JP2003123433A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ

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JP2003123433A JP2001317087A JP2001317087A JP2003123433A JP 2003123433 A JP2003123433 A JP 2003123433A JP 2001317087 A JP2001317087 A JP 2001317087A JP 2001317087 A JP2001317087 A JP 2001317087A JP 2003123433 A JP2003123433 A JP 2003123433A
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和男 平口
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録テープの引き出し経路を最短とできる構
成の開口を、ドライブ装置での収容スペースを小型化で
きる遮蔽部材がリール及びリーダ部材に干渉することな
く開閉できる記録テープカートリッジを得る。 【解決手段】 記録テープカートリッジ10では、ドラ
イブ装置への装填側角部が切り欠かれて矢印A方向に対
して傾斜した開口20が形成されており、この矢印A方
向、矢印B方向を共に向く開口20からリーダピン2
2、磁気テープ14が最短経路で引き出される。ドア3
0は、開口20を開閉する際に、矢印A方向に対して傾
斜した開口20を内側から閉塞する位置と、ケース12
の矢印A方向に沿う周壁16A、18Aと略平行に並ん
で開口20を開放する位置との間を、ピン台26及びリ
ール14の外側を回り込むように回転しながらスライド
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ等の記
録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容し
た記録テープカートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等の外部記録媒体として磁
気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テ
ープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の
情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリー
ルを収容する記録テープカートリッジが採用されてい
る。 【0003】この記録テープカートリッジのケースには
開口が形成されており、この開口から記録テープを引き
出しドライブ装置側の巻取リールに巻き取らせるように
なっている。そして、開口から塵埃等が侵入して記録テ
ープに付着しないように、従来から種々の工夫が為され
ている。 【0004】図16に示す記録テープカートリッジ10
0では、ケース102の側壁102A(ケース装填A方
向に沿った側壁)に開口104が形成されている。この
開口104は、装填方向に沿ってスライドするドア10
6で開閉される構成である。 【0005】しかし、この開口104の位置では、記録
テープである磁気テープTの端部に取付けられたリーダ
部材であるリーダピン108を引き出すドライブ装置側
の操作部材がケース102の横方向から回り込んでリー
ダピン108を引き出す必要がある。このため、操作部
材が回り込むスペースをドライブ装置側に確保しなけれ
ばならず、また、操作部材を回り込ます機構が複雑とな
り、どうしてもドライブ装置が大型化する。さらに、別
の見方をすると、巻取リール110に対して磁気テープ
Tの引き出し経路が長くなる。 【0006】一方、図17に示す記録テープカートリッ
ジ112では、ケース114の正面壁114A(ケース
装填A方向を向く前方壁)に開口116が形成されてい
る。この開口116は、支軸回りに開閉する回転式のド
ア118で開閉される構成である。 【0007】この記録テープカートリッジ112では、
正面壁114Aに開口116が形成されているので、ド
ライブ装置側の操作部材は横方向から回り込んで磁気テ
ープTを引き出す必要はないが、ドア118が大きく外
側に開くため、ドライブ装置側には、ドア118の開閉
動作を邪魔しないようにスペースを確保しなければなら
ない。このため、ドライブ装置が大型化する。 【0008】さらに、図18に示す記録テープカートリ
ッジ120では、ケース122の角部を切り欠いて開口
124を形成し、磁気テープTの端部が連結されたリー
ダ部材であるリーダブロック126で開口124を直接
開閉する構成となっている。 【0009】しかし、リーダブロック126が開口12
4を閉じるドアとして機能するだけなら、リーダブロッ
ク126に傷や汚れが生じても問題はないが、リーダブ
ロック126はそのまま操作部材に引き出され、ドライ
ブ装置側の巻取リール128のハブ130に嵌合される
構成である。このため、リーダブロック126に傷や汚
れが生じると、ハブ130と上手く嵌合せず、磁気テー
プTの走行に悪影響を与える恐れがある。また、リーダ
ブロック126が磁気テープTを巻き取る巻取面の一部
を構成するため、上記傷や汚れによって磁気テープTに
記録済みデータの損傷や記録不能領域が発生する恐れが
ある。 【0010】さらに、リーダブロック126は開口12
4の縁部に係止されているだけなので、ケース122が
落下すると外れてしまう恐れがあり、また、リーダブロ
ック126はリーダピンと比較してサイズが大きいた
め、ケース122の形状に制約が多くなる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、記録テープの引き出し経路を最短とできる構成
の開口を、ドライブ装置での収容スペースを小型化でき
る遮蔽部材がリール及びリーダ部材に干渉することなく
開閉でき、かつ遮蔽部材を操作して開口を開閉するドラ
イブ装置側の開閉手段を簡単な構造とすることができる
記録テープカートリッジを得ることが目的である。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る記録テープカートリッジ
は、記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に
収容する矩形状のケースと、前記ケースのドライブ装置
への装填側角部を切り欠いて形成され、前記記録テープ
の端部に取付けられたリーダ部材を引き出すための開口
と、前記ケースに設けられ、前記記録テープの非使用時
には前記開口を内側から閉塞し、前記記録テープを使用
する際には前記ケースの側壁と略平行に並んで前記開口
を開放する遮蔽部材と、を備えている。 【0013】請求項1記載の記録テープカートリッジで
は、記録テープの非使用時には、遮蔽部材によって開口
が内側から閉塞されてケース内への塵埃等の侵入が阻止
される。これにより、ケース内に収容されているリール
に巻装された記録テープへの塵埃等の付着が防止され
る。 【0014】一方、記録テープを使用する際には、ドラ
イブ装置の開閉手段によって遮蔽部材がケースの側壁と
略平行に並ぶ位置に移動して開口が開放され、この開口
からリーダ部材が引き出される。リーダ部材はドライブ
装置の引出手段によって巻取リールへ誘導され、記録テ
ープは、該巻取リールに巻き取られつつ順次ケースから
引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録
再生ヘッド等によって情報の記録や再生が行われる。 【0015】ここで、開口は、矩形状のケースの装填側
角部を切り欠いて形成されているため、開放面がケース
のドライブ装置への装填方向及び該装填方向と直交する
方向に向いている(開放面が上記装填方向に対して傾斜
している)。換言すれば、引出手段が、装填方向側か
ら、装填方向と直交する方向から、或いは角部方向(上
記傾斜方向に交差する方向)からリーダ部材にアクセス
できる。 【0016】このため、記録テープを引き出すための経
路が最短となるドライブ装置の設計が可能となり、ま
た、引出手段が回り込んでリーダ部材をチャックするよ
うなドライブメカが不要となるので、小型で低コストの
ドライブ装置を設計することができる。 【0017】また、遮蔽部材は、上記装填方向に対して
傾斜して形成された開口を内側から閉塞する位置と、上
記傾斜された開口の端部を基端とし上記装填方向に沿っ
たケースの側壁と略平行に並んで開口を開放する位置と
の間を移動して開口を開閉する。換言すれば、遮蔽部材
は、上記装填方向に対して傾斜した状態から該装填方向
に略平行な状態へ向きを変えながら(連続的または断続
的に回転しながら)、または、向きを変えてから(回転
してから)、リーダ部材及びリールの外側を回り込むよ
うにして、ケースのドライブ装置への装填側から後方へ
向けて移動して開口を開放し、反対方向に動作して開口
を閉塞する。 【0018】このため、遮蔽部材は、開口を開閉する過
程で、ケースの開口が形成された切り欠き部分以上にケ
ースからはみ出すことがなく、ドライブ装置内における
記録テープカートリッジの収容スペースが小さい。ま
た、遮蔽部材の移動軌跡がケース内のリーダ部材やリー
ルと干渉することがない。 【0019】さらに、ドライブ装置の開閉手段は、遮蔽
部材をケースの前側(装填方向先頭側)から操作する設
計のみならず、ケースをドライブ装置へ装填する動作
(ケースとドライブ装置との相対移動)によって遮蔽部
材を後方へ移動して開口を開放させる設計とすることが
でき、構造が簡素化される。 【0020】このように、請求項1記載の記録テープカ
ートリッジでは、記録テープの引き出し経路を最短とで
きる構成の開口を、ドライブ装置での収容スペースを小
型化できる遮蔽部材がリール及びリーダ部材に干渉する
ことなく開閉でき、かつ遮蔽部材を操作して開口を開閉
するドライブ装置側の開閉手段を簡単な構造とすること
ができる。 【0021】また、上記の如く記録テープを引き出すた
めの経路を最短にすると、記録テープのパス経路も必然
的に短くなるので、テープガイドとの接触摩耗を低減す
ることができる。さらに、ケースの角部を切り欠いて開
口を形成することで上記の通り引出手段のリーダ部材へ
のアクセス方向の範囲が広がるため、ケース内における
リーダ部材の設置可能位置が広がり、ドライブ装置の設
計自由度が向上する。そして、遮蔽部材が上記の通り動
作するので、リーダ部材の設置可能位置が遮蔽部材によ
って影響を受ける(設置可能位置が狭められる)ことが
ない。 【0022】さらに、遮蔽部材は、ケースから引き出さ
れるリーダ部材とは別個に設けられケースから取り外さ
れる必要がないため、落下衝撃で容易に外れない設計と
することができる。一方、リーダ部材は、記録テープの
非使用時には、遮蔽部材によって開口が閉塞されたケー
ス内に収納されており、キズや汚れが付き難い。このた
め、ドライブ装置内での記録テープの引き出しや走行に
影響を与えず、記録テープ自体を損傷することもない。 【0023】なお、請求項1記載の遮蔽部材とは、ド
ア、扉、リッド、シャッター、ガードパネル等のよう
に、開口を閉じることができる部材の総称を言う。 【0024】また、上記構成の記録テープカートリッジ
において、遮蔽部材のドライブ装置装填時に先頭となる
側の端部に、ドライブ装置の開閉部材(開閉手段)が当
接する当接部を設けた構成としても良い。この構成で
は、記録テープカートリッジのドライブ装置への装填動
作によって遮蔽部材がケースの後方へ相対移動して開口
が開放されるため、ドライブ装置側の開閉手段は、単に
開口の開放過程でその姿勢を変化させる遮蔽部材に当接
した状態でこれに追従可能であれば足り、構造が簡素化
される。 【0025】さらに、上記各構成の記録テープカートリ
ッジにおいて、遮蔽部材が、開口を内側から閉塞する位
置と、ケースの側壁と略平行に並んで開口を開放する位
置との間で向きを変えつつ移動する構成としても良い。
この構成では、遮蔽部材は、開口の閉塞位置と開放位置
との間で向きを変えつつ(連続的または断続的に回転し
ながら)移動し、ケースの外形領域からはみ出すことな
く開口を開閉できる。 【0026】このため、ドライブ装置内における記録テ
ープカートリッジ(ケース)の開口が形成された切り欠
き部に対応する位置にもドライブ装置側の部品(例え
ば、記録テープ案内用のローラ等)を配設できる。ま
た、ユーザーが故意に遮蔽部材を開閉しにくくなる。 【0027】さらにまた、上記遮蔽部材が向きを変えつ
つ移動する構成の記録テープカートリッジにおいて、開
口を開閉する際に、遮蔽部材の任意の部位(例えば、突
起部)を上記装填方向に沿って案内する第1ガイド手段
(例えば、突起部が入り込むガイド溝)と、遮蔽部材の
上記任意の部位とは異なる部位(例えば、突起部)を前
記任意の部位廻りに回動させつつ案内する直線状または
曲線状の第2ガイド手段例えば、突起部が入り込むガイ
ド溝)と、を備えた構成とすることができる。 【0028】この構成では、遮蔽部材は、第1及び第2
ガイド手段に案内されて開口の閉塞位置と開放位置との
間で向きを変えつつ(連続的または断続的に回転しなが
ら)移動し、ケースの外形領域からはみ出すことなく確
実に開口を開閉できる。 【0029】特に、開口開放時に遮蔽部材が並ぶケース
の側壁に沿って設けられた第1ガイド手段に遮蔽部材の
上記任意の部位としての後端部が案内され、遮蔽部材の
上記当接部が設けられた前端部近傍が第2ガイド手段に
案内される構成とすれば、簡単な構造で遮蔽部材が無駄
なく回転しつつ移動でき好適である。 【0030】また、第2ガイド手段の閉塞側端部に、開
口の上記装填方向に対する傾斜方向(想定されるユーザ
ーによる遮蔽部材の操作方向)に交差する方向の屈曲部
を設けた構成とすれば、遮蔽部材はユーザーによる操作
では移動できず開口の閉塞状態が維持される。このよう
に、部品点数を増やすことなく簡易的なロック手段を構
成することができる。 【0031】さらに、第2ガイド手段と該第2ガイド手
段に案内される遮蔽部材の部位との圧力角を15°から
60°の範囲内で設定すれば、遮蔽部材がスムースに作
動し好適である。 【0032】さらにまた、遮蔽部材を開口の閉塞方向に
付勢する付勢手段を設けた構成とすれば、例えば、ドラ
イブ装置は上記開閉部材の当接部との当接状態を解除す
れば開口を閉塞でき、構造が簡素化される。また、この
付勢手段によって遮蔽部材の第2ガイド手段によって案
内される部位を上記屈曲部へ位置させることができ、上
記の簡易的なロック手段の信頼性が向上する。 【0033】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る記録テ
ープカートリッジ10について、図1乃至図12に基づ
いて説明する。まず、記録テープカートリッジ10の概
略の全体構成を説明し、次いで、本発明の要部である開
口20及び該開口20を開閉する遮蔽部材としてのドア
30について説明する。なお、説明の便宜上、矢印Aで
示す記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装
填方向を記録テープカートリッジ10の前方向(前側)
とし、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向とする。 (記録テープカートリッジの全体構成)図1に概略の分
解斜視図にて示される如く、記録テープカートリッジ1
0は、平面視で略矩形状のケース12内に、情報記録再
生媒体である記録テープとしての磁気テープTを巻装し
た単一のリール14を回転可能に収容して構成されてい
る。 【0034】ケース12は、ドライブ装置への装填方向
先頭側の1つの角部である右前角部がそれぞれ切り欠か
れた一対の上ケース16と下ケース18とを互いの周壁
16A、18Aを突き合わせて接合することで構成され
ており、内部に磁気テープTを巻装したリール14の収
容空間が設けられている。そして、上ケース16及び下
ケース18の周壁16A、18Aが切り取られた角部が
磁気テープTの引き出し用の開口20とされている。 【0035】この開口20から引き出される磁気テープ
Tの自由端には、ドライブ装置のチャッキング機構22
(図4参照)によって係止され(係合され)つつ引き出
し操作されるリーダピン24が接続されている。リーダ
ピン24の磁気テープTの幅方向端部より突出した両端
部には、環状溝24Aが形成されており、この環状溝2
4Aがチャッキング機構22のフック22Aに係止され
る。これにより、磁気テープTを引き出す際に、フック
22Aが磁気テープTに接触して傷付けない構成であ
る。 【0036】また、ケース12の開口20の内側には、
ケース12内においてリーダピン24を位置決め、保持
する上下一対のピン台26が設けられている(上ケース
16側のピン台は図示省略)。ピン台26は、半円筒形
状をしており、その凹部26Aに直立した状態のリーダ
ピン24の両端部が保持される。そして、ピン台26の
外周壁の磁気テープT引き出し側は開放しており、リー
ダピン24が出入りする出入り口となっている。 【0037】さらに、下ケース18の中央部には、リー
ル14の図示しないリールギヤを外部に露出するための
ギヤ開口18Bが設けられており、リール14はリール
ギヤがドライブ装置の駆動ギヤに噛合わされてケース1
2内で回転駆動されるようになっている。また、リール
14は、上ケース16及び下ケース18の内面にそれぞ
れ部分的に突設されてギヤ開口18Bと同軸的な円形の
軌跡上にある遊動規制壁19によってガタ付かないよう
に保持されている。 (開口の構成)図2乃至図4にも示される如く、開口2
0は、上記の通りケース12のドライブ装置への装填側
角部が切り欠かれて形成されることで、その開放面が矢
印A方向及び矢印B方向に向くため、ドライブ装置のチ
ャッキング機構22が、矢印A方向、矢印B方向、或い
は矢印A方向と矢印B方向の間からアクセスしてリーダ
ピン24をチャックできる。 【0038】これによって、リーダピン24を保持する
ピン台26を設置可能なエリアが広がる。つまり、ドラ
イブ装置のチャッキング機構22がリーダピン24をチ
ャックできる可能な領域が広いため、矢印A方向または
矢印B方向からチャックするドライブ装置の仕様に合わ
せてピン台26の設置位置を設定できる。このため、ド
ライブ装置の設計の自由度も広がる。 【0039】この開口20の縁部、すなわち、上ケース
16及び下ケース18の切り欠かれた周壁16A、18
Aの終端部にはそれぞれビスボス28が形成されてい
る。このビスボス28へは下側から図示しないビスがね
じ込まれて、上ケース16と下ケース18とが固定(接
合)される。 【0040】これによって、周壁16A、18Aの自由
端によって規定され強度的に不利で落下によって地面等
に衝突しやすい開口20両端のコーナー部は、ケース1
2を落しても、記録テープカートリッジ10全体の重量
で、変形したり座屈して位置ズレしない構成である。 【0041】なお、ビスのネジ山径は一例として、φ
2.0mmで、ビスボス28の外径をφ4.0mmとし
ている。また、ビスに代えて、ビスボス28に相当する
位置に上ケース16から突起を突設すると共に下ケース
18に突起と嵌合する嵌合孔を設け、突起と嵌合孔とを
互いに嵌合させても良いが、この場合、嵌合部位の半径
30mm以内の箇所において上ケース16と下ケース1
8とをビス止めすることが望ましい。さらに、周壁16
A、18Aの付き合せ面(開口20両側のコーナー部)
は溶着固定しても良い。 【0042】また、ピン台26が設置されたエリア(開
口20付近)では、板厚が上ケース16及び下ケース1
8とも2mmとされ、他のエリアと比較して厚肉となっ
ている。さらに、ケース12(上ケース16及び下ケー
ス18)はポリカーボネート素材(PC)で形成されて
いる。なお、ケース12の後述する第1ガイド溝40、
第2ガイド溝42の溝底部の肉厚は、0.5mmから1
mmとされている。 【0043】これは、記録テープカートリッジ10の機
能上で最も重要な(磁気テープTを引き出す際にチャッ
キング機構22に正しく係止されるべき)リーダピン2
4の保持(位置決め)位置であるピン台26付近の強度
を上げ、落下等による衝撃で位置ズレが生じないように
するためである。 【0044】そして、開口20の開放面の矢印A方向に
対する傾斜角は、ライブラリ装置における記録テープカ
ートリッジ10の識別(認識)の要求に応じて決められ
ている。すなわち、ライブラリ装置は、複数の記録テー
プカートリッジ10を収容して記録テープカートリッジ
10を自動的に(人手を介在させないで)ドライブ装置
に着脱するものであるが、その取り扱う記録テープカー
トリッジ10及びドライブ装置が複数種となる場合、記
録テープカートリッジ10の世代や記録容量等を認識す
る必要があり、この認識に開口20の開放面の傾斜角を
利用することができる。 【0045】これにより、上記の如く強度上の配慮が為
された磁気テープT引き出し用の開口20が、その開放
面の傾斜角(具体的には、開口20の上下を規定する天
板または底板の傾斜角)によってライブラリ装置での認
識部を兼ねるため、開口20と認識部とを別個に設けた
場合(例えば、認識部としてケース12に1つまたは複
数の貫通孔を設けた場合)に懸念されるケース12の強
度不足や防塵性の低下、及び金型構造の複雑化を防止で
きる。 (ドアの構成)以上説明した開口20は、遮蔽部材とし
てのドア30によって開閉される。ドア30は、矩形平
板状に形成され、その板幅(高さ)が開口20の開口高
とほぼ同一とされると共に、その板長が開口20の開口
幅よりも大きくされている。すなわち、ドア30は、開
口20を閉塞可能に形成されている。 【0046】このドア30には、その長手方向一端部に
上下一対のガイドピン32がそれぞれ幅方向の両端部か
ら突設されると共に、長手方向他端部に上下一対のガイ
ドピン34がそれぞれ幅方向の両端部から突設されてい
る。また、ドア30には、そのガイドピン32が設けら
れた側の端部外面に平面視三角形状の当接部36が幅方
向に亘って延出されると共に、その中央部内面にばね掛
け溝38が設けられている。 【0047】また、ドア30は、PCより成るケース1
2に対して、耐摩耗性に優れ低摩擦係数である、例え
ば、ポリオキシメチレン(POM)樹脂によって一体に
成形されいる。また、ガイドピン32、34は、ドア3
0の本体とは別個に形成されても良く、その場合、ポリ
アミド(PA)、ポリテトラフロロエチレン(PTF
E)、ポリエチレン(PE)等の樹脂材或いは金属材、
またはこれらを主成分とする材料にて構成されても良
い。一方、ケース12もPCに代えてアクリロニトリル
ブタジエートスチレン(ABS)や金属材とすることも
できるが、ケース12を金属材で構成する場合は、摩耗
特性や異音の防止を考慮してガイドピン32、34を樹
脂材にて構成する必要がある。 【0048】このドア30は、ケース12に設けられた
ガイド手段によって、開口20を閉塞する位置と、開口
20を開放する位置との間を移動可能とされている。 【0049】具体的には、図5乃至図7にも示される如
く、上ケース16及び下ケース18の矢印A方向に沿っ
た周壁16A、18Aの近傍には、互いに対向配置され
る上下一対の第1ガイド溝40が矢印A方向に沿って設
けられている。第1ガイド溝40は、その基端が後側の
ビスボス28の若干後方とされると共に、その長さがド
ア30の板長よりも若干短く形成されている。上下の第
1ガイド溝40は、それぞれ内部にドア30のガイドピ
ン34が挿入されて、該ガイドピン34をその長手方向
に沿って案内する構成である。 【0050】一方、上ケース16及び下ケース18の開
口20の縁部とピン台26との間には、矢印A方向に対
して所定角度傾斜され互いに対向配置される上下一対の
第2ガイド溝42が設けられている。第2ガイド溝42
は、その基端及び終端が前後のビスボス28近傍とされ
ると共に、その長さがドア30の板長よりも若干短く形
成されている。この第2ガイド溝42は、それぞれ内部
にドア30のガイドピン32が挿入されて、該ガイドピ
ン32をガイドピン34廻りに回動させつつ、その長手
方向に沿って案内する構成である。 【0051】これにより、ドア30は、ガイドピン32
が第2ガイド溝42の前端に位置すると共にガイドピン
34が第1ガイド溝40の前端に位置した状態で、一端
部が前側のビスボス28に当接すると共に他端部が第1
ガイド溝40近傍の周壁16A、18Aに当接して開口
20を内側から閉塞する構成である(図5及び図8
(A)参照)。 【0052】また、ドア30は、図6及び図8(B)に
示される如く、ガイドピン32、34においてそれぞれ
第1ガイド溝40、第2ガイド溝42によって案内され
て、平面視でガイドピン34廻りに時計方向へ回転しな
がら後方へ移動し、ガイドピン32が第2ガイド溝42
の後端に位置すると共にガイドピン34が第1ガイド溝
40の後端に位置した状態で、周壁16A、18Aと略
平行に並んでケース12内に収納され、開口20を開放
する構成である(図7及び図8(C)参照)。 【0053】そして、この状態で、ドア30の当接部3
6側の端部が、後側のビスボス28に接するように引い
た開口20の開放面(縁部)の法線nよりも前方に突出
しないように第2ガイド溝42の終端の位置が決められ
ている。これにより、開口20の開放位置にあるドア3
0がチャッキング機構22の進入を邪魔しないようにな
っている。また、第2ガイド溝42の矢印A方向に対す
る傾斜角は、上記ドア30の動作上の要求によって決め
られており、本実施の形態では、上記の如く認識部とし
ての機能上の要求によって決められる開口20の開放面
の矢印A方向に対する傾斜角とは一致しない。すなわ
ち、本実施の形態では、開口20の開放面と第2ガイド
溝42とは平行ではない構成である。なお、開口20の
開放面と第2ガイド溝42とが、結果として平行となっ
ても良いことは言うまでもない。 【0054】また、本実施の形態では、第2ガイド溝4
2の後端を第1ガイド溝40の前端よりもケース12の
内方(矢印B方向とは反対側)に配置することで、開口
20の閉塞状態において、第2ガイド溝42が外部に露
出されないようになっている。換言すれば、第2ガイド
溝42は、開口20の閉塞位置にあるドア30の内側に
形成されており、磁気テープTの非使用時(保管時や運
搬時)にその内部に塵埃や粉塵が堆積しない構成であ
る。 【0055】さらに、ドア30の動作をスムースに行う
ために、各ガイドピン32、34と第1ガイド溝40、
第2ガイド溝42(幅方向)とのクリアランスは、互い
の中心線を一致させたと仮定して片側で0.05mmか
ら0.4mm(両側では0.1mmから0.8mm)程
度が好ましく、特に0.2mmとするとドア30のガタ
つきを防止しつつ作動をスムースにでき好適である。ま
た、ドア30の上下の端面とケース12の内面(天板及
び底板)とのクリアランスは、片側で0.05mmから
0.2mm程度が好ましい。 【0056】さらにまた、第2ガイド溝42の前端部に
は、その長手方向に対して外側に屈曲する屈曲部44が
形成されている。屈曲部44は矢印A方向に沿って形成
され、ドア30が開口20を閉塞した状態では、後述す
る板ばね46の付勢力によって、その内部にドア30の
ガイドピン32が入り込むようになっている。 【0057】これにより、ドア30による開口20の閉
塞状態で、ユーザーがドア30(当接部36)を開口2
0の開放面方向に操作しようとしても、ガイドピン32
が屈曲部44に引掛かり(ガイドピン32と屈曲部44
との摩擦抵抗がガイドピン32を屈曲部44に沿って移
動させる方向の分力よりも大きくなり)、容易にドア3
0を開放させない簡易ロック的な構成となっている。 【0058】なお、本実施の形態では、屈曲部44が矢
印A方向に沿って形成されたが、屈曲部44は、その第
2ガイド溝42の長手方向に対する傾斜角を50°から
150°の間の任意の値に設定でき、曲線状に湾曲して
形成することもできる。 【0059】また、ドア30は、付勢手段としての板ば
ね46によって、開口20の閉塞方向に付勢されてい
る。板ばね46は、その一端部がドア30のばね掛け溝
38に係止されると共に、他端部がケース12の内面か
ら突設された係止部48に係止されている。係止部48
は、第1ガイド溝40の前端近傍で切り欠かれた遊動規
制壁19の略前方に位置し、ギヤ開口18Bの中心から
の距離が遊動規制壁19の内面よりも遠くピン台26よ
りも近くされることで、リール14及びリーダピン24
との干渉が防止されている。 【0060】この板ばね46の付勢力によって、ドア3
0は、通常開口20の閉塞位置に位置するようになって
いる。すなわち、板ばね46の付勢力によって、ドア3
0のガイドピン32が第2ガイド溝42の屈曲部44に
入り込むと共に、ガイドピン34が第1ガイド溝40の
前端部に位置するようになっている。 【0061】一方、開口20を開放する際には、ドア3
0の当接部36がドライブ装置側に設けられた後述する
ドア開閉アーム50のピッキング部50Aに当接され、
ケース12の挿入動作により、ドア30に屈曲部44に
沿う開放力が付与される。この開放力によって、上記の
通りドア30はガイドピン32、34において第1ガイ
ド溝40、第2ガイド溝42に案内されて回転しながら
移動する構成である。 【0062】次に、本実施の形態の作用について図9乃
至図12を参照しつつ説明する。 【0063】上記構成の記録テープカートリッジ10で
は、非使用時(保管時や運搬時等)には、開口20がド
ア30によって内側から閉塞されている。この状態で、
ドア30は、そのガイドピン32が板ばね46の付勢力
によって第2ガイド溝42の屈曲部44に入り込んで簡
易的にロックされている。 【0064】すなわち、ユーザーがドア30(当接部3
6)を開口20の開放面に沿って動かそうとしても、ガ
イドピン32が屈曲部44の溝壁に係合してドア30は
動かない。このため、開口20は、その閉塞状態が維持
され、ユーザーの故意によって開放されることはない。 【0065】一方、磁気テープTを使用する際には、記
録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライ
ブ装置へ装填する。この装填に伴って、図9及び図10
に示される如く、ドライブ装置のバケット52の上部に
揺動可能に支持されたドア開閉アーム50のピッキング
部50Aがドア30の当接部36に当接する。 【0066】記録テープカートリッジ10(ケース1
2)をさらにバケットへ押し込むと、この押し込み力に
よって、図11に示される如く、ドア開閉アーム50が
平面視時計方向へ回動しつつピッキング部50Aにおい
て当接するドア30(当接部36)を開口20の開放方
向へスライドさせる。すなわち、ドア30は、第1ガイ
ド溝40、第2ガイド溝42に案内されてガイドピン3
4廻りに回動しつつ略後方へ移動する。 【0067】そして、図12に示される如く、ケース1
2の開口20が形成された右前角部がバケット52のス
トッパ54に突き当たると、開口20が完全に開放され
る。この状態では、ドア30は、矢印A方向に沿った周
壁16A、18Aと略平行に並んでケース12内に収納
される。 【0068】また、ケース12は、その傾斜した角部が
これに対応した傾斜面を有するストッパ54に突き当た
ることで、バケット52に対する矢印A方向の装填深さ
が規制されると共に矢印B方向の位置も規制される。こ
の状態でバケット52が下降して記録テープカートリッ
ジ10は、ドライブ装置内で鉛直方向及び水平方向に正
確に位置決めされる。 【0069】また、この下降に伴ってリール14のリー
ルギヤにはドライブ装置の駆動ギヤ(図示省略)が噛合
わされ、リール14の回転駆動可能状態となる。そし
て、開放された開口20からは、チャッキング機構22
のフック22Aがケース12内に進入し、このフック2
2Aがピン台26に位置決め保持されたリーダピン24
を係止する。 【0070】リーダピン24を係止したチャッキング機
構22は、リーダピン24をケース12から抜き出して
磁気テープTをケース12から引き出す。さらに、チャ
ッキング機構22は、所定のテープ経路に沿って磁気テ
ープTを引き出しつつ、リーダピン24を図示しない巻
取リールのハブに誘導して該リーダピン24をフック2
2Aと共にハブの収容部に収容保持させる。 【0071】この状態でリール14及び巻取リールを同
期して回転駆動させることにより、磁気テープTは、巻
取リールのハブに順次巻き取られつつ、情報の記録また
は情報の再生が行われる。 【0072】磁気テープTを巻き戻す際には、リール1
4及び巻取リールを逆回転駆動する。磁気テープTがす
べて巻き戻されると、チャッキング機構22は、リーダ
ピン24をピン台26に保持させる。このチャッキング
機構22が開口20から抜け出ると、バケット52が上
昇して記録テープカートリッジ10(ケース12)は位
置決め状態が解除される。 【0073】この状態で記録テープカートリッジ10
は、図示しないイジェクト機構または板ばね46の付勢
力によって矢印A方向とは反対方向に移動され、ドア3
0は、板ばね46の付勢力によって開口20の閉塞方向
へスライドしつつ、当接部36においてピッキング部5
0Aが当接するドア開閉アーム50を平面視反時計方向
へ回動させる。 【0074】このときも、ドア30は、第1ガイド溝4
0及び第2ガイド溝42に案内されてガイドピン34廻
りに回転しつつ略前方へ移動する。ドア30が開口20
を完全に閉塞する初期状態に復帰すると、ドア開閉アー
ム50も初期位置に復帰して次回装填される記録テープ
カートリッジ10の受け入れ状態となる。 【0075】ここで、開口20は、矩形状のケース12
の装填側角部を切り欠いて形成されているため、その開
放面が矢印A方向及び矢印B方向に向いている(開放面
が矢印A方向に対して傾斜している)。換言すれば、ド
ライブ装置のチャッキング機構22がケース12の矢印
A方向を向く前面側からリーダピン24にアクセスで
き、矢印B側の周壁(側壁)16A、18Aよりも外側
(矢印B側)からアクセスする必要がない。 【0076】このため、ドライブ装置では、磁気テープ
Tを引き出すための経路を最短とでき、また、チャッキ
ング機構22がケース12の矢印B側から回り込むよう
なドライブメカが不要となり、小型化及び低コスト化が
図られる。 【0077】また、ドア30は、第1ガイド溝40と第
2ガイド溝42とによって案内されて、矢印A方向に対
して傾斜した開放面を有する開口20を内側から閉塞す
る位置と、ケース12の矢印B側の周壁16A、18A
と略平行に並んで開口20を開放する位置との間を、リ
ール14及びリーダピン24(ピン台26)の外側を回
り込むように回転しながら略後方または略前方へ移動す
る。 【0078】このため、ドア30は、開口20を開閉す
る過程(開放状態及び閉塞状態を含む)でケース12の
外形領域からはみ出すことがなく(ケース12の切欠か
れた角部にもはみ出さず)、ドライブ装置はその内部に
ドア30の開閉スペースを確保する必要がない。すなわ
ち、ドライブ装置内における記録テープカートリッジ1
0の収容スペースが小さい。また、ケース12の開口2
0が形成された切欠き部分に対応するドライブ装置内の
スペースにも、ドライブ装置側の部品(例えば、記録テ
ープ案内用のローラ等)を配設できる。さらに、ドア3
0は、第1ガイド溝40及び第2ガイド溝42に案内さ
れて無駄なく動作し、その動作軌跡がリール14及びリ
ーダピン24(ピン台26)と干渉することがない。 【0079】さらに、ドライブ装置のドア開閉アーム5
0は、単に記録テープカートリッジ10(ケース12)
をドライブ装置へ装填する動作によって、ピッキング部
50Aが当接部36に当接しつつドア30を開口20の
開放方向へ動作させるため、構造が簡単である。特に、
ドア30の組付状態で前端となる一端部に当接部36が
設けられているため、換言すれば、当接部36が開口2
0の開放状態で開口20から外部に臨むドア30の位置
に設けられているため、ドア開閉アーム50は、単にバ
ケット52に揺動可能に支持されるのみで、開口20の
開放過程でその姿勢を変化させるドア30の当接部36
に追従可能である。 【0080】このように、本実施の形態に係る記録テー
プカートリッジ10では、磁気テープTの引き出し経路
を最短とできる構成の開口20を、該記録テープカート
リッジ10のドライブ装置での収容スペースを小型化で
きるドア30がリール14及びリーダピン24に干渉す
ることなく開閉でき、かつドア30を操作して開口20
を開閉する開閉手段としてのドア開閉アーム50を簡単
な構造とすることができる。 【0081】また、上記の如く磁気テープTを引き出す
ための経路を最短にすると、磁気テープTのパス経路も
必然的に短くなるので、磁気テープTとテープガイド
(例えば、回転可能に支持されたローラ等)との接触摩
耗を低減することができる。 【0082】さらに、開口20はケース12の角部を切
欠いて形成され矢印A方向及び矢印B方向を向くため、
チャッキング機構22(フック22A)のリーダピン2
4へのアクセス方向の範囲が広がり、ケース12内にお
けるリーダピン24の設置可能位置が広がる。そして、
ドア30は上記の通りその動作軌跡がリーダピン24の
現実的な設置可能位置とは干渉しないため、ドライブ装
置の設計自由度が向上する。 【0083】さらにまた、ドア30は、ケース12から
引き出されるリーダピン24とは別部材であるため、各
ガイドピン32、34、第1ガイド溝40、第2ガイド
溝42によってケース12からの取り外し不能な構成と
なっている。すなわち、ドア30は、記録テープカート
リッジ10を落下させた場合の衝撃等によってケース1
2から容易に外れることがない。一方、リーダピン24
は、磁気テープTの非使用時には、ドア30によって開
口20が閉塞された密閉状態のケース12内に収納され
ており、キズや汚れが付き難い。このため、ドライブ装
置内での磁気テープTの引き出しや走行に影響を与え
ず、磁気テープT自体を損傷することもない。また、開
口20を内側から閉塞するドア30はユーザーによって
操作され難い。 【0084】また、上記の通り、単に第2ガイド溝42
の前端部を屈曲して屈曲部44を設けることで、部品を
付加することなく、ドア30を開口20の閉塞位置で簡
易的にロックできる。すなわち、部品点数を増やすこと
なく、生産効率(成形性や加工性、組立性、部品管理の
しやすさ)が良く低コストかつ信頼性の高い簡易的なロ
ック手段が実現される。 【0085】さらに、ドア30を開口20の閉塞方向に
付勢する板ばね46を設けたため、ドライブ装置はドア
30を開口20の閉塞方向へ操作する機構が不要で構造
が一層簡単となり、また板ばね46の付勢力によってド
ア30のガイドピン32が確実に屈曲部44に入り込み
上記簡易的なロック手段が確実に機能する。 【0086】なお、上記の実施の形態では、ドア30の
ガイドピン34廻りの回転規制用の第2ガイド溝(カム
溝)42が直線状に形成された構成としたが、本発明は
これに限定されず、例えば、第2ガイド溝42に代え
て、図13(板ばね46の図示は省略している)に示さ
れる如き第2ガイド溝60を備えた構成としても良い。 【0087】第2ガイド溝60は、屈曲部44の後方に
設けられた第1傾斜部62の矢印A方向に対する傾斜角
θ1が、第1傾斜部62のさらに後方に設けられた第2
傾斜部64の矢印A方向に対する傾斜角θ2よりも小さ
い平面視略「く」字状に形成されている。 【0088】この構成では、ガイドピン32の第2ガイ
ド溝60に対する圧力角を上記の実施の形態よりも小さ
くできる。すなわち、圧力角αは、ガイドピン32の第
2ガイド溝60と当接する接点とガイドピン32の回転
中心であるガイドピン34の軸心とを結ぶ仮想線と、上
記接点における第2ガイド溝60の法線との為す角で定
義され一般的に15°から60°の範囲が好ましいとさ
れるが、本変形例では、この圧力角αの最大値を55°
に抑えてドア30を一層スムースに作動させることがで
きる。 【0089】なお、第2ガイド溝60の第2傾斜部64
は、幅方向の両溝壁が第1傾斜部62の対応する溝壁を
それぞれ接線とする円弧状に形成されても良い。 【0090】また、上記の実施の形態では、ドア30を
開口20の閉塞方向に付勢する付勢手段としての板ばね
46を設けた構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、例えば、図14及び図15に示される如く、板ばね
46に代えてトーションばね70を備えた構成としても
良い。この構成では、開口20の開閉過程においてトー
ションばね70がドア30を外方へ押圧する力を排除す
るために、ドア30の中央下端部を全板厚に亘って切り
欠いたばね受け部72を設け、トーションばね70の先
端がドア30を貫通して逃げられるようになっている。
また、このトーションばね70の先端がケース12(下
ケース18)と干渉しないように、周壁18Aには平面
視円弧状の逃がし溝74が形成されている。この構成に
よっても、上記の実施の形態と同様に作用することは言
うまでもない。 【0091】さらに、上記の実施の形態では、第1ガイ
ド溝40と第2ガイド溝42とが別個に設けられた構成
としたが、本発明はこれに限定されず、第1ガイド溝4
0と第2ガイド溝42とが互いに連設された構成として
も良い。 【0092】さらにまた、上記の実施の形態では、記録
テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発
明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記
録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生
媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る
記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録
テープにも適用可能であることは言うまでもない。 【0093】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
テープカートリッジは、記録テープの引き出し経路を最
短とできる構成の開口を、ドライブ装置での収容スペー
スを小型化できる遮蔽部材がリール及びリーダ部材に干
渉することなく開閉でき、かつ遮蔽部材を操作して開口
を開閉するドライブ装置側の開閉手段を簡単な構造とす
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジの全体構成を示す分解斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口のドアによる閉塞状態を示す斜視図
である。 【図3】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口の開放または閉塞途中を示す斜視図
である。 【図4】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口の開放状態を示す斜視図である。 【図5】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口のドアによる閉塞状態を示す上ケー
スを取り除いて見た平面図である。 【図6】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口の開放または閉塞途中を示す上ケー
スを取り除いて見た平面図である。 【図7】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口の開放状態を示す上ケースを取り除
いて見た平面図である。 【図8】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジを構成する開口の開放過程を示す上ケースを取り除
いて見た図であって、(A)は開口の閉塞状態の斜視
図、(B)は開口の開放または閉塞途中の斜視図、
(C)は開口の閉塞状態の斜視図である。 【図9】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリ
ッジとドライブ装置のドア開閉アームとの関係を示す斜
視図である。 【図10】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成するドアがドライブ装置のドア開閉アーム
によって操作される状態を示す平面図である。 【図11】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成するドアがドライブ装置のドア開閉アーム
によって操作される状態を示す平面図である。 【図12】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成するドアがドライブ装置のドア開閉アーム
によって操作される状態を示す平面図である。 【図13】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成する第2ガイド溝の変形例を示す上ケース
を取り除いて見た図であって、(A)は開口の閉塞状態
の平面図、(B)は開口の開放または閉塞途中の平面
図、(C)は開口の閉塞状態の平面図である。 【図14】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成する付勢手段の変形例を示す上ケースを取
り除いて見た斜視図である。 【図15】本発明の実施の形態に係る記録テープカート
リッジを構成する付勢手段の変形例を示す上ケースを取
り除いて見た図であって、(A)は開口の閉塞状態の平
面図、(B)は開口の開放または閉塞途中の平面図、
(C)は開口の閉塞状態の平面図である。 【図16】従来の記録テープカートリッジの全体構成を
示す斜視図である。 【図17】従来の記録テープカートリッジの全体構成を
示す斜視図である。 【図18】従来の記録テープカートリッジの全体構成を
示す斜視図である。 【符号の説明】 10 記録テープカートリッジ 12 ケース 14 リール 20 開口 24 リーダピン(リーダ部材) 30 ドア(遮蔽部材) 40 第1ガイド溝(ガイド手段) 42 第2ガイド溝(ガイド手段) 46 板ばね(付勢手段) 60 第2ガイド溝(ガイド手段) 70 トーションばね(付勢手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録テープが巻装された単一のリールを
    回転可能に収容する矩形状のケースと、 前記ケースのドライブ装置への装填側角部を切り欠いて
    形成され、前記記録テープの端部に取付けられたリーダ
    部材を引き出すための開口と、 前記ケースに設けられ、前記記録テープの非使用時には
    前記開口を内側から閉塞し、前記記録テープを使用する
    際には前記ケースの側壁と略平行に並んで前記開口を開
    放する遮蔽部材と、 を備えた記録テープカートリッジ。
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