JP2003128841A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JP2003128841A JP2001323879A JP2001323879A JP2003128841A JP 2003128841 A JP2003128841 A JP 2003128841A JP 2001323879 A JP2001323879 A JP 2001323879A JP 2001323879 A JP2001323879 A JP 2001323879A JP 2003128841 A JP2003128841 A JP 2003128841A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性、耐摩耗性を低下させることなく、低
発熱性、ウェットグリップ性能を改善しうるゴム組成物
を提供する。 【解決手段】 (A)ジエン系ゴム成分100重量部に
対して、(B)チッ素吸着比表面積が70〜300m2
/gのカーボンブラック5〜150重量部、(C)チッ
素吸着比表面積が100〜300m2/gのシリカ5〜
100重量部、(D)該シリカの重量に対してシランカ
ップリング剤1〜20重量%、(E)炭酸カルシウム5
〜150重量部、および、(F)該炭酸カルシウムの重
量に対して下記一般式(I)で表わされるポリエーテル
化合物0.1〜150重量%を含むゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物に関
し、さらに詳しくは、加工性、耐摩耗性を低下させるこ
となく、低燃費性、ウェットグリップ性能を改善させた
ゴム組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車タイヤに要求される特性
は、低燃費性のほか、操縦安定性、耐摩耗性、乗り心地
など多岐にわたり、これらの性能を向上するために種々
の工夫がなされている。これらの性能のうち、とくにタ
イヤのグリップ性能と転がり抵抗特性(低燃費性)は、
いずれもゴムのヒステリシスロスに関する特性である。
一般に、ヒステリシスロスを大きくするとグリップ力は
高くなり制動性能が向上するが、転がり抵抗も大きくな
り燃費の増大をもたらす。 【0003】このように、グリップ性能と転がり抵抗特
性は相反する関係にあるため、両特性を同時に満足させ
るべく種々のタイヤ用ゴム組成物が提案されている。た
とえば、タイヤ用ゴム組成物において、とくにポリマー
とカーボンブラックが両特性に大きく影響することか
ら、ポリマーとして、スチレン−ブタジエン共重合体を
用いる場合には、結合スチレンの含有率、ブタジエン部
分1,2−結合含有率を適宜選択して、転がり抵抗特性
とグリップ性能の双方の向上を図っている。また、カー
ボンブラックについては、カーボンブラック充填量の減
量やカーボンブラックの粒子径を大きくするなどの手法
が用いられているが、いずれの方法においても低発熱性
と補強性および耐摩耗性との両立は難しく、実際には粒
子表面の活性度を最適化させたタイプのカーボンブラッ
クが使用されているのが現状である。 【0004】一方、低発熱化を目的としてシリカとシラ
ンカップリング剤を使用する方法が多数報告されてい
る。しかし、シリカを配合したゴム組成物は、走行を重
ねるとゴムの剛性が低下し、大幅にグリップ力が低下す
ることが判明している。また、シリカ配合ゴム組成物
は、ゴム中へのシリカ粒子の分散が不充分であるとゴム
組成物のムーニー粘度が高くなり、押出しなどの加工性
に劣るなどの問題が生じる。 【0005】これらの問題点を解決すべく、従来から種
々の提案がなされている。たとえば、特開平7−133
375号公報、特開平8−311245号公報には、ジ
エン系ゴムに焼成クレーを配合したゴム組成物が、特開
平8−3373号公報には、特定のジエン系ゴムにジエ
ン系ゴムとカオリナイトからなる加硫ゴム粉末を配合し
たゴム組成物がそれぞれ開示されており、グリップ性能
の向上などに効果があることが記載されている。また、
特開平8−59893号公報、特開平8−59894号
公報には、特定のスチレン含有量を有するSBRに特定
の組成を有する無機化合物粉体とカーボンブラックとを
配合したゴム組成物が、特開平7−149954号公
報、特開平9−31250号公報には、ブタジエン部分
中の1,2−結合の含有率が特定の範囲内にあるジエン
系ゴムにカオリナイトを主成分とするクレーを配合した
ゴム組成物が開示されており、同様の効果があることが
記載されている。 【0006】しかしながら、シリカなどの無機化合物粉
体の表面特性はゴム組成物に大きく影響し、しばしば意
図した機能の実現を著しく抑制する場合がある。たとえ
ば、シリカはその表面官能基であるシラノール基が水素
結合するために、シリカ粒子同士が凝集する傾向にあ
り、作業性が大幅に低下するだけでなく、材料強度の低
下や脆弱化といった問題の原因となる。 【0007】このような問題を解決するために、各種の
カップリング剤や分散剤、表面改質剤などが用いられて
きた。たとえば、シランカップリング剤はシリカ表面の
シラノール基と結合してシリカ同士の凝集を防ぎ、加工
性を改善すると考えられている。しかし、シランカップ
リング剤は高価であるうえ、シランカップリング剤の官
能基の特性上、結合を可能とする無機化合物は、シリ
カ、ガラスファイバー、アルミナなどに限定され、酸化
チタン、炭酸カルシウム、カーボンブラック、グラファ
イトなどの反応性に欠けるものには機能しないという欠
点を有していた。 【0008】その他の安価な無機化合物の分散剤および
表面改質剤として、アニオン、カチオンまたはノニオン
性の低分子界面活性剤や脂肪酸などが用いられるが、こ
れらの無機化合物の被覆力は弱いという問題があった。 【0009】このように、無機化合物粉体の分散性を向
上し、作業性、加工性を低下させることなく、耐摩耗
性、低発熱性を維持し、ウェットグリップ性能に優れた
ゴム組成物は、未だに存在しないのが現状である。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加工
性、耐摩耗性を低下させることなく、低発熱性、ウェッ
トグリップ性能を改善しうるゴム組成物を提供すること
にある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ジエン
系ゴム成分100重量部に対して、(B)チッ素吸着比
表面積が70〜300m2/gのカーボンブラック5〜
150重量部、(C)チッ素吸着比表面積が100〜3
00m2/gのシリカ5〜100重量部、(D)該シリ
カの重量に対してシランカップリング剤1〜20重量
%、(E)炭酸カルシウム5〜150重量部、および、
(F)該炭酸カルシウムの重量に対して下記一般式
(I)で表わされるポリエーテル化合物0.1〜150
重量%を含むゴム組成物に関する。 【0012】 【化2】 【0013】(式中、R1は水素原子、または、炭素数
1〜50の炭化水素基、ケイ素原子数1〜50のシロキ
シシリルプロピル基および−(AO)m−R2で表わされる
基よりなる群から選ばれた置換基を示す。R1は単一で
も複数の種類であってもよい。ここで、R2は水素原
子、または、炭素数1〜42の炭化水素基およびケイ素
原子数1〜40のシロキシシリルプロピル基からなる群
より選ばれた置換基、Aは炭素数2〜3のアルキレン
基、mは1〜100の整数を示す。m個のAは同一でも
異なっていてもよい。) 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 【0015】本発明のゴム組成物は、ゴム成分に、カー
ボンブラック、シリカおよびシランカップリング剤を含
有し、さらに、炭酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの
表面改質剤として特定のポリエーテル化合物を含有す
る。 【0016】本発明に使用されるゴム成分は、ジエン系
合成ゴムまたはジエン系合成ゴムと天然ゴムとの混合物
からなる。本発明において用いられるジエン系合成ゴム
としては、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタ
ジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、エチレ
ン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレ
ンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム
(NBR)、ブチルゴム(IIR)などがあげられる。
これらのゴムは単独で用いてもよく、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。 【0017】本発明に使用されるカーボンブラックは、
チッ素吸着比表面積(N2SA)が70〜300m2/g
である。カーボンブラックのN2SAが70m2/g未満
であると充分な補強性や耐摩耗性が得られず、300m
2/gをこえると分散性が低下し、発熱性が増大する。
好ましくは、カーボンブラックのN2SAの下限は90
2/g、さらには100m2/g、上限は280m2
g、さらには250m2/gである。前記カーボンブラ
ックの例としては、HAF、ISAF、SAFなどがあ
げられるが、とくに制限されるものではない。 【0018】本発明で使用されるカーボンブラックの配
合量は、前記ゴム成分100重量部に対して5〜150
重量部である。カーボンブラックの配合量が5重量部未
満では補強性や耐摩耗性が低下し、150重量部をこえ
ると分散性が低下するうえ、所望の特性が得られない。
好ましくは、カーボンブラックの配合量の下限は10重
量部、さらには15重量部、上限は120重量部、さら
には100重量部、とくには85重量部である。 【0019】本発明で使用されるシリカの例としては、
とくに制限はなく、従来からゴム補強用として慣用され
ているもの、たとえば乾式法シリカ、湿式法シリカなど
のなかから適宜選択して用いることができる。 【0020】本発明に用いられるシリカは、チッ素吸着
比表面積(N2SA)が100〜300m2/gである。
シリカのN2SAが100m2/g未満では、補強効果が
小さく、300m2/gをこえると分散性が低下し、ゴ
ム組成物の発熱性が増大する。好ましくは、シリカのN
2SAの下限は130m2/g、上限は280m2/gで
ある。 【0021】前記シリカの配合量は、ゴム成分100重
量部に対して5〜100重量部である。シリカの配合量
が5重量部未満では充分なウェットグリップ性能が得ら
れず、100重量部をこえると作業性が低下する。好ま
しくは、シリカの配合量の下限は10重量部、上限は8
0重量部、さらには75重量部である。 【0022】本発明で好適に使用できるシランカップリ
ング剤は、従来からシリカ充填剤と併用される任意のシ
ランカップリング剤とすることができる。具体的には、
ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフ
ィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラス
ルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テ
トラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチ
ル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリル
プロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシ
リルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキ
シシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリメト
キシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシ
シリルプロピル−N,N―ジメチルチオカルバモイルテ
トラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−
N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、
2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオ
カルバモイルテトラスルフィド、2−トリメトキシシリ
ルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラス
ルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチア
ゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロ
ピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエト
キシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3
−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスル
フィドなどのスルフィド系;3−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキ
シシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、
2−メルカプトエチルトリエトキシシランなどのメルカ
プト系;ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシランなどのビニル系;3−アミノプロピルトリエト
キシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシ
シラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリ
メトキシシランなどのアミノ系;γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシランなどのグリシドキシ系;3−ニトロプロピ
ルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキ
シシランなどのニトロ系;3−クロロプロピルトリメト
キシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、
2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチ
ルトリエトキシシランなどのクロロ系などがあげられ
る。これらのなかでも、カップリング剤添加効果とコス
トの両立からビス(3−トリエトキシシリルプロピル)
テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキ
シシランなどが好適に用いられる。これらのシランカッ
プリング剤は、1種で、または2種以上を組み合わせて
用いてもよい。 【0023】かかるシランカップリング剤の配合量は、
前記シリカ重量に対して1〜20重量%である。シラン
カップリング剤の配合量が1重量%未満ではシランカッ
プリング剤を入れた効果が充分でなく、20重量%をこ
えると、コストが上がる割にカップリング効果が得られ
ず、補強性、耐摩耗性が低下する。分散効果、カップリ
ング効果の面から、シランカップリング剤の配合量の下
限は2重量%、上限は15重量%であることが望まし
い。 【0024】本発明で使用される炭酸カルシウムとして
は、BET比表面積が10m2/g以上の極微細炭酸カ
ルシウムが好ましく用いられる。BET比表面積が10
2/g未満では補強効果が充分に発揮されず、耐摩耗
性が低下する傾向がある。より好ましくは、BET比表
面積の下限は5m2/g、上限は100m2/gである。
BET比表面積が100m2/gをこえると作業性が低
下する傾向がある。 【0025】炭酸カルシウムの平均粒子径は0.01〜
50μmであることが好ましい。炭酸カルシウムの平均
粒子径が0.01μm未満では作業性が低下する傾向が
あり、50μmをこえると耐摩耗性などの特性が低下す
る傾向がある。 【0026】前記炭酸カルシウムのなかでも、ゴムへの
分散性をよくするため、有機物で表面処理した活性化炭
酸カルシウムが好ましい。ゴムへの分散性をよくするた
めに表面処理に用いられる有機物としては、一般に炭酸
カルシウムの表面処理剤として用いられるものであれば
とくに制限はなく、たとえば、脂肪酸、樹脂酸、界面活
性剤などがあげられる。 【0027】炭酸カルシウムの配合量は、前記ゴム成分
100重量部に対して5〜150重量部である。前記配
合量が5重量部未満ではウェットグリップ性能の改善効
果が小さく、150重量部をこえると、耐摩耗性が低下
する。好ましくは、炭酸カルシウムの配合量の下限は1
0重量部、上限は120重量部、さらには100重量部
である。 【0028】本発明で使用されるポリエーテル化合物
は、下記一般式(I)で表わされる。 【0029】 【化3】 【0030】(式中、R1は水素原子、または、炭素数
1〜50の炭化水素基、ケイ素原子数1〜50のシロキ
シシリルプロピル基および−(AO)m−R2で表わされる
基よりなる群から選ばれた置換基を示す。R1は単一で
も複数の種類であってもよい。ここで、R2は水素原
子、または、炭素数1〜42の炭化水素基およびケイ素
原子数1〜40のシロキシシリルプロピル基からなる群
より選ばれた置換基、Aは炭素数2〜3のアルキレン
基、mは1〜100の整数を示す。m個のAは同一でも
異なっていてもよい。) 【0031】前記一般式(I)において、R1が炭化水
素基である場合、R1の好ましい例として、炭素数1〜
42のアルキル基もしくはアルケニル基、炭素数6〜4
2のアリール基、または、炭素数7〜43のアリールア
ルキル基もしくはアルキルアリール基があげられる。さ
らに好ましい例として、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、セチル基、ス
テアリル基などの炭素数1〜30のアルキル基;アリル
基などの炭素数2〜30のアルケニル基;フェニル基な
どの炭素数6〜30のアリール基;ノニルフェニル基な
どの炭素数7〜31のアルキルアリール基などがあげら
れる。R1の炭素数が多すぎると、炭酸カルシウムの分
散効果、表面改質効果が低下する傾向がある。 【0032】R1がシロキシシリルプロピル基である場
合、R1の好ましい例として、ケイ素原子数1〜30、
とくには1〜20の直鎖または分岐鎖のシロキシシリル
プロピル基があげられる。これらのシロキシシリルプロ
ピル基のケイ素原子に結合するアルキル置換基は同一ま
たは異なっていてもよく、メチル基、ブチル基、ビニル
基、フェニル基などがあげられる。 【0033】前記一般式(I)において、R1は置換基
を有していてもよいが、その置換基として、ヒドロキシ
基、アルコキシ基(炭素数1〜30)、アミノ基、ジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、アミド基(炭素数1
〜18)、トリアルキルアンモニウム基(アルキル基の
炭素数1〜30)、ジアルキルアンモニウム基(アルキ
ル基の炭素数1〜30)、アルキルアンモニウム基(ア
ルキル基の炭素数1〜30)、アンモニウム基、メチル
エステル基、エチルエステル基、カルボキシル基、アシ
ル基(炭素数1〜18)、シリル基、シロキシ基(以
下、「本発明の置換基」という)などがあげられる。 【0034】R1が−(AO)m−R2で表わされる基であ
る場合において、R2が炭化水素基であるとき、R2の好
ましい例として、メチル基、エチル基、n−ブチル基、
t−ブチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、セ
チル基、ステアリル基、フェニル基、ノニルフェニル基
などが例示される。 【0035】R2がシロキシシリルプロピル基であると
き、R2の好ましい例として、ケイ素原子数1〜20の
シロキシシリルプロピル基があげられる。これらのシロ
キシシリルプロピル基のケイ素原子に結合するアルキル
置換基は、同一または異なっていてもよく、メチル基、
ブチル基、ビニル基、フェニル基などがあげられる。 【0036】R2は置換基を有していてもよいが、その
置換基として「本発明の置換基」があげられる。 【0037】また、Aとして、エチレン基またはプロピ
レン基が例示され、mは、好ましくは1〜50の整数、
さらに好ましくは5〜10の整数である。 【0038】本発明のポリエーテル化合物(I)は、化
学式(II)で表わされるエポキシ化合物のみを重合する
か、その他のモノマー(X)と共重合して得られる。す
なわち、以下のいずれかの反応式によって得られる。 【0039】 【化4】 【0040】(式中、R1は、前述した通りである。X
は、置換エポキシド(II)と共重合し得るその他のモノ
マーを示す。Yは、モノマーX由来の重合単位を示す。
p,qは、それぞれの重合単位の繰り返しを示す。) 【0041】これらの場合において、pは、好ましくは
5〜2000000である。pが5未満では炭酸カルシ
ウムの被覆力が弱くなる傾向があり、2000000を
こえるとポリエーテル化合物そのものの分散性が低下す
るために炭酸カルシウムの表面改質効果が低下する傾向
がある。より好ましくは、pの下限は10、上限は10
00000、さらには100000である。Xを用いた
場合、q≠0であり、qは1〜100,000であるこ
とが好ましい。 【0042】ポリエーテル化合物(III)および(IV)
において、R1は複数の種類であってもよいが、その場
合、ポリエーテル主鎖におけるそれらの配列様式は、ブ
ロック、交互、ランダムのいずれであってもよい。また
重合単位Yを有する化合物(V)において、配列様式は
ブロック、交互、ランダムのいずれであってもよい。 【0043】モノマーXとして、エチレンオキシド、置
換エポキシド(II)以外の置換エポキシド、またはエポ
キシド以外のアニオン重合性モノマーが例示される。好
ましい例として、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、炭素数4〜22のアルキレンオキシド、3−パーフ
ルオロアルキル−1,2−エポキシプロパン、4員環、
6員環または7員環のラクトン類、5員環または6員環
のカーボネート員類、ラクタム類、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、メチル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリ
ル酸エステル類、スチレン、ブタジエン、イソプレン、
炭素数5〜22の末端オレフィンなどが例示される。 【0044】本発明で使用されるポリエーテル化合物の
配合量は、前記炭酸カルシウムの重量に対して0.1〜
150重量%である。ポリエーテル化合物の配合量が
0.1重量%未満では充分な分散効果が得られず、15
0重量%をこえるとコストが高くなる割に分散効果が得
られない。好ましくは、ポリエーテル化合物の配合量の
下限は0.5重量%、上限は100重量%、さらには8
0重量%である。 【0045】本発明に使用されるポリエーテル化合物は
単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。ま
た、これ以外に公知の表面改質剤、分散剤、界面活性
剤、カップリング剤などを併用することができる。 【0046】なお、本発明のゴム組成物には、前記のゴ
ム成分、カーボンブラック、シリカ、シランカップリン
グ剤、炭酸カルシウム、ポリエーテル化合物以外に、必
要に応じて、軟化剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進
剤、加硫促進助剤などの通常のゴム工業で使用される配
合剤を適宜配合することができる。 【0047】本発明のゴム組成物は、加工性、耐摩耗性
を低下させることなく、低発熱性、ウェットグリップ性
能を改善しうるものであり、タイヤトレッドに好適に用
いることができる。 【0048】 【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。 【0049】以下の製造例にしたがってポリエーテル化
合物を合成した。合成したポリエーテル化合物の分子量
は、GPCにより測定した。測定には、ウォーターズ製
150C型を使用し、カラムは昭和電工(株)製Sho
dex HT−806、Shodex HT−803
(×2本)を用いた(カラム温度:130℃、移動相:
o−ジクロロベンゼン)。ポリスチレン換算で合成した
ポリエーテル化合物の数平均分子量(以下、Mnと略記
する)を求めた。 【0050】製造例1(ポリエーテル化合物) トルエン中、ステアリルグリシジルエーテル50gを、
サマリウムアルコキシド−メチルアルモキサン触媒1モ
ル%(グリシジルエーテルに対するモル%、以下同じ)
を用いて、130℃で12時間重合した。反応液を再沈
精製して、白色固体のポリエーテル化合物を得た。本
品は、側鎖に長鎖アルキル基を有する改質剤である。本
品のMnは29万であった。以下に本品の構造式を示
す。 【0051】 【化5】 【0052】製造例2(ポリエーテル化合物) ステアリルグリシジルエーテル50gの代わりに、ステ
アリルグリシジルエーテル40gとフェニルグリシジル
エーテル10gを用いたほかは製造例1と同様にして、
微黄色固体のポリエーテル化合物を得た。本品は、側
鎖に長鎖アルキル基とフェニル基を有する改質剤であ
る。本品のMnは27万であった。以下に本品の構造式
を示す。 【0053】 【化6】 【0054】製造例3(ポリエーテル化合物) ステアリルグリシジルエーテル50gの代わりに、ステ
アリルグリシジルエーテル40gとアリルグリシジルエ
ーテル10gを用いたほかは製造例1と同様にして、白
色固体のポリエーテル化合物を得た。本品は、側鎖の
一部に長鎖アルキル基とアリル基を有する改質剤であ
る。本品のMnは26万であった。以下に本品の構造式
を示す。 【0055】 【化7】【0056】製造例4(ポリエーテル化合物) ステアリルグリシジルエーテル50gの代わりに、n−
ブチルグリシジルエーテル40gとアリルグリシジルエ
ーテル10gを用いたほかは製造例1と同様にして、無
色透明の柔軟ポリマーであるポリエーテル化合物を得
た。本品は側鎖にブチル基とアリル基を有する改質剤で
ある。本品のMnは13万であった。以下に本品の構造
式を示す。 【0057】 【化8】 【0058】以下に実施例および比較例で用いた他の薬
品をまとめて説明する。 SBR:ジェイエスアール(株)製のSBR1502 カーボンブラック:昭和キャボット(株)製のショウブ
ラックN220(N2SA:125m2/g) シリカ:デグッサ製のウルトラジルVN3(N2SA:
210m2/g) シランカップリング剤:デグッサ製のSi69(ビス
(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ド) 炭酸カルシウム:白石工業(株)製の白艶華CC アロマオイル:(株)ジャパンエナジー製のJOMOプ
ロセスX140 老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6
C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル
−p−フェニレンジアミン) ステアリン酸:日本油脂(株)製のステアリン酸 酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号 硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄 加硫促進剤TBBS:大内新興化学工業(株)製ノクセ
ラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミド) 加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセ
ラーD(N,N’−ジフェニルグアニジン) 【0059】実施例1〜4および比較例1〜6 下記の配合表1および表2に示す配合処方にしたがっ
て、混練り配合し、各種供試ゴム組成物を得た。これら
の配合物を170℃で20分間プレス加硫して加硫物を
得、これらについて以下に示す各特性の試験を行なっ
た。 【0060】(摩耗試験)ランボーン摩耗試験機にて、
温度20℃、スリップ率20%、試験時間5分間の条件
でランボーン摩耗量を測定し、各配合の容積損失を計算
し、比較例1の損質量を100として下記計算式により
指数表示した(摩耗指数)。指数が大きいほど耐摩耗性
が優れる。 (摩耗指数)=(比較例1の損失量)÷(各配合の損失
量)×100 【0061】(転がり抵抗指数)粘弾性スペクトロメー
ター VES((株)岩本製作所製)を用いて、温度7
0℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件下で各配合の
損失正接(tanδ)を測定し、比較例1のtanδを
100として、下記計算式により指数表示した(転がり
抵抗指数)。指数が大きいほど転がり抵抗特性が優れ
る。 (転がり抵抗指数)=(比較例1のtanδ)÷(各配
合のtanδ)×100 【0062】(ウェットスキッド試験)スタンレー社製
のポータブルスキッドテスターを用いてASTM E3
03−83の方法にしたがって測定し、比較例1のウェ
ットスキッドレジスタンスを100として下記計算式に
より指数表示した(ウェットスキッド指数)。指数が大
きいほどウェットスキッド性能が優れる。 (ウェットスキッド指数)=(各配合のウェットスキッ
ドレジスタンス)÷(比較例1のウェットスキッドレジ
スタンス)×100 【0063】結果を表1に示す。 【0064】表1から、カーボンブラックの一部をシリ
カで置き換え、シランカップリング剤を併用した比較例
2は、低発熱性およびグリップ性能を改善することはで
きるが、補強性に劣り耐摩耗性が低下することがわか
る。 【0065】カーボンブラックの一部を炭酸カルシウム
で置き換えた比較例3、さらにシランカップリング剤、
ポリエーテル化合物、シリカとシランカップリング剤を
併用した比較例4〜6も、低発熱性およびグリップ性能
を改善することはできるが、補強性に劣り耐摩耗性が低
下することがわかる。 【0066】カーボンブラックの一部をシリカおよび炭
酸カルシウムで置き換え、シランカップリング剤および
ポリエーテル化合物を併用した実施例1〜4では、耐摩
耗性を低下させることなく、低発熱性およびグリップ性
能を改善することができた。 【0067】 【表1】 【0068】 【発明の効果】本発明によれば、ゴム組成物の充填剤と
してカーボンブラック、シリカおよび炭酸カルシウムを
用い、シランカップリング剤および特定のポリエーテル
化合物を併用することにより、加工性、耐摩耗性を低下
させることなく、低発熱性、ウェットグリップ性能を改
善することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/541 C08K 5/541 C08L 71/02 C08L 71/02 Fターム(参考) 4J002 AC01W AC02W AC03W AC07W AC08W AC09W BB15W BB18W CH02X DA036 DE239 DJ017 EX008 EX028 EX038 EX068 EX078 EX088 FD016 FD017 FD019 FD140 FD150 FD208 GN01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)ジエン系ゴム成分100重量部に
    対して、(B)チッ素吸着比表面積が70〜300m2
    /gのカーボンブラック5〜150重量部、(C)チッ
    素吸着比表面積が100〜300m2/gのシリカ5〜
    100重量部、(D)該シリカの重量に対してシランカ
    ップリング剤1〜20重量%、(E)炭酸カルシウム5
    〜150重量部、および、(F)該炭酸カルシウムの重
    量に対して下記一般式(I)で表わされるポリエーテル
    化合物0.1〜150重量%を含むゴム組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子、または、炭素数1〜50の炭
    化水素基、ケイ素原子数1〜50のシロキシシリルプロ
    ピル基および−(AO)m−R2で表わされる基よりなる群
    から選ばれた置換基を示す。R1は単一でも複数の種類
    であってもよい。ここで、R2は水素原子、または、炭
    素数1〜42の炭化水素基およびケイ素原子数1〜40
    のシロキシシリルプロピル基からなる群より選ばれた置
    換基、Aは炭素数2〜3のアルキレン基、mは1〜10
    0の整数を示す。m個のAは同一でも異なっていてもよ
    い。)
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