JP2011226983A - 接地抵抗計および接地状態判別方法 - Google Patents

接地抵抗計および接地状態判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態を確実に判別する。
【解決手段】処理部9は、合成接地抵抗算出処理においてスイッチ部5を制御して、アース極Eおよび第1補助接地極P間に信号生成部2および交流電流計3の直列回路と交流電圧計4との並列回路が接続される接続状態、アース極Eおよび第2補助接地極C間にこの並列回路が接続される接続状態、並びに第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間にこの並列回路が接続される接続状態に順次移行させつつ、各接続状態において交流電流計3で測定される交流電流I1および交流電圧計4で測定される交流電圧V1に基づき各極E,P,C相互間の各合成接地抵抗を算出し、接地抵抗算出処理において各合成接地抵抗に基づき各極E,P,Cの接地抵抗Re,Rp,Rcを算出し、接地状態判別処理において各接地抵抗Re,Rp,Rcに基づいて補助接地極P,Cの各接地状態の良否を判別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、接地抵抗計であって、交流電位差計方式の接地抵抗計に関するものである。また、この接地抵抗計において実行される接地状態判別方法に関するものである。
この種の接地抵抗計として、下記特許文献において従来の技術として開示された接地抵抗計が一般的な接地抵抗計として知られている。この接地抵抗計の基本構成について、図3を参照して説明する。この接地抵抗計51は、交流電圧V1を発生する信号生成部52と、交流電流計53と、交流電圧計54と、接地抵抗Reの測定が行われる被測定接地極としてのアース極Eから予め規定された距離(5〜10m以上)だけ離間して大地Gに接地された第1補助接地極Pと、アース極Eおよび第1補助接地極Pを結ぶ仮想直線上であってアース極Eとの間で第1補助接地極Pを挟む位置(第1補助接地極Pから5〜10m以上離間した位置)において大地に接地された第2補助接地極Cとを備え、3電極法によって接地抵抗Reを測定可能に構成されている。
この場合、信号生成部52は、一対の出力端子(不図示)のうちの一方の出力端子が交流電流計53を介してアース極Eに接続され、他方の出力端子が第2補助接地極Cに接続されている。また、交流電圧計54は、アース極Eと第1補助接地極Pとの間に接続されている。この構成において、アース極Eの接地抵抗がReであり、第1補助接地極Pの接地抵抗がRpであり、第2補助接地極Cの接地抵抗がRcであるものとする。
この接地抵抗計51では、信号生成部52がアース極Eと第2補助接地極Cとの間に交流電圧V1を印加している状態において、交流電流計53が、信号生成部52から第2補助接地極C、大地Gおよびアース極Eを介して信号生成部52に戻る経路に流れる交流電流I1を測定する。また、交流電圧計54は、交流電流I1が大地G中を流れることに起因してアース極Eと第2補助接地極Cとの間に発生する交流電圧Veを測定する。この状態において、第1補助接地極Pには交流電流I1が流れないため、交流電圧Veは、下記式(1)で表される。
Ve=I×Re ・・・ (1)
また、アース極Eの接地抵抗Reは、式(1)を変形することにより、下記式(2)で表される。
Re=Ve/I ・・・ (2)
したがって、この接地抵抗計51によれば、交流電流計53で測定される交流電流I1の電流値と、交流電圧計54で測定される交流電圧Veの電圧値とに基づいて、アース極Eの接地抵抗Reの抵抗値を測定することができる。
また、アース極Eの接地抵抗Reの測定に際しては、各補助接地極P,Cが予め規定された基準抵抗値以下の低い抵抗値で大地Gに接地されている必要がある。このため、この接地抵抗計51では、図3に示すように、原理的に2つの切替スイッチ55,56を備え、上記の接地抵抗Reを測定可能な接続状態、アース極Eと第1補助接地極Pとの間の合成接地抵抗Rep(=Re+Rp)を測定可能な接続状態、およびアース極Eと第2補助接地極Cとの間の合成接地抵抗Rec(=Re+Rc)を測定可能な接続状態に移行可能に構成されている。
この場合、切替スイッチ55は、同図に示すように、交流電圧計54を信号生成部52および第1補助接地極Pのうちのいずれか一方に接続可能に配設されている。また、切替スイッチ56は、信号生成部52を第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cのうちのいずれか一方に接続可能に配設されている。
この構成により、この接地抵抗計51では、接地抵抗Reの測定時には、切替スイッチ55を実線で示す状態に切り替えて交流電圧計54を第1補助接地極Pに接続し、かつ切替スイッチ56を実線で示す状態に切り替えて、信号生成部52を第2補助接地極Cに接続する。
一方、この接地抵抗計51では、合成接地抵抗Repの測定時には、切替スイッチ55を破線で示す状態に切り替えて交流電圧計54を信号生成部52に接続し、かつ切替スイッチ56を破線で示す状態に切り替えて、信号生成部52を第1補助接地極Pに接続する。これにより、この接地抵抗計51では、信号生成部52がアース極Eと第1補助接地極Pとの間に交流電圧V1を印加している状態において、交流電圧計54がアース極Eと第1補助接地極Pとの間に発生する交流電圧Vepを測定することができる。したがって、この接地抵抗計51によれば、交流電流計53で測定される交流電流I1の電流値と、交流電圧計54で測定される交流電圧Vepの電圧値とに基づいて、合成接地抵抗Repを測定することができ、この合成接地抵抗Repが予め規定された基準抵抗値以下のときには、第1補助接地極Pの大地Gへの接地状態が良好であり、この基準抵抗値を超えているときには、第1補助接地極Pの大地Gへの接地状態が良好でないと判別することができる。
他方、この接地抵抗計51では、合成接地抵抗Recの測定時には、切替スイッチ55を破線で示す状態に切り替えて交流電圧計54を信号生成部52に接続し、かつ切替スイッチ56を実線で示す状態に切り替えて、信号生成部52を第2補助接地極Cに接続する。これにより、この接地抵抗計51では、信号生成部52がアース極Eと第2補助接地極Cとの間に交流電圧V1を印加している状態において、交流電圧計54がアース極Eと第2補助接地極Cとの間に発生する交流電圧Vecを測定することができる。したがって、この接地抵抗計51によれば、交流電流計53で測定される交流電流I1の電流値と、交流電圧計54で測定される交流電圧Vecの電圧値とに基づいて、合成接地抵抗Recを測定することができ、この合成接地抵抗Recが予め規定された基準抵抗値以下のときには、第2補助接地極Cの大地Gへの接地状態が良好であり、この基準抵抗値を超えているときには、第2補助接地極Cの大地Gへの接地状態が良好でないと判別することができる。
特開平11−118851号公報(第2−3頁、第6図)
ところが、この従来の接地抵抗計51には、以下の改善すべき課題が存在している。すなわち、この接地抵抗計51では、上記したように、合成接地抵抗Rep(=Re+Rp)を利用して第1補助接地極Pの接地状態を判別し、また合成接地抵抗Rec(=Re+Rc)を利用して第2補助接地極Cの接地状態を判別している。このため、この接地抵抗計51には、アース極Eの接地抵抗Reが大きいときには、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの接地状態が実際には良好であっても、接地状態が良好でないと判別されるという課題が存在している。
本発明は、かかる課題を改善すべくなされたものであり、少なくとも第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態を確実に判別し得る接地抵抗計を提供することを主目的とする。また、少なくとも第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態を確実に判別し得る接地状態判別方法を提供することを他の主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る接地抵抗計は、交流電圧を生成する信号生成部と、前記信号生成部に直列に接続されて当該信号生成部を含む電流経路に流れる交流電流を測定する交流電流計と、交流電圧計と、大地にそれぞれ接地された被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極のうちから選択された任意の2極間に、前記信号生成部および前記交流電流計で構成される直列回路と、前記交流電圧計との並列回路を接続するスイッチ部と、合成接地抵抗算出処理、接地抵抗算出処理および接地状態判別処理を実行する処理部とを備え、前記処理部は、前記合成接地抵抗算出処理において、前記スイッチ部を制御して、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態に任意の順番で順次移行させつつ、前記各接続状態において前記交流電流計で測定される前記交流電流の電流値および前記交流電圧計で測定される前記交流電圧の電圧値に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の合成接地抵抗、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗を算出し、前記接地抵抗算出処理において、前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極の各接地抵抗を算出し、前記接地状態判別処理において、前記算出した各接地抵抗に基づいて、前記第1補助接地極についての接地状態および前記第2補助接地極についての接地状態の良否を判別する。
また、請求項2記載の接地抵抗計は、請求項1記載の接地抵抗計において、前記処理部は、前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の短絡状態、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の短絡状態、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の短絡状態を判別する短絡状態判別処理を実行する。
また、請求項3記載の接地抵抗計は、請求項1または2記載の接地抵抗計において、表示部を備え、前記処理部は、前記判別した前記各接地状態の良否を前記表示部に表示させる。
上記目的を達成すべく本発明に係る接地状態判別方法は、被測定接地極と共に大地にそれぞれ接地された第1補助接地極および第2補助接地極についての各接地状態を判別する際に、交流電圧を生成する信号生成部および当該信号生成部に直列に接続されて当該信号生成部を含む電流経路に流れる交流電流を測定する交流電流計で構成される直列回路と交流電圧計との並列回路を前記被測定接地極および前記第1補助接地極間に接続する接続状態と、前記並列回路を前記被測定接地極および前記第2補助接地極間に接続する接続状態と、前記並列回路を前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間に接続する接続状態とに任意の順番で順次移行させつつ、前記各接続状態において前記交流電流計で測定される前記交流電流の電流値および前記交流電圧計で測定される前記交流電圧の電圧値に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の合成接地抵抗、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗を算出し、前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極の各接地抵抗を算出し、前記算出した各接地抵抗に基づいて、前記第1補助接地極についての接地状態および第2補助接地極についての接地状態の良否を判別する。
請求項1記載の接地抵抗計および請求項4の接地状態判別方法では、上記の並列回路を、被測定接地極および第1補助接地極間、被測定接地極および第2補助接地極間、並びに第1補助接地極および第2補助接地極間に順次接続して、各極間の合成接地抵抗を算出し、各合成接地抵抗に基づいて被測定接地極および各補助接地極の各接地抵抗を算出し、各補助接地極の接地抵抗に基づいて第1補助接地極および第補助接地極の各接地状態の良否を判別する。したがって、この接地抵抗計および接地状態判別方法によれば、被測定接地極における接地抵抗の大小の影響を受けることなく、第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態を正確に判別することができる。
請求項2記載の接地抵抗計によれば、処理部が、算出した各合成接地抵抗に基づいて、被測定接地極および第1補助接地極間での短絡状態、被測定接地極および第2補助接地極間での短絡状態、並びに第1補助接地極および第2補助接地極間での短絡状態を判別する短絡状態判別処理を実行することにより、スイッチ部の内部、およびスイッチ部から各極までの間におけるいずれかの配線部位での短絡状態、つまり、これらの部位において短絡が発生しているか否かを確実に判別することができる。したがって、この接地抵抗計によれば、第1補助接地極や第2補助接地極の接地状態が良好でないにも拘わらず、被測定接地極および第1補助接地極間の合成接地抵抗や、被測定接地極および第2補助接地極間の合成接地抵抗が低いことに基づいて第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態が良好であると誤って判別される事態を確実に防止することができる。一例として、この接地抵抗計を大規模建築物に設けられている既設の接地抵抗測定用補助接地極を使用して、被測定接地極の接地抵抗を測定する場合には、この接地抵抗測定用補助接地極と被測定接地極との間において短絡が発生しているか否かを確実に判別することができるため、既設の接地抵抗測定用補助接地極の接地状態が良好でないにも拘わらず、この接地抵抗測定用補助接地極の接地状態が良好であると誤って判別される事態を確実に防止することができる。
請求項3記載の接地抵抗計によれば、処理部が、判別した各接地状態の良否を表示部に表示させることにより、第1補助接地極および第2補助接地極の接地状態の良否を簡単に確認することができる。また、この接地抵抗計によれば、処理部が、短絡状態判別処理での判別結果についても表示部に表示させることにより、短絡の発生の有無についても簡単に確認することができる。
接地抵抗計1の構成図である。 接地抵抗計1による接地状態判別処理を含む抵抗測定処理を説明するためのフローチャートである。 従来の接地抵抗計51の構成図である。
以下、添付図面を参照して、接地抵抗計1およびこの接地抵抗計1で実行される接地状態判別方法の実施の形態について説明する。
最初に、接地抵抗計1の構成について、図1を参照して説明する。
接地抵抗計1は、図1に示すように、信号生成部2、交流電流計3、交流電圧計4、スイッチ部5、接続端子6,7,8、処理部9および表示部10を備え、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cを用いて、被測定接地極(本例では、アース極E)の接地抵抗Reを3電極法によって測定する。
信号生成部2は、処理部9によって制御されて、一定の周波数で、かつ一定の振幅の交流電圧(一例として正弦波電圧)V1を生成して一対の出力端子(不図示)から出力する。交流電流計3は、一例として、一対の入力端子(不図示)のうちの一方の入力端子が信号生成部2の一対の出力端子のうちの他方の出力端子に接続されることにより、信号生成部2に直列に接続されて、信号生成部2を含む電流経路を流れる交流電流I1の電流値Diを測定する。また、交流電流計3は、測定した電流値Diを処理部9に出力する。
交流電圧計4は、一対の入力端子(不図示)のうちの一方の入力端子が信号生成部2の一方の出力端子に接続され、かつ一対の入力端子のうちの他方の入力端子が交流電流計3の他方の入力端子に接続されることにより、信号生成部2および交流電流計3の直列回路(以下、「信号生成部2等の直列回路」ともいう)に対して並列に接続されている。また、交流電圧計4は、一対の入力端子間に入力される交流電圧の電圧値Dvを測定して処理部9に出力する。
また、信号生成部2等の直列回路および交流電圧計4の並列回路(以下、単に「並列回路」ともいう)は、その一方の端子(信号生成部2の一方の出力端子および交流電圧計4の一方の入力端子)が、後述するように、スイッチ部5を介して、各接続端子7,8のうちから選択される任意の1つの接続端子に接続され、またその他方の端子(交流電流計3の他方の入力端子および交流電圧計4の他方の入力端子)が、後述するように、スイッチ部5を介して、各接続端子6,7のうちから選択される任意の1つの接続端子に接続される。
スイッチ部5は、上記の並列回路と、3つの接続端子6,7,8との間に配設されている。また、スイッチ部5は、処理部9によって制御される複数の切替スイッチ(本例では一例として2つの切替スイッチ21,22)で構成されて、上記の並列回路を各接続端子6,7,8のうちから選択される任意の2つの接続端子間に接続する。この場合、接続端子6はアース極Eに接続され、接続端子7は第1補助接地極Pに接続され、接続端子8は第2補助接地極Cに接続される。したがって、この構成により、スイッチ部5は、上記の並列回路、つまり信号生成部2等の直列回路および交流電圧計4を、アース極E、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cのうちから選択される任意の2極(2つの電極)間に接続する。
具体的には、本例では、スイッチ部5は、各切替スイッチ21,22が単極双投型(1回路2接点型)の切替スイッチで構成されている。また、各切替スイッチ21,22のうちの一方の切替スイッチ22は、そのコモン接点comが上記の並列回路における一方の端子(信号生成部2の一方の出力端子および交流電圧計4の一方の入力端子)に接続され、一方の接点が接続端子8に接続され、他方の接点が他方の切替スイッチ21の一方の接点に接続されると共に接続端子7に接続されている。一方、他方の切替スイッチ21は、そのコモン接点comが上記の並列回路における他方の端子(交流電流計3の他方の入力端子および交流電圧計4の他方の入力端子)に接続され、一方の接点が上記したように切替スイッチ22の他方の接点および接続端子7に接続され、他方の接点が接続端子6に接続されている。
処理部9は、CPUおよび内部メモリを備えて構成されて、図2に示す抵抗測定処理(合成接地抵抗算出処理、接地抵抗算出処理、短絡状態判別処理および接地状態判別処理を含む処理)を実行する。この場合、内部メモリには、短絡状態判別処理において使用される第1基準抵抗値Rref1(例えば、5Ω)、および接地状態判別処理において使用される第2基準抵抗値Rref2(例えば、5kΩ)が予め記憶されている。表示部10は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ装置で構成されて、処理部9が実行した各処理での結果を画面上に表示させる。
次に、接地抵抗計1の動作と併せて、接地状態判別方法について、図1,2を参照して説明する。なお、図1に示すように、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cが、大地Gに接地されたアース極Eを基準として背景技術で説明した位置に予め接地されているものとする。また、抵抗Reはアース極Eの接地抵抗を示し、抵抗Rpは第1補助接地極Pの接地抵抗を示し、抵抗Rcは第2補助接地極Cの接地抵抗を示すものとする。また、接続端子6がアース極Eに、接続端子7が第1補助接地極Pに、接続端子8が第2補助接地極Cに予め接続されているものとする。
接地抵抗計1では、処理部9が、図2に示す抵抗測定処理30を実行する。この抵抗測定処理30では、処理部9は、まず合成接地抵抗算出処理を実行する(ステップ31)。この合成接地抵抗算出処理では、処理部9は、アース極Eおよび第1補助接地極P間の合成接地抵抗Rep(=Re+Rp)、アース極Eおよび第2補助接地極C間の合成接地抵抗Rec(=Re+Rc)、並びに第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間の合成接地抵抗Rpc(=Rp+Rc)の各抵抗値を一例としてこの順に算出する。なお、以下では、発明の理解を容易にするため、合成接地抵抗Repの抵抗値を抵抗値Repで、合成接地抵抗Recの抵抗値を抵抗値Recで、合成接地抵抗Rpcの抵抗値を抵抗値Rpcで表すものとする。
具体的には、処理部9は、合成接地抵抗Repの算出に際して、まず、スイッチ部5に対する制御を実行して、切替スイッチ21を実線で示される接続状態に移行させ、かつ切替スイッチ22を実線で示される接続状態に移行させる。これにより、接地抵抗計1は、上記の並列回路(信号生成部2等の直列回路および交流電圧計4)が、スイッチ部5を介して接続端子6および接続端子7間、つまりアース極Eおよび第1補助接地極P間に接続される接続状態に移行する。
次いで、処理部9は、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を開始させる。これにより、アース極Eおよび第1補助接地極P間に交流電圧V1が印加されるため、信号生成部2等の直列回路から、スイッチ部5の切替スイッチ22、接続端子7、第1補助接地極P、大地G、アース極E、接続端子6およびスイッチ部5の切替スイッチ21を経由して信号生成部2等の直列回路に戻る電流経路に交流電流I1が流れる。この場合、交流電流計3は、この交流電流I1の電流値Diを測定して処理部9に出力する。また、交流電圧計4は、交流電流I1が第1補助接地極Pおよびアース極E間に流れることに起因してアース極Eおよび第1補助接地極P間に発生する交流電圧Vepの電圧値Dvを測定して処理部9に出力する。続いて、処理部9は、この交流電流I1の電流値Diと、交流電圧Vepの電圧値Dvとに基づいて合成接地抵抗Repの抵抗値Rep(=Dv/Di)を算出して、内部メモリに記憶する。最後に、処理部9は、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を停止させる。
また、処理部9は、合成接地抵抗Recの算出に際して、まず、スイッチ部5に対する制御を実行して、切替スイッチ21を実線で示される接続状態に移行させ、かつ切替スイッチ22を破線で示される接続状態に移行させる。これにより、接地抵抗計1は、上記の並列回路が、スイッチ部5を介して接続端子6および接続端子8間、つまりアース極Eおよび第2補助接地極C間に接続される接続状態に移行する。
次いで、処理部9は、合成接地抵抗Repの算出のときと同様にして、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を開始させると共に、交流電流計3から出力される交流電流I1の電流値Diと、交流電圧計4から出力される交流電圧Vepの電圧値Dvとに基づいて合成接地抵抗Recの抵抗値Recを算出して、内部メモリに記憶する。最後に、処理部9は、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を停止させる。
また、処理部9は、合成接地抵抗Rpcの算出に際して、まず、スイッチ部5に対する制御を実行して、切替スイッチ21を破線で示される接続状態に移行させ、かつ切替スイッチ22を破線で示される接続状態に移行させる。これにより、接地抵抗計1は、上記の並列回路が、スイッチ部5を介して接続端子7および接続端子8間、つまり第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間に接続される接続状態に移行する。
次いで、処理部9は、合成接地抵抗Repの算出のときと同様にして、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を開始させると共に、交流電流計3から出力される交流電流I1の電流値Diと、交流電圧計4から出力される交流電圧Vpcの電圧値Dvとに基づいて合成接地抵抗Rpcの抵抗値Rpcを算出して、内部メモリに記憶する。最後に、処理部9は、信号生成部2に対して交流電圧V1の出力を停止させる。これにより、合成接地抵抗算出処理が完了する。
この合成接地抵抗算出処理の完了後、処理部9は、図2に示すように、短絡状態判別処理を実行する(ステップ32)。この短絡状態判別処理では、処理部9は、内部メモリに記憶されている各合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcの抵抗値Rep,Rec,Rpcを読み出すと共に、内部メモリに記憶されている第1基準抵抗値Rref1と比較することにより、スイッチ部5の内部での短絡状態、およびスイッチ部5から各接続端子6,7,8までの間におけるいずれかの配線部位での短絡状態(以下、総称して、単に「短絡状態」ともいう:短絡が発生している状態か否か)を判別する。
具体的には、処理部9は、合成接地抵抗Repの抵抗値Repと第1基準抵抗値Rref1とを比較して、抵抗値Repが第1基準抵抗値Rref1(本例では5Ω)以下であるときには、接続端子6と接続端子7との間での上記の短絡状態を、短絡が発生している状態にある(状態不良)と判別し、一方、抵抗値Repが第1基準抵抗値Rref1(本例では5Ω)を超えるときには、接続端子6と接続端子7との間での上記の短絡状態を、短絡が発生していない状態にある(状態良好)と判別して、その判別結果を内部メモリに記憶する。また、処理部9は、同様にして、合成接地抵抗Recの抵抗値Recと第1基準抵抗値Rref1とを比較することにより、接続端子6と接続端子8との間での上記の短絡状態を判別し、また、合成接地抵抗Rpcの抵抗値Rpcと第1基準抵抗値Rref1とを比較することにより、接続端子7と接続端子8との間での上記の短絡状態を判別して、それぞれの判別結果を内部メモリに記憶する。
この判別の結果、処理部9は、接続端子6および接続端子7間、接続端子6および接続端子8間、並びに接続端子7および接続端子8間のいずれかの部位において短絡が発生している(状態不良)と判別したときには、エラー表示処理を実行して(ステップ36)、その旨(短絡が発生している部位を示す表示、および短絡が発生している旨)を表示部10に表示させ、抵抗測定処理30を終了させる。
一方、判別の結果、処理部9は、接続端子6および接続端子7間、接続端子6および接続端子8間、並びに接続端子7および接続端子8間のいずれにおいても短絡が発生していない(状態良好)と判別したときには、接地抵抗算出処理を実行する(ステップ33)。この接地抵抗算出処理では、処理部9は、各合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcを表す下記の3つの式(3),(4),(5)に、ステップ31で算出した各合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcの各抵抗値Rep,Rec,Rpcを代入して得られる3つの三元一次方程式の組について、連立方程式を解くことで、アース極Eの接地抵抗Re、第1補助接地極Pの接地抵抗Rpおよび第2補助接地極Cの接地抵抗Rcの各抵抗値を算出し、内部メモリに記憶する。これにより、接地抵抗算出処理が完了する。
Rep=Re+Rp ・・・ (3)
Rec=Re+Rc ・・・ (4)
Rpc=Rp+Rc ・・・ (5)
なお、以下では、発明の理解を容易にするため、接地抵抗Reの抵抗値を抵抗値Reで、接地抵抗Rpの抵抗値を抵抗値Rpで、接地抵抗Rcの抵抗値を抵抗値Rcで表すものとする。
続いて、処理部9は、接地状態判別処理を実行する(ステップ34)。この接地状態判別処理では、処理部9は、内部メモリに記憶されている各接地抵抗Rp,Rcの抵抗値Rp,Rcを読み出すと共に、内部メモリに記憶されている第2基準抵抗値Rref2と比較することにより、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの各接地状態の良否(予め規定されている抵抗値よりも低い接地抵抗となっているか否か)を判別する。
具体的には、処理部9は、第1補助接地極Pについての接地抵抗Rpの抵抗値Rpと第2基準抵抗値Rref2とを比較して、抵抗値Rpが第2基準抵抗値Rref2(本例では5kΩ)以下であるときには、第1補助接地極Pの接地状態が良好である(状態良好)と判別し、一方、抵抗値Rpが第2基準抵抗値Rref2を超えているときには、接地状態が不良である(状態不良)と判別して、その判別結果を内部メモリに記憶する。また、処理部9は、同様にして、第2補助接地極Cについての接地抵抗Rcの抵抗値Rcと第2基準抵抗値Rref2とを比較して、抵抗値Rcが第2基準抵抗値Rref2以下であるときには、第2補助接地極Cの接地状態が良好である(状態良好)と判別し、一方、抵抗値Rcが第2基準抵抗値Rref2を超えているときには、接地状態が不良である(状態不良)と判別して、その判別結果を内部メモリに記憶する。
この判別の結果、処理部9は、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cのいずれかの接地状態が不良である(状態不良)と判別したときには、エラー表示処理を実行して(ステップ36)、その旨(接地状態が不良である電極を示す表示と、接地状態が不良である旨)を表示部10に表示させ、抵抗測定処理30を終了させる。
一方、判別の結果、処理部9は、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cのいずれの接地状態も良好であると(状態良好)と判別したときには、接地抵抗表示処理を実行する(ステップ35)。この接地抵抗表示処理では、処理部9は、内部メモリから、アース極Eの接地抵抗Reを読み出して、表示部10の画面上に表示させる。また、処理部9は、ステップ32の短絡状態判別処理において判別した結果、およびステップ34の接地状態判別処理において判別した結果の少なくとも一方についても、表示部10の画面上に表示させる。本例では一例として、処理部9は、短絡状態判別処理での判別結果(スイッチ部5および各接続端子6,7,8についての配線に短絡が発生していない旨)、および接地状態判別処理での判別結果(第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの接地状態が良好である旨)を表示部10に表示させる。これにより、抵抗測定処理30が完了する。
このように、この接地抵抗計1および接地状態判別方法では、上記の並列回路(信号生成部2等の直列回路および交流電圧計4)を、アース極Eおよび第1補助接地極P間、アース極Eおよび第2補助接地極C間、並びに第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間に順次接続して、各電極間の合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcを算出し、各合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcに基づいてアース極Eおよび各補助接地極P,Cの各接地抵抗Re,Rp,Rcを算出し、各接地抵抗Rp,Rcに基づいて第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの各接地状態の良否を判別する。
したがって、この接地抵抗計1によれば、アース極Eにおける接地抵抗Reの大小の影響を受けることなく、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの接地状態を正確に判別することができる。
また、この接地抵抗計1によれば、処理部9が、算出した各合成接地抵抗Rep,Rec,Rpcに基づいて、アース極Eおよび第1補助接地極P間での上記の短絡状態、アース極Eおよび第2補助接地極C間での上記の短絡状態、並びに第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間での上記の短絡状態を判別する短絡状態判別処理を実行することにより、スイッチ部5の内部、およびスイッチ部5から各接続端子6,7,8までの間におけるいずれかの配線部位での短絡状態、つまり、これらの部位において短絡が発生しているか否かを確実に判別することができる。したがって、この接地抵抗計1によれば、第1補助接地極Pや第2補助接地極Cの接地状態が良好でないにも拘わらず、合成接地抵抗Rep,Recが低いことに基づいて第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの接地状態が良好であると誤って判別される事態を確実に防止することができる。
また、この接地抵抗計1によれば、表示部10を備え、処理部9が、接地状態判別処理での判別結果を表示部10の画面上に表示させることにより、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cの接地状態の良否を簡単に確認することができる。また、この接地抵抗計1によれば、処理部9が、短絡状態判別処理での判別結果についても表示部10の画面上に表示させることにより、短絡の発生の有無と共に、短絡の発生部位についても簡単に確認することができる。
なお、上記の接地抵抗計1および接地状態判別方法では、上記の並列回路(信号生成部2等の直列回路および交流電圧計4)を、アース極Eおよび第1補助接地極P間、アース極Eおよび第2補助接地極C間、並びに第1補助接地極Pおよび第2補助接地極C間にこの順番で順次接続しているが、この順番に限定されるものではなく、任意の順番で順次接続する構成を採用することもできる。また、上記の接地抵抗計1では、第1補助接地極Pに接続される接続端子7、および第2補助接地極Cに接続される接続端子8を備える構成を採用しているが、第1補助接地極Pと接続端子7とが一体となって全体として第1補助接地極Pとして構成され、かつ第2補助接地極Cと接続端子8とが一体となって全体として第2補助接地極Cとなる構成を採用することもできる。
また、上記の接地抵抗計1では、短絡状態判別処理を実行する構成を採用しているが、この処理を省く構成とすることもできる。また、上記の接地抵抗計1では、表示部10としてディスプレイ装置を採用しているが、例えば、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cに対応する発光ダイオードを設け、接地状態が不良のときには対応する発光ダイオードを点灯させる構成(逆に、接地状態が良好のときには対応する発光ダイオードを点灯させる構成でもよい)を採用することもできる。
また、上記の接地抵抗計1では、スイッチ部5を2つの切替スイッチ21,22で構成しているが、スイッチ部5の構成は任意であり、種々の回路構成を採用することができる。また、処理部9がスイッチ部5を制御することによって自動的に上記の並列回路を、アース極E、第1補助接地極Pおよび第2補助接地極Cのうちから選択される任意の2極(2つの電極)間に接続する構成を採用しているが、スイッチ部5の各切替スイッチ21,22をマニュアル操作で切り替える構成を採用することもできる。
また、上記の接地抵抗計1および接地状態判別処理では、図2に示すように、合成接地抵抗算出処理、短絡状態判別処理、接地抵抗算出処理および接地状態判別処理をこの順に実行する構成を採用しているが、例えば、合成接地抵抗算出処理および接地抵抗算出処理を実行した後に、短絡状態判別処理および接地状態判別処理を実行する構成を採用することもできる。
1 接地抵抗計
2 信号生成部
3 交流電流計
4 交流電圧計
5 スイッチ部
9 処理部
10 表示部
C 第2補助接地極
E アース極
G 大地
I1 交流電流
P 第1補助接地極
V1 交流電圧

Claims (4)

  1. 交流電圧を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部に直列に接続されて当該信号生成部を含む電流経路に流れる交流電流を測定する交流電流計と、
    交流電圧計と、
    大地にそれぞれ接地された被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極のうちから選択された任意の2極間に、前記信号生成部および前記交流電流計で構成される直列回路と、前記交流電圧計との並列回路を接続するスイッチ部と、
    合成接地抵抗算出処理、接地抵抗算出処理および接地状態判別処理を実行する処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記合成接地抵抗算出処理において、前記スイッチ部を制御して、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間に前記並列回路が接続される接続状態に任意の順番で順次移行させつつ、前記各接続状態において前記交流電流計で測定される前記交流電流の電流値および前記交流電圧計で測定される前記交流電圧の電圧値に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の合成接地抵抗、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗を算出し、
    前記接地抵抗算出処理において、前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極の各接地抵抗を算出し、
    前記接地状態判別処理において、前記算出した各接地抵抗に基づいて、前記第1補助接地極についての接地状態および前記第2補助接地極についての接地状態の良否を判別する接地抵抗計。
  2. 前記処理部は、前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の短絡状態、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の短絡状態、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の短絡状態を判別する短絡状態判別処理を実行する請求項1記載の接地抵抗計。
  3. 表示部を備え、
    前記処理部は、前記判別した前記各接地状態の良否を前記表示部に表示させる請求項1または2記載の接地抵抗計。
  4. 被測定接地極と共に大地にそれぞれ接地された第1補助接地極および第2補助接地極についての各接地状態を判別する際に、
    交流電圧を生成する信号生成部および当該信号生成部に直列に接続されて当該信号生成部を含む電流経路に流れる交流電流を測定する交流電流計で構成される直列回路と交流電圧計との並列回路を前記被測定接地極および前記第1補助接地極間に接続する接続状態と、前記並列回路を前記被測定接地極および前記第2補助接地極間に接続する接続状態と、前記並列回路を前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間に接続する接続状態とに任意の順番で順次移行させつつ、前記各接続状態において前記交流電流計で測定される前記交流電流の電流値および前記交流電圧計で測定される前記交流電圧の電圧値に基づいて、前記被測定接地極および前記第1補助接地極間の合成接地抵抗、前記被測定接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗、並びに前記第1補助接地極および前記第2補助接地極間の合成接地抵抗を算出し、
    前記算出した各合成接地抵抗に基づいて、前記被測定接地極、第1補助接地極および第2補助接地極の各接地抵抗を算出し、
    前記算出した各接地抵抗に基づいて、前記第1補助接地極についての接地状態および第2補助接地極についての接地状態の良否を判別する接地状態判別方法。
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