JP4088105B2 - 直管形蛍光ランプソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直管形蛍光ランプソケットに関し、特に高出力形の直管形蛍光ランプが装着される直管形蛍光ランプソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の直管形蛍光ランプソケットとしては、例えば図9に示すような構造を有するものが従来より提供されている(特開平8−236231号公報参照)。この蛍光ランプソケットは、ソケット本体51と、受金部52と、接触金具53と、コイルばね54と、導電部材55とで構成される。
【0003】
ソケット本体51は、前面に窓孔51cを有し後面側が開口した合成樹脂製のボディ51aと、ボディ51aの開口を覆うようにしてボディ51aの後面側に取り付けられる合成樹脂製のカバー51bとで構成される。
【0004】
受金部52は合成樹脂成型品であって、ボディ51aの窓孔51cに挿入されて、前後方向(ランプ挿入方向)において摺動自在となっており、その後端部には抜け止め用のフランジ部52aが形成されている。受金部52の前面には、直管形蛍光ランプの口金に設けた一対のランプ端子が挿入される挿入穴52bが形成されている。また、挿入穴52bの底面には、接触金具53,53が後面側からそれぞれ挿入される一対の収納孔(図示せず)が貫設されている。
【0005】
接触金具53は略十字形に形成され、挿入穴52bの底面に設けた収納孔に後面側から挿入され、その前端部が挿入穴52bに挿入されたランプ端子に接触するようになっている。尚、2個の接触金具53は受金部2の内部に同一平面上に並べて配置されている。
【0006】
また導電部材55は、図9及び図10に示すように、一端部に接触金具53の後端部が挿入される係合孔55aを有し、この係合孔55aの周縁には、一対の挟持片55bが切り起こしによって形成されており、一対の挟持片55bで接触金具53の後端部を板厚方向と略直交する方向において挟持している。
【0007】
そして、ボディ51aの窓孔51cに摺動自在に挿入した受金部52の各収納孔に接触金具53を挿入して、各接触金具53の後端部を導電部材55の係合孔55a内に挿入し、係合孔55aから突出する接触金具53の後端部に、コイルばね54の一端部を係合させた状態で、ボディ51aの後面側にカバー51bを結合すると、コイルばね54によって導電部材55が接触金具53に押圧されるとともに、受金部52が前面側(口金側)に付勢されるようになっている。
【0008】
ところで、定格ランプ電力が例えば110Wの直管形蛍光ランプが接続されるような高出力形の直管形蛍光ランプソケットでは、蛍光ランプのランプ端子と接触する接触金具53の板厚が分厚いため、一端部がソケット本体51に固定されて外部電線が接続される導電部材55と、受金部52の摺動に伴って移動する接触金具53とを連続一体に形成すると、受金部52の摺動時に発生する応力が高くなるという問題がある。そこで、従来の蛍光ランプソケットでは導電部材55と接触金具53とを別体として、組立時にコイルばね54のばね力で導電部材55を接触金具53に弾接させることで、導電部材55と接触金具53との電気的接続を図っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の直管形蛍光ランプソケットでは、接触金具53の後端部が導電部材55の係合孔55a内に圧入されて、一対の挟持片55bの間に挟持されているのであるが、コイルばね54によって導電部材55を接触金具53に押し付ける力と、一対の挟持片55bによる挟持力とで、接触金具53の板厚方向への移動を間接的に規制しているだけなので、ランプ装着時に蛍光ランプをこじったり、振動が発生するなどして、接触金具53が板厚方向に移動する可能性があり、それに伴って接触金具53の後端部と挟持片55bとの接触信頼性が低下するという問題があった。また、組立時に接触金具53の後端部を導電部材55の係合孔55aに圧入する際、接触金具53の後端部の位置が板厚方向においてずれないように、圧入する必要があり、組立の作業性が悪かった。
【0010】
また、ランプ装着時には受金部52に蛍光ランプの一方の口金を挿入して、受金部52を押し込み、蛍光ランプを上下方向にこじることによって口金を受金部52に装着させているが、受金部52は、前面側から見た形状が円周面の上部を切り欠いて平面部を形成したような形状に形成されているので、円弧部分の強度が弱く、ランプ装着時に蛍光ランプを上下方向にこじると、強度不足になる虞があった。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電気的接続の信頼性や組立作業性を向上させた直管形蛍光ランプソケットを提供するにある。さらに、請求項の発明の目的とするところは、上記目的に加えて、ランプ装着時に蛍光ランプをこじる動きに対して強度を向上させた直管形蛍光ランプソケットを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、一対のランプ端子を有する直管形蛍光ランプの口金が挿入される受金部と、板状であって、口金のランプ端子にそれぞれ接触する接触部を前端部に備えるとともに左右両側部に突出部が設けられ、受金部の内部に同一平面上に並べて配置され一対の接触金具と一端に各接触金具が電気的に接続される接続部を備え他端がソケット本体に固定される一対の導電部材と、接続部を口金側に付勢することによって接続部に電気的に接続された一対の接触金具を口金側に付勢する付勢手段とを備え、直管形蛍光ランプの口金を受金部に各接触金具を含む平面に対して斜めに傾斜する方向から差し込んだ状態で、直管形蛍光ランプの軸方向が平面と平行になるように直管形蛍光ランプをこじることによって口金が装着される直管形蛍光ランプソケットにおいて、接続部に、接触金具における口金と反対側の後端部が挿入される係合孔を形成するとともに、係合孔の周縁部から口金と反対側に向かって弾性を有する一対の挟持片を切り起こしによって形成し、係合孔に接触金具の後端部を挿入し、係合孔の周縁部に接触金具の突出部を当接させるとともに、一対の挟持片により係合孔に挿入された接触金具の端部を板厚方向と略直交する方向において挟持させており、各接触金具において係合孔内に挿入される後端部を板厚方向における両側から保持する位置決めリブを受金部に設け、位置決めリブを接触金具の後端部とともに係合孔内に挿入したことを特徴とする。
【0014】
請求項の発明では、請求項1の発明において、受金部は、直管形蛍光ランプの挿入方向において前後動自在にソケット本体に取り付けられており、各接触金具を含む平面と略直交する方向における受金部の両側部の表面形状を略平面形状としたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る直管形蛍光ランプソケットの一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無い場合、図2中の矢印aを上側、矢印bを下側、矢印cを右側、矢印dを左側、矢印eを前側、矢印fを後側として説明を行う。
【0016】
図2は直管形蛍光ランプソケットAの分解斜視図であり、このランプソケットAは、ソケット本体1と、受金部2と、一対の接触金具3,3と、一対の導電部材4,4と、一対のコイルスプリング5,5とで構成される。
【0017】
ソケット本体1は、合成樹脂成型品からなる前面側のソケットボディ11と、合成樹脂成型品からなる後面側のソケットカバー12とを結合して構成される。
【0018】
ソケットカバー12は前面が開口した略箱状に形成され、上面の前端部には上側に突出する突台部12aが形成され、この突台部12aの左右両側部からは弾性を有する係止爪片12b,12bが前方に向かって突設されている。
【0019】
ソケットボディ11は、ソケットカバー12の開口の大部分を覆う蓋板11bと、蓋板11bの周縁から後方に向かって突設されソケットカバー12の上面を除く側周面と内接する側部11cとで、上面及び後面が開口した略箱状に形成されている。そして、ソケット本体1の前面を構成する蓋板11bの一端部(下側部)には小判形の窓孔11fが開口し、他端部(上側部)には後面が開口した略箱状であって前方に突出する膨出部11aが形成されている。また膨出部11aの上部中央には前面が一段後退した箱状の端子収納部11dが形成されており、端子収納部11dの左右両側部には係止爪片12b,12bが嵌合する係止孔11e,11eが形成されている。
【0020】
而して、ソケットボディ11とソケットカバー12とを結合する際には、ソケットボディ11の後面側からソケットカバー12を挿入すると、ソケットボディ11の側部11cがソケットカバー12の内部に挿入されて、ソケットカバー12の内周面と当接するとともに、係止爪片12bが係止孔11e内に挿入されて、係止爪片12bの先端に設けた爪12cと係止孔11eの端縁とが係止し、さらに蓋板11bの通孔11jに通した取付ねじ(図示せず)をソケットカバー12のねじ部(図示せず)に螺合することで、ソケットボディ11とソケットカバー12とが結合される。尚、係止爪片12bの爪12cには、後方に行くほど側方への突出量が大きくなるような傾斜面を設けてあるので、ソケットカバー12をソケットボディ11に近づけるだけで、係止爪片12bがその弾性によって撓められて、ソケットカバー12とソケットボディ11とを容易に結合できるようになっている。
【0021】
また、ソケットボディ11の左右両側面には、それぞれ、膨出部11aと端子収納部11dとの間の部位に前後方向に沿って取付溝11gが形成され、さらにソケットカバー12上部の左右両側面には取付溝11gと連続する取付溝12dがそれぞれ形成されており、図3に示すように照明器具90のソケット取付板93に設けた凹部94にソケット本体1を差し込んで、取付溝11g,12dとソケット取付板93の側縁とを係合させることで、ソケット本体1がソケット取付板93に取り付けられる。
【0022】
一方、受金部2は合成樹脂成型品であって、図6(a)〜(d)に示すように、前面から見た形状が小判形に形成されている。受金部2はソケットボディ11の窓孔11f内に挿入され、前後方向において摺動自在に取り付けられており、上面2a及び下面2bの後端部には抜け止め用のフランジ部21が突設されている。受金部2の前面には、110W形の高出力形直管形蛍光ランプのR17dタイプの口金が挿入される挿入穴22が形成されており、この挿入穴22の底面には角筒部23を挟んで左右両側にスリット状の収納孔24,24が形成されている。また、受金部2の後面には、収納孔24,24にそれぞれ連通する挿入穴25,25が形成されており、各挿入穴25の底面には収納孔24を挟んで上下両側に接触金具3をガイドするための位置決めリブ26,26が2個ずつ後面側に向かって突設されている。
【0023】
接触金具3は導電性の良好な板金から略十字形に形成されており、前端部に蛍光ランプのランプ端子に接触する接触部31を有し、接触部31を前側にして収納孔24内に前後動自在に収納されている。尚、接触金具3の左右両側の突出部32,32が収納孔24の開口縁と係止することで、接触金具3の抜け止めが行われる。
【0024】
また導電部材4は導電性の良好な板金を曲げ加工することによって形成され、断面U字形の連結部41の一端に平板状の接続部42を形成するとともに、連結部41の他端に外部電線が電気的且つ機械的に接続される速結端子部43が形成されている。接続部42の略中央には、接触金具3の後端部に設けた係合部33が挿入される係合孔44を貫設してあり、係合孔44の上下方向に沿う両側縁からは対向する一対の挟持片45,45が切り起こしによって形成されている。
【0025】
以下に、このランプソケットの組立方法について説明する。先ず、図7(a)に示すようにソケットボディ11の窓孔11fに後面側から受金部2を挿入して、受金部2の後面側に開口する挿入穴25,25にそれぞれ接触金具3,3を挿入し、各挿入穴25,25の底面に開口する収納孔24,24内に接触金具3,3の前端部を挿入する。この時、収納孔24を挟んで上下両側に設けた位置決めリブ26,26によって接触金具3がガイドされるので、接触金具3の挿入作業を容易に行うことができる。
【0026】
次に、図7(b)に示すように導電部材4,4をソケットボディ11内に挿入し、連結部41と速結端子部43との連結部位に設けた孔46にソケットボディ11の裏面に設けた突起11kを嵌入して導電部材4の一端をソケットボディ11に固定するとともに、接続部42の係合孔44内に接触金具3の係合部33を圧入して、各一対の挟持片45,45の間に係合部33を挟持させる。この時、係合孔44には、収納孔24を挟んで上下両側に位置する各一対の位置決めリブ26,26が挿入されるので、接続部42の位置ずれが起こりにくく、接続部42と接触金具3との接触位置が安定し、電気的接続の信頼性が向上する。また、位置決めリブ26によって接続部42がガイドされるので、組立作業性が向上し、その結果、挟持片45の変形等の組立不良を低減できる。尚、各導電部材4の係合孔44には各一対の位置決めリブ26,26が挿入されるが、位置決めリブ26の左右方向における幅寸法は接触金具3の幅寸法よりも幅狭となっているので、挟持片45,45による係合部33の挟持状態に影響を与えることはない。
【0027】
そして、図7(c)に示すように、コイルスプリング5の前端部に、係合孔44を通して後面側に突出する位置決めリブ26,26を挿入して、位置決めすると共に、コイルスプリング5の後端部にソケットカバー12の内底面に突設した位置決め突起(図示せず)を挿入した状態で、ソケットボディ11の後面側からソケットカバー12を近接させて、ソケットカバー12の係止爪片12bとソケットボディ11の係止孔11eとを係止させるとともに、蓋板11bの通孔11jに通した取付ねじをソケットカバー12のねじ部に螺合することで、ソケットボディ11とソケットカバー12とが結合され、ソケット本体1の組立が完了する。
【0028】
ソケット本体1の組立完了状態において、コイルスプリング5が導電部材4の接続部42とソケットカバー12の後面との間に圧縮状態で保持され、コイルスプリング5のばね力によって導電部材4の接続部42が前方に付勢されて接触金具3と弾接しており、導電部材4と接触金具3とが電気的に接続される。また、接触金具3の突出部32が収納孔24の開口縁と係止することで、接触金具3の抜け止めが図られるとともに、コイルスプリング5のばね力によって受金部2の全体が前方に付勢される。また、各導電部材4の速結端子部43は、端子収納部11dの前面に開口する電線挿通孔11hに臨むようにしてソケットボディ11の裏面側に配置され、各速結端子部43,43の後面側にはソケットカバー12の突台部12aに突設された端子保持部12e,12eが対向配置されており、端子収納部11dの裏面と端子保持部12e,12eとの間に各速結端子部43,43が保持される。
【0029】
ところで、図8(a)は照明器具90に直管形の蛍光ランプ80を装着した状態の側面図、図8(b)は照明器具90に蛍光ランプ80を装着する途中の状態を側方から見た図であり、器具本体91の下面には、蛍光ランプ80の口金81を保持する受金部2が口金81の挿入方向(前後方向)において移動自在に取着された可動側の上記ランプソケットAと、口金81を保持する受金部(図示せず)が固定されたランプソケットBとが取り付けられている。而して、照明器具90に蛍光ランプ80を装着する際には、図8(b)に示すように、先ず蛍光ランプ80の一端側の口金81を可動側のランプソケットAの受金部2に斜め下方(接触金具3,3を含む平面に対して斜めに傾斜する方向)から差し込んで、受金部2をコイルスプリング5のばね力に抗して図中右側に押し込んだ後、蛍光ランプ80の軸方向が接触金具3,3を含む平面と平行になるように蛍光ランプ80をこじて、反対側の口金81を固定側のランプソケットBの受金部に差し込むことにより、図8(a)に示すように蛍光ランプ80が照明器具90に装着される。この時、口金81に設けた一対のランプ端子(図示せず)が、受金部2の内部に保持された接触金具3,3と弾接し、接触金具3,3に電気的に接続されるので、各速結端子部43に接続された外部電線とランプ端子との間が接触金具3と導電部材4とを介して電気的に接続される。尚、図中の92は器具本体91の下面を覆う反射板である。
【0030】
上述のようにランプ装着時には、蛍光ランプ80の一端側の口金81を可動側のランプソケットAの受金部2に斜め下側から差し込んで、受金部2を後方に押し込んだ後、蛍光ランプ80の軸方向が接触金具3,3を含む平面と平行になるように蛍光ランプ80をこじており、接触金具3,3を含む平面と略直交する方向において受金部2をこじるような動きが発生するが、受金部2には、接触金具3が挿入される収納孔24を挟んで上下両側に位置決めリブ26,26を突設しており、一対の位置決めリブ26,26によって接触金具3の上下方向(板厚方向)における移動を規制しているので、受金部2をこじるような動きや振動などによって、板厚方向において接触金具3の位置ずれが発生するのを防止でき、接触金具3と導電部材4の挟持片45との接触位置が安定して、電気的接続の信頼性が向上する。
【0031】
また、受金部2の前面側から見た形状を略小判形とし、上面2a及び下面2bを略平行な平面としているので、受金部2の上面以外を円周面とした場合に比べて、ランプ装着時に受金部2をこじるような動きが発生した際に、このような動きによる力を受ける部分の面積を大きくでき、面積のより広い上面2a及び下面2bで力を受けることができるから、受金部2の強度を高めることができる。また、受金部2の上面2a及び下面2bを平面形状としているので、受金部2の上面以外を円周面とした場合に比べて、受金部2の上下方向における寸法を小さくでき、ランプソケットA全体の小型化が図れる。また更に、受金部2を小さくすることで、受金部2と蛍光ランプ80の口金81との接触面積を小さくでき、口金81の放熱性を向上させて、温度上昇を低減することができ、受金部2の材料として耐熱性の低い安価な樹脂を用いることが可能になり、ランプソケットA全体のコストダウンが図れる。
【0032】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、一対のランプ端子を有する直管形蛍光ランプの口金が挿入される受金部と、板状であって、口金のランプ端子にそれぞれ接触する接触部を前端部に備えるとともに左右両側部に突出部が設けられ、受金部の内部に同一平面上に並べて配置され一対の接触金具と一端に各接触金具が電気的に接続される接続部を備え他端がソケット本体に固定される一対の導電部材と、接続部を口金側に付勢することによって接続部に電気的に接続された一対の接触金具を口金側に付勢する付勢手段とを備え、直管形蛍光ランプの口金を受金部に各接触金具を含む平面に対して斜めに傾斜する方向から差し込んだ状態で、直管形蛍光ランプの軸方向が平面と平行になるように直管形蛍光ランプをこじることによって口金が装着される直管形蛍光ランプソケットにおいて、接続部に、接触金具における口金と反対側の後端部が挿入される係合孔を形成するとともに、係合孔の周縁部から口金と反対側に向かって弾性を有する一対の挟持片を切り起こしによって形成し、係合孔に接触金具の後端部を挿入し、係合孔の周縁部に接触金具の突出部を当接させるとともに、一対の挟持片により係合孔に挿入された接触金具の端部を板厚方向と略直交する方向において挟持させており、各接触金具において係合孔内に挿入される後端部を板厚方向における両側から保持する位置決めリブを受金部に設け、位置決めリブを接触金具の後端部とともに係合孔内に挿入したことを特徴とし、位置決めリブによって各接触金具を板厚方向における両側から保持しているので、ランプ装着時のこじるような動きや振動などによって接触金具の位置が板厚方向においてずれるのを規制でき、接触金具と導電部材との接触位置の位置ずれが少なくなって、電気的接続の信頼性が向上しという効果があり、そのうえ接触金具を受金部に組み込む際に位置決めリブがガイドとなって、組立作業性が向上するという効果もある。
【0033】
また、位置決めリブを接触金具とともに係合孔内に挿入しているので、位置決めリブによって導電部材の位置ずれが規制され、各挟持片と接触金具の端部との接触位置が安定するから、電気的接続の信頼性がさらに向上するという効果がある。また導電部材を組み込む際に位置決めリブがガイドとなって組立作業性が向上し、その結果、挟持片の変形等の組立不良を低減できるという効果もある。
【0034】
請求項の発明は、請求項1の発明において、受金部は、直管形蛍光ランプの挿入方向において前後動自在にソケット本体に取り付けられており、各接触金具を含む平面と略直交する方向における受金部の両側部の表面形状を略平面形状としたことを特徴とし、各接触金具を含む平面と略直交する方向における受金部の両側部の表面形状を平面形状としているので、ランプ装着時のこじるような動きによって受金部に加わる力を、従来の蛍光ランプソケットに比べて面積の広い両側の平面部分で受けることができ、受金部の強度を確保できるという効果がある。また、各接触金具を含む平面と略直交する方向における受金部の両側部の表面形状を平面形状とすることで、この方向における受金部の厚み寸法を小さくでき、蛍光ランプソケットの小型化が図れるという効果もある。さらに、受金部を小型にすることで、蛍光ランプの口金と接触する部分の面積を小さくでき、口金からの放熱による受金部の温度上昇を低減できるから、受金部の材料に耐熱性の低い安価な材料を用いることができ、蛍光ランプソケットのコストダウンが図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の直管形蛍光ランプソケットを示し、(a)はソケットカバーを外した状態を側方から見た図、(b)はソケットカバーを外した状態を後方から見た図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の外観斜視図である。
【図4】同上の側面図である。
【図5】図1(b)のC−C’線断面図である。
【図6】同上に用いる受金部を示し、(a)は正面図、(b)はD−D’線断面図、(c)は下面図、(d)はE−E’線断面図である。
【図7】(a)〜(c)はソケットボディに接触片、導電部材、コイルスプリングを組み込む工程を説明する説明図である。
【図8】(a)は照明器具本体に蛍光ランプを装着した状態の側面図、(b)は照明器具本体に蛍光ランプを装着する途中の状態を示す側方から見た図である。
【図9】従来の蛍光ランプソケットの分解斜視図である。
【図10】同上の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
A 蛍光ランプソケット
2 受金部
3 接触金具
5 コイルスプリング
26 位置決めリブ

Claims (2)

  1. 一対のランプ端子を有する直管形蛍光ランプの口金が挿入される受金部と、板状であって、前記口金のランプ端子にそれぞれ接触する接触部を前端部に備えるとともに左右両側部に突出部が設けられ、前記受金部の内部に同一平面上に並べて配置され一対の接触金具と一端に前記各接触金具が電気的に接続される接続部を備え他端がソケット本体に固定される一対の導電部材と、前記接続部を前記口金側に付勢することによって前記接続部に電気的に接続された一対の接触金具を前記口金側に付勢する付勢手段とを備え、直管形蛍光ランプの口金を前記受金部に前記各接触金具を含む平面に対して斜めに傾斜する方向から差し込んだ状態で、直管形蛍光ランプの軸方向が前記平面と平行になるように直管形蛍光ランプをこじることによって口金が装着される直管形蛍光ランプソケットにおいて、前記接続部に、前記接触金具における口金と反対側の後端部が挿入される係合孔を形成するとともに、前記係合孔の周縁部から口金と反対側に向かって弾性を有する一対の挟持片を切り起こしによって形成し、係合孔に前記接触金具の後端部を挿入し、係合孔の周縁部に前記接触金具の突出部を当接させるとともに、前記一対の挟持片により前記係合孔に挿入された前記接触金具の端部を板厚方向と略直交する方向において挟持させており、前記各接触金具において前記係合孔内に挿入される後端部を板厚方向における両側から保持する位置決めリブを前記受金部に設け、前記位置決めリブを前記接触金具の後端部とともに前記係合孔内に挿入したことを特徴とする直管形蛍光ランプソケット。
  2. 前記受金部は、直管形蛍光ランプの挿入方向において前後動自在にソケット本体に取り付けられており、前記各接触金具を含む平面と略直交する方向における前記受金部の両側部の表面形状を略平面形状としたことを特徴とする請求項1記載の直管形蛍光ランプソケット
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