JP2011185625A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセット電圧の変動の影響を軽減して検査対象回路部品を精度よく検査する。
【解決手段】ガード電圧印加部14は、抵抗41に対する検査時において抵抗41の一端Aに現れる端子電圧Vtを入力すると共に端子電圧Vtに対して設定された補償電圧Vcを加算して加算電圧Vadとして出力する電圧補償部21、および加算電圧Vadを入力してガード電圧Vgとして出力する差動増幅器22を備えてこのガード電圧Vgを抵抗41に並列に接続された直列回路における中間接続点Cに印加するように構成され、処理部8は、抵抗41に対する非検査時において、端子電圧Vtに代えて基準電圧Vrefを電圧補償部21に入力させると共に基準電圧Vrefとガード電圧Vgとの差電圧(Vref−Vg)を検出して、検出した差電圧(Vref−Vg)を電圧補償部21に対して補償電圧Vcとして設定する電圧設定処理を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板に実装された検査対象電気部品の抵抗値を測定して検査する検査装置に関するものである。
この種の検査装置に使用される抵抗測定装置として、下記特許文献に開示された抵抗測定装置が知られている。この抵抗測定装置は、被測定抵抗と、この被測定抵抗に並列に接続された複数の直列抵抗とで構成される抵抗回路網における被測定抵抗の抵抗値を測定する抵抗測定装置であって、被測定抵抗の電流測定端子側に現れる電圧と等しい電圧をバッファアンプ(差動型緩衝増幅回路)を用いて直列抵抗の中間点(中間接続点)に加えることにより、直列抵抗に流れる電流が抵抗測定用の電流計に流れ込まないようにして、つまり被測定抵抗を通って流れる電流のみが電流計に流れるようにして、被測定抵抗の抵抗値を直接的に測定し得るように構成されている。
特開昭56−111470号公報(第1−2頁、第2図)
ところが、上記した抵抗測定装置には、以下の問題点がある。すなわち、この抵抗測定装置において使用されるバッファアンプにはオフセット電圧が発生するため、このオフセット電圧の発生に起因して、被測定抵抗の電流測定端子側に現れる電圧と等しい電圧を直列抵抗の中間点に正確に加えることができない場合が生じる。このため、一般的には、オフセット電圧の調整機能を備えたバッファアンプを使用して、オフセット調整用端子に接続された可変抵抗の抵抗値をマニュアルで操作することにより、発生するオフセット電圧をほぼゼロとなるように調整している。
しかしながら、この構成においても、バッファアンプのオフセット電圧には経年変化や温度変化に起因した変動が生じるため、被測定抵抗の電流測定端子側に現れる電圧と等しい電圧を直列抵抗の中間点に正確に加えることができない事態が発生することがあり、このような事態が発生したときには、抵抗値を正確に測定できないという問題点が存在している。このため、この抵抗測定装置を使用した検査装置には、被測定抵抗の抵抗値を正確に測定することができない結果、被測定抵抗を精度よく検査できないという問題点が存在している。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、オフセット電圧の変動の影響を軽減して、検査対象回路部品のインピーダンスを正確に測定して精度よく検査し得る検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、回路基板に実装された検査対象電気部品の一端を基準として他端に検査用電圧を印加する電圧印加部と、前記検査対象電気部品の両端間電圧を検出する第1電圧検出部と、前記検査用電圧の印加時に前記検査対象電気部品に流れる検査電流を検出する電流検出部と、前記検査対象電気部品に並列に接続された直列回路における中間接続点にガード電圧を印加するガード電圧印加部と、電圧設定処理を実行する処理部とを備え、前記両端間電圧および前記検出された検査電流に基づいて前記検査対象電気部品のインピーダンスを測定すると共に当該測定したインピーダンスに基づいて当該検査対象電気部品を検査する検査装置であって、前記ガード電圧印加部は、前記検査対象電気部品に対する検査時において前記検査対象電気部品の前記一端に現れる端子電圧を入力すると共に当該端子電圧に対して設定された補償電圧を加算して加算電圧として出力する電圧補償部、および当該加算電圧を入力して前記ガード電圧として出力する差動型緩衝増幅回路を備えて構成され、前記処理部は、前記検査対象電気部品に対する非検査時において、前記電圧設定処理として、前記端子電圧に代えて基準電圧を前記電圧補償部に入力させると共に当該基準電圧と前記差動型緩衝増幅回路の出力電圧との差電圧を検出して、当該検出した差電圧を前記電圧補償部に対して前記補償電圧として設定する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記電圧補償部は、前記端子電圧または前記基準電圧を入力するボルテージフォロア回路と、当該ボルテージフォロア回路の出力端子に接続された抵抗と、設定された電流値の電流を前記抵抗に供給する電流源とを備え、前記電流源からの前記電流が前記抵抗を流れたときに当該抵抗に発生する電圧を前記補償電圧として前記ボルテージフォロア回路の出力電圧に加算し、前記ガード電圧印加部は、前記ボルテージフォロア回路の入力先を切り替える第1切替回路と、前記差動型緩衝増幅回路の出力先を切り替える第2切替回路と、入力した電圧の電圧値を検出して前記処理部に出力する第2電圧検出部とを備え、前記処理部は、前記電圧設定処理において、前記第1切替回路を制御して前記基準電圧を前記ボルテージフォロア回路に入力させると共に前記第2切替回路を制御して前記差動型緩衝増幅回路の出力電圧を前記第2電圧検出部に入力させ、当該第2電圧検出部で検出された当該出力電圧の電圧値と前記基準電圧の電圧値とに基づいて前記差電圧を検出すると共に前記抵抗に発生する前記電圧が当該検出した差電圧となるように前記電流源の前記電流値を設定する。
また、請求項3記載の検査装置は、請求項1または2記載の検査装置において、前記処理部は、予め規定された時間毎に前記電圧設定処理を実行する。
また、請求項4記載の検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の検査装置において、装置の内部温度を検出する温度検出部を備え、前記処理部は、前記温度検出部によって検出された前記内部温度が予め規定された温度範囲を超えて変動したときに前記電圧設定処理を実行する。
請求項1記載の検査装置によれば、処理部による電圧設定処理によって差動型緩衝増幅回路のオフセット電圧が自動的にキャンセルされるため、検査対象電気部品のインピーダンスを正確に算出できると共に、算出したインピーダンスに基づく検査対象電気部品の良否判別を正確に実行することができ、ひいては回路基板全体を精度良く検査することができる。
請求項2記載の検査装置によれば、電圧補償部を簡易な構成で実現できると共に、両切替回路を切り替えるという簡易な構成で補償電圧を調整できる接続状態に処理部が電圧補償部および差動型緩衝増幅回路を移行させることができるため、電圧補償部の部品コスト、ひいては検査装置の製品コストの上昇を最小限に抑えつつ、差動型緩衝増幅回路のオフセット電圧を自動的にキャンセルすることができる。また、電圧補償部のボルテージフォロア回路をオペアンプで構成した場合においても、このオペアンプのオフセット電圧についても、差動型緩衝増幅回路のオフセット電圧と併せて補償電圧でキャンセルできるため、製品コストの上昇を最小限に抑えつつ、回路基板を精度良く検査することができる。
請求項3記載の検査装置によれば、予め規定された時間毎に処理部が電圧設定処理を実行するため、差動型緩衝増幅回路のオフセット電圧が経年変化したとしても、検査対象電気部品のインピーダンスを正確に算出できる結果、回路基板全体を継続して精度良く検査することができる。
請求項4記載の検査装置によれば、装置の内部温度が予め規定された温度範囲を超えて変動したときに処理部が電圧設定処理を実行するため、内部温度が急激に変化した場合においても、検査対象電気部品のインピーダンスを正確に算出することができるため、温度変化の影響を大幅に軽減した状態で回路基板を精度良く検査することができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 測定部6の構成を示す構成図である。 検査装置1の検査処理50を説明するためのフローチャートである。 図3における電圧設定処理58のフローチャートである。
以下、検査装置1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検査装置1の構成について、図1を参照して説明する。
同図に示すように、検査装置1は、5本のプローブ2a,2b,2c,2d,2e(以下、特に区別しないときには「プローブ2」ともいう)、3つの移動機構3,4,5、測定部6、温度検出部7、処理部8、記憶部9および表示部10を備え、回路基板40に実装された複数の電気部品(本例では一例として抵抗)を1つずつ検査対象電気部品としてそのインピーダンス(本例では一例として抵抗値)を測定可能に構成されている。この場合、検査対象電気部品には、一例として、図2に示す抵抗41のように、複数の電気部品(同図では一例として2つの抵抗42,43)が直列接続されて構成された直列回路が並列に接続されているものとする。
各プローブ2は、例えば接触型プローブであって、図1に示すように、そのうちの2本のプローブ2a,2cが、互いの先端部同士が近接するようにしてプローブ固定具3aを介して移動機構3に取り付けられ、2本のプローブ2b,2dが、互いの先端部同士が近接するようにしてプローブ固定具4aを介して移動機構4に取り付けられ、1本のプローブ2eが、プローブ固定具5aを介して移動機構5に取り付けられている。移動機構3,4,5は、処理部8の制御に従って各プローブ2を上下左右に移動させることにより、回路基板40の表面に形成された任意のテストポイントに各プローブ2の先端部を移動して接触可能に構成されている。
測定部6は、図2に示すように、電圧印加部11、電流検出部12、第1電圧検出部13およびガード電圧印加部14を備えて構成されている。電圧印加部11は、処理部8の制御に従い、一方の出力端子に接続されたプローブ2aと、他方の出力端子に直列に接続された電流検出部12およびプローブ2bとを介して検査用電圧(本例では一例として、直流電圧)Vexを出力して、検査対象電気部品(同図では抵抗41)の一端Aを基準(基準電位)として他端Bに印加する。
電流検出部12は、図2に示すように、電圧印加部11の他方の出力端子とプローブ2bとの間に接続されて、検査用電圧Vexの印加時に、検査対象電気部品(同図では抵抗41)に流れる電流(検査電流)I1a、および検査対象電気部品に並列に接続された直列回路(同図では抵抗42,43の直列回路)に流れる電流I1bの合成電流I1(=I1a+I1b)を検出すると共に、合成電流I1の振幅を示す電流データDiに変換して処理部8に出力する。第1電圧検出部13は、プローブ2cを介して抵抗41の他端Bに接続されると共に、プローブ2dを介して抵抗41の一端Aに接続されている。また、第1電圧検出部13は、電流I1aが流れたときに抵抗41の両端間に発生する両端間電圧V1を両プローブ2c,2dを介して検出して、両端間電圧V1の振幅を示す電圧データDv1に変換して処理部8に出力する。
ガード電圧印加部14は、図2に示すように、検査対象電気部品としての抵抗41に対して並列に接続された抵抗42,43の直列回路における中間接続点(抵抗42,43の接続点)Cに、抵抗41の一端Aに現れる端子電圧Vtと同一電圧となるように生成したガード電圧Vgをプローブ2eを介して印加する。具体的には、ガード電圧印加部14は、電圧補償部21、差動増幅器(本例では一例としてオペアンプ(演算増幅器))22、第2電圧検出部23、および2つの切替スイッチ(切替スイッチ(第1切替回路)24と切替スイッチ(第2切替回路)25)を備えて構成されている。
この場合、電圧補償部21は、図2に示すように、一例として、ボルテージフォロア回路に構成されたオペアンプ31、オペアンプ31の出力端子に一端側が接続された抵抗32、および抵抗32の他端側に接続されると共に設定された電流値の電流I2を抵抗32(抵抗値R)に対して供給する電流源33を備えて構成されている。また、本例では、電流源33は、一例として、電流I2の電流値を示す制御データDsを入力すると共にアナログ信号に変換して制御電圧Vsとして出力するD/A変換器33a、およびこの制御電圧Vsの電圧値に応じた電流値(つまり、制御データDsで示される電流値)の電流I2を発生させる可変電流源33bとを備えて構成されている。また、オペアンプ31の非反転入力端子には、処理部8によって切替制御される切替スイッチ24を介して、端子電圧Vtおよび基準電圧Vref(本例では一例としてグランド電位であるが、既知の電圧であれば任意の電圧とすることができる)のいずれか一方が入力可能となっている。つまり、切替スイッチ24は、オペアンプ31で構成されたボルテージフォロア回路の入力先を切り替える機能を有している。
この構成により、電圧補償部21は、切替スイッチ24を介して端子電圧Vtを入力しているときには、この端子電圧Vtに対して設定された電圧値の補償電圧Vc、つまり、設定された電流値の電流I2が抵抗32を流れることによって抵抗32の両端間に発生する電圧(I2×R(=Vc))を加算して、加算電圧Vad(=Vt+Vc)として出力する。
差動増幅器22は、一例として、オペアンプを用いたボルテージフォロア回路(差動型緩衝増幅回路、いわゆるバッファアンプ)で構成されて、入力した加算電圧Vadをインピーダンス変換してガード電圧Vgとして切替スイッチ25に出力する。切替スイッチ25は、処理部8によって切替制御されて、第2電圧検出部23およびプローブ2eのうちのいずれか一方にガード電圧Vgを出力する。つまり、切替スイッチ25は、差動増幅器22の出力先を切り替える機能を有している。第2電圧検出部23は、入力した電圧の電圧値を検出して処理部8に出力する。本例では、第2電圧検出部23は、切替スイッチ25を介してガード電圧Vgが入力されるため、ガード電圧Vgが入力されたときには、このガード電圧Vgの電圧値を測定して、この電圧値を示す電圧データDv2を処理部8に出力する。
温度検出部7は、検査装置1の内部温度Tiを検出して、図1に示すように、内部温度Tiを示す温度データDtmとして出力する。処理部8は、CPUなどで構成されて、移動機構3,4,5に対する駆動制御、測定部6の各切替スイッチ24,25に対する切替制御、測定部6の電圧印加部11に対する動作制御、測定部6の電圧補償部21に対する補償電圧Vcの設定制御、時間計測処理、および回路基板40に実装された検査対象となる各電気部品に対する検査処理を実行する。記憶部9は、RAM,ROMなどの半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive )などで構成されて、検査対象となる各電気部品についてのテストポイント(上記した抵抗41の一端Aおよび他端Bに相当するポイント、並びに直列回路の中間接続点Cに相当するポイント)の位置データ、各検査対象電気部品(本例では一例として抵抗)についての基準データ(本例では、上限値から下限値までの範囲である基準抵抗値範囲Rref)、処理部8の動作プログラムを記憶する。表示部10は、例えば、ディスプレイ装置で構成されて、回路基板40の検査結果(良品または不良品である旨の表示)を画面に表示する。
次に、検査装置1による回路基板40に対する検査処理について、図3,4を参照して説明する。なお、回路基板40は、検査装置1における検査位置に予め配設されているものとする。
検査装置1の作動状態において、温度検出部7は、内部温度Tiを一定時間間隔で検出して、内部温度Tiを示す温度データDtmを出力する。また、処理部8は、時間計測処理の実行を開始して、予め規定された時間(例えば数時間など)の計測を繰り返し実行すると共に、図3に示す検査処理50を実行する。
この検査処理50では、処理部8は、まず、回路基板40に実装された複数の電気部品のうちの検査対象となる電気部品(検査対象電気部品)に各プローブ2を接触させる(ステップ51)。具体的には、処理部8は、記憶部9から検査対象とする電気部品(一例として抵抗41)についての位置データを読み出すと共に、この位置データに基づいて各移動機構3,4,5を駆動制御することにより、図2に示すように、抵抗41の一端A(一方のテストポイント)にプローブ2b,2dを接触させ、かつ抵抗41の他端B(他方のテストポイント)にプローブ2a,2cを接触させ、かつ抵抗41と並列に接続されている抵抗42,43の直列回路における中間接続点C(さらなる他のテストポイント)にプローブ2eを接触させる。
次いで、処理部8は、温度検出部7から出力されている温度データDtmを入力すると共に、この温度データDtmに基づいて装置の内部温度Tiに変動が有ったか否かを判別する(ステップ52)。一例として、処理部8は、温度データDtmに基づいて内部温度Tiを周期的に算出して記憶部9に更新記憶させると共に、更新に際して、直前に算出した内部温度Tiを記憶部9から読み出すと共に、直前の内部温度Tiに対する新たに算出した内部温度Tiが予め規定された温度範囲を超えて変動したか否かを判別し、この温度範囲を超えて変動したときには内部温度Tiが変動した(変動有り)と判別し、この温度範囲内のときには内部温度Tiは変動していない(変動なし)と判別する。なお、変動の有無の判別手法は、この判別手法以外にも移動平均を基準とした判別手法など様々のものがあり、これらを用いて判別することもできる。
このステップ52での判別の結果、内部温度Tiに変動有りと判別したときには、処理部8は、この非検査状態(インピーダンス測定処理を実行していない状態)において電圧設定処理を実行し(ステップ58)、一方、内部温度Tiに変動なしと判別したときには、処理部8はステップ53に移行する。検査装置1の電源投入直後においては、記憶部9に記憶されている直前の内部温度Tiはリセットされている(例えば、Ti=0)。このため、処理部8は、最初にステップ52において内部温度Tiの変動の有無を判別したときには、最初に算出した内部温度Tiとの差が大きいことから、内部温度Tiに変動ありと判別して、図4に示す電圧設定処理58を実行する。なお、処理部8は、検査装置1の電源投入直後における検査処理50の最初の実行時において、電圧設定処理58を実行するようにすることもできる。
この電圧設定処理58では、処理部8は、まず、測定部6の各切替スイッチ24,25に対する切替制御を実行して、図2において実線で示す常態の接続状態(切替スイッチ24を介してオペアンプ31の非反転入力端子に端子電圧Vtが入力され、切替スイッチ25を介して差動増幅器22から出力されるガード電圧Vgがプローブ2eに出力される接続状態、つまり検査可能状態)から、同図において破線で示す電圧調整時の接続状態(切替スイッチ24を介してオペアンプ31の非反転入力端子に基準電圧Vref(この例では0V(グランド)の電位)が入力され、切替スイッチ25を介して差動増幅器22から出力されるガード電圧Vgが第2電圧検出部23に出力される接続状態、つまり非検査状態)に移行させる(ステップ61)。
これにより、電圧補償部21では、オペアンプ31が、非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefをインピーダンス変換して出力端子から出力する。この際に、出力される基準電圧Vrefにはオペアンプ31に固有のオフセット電圧Voff1が加算されるため、オペアンプ31は、電圧(Vref+Voff1)を出力する。また、電流源33は、予め規定された初期値での電流I2の出力を開始しているため、抵抗32の両端間には補償電圧Vc(=I2×R)が発生している。したがって、差動増幅器22の非反転入力端子には、電圧(Vref+Voff1)にこの補償電圧Vcが加算された加算電圧Vad(=Vref+Voff1+Vc)が入力され、差動増幅器22は、加算電圧Vadをインピーダンス変換して、ガード電圧Vgとして出力する。この際に、出力される加算電圧Vadには差動増幅器22に固有のオフセット電圧Voff2が加算されるため、差動増幅器22は、ガード電圧Vg(=Vad+Voff2=Vref+Voff1+Vc+Voff2)を出力する。第2電圧検出部23は、このガード電圧Vgの電圧値を測定して、この電圧値を示す電圧データDv2を処理部8に出力する。
次いで、処理部8は、補償電圧Vcの設定処理を実行する(ステップ62)。この設定処理62では、処理部8は、電圧データDv2で示されるガード電圧Vgの電圧値と既知の基準電圧Vrefとを比較してその差電圧(Vref−Vg)を検出し、補償電圧Vcをこの差電圧(Vref−Vg)に設定する。具体的には、処理部8は、ガード電圧Vgの電圧値と基準電圧Vrefとを比較して、ガード電圧Vgの電圧値が基準電圧Vrefよりも大きいときにはD/A変換器33aに対する制御データDsを変更して、電流I2の電流値を減少させ、一方、ガード電圧Vgの電圧値が基準電圧Vrefよりも小さいときにはD/A変換器33aに対する制御データDsを変更して、電流I2の電流値を増加させる。処理部8は、このようにして制御データDsを変更して補償電圧Vcを変化させることにより、ガード電圧Vgの電圧値を基準電圧Vrefに一致させる。この一致した状態においては、補償電圧Vcは、−(Voff1+Voff2)となっているため、オペアンプ31に発生している現在のオフセット電圧Voff1および差動増幅器22に発生している現在のオフセット電圧Voff2が、共に、補償電圧Vcによってキャンセル(相殺)された状態となっている。これにより、補償電圧Vcの設定処理62が完了する。
続いて、処理部8は、測定部6の各切替スイッチ24,25に対する切替制御を実行して、図2において実線で示す常態の接続状態(切替スイッチ24を介してオペアンプ31の非反転入力端子に端子電圧Vtが入力され、切替スイッチ25を介して差動増幅器22から出力されるガード電圧Vgがプローブ2eに出力される接続状態、つまり検査時の接続状態)に戻す(ステップ63)。これにより、処理部8は、電圧設定処理58を完了して、インピーダンス測定処理を実行する(ステップ54)。
この電圧設定処理58の実行により、オペアンプ31に発生しているオフセット電圧Voff1および差動増幅器22に発生しているオフセット電圧Voff2が経年変化や温度の影響を受けて変動していた場合であっても、上記したようにオフセット電圧Voff1およびオフセット電圧Voff2が共に補償電圧Vcによってキャンセルされるため、ガード電圧印加部14では、切替スイッチ24を介して入力される端子電圧Vtが、各オフセット電圧Voff1,Voff2の変動の影響を受けることなく(厳密には各オフセット電圧Voff1,Voff2の変動による影響が大幅に軽減された状態で)、差動増幅器22からほぼそのままの電圧値でガード電圧Vgとして出力される。
一方、ステップ52での判別の結果、内部温度Tiに変動なしと判別したときには、処理部8はステップ53に移行して、時間計測処理を実行して計測している時間が到来したか否か(つまり、予め規定された時間(一定時間)が経過したか否か)を検出し、計測している時間が到来した(予め規定された時間が経過した)と判別したときには、上記した電圧設定処理58を実行して、オペアンプ31に発生しているオフセット電圧Voff1および差動増幅器22に発生しているオフセット電圧Voff2をキャンセルする。これにより、処理部8は、予め規定された時間毎に電圧設定処理58を実行する。一方、処理部8は、計測している時間が未だ到来していない(予め規定された時間が経過していない)と判別したときには、インピーダンス測定処理を実行する(ステップ54)。
このインピーダンス測定処理では、処理部8は、まず、電圧印加部11に対する制御を実行して、抵抗41の一端Aを基準とした抵抗41の他端Bへの検査用電圧Vexの印加を開始させる。この場合、抵抗41,42,43の直並列回路には、全体として合成電流I1が流れるが、抵抗42,43の直列回路における中間接続点Cには、プローブ2eを介してガード電圧印加部14からガード電圧Vgが印加された状態となっており、しかも、上記したように、ガード電圧Vgが抵抗41の一端Aに発生している端子電圧Vtと同一電圧となるように規定されている。このため、抵抗42,43の直列回路には、電流I1bが流れていない状態となっている(電流I1bがゼロの状態となっている)ことから、合成電流I1は、抵抗41に流れている電流(検査電流)I1aのみで構成された状態となっている。
この状態において、処理部8は、電流検出部12から出力されている電流データDiを入力して、合成電流I1(=電流I1a)の電流値を算出すると共に、第1電圧検出部13から出力されている電圧データDv1を入力して、抵抗41の両端間電圧V1を算出して、算出した合成電流I1(=電流I1a)の電流値および両端間電圧V1に基づいて、抵抗41の抵抗値Rx(インピーダンスの一例)を算出して記憶部9に記憶させる。これにより、インピーダンス測定処理が完了する。
続いて、処理部8は、判別処理を実行する(ステップ55)。この判別処理では、処理部8は、抵抗値Rxを測定した抵抗41についての基準データ(基準抵抗値範囲Rref)を読み出して、記憶部9に記憶させた抵抗41の抵抗値Rxが基準抵抗値範囲Rref内に含まれているか否かを判別する。この判別の結果、処理部8は、抵抗41の抵抗値Rxが基準抵抗値範囲Rref内に含まれているときには、抵抗41は良品であると判別し、一方、抵抗41の抵抗値Rxが基準抵抗値範囲Rrefを外れているときには、抵抗41は不良品であると判別して(抵抗41についての検査を実行して)、判別結果(検査結果)を記憶部9に抵抗41に対応付けて記憶させる。これにより、判別処理55が完了する。
次いで、処理部8は、記憶部9から検査対象とする電気部品(本例では抵抗)についての位置データをすべて読み出したか否かに基づいて、検査すべき電気部品(抵抗)をすべて検査したか否か(検査が完了したか否か)を判別し(ステップ56)、位置データを読み出していない電気部品が残っているときには、上記ステップ51〜56を繰り返すことにより、未検査の電気部品に対する検査を実行して、判別結果を記憶部9に記憶させる。
一方、処理部8は、ステップ56において、検査すべき電気部品(抵抗)をすべて検査したと判別した(検査が完了した)を判別したときには、表示処理を実行する(ステップ57)。この表示処理57では、処理部8は、記憶部9から各電気部品についての判別結果を読み出して、表示部10に表示させる。これにより、回路基板40についての検査処理50が完了する。
このように、この検査装置1では、検査対象電気部品としての抵抗41の一端Aに現れる端子電圧Vtを入力すると共にこの端子電圧Vtに対して予め設定された電圧値の補償電圧Vcを加算して加算電圧Vadとして出力する電圧補償部21、およびこの加算電圧Vadをインピーダンス変換してガード電圧Vgとして出力する差動増幅器22を有してガード電圧印加部14が構成され、処理部8が、検査対象電気部品に対する非検査時において、端子電圧Vtに代えて基準電圧Vrefを電圧補償部21に入力させると共に基準電圧Vrefと差動増幅器22の出力電圧(ガード電圧Vg)との差電圧(Vref−Vg)を検出して、この差電圧(Vref−Vg)を電圧補償部21に対して補償電圧Vcとして設定する(つまり、電圧補償部21に対して補償電圧Vcの電圧値を設定して、差動増幅器22から出力されるガード電圧Vgが端子電圧Vtと同じ電圧となるようにする)電圧設定処理58を実行する。したがって、この検査装置1によれば、処理部8による電圧設定処理58によってオフセット電圧Voff2が自動的にキャンセルされるため、電圧設定処理58の実行前までにオフセット電圧Voff2が変動していたとしても、抵抗41の抵抗値Rxを正確に算出できると共に、算出した抵抗値Rxに基づく抵抗41の良否判別を正確に実行することができ、ひいては回路基板40全体を精度良く検査することができる。
また、この検査装置1では、端子電圧Vtまたは基準電圧Vrefを入力するボルテージフォロア回路に構成されたオペアンプ31と、このボルテージフォロア回路の出力端子に接続された抵抗32と、設定された電流値の電流I2を抵抗32に供給する電流源33とを備え、電流源33からの電流I2が抵抗32を流れたときに抵抗32に発生する電圧を補償電圧Vcとしてこのボルテージフォロア回路の出力電圧に加算するように電圧補償部21を構成し、このボルテージフォロア回路の入力先を切り替える切替スイッチ24と、差動増幅器22の出力先を切り替える切替スイッチ25と、入力した電圧の電圧値を検出して処理部8に出力する第2電圧検出部23とを備えてガード電圧印加部14を構成し、処理部8が、電圧設定処理において、切替スイッチ24を制御して基準電圧Vrefをオペアンプ31で構成される上記のボルテージフォロア回路に入力させると共に切替スイッチ25を制御して差動増幅器22の出力電圧(ガード電圧Vg)を第2電圧検出部23に入力させ、第2電圧検出部23で検出されたガード電圧Vgの電圧値と基準電圧Vrefの電圧値とに基づいて差電圧(Vref−Vg)を検出すると共に抵抗32に発生する電圧(補償電圧Vc)が検出した差電圧となるように電流源33から出力される電流I2の電流値を設定する。
したがって、この検査装置1によれば、電圧補償部21を簡易な構成で実現できると共に、両切替スイッチ24,25の切り替えという簡易な構成で補償電圧Vcを調整できる接続状態に処理部8が電圧補償部21および差動増幅器22を移行させることができるため、電圧補償部21の部品コスト、ひいては検査装置1の製品コストの上昇を最小限に抑えつつ、差動増幅器22のオフセット電圧Voff2を自動的にキャンセルすることができる。また、ボルテージフォロア回路に構成されたオペアンプ31のオフセット電圧Voff1についても、差動増幅器22のオフセット電圧Voff2と併せて補償電圧Vcでキャンセルできるため、製品コストの上昇を最小限に抑えつつ、回路基板40を精度良く検査することができる。
また、この検査装置1によれば、処理部8が予め規定された時間毎に電圧設定処理58を実行するため、差動増幅器22のオフセット電圧Voff2が経年変化したとしても、抵抗41の抵抗値Rxを正確に算出できる結果、回路基板40全体を継続して精度良く検査することができる。
また、この検査装置1によれば、処理部8が、温度検出部7によって検出された内部温度Tiが予め規定された温度範囲を超えて変動したときに電圧設定処理58を実行するため、内部温度Tiが急激に変化した場合においても、抵抗41の抵抗値Rxを正確に算出することができるため、温度変化の影響を大幅に軽減した状態で回路基板40を精度良く検査することができる。
なお、上記の検査装置1では、検査対象電気部品として抵抗を例に挙げて、検査対象電気部品のインピーダンスとして抵抗値を測定して検査する構成について説明したが、検査対象電気部品としてコンデンサの静電容量やインダクタ(コイル)のインダクタンスを算出し、算出した静電容量やインダクタンスに基づいて、コンデンサやインダクタの良否を判別すると共に、この判別結果に基づいて、コンデンサやインダクタが実装された回路基板の検査を実行する構成を採用することもできる。
この構成の検査装置では、電圧印加部11は、直流電圧に代えて、交流電圧を検査用電圧Vexとして出力する構成とする。これにより、この構成の検査装置においても、検査用電圧Vexの基準となる検査対象電気部品の一端に現れる端子電圧Vtをガード電圧印加部14に入力することで、差動増幅器22のオフセット電圧Voff2が補償電圧Vcによってキャンセルされた状態で端子電圧Vtと同一電圧のガード電圧Vgがプローブ2eを介して検査対象電気部品に並列接続された電気部品の直列回路における中間接続点Cに印加される。また、処理部8は、電流データDiおよび電圧データDv1を検査用電圧Vexの一周期分以上、波形データとして入力して記憶部9に記憶させ、この各波形データから電流I1と両端間電圧V1との位相差、電流I1の電流値および両端間電圧V1の電圧値を測定し、これらに基づいて検査対象電気部品の静電容量やインダクタンスを算出する。したがって、この構成の検査装置によれば、直列回路の影響を受けることなく、検査対象電気部品の静電容量やインダクタンスを正確に算出できると共に、算出した静電容量やインダクタンスに基づく検査対象電気部品の良否判別を正確に実行することができ、ひいては回路基板全体を精度良く検査することができる。
また、上記の検査装置1では、内部温度Tiに変動が有ったとき、および時間計測処理を実行して計測している時間が到来したとき(予め規定された時間(一定時間)が経過したとき、つまり、予め規定された時間毎)に電圧設定処理58を実行して、ガード電圧印加部14内の電気部品についてのオフセット電圧をキャンセルする最も好ましい構成を採用したが、内部温度Tiに変動が有ったとき、および時間計測処理を実行して計測している時間が到来したとき(予め規定された時間が経過したとき)のいずれか一方のときに、電圧設定処理58を実行する構成を採用してもよいのは勿論である。
また、上記の検査装置1では、端子電圧Vtを入力するボルテージフォロア回路(オペアンプ31で構成された回路)と、このボルテージフォロア回路の出力端子に接続された抵抗32と、処理部8によって設定された電流値の電流I2を抵抗32に供給する電流源33とを備えて電圧補償部21を構成しているが、電圧補償部21については、同一の機能を有する限り、この回路例以外にも種々の公知の回路を用いて実現することができる。
1 検査装置
8 処理部
11 電圧印加部
12 電流検出部
13 第1電圧検出部
14 ガード電圧印加部
21 電圧補償部
22 差動増幅器
23 第2電圧検出部
24,25 切替スイッチ
31 オペアンプ
32,41〜43 抵抗
33 電流源
40 回路基板
A 抵抗の一端
B 抵抗の他端
C 中間接続点
I1 電流(検査電流)
V1 両端間電圧
Vad 加算電圧
Vc 補償電圧
Vex 検査用電圧
Vg ガード電圧
Vref 基準電圧
Vt 端子電圧

Claims (4)

  1. 回路基板に実装された検査対象電気部品の一端を基準として他端に検査用電圧を印加する電圧印加部と、
    前記検査対象電気部品の両端間電圧を検出する第1電圧検出部と、
    前記検査用電圧の印加時に前記検査対象電気部品に流れる検査電流を検出する電流検出部と、
    前記検査対象電気部品に並列に接続された直列回路における中間接続点にガード電圧を印加するガード電圧印加部と、
    電圧設定処理を実行する処理部とを備え、
    前記両端間電圧および前記検出された検査電流に基づいて前記検査対象電気部品のインピーダンスを測定すると共に当該測定したインピーダンスに基づいて当該検査対象電気部品を検査する検査装置であって、
    前記ガード電圧印加部は、前記検査対象電気部品に対する検査時において前記検査対象電気部品の前記一端に現れる端子電圧を入力すると共に当該端子電圧に対して設定された補償電圧を加算して加算電圧として出力する電圧補償部、および当該加算電圧を入力して前記ガード電圧として出力する差動型緩衝増幅回路を備えて構成され、
    前記処理部は、前記検査対象電気部品に対する非検査時において、前記電圧設定処理として、前記端子電圧に代えて基準電圧を前記電圧補償部に入力させると共に当該基準電圧と前記差動型緩衝増幅回路の出力電圧との差電圧を検出して、当該検出した差電圧を前記電圧補償部に対して前記補償電圧として設定する検査装置。
  2. 前記電圧補償部は、前記端子電圧または前記基準電圧を入力するボルテージフォロア回路と、当該ボルテージフォロア回路の出力端子に接続された抵抗と、設定された電流値の電流を前記抵抗に供給する電流源とを備え、前記電流源からの前記電流が前記抵抗を流れたときに当該抵抗に発生する電圧を前記補償電圧として前記ボルテージフォロア回路の出力電圧に加算し、
    前記ガード電圧印加部は、前記ボルテージフォロア回路の入力先を切り替える第1切替回路と、前記差動型緩衝増幅回路の出力先を切り替える第2切替回路と、入力した電圧の電圧値を検出して前記処理部に出力する第2電圧検出部とを備え、
    前記処理部は、前記電圧設定処理において、前記第1切替回路を制御して前記基準電圧を前記ボルテージフォロア回路に入力させると共に前記第2切替回路を制御して前記差動型緩衝増幅回路の出力電圧を前記第2電圧検出部に入力させ、当該第2電圧検出部で検出された当該出力電圧の電圧値と前記基準電圧の電圧値とに基づいて前記差電圧を検出すると共に前記抵抗に発生する前記電圧が当該検出した差電圧となるように前記電流源の前記電流値を設定する請求項1記載の検査装置。
  3. 前記処理部は、予め規定された時間毎に前記電圧設定処理を実行する請求項1または2記載の検査装置。
  4. 装置の内部温度を検出する温度検出部を備え、
    前記処理部は、前記温度検出部によって検出された前記内部温度が予め規定された温度範囲を超えて変動したときに前記電圧設定処理を実行する請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
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