JP3718154B2 - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープ等の記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールを収容する記録テープカートリッジが採用されている。
【0003】
この記録テープカートリッジのケースには開口部が形成されており、この開口部から記録テープを引き出しドライブ装置側の巻取りリールに巻き取らせるようになっている。そして、開口部から塵埃等が侵入して記録テープに付着しないように、従来から種々の工夫がなされている。
【0004】
図12に示す記録テープカートリッジ100では、ケース102の側壁102A(ケース装填A方向に沿った側壁)に開口部104が形成されている。この開口部104は、装填A方向に沿ってスライドするドア106で開閉される構成である。
【0005】
しかし、この開口部104の位置では、磁気テープTの端部に取付けられたリーダーピン108を引き出すドライブ装置側の操作部材がケース102の横方向から回り込んでリーダーピン108を引き出す必要がある。このため、操作部材が回り込むスペースをドライブ装置側に確保しなければならず、また、操作部材を回り込ます機構が複雑となり、どうしてもドライブ装置が大型化する。さらに、別の見方をすると、巻取りリール110に対して磁気テープTの引き出し経路が長くなる。
【0006】
一方、図13に示す記録テープカートリッジ112では、ケース114の正面壁114A(ケース装填A方向の前方壁)に開口部116が形成されている。この開口部116は、支軸回りに開閉する回転式のドア118で開閉される構成である。
【0007】
この記録テープカートリッジ112では、正面壁114Aに開口部116が形成されているので、ドライブ装置側の操作部材は横方向から回り込んで磁気テープTを引き出す必要はないが、ドア118が大きく外側に開くため、ドライブ装置側には、ドア118の開閉動作を邪魔しないようにスペースを確保しなければならない。このため、ドライブ装置が大型化する。
【0008】
さらに、図14に示す記録テープカートリッジ120では、ケース122の角部を切り欠いて開口部124を形成し、磁気テープTの端部が連結されたリーダーブロック126で開口部124を直接開閉する構成となっている。
【0009】
しかし、リーダーブロック126が開口部124を閉じるドアとして機能するだけなら、リーダーブロック126に傷や汚れが生じても問題はないが、リーダーブロック126はそのまま操作部材に引き出され、ドライブ装置側の巻取りリール128のハブ130に嵌合される構成である。このため、リーダーブロック126に傷や汚れが生じると、ハブ130と上手く嵌合せず、ハブ130で巻き取られる磁気テープTの走行に悪影響を与える恐れがある。
【0010】
また、リーダーブロック126は開口部124の縁部に係止されているだけなので、ケース122を落とすと外れてしまう恐れがあり、さらに、リーダーブロック126はリーダーピンと比較してサイズが大きいため、ケース122の形状に制約が多くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮して、ドライブ装置側の操作部材が記録テープを最短の経路で引き出すことができる開口部構成とし、また、開口部を閉じるドアと記録テープ引き出し用のリーダー部材を別部材とし、さらに、ドライブ装置をコンパクトな設計とすることができる記録テープカートリッジを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容する矩形状のケースと、前記ケースのドライブ装置への装填側角部を切り欠いて形成され、前記記録テープの端部に取付けられたリーダー部材を引き出すための開口部と、前記開口部を閉止・開放する遮蔽部材と、前記遮蔽部材を前記ケースに保持する共に、前記ドライブ装置側の操作部材で操作されることで、該遮蔽部材を閉止位置・開放位置へ移動させる開口部開閉手段と、を有し、前記開口部開閉手段が、前記ケースに前記開口部の開放面に対し所定角度傾斜して形成され、前記遮蔽部材の一端部に突設されたガイドピンが挿入される第1ガイド溝と、前記ケースに該ケースの周壁と平行に形成され、前記遮蔽部材の他端部に突設されたガイドピンが挿入される第2ガイド溝と、を有することを特徴としている。
【0013】
上記構成では、記録テープカートリッジが使用される際にドライブ装置へ装填され、操作部材によって開口部からリーダー部材が引き出されて、記録テープがケースから引き出される。このリーダー部材は、記録テープを引き出しつつドライブ装置のハブに収容される。この状態でハブが回転駆動され、記録テープはハブの外周面に巻き取られつつ順次ケースから引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド等によって情報の記録や再生が行われる。
【0014】
ここで、開口部は、矩形状のケースの装填側角部を切り欠いて形成されているため、開放面がケース装填方向及びケース装填方向と直交する方向に向いている。換言すれば、操作部材が、装填方向側から、装填方向と直交する方向から、或は角部方向からリーダー部材にアクセスできる。
【0015】
このため、記録テープを引き出すための経路が最短となるドライブ装置の設計が可能となり、また、操作部材が回り込んでリーダー部材をチャックするようなドライブメカが不要となるので、コンパクトで製造コストの安価なドライブ装置を設計することができる。また、同時に記録テープのパス経路も必然的に短くなるので、テープガイドとの接触摩耗を低減させることができる。
【0016】
また、ドライブ装置側の操作部材が開口部開閉手段を操作することで、遮蔽部材が閉止位置・開放位置へ移動し、開口部が閉止・開放される。すなわち、リーダー部材と別体に設けられた遮蔽部材で開口部が閉止・開放されるので、リーダー部材にキズや汚れが付き難い。このため、ドライブ装置内での記録テープの引き出し、或は記録テープの走行に影響を与えない。
【0017】
また、開口部開閉手段は、開口部の開放面に対し所定角度傾斜して形成された第1ガイド溝と、ケースの周壁と平行に形成された第2ガイド溝とを有し、各ガイド溝に、遮蔽部材に突設されたガイドピンが挿入されることで、その遮蔽部材がケースに保持されるので、ケースが落下しても遮蔽部材がケースから外れることがなく、不用意に開口部から埃塵等が侵入しない。なお、遮蔽部材とは、ドア、扉、リッド、シャッター等のように、開口部を閉じることができる部材の総称を言う。
【0018】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記第1ガイド溝の端部に、前記第2ガイド溝と平行となる屈曲部を形成したことを特徴としている。この構成では、遮蔽部材が開口部を閉止しているときに、ユーザーが遮蔽部材を正面から押しても、ガイドピンが屈曲部に引っ掛かるので、遮蔽部材は容易に開放しない。
【0019】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記遮蔽部材が、前記開口部の開放時、前記周壁の内側に配置されることを特徴としている。この構成では、遮蔽部材は、開口部を開放・閉止するときにケースの外形領域からはみ出さないような軌跡を描く。これにより、ユーザーが故意に遮蔽部材を開閉しにくくなる。さらに、遮蔽部材をスライドさせて開閉させることで、遮蔽部材を最小限のスペースで開閉動作させることができる。これにより、ドライブ装置を小型化することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジ10を説明する。なお、説明の便宜上、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、矢印Aと直交する方向を矢印Bで示す。
【0021】
図1に示すように、記録テープカートリッジ10は、平面視で略矩形状のケース12内に、情報記録再生媒体である記録テープとして磁気テープTを巻装した単一のリール15を回転可能に収容している。
【0022】
ケース12は、装填方向の角部が切り欠かれた一対のセル14、16を重ね合わせることで構成され、内部に磁気テープTの収容空間が設けられている。そして、セル14、16の周壁18が切り取られた角部が磁気テープTの引き出し用の開口部20となっている。
【0023】
このように、ケース12の角部に開口部20を形成することで、開放面がA方向及びB方向に向くため、チャッキング部材22(図4参照)が、A方向、B方向、或はA方向とB方向の間からアクセスしてリーダーピン24をチャックできる。
【0024】
これによって、リーダーピン24を保持するピン台26を設置可能なエリアが広がる。つまり、ドライブ側のチャッキング部材22がリーダーピン24をチャックできる領域が広いため、A方向又はB方向からチャックするドライブ装置の仕様に合わせてピン台26の位置を設定できる。このため、ドライブ装置の設計の自由度も広がる。
【0025】
また、開口部20の縁部、すなわち、セル14の周壁18の終端部にはビスボス28が形成されている。このビスボス28へは上側のセル16からビス48がねじ込まれ固定される。これによって、ケース12を落しても、記録テープカートリッジ10全体の重量で、強度的に不利な開口部20が変形したり、座屈して位置ズレしない。
【0026】
なお、セル16には、セル14と同様に周壁18とビスボス28(図2参照)が形成されている。また、説明を重複させないため、以下の説明では、セル14を例に挙げて説明するが、セル16も同じような構成とされていることを理解されたい。
【0027】
また、ビス48のネジ山径は一例として、φ2.0mmで、ビスボス28の外径をφ4.0mmとしている。さらに、周壁18の付き合せ面は溶着固定してもよいが、セル16の周壁18から突起を突設させ、セル14の周壁18に突起と嵌合する嵌合孔を設け、互いに嵌合させてもよい。
【0028】
また、ピン台26が設置されたエリア(開口部付近)では、他のエリアと比較して肉厚とされ、板厚が上側のセル16及び下側のセル14とも2mmとされ、さらに、セルはポリカーボネート素材で成形されている。
【0029】
これは、記録テープカートリッジ10の機能上で最も重要なリーダーピン24の停止位置であるピン台26付近の強度を上げ、落下等による衝撃でリーダーピン24の位置がズレないようにするためである。
【0030】
ピン台26は、半円筒形状をしており、その凹部26Aに磁気テープTの端部に固定されたリーダーピン24の両端部が直立した状態で保持される。そして、ピン台26の外周壁の記録テープ引出し方向は開放しており、リーダーピン24が出入りする出入り口となっている。
【0031】
また、リーダーピン24の両端部には、環状溝24Aが形成されており、この環状溝24Aがチャッキング部材22のフック30に掛止される。さらに、環状溝24Aは、磁気テープTの幅方向端部より外側に位置しており、チャッキング部材22のフック30が磁気テープTに接触して傷付けないようになっている。
【0032】
また、ピン台26の近傍には、開口部20の開放面に対して所定角度傾斜したガイド溝32(第1ガイド溝)が形成されている。このガイド溝32は、上側のセル16、下側のセル14の内面を向い合せたとき、それぞれ同位置となるように形成されている。ガイド溝32には、開口部20を開放・閉止する長方形状のドア34の一端側から幅方向へ突設されたガイドピン36がスライド可能に挿入される。
【0033】
ドア34の板幅は開口部20の開口高とほぼ同一とされ、ドア34の板長は開口部20の開口幅より大きくされている。つまり、ドア34のスライド性能を維持すると共に、開口部20から埃塵等の侵入を遮断するようになっている。
【0034】
また、ドア34の他端側からも幅方向へガイドピン38が突設されている。このガイドピン38は、A方向に沿った周壁18と平行に形成されたガイド溝40(第2ガイド溝)へ挿入される。このガイド溝40も、上側のセル16、下側のセル14の内面を向い合せたとき、それぞれ同位置となるように形成されている。
【0035】
そして、ガイド溝40にはガイドピン38が挿入され、ガイド溝32にはガイドピン36が挿入されて、ドア34がガイド溝32、40を跨るように配置される。これにより、図5から図7に示すように、ドア34は、ガイドピン38を軸として回動しながら周壁18の内側に沈み込むようにスライドして開放し、また、閉止時には、これとは逆に開口部20に向って押し出でるようにスライドして、開口部20の開放面と略平行となって開口部を閉止する。
【0036】
また、ガイド溝32の終端には外側に屈曲する屈曲部32Aが形成されており、この部分がガイド溝40と平行になっている。したがって、図5に示すように、ガイドピン38がガイド溝40の終端(開口部側)に位置し、ガイドピン36が屈曲部32Aに位置して、ドア34が閉止状態にあるとき、ユーザーがドア34を正面から押しても、ガイドピン36が屈曲部32Aに引っ掛かり、容易にドア34は開放しない。
【0037】
さらに、ドア34の一端側の外面には、三角状のリブ42が幅方向に渡って延設されている。このリブ42は、後述するドライブ装置側に設けられたドア開閉アーム44のピッキング部46に掛止され、ケース12の挿入動作により、ドア34へ屈曲部32Aに沿うスライド力を付与する。このため、ガイドピン36が屈曲部32Aから離れてガイド溝32に沿って移動し、ドア34を開放させる。
【0038】
また、ドア34の中央部には、トーションばね50の一端が掛止される掛止孔52が形成されている。この掛止孔52に掛止されたトーションばね50のコイル部は、円柱状の支柱54に挿入され、トーションばね50の他端は係止ピン55に係止されている。このトーションばね50によって、ドア34は常に閉止方向の力を付与されている。
【0039】
一方、下側のセル14の中央部には、リールギヤを外部に露出するためのギヤ開口58が設けられており、リール15はリールギヤがドライブ装置の駆動ギヤに噛合わされてケース12内で回転駆動されるようになっている。また、リール15は、セル14、16の内面に部分的に突設されて円形の軌跡上にある周壁60によってガタ付かないように保持されている。なお、係止ピン55は周壁60の外側にあり、リール15と接触しないようになっている。
【0040】
次に、本形態の記録テープカートリッジ10が装填されるドライブ装置のチャッキング部材22、ドア34を開閉するドア開閉アーム44、及び巻取りリールの概略構成を説明する。
【0041】
図4に示されるように、チャッキング部材22は、リーダーピン24をチャックするフック30と、このフック30にチャッキング動作をさせる旋回アーム62を備えている。ドア開閉アーム44でドア34が開放され、ケース12が所定の位置で停止すると、旋回アーム62が旋回して、ピン台26に保持されたリーダーピン24を掛止して、磁気テープTを開口部20から引き出し、図示しない巻取りリールのハブへ移動させる。ハブには、リーダーピン24が嵌合する取付溝が形成されており、旋回アーム62がリーダーピン24を取付溝に収容すると、ハブが回転して所定の経路に沿って磁気テープTがリールに巻き取られる。
【0042】
次に、ドア開閉アームについて説明する。
【0043】
図8に示すように、ドア開閉アーム44は、記録テープカートリッジ10の装填部の上方に旋回可能に設けられているが、図9に示す位置で反時計方向への旋回は規制され位置決めされている。ドア開閉アーム44の先端部には、ドア開閉アーム44の旋回中心側へ屈曲するピッキング部46が形成されている。このピキング部46の先端は、記録テープカートリッジ10を装填したとき、ドア34のリブ42とビスボス28との突き合せ面に生じた隙間に入り込るようになっている。
【0044】
また、記録テープカートリッジ10の装填部のベース面には、装填方向に沿ってガイド溝64が形成されている。ガイド溝64には、ケース12に形成されたスタッキングリブ66が係合して、左右に振れることなく装填することができる。さらに、ベース面の奥側には、ストッパー68が立設されている。ストッパー68は、ケース12の角部形状に沿う形状をしており、水平方向のケース12の位置決め部材として機能する。
【0045】
また、ケース12の開口部20を装填方向の角部を切り欠いて形成したので、角部の切り欠き形状を変えるだけで、記録テープカートリッジのライブラリー(記録テープカートリッジをストックする複数の棚を備えており、リクエストに応じて記録テープカートリッジを取り出し、ドライブ装置に装填する機能を持つ)における記録テープカートリッジの識別部として兼用することができる。これにより、ケースに別途識別部を形成する必要がなくなるので、ケースの強度不足や防塵性の低下、金型構造の煩雑化を防ぐことができる。
【0046】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0047】
図8及び図9に示すように、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置へ装填すると、ドア開閉アーム44のピッキング部46にドア34のリブ42が掛止される。
【0048】
さらに、記録テープカートリッジ10を押し込んでいくと、図10に示すように、この挿入力を利用して、ドア開閉アーム44が時計方向へ旋回しながらドア34を開放方向へスライドさせていく。そして、図11に示すように、ストッパー68にケース12の角部(開口部)が当たるまで押し込むと、ドア34がケース12の内側へスライドして開口部20が完全に開放される。
【0049】
ここで、図4に示すように、チャッキング部材22のフック30がピン台26に保持されたリーダーピン24を引き出し、リールのハブに案内する。このフック30は、A方向(装填方向)から、リーダーピン24にアクセスできるため、磁気テープTを引き出すための経路が最短となり、同時に磁気テープTのパス経路も必然的に短くなるので、テープガイド等との接触摩耗を低減させることができる。
【0050】
また、フック30が回り込んでリーダーピン24をチャックするようなドライブメカが不要となるので、コンパクトで製造コストの安価なドライブ装置を設計することができる。
【0051】
次に、記録テープカートリッジ10を取り出すときは、図示しないイジクト部材によって、ケースが矢印Aと反対方向へ押し戻される。このため、トーションばね50によってドア34が閉止方向へ押され、このばね力により、ピッキング部46がドア34のリブ42に押され、図10において、ドア開閉アーム44が反時計方向へ旋回しながら元の位置に戻る。
【0052】
以上のような動作によって、開口部20が開放・閉止されるが、リーダーピン24は、開口部20を閉止するドア34で保護されているので、キズや汚れが付き難い。このため、ドライブ装置内での磁気テープの引き出し、或は走行に影響を与えない。
【0053】
また、ケース12が落下してもドア34はガイド溝32、40とガイドピン36、38でケース12に保持されているので、ケース12から外れることがなく、不用意に開口部20から埃塵等が侵入しない。
【0054】
さらに、ドア34はスライドして開閉するため、ドア34を最小限のスペースで開閉動作させることができる。これにより、ドライブ装置を小型化することができる。また、ドア34は、ケース12の外形領域からはみ出さないように内側へスライドするため(開口部の両側にあるビスボスより内側に位置している)、ユーザーが故意にドア34を開閉しにくくなり、ドア34が壊れ難くなる。
【0055】
また、ドアがスライドするとき、ドアがガイド溝を覆うような形状とし、ガイド溝に粉塵等が堆積することを防止し、ドアのスライド動作の支障とならない構成とすることもできる。
【0056】
なお、上述した実施の形態では、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、ドライブ装置側の操作部材が開口部から記録テープを最短の経路で引き出すことができ、ドライブ装置をコンパクトな設計とすることができる。また、開口部を閉じるドアと記録テープ引き出し用のリーダー部材を別部材としたので、リーダー部材が傷つけ難い。さらに、角部に開口部を設けたので、リーダー部材の設定可能位置が広がり、ドライブ装置の設計自由度が増える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの全体構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの開口部とドアとの関係を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの開口部とドアとの関係を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの開口部とドアとの関係を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアの開閉動作を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアの開閉動作を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアの開閉動作を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアがドア開閉アームで開放されている状態を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアがドア開閉アームで開放されている状態を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアがドア開閉アームで開放されている状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジのドアがドア開閉アームで開放されている状態を示す平面図である。
【図12】従来の記録テープカートリッジの全体構成を示す斜視図である。
【図13】従来の記録テープカートリッジの全体構成を示す斜視図である。
【図14】従来の記録テープカートリッジの全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ケース
20 開口部
34 ドア(遮蔽部材)
32 ガイド溝(開口部開閉手段)
36 ガイドピン(開口部開閉手段)
38 ガイドピン(開口部開閉手段)
40 ガイド溝(開口部開閉手段)

Claims (3)

  1. 記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容する矩形状のケースと、
    前記ケースのドライブ装置への装填側角部を切り欠いて形成され、前記記録テープの端部に取付けられたリーダー部材を引き出すための開口部と、
    前記開口部を閉止・開放する遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を前記ケースに保持する共に、前記ドライブ装置側の操作部材で操作されることで、該遮蔽部材を閉止位置・開放位置へ移動させる開口部開閉手段と、
    を有し、
    前記開口部開閉手段は、
    前記ケースに前記開口部の開放面に対し所定角度傾斜して形成され、前記遮蔽部材の一端部に突設されたガイドピンが挿入される第1ガイド溝と、
    前記ケースに該ケースの周壁と平行に形成され、前記遮蔽部材の他端部に突設されたガイドピンが挿入される第2ガイド溝と、
    を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記第1ガイド溝の端部に、前記第2ガイド溝と平行となる屈曲部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記遮蔽部材は、前記開口部の開放時、前記周壁の内側に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録テープカートリッジ。
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