JP2003121487A - コンデンサの良否判定方法 - Google Patents

コンデンサの良否判定方法

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JP2003121487A JP2001320603A JP2001320603A JP2003121487A JP 2003121487 A JP2003121487 A JP 2003121487A JP 2001320603 A JP2001320603 A JP 2001320603A JP 2001320603 A JP2001320603 A JP 2001320603A JP 2003121487 A JP2003121487 A JP 2003121487A
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    • H01G13/00Apparatus specially adapted for manufacturing capacitors; Processes specially adapted for manufacturing capacitors not provided for in groups H01G4/00 - H01G11/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】検査時間の短縮を図って製造時間の短縮と製造
コストの削減を行う。 【解決手段】充電時のコンデンサに生じる電流i
allを、時間経過による電流変化が互いに異なる複数の
電流成分icap、iline、ileakに分離してその時間変
化を示す近似式を作成する。次に、コンデンサの良否判
定の基準となる判定基準電流成分ileakを前記複数の電
流成分icap、iline、ileakから抽出してその良否判
定条件を前記近似式に基づいて設定する。次に、測定に
より得た判定対象コンデンサの充電時電流中に含まれる
判定基準電流成分ileakを前記良否判定条件に照合する
ことで、判定対象コンデンサの良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサ、特
に、高誘電率磁器を用いた大容量セラミックコンデンサ
に対して最適に実施することができる良否判定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサにおいては、直流電圧の印加
により充電が進行している間は大きな充電時電流が流れ
る。理想的なコンデンサでは、充電が完了すると電流は
全く流れなくなる。しかしながら、現実のコンデンサで
は、充電が完了してもさらに電流が流れ続ける。これ
は、現実のコンデンサの絶縁抵抗が有限値であるために
生じる現象である。このような現象は、・絶縁抵抗を流
れる電流により熱が発生する、・電力の無駄な消費にな
る等の理由で好ましくないだけでなく、絶縁抵抗の低い
コンデンサにおいては、将来的にみて短絡などの故障を
起こしやすくなる等、継続使用する際において危険性を
伴うものですらある。
【0003】以上の観点に基づいてセラミックコンデン
サの良否を判定する方法として、絶縁抵抗試験がある。
この試験は、次のように実施される。
【0004】製造したコンデンサに対して、所定の充電
期間、直流電圧を印加することで充電する。充電終了
後、さらに電圧印加を維持した状態でコンデンサの漏洩
電流成分を測定する。そして、印加電圧E(V)、漏洩
電流成分I(A)から、絶縁抵抗R(Ω)=E/Iを求
める。
【0005】そして、算出した絶縁抵抗R(Ω)を所定
の閾値と比較し、絶縁抵抗の方が高い場合にそのコンデ
ンサを良品と判定し、低い場合に不良品と判定する。前
記閾値は、コンデンサの種類毎にJIS規格等により予
め規定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の積層コンデンサ
の大容量化に伴い、コンデンサの充電時間が長時間化し
ている。そのため、コンデンサに直流電圧を印加してか
ら実際に絶縁抵抗を測定可能になるまでに長い時間を要
し、結果として単位時間当たりに検査できるコンデンサ
数が少なくならざるを得ない。
【0007】これに対してJIS規格等においては、単
位時間当たりの検査数の減少を抑えるために次のような
処理を認めている。、充電用の直流電圧を印加したのち
60秒経過した時点における充電時電流を測定し、測定
電流値に基づいて上述した絶縁抵抗R(Ω)を予測する
ことをJIS規格等は許可している。
【0008】しかしながら、このような処理を行うにし
ても、一つのコンデンサの検査時間に60秒という製造
ライン上においては長時間といわざるを得ない時間を要
し、このことがコンデンサの製造時間の短縮や製造コス
トの削減を行ううえで隘路となっていた。
【0009】したがって、本発明の主たる目的は、検査
時間の短縮化を図ることで、製造時間の短縮および製造
コストの削減を行うことができるコンデンサの良否判定
方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明のコンデンサの良否判定方法は次の構
成を有している。
【0011】本発明の請求項1は、充電時のコンデンサ
に生じる電気特性を時間経過による特性変化が互いに異
なる複数の特性成分に分離したうえで、各特性成分の時
間変化を示す近似式を作成する近似式作成ステップと、
コンデンサの良否判定の基準となる判定基準特性成分を
前記複数の特性成分から抽出し、その判定基準特性成分
の良否判定条件を前記近似式に基づいて設定する良否判
定条件設定ステップと、測定により得た判定対象コンデ
ンサの充電時電気特性中に含まれる判定基準特性成分を
前記良否判定条件に照合することで、判定対象コンデン
サの良否を判定する判定ステップと、を含んでいる。
【0012】このような構成を有することで、次のよう
な作用を有する。すなわち、予め、良否判定に用いる電
気特性の時間変化を高精度に予測することができ、これ
により、コンデンサの良否判定にとって最適かつ最速の
条件を求めることができるようになる。
【0013】なお、請求項2に記載したように、前記電
気特性として電流を用いるのが好ましい。
【0014】また、請求項3に記載したように、前記良
否判定条件設定ステップは、前記判定基準特性成分の判
定閾値を前記良否判定条件として設定するステップであ
り、前記判定ステップは、前記判定対象コンデンサの測
定により得られる前記電気特性から抽出する判定基準特
性成分と前記判定閾値との比較に基づいて、判定対象コ
ンデンサの良否を判定するステップであるのが好まし
い。
【0015】また、請求項4に記載したように、前記近
似式作成ステップは、充電時のコンデンサに生じる充電
時電流を時間経過による電流変化が互いに異なり、かつ
その一つとしてコンデンサの漏洩電流成分を含む複数の
電流成分に分離したうえで、各電流成分の時間変化を示
す近似式を作成するステップであり、前記良否判定条件
設定ステップは、前記判定基準特性成分として前記漏洩
電流成分を抽出したうえで、前記漏洩電流成分の前記判
定閾値を前記近似式に基づいて設定するステップであ
り、前記判定ステップは、測定により得た判定対象コン
デンサの充電時電流中に含まれる漏洩電流成分と前記判
定閾値との比較に基づいて、判定対象コンデンサの良否
を判定するステップであるのが好ましい。これは、コン
デンサの良否判定基準として、漏洩電流成分が適してい
るためである。
【0016】また、請求項5に記載したように、前記近
似式作成ステップは、充電時のコンデンサに生じる充電
時電流を、時間経過による電流変化が互いに異なり、か
つその一つとしてコンデンサの漏洩電流成分を含む複数
の電流成分に分離したうえで、各電流成分の時間変化を
示す近似式を作成するステップであり、前記良否判定条
件設定ステップは、前記判定基準特性成分として、コン
デンサの製品良否に起因して生じる前記漏洩電流成分の
変動の影響を受けてその値が変化する充電電流を推定し
たうえで、この充電電流の推定値の前記判定閾値を前記
近似式に基づいて設定するステップであり、前記判定ス
テップは、測定により得た判定対象コンデンサの充電電
流と前記判定閾値との比較に基づいて、判定対象コンデ
ンサの良否を判定するステップであるのが好ましい。そ
うすれば、漏洩電流時間に基づく判定に要する時間より
も、判定に要する時間を短くすることができる。
【0017】また、請求項6に記載したように、前記近
似式作成ステップは、良否判定時間を可及的に短縮でき
る条件における前記近似式を作成するステップであり、
前記良否判定条件設定ステップは、良否判定時間を可及
的に短縮できる条件における前記判定基準特性成分の良
否判定条件を設定するステップであり、前記判定ステッ
プは、良否判定時間を可及的に短縮できる条件において
測定対象コンデンサの電気特性を測定するステップであ
るのが好ましい。そうすれば、さらに判定に要する時間
をさらに短くすることができる。
【0018】また、請求項7に記載したように、前記近
似式作成ステップは、測定対象コンデンサに印加可能な
略最大電圧を印加した状態における前記近似式を作成す
るステップであり、前記良否判定条件設定ステップは、
測定対象コンデンサに前記略最大電圧を印加した状態に
おける前記判定基準特性成分の良否判定条件を設定する
ステップであり、前記判定ステップは、測定対象コンデ
ンサに前記略最大電圧を印加した状態でその電気特性を
測定するステップであるのが好ましい。そうすれば、次
のような作用を発揮することができる。すなわち、略最
大電圧を印加した状態においては、充電に要する時間が
略最短となる。本発明では、その状態における判定基準
特性成分の良否判定条件を設定することで、良否判定に
要する時間を短くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1 まず、本実施形態において着目したコンデンサの充電特
性について説明する。なお、充電特性とは、電圧を印加
することでコンデンサに流れる電流量の時間変化を示
し、以下、この時間変化を測定することを充電特性の測
定という。
【0020】本願発明者は、コンデンサの充電過程の詳
細な検討に基づいて、コンデンサを充電する際に流れる
電流(以下、充電時電流という)iallが、電流成分i
cap,電流成分ilineおよび漏洩電流成分ileakという
複数の電流成分の組合せにより構成されていることを見
出すとともに、充電時電流iallが次の(1)式により
求められることを見出した。 iall=icap+iline+ileak…(1) なお、電流成分icapは、真の容量成分に基づいてコン
デンサに流れる電流成分であり、電流成分ilineは、コ
ンデンサを構成する誘電体に対して充電される際に流れ
る電流成分であり、漏洩電流成分ileakは、コンデンサ
の構造上の不具合等により生じる漏洩電流成分である。
【0021】また、電流成分icap、iline、およびi
leakは、次の(2)〜(4)式に示す近似式により求め
られることも見出した。
【0022】 icap=ae-bt…(2) iline=ct-f…(3) ileak=g …(4) t:電流印加開始後の経過時間 e:自然対数の底(≒2.71828) a、b、c、f、g:各コンデンサの諸特性により決定
される定数 なお、定数a、b、c、f、gは、多数のサンプル(コ
ンデンサ)の充電特性を10ms以下の短い時間間隔に
て測定したうえで、そのデータを、最適化法等を用いて
コンピュータで繰り返し演算することで算定できる。
【0023】本実施形態では、このような着眼点に基づ
いて、まず、測定対象コンデンサの充電特性について、
その充電特性を構成する各電流成分icap、iline、i
leakの近似式を作成する。
【0024】各電流成分icap、iline、ileakの近似
式を作成した充電時電流iallの時間変化を具象化した
グラフを図1に示す。図1は、一定の温度環境(例え
ば、室温)中において一定電圧(例えば、16V)を印
加したコンデンサの充電特性(充電時電流iallの時間
変化)を示しており、図中、横軸は時間(対数値)tを
示し、縦軸は電流(対数値)を示している。
【0025】図1に示すように、コンデンサの充電特性
においては、第1の時間領域tcapと、第2の時間領域
lineと、第3の時間領域tleakとが存在する。これら
の時間領域においては、第1の時間領域tcapが時間的
に最も早く、次いで、第2の時間領域tlineが続き、最
後に第3の時間領域tleakが続く位置関係となってい
る。
【0026】第1の時間領域tcapは、電流成分i
capが、他の電流成分と比較して最も多く出現する時間
領域であって、この時間領域tcapにおける充電時電流
all(対数)は、時間(対数)の経過に伴った電流成
分icapの量的変化(上述した(2)式参照)に従って
略放物線を描いて減少する。
【0027】第2の時間領域tlineは、電流成分icap
が可及的にゼロに収束し、換わって電流成分ilineが他
の電流成分と比較して最も多く出現する時間領域であっ
て、この時間領域tlineにおける充電時電流iall(対
数)は、時間(対数)の経過に伴った電流成分iline
量的変化(上述した(3)式参照)に従って略直線的に
減少する。
【0028】第3の時間領域tleakは、電流成分iline
が可及的にゼロに収束し、換わって漏洩電流成分ileak
が他の電流成分と比較して最も多く出現する時間領域で
あって、この時間領域tleakにおける充電時電流iall
(対数)は、時間の経過に関係なくそのコンデンサ特有
の漏洩電流成分ileakが流れる(上述した(4)式参
照)ため、電流値は常時略一定となる。
【0029】ここで、漏洩電流成分ileakは、上述した
ように、充電時に生じる電流成分i capや電流成分i
lineが可及的にゼロに収束したのちの時間領域である第
3の時間領域tleakになって初めて電流の主成分を構成
する。そのため、従来の良否判定方法では、第3の時間
領域tleakになるのを待って電流を計測することで漏洩
電流成分ileakを測定しており、そのために、判定基準
特性成分である漏洩電流成分ileakの測定(絶縁抵抗の
算定)に比較的長い時間を要していた。
【0030】このような充電特性を有するコンデンサに
おいて、本願発明者は、上述した(1)〜(4)の式を
詳細に検討することで、コンデンサの充電特性には次に
説明する第1、第2の特徴が存在することを見出した。
【0031】まず、第1の特徴を説明する。印加電圧V
を同一にするという条件において仮想良品コンデンサお
よび仮想不良品コンデンサの充電特性を上記(1)〜
(4)の式に基づいてシミュレーションする場合には、
両者(良品/不良品)の充電特性の間には漏洩電流成分
leakの値に差が生じるものの、電流成分icapや電流
成分ilineの値に差は生じない。
【0032】このような第1の特徴に基づいてコンデン
サの充電特性を検討してみると、次のことがわかる。良
否判定の閾値となる漏洩電流成分ileakの値が定まれ
ば、任意の印加電圧Vを印加する際における良否判定の
閾値となるコンデンサ(以下、仮想閾値コンデンサとい
う)の充電特性は、上記(1)〜(4)の式に基づいて
シミュレーションすることができる。
【0033】次に、第2の特徴を説明する。本願発明者
は、各電流成分(icap、iline、ileak)と印加電圧
Vとの関係を最小二乗法などの方法によって近似式に表
すことで、コンデンサにおいては、印加電圧Vを大きく
すれば、充電時電流は増大し、その際において電圧に対
する各電流成分(icap、iline、ileak)の電流上昇
率RIは互いに大きく異なることを見出した。
【0034】つまり、電流成分ilineの電流上昇率RI
[iline]と漏洩電流成分ileakの電流上昇率RI[i
leak]とを比較すれば、RI[iline]よりRI[i
leak]の方が格段に大きい(RI[iline]<RI[i
leak])。
【0035】なお、近似式としては、指数(Aexp[BV]の
関係)や累乗(AVBの関係)や多項式(A+BV2+CV3+…)
を用いて算定することができるが、他の式でもよく、係
数の導出は専用のコンピュータプログラムによって算定
しても、表計算ソフトウエアなどの近似式導出機能を用
いて算定してもよい。
【0036】このような第2の特徴についてさらに詳細
に説明する。図2のグラフは、印加電圧Vと電流上昇率
RIとの関係の一例を示している。図2は、定格電圧
(ここでは、16V)の積層セラミックコンデンサにお
ける良品に対して、一定の環境温度(例えば、室温)で
各種の印加電圧(16V、32V、48V、64V、
…)を印加しつつ充電した際における充電特性を測定す
ることで得た電流成分ili neおよび漏洩電流成分ileak
の電流1秒値の変化を示している。図2では、横軸を印
加電圧とし、縦軸を電流の1秒値(対数値)としてい
る。
【0037】図2におけるデータを累乗近似式に表すと
次のようになる。電流成分ilineにおける電流1秒値を
yとし、印加電圧Vをxとした場合には、これらの間に
は次の(5)式が累乗近似する。 y=6.1E−11x3.5E+00…(5) 同様に、漏洩電流成分ileakにおける電流1秒値をyと
し、印加電圧Vをxとした場合には、これらの間には次
の(6)式が累乗近似する。 y=2.4E−15x5.5E+00…(6) このように、上述した(5)、(6)の式にxの値(印
加電圧V)を代入することで、印加電圧Vを印加した際
における電流成分iline、漏洩電流成分ileakの値を近
似的に求めることができる。つまり、上述した(5)、
(6)の式を用いれば、各印加電圧Vに対する電流成分
lineや漏洩電流成分ileakを、近似的にシミュレーシ
ョンすることが可能となる。
【0038】図2のグラフおよび上述した(5)、
(6)の式から明らかなように、電流成分ilineの電流
上昇率RI[iline]に比べて漏洩電流成分ileakの電
流上昇率RI[ileak]が大きい。なお、図2において
は、各電流成分(iline、ileak)の特性曲線における
傾斜(直線と見なした場合の方向係数)が電流上昇率R
Iを示している。
【0039】このような第2の特徴に基づいてコンデン
サの充電特性を検討してみると、コンデンサの良否判定
においては、印加電圧Vを上昇させることで、判定時間
の短縮化が図れることがわかる。以下、その理由を詳細
に説明する。
【0040】印加電圧Vを種々変化させた状態で、その
電圧における仮想閾値コンデンサの充電特性を、上述し
た第1の特徴に基づいてシミュレーションした結果の一
例を図3に示す。このシミュレーションは次のように実
施する。JIS等の規格においては、定格電圧Vstd
おける絶縁抵抗として良否判定の閾値が規定されてい
る。まず、その閾値(絶縁抵抗)から定格電圧Vstd
おける漏洩電流成分ilea kの閾値Sstdを算定し、算定
した閾値Sstdを上述した(4)の式における変数gに
代入する。さらには、定格電圧Vstdにおける(1)〜
(3)式の変数a、b、c、fを求める。これにより、
定格電圧Vstdにおける仮想閾値コンデンサの充電特性
をシミュレーションする。
【0041】次に、印加電圧Vを定格電圧stdから任意
の量だけ上昇させた電圧(以下、電圧Vaという)を設
定するととに、測定と解析により測定対象コンデンサに
おける上記(5)、(6)式を予め作成しておく。その
うえで、作成した(5)式に電圧Vaを代入すること
で、電圧Vaにおける仮想閾値コンデンサの電流成分i
li ne(a)をシミュレーションする。
【0042】次に、作成した(6)式に電圧Vaを代入
することで、電圧Vaにおける仮想閾値コンデンサの漏
洩電流成分ileak(a)を算定する。漏洩電流成分i
leak(a)は、電圧Vaにおける良否判定用の閾値Sa、す
なわち、良否判定条件として機能する。
【0043】仮想閾値コンデンサの漏洩電流成分i
leak(a)は例えば次にようにして算定する。ここでは、
漏洩電流成分ileakと電流成分ilineとの間において、
電圧/電流1秒値の特性に図2に示す関係を有するコン
デンサを例にして、電圧Vaを80Vとした場合におけ
る漏洩電流成分ileak(a)の算定方法を説明する。
【0044】コンデンサの良否判定基準として規格化さ
れている絶縁抵抗試験においては、定格電圧Vstd(=
16V)では絶縁抵抗値1.6GΩが良否を判定する閾
値となる。これによれば、定格電圧Vstdにおける閾値
stdを示す仮想閾値コンデンサの漏洩電流成分i
leak(std)は、10nAとなる。
【0045】一方、図2に示す特性を有するコンデンサ
においては、漏洩電流成分ileakの1秒値(y)と印加
電圧(V)との間には、上述した(6)の式に示す関係
がある。この(6)式によれば、漏洩電流成分i
leakは、印加電圧Vの5.5乗に比例することがわか
る。したがって、電圧Vaを80Vとした場合における
漏洩電流成分ileak(a)は、 ileak(a)=10nA×(80/16)5.5=69.9μ
A と算定できる。ただし、電流測定器の測定精度を鑑みれ
ば、漏洩電流成分ileak (a)は69μAと設定するのが
妥当である。
【0046】このようにして電圧Vaにおける仮想閾値
コンデンサの電流成分iline(a)および漏洩電流成分i
leak(a)(良否判定条件)を算定したのち、これらの電
流成分を合成することで、電圧Vaにおける仮想閾値コ
ンデンサの充電特性をシミュレーションする。なお、電
流成分icap(a)については、良否判定に用いないので算
定する必要はない。
【0047】図3では、定格電圧Vstdが16Vである
積層セラミックコンデンサにおいて想定した仮想閾値コ
ンデンサに対して定格電圧Vstd(=16V)を印加し
た状態での充電特性のシミュレーション結果を示すとと
もに、同一の仮想閾値コンデンサに対して印加電圧Va
を80Vに設定した状態での充電特性のシミュレーショ
ン結果を示している。
【0048】図3において、点Astdは、定格電圧Vstd
(=16V)印加時の充電特性において第2の時間領域
lineから第3の時間領域tleakに変わる変換点(以
下、第2−第3の時間領域変換点という)を示してお
り、点Aaは、電圧Va(=80V)印加時の充電特性に
おける第2−第3の時間領域変換点Aを示している。
【0049】図3のグラフを詳細に検討してみると次の
ことが理解できる。第2−第3の時間領域変換点
std、Aaの時間的位置を比較すると、変換点Astd
り変換点Aaの方が時間的に早くなっている(すなわ
ち、電圧印加開始時点に近づく)。
【0050】これは、次のような理由によっている。上
述した第2の特徴で説明したように電流上昇率RIで
は、RI[iline]<RI[ileak]であるため、印加
電圧Vを上昇させると、第2の時間領域tlineにおける
電流の上昇度合より第3の時間領域tleakにおける電流
上昇度合の方が大きくなる。そのため、印加電圧Vを上
昇させると、第2−第3の時間領域変換点Aが電圧印加
開始時点側に押しやられる。その結果、変換点Aaが変
換点Astdより時間的に早くなる。
【0051】以上説明したステップを経たのち、本実施
形態では、次のようにして良否判定することで、その判
定に要する時間を短縮化している。すなわち、測定対象
コンデンサに対して印加電圧Vaを印加した状態で、変
換点Aa経過直後の電流を測定することで、漏洩電流成
分ileak(a)を測定する。そして、測定した漏洩電流成
分ileak(a)を閾値Saと比較することで、測定対象コン
デンサの良否を判定する。ここで、漏洩電流成分i
leak(a)が閾値Saより小さい場合には良品と判定し、反
対に大きい場合には、不良品と判定する。
【0052】この場合、上述したように、変換点Aa
変換点Astdより時間的に早くなる分、測定対象コンデ
ンサの漏洩電流成分ileakを測定する時間が短縮され
て、良否判定に要する時間が短縮化される。なお、変換
点変換点Aaは、シミュレーションした仮想閾値コンデ
ンサの充電特性から読み取ることができるし、計算によ
り算定することもできる。
【0053】測定対象コンデンサの漏洩電流成分ileak
を測定する時間は、印加電圧Vaを上昇させればさせる
ほど短くすることができる。しかしながら、印加電圧V
aが測定対象コンデンサの降伏電圧以上になるとコンデ
ンサが損傷する危険性がある。そのため、印加電圧Va
は、測定対象コンデンサの降伏電圧以下であってコンデ
ンサが損傷しない程度の値に設定するのが好ましい。
【0054】このようにして良否を判定すれば、第2−
第3の時間領域変換点Aaが第2−第3の時間領域変換
点Astdより時間的に早くなる分、各測定対象コンデン
サの良否判定に要する時間を短縮化することができる。実施の形態2 実施の形態1では、印加電圧Vaを可能なかぎり高く設
定することで、第2−第3の時間領域変換点Aaを第2
−第3の時間領域変換点Astdより時間的に早くし、こ
れによって良否判定に要する時間を短縮化していた。し
かしながら、実施の形態1の方法においては、漏洩電流
成分ileak(a)と閾値Saとの比較に基づいてコンデンサ
の良否を判定しており、時間的に漏洩電流成分i
leak(a)が測定可能となるまで良否が判定できない。
【0055】しかしながら、コンデンサにおいては、漏
洩電流成分ileakが上昇すると、充電電流が、漏洩電流
成分ileakの上昇を受けて第2の時間領域tlineの後半
期間における電流成分ilineよりも若干ながら上昇す
る。そのため、不良品コンデンサの充電特性は、良品コ
ンデンサの充電特性に対して第2の時間領域tlineの後
半期間から徐々に乖離していく。
【0056】本実施形態ではこのことに着目し、第2の
時間領域tlineの後半期間における電流成分ilineの上
昇を検出することで良否判定を実施しており、これによ
り判定時間の短縮化を図っている。
【0057】以下、本実施形態の良否判定方法を詳細に
説明する。まず、予め設定した印加電圧Vbを印加した
状態における仮想良品コンデンサの充電特性をシミュレ
ーションするとともに、前記印加電圧Vbを印加した状
態で漏洩電流成分ileak(b)が良否判定の閾値Sbを示す
仮想閾値コンデンサの充電特性をシミュレーションす
る。印加電圧Vbにおける閾値Sbの設定、閾値Sbを示
す仮想閾値コンデンサの充電特性のシミュレーション
法、および仮想良品コンデンサの充電特性のシミュレー
ション法は実施の形態1において、仮想閾値コンデンサ
の印加電圧Vaの設定、および充電特性のシミュレーシ
ョン法として説明したのと同様であるので、ここでは、
その説明は省略する。
【0058】仮想良品コンデンサおよび仮想閾値コンデ
ンサの充電特性の一例を図4に示す。 図4は、印加電
圧Vbと閾値Sbとを、Vb=80V、閾値Sb=69μA
とした定格電圧16Vの積層セラミックコンデンサの充
電特性である。
【0059】図4に示すように、仮想閾値コンデンサの
充電特性には、第2の時間領域tli neの後半期間におい
て、仮想良品コンデンサの充電特性との間に、上述した
特性乖離に基づく電流値上昇が既に生じている。本実施
形態では、この電流値上昇を測定することで良否を判定
する。
【0060】このような良否判定方法においては、仮想
良品コンデンサの充電特性と仮想閾値コンデンサの充電
特性との間にどれだけの電流相違量が生じれば不良であ
ると判定することができるのかが問題となる。この問題
は電流測定器の測定誤差を基準にして解決することがで
きる。本実施形態では、このような見地に基づいて、仮
想良品コンデンサの充電特性(電流値)に対して、仮想
閾値コンデンサの充電特性(電流値)が10%以上相違
した時点で良否判定可能としている。しかしながら、電
流測定器の測定誤差によっては、それ以外の電流相違量
が相違した時点を良否判定可能時点にしてもよいのはい
うまでもない。
【0061】図4の仮想良品/仮想閾値コンデンサの充
電特性において両コンデンサの充電特性に10%の相違
が生じる時点を時点Bとし、さらには、時点Bにおける
仮想閾値コンデンサが示す電流値を本実施形態における
閾値Scとする。そうすると、時点Bは、仮想閾値コン
デンサの第2−第3の時間領域変換点Acより時間的に
早い時点となる。
【0062】時点Bと閾値Scとを特定したのち、各測
定サンプルの充電特性を測定することで良否判定を実施
する。その際、時点Bにおける電流値を測定し、その測
定電流値が閾値Sc以下であれば、そのサンプルを良品
と判定し、反対に閾値Sc以上であれば、そのサンプル
を不良品と判定する。
【0063】なお、本実施形態における印加電圧V
bを、実施の形態1と同様に可能なかぎり高く設定すれ
ば、実施の形態1における良否判定に要する時間の短縮
化とあいまってさらに良否判定に要する時間を短縮する
ことができる。
【0064】以上説明した実施の形態1,2の良否判定
方法は、図5に示す良否判定装置により装置化すること
ができる。この良否判定装置は、コンデンサからなるサ
ンプルUを測定時に把持するサンプル把持部1と、サン
プルUに印加電圧Vを印加する電圧印加部2と、印加電
圧Vを印加した際におけるサンプルUの電流を測定する
電流測定部3と、電圧印加部2と電流測定部3との動作
を制御する制御部4と、電流測定部3が測定した測定電
流に基づいて良否を判定する判定部5とを備えている。
【0065】この良否判定装置は、判定部5において、
実施の形態1ないし実施の形態2の良否判定方法に基づ
いてサンプルUの良否を判定する。
【0066】ところで、上述した実施の形態1、2で
は、充電特性の調整のために、印加電圧Vを変動させて
いた。しかしながら、充電時の環境温度の調整によって
も充電特性を調整することができる。そのため、環境温
度を調整する(具体的に昇温する)ことで、第2−第3
の時間領域変換点Aを時間的に早くすることもできる。
【0067】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、最短の時間で良否を判定することができるようにな
る。また、最短の時間で良否を判定できる各種条件を比
較的簡単に設定することもできるようになる。これによ
り、例えば、製品ロットごとに最適な良否判定条件を設
定することもできる。さらには、設定した判定条件を良
否判定装置に与えることで良否判定装置の運転条件を自
動的に設定することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコンデンサの充
電特性の時間変化を示すグラフである。
【図2】印加電圧Vと電流上昇率RIとの関係の一例を
示すグラフである。
【図3】仮想閾値コンデンサに定格電圧Vstdを印加し
た状態での充電特性のシミュレーション結果と、仮想閾
値コンデンサに対して印加電圧Vaを印加した状態での
充電特性のシミュレーション結果とを示すグラフであ
る。
【図4】実施の形態2における仮想良品コンデンサおよ
び仮想閾値コンデンサの充電特性の一例を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の良否判定方法を実現した良否判定装置
の構成を示す図である。
【符号の説明】 iall :電流 icap:電流成分 iline:電流成分
leak:漏洩電流成分 tcap:第1の時間領域 tline:第2の時間領域 tleak:第3の時
間領域 V:印加電圧 RI:電流上昇率 Vstd:定格電圧 Vmax:略最大印加可
能電圧 Astd、a:第2−第3の時間領域変換点 S:
閾値
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Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電時のコンデンサに生じる電気特性
    を、時間経過による特性変化が互いに異なる複数の特性
    成分に分離したうえで、各特性成分の時間変化を示す近
    似式を作成する近似式作成ステップと、 コンデンサの良否判定の基準となる判定基準特性成分を
    前記複数の特性成分から抽出し、その判定基準特性成分
    の良否判定条件を前記近似式に基づいて設定する良否判
    定条件設定ステップと、 測定により得た判定対象コンデンサの充電時電気特性中
    に含まれる判定基準特性成分を前記良否判定条件に照合
    することで、判定対象コンデンサの良否を判定する判定
    ステップと、 を含むことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンデンサの良否判定方
    法において、 前記電気特性として電流を用いることを特徴とするコン
    デンサの良否判定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコンデンサの良否判定
    方法において、 前記良否判定条件設定ステップは、前記判定基準特性成
    分の判定閾値を前記良否判定条件として設定するステッ
    プであり、 前記判定ステップは、前記判定対象コンデンサの測定に
    より得られる前記電気特性から抽出する判定基準特性成
    分と前記判定閾値との比較に基づいて、判定対象コンデ
    ンサの良否を判定するステップである、 ことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンデンサの良否判定
    方法において、 前記近似式作成ステップは、充電時のコンデンサに生じ
    る充電時電流を時間経過による電流変化が互いに異な
    り、かつその一つとしてコンデンサの漏洩電流成分を含
    む複数の電流成分に分離したうえで、各電流成分の時間
    変化を示す近似式を作成するステップであり、 前記良否判定条件設定ステップは、前記判定基準特性成
    分として前記漏洩電流成分を抽出したうえで、前記漏洩
    電流成分の前記判定閾値を前記近似式に基づいて設定す
    るステップであり、 前記判定ステップは、測定により得た判定対象コンデン
    サの充電時電流中に含まれる漏洩電流成分と前記判定閾
    値との比較に基づいて、判定対象コンデンサの良否を判
    定するステップである、 ことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のコンデンサの良否判定
    方法において、 前記近似式作成ステップは、充電時のコンデンサに生じ
    る充電時電流を、時間経過による電流変化が互いに異な
    り、かつその一つとしてコンデンサの漏洩電流成分を含
    む複数の電流成分に分離したうえで、各電流成分の時間
    変化を示す近似式を作成するステップであり、 前記良否判定条件設定ステップは、前記判定基準特性成
    分として、コンデンサの製品良否に起因して生じる前記
    漏洩電流成分の変動の影響を受けてその値が変化する充
    電電流を推定したうえで、この充電電流の推定値の前記
    判定閾値を前記近似式に基づいて設定するステップであ
    り、 前記判定ステップは、測定により得た判定対象コンデン
    サの充電電流と前記判定閾値との比較に基づいて、判定
    対象コンデンサの良否を判定するステップである、 ことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のコ
    ンデンサの良否判定方法において、 前記近似式作成ステップは、良否判定時間を可及的に短
    縮できる条件における前記近似式を作成するステップで
    あり、 前記良否判定条件設定ステップは、良否判定時間を可及
    的に短縮できる条件における前記判定基準特性成分の良
    否判定条件を設定するステップであり、 前記判定ステップは、良否判定時間を可及的に短縮でき
    る条件において測定対象コンデンサの電気特性を測定す
    るステップである、 ことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載のコ
    ンデンサの良否判定方法において、 前記近似式作成ステップは、測定対象コンデンサに印加
    可能な略最大電圧を印加した状態における前記近似式を
    作成するステップであり、 前記良否判定条件設定ステップは、測定対象コンデンサ
    に前記略最大電圧を印加した状態における前記判定基準
    特性成分の良否判定条件を設定するステップであり、 前記判定ステップは、測定対象コンデンサに前記略最大
    電圧を印加した状態でその電気特性を測定するステップ
    である、 ことを特徴とするコンデンサの良否判定方法。
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