JP2017219352A - 絶縁検査用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の電源装置では、試験電圧の立ち上がり時間とピーク維持時間を独立して設定することが出来なかった。【解決手段】本発明の絶縁試験用電源装置10は、直流電圧発生部11の正極端子に一端が接続されるスイッチ12と、一端がスイッチ12の他端に接続され、他端が第1の接続端子TT1に接続され、設定値に応じてインダクタンス値を変更する可変インダクタンス14と、直流電圧発生部10の正極端子と負極端子との間に接続される容量素子Cと、第1の接続端子TT1と第2の接続端子TT2との間に接続される抵抗素子Rsと、スイッチ12の開閉状態を切り替えるパルス信号を出力するパルス発生器13と、を有し、パルス発生器13が出力するパルス信号のパルス幅を、試験電圧が所定の電圧以上となる期間を示すピーク維持時間に合わせて設定し、可変インダクタンス14の設定値を、試験電圧の立ち上がり時間に合わせて設定する。【選択図】図3

Description

本発明は縁検査用電源装置に関し、例えば、モータに設けられる2端子間のサージ電圧に対する絶縁特性を検査する絶縁検査用電源装置に関する。
近年自動車では駆動用モータを搭載することが多くなってきている。この駆動用モータには、ステータに巻線が設けられており、この巻線の絶縁性を確保する必要がある。そこで、ステータの巻線の絶縁特性の試験方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載のインバータ駆動モータの絶縁評価方法では、インバータ駆動モータの巻線ターン間に発生するピーク電圧Vmとパルス幅twと周波数fpを有する両極性交互パルス電圧を試験電圧とし、該試験電圧を試料絶縁材に課電して前記試料絶縁材が絶縁破壊するまでの寿命時間tpを計測し、前記ピーク電圧Vmと前記寿命時間tpとの関係を前記試料絶縁材の絶縁寿命特性として取得し、取得した前記絶縁寿命特性に基づいて前記試料絶縁材の絶縁性能を評価する。
特開2007−232517号公報
ステータの巻線の絶縁特性は、特許文献1に記載のモータの評価方法のように、巻線ターン間に発生する電圧(以下サージ電圧と称す)のピーク電圧を1つの評価パラメータとして評価することができる。しかしながら、発明者らの検討において、ピーク電圧のみならずピーク電圧の立ち上がり時間及びピーク電圧が持続するピーク維持時間もステータの絶縁特性の測定結果に影響があることが分かった。
特許文献1に記載のモータの絶縁評価方法では、パルス幅を評価パラメータとしては利用していない。このようなことから、特許文献1に記載のモータの絶縁評価を行う装置では、モータに印加する試験電圧の立ち上がり時間及びピーク維持時間をそれぞれ独立して設定することが出来ない。このようなことから、特許文献1に記載のモータの絶縁評価方法及びモータの絶縁評価装置では、ステータの絶縁特性の測定精度が十分ではない問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ステータの絶縁検査を行う絶縁検査用電源において、モータに印加する試験電圧の立ち上がり時間及びピーク維持時間を独立して設定可能にすることを目的とするものである。
本発明にかかる絶縁検査用電源装置の一態様は、被試験物の2つの被試験端子に試験電圧を出力する絶縁検査用電源装置であって、直流電圧を出力する直流電圧発生部と、前記直流電圧発生部の正極端子に一端が接続されるスイッチと、前記被試験端子の一方に接続される第1の接続端子と、一端が前記スイッチの他端に接続され、他端が前記第1の接続端子に接続され、設定値に応じてインダクタンス値を変更する可変インダクタンスと、前記被試験端子の他方が接続される第2の接続端子と、前記第2の接続端子と前記直流電圧発生部の負極端子との間を接続する負極配線と、前記直流電圧発生部の前記正極端子と前記負極端子との間に接続される容量素子と、前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間に接続される抵抗素子と、前記スイッチの開閉状態を切り替えるパルス信号を出力するパルス発生器と、を有し、前記パルス発生器が出力する前記パルス信号のパルス幅を、前記試験電圧が所定の電圧以上となる期間を示すピーク維持時間に合わせて設定し、前記可変インダクタンスの前記設定値を、前記試験電圧の立ち上がり時間に合わせて設定する。
上記本発明の一態様によれば、回路構成を変更することなく、試験電圧の立ち上がり時間とピーク維持時間とをそれぞれ独立して設定できるため、容易に絶縁検査の精度を高めることができる。
本発明にかかる絶縁検査用電源装置によれば、試験電圧の立ち上がり時間とピーク維持時間とをそれぞれ独立することが出来る絶縁検査用電源装置を提供することができる。
実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置の試験対象となるモータを含むシステムブロック図である。 モータに印加されるサージ電圧の波形を説明する電圧波形である。 実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置のブロック図である。 実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置の動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置を用いた絶縁検査の流れを説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
まず、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10の検査対象となるモータを含むシステム(以下モータシステムと称す)のブロック図を図1に示す。図1に示すように、モータシステムは、インバータ1、モータ2を含む。モータ2は、例えば、3相交流モータであり、インバータ1が出力する3相の駆動信号により動作する。
また、図1では、電圧計3、4を示した。電圧計3は、モータの相間の電圧(相間電圧)を測定するものである。また、電圧計4は、モータの各相と接地電圧との電圧差(対地電圧)を測定するものである。実際のモータシステム1では、電圧計3、4は設けられないが、次に説明するモータ2のステータに与えられるサージ電圧はこの電圧計3、4により測定される。
続いて、モータ2のステータに与えられるサージ電圧について説明する。そこで、図2にモータに印加されるサージ電圧の波形を説明する電圧波形を示す。図2に示すように、サージ電圧は、電圧の立ち上がり前と、立ち上がり後の最高電圧との電圧差としてピーク電圧Vsを有する。また、サージ電圧が、ピーク電圧Vsの10%となる電圧からピーク電圧Vsの90%となる電圧に達するまでの時間が立ち上がり時間T2sとして規定される。また、サージ電圧は、ピーク電圧Vsの90%以上の電圧が維持される時間がピーク維持時間T1sとして規定される。
なお、ピーク維持時間T1sを規定するために用いたピーク電圧Vsの90%という値は、85〜90%程度の範囲に入っていれば良く、インバータ1、モータ2及びインバータ1とモータ2とを接続するパワーケーブルの特定バラツキを考慮して決定される。また、立ち上がり時間T2sを規定するために用いたピーク電圧Vsの10%及び90%という値は、サージ電圧の上昇の傾きを求めるために便宜的に定めた値であり、どのような値を用いてサージ電圧の上昇の傾きを規定するかは任意に決定することができる。
ここで、モータのステータの絶縁特性は、モータに印加されるサージ電圧の立ち上がり時間T2s及びピーク維持時間T1sをパラメータとして測定することで高い測定精度を得られることを発明者らは発見した。また、自動車等の製品に搭載されるモータは、当該モータに組み合わせられるインバータ1及びパワーケーブルの仕様が特定されている。そのため、1つの仕様のモータに対する絶縁特性を試験する場合は、試験対象のモータに関するサージ電圧の特性を測定することができる。そして、当該測定結果に基づき試験電圧の電圧波形を決定することができる。そこで、上記サージ電圧の特性に基づき試験電圧を生成する実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10について以下で詳細に説明する。
図3に実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10のブロック図を示す。なお、図3では、絶縁検査用電源装置10とモータ2との接続関係を示すために被試験物として絶縁検査用電源装置10に接続されるモータ2を示した。
図3に示すように、絶縁検査用電源装置10は、直流電圧発生部(例えば、直流降圧電圧発生部11)、スイッチ(例えば、高圧スイッチ12)、パルス発生器13、可変インダクタ14、放電検出器15、抵抗素子(例えば、終端抵抗Rs)、容量素子(例えば、コンデンサC)を有する。また、絶縁検査用電源装置10には、第1の接続端子TT1及び第2の接続端子TT2を有する。さらに、絶縁検査用電源装置10には、第1の接続端子TT1及び第2の接続端子TT2の極性の切り替えに用いられるスイッチSW1〜SW4を有する。
また、図3では、被試験物となるモータ2の端子のうち絶縁検査用電源装置10に接続される2つの被試験端子のみを示した。第1の接続端子TT1は、被試験端子の一方に接続される。第2の接続端子TT2は、被試験端子の他方に接続される。
絶縁検査用電源装置10は、直流電圧(例えば、直流高電圧)を出力する。高圧スイッチ12は、絶縁検査用電源装置10の正極端子に一端が接続され、他端が可変インダクタ14に接続される。また、高圧スイッチ12は、パルス発生器13が出力するパルス信号がハイレベルの期間にオン状態とされ、パルス信号がロウレベルの期間にオフ状態とされる。パルス発生器13は、スイッチの開閉状態を切り替えるパルス信号を出力する。また、パルス発生器13は、パルス信号のパルス幅を設定により変更可能である。
可変インダクタ14は、一端が高圧スイッチ12の他端に接続され、他端が第1の接続端子TT1に接続される。図1に示す例では、高圧スイッチ12の他端は、スイッチSW3がオン状態、かつ、スイッチSW1がオフ状態のときは第1の接続端子TT1に接続される。一方、高圧スイッチ12の他端は、スイッチSW3がオフ状態、かつ、スイッチSW1がオン状態のときは第2の接続端子TT2に接続される。また、高圧スイッチ12は、設定値に応じてインダクタンス値を変更する。
可変インダクタ14は、インダクタンス値を可変可能な1つの部品として凍雨際されても良い。しかしながら、絶縁検査用電源装置10の可変インダクタ14は、複数のインダクタのうち有効に機能させるインダクタの個数を切り替えることでインダクタンス値を切り替える。図3に示すように、可変インダクタ14は、インダクタL1〜L3、スイッチSWL1〜SWL3を有する。インダクタL1とスイッチSWL1とが並列接続された第1のインダクタユニットと、インダクタL2とスイッチSWL2とが並列接続された第2のインダクタユニットと、インダクタL3とスイッチSWL3とが並列接続された第3のインダクタユニットと、を有する。そして、第1のインダクタユニットから第3のインダクタユニットを直列に接続する。また、インダクタL1〜L3のインダクタンスの比率を1:2:4に設定する。これにより、可変インダクタ14は、少ないインダクタユニットでありながら、スイッチをオフ状態とすることで有効になるインダクタユニットの組み合わせを切り替えにより様々なインダクタンス値を実現する。
絶縁検査用電源装置10では、第2の接続端子TT2と直流降圧電圧発生部11の負極端子との間を接続する負極配線を有する。放電検出器15は、この負極配線上に設けられる。放電検出器15は、第1の接続端子TT1から出力されモータ2を介して戻ってくる電流を検出する。コンデンサCは、直流降圧電圧発生部11の正極端子と負極端子との間に接続される。終端抵抗Rsは、第1の接続端子TT1と第2の接続端子TT2との間に接続される。
続いて、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10が出力する試験電圧について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置の動作を説明するタイミングチャートを示す。
図4に示すように、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10は、立ち上がり時間がT2tとなり、ピーク維持時間がT1tとなるパルス状の電圧波形となる試験電圧を出力する。また、絶縁検査用電源装置10の電源装置に流れる試験機合計電流及びモータ2のステータに流れるステータ電流は、試験電圧の増減に応じて増減する。
ここで、試験電圧のピーク電圧Vtは、ステータ温度、モータ2の周囲温度等の環境条件の最悪条件を見込んで、図2で示したサージ電圧Vsよりも大きくすることが好ましい。
また、試験電圧の立ち上がり時間T2tは、試験電圧がピーク電圧Vtの10%から90%に至までの時間として規定される。そして、試験電圧の立ち上がり時間T2tは、可能な限り、図2に示したサージ電圧Vsの立ち上がり時間T2sに合わせることが好ましい。試験電圧の立ち上がり時間T2tが短すぎると放電の検出が難しくなり、試験電圧の立ち上がり時間T2tが長すぎると放電しやすくなり、試験条件が厳しくなりすぎる可能性があるためである。なお、試験電圧の立ち上がり時間T2tを規定するために用いた試験電圧のピーク電圧Vtの10%及び90%という値は、試験電圧の上昇の傾きを求めるために便宜的に定めた値であり、どのような値を用いて試験電圧の上昇の傾きを規定するかは任意に決定することができる。
実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10では、試験電圧の立ち上がり時間T2tがサージ電圧の立ち上がり時間T2sに合うように、可変インダクタ14のインダクタンス値を設定する。この設定は、例えば、図3で図示を省略した可変インダクタ14のスイッチSWL1〜SWL3の開閉状態を制御するスイッチ制御回路に格納する設定値により、可変インダクタ14内で有効に機能させるインダクタユニットの組み合わせを変更することで行う。
また、試験電圧のピーク維持時間T1tは、試験電圧がピーク電圧Vtの90%以上を維持する時間として規定される。そして、試験電圧のピーク維持時間T1tは、図2に示したサージ電圧Vsのピーク維持時間T1sよりも長くなるように設定する。試験電圧のピーク維持時間T1sの長さはステータの放電のしやすさを決定する要因となる。そのため、試験電圧のピーク維持時間T1tは、サージ電圧のピーク維持時間T1sよりも短くてはならない。一方、試験電圧のピーク維持時間T1tが長すぎると放電しやすくなり、試験条件が厳しくなりすぎる可能性があるため、試験電圧のピーク維持時間T1tは、サージ電圧のピーク維持時間T1sよりも少し長い程度であることが好ましい。なお、試験電圧のピーク維持時間T1tを規定するために用いた試験電圧のピーク電圧Vtの90%という値は、85〜95%程度の値に設定されていればよい。
実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10では、試験電圧のピーク維持時間T1tがサージ電圧のピーク維持時間T1sよりも少し長くなるように、パルス発生器13が出力するパルス信号のパルス幅を設定する。この設定は、例えば、パルス発生器13に発生するパルス信号のパルス幅を設定することで行う。
実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10では、パルス発生器13が発生するパルス信号のパルス幅を変更しても可変インダクタ14のインダクタンス値により決定される試験電圧の立ち上がり時間T2tには影響を及ぼさない。また、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10では、可変インダクタ14のインダクタンス値を変更してもパルス発生器13が発生するパルス信号のパルス幅により決定される試験電圧のピーク維持時間T1tには影響を及ぼさない。これは、互いの時間を決定する要因に、2つのパラメータが互いに影響を及ぼさないためである。
続いて、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10を用いたモータ2の絶縁検査について説明する。そこで、図5に実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10を用いた絶縁検査の流れを説明するフローチャートを示す。
図5に示すように、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10では、まず、被試験物に対して登録されたサージ電圧の特性データを読み込む(ステップS1)。これにより、絶縁検査用電源装置10は、サージ電圧の立ち上がり時間T2s及びピーク維持時間T1sを取得する。また、ステップS1で読み込む特性データは、事前に被試験物とそれを含むシステムを用いて測定されたサージ電圧のものである。
続いて、絶縁検査用電源装置10は、ステップS1で取得したサージ電圧のピーク維持時間T1sよりも試験電圧のピーク維持時間T1tが長くなるようにパルス発生器が出力するパルス幅を設定する(ステップS2)。また、絶縁検査用電源装置10は、ステップS1で取得したサージ電圧の立ち上がり時間T2sに試験電圧の立ち上がり時間T2tが合うように可変インダクタ14のインダクタンス値を設定する(ステップS3)。このステップS2、S3により、絶縁検査用電源装置10の動作設定処理が終了する。
続いて、絶縁検査用電源装置10は、被試験物に対して試験電圧を印加して絶縁検査を実施する(ステップS4)。このとき、未試験の被試験物があれば、絶縁検査用電源装置10は、未試験の被試験物が無くなるまで、絶縁検査を継続する(ステップS5)。そして、全ての被試験物に対して試験を行ったことに応じて、絶縁検査用電源装置10は試験を終了する。
上記説明より、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10は、試験電圧の立ち上がり時間T2tの長さを可変インダクタ14のインダクタンス値により調節し、試験電圧のピーク維持時間T1tの長さを高圧スイッチ12をオン状態に制御するパルス信号のパルス幅により調節する。このとき、調節する2つのパラメータは、互いに影響を与え合うことなく、独立して対象のパラメータを調整可能なものである。このようなことから、実施の形態1にかかる絶縁検査用電源装置10は、ステータの絶縁試験に適した試験電圧を回路構成を変更することなく生成することができる。
また、絶縁検査用電源装置10を用いて絶縁試験を行うことで、ステータの絶縁性の測定精度を高めることができる。これにより、試験で得られた結果を用いてモータ2のステータを設計することで、ステータの絶縁性を過大に確保することなく、最適な絶縁性を有するステータ及びモータ2を設計することができる。また、最適な絶縁性を有するステータを設計することで、ステータの占有率の増加及びコストの増大を回避することができる。
上記説明は、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 インバータ
2 モータ
3、4 電圧計
10 絶縁検査用電源装置
11 直流降圧電圧発生部
12 高圧スイッチ
13 パルス発生器
14 可変インダクタ
15 放電検出器

Claims (1)

  1. 被試験物の2つの被試験端子に試験電圧を出力する絶縁検査用電源装置であって、
    直流電圧を出力する直流電圧発生部と、
    前記直流電圧発生部の正極端子に一端が接続されるスイッチと、
    前記被試験端子の一方に接続される第1の接続端子と、
    一端が前記スイッチの他端に接続され、他端が前記第1の接続端子に接続され、設定値に応じてインダクタンス値を変更する可変インダクタンスと、
    前記被試験端子の他方が接続される第2の接続端子と、
    前記第2の接続端子と前記直流電圧発生部の負極端子との間を接続する負極配線と、
    前記直流電圧発生部の前記正極端子と前記負極端子との間に接続される容量素子と、
    前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間に接続される抵抗素子と、
    前記スイッチの開閉状態を切り替えるパルス信号を出力するパルス発生器と、を有し、
    前記パルス発生器が出力する前記パルス信号のパルス幅を、前記試験電圧が所定の電圧以上となる期間を示すピーク維持時間に合わせて設定し、
    前記可変インダクタンスの前記設定値を、前記試験電圧の立ち上がり時間に合わせて設定する絶縁検査用電源装置。
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