JP5512368B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象部位間に対する絶縁検査を実行可能に構成された検査装置および検査方法に関するものである。
この種の検査装置として、下記特許文献において出願人が開示した検査装置が知られている。この検査装置は、負帰還経路に接続される複数のコンデンサを有して検査用信号の印加によって回路基板における所定部位間(検査対象部位間。一例として、一対の導体パターン間)に流れる電流を検出するフィードバック方式の電流検出回路(電流電圧変換部)と、各コンデンサを負帰還経路に接続するコンデンサ接続回路と、コンデンサ接続回路を制御して複数のコンデンサのうちの所定部位に対応付けられた1または2以上のコンデンサをオペアンプ(演算増幅器)の負帰還経路に接続させる制御部とを備え、回路基板における所定部位間(検査対象部位間)の絶縁検査が実行可能に構成されている。
この種の検査装置では、負帰還経路に接続される抵抗の抵抗値、所定部位間(一対の導体パターン間)の浮遊容量値、および所定部位間の絶縁抵抗値に応じて、所定部位に対応付けられた1つ以上のコンデンサを複数のコンデンサの中から選択して負帰還経路に接続することにより、負帰還経路に接続されるコンデンサの容量値を適切な値にできるため、電流検出回路(電流検出部)の応答速度の低下を回避することが可能となっている。
特開2007−51966号公報(第3−4頁、第2図)
ところが、上記の検査装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この検査装置では、電流検出回路(電流電圧変換部)が演算増幅器(オペアンプ)を使用した電流電圧変換回路で構成されて、演算増幅器の負帰還経路に、コンデンサと切替スイッチ(オン・オフスイッチ)との直列回路が複数並列に接続されている。このため、演算増幅器の負帰還経路の配線パターンが複雑に引き回されることになる結果、負帰還経路に接続されるコンデンサの容量値を適切な値にしたとしても、良好な周波数特性(低い周波数から高い周波数(例えば、直流から数MHzの範囲の周波数)に亘って利得がフラットな特性)を備えた電流検出回路の実現が困難となる。したがって、検査用信号(絶縁検査の場合には直流電圧信号)を印加したときに、電流検出回路の出力信号である電圧信号の立ち上がり波形に減衰振動が発生して電圧信号の電圧値が安定するまでに時間がかかる(セトリング時間が長くなる。つまり応答速度が低下する)ことから、検査に要する時間が長くなるという改善すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、電流電圧変換部の応答速度を高めて検査対象部位間の絶縁検査に要する時間を短縮し得る検査装置および検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の検査装置は、一対の検査対象部位の一方に検査用直流電圧を印加する電源部と、前記一対の検査対象部位の他方に接続されると共に前記検査用直流電圧の印加時に当該検査対象部位間に流れる検査電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、前記検査用直流電圧の電圧値および前記変換された前記電圧の電圧値で示される前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の抵抗を算出すると共に当該算出した抵抗に基づいて当該一対の検査対象部位間の絶縁検査を実行する処理部とを有する検査装置であって、前記一方の検査対象部位と基準電位との間に接続された可変コンデンサを備え、前記電流電圧変換部は、非反転入力端子が前記基準電位に接続されると共に反転入力端子が前記他方の検査対象部位に接続され、かつ当該反転入力端子と出力端子との間にレンジ抵抗と容量値固定の固定コンデンサとの並列回路が接続された演算増幅器を備えて構成され、前記処理部は、前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の浮遊容量の容量値および絶縁抵抗の抵抗値、前記レンジ抵抗の抵抗値、並びに前記固定コンデンサの容量値に対応させて前記可変コンデンサの容量値を予め規定された値に設定すると共に当該設定した状態における前記検査用直流電圧の電圧値および前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の前記抵抗を算出する。
また、請求項2記載の検査装置は、請求項1記載の検査装置において、前記処理部は、前記予め規定された値として下記式を満たす値Coに前記可変コンデンサの容量値を設定する。(Cs+Co)×Rs=Cf×Rf(ここで、Csは前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の前記浮遊容量の前記容量値であり、Rsは当該一対の検査対象部位間の前記絶縁抵抗の前記抵抗値であり、Cfは前記固定コンデンサの前記容量値であり、Rfは前記レンジ抵抗の前記抵抗値である。)
また、請求項3記載の検査方法は、一対の検査対象部位の一方に検査用直流電圧を印加すると共に、当該検査用直流電圧の印加時に前記検査対象部位間に流れる検査電流を前記一対の検査対象部位の他方に電流電圧変換部を接続して電圧に変換し、前記検査用直流電圧の電圧値および前記変換された電圧の電圧値で示される前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の抵抗を算出すると共に当該算出した抵抗に基づいて当該一対の検査対象部位間の絶縁検査を実行する検査方法であって、前記一方の検査対象部位と基準電位との間に可変コンデンサを接続し、前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の浮遊容量の容量値および絶縁抵抗の抵抗値、並びに前記電流電圧変換部を構成する演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に容量値固定の固定コンデンサとの並列回路として接続されたレンジ抵抗の抵抗値および当該固定コンデンサの容量値に対応させて前記可変コンデンサの容量値を予め規定された値に設定し、当該可変コンデンサの当該容量値の設定状態における前記検査用直流電圧の電圧値および前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の前記抵抗を算出する。
請求項1記載の検査装置および請求項3記載の検査方法によれば、一対の検査対象部位毎に、一対の検査対象部位が良品であるときの一対の検査対象部位間の浮遊容量の平均容量値および絶縁抵抗の平均抵抗値、電流電圧変換部のレンジ抵抗の抵抗値、並びに固定コンデンサの容量値に対応させて可変コンデンサの容量値を予め規定された値に設定するため、演算増幅器で構成される増幅回路についての利得の周波数特性がフラットな周波数特性となるように可変コンデンサの容量値が規定されている状態で、つまり、演算増幅器から出力される電圧が短時間で安定する状態(応答速度が高められた状態)で(すなわち、電流電圧変換部の応答速度が十分に高められた状態で)、一対の検査対象部位間の抵抗の抵抗値を算出することができる。これにより、この検査装置および検査方法によれば、検査用直流電圧の印加開始から抵抗の抵抗値についての算出を開始するまでの待機時間を、上記の増幅回路の利得がフラットな周波数特性でないときの待機時間と比較して十分に短い時間に規定できるため、処理部による一対の検査対象部位間の抵抗の算出開始を十分に早めることができる結果、抵抗の算出が終了するまでに要する時間、ひいては導体パターン間の絶縁検査の終了までに要する時間を十分に短縮することができる。
また、請求項2記載の検査装置によれば、処理部が、予め規定された値として、(Cs+Co)×Rs=Cf×Rfの式を満たす値Coに可変コンデンサの容量値を設定するため、演算増幅器で構成される増幅回路についての利得の周波数特性を、全周波数帯域に亘って確実にフラットな周波数特性に維持することができ、演算増幅器から出力される電圧が確実に短時間で安定する状態(応答速度が確実に高められた状態)で、一対の検査対象部位間の抵抗の抵抗値を算出することができる。
検査装置1の構成を示す構成図である。 検査処理40のフローチャートである。
以下、検査装置および検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、検査装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す検査装置1は、電源部2、可変コンデンサ3、スイッチ部4、電流電圧変換部5、電圧検出部6、処理部7、記憶部8、表示部9および複数のプローブ10を備え、例えば、回路基板における検査対象部位間としての導体パターン51間の絶縁検査を実行可能に構成されている。一例として、本例の検査装置1は、回路基板に形成された複数の導体パターン51のそれぞれに対して、対応する複数のプローブ10を同時に接触させる治具式の検査装置として構成されている。
電源部2は、検査用直流電圧(以下、単に「検査電圧」ともいう)V1を出力する電源装置で構成されている。また、電源部2は、処理部7によって制御されることにより、この検査電圧V1を出力端子2aからステップ状の電圧信号として出力し、また出力している検査電圧V1を停止可能に構成されている。また、電源部2は、図1に示すように、この検査電圧V1を導体パターン51間に印加(出力)することにより、導体パターン51間の抵抗(本例では絶縁抵抗)52(抵抗値Rs)および導体パターン51間に存在している浮遊容量53(容量値Cs)に流れる検査電流I1を発生させる。
可変コンデンサ3は、図1に示すように、一端が電源部2の出力端子2aに接続されると共に、他端が基準電位(本例では一例としてグランド電位)に接続されている。また、可変コンデンサ3は、図示はしないが、本例では、一例として、オン・オフスイッチと固定コンデンサ(容量値が固定されたコンデンサ)との直列回路が複数並列に接続されて構成されている。この構成により、可変コンデンサ3は、オン・オフスイッチのオン・オフ状態が制御されることにより、並列接続される固定コンデンサの組合せが変更されることで、全体としての容量値Coが変更可能となっている。
スイッチ部4は、一例として、図1に示すように、電源部2の出力端子2aおよび電流電圧変換部5の入力端子(後述する演算増幅器の反転入力端子)と、各導体パターン51に一対一で接続される複数のプローブ10との間に配設されている。また、スイッチ部4は、図示はしないが、処理部7によってオン・オフ状態が制御される複数のオン・オフスイッチを備えて構成されて、電源部2の出力端子2aおよび電流電圧変換部5の入力端子を任意の導体パターン51に接触可能に構成されている。以下では、スイッチ部4を介して電源部2の出力端子2aに接続されたプローブ10と接触して、検査電圧V1が印加される導体パターン51を「電圧印加導体パターン51」ともいい、スイッチ部4を介して電流電圧変換部5の入力端子に接続されたプローブ10と接触して、検査電流I1の検出がなされる導体パターン51を「電流検出導体パターン51」ともいう。
電流電圧変換部5は、一例として図1に示すように、演算増幅器(オペアンプ)5aを備えて構成されて、電流検出導体パターン51から流出する検査電流I1を電圧に変換することによって検査電流I1の電流値を示す電流データDiを出力する。つまり、電流電圧変換部5は、電流検出部として機能する。具体的には、電流電圧変換部5は、演算増幅器5aと共に、複数(本例では一例として2つ)のレンジ抵抗5b,5c、複数(レンジ抵抗と同数)のオン・オフスイッチ5d,5e、固定コンデンサ(容量値Cfが固定のコンデンサ)5fおよびA/D変換器5gを備えている。
この場合、演算増幅器5aは、反転入力端子がスイッチ部4に接続され、非反転入力端子が基準電位(可変コンデンサ3の他端と同電位。本例ではグランド電位)に接続されている。レンジ抵抗5bはオン・オフスイッチ5dと直列接続され(直列回路に構成され)、レンジ抵抗5cはオン・オフスイッチ5eと直列接続され(直列回路に構成され)て、各直列回路が演算増幅器5aの出力端子と反転入力端子との間に並列接続された状態で配設されている。固定コンデンサ5fは、容量値が固定の1つのコンデンサ、または容量値が固定の複数のコンデンサの組合せ回路で構成されて、全体としての容量値が固定のコンデンサとして構成されている。また、固定コンデンサ5fは、演算増幅器5aの出力端子と反転入力端子との間に、上記した各直列回路(レンジ抵抗とオン・オフスイッチの直列回路)と並列に接続されている。この構成により、演算増幅器5a、レンジ抵抗5b,5cおよび固定コンデンサ5fによって構成される反転型増幅回路が、入力した検査電流I1を電圧Vi(=−I1×Rf)に変換して出力する。この場合、Rfで示される抵抗値は、オン・オフスイッチがオン状態となっているレンジ抵抗5b,5cのうちのいずれかの抵抗値である。A/D変換器5gは、予め決められたサンプリング周期でこの電圧Viをサンプリングすることにより、電圧Viの電圧値を示すデジタルデータに変換して処理部7に出力する。電圧Viは検査電流I1を変換したものであり、このため、電圧Viの電圧値は検査電流I1の電流値を示すものであることから、電圧Viの電圧値を示すデジタルデータは検査電流I1の電流値を示す電流データDiとなる。
この検査装置1では、回路基板に形成された導体パターン51間の絶縁検査に要する時間を短縮するためには、導体パターン51間に検査電圧V1が印加されたときから、電流データDiで示される検査電流I1の電流値が安定するまでの時間(セトリング時間)を最短にすることが重要であり、このためには、背景技術の説明で述べたように、演算増幅器5a等で構成される反転型増幅回路の周波数特性を、この反転型増幅回路の出力信号である電圧Viに減衰振動が発生しない周波数特性とする必要があり、これを実現するためには反転型増幅回路の利得についての周波数特性をフラットな周波数特性にする必要がある。
この場合、発明の理解を容易にするため、プローブ10自体の抵抗、スイッチ部4の内部抵抗、プローブ10と導体パターン51との接触抵抗、および検査装置1内の配線の抵抗を無視できるとしたときに、演算増幅器5aの反転入力端子を基準として導体パターン51側には、図1に示すように、導体パターン51間の絶縁抵抗52が存在する。また、演算増幅器5aの反転入力端子がグランド電位に規定された非反転入力端子とバーチャルショートの関係にあるため、浮遊容量53(容量値Cs)および可変コンデンサ3(容量値Co)が共に絶縁抵抗52(抵抗値Rs)に並列接続された状態で存在している。一方、演算増幅器5aの反転入力端子を基準として演算増幅器5aの出力端子側には、図1に示すように、オン状態のオン・オフスイッチ(オン・オフスイッチ5d,5eの一方)に接続されたレンジ抵抗(レンジ抵抗5b,5cの一方。抵抗値Rf)と固定コンデンサ5fとが並列接続された状態で存在している。
この場合、浮遊容量53および可変コンデンサ3の合成容量値が(Cs+Co)であるため、反転型増幅回路の利得は、
−Rf/Rs×(1+jω×(Cs+Co)×Rs)/(1+jω×Cf×Rf)
と表される。このため、下記式(1)が成り立つときに、反転型増幅回路の利得は、周波数の影響を受けることなく一定となる(フラットな周波数特性となる)。
(Cs+Co)×Rs=Cf×Rf ・・・ (1)
つまり、固定コンデンサ5fの容量値Cfは上記したように固定値であり、また抵抗値Rfもレンジ抵抗を決定(選択)した状態においては一定値であり、さらに、同種の回路基板であれば、検査の対象とする導体パターン51間の絶縁抵抗52の抵抗値Rsおよび浮遊容量53の容量値Csは、これらの導体パターン51が良品である場合にはほぼ一定となるため、予め測定しておくことによって既知の値となることから、検査対象の導体パターン51毎に可変コンデンサ3の最適な容量値Co(反転型増幅回路の利得をフラットな周波数特性にする容量値Co)を上記式(1)から予め算出することが可能である。
したがって、検査装置1では、一例として以下の手法によって予め算出した検査の対象とする導体パターン51間(検査対象部位間)の絶縁抵抗52についての平均抵抗値Rsaveおよび判定範囲Drと、浮遊容量53についての平均容量値Csaveとが、これらの導体パターン51の組合せに対応付けて記憶部8に予め記憶されている。この平均抵抗値Rsave、判定範囲Drおよび平均容量値Csaveを算出する手法としては、まず、複数の良品の回路基板から検査対象とする導体パターン51間の絶縁抵抗52の抵抗値Rsおよび浮遊容量53の容量値Csを取得し、次いで、絶縁抵抗52の抵抗値Rsについては、検査対象とする導体パターン51の組合せ毎に、平均抵抗値Rsaveと良否判別のための判定範囲Dr(一例として取得し抵抗値Rsの最大値を上限とし、最小値を下限とする範囲)とを算出し、また浮遊容量53の容量値Csについても、導体パターン51の組合せ毎に、平均容量値Csaveを算出する手法を採用する。また、上記式(1)についても記憶部8に予め記憶されている。
電圧検出部6は、A/D変換器(不図示)を備えて構成されて、検査電圧V1を入力すると共に、この検査電圧V1をA/D変換器5gと同期したサンプリング周期でサンプリングすることにより、この検査電圧V1の電圧値を示す電圧データDvに変換して処理部7に出力する。処理部7は、CPUなどで構成されて、電源部2とスイッチ部4と各オン・オフスイッチ5d,5eに対する制御処理、可変コンデンサ3の容量値Coを設定する容量設定処理、入力した電流データDiおよび電圧データDvに基づいて絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出する抵抗算出処理、および算出した抵抗値Rsを判定範囲Drと比較して絶縁状態を判別する判別処理を実行する。
記憶部8には、処理部7の動作プログラム、レンジ抵抗5b,5cの各抵抗値(つまり、Rf)および固定コンデンサ5fの容量値Cfが予め記憶されると共に、上記したようにして予め算出された平均抵抗値Rsave、判定範囲Drおよび平均容量値Csaveが検査対象となる導体パターン51の組合せに対応付けられて予め記憶されている。また、記憶部8には、検査対象となる各導体パターン51の組合せに対応付けられて、各導体パターン51の組合せの検査時に使用される電流電圧変換部5のレンジ抵抗(レンジ抵抗5b,5cのいずれか)が予め記憶されている。表示部9は、液晶ディスプレイ装置などで構成されて、検査結果を画面に表示させる。
次に、回路基板の導体パターン51に対する検査方法および検査装置1の絶縁検査動作について、図面を参照して説明する。
まず、回路基板の導体パターン51の絶縁検査に先立ち、この回路基板を検査装置1における検査位置に配設すると共に、対応する導体パターン51に各プローブ10を接触させる。
次いで、この状態で検査装置1を作動させる。これにより、電流電圧変換部5が電流データDiの処理部7への出力を開始すると共に、電圧検出部6が電圧データDvの処理部7への出力を開始する。また、処理部7は、図2に示す検査処理40の実行を開始する。
この検査処理40では、処理部7は、まず、記憶部8に記憶されている複数の電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の組合せの中から検査対象とする導体パターン51についての1つの組合せを読み出し(ステップ41)、スイッチ部4およびレンジ抵抗5b,5cに対する制御処理を実行することにより、電圧印加導体パターン51として記憶されている導体パターン51をスイッチ部4を介して電源部2の出力端子2aに接続すると共に、電流検出導体パターン51として記憶されている導体パターン51を電流電圧変換部5の入力端子に接続する。また、処理部7は、オン・オフスイッチ5d,5eに対する制御処理を実行することにより、レンジ抵抗5b,5cのうちの検査対象とする導体パターン51の検査において使用するレンジ抵抗を演算増幅器5aの負帰還経路に接続する(ステップ42)。
次いで、処理部7は、可変コンデンサ3に対する容量設定処理を実行する(ステップ43)。この容量設定処理では、処理部7は、ステップ41において読み出した導体パターン51の1つの組合せに対応する絶縁抵抗52の抵抗値Rsについての平均抵抗値Rsave、浮遊容量53の容量値Csについての平均容量値Csave、レンジ抵抗の抵抗値Rfおよび固定コンデンサ5fの容量値Cfを記憶部8から読み出すと共に、記憶部8から読み出した式(1)に、抵抗値Rsとして平均抵抗値Rsaveを、容量値Csとして平均容量値Csaveを代入すると共に、抵抗値Rfおよび容量値Cfを代入して、容量値Coを算出して、可変コンデンサ3の容量値Coをこの算出した容量値Coに設定する。これにより、電流電圧変換部5の演算増幅器5aで構成される反転型増幅回路の利得についての周波数特性がフラットな周波数特性に設定される。
続いて、処理部7は、抵抗算出処理を実行する(ステップ44)。この抵抗算出処理では、処理部7は、まず、電源部2に対して検査電圧V1の出力を開始させる制御処理を実行する。これにより、検査対象としての導体パターン51間(電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51間)への検査電圧V1の印加が開始される。次いで、処理部7は、電源部2に対する検査電圧V1の出力を開始させる制御処理の実行から予め規定された時間(待機時間)が経過した時点において、電流電圧変換部5から出力されている電流データDiおよび電圧検出部6から出力されている電圧データDvを入力し、この電流データDiおよび電圧データDvに基づいて、電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51間の絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出し、この電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の組合せに対応させて記憶部8に記憶させる。これにより、抵抗算出処理が完了する。
この場合、可変コンデンサ3に対する容量設定処理によって演算増幅器5aで構成される反転型増幅回路の利得についての周波数特性がフラットな周波数特性となるように可変コンデンサ3の容量値Coが規定されているため、演算増幅器5aから出力される電圧Vi、ひいてはA/D変換器5gから出力される電流データDiで示される検査電流I1の電流値が短時間で安定する。つまり、電流電圧変換部5の応答速度が十分に高められている。したがって、検査装置1では、検査電圧V1の印加開始からの上記待機時間を、反転型増幅回路の利得がフラットな周波数特性でないときの待機時間と比較して十分に短時間に規定できるため、処理部7による抵抗算出処理の開始を十分に早めることができる結果、抵抗算出処理の終了までに要する時間が十分に短縮されている。
処理部7は、この導体パターン51の1つの組合せに対する抵抗算出処理の完了後、記憶部8に記憶されている検査すべき電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の組合せを参照することにより、すべての導体パターン51の組合せに対する抵抗算出処理が完了したか否かを判別し(ステップ45)、未検査の導体パターン51の組合せが残っている場合には、上記ステップ41〜ステップ45を繰り返し実行して、導体パターン51間の絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出して記憶部8に記憶させる。これにより、検査すべきすべての電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の組合せについての絶縁抵抗52の抵抗値Rsが算出されて、記憶部8に記憶される。
処理部7は、検査すべきすべての電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の組合せについての絶縁抵抗52の抵抗値Rsの算出および記憶が完了した時点で、判別処理を実行する(ステップ46)。この判別処理では、処理部7は、記憶部8に記憶させた電圧印加導体パターン51および電流検出導体パターン51の各組合せについての抵抗値Rsを、記憶部8に予め記憶されている組合せ毎の判定範囲Drと比較して、抵抗値Rsが判定範囲Dr内のときには、導体パターン51間の絶縁抵抗52は良好(絶縁状態が良好)であると判別し、判定範囲Dr外のときには不良(絶縁状態が不良)であると判別して、この判別結果を表示部9に表示させる。これにより、検査処理が完了する。
このように、この検査方法および検査装置1では、電圧印加導体パターン51(一方の検査対象部位)と基準電位(本例ではグランド電位)との間に可変コンデンサ3を接続し、非反転入力端子が基準電位に接続されると共に反転入力端子が電流検出導体パターン51(他方の検査対象部位)に接続され、かつ反転入力端子と出力端子との間にレンジ抵抗(レンジ抵抗5b,5c)と固定コンデンサ5fとの並列回路が接続された演算増幅器5aを備えて電流電圧変換部5を構成し、処理部7が、電圧印加導体パターン51と電圧印加導体パターン51との組合せ、レンジ抵抗の抵抗値Rfおよび固定コンデンサ5fの容量値Cfに対応させて可変コンデンサ3の容量値Coを設定し、この状態において検査電圧V1の電圧値および検査電流I1の電流値に基づいて絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出する。
したがって、この検査方法および検査装置1によれば、電圧印加導体パターン51と電圧印加導体パターン51との組合せ毎に、これらが良品である時の浮遊容量53の容量値Cs、これらを検査するときのレンジ抵抗の抵抗値Rf、および固定コンデンサ5fの容量値Cfに対応させて可変コンデンサ3の容量値Coを予め計算や実験などによって算出して設定しておくことにより、演算増幅器5aで構成される反転型増幅回路についての利得の周波数特性がフラットな周波数特性となるように可変コンデンサ3の容量値Coが規定されている状態で、つまり、演算増幅器5aから出力される電圧Vi、ひいてはA/D変換器5gから出力される電流データDiで示される検査電流I1の電流値が短時間で安定する状態(応答速度が高められた状態)で(すなわち、電流電圧変換部5の応答速度が十分に高められた状態で)、絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出することができる。これにより、この検査装置1によれば、検査電圧V1の印加開始から絶縁抵抗52の抵抗値Rsについての算出を開始するまでの待機時間を、反転型増幅回路の利得がフラットな周波数特性でないときの待機時間と比較して十分に短い時間に規定できるため、処理部7による抵抗算出処理の開始を十分に早めることができる結果、抵抗算出処理の終了、ひいては導体パターン51間の絶縁検査の終了までに要する時間を十分に短縮することができる。
また、この検査装置1によれば、処理部7が、可変コンデンサ3の容量値Coを上記式(1)を満たす値に設定するため、演算増幅器5aで構成される反転型増幅回路についての利得の周波数特性を、全周波数帯域に亘って確実にフラットな周波数特性に維持することができ、演算増幅器5aから出力される電圧Vi、ひいてはA/D変換器5gから出力される電流データDiで示される検査電流I1の電流値が確実に短時間で安定する状態(応答速度が確実に高められた状態)で、絶縁抵抗52の抵抗値Rsを算出することができる。
なお、一対の検査対象部位として回路基板に形成された一対の導体パターン51を例に挙げて、この導体パターン51間の絶縁検査を実施する例について説明したが、検査装置1については、導体パターン51間の絶縁検査に限定されず、例えば、コンデンサ等の各種の電気部品のリードの両端を一対の検査対象部位として、この電気部品に対する絶縁検査を実行することもできる。また、すべての検査対象部位に対して対応するプローブ10を同時に接触させる治具式の構成を採用した例について上記したが、一対のプローブを有して、このプローブを上下左右方向(3次元的)に移動させる移動機構によって一対の検査対象部位に接触させるフライング式の構成を採用することもできる。また、基準電位をグランド電位とした例について上記したが、任意の電位を基準電位とすることもできる。
1 検査装置
2 電源部
3 可変コンデンサ
5 電流電圧変換部
5a 演算増幅器
5b,5c レンジ抵抗
5f 固定コンデンサ
7 処理部
25 コンデンサ接続回路
51 導体パターン(検査対象部位)
52 絶縁抵抗
53 浮遊容量
Cf 固定コンデンサの容量値
Cs 浮遊容量の容量値
I1 検査電流
Rf レンジ抵抗の抵抗値
Rs 絶縁抵抗の抵抗値
V1 検査電圧

Claims (3)

  1. 一対の検査対象部位の一方に検査用直流電圧を印加する電源部と、
    前記一対の検査対象部位の他方に接続されると共に前記検査用直流電圧の印加時に当該検査対象部位間に流れる検査電流を電圧に変換する電流電圧変換部と、
    前記検査用直流電圧の電圧値および前記変換された前記電圧の電圧値で示される前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の抵抗を算出すると共に当該算出した抵抗に基づいて当該一対の検査対象部位間の絶縁検査を実行する処理部とを有する検査装置であって、
    前記一方の検査対象部位と基準電位との間に接続された可変コンデンサを備え、
    前記電流電圧変換部は、非反転入力端子が前記基準電位に接続されると共に反転入力端子が前記他方の検査対象部位に接続され、かつ当該反転入力端子と出力端子との間にレンジ抵抗と容量値固定の固定コンデンサとの並列回路が接続された演算増幅器を備えて構成され、
    前記処理部は、前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の浮遊容量の容量値および絶縁抵抗の抵抗値、前記レンジ抵抗の抵抗値、並びに前記固定コンデンサの容量値に対応させて前記可変コンデンサの容量値を予め規定された値に設定すると共に当該設定した状態における前記検査用直流電圧の電圧値および前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の前記抵抗を算出する検査装置。
  2. 前記処理部は、前記予め規定された値として下記式を満たす値Coに前記可変コンデンサの容量値を設定する請求項1記載の検査装置。
    (Cs+Co)×Rs=Cf×Rf
    (ここで、Csは前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の前記浮遊容量の前記容量値であり、Rsは当該一対の検査対象部位間の前記絶縁抵抗の前記抵抗値であり、Cfは前記固定コンデンサの前記容量値であり、Rfは前記レンジ抵抗の前記抵抗値である。)
  3. 一対の検査対象部位の一方に検査用直流電圧を印加すると共に、当該検査用直流電圧の印加時に前記検査対象部位間に流れる検査電流を前記一対の検査対象部位の他方に電流電圧変換部を接続して電圧に変換し、前記検査用直流電圧の電圧値および前記変換された電圧の電圧値で示される前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の抵抗を算出すると共に当該算出した抵抗に基づいて当該一対の検査対象部位間の絶縁検査を実行する検査方法であって、
    前記一方の検査対象部位と基準電位との間に可変コンデンサを接続し、
    前記一対の検査対象部位が良品であるときの当該一対の検査対象部位間の浮遊容量の容量値および絶縁抵抗の抵抗値、並びに前記電流電圧変換部を構成する演算増幅器の反転入力端子と出力端子との間に容量値固定の固定コンデンサとの並列回路として接続されたレンジ抵抗の抵抗値および当該固定コンデンサの容量値に対応させて前記可変コンデンサの容量値を予め規定された値に設定し、
    当該可変コンデンサの当該容量値の設定状態における前記検査用直流電圧の電圧値および前記検査電流の電流値に基づいて前記一対の検査対象部位間の前記抵抗を算出する検査方法。
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