JP2003129497A - 配管用プレキャストコンクリート及び建物の基礎施工方法 - Google Patents
配管用プレキャストコンクリート及び建物の基礎施工方法Info
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Abstract
も、その下側配管のために基礎下部側を掘り起こす必要
がない配管用プレキャストコンクリート及び基礎施工方
法を提供する。 【構成】 立方体形状を成す配管用プレキャストコンク
リート1には貫通穴1aが形成されており、この貫通穴
1aには配管部材2が固設されている。建物の基礎を施
工する箇所の一部を他の箇所よりも深く掘り下げ、この
掘り下げ箇所に配管用プレキャストコンクリート1を配
置し、この配管用プレキャストコンクリート1上に基礎
を施工していく。配管部材4を埋設するときには、基礎
下部側を掘り起こさなくても、配管用プレキャストコン
クリート1の配管部材2に接続するだけで済む。
Description
コンクリート及び建物の基礎施工方法に関する。
は、冬期の土中凍結による配管の破損防止のため、地表
面から所定の深さに配管を埋設することが要求される。
いわゆる凍結深度を考慮した配管埋設施工法であり、一
般には、建物の基礎(布基礎など)よりも深い箇所に配
管を置くこととしている。
施工するスタッフと配管を埋設するスタッフとは異なっ
ているのが通例であり、基礎を先に施工した場合には、
その下部側を掘り起こして配管を行う作業が配管埋設ス
タッフに求められることになり、その逆に、配管埋設を
先に行う場合には、その作業が終了するまで基礎施工ス
タッフは待たされることになってしまう。
に施工した場合でも、その下側配管のために基礎下部側
を掘り起こす必要がない配管用プレキャストコンクリー
ト及び建物の基礎施工方法を提供することを目的とす
る。
ャストコンクリートは、上記課題を解決するために、建
物の基礎下に設けられる略立方体形状のプレキャストコ
ンクリートであって、配管用通路を成す貫通穴が形成さ
れていることを特徴とする。前記貫通穴には配管部材が
設けられていてもよい。
建物の基礎施工箇所の一部を他の箇所よりも深く掘り下
げ、この掘り下げ箇所に配管用通路を成す貫通穴を有す
る部材を配置し、この部材上に基礎を施工していくこと
を特徴とする。前記貫通穴を有する部材は、前述した配
管用プレキャストコンクリートであるのがよい。
よって配管埋設が行われるよりも先に基礎を施工するの
であるが、当該基礎の下側には配管用通路を成す貫通穴
を有する部材(特に前述の配管用プレキャストコンクリ
ート)を設けておくのであるから、基礎施工後の配管埋
設スタッフによる基礎下側の配管埋設では、前記貫通穴
又はこの貫通穴に設けた配管部材に別の配管部材を接続
するだけでよく、基礎下部側を掘り起こす必要はなくな
る。
用プレキャストコンクリート及び建物の基礎施工方法を
図1乃至図3に基づいて説明していく。
ート1の斜視図であり、同図(b)は同断面図である。
この配管用プレキャストコンクリート1は、建物の基礎
下に設けられることになる略立方体形状のプレキャスト
コンクリートであって、中央部分に水平方向の貫通穴1
aが形成されたものである。前記貫通穴1aには、樹脂
製(例えば、塩化ビニール製など)の配管部材2が固設
されている。配管部材2の両端開口部は中央側の胴径よ
りも幾分広くなっており、別の配管部材4(図3参照)
に対するジョイント部を成す。
ンクリート1を用いる基礎施工方法を示した説明図であ
る。図2(a)に示すように、基礎施工箇所に溝を堀
り、この溝に配管用プレキャストコンクリート1を置
く。このとき、配管用プレキャストコンクリート1の貫
通穴1aは基礎の延設方向に直交させておく。また、配
管用プレキャストコンクリート1を置く箇所は、他の基
礎施工箇所よりも深く掘り下げておく。次に、図2
(b)に示すように、配管用プレキャストコンクリート
1上にも基礎3を施工していく。この実施形態では、偏
平な略立方体形状を成すプレキャスト基礎3aを用い、
このプレキャスト基礎3aを据え付けた後に基礎全体と
して逆T字状となるようにコンクリート3bを打設して
いる。そして、配管用プレキャストコンクリート1を配
置した箇所以外において埋め戻しを行う。基礎を施工す
るスタッフは、ここまでの作業となる。
に、配管埋設スタッフが現場で作業を行うときには、図
3(a)に示すように、配管用プレキャストコンクリー
ト1の配管部材2に別の配管部材4をつなぐだけでよ
く、従来方法のごとく、基礎下部側を掘り起こすといっ
た作業は不要となる。そして、図3(b)に示すよう
に、配管部材4を配管部材2に連結したら、この箇所に
おいて土を埋め戻す作業を行えばよい。
ャストコンクリート1の貫通穴1aに配管部材2を設け
たが、貫通穴1a自体を配管としてもよい。また、配管
用プレキャストコンクリート1に代えて、配管用通路を
成す貫通穴を有する部材(例えば、一般的な土管など)
を配置し、その上に基礎を施工してもよい。ただし、上
記一般的な土管などよりも、上述した配管用プレキャス
トコンクリート1を用いる方が、基礎施工が行い易く、
また、耐久性にも優れる。
ば、基礎施工後の配管埋設スタッフによる基礎下側の配
管埋設では、貫通穴又はこの貫通穴に設けた配管部材に
別の配管部材を接続するだけでよく、基礎下部側を掘り
起こす必要はなくなり、作業者の負担軽減が図れると共
に、工期短縮が図れるという効果を奏する。
キャストコンクリートの斜視図であり、同図(b)は同
断面図である。
の基礎施工方法の工程を示した断面図である。
の基礎施工方法の工程を示した断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 建物の基礎下に設けられる略立方体形状
のプレキャストコンクリートであって、配管用通路を成
す貫通穴が形成されていることを特徴とする配管用プレ
キャストコンクリート。 - 【請求項2】 請求項1に記載の配管用プレキャストコ
ンクリートにおいて、前記貫通穴には配管部材が設けら
れていることを特徴とする配管用プレキャストコンクリ
ート。 - 【請求項3】 建物の基礎施工箇所の一部を他の箇所よ
りも深く掘り下げ、この掘り下げ箇所に配管用通路を成
す貫通穴を有する部材を配置し、この部材上に基礎を施
工していくことを特徴とする建物の基礎施工方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の建物の基礎施工方法に
おいて、前記貫通穴を有する部材は請求項1又は請求項
2に記載の配管用プレキャストコンクリートであること
を特徴とする建物の基礎施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001329819A JP3808751B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 建物の基礎構造及び建物の基礎施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001329819A JP3808751B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 建物の基礎構造及び建物の基礎施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003129497A true JP2003129497A (ja) | 2003-05-08 |
JP3808751B2 JP3808751B2 (ja) | 2006-08-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3808751B2 (ja) |
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2001
- 2001-10-26 JP JP2001329819A patent/JP3808751B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3808751B2 (ja) | 2006-08-16 |
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