JPH11213615A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JPH11213615A
JPH11213615A JP1558198A JP1558198A JPH11213615A JP H11213615 A JPH11213615 A JP H11213615A JP 1558198 A JP1558198 A JP 1558198A JP 1558198 A JP1558198 A JP 1558198A JP H11213615 A JPH11213615 A JP H11213615A
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JP
Japan
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tape
cartridge
slide door
magnetic tape
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP1558198A
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English (en)
Inventor
Kiyoo Morita
清夫 森田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープを巻装した単一のリールがカート
リッジケース内に回転可能に収容され、かつ前記磁気テ
ープの一端を引き出すためのテープ引出し用開口部が前
記カートリッジケースに設けられてなる磁気テープカー
トリッジにおいて、カートリッジケースに、テープ引出
し用開口部を開閉するためのスライドドアを設けた場合
の、ドライブ装置のテープ引出し機構によるスライドド
アの開動作を確実にする。 【解決手段】 スライドドア3の先端を、スライドドア
3の移動方向とほぼ直角に屈曲させて、テープ引出し機
構との当接面3aを広くする.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを巻装
した単一のリールが、カートリッジケース内に回転可能
に収容された磁気テープカートリッジに関し、特に、上
記磁気テープの一端を引き出すためのテープ引出用開口
部を開閉するスライドドアを備えた磁気テープカートリ
ッジに関するものである。これらの磁気テープカートリ
ッジは主としてコンピュータメモリのバックアップとし
て用いられ、その記憶容量も10GB程度から100G
B、さらにはそれ以上のものも実用化に向けて検討が進
められている。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部記憶装置に
用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカ
ートリッジには、磁気テープを巻装した単一のリール
が、上シェルと下シェルとからなるほぼ正方形の平面形
を有する偏平なカートリッジケース内に回転可能に収容
されているものがある。
【0003】従来のこの種の磁気テープカートリッジに
は、例えば2種類の形式があって、その1つは、カート
リッジケースの一隅に形成されたテープ引出し用開口部
を、不使用時に磁気テープが完全にリールに巻き込まれ
た状態で、磁気テープの先端部分に取り付けられたリー
ダブロックによって覆うように構成されている。
【0004】また、他の形式のものは、カートリッジケ
ースの一側壁に形成されたテープ引出し用開口部にカー
トリッジ平面方向に回動開閉可能なリッドが、閉位置に
向かってばね付勢された態様で、かつカートリッジ不使
用時には回動しないように、ロック位置にばね付勢され
たリッドロックにより閉位置に係止される態様で取り付
けられていて、このテープ引出し用開口部内に組み込ま
れるフックに上記磁気テープの先端部分が係止されるよ
うに構成されている。
【0005】このような構成を有する磁気テープカート
リッジが、対応する外部記憶装置のドライブ装置にセッ
トされると、下シェルの中央部に露呈しているリールの
係合歯にドライブ装置側の回転駆動機構が係合するとと
もに、前者の場合には、ドライブ装置側のテープ引出し
機構により上記リーダブロックがそのまま磁気テープと
ともに引き出されることによって、また後者の場合に
は、装置側のテープ引出し機構により先にリッドが開か
れてから、上記フックが磁気テープとともに引き出され
ることによって、磁気テープがテープ走行路の所定位置
に引き込まれ、磁気テープへのデータの書込み/読出し
が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した2
種類の磁気テープカートリッジのうち、前者のリーダブ
ロックを用いるものは、テープ引出しに際してリーダブ
ロックを掴んで引き出すだけでよいから装置側のテープ
引出し機構が簡単になる長所はあるものの、カートリッ
ジ不使用時にテープ引出し用開口部とリーダブロックと
の間の隙間からカートリッジ内部に塵埃が侵入しやすい
という欠点があった。
【0007】一方、後者の開閉リッド形式のものは、カ
ートリッジ内部に塵埃が侵入しやすいという問題は解決
されてはいるものの、テープ引出しに際して、先ずリッ
ドロックを解除してからリッドを開かなければならない
から、装置側のテープ引出し機構が複雑になるととも
に、回動型のリッドの回動スペースを必要とするという
問題があった。また、カートリッジ側においても、カー
トリッジ組立て時において、リッド付勢用のトーション
ばねおよびリッドロック付勢用のコイルばねの組込みに
工数を要するという問題もあった。
【0008】上述の事情に鑑み、本発明は、上述の問題
点をすべて克服し得る磁気テープカートリッジを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープを
巻装した単一のリールがカートリッジケース内に回転可
能に収容され、かつ上記磁気テープの一端を引き出すた
めのテープ引出し用開口部がカートリッジケースに設け
られてなる磁気テープカートリッジにおいて、上記カー
トリッジケースには、上記テープ引出し用開口部を開閉
するためのスライドドアが設けられており、このスライ
ドドアの上記テープ引出し用開口部と当接する部分は、
その先端面が、上記スライドドアの移動方向とほぼ直角
に屈曲していることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、磁気テープを巻装した単
一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収容さ
れ、かつ上記磁気テープの一端を引き出すためのテープ
引出し用開口部がカートリッジケースに設けられてなる
磁気テープカートリッジにおいて、上記カートリッジケ
ースには、上記テープ引出し用開口部を開閉するための
スライドドアが設けられており、このスライドドアの先
端面と直角に当接する上記テープ引出し用開口部の当接
面は、その先端の一部分が切り欠かれていることを特徴
とするものである。
【0011】上記スライドドアは、カートリッジ不使用
時にバネ部材によって閉位置に保持されていることが好
ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明による磁気テープカートリッジに
おいては、テープ引出し用開口部を開閉するためのスラ
イドドアを備えていることによって、カートリッジ不使
用時にテープ引出し用開口部からカートリッジ内部に塵
埃が侵入するおそれもなく、しかも装置側において回動
型リッドのようなリッドの回動スペースを必要とすると
いう問題もなくなる。
【0013】そして、この磁気テープカートリッジがド
ライブ装置にセットされたときには、このドライブ装置
のテープ引き出し機構がスライドドアの先端面に当接し
てスライドドアが開けられるが、スライドドアのテープ
引出し用開口部と当接する部分の先端面が、スライドド
アの移動方向とほぼ直角に屈曲している場合には、ドラ
イブ装置のテープ引き出し機構が当接するスライドドア
の当接面が広くなり、また、スライドドアの先端面と直
角に当接するテープ引出し用開口部の当接面の先端の一
部分が切り欠かれている場合には、ドライブ装置のテー
プ引き出し機構がスライドドアに当接しやすくなり、い
ずれの場合にも、ドライブ装置のテープ引き出し機構に
よるスライドドアの開動作を確実にすることができる。
【0014】さらに、カートリッジ不使用時にはスライ
ドドアがバネ部材によって閉位置に保持されるように構
成されている場合には、テープ引出しに際して、テープ
引出し用開口部を開閉する回動型リッドを備えた従来の
磁気テープカートリッジのようにリッドロックを解除す
る必要がなくなるから、ドライブ装置側のテープ引出し
機構が簡単になる利点がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1および図2は、本発明による磁気テー
プカートリッジの斜視図を示し、図1はそのスライドド
アの閉状態を、図2はスライドドアの開状態をそれぞれ
示す。
【0017】磁気テープカートリッジには、上シェル1
aと下シェル1bとからなるカートリッジケース1内
に、磁気テープを巻装した単一のリールが回転可能に収
容されている。カートリッジケース1の一側壁には、磁
気テープの一端を引き出すためのテープ引出用開口部2
が上シェル1aと下シェル1bとに跨がって、かつコー
ナー部に近接して形成されているとともに、このテープ
引出用開口部2を開閉するスライドドア3が摺動可能に
設けられている。スライドドア3は、カートリッジケー
ス1内部においてカートリッジケース1とスライドドア
3の後端面との間に介装されたバネ部材によって閉位置
に向かって付勢され、かつこの閉位置に保持されるよう
になっている。
【0018】テープ引出用開口部2の内側には、図2か
ら明らかなように、磁気テープの先端部分をクランプし
たリーダーピン4が収容されており、この磁気テープカ
ートリッジが対応する外部記憶装置のドライブ装置にセ
ットされると、下シェル1bの中央部の開口に露呈して
いる図示しないリールの係合歯に装置側の回転駆動手段
が係合するとともに、ドライブ装置側のテープ引出し機
構がスライドドア3の先端面3aに当接し、かつこのテ
ープ引出し機構が、上記バネ部材の付勢力に抗してスラ
イドドア3を開方向に押すことによってスライドドア3
が開かれ、かつリーダピン4が磁気テープとともにドラ
イブ装置に引き込まれてドライブ装置にセットされ、磁
気テープに対するデータの書込み/読出しが可能にな
る。
【0019】また、カートリッジケース1の一側には、
磁気テープの消去および二重書込みを防止するための回
動式の操作つまみ5が露出している。
【0020】本発明においては、磁気テープカートリッ
ジが対応するドライブ装置にセットされたときのドライ
ブ装置のテープ引出し機構によるスライドドア3の開動
作を確実にするための手段が設けられているが、その手
段の1つとして、図3(a)に示すように、スライドド
ア3のテープ引出し用開口部2と当接する部分の先端部
が、スライドドア3の移動方向とほぼ直角に屈曲されて
L字状部6が形成され、これによって当接面3aの面積
が広くされている。また、図3(b)に示すように、ス
ライドドア3の先端面(当接面)3aにT字状部7を形
成したものでもよい。
【0021】このような構成によって、ドライブ装置の
テープ引出し機構によるスライドドア3の開動作を確実
にすることができる。
【0022】また、上記ドライブ装置のテープ引出し機
構によるスライドドア3の開動作を確実にするための手
段をカートリッジケース1側に設けてもよい。
【0023】その場合は、例えば図4および図5に示す
ように、テープ引出し用開口部2において、スライドド
ア3の先端面(当接面)3aと直角に当接するテープ引
出し用開口部2の当接面、すなわち、スライドドア3の
先端面3aに隣接する裏面3bに当接するにカートリッ
ジケース1の端面1cは、その先端の一部分が切り欠か
れて、カートトリッジケース1の外側方に面する斜面1
dが形成され、これによって、スライドドア3の当接面
3aに隣接する凹部8が設けられている。また、図6に
示すように、上記部位に段部1eを形成することによっ
て凹部8を設けてもよい。
【0024】このような構成によっても、ドライブ装置
のテープ引出し機構がスライドドア3の先端面3aに当
接しやすくなり、これによっても、上記テープ引出し機
構によるスライドドア3の開動作を確実にすることがで
きること明らかである。なお、図4〜図6に示す構成に
加えて、例えば図3(a)に示すL字状部6を備えたス
ライドドア3を用いれば、効果をより高めることができ
る。
【0025】さらに、本実施の形態の磁気テープカート
リッジにおいては、テープ引出し用開口部2を開閉する
スライドドア3を備えていることにより、カートリッジ
不使用時にテープ引出し用開口部2からカートリッジ内
部に塵埃が侵入するおそれもなく、しかも装置側におい
て回動型リッドのようなリッドの回動スペースを必要と
するという問題もなくなる。
【0026】また、カートリッジ不使用時にはスライド
ドア3がバネ部材によって閉位置に保持されているか
ら、テープ引出しに際して、テープ引出し用開口部2を
開閉する回動型リッドを備えた従来の磁気テープカート
リッジのようにリッドロックを解除する必要がなくな
り、装置側のテープ引出し機構が簡単になる利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気テープカートリッジを、スラ
イドドアの閉状態で示す斜視図
【図2】図1の磁気テープカートリッジを、スライドド
アの開状態で示す斜視図
【図3】ドライブ装置のテープ引出し機構によるスライ
ドドアの開動作を確実にする手段をスライドドア側に設
けた場合のスライドドアの要部斜視図
【図4】ドライブ装置のテープ引出し機構によるスライ
ドドアの開動作を確実にする手段をカートリッジケース
側に設けた場合の要部側面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【図6】図5の変形を示す断面図
【符号の説明】
1 カートリッジケース 1a 上シェル 1b 下シェル 2 テープ引出用開口部 3 スライドドア 3a スライドドアの先端面(当接面) 4 リーダピン 6 L字状部 7 T字状部 8 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻装した単一のリールがカ
    ートリッジケース内に回転可能に収容され、かつ前記磁
    気テープの一端を引き出すためのテープ引出し用開口部
    が前記カートリッジケースに設けられてなる磁気テープ
    カートリッジにおいて、 前記カートリッジケースには、前記テープ引出し用開口
    部を開閉するためのスライドドアが設けられており、該
    スライドドアの前記テープ引出し用開口部と当接する部
    分は、その先端面が、前記スライドドアの移動方向とほ
    ぼ直角に屈曲していることを特徴とする磁気テープカー
    トリッジ。
  2. 【請求項2】 磁気テープを巻装した単一のリールがカ
    ートリッジケース内に回転可能に収容され、かつ前記磁
    気テープの一端を引き出すためのテープ引出し用開口部
    が前記カートリッジケースに設けられてなる磁気テープ
    カートリッジにおいて、 前記カートリッジケースには、前記テープ引出し用開口
    部を開閉するためのスライドドアが設けられており、該
    スライドドアの先端面と直角に当接する前記テープ引出
    し用開口部の当接面は、その先端の一部分が切り欠かれ
    ていることを特徴とする磁気テープカートリッジ。
JP1558198A 1998-01-28 1998-01-28 磁気テープカートリッジ Pending JPH11213615A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435244B1 (ko) * 1998-11-20 2004-06-11 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 자기테이프 카트리지
US6840473B2 (en) 2001-11-20 2005-01-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording tape cartridge
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