JP2003133630A - 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 - Google Patents

半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号の入出力時における反射損失を非
常に小さいものとする。 【解決手段】 上面に光半導体素子7が載置用基台8を
介して載置される載置部1aを有する基体1と、基体1
の上面に載置部1aを囲繞するように取着され、側部に
貫通孔2aが形成された枠体2と、貫通孔2aに嵌着さ
れて光半導体素子7に電気的に接続された同軸コネクタ
3とを具備しており、同軸コネクタ3の中心導体3c
は、絶縁体3bおよび枠体2内面より突出しているとと
もに光半導体素子7に接続される先端から0.1〜0.4mm
の先端部3c'の厚みがその残部の50〜80%とされてお
り、先端部3c'はその上側が軸方向に略平行な平坦面
とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野やマイ
クロ波通信,ミリ波通信等の無線通信分野で使用される
とともに、高い周波数で作動する各種半導体素子を収納
するための半導体素子収納用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光通信分野やマイクロ波通信,ミ
リ波通信等の無線通信分野で使用されるとともに、高い
周波数で作動する各種半導体素子を収納する半導体素子
収納用パッケージ(以下、半導体パッケージという)の
うち、光通信分野に用いられる光半導体パッケージを図
3に示す。
【0003】同図に示すように、光半導体パッケージは
一般に、上面に半導体レーザ(LD),フォトダイオー
ド(PD)等の光半導体素子107が載置用基台108を介し
て載置される載置部101aを有する鉄(Fe)−ニッケ
ル(Ni)−コバルト(Co)合金や銅(Cu)−タン
グステン(W)合金等の金属から成る基体101を有す
る。また、載置部101aを囲繞するように基体101の上面
に銀ロウ等のロウ材を介して接合され、一側部に光半導
体素子107と外部電気回路(図示せず)とを電気的に接
続する同軸コネクタ(ガラスビーズ端子ともいう)103
を嵌着するための貫通孔102aが形成され、対向する側
部に光半導体素子107と光結合するための光伝送路用の
貫通孔102bが形成された、Fe−Ni−Co合金等の
金属材料から成る枠体102を有する。
【0004】この貫通孔102bの枠体102外側開口の周辺
部には、筒状の光ファイバ固定部材(以下、固定部材と
いう)104が銀ロウ等のロウ材で接合される。この固定
部材104は、枠体102の熱膨張係数に近似するFe−Ni
−Co合金,Fe−Ni合金等の金属から成り、外側端
面に戻り光防止用の光アイソレータ111と光ファイバ113
とが樹脂接着剤で接着された金属ホルダ112が設けら
れ、また内部には非晶質ガラス等から成り集光レンズと
して機能するとともに光半導体パッケージ内部を塞ぐ機
能を有する透光性部材105が固定される。この固定部材1
04と金属ホルダ112とは、各々の端面同士がYAGレー
ザ溶接等により固定され、一方固定部材104と透光性部
材105とは、固定部材104内周面に形成されたメッキ層と
透光性部材105外周面の一部に形成されたメッキ層と
を、金(Au)−錫(Sn)合金半田等の低融点ロウ材
でロウ付けすることにより固定される。
【0005】また、同軸コネクタ103は、Fe−Ni−
Co合金等の金属から成り、貫通孔102a内周面にAu
−Sn合金半田等の低融点ロウ材によりロウ付けされる
筒状のホルダ(外周導体)103aと、外周導体103aの内
部に充填されたホウケイ酸ガラス等の誘電体から成るガ
ラス(絶縁体)103bと、外周導体103aの中心軸部分に
絶縁体103bを介して装着され光半導体パッケージ内外を
導通させる金属端子(中心導体)103cとから成る。こ
の同軸コネクタ103は、外部電気回路と光半導体素子107
とを電気的に接続する機能を有するとともに光半導体パ
ッケージ内部を塞ぐ機能を有する。また同軸コネクタ10
3は、高周波信号が伝送される中心導体103cと、それを
取り囲む部位、即ち金属から成る外周導体103a部およ
び貫通孔102a内周面部が、高周波信号伝送時のインピ
ーダンスの整合が可能な同軸構造を成している。
【0006】なお、同軸コネクタ103と光半導体素子107
との電気的接続は、中心導体103cの貫通孔102a内部で
のインピーダンスと同じになるように形成された、マイ
クロストリップ線路であるメタライズ金属層109aと、
中心導体103cの先端部とを、錫(Sn)−鉛(Pb)
半田等の低融点ロウ材を介して接合するとともに、メタ
ライズ金属層109aと光半導体素子107とをボンディング
ワイヤ110で接続することによりなされる。
【0007】このような光半導体パッケージは、光半導
体素子107や回路基板109を搭載した載置用基台108を樹
脂接着剤,ロウ材等の接着剤を介して載置固定した後、
中心導体103cの一端を回路基板109上面のメタライズ金
属層109aに低融点ロウ材で接合するとともに、光半導
体素子107とメタライズ金属層109aとをボンディングワ
イヤ110で電気的に接続し、その後、光アイソレータ11
1,光ファイバ113が固定されている金属ホルダ112を固
定部材104に溶接し、枠体102上面に蓋体106をシーム溶
接やロウ付け等により接合することにより、製品として
の光半導体装置となる。
【0008】この光半導体装置は、例えば外部から供給
される高周波信号により光半導体素子107を光励起さ
せ、励起したレーザ光等の光を透光性部材105を通して
光ファイバ113に授受させ光ファイバ113内を伝送させる
ことにより、大容量の情報を高速に伝送できる光電変換
装置として機能し、光通信分野等に多用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光半導体パッケージにおいて、同軸コネクタ103と
光半導体素子107との電気的接続は、中心導体103cの貫
通孔102a内部でのインピーダンスと同じになるように
形成された、マイクロストリップ線路であるメタライズ
金属層109aと、中心導体103cの先端部とを、錫(S
n)−鉛(Pb)半田等の低融点ロウ材を介して接合す
るとともに、メタライズ金属層109aと光半導体素子107
とをボンディングワイヤ110またはボンディングリボン
で接続することによりなされる。このため、同軸コネク
タ103と光半導体素子107との導電経路に電気的な接続部
分が多いため、伝送される高周波信号の入出力時におけ
る反射損失が大きくなり、光半導体素子107の作動性が
劣化するという問題点を有していた。
【0010】従って、本発明は上記問題点に鑑みて完成
されたものであり、その目的は、高周波信号の入出力時
における反射損失を非常に小さいものとすることによ
り、光半導体素子の作動性を良好なものとすることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体パッケー
ジは、上面に半導体素子が載置用基台を介して載置され
る載置部を有する基体と、該基体の上面に前記載置部を
囲繞するように取着され、側部に貫通孔が形成された枠
体と、筒状の外周導体およびその中心軸に設置された中
心導体ならびにそれらの間に介在させた絶縁体から成る
とともに該絶縁体の前記枠体内側の端面が前記枠体内部
に位置するように前記貫通孔に嵌着されて前記半導体素
子に電気的に接続された同軸コネクタとを具備した半導
体素子収納用パッケージにおいて、前記中心導体は前記
絶縁体および前記枠体内面より突出しているとともに前
記半導体素子に接続される先端から0.1〜0.4mmの先端
部の厚みがその残部の50〜80%とされており、前記先端
部はその上側が軸方向に略平行な平坦面とされているこ
とを特徴とする。
【0012】本発明は、上記の構成により、同軸コネク
タの中心導体と半導体素子との接続をボンディングワイ
ヤ,リボン等の導電線で直接行うことが可能となり、同
軸コネクタの中心導体と半導体素子との接続を回路基板
の線路導体を経由して行なう必要がなくなる。その結
果、電気的な接続部を一部省くことで高周波信号の入出
力時における反射損失をきわめて小さくできる。
【0013】また、同軸コネクタの中心導体の先端部を
上記の構成とすることによって、半導体素子のボンディ
ングワイヤ等の導電線に生じるインダクタンス成分を丁
度相殺するような容量成分を中心導体の先端部に付与し
て、先端部でインピーダンスがずれないようにして整合
することができる。また、中心導体の先端部の形状およ
び表面積が半導体素子の導電線に近いものとなり、これ
らの間のインピーダンスの相違を小さくすることができ
る。さらに、中心導体の先端部の上側に平坦面があるこ
とから、例えば円柱状の中心導体の場合半導体素子のボ
ンディングワイヤ等の導電線を直接中心導体に強固に接
合することができる。
【0014】本発明の半導体装置は、本発明の半導体素
子収納用パッケージと、前記載置部に載置されるととも
に前記中心導体の前記先端部に長さ0.05〜1mmの導電
線を介して電気的に接続された半導体素子と、前記枠体
の上面に接合された蓋体とを具備したことを特徴とす
る。
【0015】本発明は、上記の構成により、同軸コネク
タの中心導体と半導体素子との距離を小さくして半導体
装置を小型化することができ、また導電線の誘導成分を
小さくして高周波信号の損失を小さくすることができ
る。その結果、高周波信号の伝送特性に優れた小型の半
導体装置となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の半導体パッケージの1種
である光半導体パッケージについて以下に詳細に説明す
る。図1は、本発明の光半導体パッケージについて実施
の形態の一例を示す断面図である。
【0017】同図において、1は光半導体素子を収容す
る容器本体の底面を成す基体、2は容器本体の側壁用の
枠体、3は高周波信号の入出力端子である同軸コネク
タ、4は透光性部材5や金属ホルダ11を設置固定すると
ともに光ファイバ12を取着するための筒状の固定部材、
5は透光性部材、6は蓋体、7はLD,PD等の光半導
体素子である。これら基体1、枠体2、同軸コネクタ
3、固定部材4、透光性部材5および蓋体6とで、内部
に光半導体素子7を収容するための容器が基本的に構成
される。また、従来例(図3)と同様に、固定部材4の
枠体2外側の端面には、光アイソレータ10と光ファイバ
12とが樹脂接着剤で接着された金属ホルダ11が、YAG
レーザ溶接等により固定される。
【0018】本発明の基体1は、光半導体素子7を支持
するための支持部材ならびに光半導体素子7から発せら
れる熱を放散するための放熱板として機能し、その上面
の略中央部に光半導体素子7が載置用基台8を介して載
置される載置部1aを有している。この載置部1aに、
載置用基台8がSn−Pb半田等の低融点ロウ材を介し
て接着固定されるとともに、この低融点ロウ材を介して
光半導体素子7の熱が伝えられて外部に効率良く放散さ
れ、光半導体素子7の作動性を良好にする。
【0019】また基体1は、Fe−Ni−Co合金やC
u−W合金等の金属から成り、そのインゴットに圧延加
工や打ち抜き加工等の従来周知の金属加工法を施すこと
によって所定の形状に製作される。また、その表面に耐
蝕性に優れかつロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的
には厚さ0.5〜9μmのNi層と厚さ0.5〜9μmのAu
層をメッキ法により順次被着させておくと、基体1が酸
化腐食するのを有効に防止することができるとともに、
基体1上面に載置用基台8を介して光半導体素子7を強
固に接着固定させることができる。
【0020】また、載置用基台8はシリコン(Si)や
Cu−W合金等の熱伝導性の高い金属等の材料から成
り、光半導体素子7から基体1へ熱を伝えるための伝熱
媒体として機能するとともに、その高さを適宜設定する
ことにより透光性部材5と光半導体素子7との光軸を合
致させる機能を有する。
【0021】同軸コネクタ3は、枠体2の貫通孔2a内
周面にAu−Sn合金半田等の低融点ロウ材によりロウ
付けされるホルダ(外周導体)3aと、外周導体3aの
貫通孔に充填されたホウケイ酸ガラス等から成る絶縁体
3bと、外周導体3aの中心軸部分に絶縁体3bを介し
て装着され光半導体パッケージ内外を電気的に導通させ
る中心導体3cとから成る。そして中心導体3cは、絶
縁体3bおよび枠体2内面より突出しているとともに光
半導体素子7に接続される先端から0.1〜0.4mmの先端
部3c'の厚みがその残部の50〜80%とされており、先
端部3c'はその上側が軸方向に略平行な平坦面とされ
ている。
【0022】先端部3c'の長さが0.1mm未満では、A
u等から成るリボンやボンディングワイヤ等の導電線9
を強固に接合するための面積を確保するのが困難であ
る。0.4mmを超えると、先端部3c'の容量成分(中心
導体3cと導電線9との間に発生する容量成分)が大き
くなり高周波信号の反射損失が大きくなる。
【0023】先端部3c'の厚みがその残部の厚みの50
%未満では、先端部3c'の強度が低下して、導電線9
をボンディング等で接合する際に先端部3c'が変形、
破損したり、またボンディングワイヤを接合するのが困
難になる。また、導電線9は誘導成分(インダクタンス
成分;L成分)を有しており、それを打ち消してインピ
ーダンスの変化を抑える容量成分が必要であるが、50%
未満では容量成分が小さいため、インピーダンスが所定
値からずれることになる。その結果、同軸コネクタ3の
中心導体3cと導電線9との間での高周波信号の反射損
失が大きくなる。
【0024】一方、先端部3c'の厚みがその残部の厚
みの80%を超えると、例えば円柱状の中心導体3cの場
合、先端部3c'の上側の平坦面の面積が小さくなり、
導電線9を接合するのに必要な面積を確保するのが困難
になる。また80%を超えると、中心導体3cと導電線9
との接合部分では通常若干容量成分が増加するが、その
容量成分の増加が大きくなり高周波信号の反射損失が大
きくなる。
【0025】導電線9の長さが0.05mm未満では、光半
導体素子7に先端部3c'を0.05mm未満の距離に近づ
ける必要があるが、同軸コネクタ3の取り付けの精度上
そこまで近づけるのは困難である。また0.1mmを超え
ると、導電線9の誘導成分が大きくなり高周波信号の反
射損失が大きくなる。
【0026】そして、同軸コネクタ3は、外部電気回路
と光半導体素子7とを電気的に接続する機能を有すると
ともに光半導体パッケージ内部を塞ぐ機能を有する。ま
た同軸コネクタ3は、高周波信号が伝送される中心導体
3cと、その外周部、即ち金属から成る外周導体3aお
よび貫通孔2aの内周面とが、高周波信号伝送時のイン
ピーダンスの整合が可能な同軸構造を成している。従っ
て同軸コネクタ3は、上記の構造であることから、伝送
される高周波信号の周波数が高くなっても中心導体3c
にインピーダンスの整合が困難になる部位が出現するこ
とはない。
【0027】また、導電線9はAuから成る導電性に優
れたものが好ましく、導電線9がリボンから成る場合、
その幅は中心導体3cと同じか近いものがよく、高周波
信号の伝送特性が向上する。
【0028】この同軸コネクタ3が嵌着される枠体2
は、載置部1aを囲繞するように基体1の上面に銀ロウ
等のロウ材を介して接合され、一側部に同軸コネクタ3
の嵌着用の貫通孔2aを有するとともに他の側部に光半
導体素子7と光結合するための光伝送路である貫通孔2
bを有する。
【0029】また枠体2は、基体1との接合時における
熱歪みを小さくし接合を強固にするとともに光半導体パ
ッケージ外部に対する電磁遮蔽を行うために、基体1の
熱膨張係数に近似するFe−Ni−Co合金やFe−N
i合金等の金属から成るのがよい。この枠体2は、基体
1と同様にその材料のインゴットに圧延加工や打ち抜き
加工等の従来周知の金属加工法を施すことにより所定の
形状に製作される。そして、その表面に耐蝕性に優れか
つロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には厚さ0.5
〜9μmのNi層と厚さ0.5〜9μmのAu層をメッキ
法により順次被着させるのがよく、枠体2の酸化腐食を
有効に防止できるとともに貫通孔2a,2bに同軸コネ
クタ3,固定部材4を強固に接合できる。
【0030】枠体2の貫通孔2bの枠体2外面開口の周
辺部または貫通孔2bの内周面に、枠体2の熱膨張係数
に近似するFe−Ni−Co合金,Fe−Ni合金等の
金属から成る筒状の光ファイバの固定部材4が銀ロウ等
のロウ材で接合される。この固定部材4は、その外側端
面には戻り光防止用の光アイソレータ10および光ファイ
バ12が樹脂接着剤で接着された金属ホルダ11が設けら
れ、また内部には非晶質ガラス等から成り集光レンズと
して機能するとともに光半導体パッケージ内部を塞ぐ機
能を有する透光性部材5が固定される。そして固定部材
4の内周面には、透光性部材5がその接合部の表面に形
成されたメタライズ層を介して、200〜400℃の融点を有
するAu−Sn合金半田等の低融点ロウ材で接合され
る。
【0031】透光性部材5は、熱膨張係数が4×10-6
〜12×10-6/℃(室温〜400℃)のサファイア(単結
晶アルミナ)や非晶質ガラス等から成り、球状,半球
状,凸レンズ状,ロッドレンズ状等とされ、外部のレー
ザ光等の光を光ファイバ12により伝送させて光半導体素
子7に入力させる、または光半導体素子7で出力したレ
ーザ光等の光を光ファイバ12に入力させるための集光用
部材である。透光性部材5が例えば結晶軸の存在しない
非晶質ガラスの場合、SiO2,酸化鉛(PbO)を主
成分とする鉛系、またはホウ酸やケイ砂を主成分とする
ホウケイ酸系のものを用いるのがよい。
【0032】また透光性部材5は、その熱膨張係数が枠
体2のそれと異なっていても固定部材4が熱膨張差によ
る応力を吸収し緩和するので、結晶軸が応力のためにあ
る方向に揃うことによって光の屈折率の変化を起こすよ
うなことは発生しにくい。従って、この透光性部材5を
用いることにより光半導体素子7と光ファイバ12との間
の光の結合効率を高くできる。
【0033】蓋体6は、Fe−Ni−Co合金等の金属
やAl23セラミックス等のセラミックスから成り、枠
体2上面にAu−Sn合金半田等の低融点ロウ材を介し
て接合されたり、YAGレーザ溶接等の溶接により接合
され、光半導体素子7を光半導体パッケージ内に封止す
るものである。
【0034】かくして、本発明の半導体パッケージは、
基体1の載置部1aに載置用基台8を介して半導体素子
7を載置固定するとともに、半導体素子7の各電極をボ
ンディングワイヤ(図示せず)を介して外部リード端子
(図示せず)に電気的に接続し、枠体2の上面に蓋体6
を接合し、基体1と枠体2と蓋体6とからなる容器内部
に半導体素子7を収納し、最後に枠体2に取着された固
定部材4に光アイソレータ10と光ファイバ12を取着した
金属ホルダ11を溶接することにより、製品としての光半
導体装置となる。
【0035】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行
うことは何等支障ない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、枠体の貫通孔に嵌着されて半
導体素子に電気的に接続された同軸コネクタの中心導体
は、絶縁体および枠体内面より突出しているとともに半
導体素子に接続される先端から0.1〜0.4mmの先端部の
厚みがその残部の50〜80%とされており、先端部はその
上側が軸方向に略平行な平坦面とされていることによ
り、同軸コネクタの中心導体と半導体素子との接続をボ
ンディングワイヤ,リボン等の導電線で直接行うことが
可能となり、中心導体と半導体素子との接続を回路基板
の線路導体を経由して行なう必要がなくなる。その結
果、電気的な接続部を一部省くことで高周波信号の入出
力時における反射損失をきわめて小さくできる。
【0037】また、同軸コネクタの中心導体の先端部を
上記の構成とすることによって、半導体素子のボンディ
ングワイヤ等の導電線に生じるインダクタンス成分を丁
度相殺するような容量成分を中心導体の先端部に付与し
て、先端部でインピーダンスがずれないようにして整合
することができる。また、中心導体の先端部の形状およ
び表面積が半導体素子の導電線に近いものとなり、これ
らの間のインピーダンスの相違を小さくすることができ
る。さらに、中心導体の先端部の上側に平坦面があるこ
とから、例えば円柱状の中心導体の場合半導体素子のボ
ンディングワイヤ等の導電線を直接中心導体に強固に接
合することができる。
【0038】本発明の半導体装置は、本発明の半導体素
子収納用パッケージと、載置部に載置されるとともに中
心導体の先端部に長さ0.05〜1mmの導電線を介して電
気的に接続された半導体素子と、枠体の上面に接合され
た蓋体とを具備したことにより、同軸コネクタの中心導
体と半導体素子との距離を小さくして半導体装置を小型
化することができ、また導電線の誘導成分を小さくして
高周波信号の損失を小さくすることができる。その結
果、高周波信号の伝送特性に優れた小型の半導体装置と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体パッケージについて実施の形態
の一例を示す断面図である。
【図2】図1の半導体パッケージにおける同軸コネクタ
の先端部の拡大断面図である。
【図3】従来の半導体パッケージの例の断面図である。
【符号の説明】
1:基体 1a:載置部 2:枠体 2a:貫通孔 3:同軸コネクタ 3a:外周導体 3b:絶縁体 3c:中心導体 3c’:先端部 7:光半導体素子 8:載置用基台 9:導電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に半導体素子が載置用基台を介して
    載置される載置部を有する基体と、該基体の上面に前記
    載置部を囲繞するように取着され、側部に貫通孔が形成
    された枠体と、筒状の外周導体およびその中心軸に設置
    された中心導体ならびにそれらの間に介在させた絶縁体
    から成るとともに該絶縁体の前記枠体内側の端面が前記
    枠体内部に位置するように前記貫通孔に嵌着されて前記
    半導体素子に電気的に接続された同軸コネクタとを具備
    した半導体素子収納用パッケージにおいて、前記中心導
    体は前記絶縁体および前記枠体内面より突出していると
    ともに前記半導体素子に接続される先端から0.1〜0.4m
    mの先端部の厚みがその残部の50〜80%とされており、
    前記先端部はその上側が軸方向に略平行な平坦面とされ
    ていることを特徴とする半導体素子収納用パッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体素子収納用パッケ
    ージと、前記載置部に載置されるとともに前記中心導体
    の前記先端部に長さ0.05〜1mmの導電線を介して電気
    的に接続された半導体素子と、前記枠体の上面に接合さ
    れた蓋体とを具備したことを特徴とする半導体装置。
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JP2007088233A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Nec Electronics Corp 光モジュール
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