帳、名前テーブルなどの留守
番機能に必要な情報や電話装置の制御に必要な制御情報
が記憶されている。
【0033】また、主装置50の通話路スイッチとし
て、T(タイム)スイッチを設け、かつこのTスイッチ
と各外線I/F51a〜51m間の通話パス、及びTス
イッチと内線I/F53間の通話パスとして周知のハイ
ウェイバスを用いるようにして、制御部54がTスイッ
チを制御することにより、時分割による通話パスの接続
制御を行うようにしてもよい。
【0034】また、主装置50がISDN回線に接続さ
れる場合は、図3の外線I/F51の代わりにISDN
回線I/F部を設け、このISDN回線I/F部が着側
交換機200と図5(b)のシーケンスに基づく処理を
行うことにより、同様に着側交換機200から通知され
る発信者電話番号及び発信者名を受信できるとともに、
「呼設定受付」メッセージ(受信完了)を着側交換機2
00へ返送することができる。
【0035】次に、図6及び7を参照して、前述した発
信者通知サービスを利用した本発明の電話装置における
留守番機能の動作について説明する。図6は、受信側の
電話装置における留守番機能の録音処理を示すフローチ
ャートである。図7は、受信側の電話装置における留守
番機能の再生処理を示すフローチャートである。図6及
び図7の例は、図1の電話装置10の動作を示すもので
あるが、図2のコードレス電話装置における動作、及び
図3のボタン電話装置における動作についても同様であ
るので、ここでは図1の電話装置10の動作を代表例と
して説明する。
【0036】まず、図6を参照して録音処理について説
明する。電話装置10は、操作部16により留守番状態
に設定されている時、外線I/F11の着信検出回路1
8で相手端末からの着信を検出する(ステップS2
1)。ここで、相手端末からの着信が検出された場合は
(ステップS21:Yes)、着側交換機200からの
発信者名及び発信者電話番号の通知の有無を確認する
(ステップS22)。着側交換機200から発信者名及
び発信者電話番号が通知された場合は(ステップS2
2:Yes)、受信部12aが発信者名及び発信者電話
番号を記憶部13に格納する(ステップS23)。この
際、表示部15に発信者名及び発信者電話番号を表示す
る。そして、相手端末からの着信に対して自動着信応答
を行う(ステップS24)。
【0037】電話装置10は、着信に応答した後、応答
メッセージを送出するが、このとき発信者名が通知され
ている場合は(ステップS25:Yes)、作成部12
bが記憶部14に格納された発信者名の読みを音声合成
し、この発信者名の音声情報を含む応答メッセージを送
出部12cより外線I/F11を介して相手端末に送出
する(ステップS26)。この時、例えば発信者名を
「○○」とした場合は、「○○さんお電話ありがとうご
ざいます」等、発信者名を含む応答メッセージを相手端
末に送出する。続いて作成部12bは、例えば「只今留
守にしております…」等の記憶部13に格納されている
その他の応答メッセージの音声を合成又は再生し、この
応答メッセージを送出部12cが外線I/F11を介し
て相手端末に送出する(ステップS27)。その後、発
信者のメッセージを記憶部14に録音するなどのその他
の留守番電話装置の処理が行われて(ステップS2
8)、録音処理は終了する。
【0038】上述したように、電話装置が発信者名を読
み上げることにより発信者に対して心理的影響を与える
と、発信者はメッセージを録音せずに受話器を置きづら
くなり、結果としてメッセージが録音されることが期待
できる。
【0039】次に、図7を参照して再生処理について説
明する。録音されたメッセージを再生する場合は、電話
装置10に対して操作部16により用件再生操作を行
う。電話装置10は、用件再生操作を検出すると(ステ
ップS31)、録音されたメッセージの有無を確認する
(ステップS32)。
【0040】電話装置10にメッセージが録音されてい
る場合は(ステップS32:Yes)、そのメッセージ
を録音した発信者の発信者名が記憶部14に格納されて
いるかを確認する(ステップS33)。記憶部14に発
信者名が格納されている場合は(ステップS33:Ye
s)、作成部12bが記憶部14に格納された発信者名
の読みを音声合成し、この発信者名の音声情報を送出部
12cが送受器HSのスピーカSPあるいは外線I/F
11を介して用件再生操作(リモート操作)が行われた
他の電話装置に送出し、発信者名を報知する(ステップ
S34)。この時、送出部12cは、例えば発信者名を
「○○」とした場合には、「○○さんからのメッセージ
です」等、発信者名を含む音声情報を送出する。
【0041】続いて作成部12bは、メッセージを録音
した時間等のその他のメッセージの音声を合成し、この
メッセージを送出部12cが送受器HSのスピーカSP
あるいは外線I/F11を介して他の電話装置に送出す
る(ステップS35)。そして、記憶部14に録音され
た発信者のメッセージを再生する(ステップS36)。
録音されたメッセージを全て再生し終わるか若しくはメ
ッセージが録音されていない場合は(ステップS32:
No)、メッセージを全部再生したことやメッセージが
録音されていないことのメッセージを送出したり、録音
されたメッセージを消去するなどのその他の留守番機能
の処理を行い(ステップS37)、再生処理は終了す
る。
【0042】上述したように、録音されたメッセージを
再生する際に発信者名が読み上げられるので、メッセー
ジに発信者の名前が録音されていなくても発信者を容易
に判断できる。
【0043】以上説明した図6及び図7のフローチャー
トに示す動作例は、図1の電話装置10の動作を示すも
のであるが、次に図2のコードレス電話装置の動作を図
6及び図7のフローチャートに基づき説明する。
【0044】親機30は、操作部37により留守番状態
に設定されている時、外線I/F31の着信検出回路1
8で相手端末からの着信を検出する(ステップS2
1)。ここで、相手端末からの着信が検出された場合は
(ステップS21:Yes)、着側交換機200からの
発信者名及び発信者電話番号の通知の有無を確認する
(ステップS22)。着側交換機200から発信者名及
び発信者電話番号が通知された場合は(ステップS2
2:Yes)、制御部34の受信部12aが発信者名及
び発信者電話番号を記憶部35に格納する(ステップS
23)。この際、親機30の表示部37又は子機40の
表示部45に発信者名及び発信者電話番号を表示する。
そして、相手端末からの着信に対して自動着信応答を行
う(ステップS24)。
【0045】親機30は、着信に応答した後、応答メッ
セージを送出するが、このとき発信者名が通知されてい
る場合は(ステップS25:Yes)、制御部34の作
成部12bが記憶部35に格納された発信者名の読みを
音声合成し、この発信者名の音声情報を含む応答メッセ
ージを制御部34の送出部12cより外線I/F31を
介して相手端末に送出する(ステップS26)。この
時、例えば発信者名を「○○」とした場合は、「○○さ
んお電話ありがとうございます」等、発信者名を含む応
答メッセージを相手端末に送出する。続いて制御部34
の作成部12bは、例えば「只今留守にしております
…」等の記憶部35に格納されているその他の応答メッ
セージの音声を合成又は再生し、この応答メッセージを
制御部34の送出部12cが外線I/F31を介して相
手端末に送出する(ステップS27)。その後、発信者
のメッセージを記憶部35に録音するなどのその他の留
守番電話装置の処理が行われて(ステップS28)、録
音処理は終了する。
【0046】次に、図7を参照して再生処理について説
明する。録音されたメッセージを再生する場合は、親機
30に対して操作部37により用件再生操作を行う。親
機30は、用件再生操作を検出すると(ステップS3
1)、録音されたメッセージの有無を確認する(ステッ
プS32)。
【0047】親機30の記憶部35にメッセージが録音
されている場合は(ステップS32:Yes)、そのメ
ッセージを録音した発信者の発信者名が記憶部35に格
納されているかを確認する(ステップS33)。記憶部
35に発信者名が格納されている場合は(ステップS3
3:Yes)、制御部34の作成部12bが記憶部35
に格納された発信者名の読みを音声合成し、この発信者
名の音声情報を制御部34の送出部12cが親機30又
は子機40の送受器HSのスピーカSPあるいは外線I
/F31を介して用件再生操作(リモート操作)が行わ
れた他の電話装置に送出し、発信者名を報知する(ステ
ップS34)。この時、制御部34の送出部12cは、
例えば発信者名を「○○」とした場合には、「○○さん
からのメッセージです」等、発信者名を含む音声情報を
送出する。
【0048】続いて制御部34の作成部12bは、メッ
セージを録音した時間等のその他のメッセージの音声を
合成し、このメッセージを制御部34の送出部12cが
親機30又は子機40の送受器HSのスピーカSPある
いは外線I/F31を介して他の電話装置に送出する
(ステップS35)。そして、記憶部35に録音された
発信者のメッセージを再生する(ステップS36)。録
音されたメッセージを全て再生し終わるか若しくはメッ
セージが録音されていない場合は(ステップS32:N
o)、メッセージを全部再生したことやメッセージが録
音されていないことのメッセージを送出したり、録音さ
れたメッセージを消去するなどのその他の留守番機能の
処理を行い(ステップS37)、再生処理は終了する。
【0049】このように、親機30及び子機40からな
るコードレス電話装置においては、親機30に、着信時
に交換機側から通知される発信者側の情報(発信者電話
番号及び発信者名)を受信する受信手段、受信した発信
者側の情報に基づいて発信者名の音声情報及び発信者名
の音声情報を含む応答メッセージを作成する作成手段
(制御部34)、及び留守番電話機能に必要な情報を記
憶する記憶手段(記憶部35)を設けて、親機30の制
御に基づき発信者側の情報を利用した留守番電話機能が
起動するようにしたものである。
【0050】次に図3に示すボタン電話装置の動作を図
6及び図7のフローチャートに基づき説明する
【0051】主装置50は、何れかの子機60の操作部
66により留守番状態に設定されている時、外線I/F
51の着信検出回路18で相手端末からの着信を検出す
る(ステップS21)。ここで、相手端末からの着信が
検出された場合は(ステップS21:Yes)、着側交
換機200からの発信者名及び発信者電話番号の通知の
有無を確認する(ステップS22)。着側交換機200
から発信者名及び発信者電話番号が通知された場合は
(ステップS22:Yes)、制御部54の受信部12
aが発信者名及び発信者電話番号を記憶部55に格納す
る(ステップS23)。この際、子機60の表示部65
に発信者名及び発信者電話番号を表示する。そして、相
手端末からの着信に対して自動着信応答を行う(ステッ
プS24)。
【0052】主装置50は、着信に応答した後、応答メ
ッセージを送出するが、このとき発信者名が通知されて
いる場合は(ステップS25:Yes)、制御部54の
作成部12bが記憶部55に格納された発信者名の読み
を音声合成し、この発信者名の音声情報を含む応答メッ
セージを制御部54の送出部12cより外線I/F51
を介して相手端末に送出する(ステップS26)。この
時、例えば発信者名を「○○」とした場合は、「○○さ
んお電話ありがとうございます」等、発信者名を含む応
答メッセージを相手端末に送出する。続いて制御部54
の作成部12bは、例えば「只今留守にしております
…」等の記憶部55に格納されているその他の応答メッ
セージの音声を合成又は再生し、この応答メッセージを
制御部54の送出部12cが外線I/F51を介して相
手端末に送出する(ステップS27)。その後、発信者
のメッセージを記憶部55に録音するなどのその他の留
守番電話装置の処理が行われて(ステップS28)、録
音処理は終了する。
【0053】次に、図7を参照して再生処理について説
明する。録音されたメッセージを再生する場合は、主装
置50に対して何れかの子機60の操作部66により用
件再生操作を行う。主装置50は、用件再生操作を検出
すると(ステップS31)、録音されたメッセージの有
無を確認する(ステップS32)。
【0054】主装置50の記憶部55にメッセージが録
音されている場合は(ステップS32:Yes)、その
メッセージを録音した発信者の発信者名が記憶部55に
格納されているかを確認する(ステップS33)。記憶
部55に発信者名が格納されている場合は(ステップS
33:Yes)、制御部54の作成部12bが記憶部5
5に格納された発信者名の読みを音声合成し、この発信
者名の音声情報を制御部54の送出部12cが用件再生
操作を行った子機40の送受器HSのスピーカSPある
いは外線I/F51を介して用件再生操作(リモート操
作)が行われた他の電話装置に送出し、発信者名を報知
する(ステップS34)。この時、制御部54の送出部
12cは、例えば発信者名を「○○」とした場合には、
「○○さんからのメッセージです」等、発信者名を含む
音声情報を送出する。
【0055】続いて制御部54の作成部12bは、メッ
セージを録音した時間等のその他のメッセージの音声を
合成し、このメッセージを制御部54の送出部12cが
用件再生操作を行った子機40の送受器HSのスピーカ
SPあるいは外線I/F51を介して他の電話装置に送
出する(ステップS35)。そして、記憶部55に録音
された発信者のメッセージを再生する(ステップS3
6)。録音されたメッセージを全て再生し終わるか若し
くはメッセージが録音されていない場合は(ステップS
32:No)、メッセージを全部再生したことやメッセ
ージが録音されていないことのメッセージを送出した
り、録音されたメッセージを消去するなどのその他の留
守番機能の処理を行い(ステップS37)、再生処理は
終了する。
【0056】このように、主装置50及び子機60から
なる電話装置においては、主装置50に、着信時に交換
機側から通知される発信者側の情報(発信者電話番号及
び発信者名)を受信する受信手段、受信した発信者側の
情報に基づいて発信者名の音声情報及び発信者名の音声
情報を含む応答メッセージを作成する作成手段(制御部
54)、及び留守番電話機能に必要な情報を記憶する記
憶手段(記憶部55)を設けて、主装置50の制御及び
子機60からの操作に基づき発信者側の情報を利用した
留守番電話機能が起動するようにしたものである。
【0057】このように、本発明は、図1に示す電話装
置(単独電話機)は勿論、図2のコードレス電話装置及
び図3のボタン電話装置に対しても同様に適用すること
ができる。また、上記各装置に収容される回線は、アナ
ログ回線は勿論、ISDN回線などのデジタル回線であ
っても同様に適用できる。
【0058】なお、本発明において受信者は、再生処理
の際に発信者名が読み上げられた時点でメッセージを消
去することもできる。これにより受信者は、再生するメ
ッセージを発信者に基づいて選択でき、迷惑電話等によ
る不必要なメッセージを聞かなくて済む。
【0059】また、本実施の形態において、再生処理の
際に読み上げられる発信者名や録音メッセージは、送受
器HSに送出されるようにしたが、発信者名や録音メッ
セージが送出される装置はこれ限らず、例えば送受器H
Sの他に電話装置に設けられたスピーカなどに送出する
ことができる。さらに、作成部12bにより作成される
メッセージの内容及び順番は、本実施の形態に示した内
容に限定されず、必要に応じて自由に変更することがで
きる。
【0060】また、本実施の形態において、再生処理の
際に読み上げられる発信者名は、再生処理を行う時に音
声に変換するように構成されているが、発信者名を音声
に変換する順序はこれに限定されない。例えば、録音処
理をする際に、発信者名の読みを音声合成した音声情報
を発信者のメッセージとともに記憶部に録音しておくよ
うにしてもよい。このような構成にすると、再生処理の
際には記憶部に録音された発信者名とメッセージを再生
するだけでよい。
【0061】また、上述した用件再生操作は、アナログ
回線やISDN回線等の電話網に接続された他の電話装
置からのリモート操作により行うこともできる。以下
に、図1に示す電話装置10に適用した例について説明
する。電話装置10が操作部16により留守番状態に設
定されている時、外線I/F11の着信検出回路18
は、他の相手端末の場合と同様にリモート操作を行う端
末からの着信を検出し、この着信に対して自動着信応答
を行う。この自動着信応答が行われている最中に、リモ
ート操作を行う端末がダイヤルキー等によりリモート信
号を電話装置10に対して送出すると、制御部12はリ
モート信号に基づいて、記憶部14に記録された発信者
名を含むメッセージを、外線I/F11からアナログ回
線やISDN回線等の電話網3を介してリモート操作を
行った端末に送出する。
【0062】なお、上述したリモート操作は、図1で示
す電話装置(単独電話装置)に適用した例で説明した
が、図2で示すコードレス電話装置及び図3で示すボタ
ン電話装置にも同様に適用することができる。
【0063】次に、発信者名の音声情報の作成方法につ
いて説明する。まず、図1及び図4を参照して、電話装
置(単独電話装置)の録音処理及び再生処理において、
制御部12の作成部12bが発信者名の音声情報を作成
する方法を説明する。一例として、上述した発信者通知
サービスにおいて着側交換機200から発信者名とし
て、又は発信者名と共に発信者名の読み仮名、即ち発信
者名の読みが一意に決まる情報が送られてくる場合に
は、その発信者名の読み仮名から、作成部12cにおい
て発信者名の音声情報を作成することができる。
【0064】また、他の例として、記憶部14に発信者
名とその読み仮名を対応づけた名前テーブルを予め構成
しておき、この名前テーブルから着側交換機200より
通知された発信者名に基づいて発信者名の読み仮名を検
索し、この読み仮名から作成部12bは発信者名の音声
を作成することができる。
【0065】なお、本発明では、発信者の情報として電
話番号と発信者名が通知されるものとして説明したが、
記憶部14に予め構成されている電話帳に電話番号と共
に発信者名の読み仮名を登録しておくことによって、通
知された電話番号から発信者名の読み仮名を取得し、こ
の読み仮名から制御部12の作成部12bは発信者名の
音声情報を作成することもできる。
【0066】次に、図2及び図4を参照して、コードレ
ス電話装置の録音処理及び再生処理において、制御部3
4の作成部12bが発信者名の音声情報を作成する方法
を説明する。一例として、上述した発信者通知サービス
において着側交換機200から発信者名として、又は発
信者名と共に発信者名の読み仮名、即ち発信者名の読み
が一意に決まる情報が送られてくる場合には、その発信
者名の読み仮名から、制御部34の作成部12cにおい
て発信者名の音声情報を作成することができる。
【0067】また、他の例として、記憶部14に発信者
名とその読み仮名を対応づけた名前テーブルを予め構成
しておき、この名前テーブルから着側交換機200より
通知された発信者名に基づいて発信者名の読み仮名を検
索し、この読み仮名から制御部34の作成部12bは発
信者名の音声を作成することができる。
【0068】なお、本発明では、発信者の情報として電
話番号と発信者名が通知されるものとして説明したが、
記憶部35に予め構成されている電話帳に電話番号と共
に発信者名の読み仮名を登録しておくことによって、通
知された電話番号から発信者名の読み仮名を取得し、こ
の読み仮名から制御部34の作成部12bは発信者名の
音声情報を作成することもできる。
【0069】最後に、図3及び図4を参照して、ボタン
電話装置の録音処理及び再生処理において、制御部54
の作成部12bが発信者名の音声情報を作成する方法を
説明する。一例として、上述した発信者通知サービスに
おいて着側交換機200から発信者名として、又は発信
者名と共に発信者名の読み仮名、即ち発信者名の読みが
一意に決まる情報が送られてくる場合には、その発信者
名の読み仮名から、制御部54の作成部12cにおいて
発信者名の音声情報を作成することができる。
【0070】また、他の例として、記憶部55に発信者
名とその読み仮名を対応づけた名前テーブルを予め構成
しておき、この名前テーブルから着側交換機200より
通知された発信者名に基づいて発信者名の読み仮名を検
索し、この読み仮名から制御部54の作成部12bは発
信者名の音声を作成することができる。
【0071】なお、本発明では、発信者の情報として電
話番号と発信者名が通知されるものとして説明したが、
記憶部55に予め構成されている電話帳に電話番号と共
に発信者名の読み仮名を登録しておくことによって、通
知された電話番号から発信者名の読み仮名を取得し、こ
の読み仮名から制御部54の作成部12bは発信者名の
音声情報を作成することもできる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、留守番
機能を備えた電話装置において、留守番時に着信した発
信者の発信者名を音声に変換し、この発信者名の音声を
発信者に送信することにより発信者に心理的影響を与え
て、発信者がメッセージを録音せずに受話器を置くこと
を避けることができる。さらに、留守番時に録音された
メッセージを再生する際に発信者名を読み上げることに
より、メッセージを録音した発信者を容易に識別するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)留守番電話機能を備えた電話装置(単
独電話装置)のブロック図、(b)留守番電話機能の構
成を示すブロック図である。
【図2】 留守番電話機能を備えたコードレス電話装置
のブロック図である。
【図3】 留守番電話機能を備えたボタン電話装置のブ
ロック図である。
【図4】 発信者通知サービスの概略図である。
【図5】 着信時に着側交換機と情報受信端末間で送受
される信号のシーケンスを示す図である。
【図6】 録音処理を示すフローチャートである。
【図7】 再生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…電話装置、10A…情報発信端末、10B…情報
受信端末、11、31、51a〜51m…外線I/F、
12、34、43、54、63…制御部、12a…受信
部、12b…作成部、12c…送出部、13、32、4
2、62…通話回路、14、35、44、55、64…
記憶部、15、36、45、65…表示部、16、3
7、46、66…操作部、17、38、47、67…ブ
ザー、18…着信検出回路、19…閉ループ検出回路、
20…リバース検出回路、21…ループ閉結回路、22
…ダイヤル回路、23…モデム、30…親機、33、4
1…無線送受信部、40、60…子機、50…主装置、
51…通話路スイッチ、52…内線I/F、61…伝送
回路、100…発側交換機、200…着側交換機、30
0…発信者名DB、HS…送受器、SP…スピーカー、
MIC…マイク、T…トランス。
フロントページの続き (72)発明者 三輪 和成 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K039 AA02 CC04 DD01 EE01 FF02 JJ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信を検出すると前記着信に対して自動
    応答し、応答メッセージを送出する留守番機能付き電話
    装置において、 前記着信時に発信者の情報を受信する受信手段と、 受信した前記発信者の情報に基づいて発信者名の音声情
    報を含む応答メッセージを作成する作成手段と、 作成した前記発信者名を含む応答メッセージを発信元へ
    送出する送出手段とを有することを特徴とする電話装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、少なくとも予め発信
    者名の読み方に関する情報を記録した記録手段を備え、 前記作成手段は、前記記録手段に記録された情報を利用
    して前記発信者名を含む応答メッセージを作成すること
    を特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】 着信を検出すると前記着信に対して自動
    応答し、発信者からの用件メッセージを録音し、再生操
    作により前記用件メッセージを再生する留守番機能付き
    電話装置において、 前記着信時に発信者の情報を受信する受信手段と、 受信した前記発信者の情報に基づいて発信者名の音声情
    報を作成する作成手段とを有し、 用件メッセージ再生操作により前記用件メッセージを再
    生するとともに前記作成手段によって作成された発信者
    名の音声情報を報知することを特徴とする電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 少なくとも予め発信者名の読み方に関する情報を記録し
    た記録手段とを備え、 前記作成手段は、前記記録手段に記録された情報を利用
    して前記発信者名の音声情報を作成することを特徴とす
    る電話装置。
  5. 【請求項5】 着信を検出すると前記着信に対して自動
    応答し、応答メッセージを送出し、発信者からの用件メ
    ッセージを録音し、再生操作により前記用件メッセージ
    を再生する留守番機能付き電話装置において、 前記着信時に発信者の情報を受信する受信手段と、 受信した前記発信者の情報に基づいて発信者名の音声情
    報及びこの発信者名の音声情報を含む応答メッセージを
    作成する作成手段と、 作成した前記発信者名を含む応答メッセージを発信元へ
    送出する送出手段とを有し、 用件メッセージ再生操作により前記用件メッセージを再
    生するとともに前記作成手段によって作成された前記発
    信者名の音声情報を報知することを特徴とする電話装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 少なくとも予め発信者名の読み方に関する情報を記録し
    た記録手段とを備え、 前記作成手段は、前記記録手段に記録された情報を利用
    して前記発信者名の音声情報及びこの発信者名の音声情
    報を含む応答メッセージを作成することを特徴とする電
    話装置。
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