JP2003133026A - スリーブ端子用圧着工具 - Google Patents

スリーブ端子用圧着工具

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JP2003133026A
JP2003133026A JP2001324509A JP2001324509A JP2003133026A JP 2003133026 A JP2003133026 A JP 2003133026A JP 2001324509 A JP2001324509 A JP 2001324509A JP 2001324509 A JP2001324509 A JP 2001324509A JP 2003133026 A JP2003133026 A JP 2003133026A
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Japan
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terminal
sleeve
crimping
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blade type
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JP2001324509A
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English (en)
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Masahiro Kuroiwa
正大 黒岩
Yutaka Tokumiya
豊 徳宮
Ikuo Maekawa
伊久雄 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
JST Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧着工具に対してスリーブ端子を容易、かつ
確実に位置決め保持し、1回の圧着作業で2本の電線を
突き合わせ状態に接続することができるスリーブ端子用
圧着工具を提供すること。 【解決手段】 開閉する端子受刃型2と圧着刃型1とが
相対向して設けられ、前記端子受刃型2に載置したスリ
ーブ端子20の両端開口から2本の電線23,23端部
の芯線部24,24を挿入し、前記スリーブ端子20の
両側部分を前記圧着刃型1で同時に圧着して、前記2本
の電線23,23を突き合わせ状態に圧着接続する圧着
工具であって、前記端子受刃型2の両側面に、前記スリ
ーブ端子20の両端を挟み付けて位置決め保持する弾性
保持部材10が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本の電線を突き
合わせて圧着接続するスリーブ端子、いわゆるバット
スプライス(butt splice)専用の圧着工具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の圧着工具では、スリーブ端子の
一端に一方の電線の芯線部を挿入して圧着接続した後、
他方の電線の芯線部を片方が圧着済みの前記スリーブ端
子の他端に挿入して圧着接続しているのが現状である。
しかし、このように圧着作業を2回に分けて行なうと、
作業効率が悪いだけでなく、後の圧着作業時に、先の圧
着接続部に歪みや変形を生じ、接続不良を招くおそれが
あった。
【0003】一方、実公平7−20870号公報には、
金属製スリーブに熱収縮性樹脂チューブを被嵌した防水
型圧着端子の両端に2本の被覆電線の芯線部を挿入し、
1回の圧着作業で2本の電線を突き合わせ状態に圧着接
続する防水型圧着端子の圧着工具が開示されている。こ
のような防水型圧着端子の場合、金属製スリーブの両端
に径大の樹脂チューブが段付き状に連続しているので、
圧着刃型に対する圧着端子の位置決めは比較的容易に行
なえるけれども、金属製スリーブのみから成る通常のス
リーブ端子を用いて1回の圧着作業で2本の電線を突き
合わせ状態に圧着接続する場合には、圧着刃型に対する
スリーブ端子の位置決めが容易ではない。特に、このよ
うな圧着作業を狭隘な現場で行なう場合、圧着工具を水
平に支持することができず、斜に支持して圧着作業を行
なわなければならないことが多いが、圧着工具を斜にし
て圧着作業を行なうと、圧着刃型に対するスリーブ端子
の位置決め保持が困難で、圧着作業に支障を来たしてい
るのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、圧着工具に対してスリーブ
端子を容易、かつ確実に位置決め保持し、1回の圧着作
業で2本の電線を突き合わせ状態に接続することができ
るスリーブ端子用圧着工具を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、開閉する端子受刃型と圧着刃型とが相対
向して設けられ、前記端子受刃型に載置したスリーブ端
子の両端開口から2本の電線端部の芯線部を挿入し、前
記スリーブ端子の両側部分を前記圧着刃型で同時に圧着
して、前記2本の電線を突き合わせ状態に圧着接続する
圧着工具であって、前記端子受刃型の両側面に、前記ス
リーブ端子の両端を挟み付けて位置決め保持する弾性保
持部材が設けられていることを特徴とする。
【0006】前記弾性保持部材の具体的な構成は、一端
を前記端子受刃型に固定した片持ち構造を有する一対の
板ばね片から成り、前記板ばね片の自由端側には前記端
子受刃型の端子受凹部の端縁に沿う切欠部が設けられて
いて、前記切欠部の内側縁で前記スリーブ端子の両端縁
を挟み付けるように押接して位置決め保持するように構
成されている。
【0007】前記板ばね片の前記切欠部に隣接する自由
端側先端部分に、外拡がりに湾曲した案内部が設けられ
ていることが好ましい。
【0008】さらに、前記板ばね片が、細長い金属板を
コ字形に曲げ加工して、連結片の両端からほぼ直角に折
曲して延びる一体構造に形成され、前記連結片を前記端
子受刃型の前端面に固定し、前記両板ばね片が前記端子
受刃型の両側面に沿って配設される構成にすると部品点
数が少なく、構造が簡単になるので、好都合である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明による圧着工具の主要部を
なす圧着刃型部を示しており、相対向する圧着刃型1と
端子受刃型2が支持ブラケット3にそれぞれ枢支ピン4
及び5を介して取り付けられ、圧着刃型1の後端連結部
1aと端子受刃型2の後端連結部2aに図示しない操作
レバーが連結され、該操作レバーを操作して圧着刃型1
と端子受刃型2が開閉するようになっている構成は従来
の圧着工具と同様である。
【0011】圧着刃型1には、左右一対の圧着突子6,
6が設けられており、また、端子受刃型2には、スリー
ブ端子20(図4参照)を受容する断面形状が半円形の
端子受凹部7が設けられている。
【0012】10は端子受刃型2に装着した弾性保持部
材である。該弾性保持部材10は、図3に示すように、
ばね性を有する細長い金属板をコ字形に曲げ加工して製
作されており、中間の連結片11の両端からほぼ直角に
折曲して平行に延びる一対の板ばね片12,12を形成
した構造を有し、図2に示すように、連結片11を端子
受刃型2の前端面にビス13などの固着具を用いて固定
し、両板ばね片12,12が端子受刃型2の両側面に沿
って端子受凹部7まで延びるように配設される。各板ば
ね片12は基端部が連結片11に連結固定された片持ち
構造で、自由端側が端子受刃型2の側面から外側方へ弾
性変形可能となっている。また、各板ばね片12の自由
端側には端子受凹部7の端縁に沿う半円弧状の切欠部1
4が設けられている。該切欠部14の側縁は端子受凹部
7の端縁より内側に若干突出しており、端子受凹部7に
収容したスリーブ端子20の端縁に弾性的に押接し、両
板ばね片12,12でスリーブ端子20を挟み付けて位
置決め保持するように構成されている。さらに、切欠部
14に隣接する板ばね片12の自由端側の先端部分の上
縁に、外拡がりに湾曲した案内部15が設けられてい
る。
【0013】スリーブ端子20は、図4に示すように、
導電性の金属製円筒体から成り、中央部位に内方に打ち
出したストッパ21が形成されている。
【0014】図5〜図7は、上記のように構成した圧着
工具による圧着作業工程を示している。図5は、端子受
刃型2の端子受凹部7にスリーブ端子20を収容し、そ
の両端開口から2本の被覆電線23,23の芯線部2
4,24を挿入した接続準備工程を示している。この
際、スリーブ端子20は案内部15に誘導され、両板ば
ね片12,12の先端部分を外側方へ押し拡げるように
して端子受凹部7に収容され、両板ばね片12,12の
弾性復元力により、切欠部14,14の内側縁でスリー
ブ端子20の両端縁を挟み付けるように押接して、所定
位置に位置決め保持される。したがって、圧着刃型1及
び端子受刃型2を含む圧着工具を斜にしてもスリーブ端
子20が端子受凹部7から脱落するおそれはない。この
状態で、図6に示すように、圧着刃型1と端子受刃型2
を閉じ、両圧着突子6,6でスリーブ端子20の両側部
分を圧着すると、2本の被覆電線23,23がスリーブ
端子20を介して突き合わせ状態に接続される。この圧
着工程で、スリーブ端子20が長さ方向へ若干伸びる
が、このような伸びは両板ばね片12,12の弾性変形
により吸収される。したがって、圧着作業が完了した
後、スリーブ端子20を端子受刃型2から離脱させる際
に、不都合は生じない。図7は、圧着接続が完了した2
本の被覆電線23,23の接続部を示している。
【0015】上記した実施の形態では、両板ばね片1
2,12を連結片11を介して一体構造としたが、各板
ばね片12を個別に製作し、その基端部を端子受刃型2
の側面に固定することも可能である。また、弾性保持部
材10は、図示した板ばね片12,12に限定されるも
のではなく、弾性材料により種々の形状に変更が可能で
ある。例えば、ばね性を有する金属線材をC字形又はU
字形に折り曲げて弾性保持部材10を構成することもで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧着工具の端子受刃型の端子受凹部にスリーブ端子を容
易、かつ確実に位置決め保持し、1回の圧着作業で2本
の電線を突き合わせ状態に圧着接続することができる。
したがって、圧着刃型及び端子受凹部を含む圧着工具を
斜にして圧着作業してもスリーブ端子が脱落するなどの
不都合がないので、作業効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧着工具の主要部品である圧着刃
型と端子受凹部を示す斜視図である。
【図2】同要部の拡大側面図である。
【図3】同弾性保持部材の斜視図である。
【図4】スリーブ端子の斜視図である。
【図5】同上圧着工具による接続準備工程を示す要部縦
断面図である。
【図6】同上圧着接続工程を示す要部縦断面図である。
【図7】圧着接続が完了した2本の電線の接続部を示す
要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧着刃型 2 端子受刃型 6 圧着突子 7 端子受凹部 10 弾性保持部材 11 連結片 12 板ばね片 14 切欠部 15 案内部 20 スリーブ端子 23 被覆電線 24 芯線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳宮 豊 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 前川 伊久雄 大阪市西淀川区竹島3丁目9番23号 日本 圧着端子製造株式会社大阪技術センター内 Fターム(参考) 5E063 CA02 XA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉する端子受刃型と圧着刃型とが相対
    向して設けられ、前記端子受刃型に載置したスリーブ端
    子の両端開口から2本の電線端部の芯線部を挿入し、前
    記スリーブ端子の両側部分を前記圧着刃型で同時に圧着
    して、前記2本の電線を突き合わせ状態に圧着接続する
    圧着工具であって、 前記端子受刃型の両側面に、前記スリーブ端子の両端を
    挟み付けて位置決め保持する弾性保持部材が設けられて
    いることを特徴とするスリーブ端子用圧着工具。
  2. 【請求項2】 前記弾性保持部材が、一端を前記端子受
    刃型に固定した片持ち構造を有する一対の板ばね片から
    成り、前記板ばね片の自由端側には前記端子受刃型の端
    子受凹部の端縁に沿う切欠部が設けられていて、前記切
    欠部の内側縁で前記スリーブ端子の両端縁を挟み付ける
    ように押接して位置決め保持するように構成されている
    請求項1記載のスリーブ端子用圧着工具。
  3. 【請求項3】 前記板ばね片の前記切欠部に隣接する自
    由端側先端部分に、外拡がりに湾曲した案内部が設けら
    れている請求項2記載のスリーブ端子用圧着工具。
  4. 【請求項4】 前記板ばね片が、細長い金属板をコ字形
    に曲げ加工して、連結片の両端からほぼ直角に折曲して
    延びる一体構造に形成され、前記連結片を前記端子受刃
    型の前端面に固定し、前記両板ばね片が前記端子受刃型
    の両側面に沿って配設されるように構成されている請求
    項2又は3記載のスリーブ端子用圧着工具。
JP2001324509A 2001-10-23 2001-10-23 スリーブ端子用圧着工具 Withdrawn JP2003133026A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100438231C (zh) * 2003-12-25 2008-11-26 安普泰科电子有限公司 手动压接工具

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Effective date: 20050104