JP2003124614A - 電子部品の熱圧着装置 - Google Patents

電子部品の熱圧着装置

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JP2003124614A
JP2003124614A JP2001317793A JP2001317793A JP2003124614A JP 2003124614 A JP2003124614 A JP 2003124614A JP 2001317793 A JP2001317793 A JP 2001317793A JP 2001317793 A JP2001317793 A JP 2001317793A JP 2003124614 A JP2003124614 A JP 2003124614A
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JP
Japan
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electronic component
substrate
thermocompression bonding
lower receiving
heat
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JP2001317793A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Nakanishi
智昭 中西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の加熱が効率よく行え、タクトタイ
ムを短縮することができる電子部品の熱圧着装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 電子部品を基板に熱圧着する電子部品の
熱圧着装置において、基板の下面に接触してこの基板を
下受けするセラミックステージ14の下受け面において
基板の電子部品実装位置に対応した部品下受け範囲14
aの周囲に格子状のスリット14cを設ける。熱圧着ヘ
ッドによって電子部品を加熱しながらセラミックステー
ジ14によって下受けされた基板に押圧する際には、部
品下受け範囲14aから外側へ向かって伝達される熱
を、スリット14cによって遮断する。これにより、セ
ラミックステージ14の内部から外部へ拡散する熱量を
減少させ、電子部品を熱圧着温度まで昇温させるのに要
する時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を熱圧着
ヘッドによって加熱しながら熱圧着する電子部品の熱圧
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板に電子部品を熱圧着により実装する
熱圧着装置では、電子部品を基板に接合する際に電子部
品の加熱を必要とする。この熱圧着装置では熱圧着ヘッ
ドを電子部品の上面に当接させ、熱圧着ヘッドに内蔵さ
れた加熱手段によって電子部品を加熱しながら基板に対
して押圧することによって熱圧着が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この熱圧着過程におい
ては、基板は下受け部によって下面を支持され、熱圧着
ヘッドによって加熱された電子部品の熱は、基板を透し
て電子部品の直下の下受け部に伝達される。そしてこの
熱は下受け部内の熱伝達によって外部に拡散するため、
電子部品を所定の熱圧着温度に昇温させるのに時間を要
し、熱圧着のタクトタイム短縮を阻害する要因となって
いた。
【0004】そこで本発明は、電子部品の加熱が効率よ
く行え、タクトタイムを短縮することができる電子部品
の熱圧着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
の熱圧着装置は、電子部品を基板に熱圧着する電子部品
の熱圧着装置であって、前記基板の下面に接触してこの
基板を下受けする下受け部と、前記電子部品に当接し加
熱手段によって電子部品を加熱しながら前記下受け部に
よって下受けされた基板に押圧する熱圧着ヘッドとを備
え、前記基板の電子部品実装位置に対応した前記下受け
部の部品下受け範囲の周囲に、この部品下受け範囲から
外側へ向かって伝達される熱を遮断する熱遮断溝が設け
られている。
【0006】請求項2記載の電子部品の熱圧着装置は、
請求項1記載の電子部品の熱圧着装置であって、前記熱
遮断溝は、基板を前記下受け部の下受け面に真空吸着す
る吸着溝を兼ねる。
【0007】請求項3記載の電子部品の熱圧着装置は、
請求項1記載の電子部品の熱圧着装置であって、前記熱
遮断溝は、前記下受け部の下面側から設けられている。
【0008】本発明によれば、基板の電子部品実装位置
に対応した下受け部の部品下受け範囲の周囲に、この部
品下受け範囲から外側へ向かって伝達される熱を遮断す
る熱遮断溝を設けることにより、下受け部の内部から外
部へ拡散する熱量を減少させ、電子部品を熱圧着温度ま
で昇温させるのに要する時間を短縮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子
部品の熱圧着装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形
態の電子部品の熱圧着装置の基板保持部の斜視図、図3
は本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置の基板
保持部の断面図、図4,図5,図6は本発明の一実施の
形態の電子部品の熱圧着装置の基板下受け用セラミック
ステージの断面図である。
【0010】まず図1を参照して電子部品の熱圧着装置
の構造を説明する。図1において、基板位置決め部1
は、Yテーブル4、Xテーブル5よりなる移動テーブル
3上に、基板保持部2を載置して構成されており、基板
保持部2の両側には熱圧着対象の基板8を搬送する搬送
路6が配設されている。基板8は搬入路7aから基板位
置決め部1の搬送路6上に搬入され、搬送路6が下降す
ることにより基板保持部2によって保持される。
【0011】基板保持部2の上方には熱圧着ヘッド10
が配設されている。熱圧着ヘッド10は加熱手段を内蔵
しており、下端部に装着された圧着ツール10aによっ
て電子部品9の上面に当接し、加熱手段によって電子部
品9を加熱しながら基板保持部2によって下受けされた
基板8に押圧する。これにより電子部品9は基板8に熱
圧着され、熱圧着後の基板8は搬送路6によって基板保
持部2から持ち上げられ、基板位置決め部1から搬出路
7bに搬出される。
【0012】次に図2を参照して、基板保持部2につい
て説明する。図2に示すように基板保持部2は、基板8
の下面に当接して下受けする下受け部であるセラミック
ステージ14、セラミックステージ14の下面に当接す
るステンレスステージ13および加熱プレート11によ
り構成される。セラミックステージ14は、各コーナに
設けられた取付孔14dとセラミックステージ13に設
けられたねじ孔13dを用いて、ボルト18、ワッシャ
17によって締結される。ステンレスステージ13は取
付孔13aを用いてボルト15により加熱プレート11
に締結され、加熱プレート11は、内蔵したヒータ12
によってステンレスステージ13を加熱する。
【0013】セラミックステージ14の上面は、基板8
の下面に当接して下受けする下受け面となっており、下
受け面において基板8の電子部品実装位置8aに対応し
た複数の部品下受け範囲14aの周囲には、吸着溝14
bが設けられている。さらに吸着溝14bの周囲には、
格子状のスリット14cが少なくともセラミックステー
ジ14の厚さ寸法の1/2以上の深さで設けられてお
り、各部品下受け範囲14aは、スリット14cで周囲
を囲まれている。
【0014】図3(a)に示すように、吸着溝14b
は、セラミックステージ14の下面まで貫通して設けら
れた吸引孔14eと連通しており、セラミックステージ
14をステンレスステージ13と締結した状態では、吸
着溝14bは、吸引孔14e、セラミックステージ13
に設けられた吸引溝13c、吸引路13bを介して真空
吸引管16に連通する。真空吸引管16から真空吸引す
ることにより、セラミックステージ14の上面に載置さ
れた基板8は、真空吸着によりセラミックステージ14
に保持される。
【0015】図3(b)は、セラミックステージ14に
よって下受けされた基板8に対して、圧着ツール10a
によって電子部品9を熱圧着する際の伝熱状態を示して
いる。この熱圧着においては、熱圧着ヘッド10に内蔵
された加熱手段から圧着ツール10aを介して電子部品
9に熱が伝達され、加熱された電子部品9から直下の基
板8に対して熱が伝達される。
【0016】そしてこの熱はさらに基板8の下面に当接
した下受け面の部品下受け範囲14aを昇温させるとと
もに、セラミックステージ14の内部を部品下受け範囲
14aから周囲に向かって拡散する。このとき、セラミ
ックステージ14の部品下受け範囲14aの周囲には、
スリット14cが設けられていることから、セラミック
ステージ14の内部の熱流束はスリット14cによって
遮断され、部品下受け範囲14aから周囲に向かって拡
散する伝熱量が大幅に減少する。すなわちスリット14
cは、部品下受け範囲14aから外側へ向かって伝達さ
れる熱を遮断する熱遮断溝となっている。これにより、
電子部品9を基板8に熱圧着する際に電子部品を熱圧着
温度まで昇温させるのに要する時間を短縮して、全体の
タクトタイムを短縮することができ、熱圧着作業の効率
化が実現される。
【0017】図4,図5,図6は、基板8を下受けする
セラミックステージ14の各種の形状例を示している。
図4(a)に示すセラミックステージ14Aは、基板8
を下受け面に吸着する吸着溝14b’の深さを深くし、
この吸着溝14b’に、熱遮断溝の機能を兼ねさせるよ
うにしたものである。また、基板8の下受けに際し、吸
着保持を必要としない場合には、図4(b)に示すよう
に、吸着溝を排してセラミックステージ14Bに、単に
スリット14cのみを設けるようにしてもよい。
【0018】図5に示す例は、基板を下受けするセラミ
ックステージの下面側から熱遮断溝を設けるようにした
ものである。図5(a)に示すセラミックステージ14
Cでは、下面に熱遮断用のスリット20のみが設けられ
ており、図5(b)に示すセラミックステージ14Dで
は、下面に設けられたスリット20とともに、上面に開
口する吸着溝14bおよび吸着溝14bと連通する吸引
孔14eを設けている。
【0019】さらに図6では、図2に示す基板保持部2
におけるステンレスステージ13とセラミックステージ
14の機能を合体させて、1つのセラミックステージと
した例を示している。図6(a)に示すセラミックステ
ージ14Eは、吸着溝14bとスリット14cを備えて
おり、同一のセラミックステージ14Eに、吸着溝14
bと連通する吸引路21が設けられている。また、図6
(b)に示す例は、狭幅タイプの電子部品9’を対象と
する場合を示しており、セラミックステージ14Fに
は、図6(a)に示す吸着溝14b、吸引路21のほか
に、電子部品9’の幅寸法に応じた幅Bでスリット14
cが設けられている。このような構成とすることによ
り、部品下受け範囲の熱容量をできるだけ小さくし、熱
圧着時の電子部品9’や基板8の昇温時間をさらに短縮
することができる。
【0020】なお、上記実施の形態においては、熱遮断
溝としてセラミックステージに単にスリット14cを設
ける形態を示しているが、スリット14c内に樹脂材料
などの断熱性材質を挿入するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、基板の電子部品実装位
置に対応した下受け部の部品下受け範囲の周囲に、この
部品下受け範囲から外側へ向かって伝達される熱を遮断
する熱遮断溝を設けたので、下受け部の内部から外部へ
拡散する熱量を減少させ、電子部品を熱圧着温度まで昇
温させるのに要する時間を短縮して、熱圧着作業の効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の基板保持部の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の基板保持部の断面図
【図4】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の基板下受け用セラミックステージの断面図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の基板下受け用セラミックステージの断面図
【図6】本発明の一実施の形態の電子部品の熱圧着装置
の基板下受け用セラミックステージの断面図
【符号の説明】
1 基板位置決め部 2 基板保持部 3 移動テーブル 8 基板 9 電子部品 10 熱圧着ヘッド 14 セラミックステージ 14a 部品下受け範囲 14b 吸着溝 14c スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を基板に熱圧着する電子部品の熱
    圧着装置であって、前記基板の下面に接触してこの基板
    を下受けする下受け部と、前記電子部品に当接し加熱手
    段によって電子部品を加熱しながら前記下受け部によっ
    て下受けされた基板に押圧する熱圧着ヘッドとを備え、
    前記基板の電子部品実装位置に対応した前記下受け部の
    部品下受け範囲の周囲に、この部品下受け範囲から外側
    へ向かって伝達される熱を遮断する熱遮断溝が設けられ
    ていることを特徴とする電子部品の熱圧着装置。
  2. 【請求項2】前記熱遮断溝は、基板を前記下受け部の下
    受け面に真空吸着する吸着溝を兼ねることを特徴とする
    請求項1記載の電子部品の熱圧着装置。
  3. 【請求項3】前記熱遮断溝は、前記下受け部の下面側か
    ら設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子
    部品の熱圧着装置。
JP2001317793A 2001-10-16 2001-10-16 電子部品の熱圧着装置 Pending JP2003124614A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009130293A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 実装方法
JP2009130294A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 実装方法

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JP2009130293A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 実装方法
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