JP5437183B2 - 測定装置および基板検査装置 - Google Patents

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本発明は、4つのプローブを備えて二端子法および四端子法に従って測定対象体についての電気的パラメータを測定可能に構成された測定装置、並びにその測定装置を備えて検査対象基板を電気的に検査可能に構成された基板検査装置に関するものである。
この種の測定装置を備えた基板検査装置として、出願人は、特開2008−281408号公報に回路基板検査装置を開示している。出願人が開示している回路基板検査装置では、一対の電流供給端子および一対の電圧検出端子の4つの端子(プローブ)を備え、二端子法による抵抗測定処理、および四端子法による抵抗測定処理等を実行可能に構成されている。
具体的には、二端子法によって両電圧検出端子間の端子間抵抗を測定する際には、一方の電流供給端子および一方の電圧検出端子を配線パターンの一端部にプロービングすると共に、他方の電流供給端子および他方の電圧検出端子を配線パターンの他端部にプロービングする。次いで、一対の電圧検出端子を介して定電流源から配線パターンに定電流を供給すると共に、配線パターンの両端間に生じている電圧の電圧値を両電圧検出端子を介して測定する。続いて、測定した電圧値と、定電流源から供給した定電流の電流値とに基づき、両電圧検出端子間の端子間抵抗を演算する。これにより、二端子法による端子間抵抗の測定が完了する。
一方、四端子法によって配線パターンの抵抗値を測定する際には、一方の電流供給端子および一方の電圧検出端子を配線パターンの一端部にプロービングすると共に、他方の電流供給端子および他方の電圧検出端子を配線パターンの他端部にプロービングした状態において、両電流供給端子を介して定電流源から配線パターンに定電流を供給すると共に、配線パターンの両端間に生じている電圧の電圧値を両電圧検出端子を介して測定する。次いで、測定した電圧値と、定電流源から供給した定電流の電流値とに基づき、配線パターンの両端間の抵抗値を演算する。これにより、四端子法による抵抗値の測定が完了する。この後、測定結果に基づき、検査対象の回路基板の良否が検査される
特開2008−281408号公報(第5−16頁、第1−3図)
ところが、出願人が開示している回路基板検査装置には、以下の改善すべき課題が存在する。すなわち、出願人が開示している回路基板検査装置では、二端子法による端子間抵抗の測定に際して、一対の電圧検出端子を利用して定電流の供給および電圧値の測定を実行する構成が採用されている。この場合、両電圧検出端子を利用した二端子法による端子間抵抗の測定時には、プロービングした両電圧検出端子のうちのいずれか一方、または双方に接触不良が生じているときに、端子間抵抗を正確に測定するのが困難となる。
このため、出願人が開示している回路基板検査装置等の測定装置(二端子法による電気的パラメータの測定が可能な測定装置)においては、測定処理の実行に先立って、利用する一対の端子(プローブ)に接触不良が生じているか否かをチェックするコンタクトチェックを実行し、接触不良が生じているときには、両端子(両プローブ)を再度プロービングさせる処理が必須となっている。したがって、電気的パラメータの測定処理が完了するまでに長時間を要するため、この点を改善するのが好ましい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、電気的パラメータを短時間で正確に測定し得る測定装置および基板検査装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、第1プローブ、第2プローブ、第3プローブおよび第4プローブと、前記第1プローブおよび前記第3プローブを短絡させる第1のスイッチ回路と、前記第2プローブおよび前記第4プローブを短絡させる第2のスイッチ回路と、前記第1プローブおよび前記第3プローブが測定対象体における一対の測定点の一方にプロービングされる共に前記第2プローブおよび前記第4プローブが前記一対の測定点の他方にプロービングされた状態において、当該両測定点間に測定電圧を印加すると共に当該両測定点間の電圧を測定し、当該両測定点間を流れる電流および測定した電圧に基づいて前記測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定処理を実行する測定部とを備え、前記測定部は、前記電気的パラメータを四端子法に従って測定する際には、前記第1のスイッチ回路および前記第2のスイッチ回路の双方が切断された状態において前記測定処理を実行して、前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブおよび前記第4プローブを利用して当該電気的パラメータを測定し、前記電気的パラメータを二端子法に従って測定する際には、前記第1のスイッチ回路および前記第2のスイッチ回路の双方が接続された状態において前記測定処理を実行して、前記第1プローブおよび前記第3プローブの少なくとも一方と、前記第2プローブおよび前記第4プローブの少なくとも一方とを利用して当該電気的パラメータを測定する。
なお、「測定点にプロービングされた状態」は、「プロービングによって任意の測定点に対してプローブが正常に接触させられた状態」だけでなく、「任意の測定点に対してプローブを接触させるべくプロービングしたものの、測定点とプローブとの間に接触不良が生じている状態」がこれに含まれる。
請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記測定部は、前記測定電圧を生成する測定電圧生成部と、前記両測定点間の電圧を測定する電圧測定部と、前記両測定点間を流れる電流を測定する電流測定部とを備えて構成され、前記測定電圧生成部および前記電流測定部は、前記第1プローブおよび前記第2プローブ間に直列接続され、前記電圧測定部は、前記第3プローブおよび前記第4プローブ間に接続されている。
請求項3記載の基板検査装置は、請求項1または2記載の測定装置と、検査対象基板における一対の検査ポイントを前記両測定点として前記測定部が測定した前記電気的パラメータに基づいて当該両検査ポイント間の良否を検査する検査部とを備えている。
請求項1記載の測定装置によれば、測定部が、電気的パラメータを四端子法に従って測定する際には、第1および第2のスイッチ回路の双方が切断された状態において測定処理を実行して、第1プローブ、第2プローブ、第3プローブおよび第4プローブを利用して電気的パラメータを測定し、電気的パラメータを二端子法に従って測定する際には、第1および第2のスイッチ回路の双方が接続された状態において測定処理を実行して、第1プローブおよび第3プローブの少なくとも一方と、第2プローブおよび第4プローブの少なくとも一方とを利用して電気的パラメータを測定することにより、二端子法による電気的パラメータの測定に際して、第1プローブおよび第3プローブのいずれか一方や、第2プローブおよび第4プローブのいずれか一方に接触不良が生じていたとしても、接触不良が生じていない他方のプローブを介して両測定点間に対する測定電圧の印加、および両測定点間に生じる電圧値の測定を実行することができるため、コンタクトチェックや、再プロービングが不要となる分だけ、電気的パラメータの測定に要する時間を短縮して短時間でしかも正確に測定することができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、第1プローブおよび第2プローブ間に直列接続された測定電圧生成部および電流測定部と、第3プローブおよび第4プローブ間に接続された電圧測定部とを備えて測定部を構成したことにより、上記の測定対象体における両測定点間の電気的パラメータを確実かつ短時間で測定することができる。
また、請求項3記載の基板検査装置によれば、上記のいずれかの測定装置と、検査対象基板における一対の検査ポイントを両測定点として測定部が測定した電気的パラメータに基づいて両検査ポイント間の良否を検査する検査部とを備えたことにより、二端子法に従って測定した電気的パラメータに基づいて一対の検査ポイント間の絶縁状態や断線(導通)状態を検査する際に、各プローブについてのコンタクトチェックや、再プロービングが不要な分だけ、一連の検査処理に要する時間を短縮して短時間で検査することができる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 回路基板検査装置1Aの構成を示す構成図である。
以下、測定装置および基板検査装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、測定対象体100についての電気的パラメータ(一例として、抵抗値)を測定可能に構成された装置であって、測定部2、表示部3、短絡スイッチ4,5、第1プローブ11、第2プローブ12、第3プローブ13および第4プローブ14を備えている。この場合、第1プローブ11および第3プローブ13は、相互に電気的に絶縁された状態で、図示しないプローブ駆動部における一対の移動アームのうちの一方に固定されている。また、第2プローブ12および第4プローブ14は、相互に電気的に絶縁された状態で、一対の移動アームのうちの他方に固定されている(図示せず)。
この場合、第1プローブ11は、配線W1を介して測定電圧生成部21の出力端子に接続され、第2プローブ12は、配線W2を介して電流測定部22における一対の入力端子のうちの一方に接続され、第3プローブ13は、配線W3を介して電圧測定部23における一対の入力端子のうちの一方に接続され、第4プローブ14は、配線W4を介して電圧測定部23における一対の入力端子のうちの他方に接続されている。
一方、測定部2は、測定電圧生成部21、電流測定部22、電圧測定部23および処理部24を備え、各プローブ11〜14を利用して、二端子法による抵抗値の測定処理、および四端子法による抵抗値の測定処理を実行可能に構成されている。測定電圧生成部21は、処理部24からの制御信号S3に従い、予め規定された電圧値の測定電圧V1を生成して出力端子と基準電位Gとの間に出力する。この場合、本例では、上記したように、測定電圧生成部21の出力端子は、第1プローブ11に対して常時接続されると共に、後述するようにして、短絡スイッチ4によって第1プローブ11および第3プローブ13の双方に対しても接続される。
電流測定部22は、処理部24からの制御信号S4に従い、一対の入力端子の間を流れる電流Iの電流値を測定すると共に、測定した電流値を示す電流データDiを処理部24に出力する。この場合、本例では、上記したように、電流測定部22における一方の入力端子は、第2プローブ12に対して常時接続されると共に、後述するようにして、短絡スイッチ5によって第2プローブ12および第4プローブ14の双方に対しても接続される。また、電流測定部22における一方の入力端子は基準電位Gに接続されている。
電圧測定部23は、処理部24からの制御信号S5に従い、一対の入力端子の間に生じる電圧V2の電圧値を測定すると共に、その電圧値を示す電圧データDvを処理部24に出力する。この場合、本例では、上記したように、電圧測定部23における一方の入力端子が第3プローブ13に対して常時接続されると共に、後述するようにして、短絡スイッチ4によって第3プローブ13および第1プローブ11の双方に対して接続され、かつ、上記したように、他方の入力端子が第4プローブ14に対して常時接続されると共に、後述するようにして、短絡スイッチ5によって第4プローブ14および第2プローブ12の双方に対して接続される。
このような構成より、この測定装置1の測定部2では、測定電圧生成部21および電流測定部22が、第1プローブ11および第2プローブ12間に基準電位Gを介して直列接続されると共に、電圧測定部23が、第3プローブ13および第4プローブ14間に接続された状態となっている。
処理部24は、図示しないプローブ駆動部を制御して各プローブ11〜14を任意の測定点(一例として、接続端子101,102)に対してプロービングさせる。また、処理部24は、短絡スイッチ4に対して制御信号S1を出力することによって第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)間を短絡(接続)または開放(切断)させると共に、短絡スイッチ5に対して制御信号S2を出力することによって第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)間を短絡(接続)または開放(切断)させる。
さらに、処理部24は、測定電圧生成部21に対して制御信号S3を出力することによって測定電圧V1を出力させると共に、電流測定部22に対して制御信号S4を出力することによって電流Iの電流値を測定させ、かつ、電圧測定部23に対して制御信号S5を出力することによって電圧V2の電圧値を測定させる。また、処理部24は、電流測定部22からの電流データDi、および電圧測定部23からの電圧データDvに基づき、測定対象体100の抵抗値を測定すると共に、その測定結果を表示部3に表示させる。
短絡スイッチ4は、「第1のスイッチ回路」の一例であって、処理部24からの制御信号S1に従い、第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)間を短絡(接続)または開放(切断)する。この構成により、第1プローブ11および第3プローブ13は、短絡スイッチ4が開放状態に移行したときには、互いに非接続状態となり、短絡スイッチ4が短絡状態に移行したときには、互いに短絡された状態となる。
短絡スイッチ5は、「第2のスイッチ回路」の一例であって、処理部24からの制御信号S2に従い、第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)間を短絡(接続)または開放(切断)する。この構成により、第2プローブ12および第4プローブ14は、短絡スイッチ5が開放状態に移行したときには、互いに非接続状態となり、短絡スイッチ5が短絡状態に移行したときには、互いに短絡された状態となる。なお、本例では、処理部24からの制御信号S1,S2に従って短絡スイッチ4,5が短絡状態または開放状態に切り替わる構成を採用しているが、「第1のスイッチ回路」や「第2のスイッチ回路」の構成はこれに限定されず、手動操作によって短絡状態または開放状態に切り替える構成を採用することもできる。
この測定装置1では、前述したように、二端子法および四端子法のいずれかに従って測定対象体100の抵抗値を測定することができるように構成されている。具体的には、四端子法による抵抗値の測定に際しては、処理部24が、図示しないプローブ駆動部を制御して各プローブ11〜14を各測定点に対してプロービングさせる。この際に、プローブ駆動部は、図1に示すように、第1プローブ11および第3プローブ13を測定対象体100の接続端子101(一方の測定点)にプロービングすると共に、第2プローブ12および第4プローブ14を測定対象体100の接続端子102(他方の測定点)にプロービングする。
次いで、処理部24は、短絡スイッチ4に対して制御信号S1を出力することによって第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)間を開放(切断)させると共に、短絡スイッチ5に対して制御信号S2を出力することによって第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)間を開放(切断)させる。なお、プローブ駆動部による各プローブ11〜14のプロービングの後に短絡スイッチ4,5を開放状態に制御する例を説明したが、短絡スイッチ4,5を開放状態に制御した後にプローブ駆動部による各プローブ11〜14のプロービングを実行してもよい。
続いて、処理部24は、測定電圧生成部21に対して制御信号S3を出力することによって測定電圧V1を生成させて、第1プローブ11(配線W1)と基準電位Gとの間に印加させる(測定電圧V1の出力:「両測定点間に測定電圧を印加する」との処理)。この際には、測定電圧V1の印加により、第1プローブ11、接続端子101、測定対象体100、接続端子102、第2プローブ12および電流測定部22を経由して基準電位Gに至る経路に電流Iが流れると共に、この電流Iが測定対象体100における接続端子101,102間を流れることに起因して、この測定対象体100の両端間(接続端子101,102間)に電圧が発生する。
次いで、処理部24は、電流測定部22に対して制御信号S4を出力することにより、上記の電流Iの電流値を測定させる。これに応じて、電流測定部22が測定結果に基づいて電流データDiを生成して処理部24に出力する。また、処理部24は、電圧測定部23に制御信号S5を出力することにより、第3プローブ13および第4プローブ14間(すなわち、第3プローブ13がプロービングされている接続端子101と、第4プローブ14がプロービングされている接続端子102との間)の電圧V2の電圧値を測定させる(「両測定点間の電圧を測定し」との処理)。これに応じて、電圧測定部23が測定結果に基づいて電圧データDvを生成して処理部24に出力する。
続いて、処理部24は、電流測定部22から出力された電流データDiおよび電圧測定部23から出力された電圧データDvに基づき、第1プローブ11および第3プローブ13と、第2プローブ12および第4プローブ14との間(接続端子101と接続端子102との間)の抵抗値を演算する。これにより、四端子法による測定対象体100の抵抗値の測定が完了する。この後、処理部24は、演算結果(抵抗値)を表示部3に表示させる。
一方、二端子法によって測定対象体100の抵抗値を測定する際には、処理部24は、図示しないプローブ駆動部を制御して各プローブ11〜14を各測定点に対してプロービングさせる。この際に、プローブ駆動部は、図1に示すように、第1プローブ11および第3プローブ13を測定対象体100の接続端子101にプロービングすると共に、第2プローブ12および第4プローブ14を測定対象体100の接続端子102にプロービングする。この場合、この種の測定装置では、接続端子101に対してプロービングした第1プローブ11および第3プローブ13の双方に接触不良が生じたり、接続端子102に対してプロービングした第2プローブ12および第4プローブ14の双方に接触不良が生じることは極めて稀であり、両プローブ11,13のいずれかまたは双方が接続端子101に対して正常に接触させられると共に、両プローブ12,14のいずれかまたは双方が接続端子102に対して正常に接触させられた状態となる。
次いで、処理部24は、短絡スイッチ4に対して制御信号S1を出力することによって第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)間を短絡(接続)させると共に、短絡スイッチ5に対して制御信号S2を出力することによって第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)間を短絡(接続)させる。なお、短絡スイッチ4,5を短絡状態に制御した後にプローブ駆動部による各プローブ11〜14のプロービングを実行してもよい。
続いて、処理部24は、測定電圧生成部21に対して制御信号S3を出力することによって測定電圧V1を生成させて、第1プローブ11(配線W1)と基準電位Gとの間に印加させる(測定電圧V1の出力:「両測定点間に測定電圧を印加する」との処理)。この際に、この測定装置1では、例えば、第1プローブ11に接触不良が生じていたとしても、第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)が短絡スイッチ4によって短絡されているため、第1プローブ11が配線W1、短絡スイッチ4、配線W3および第3プローブ13を介して接続端子101に接続された状態となっている。つまり、測定電圧生成部21が第3プローブ13を介して接続端子101に接続された状態になっている。同様にして、例えば、第2プローブ12に接触不良が生じていたとしても、第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)が短絡スイッチ5によって短絡されているため、第2プローブ12が配線W2、短絡スイッチ5、配線W4および第4プローブ14を介して接続端子102に接続された状態となっている。つまり、電流測定部22が第4プローブ14を介して接続端子102に接続された状態になっている。
したがって、第1プローブ11(配線W1)と基準電位Gとの間に対する測定電圧V1の印加により、第1プローブ11(および/または第3プローブ13)、接続端子101、測定対象体100、接続端子102、第2プローブ12(および/または第4プローブ14)および電流測定部22を経由して基準電位Gに至る経路に電流Iが流れると共に、この電流Iが測定対象体100における接続端子101,102間を流れることに起因して、この測定対象体100の両端間(接続端子101,102間)に電圧が発生する。
次いで、処理部24は、電流測定部22に対して制御信号S4を出力することにより、上記の電流Iの電流値を測定させる。これに応じて、電流測定部22が測定結果に基づいて電流データDiを生成して処理部24に出力する。また、処理部24は、電圧測定部23に制御信号S5を出力することにより、第3プローブ13および第4プローブ14間(すなわち、第3プローブ13がプロービングされている接続端子101と、第4プローブ14がプロービングされている接続端子102との間)の電圧V2の電圧値を測定させる(「両測定点間の電圧を測定し」との処理)。
この際に、この測定装置1では、例えば、第3プローブ13に接触不良が生じていたとしても、第1プローブ11および第3プローブ13(配線W1,W3)が短絡スイッチ4によって短絡されているため、第3プローブ13が配線W3、短絡スイッチ4、配線W1および第1プローブ11を介して接続端子101に接続された状態となっている。つまり、電圧測定部23が第1プローブ11を介して接続端子101に接続された状態になっている。同様にして、例えば、第4プローブ14に接触不良が生じていたとしても、第2プローブ12および第4プローブ14(配線W2,W4)が短絡スイッチ5によって短絡されているため、第4プローブ14が配線W4、短絡スイッチ5、配線W2および第2プローブ12を介して接続端子102に接続された状態となっている。つまり、電圧測定部23が第2プローブ12を介して接続端子101に接続された状態になっている。
したがって、第1プローブ11および第3プローブ13のいずれか一方に接触不良が生じていたり、第2プローブ12および第4プローブ14のいずれか一方に接触不良が生じていたりしても、上記の電圧V2が正確に測定される。これにより、電圧測定部23が、測定結果に基づいて電圧データDvを生成して処理部24に出力する。続いて、処理部24は、電流測定部22から出力された電流データDiおよび電圧測定部23から出力された電圧データDvに基づき、第1プローブ11および第3プローブ13と、第2プローブ12および第4プローブ14との間(接続端子101と接続端子102との間)の抵抗値を演算する。これにより、二端子法による測定対象体100の抵抗値の測定が完了する。この後、処理部24は、演算結果(抵抗値)を表示部3に表示させる。
このように、この測定装置1によれば、測定部2が、四端子法に従って測定する際には、短絡スイッチ4,5の双方が切断された状態において測定処理を実行して、第1プローブ11、第2プローブ12、第3プローブ13および第4プローブ14を利用して電気的パラメータを測定し、二端子法に従って測定する際には、短絡スイッチ4,5の双方が接続された状態において測定処理を実行して、第1プローブ11および第3プローブ13の少なくとも一方と、第2プローブ12および第4プローブ14の少なくとも一方とを利用して電気的パラメータを測定することにより、二端子法による電気的パラメータ(この例では、抵抗値)の測定に際して、第1プローブ11および第3プローブ13のいずれか一方や、第2プローブ12および第4プローブ14のいずれか一方に接触不良が生じていたとしても、接触不良が生じていない他方のプローブを介して両測定点間(この例では、接続端子101,102間)に対する測定電圧の印加、および両測定点間に生じる電圧値の測定を実行することができるため、コンタクトチェックや、再プロービングが不要となる分だけ、電気的パラメータの測定に要する時間を短縮して短時間でしかも正確に測定することができる。
また、この測定装置1によれば、第1プローブ11および第2プローブ12間に直列接続された測定電圧生成部21および電流測定部22と、第3プローブ13および第4プローブ14間に接続された電圧測定部23とを備えて測定部2を構成したことにより、上記の測定対象体100における接続端子101,102間の抵抗値(電気的パラメータ)を確実かつ短時間で測定することができる。
なお、測定対象体100の両端間(接続端子101,102間)の抵抗値を測定する測定装置1を例に挙げて説明したが、抵抗値以外の各種電気的パラメータを二端子法および四端子法に従って測定する測定装置(一例として、一対の配線パターン間の絶縁抵抗値を測定する絶縁抵抗測定装置)においても、本発明の構成を適用することにより、上記の測定装置1と同様の効果を奏することができる。また、図2に示す回路基板検査装置1Aのように、一例として、上記の測定装置1と、検査部30とを備えて、測定装置1(測定部2における処理部24)の測定結果に基づいて検査対象基板200の良否を検査する構成を採用することもできる。測定装置1の構成については、上記の測定装置1と同様のため、同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付して重複した説明を省略する。
この回路基板検査装置1Aは、「基板検査装置」に相当し、一例として、検査対象基板200に形成された複数の配線パターン201,202・・についての絶縁状態(隣接する他の配線パターンとの間の絶縁状態)を検査可能に構成されている。このように、測定装置1と、検査対象基板200における一対の検査ポイント(この例では、配線パターン201,202)を測定点として測定部2によって測定された電気的パラメータとしての抵抗(具体的には絶縁抵抗)に基づいて両検査ポイント間の絶縁の良否を検査する検査部30とを備えた回路基板検査装置1Aによれば、二端子法に従って測定した測定値に基づいて配線パターン201,202・・の絶縁状態等を検査する際に、各プローブ11〜14についてのコンタクトチェックや、再プロービングが不要な分だけ、一連の検査処理に要する時間を短縮して短時間でしかも正確に検査することができる。なお、配線パターンの両端部に各プローブ11〜14をプロービングして断線(導通)状態を検査する回路基板検査装置においても、上記の回路基板検査装置1Aと同様の構成を採用することにより、二端子法に従って測定した測定値(抵抗値)に基づいて配線パターンの断線(導通)状態等を検査する際に、各プローブ11〜14についてのコンタクトチェックや、再プロービングが不要な分だけ、一連の検査処理に要する時間を短縮して短時間で検査することができる。
また、測定電圧生成部21および電流測定部22を備えた測定部2を有する測定装置1、およびその測定装置1を備えた回路基板検査装置1Aを例に挙げて説明したが、測定電圧生成部21および電流測定部22に代えて、電流値が既知の電流を出力する定電流源を備えた構成を採用することもできる(図示せず)。このような構成を採用することにより、測定部を簡易に構成することができるだけでなく、電流測定部22による電流Iの電流値の測定処理が不要となる分だけ、電気的パラメータの測定処理に要する時間を一層短縮して短時間で正確に測定することができる。
1 測定装置
1A 回路基板検査装置
2 測定部
4,5 短絡スイッチ
11 第1プローブ
12 第2プローブ
13 第3プローブ
14 第4プローブ
21 測定電圧生成部
22 電流測定部
23 電圧測定部
24 処理部
30 検査部
100 測定対象体
101,102 接続端子
200 検査対象基板
201,202 配線パターン
Di 電流データ
Dv 電圧データ
G 基準電位
I 電流
S1〜S5 制御信号
V1 測定電圧
V2 電圧

Claims (3)

  1. 第1プローブ、第2プローブ、第3プローブおよび第4プローブと、
    前記第1プローブおよび前記第3プローブを短絡させる第1のスイッチ回路と、
    前記第2プローブおよび前記第4プローブを短絡させる第2のスイッチ回路と、
    前記第1プローブおよび前記第3プローブが測定対象体における一対の測定点の一方にプロービングされる共に前記第2プローブおよび前記第4プローブが前記一対の測定点の他方にプロービングされた状態において、当該両測定点間に測定電圧を印加すると共に当該両測定点間の電圧を測定し、当該両測定点間を流れる電流および測定した電圧に基づいて前記測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定処理を実行する測定部とを備え、
    前記測定部は、前記電気的パラメータを四端子法に従って測定する際には、前記第1のスイッチ回路および前記第2のスイッチ回路の双方が切断された状態において前記測定処理を実行して、前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブおよび前記第4プローブを利用して当該電気的パラメータを測定し、前記電気的パラメータを二端子法に従って測定する際には、前記第1のスイッチ回路および前記第2のスイッチ回路の双方が接続された状態において前記測定処理を実行して、前記第1プローブおよび前記第3プローブの少なくとも一方と、前記第2プローブおよび前記第4プローブの少なくとも一方とを利用して当該電気的パラメータを測定する測定装置。
  2. 前記測定部は、前記測定電圧を生成する測定電圧生成部と、前記両測定点間の電圧を測定する電圧測定部と、前記両測定点間を流れる電流を測定する電流測定部とを備えて構成され、
    前記測定電圧生成部および前記電流測定部は、前記第1プローブおよび前記第2プローブ間に直列接続され、
    前記電圧測定部は、前記第3プローブおよび前記第4プローブ間に接続されている請求項1記載の測定装置。
  3. 請求項1または2記載の測定装置と、
    検査対象基板における一対の検査ポイントを前記両測定点として前記測定部が測定した前記電気的パラメータに基づいて当該両検査ポイント間の良否を検査する検査部とを備えている基板検査装置。
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