JP2012154655A - 抵抗測定装置 - Google Patents

抵抗測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012154655A
JP2012154655A JP2011011533A JP2011011533A JP2012154655A JP 2012154655 A JP2012154655 A JP 2012154655A JP 2011011533 A JP2011011533 A JP 2011011533A JP 2011011533 A JP2011011533 A JP 2011011533A JP 2012154655 A JP2012154655 A JP 2012154655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
measurement
current
value
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011011533A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuta Saito
竜太 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP2011011533A priority Critical patent/JP2012154655A/ja
Publication of JP2012154655A publication Critical patent/JP2012154655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

【課題】測定した抵抗値に基づいて測定対象体の検査を行う際の検査効率を向上させる。
【解決手段】測定用の電圧Vを出力する電源部11と、出力された電圧Vの電圧値および電圧Vの供給に伴って流れる電流I1の電流値に基づいて抵抗値Rmを測定する測定部12と、正極および負極を有する測定対象体における正極に接続される第1プローブ20aと、負極に接続される第2プローブ20bと、基準電位に接続される第3プローブ20cと、第1プローブ20aおよび第2プローブ20bの相互間の電気的接断を行う接断器13とを備え、接断器13は、制御信号S1(測定指示)に従って第1プローブ20aおよび第2プローブ20bを相互に接続させ、測定部12は、電圧Vの電圧値、並びにプローブ20a,20bと第3プローブ20cとの間に流れる電流I1の電流値に基づいて正極および負極と基準電位との間の抵抗値Rmを測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定用電圧の電圧値および測定用電圧の供給に伴って流れる電流の電流値に基づいて抵抗値を測定する抵抗測定装置に関するものである。
この種の抵抗測定装置として、特許2929760号公報に開示されたデジタル絶縁抵抗計が知られている。このデジタル絶縁抵抗計は、直流電源、トランス、トランジスタ、発振器および倍電圧整流回路などを備えて、測定した抵抗値をデジタル表示部およびバーグラフ表示部に表示可能に構成されている。
特許2929760号公報(第2−4頁、第1−2図)
ところが、上記のデジタル絶縁抵抗計には、解決すべき以下の課題がある。すなわち、上記のデジタル絶縁抵抗計を含む従来のこの種の抵抗測定装置を用いて、例えば太陽電池のように正極および負極を有する測定対象体の絶縁状態の良否を検査する際に不便なことがある。具体的には、正極および負極を有する測定対象体の絶縁状態の良否を検査する際には、直流電源から出力される測定用電圧を各電極と基準電位との間に供給し、その際に流れる電流の電流値と測定用電圧の電圧値とに基づいて各電極と基準電位との間の抵抗値を測定する。この場合、正極および基準電位に測定用電圧を供給したときと、負極および基準電位に測定用電圧を供給したときとでは、測定対象体自体の起電力に起因して電流値が異なることがある。このため、このような測定対象体については、正極および負極を接続(短絡)させた状態で両極と基準電位との間に測定用電圧を供給して抵抗値を測定する。この場合、この測定を行う際には、接断器(接続および接続解除を行うスイッチ)における2つの端子を測定対象体の正極および負極にそれぞれ接続し、さらに抵抗測定装置における一方のプローブを正極および負極の接続部位に接触させると共に他方のプローブを基準電位に接触させた状態で、接断器を作動させた後に測定を開始する。このように、従来の抵抗測定装置を用いた正極および負極を有する測定対象体の絶縁状態の良否の検査においては、接断器の端子と測定対象体の正極および負極との接続や、接断器を作動させる操作が必要なことに起因して、検査効率の向上が困難となっている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、測定した抵抗値に基づいて測定対象体の検査を行う際の検査効率を向上し得る抵抗測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の抵抗測定装置は、測定用電圧を出力する電源部と、当該電源部から出力された前記測定用電圧の電圧値および当該測定用電圧の供給に伴って流れる電流の電流値に基づいて抵抗値を測定する測定部とを備えた抵抗測定装置であって、正極および負極を有する測定対象体における当該正極に接続される第1プローブと、前記負極に接続される第2プローブと、基準電位に接続される第3プローブと、前記第1プローブおよび前記第2プローブの相互間の電気的接断を行う接断器とを備え、前記接断器は、測定指示に従って前記第1プローブおよび前記第2プローブを相互に接続させ、前記測定部は、前記接断器によって接続された前記第1プローブおよび前記第2プローブと前記第3プローブとを介して前記測定対象体の前記正極および前記負極と前記基準電位との間に供給される前記測定用電圧の電圧値、並びに前記相互に接続された第1プローブおよび第2プローブと前記第3プローブとの間に流れる電流の電流値に基づいて前記正極および前記負極と前記基準電位との間の抵抗値を測定する。
また、請求項2記載の抵抗測定装置は、請求項1記載の抵抗測定装置において、前記接断器を介して前記第1プローブおよび前記第2プローブに接続されて当該接断器によって当該両プローブが相互に接続された状態において当該両端子を介して前記測定対象体の前記正極および前記負極の間に流れる電流の電流値を測定する電流測定部を備えている。
請求項1記載の抵抗測定装置によれば、測定対象体の正極に接続される第1プローブと、測定対象体の負極に接続される第2プローブと、測定指示に従って第1プローブおよび第2プローブを相互に接続させる接断器とを備えたことにより、各プローブを正極、負極および基準電位にそれぞれ接触させて測定指示を行うだけで、正極および負極を接続(短絡)させた状態で正極および負極と基準電位との間に測定用電圧を供給させて測定を開始させることができる。このため、この抵抗測定装置によれば、従来の抵抗測定装置を用いた検査方法、つまり正極および負極を短絡させる接断器の2つの端子と正極および負極とをそれぞれ接続させ、さらに正極および負極の接続部位および基準電位にプローブを接触させた状態で、接断器を作動させた後に測定を開始する必要がある従来の検査方法と比較して、検査効率を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の抵抗測定装置は、接断器によって第1プローブおよび第2プローブが相互に接続された状態において両プローブを介して測定対象体の正極と負極との間に流れる電流の電流値を測定する電流測定部を備えている。このため、この抵抗測定装置では、抵抗測定装置とは別の測定装置を用いて電流値を測定する構成とは異なり、抵抗値の測定および電流値の測定の双方を抵抗測定装置だけで自動で行うことができる結果、利便性を十分に向上させることができる。また、第1プローブおよび第2プローブとは別のプローブやセンサを正極および負極等に接触(接続)させる必要がないため、検査効率をさらに向上させることができる。
絶縁抵抗測定装置1の構成を示す構成図である。 絶縁抵抗測定装置1の構成を示す斜視図である。 太陽電池200の構成を示す構成図である。 抵抗値Rmおよび電流値Imを表示させた表示部18の表示画面図である。
以下、本発明に係る抵抗測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、絶縁抵抗測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す絶縁抵抗測定装置1は、抵抗測定装置の一例であって、例えば図3に示す太陽電池200を構成する複数のストリング(太陽電池セルの集合体であるモジュールを複数直列に接続した構造体)201a〜201n(測定対象体の一例であって、以下、区別しないときには「ストリング201」ともいう)における正極202aおよび負極202b(以下、正極202aおよび負極202bを区別しないときには「電極202a,202b」ともいう)と、基準電位(例えば、グランド電位)に接続されて各ストリング201が収容される筐体203との間の抵抗値(絶縁抵抗の値)Rmを測定可能に構成されている。具体的には、絶縁抵抗測定装置1は、図1に示すように、電源部11、測定部12、接断器13、電流測定部14、制御部15、操作部16、記憶部17、表示部18、第1端子19a、第2端子19b、第3端子19c、第1プローブ20a、第2プローブ20bおよび第3プローブ20cを備えて構成されている。
電源部11は、制御部15の制御に従い、測定用の電圧V(例えば、直流電圧)を生成して出力する。測定部12は、制御部15の制御に従い、抵抗値Rmを測定する測定処理を実行する。具体的には、測定部12は、電流検出回路21、A/D変換回路22および測定回路23を備えて構成されている。電流検出回路21は、切り替え可能な複数のレンジ抵抗を備えて構成され、このレンジ抵抗の切り替えによって測定レンジを切り替え可能に構成されている。また、電流検出回路21は、測定対象体に対する電圧Vの供給に伴って測定対象体(第1プローブ20aおよび第2プローブ20bと第3プローブ20cとの間でもある)を流れる電流I1を電圧変換して、電圧信号Svを生成する。A/D変換回路22は、電流検出回路21によって生成される電圧信号Svをアナログ−ディジタル変換して電圧データDvを出力する。測定回路23は、A/D変換回路22から出力される電圧データDv、および電源部11によって生成される電圧Vの電圧値に基づいて抵抗値Rmを測定する。
接断器13は、図1に示すように、第1端子19aと第2端子19bとの間に配置され、後述する操作部16のメジャースイッチ33に対する操作(測定指示)に伴って制御部15から出力される制御信号S1に従い(つまり、測定指示に従い)、第1端子19aに接続されたプローブ20aと第2端子19bに接続されたプローブ20bとの相互間の電気的接断(相互間の電気的接続、および電気的接続の解除)を行う。電流測定部14は、同図に示すように、接断器13および各端子19a,19bを介して、第1プローブ20aおよび第2プローブ20bに接続されている。また、電流測定部14は、制御部15の制御に従い、接断器13によって第1プローブ20aおよび第2プローブ20bが相互に接続された状態において、両プローブ20a,20bを介してストリング201の正極202aと負極202bとの間(両プローブ20a,20b間でもある)に流れる電流I2の電流値Imを測定する。
制御部15は、操作部16から出力される操作信号Soに従って絶縁抵抗測定装置1を構成する各部(各回路)を制御する。具体的には、制御部15は、操作部16のメジャースイッチ33(図2参照)がオン操作されて操作信号Soが出力されたときに(測定指示がされたときに)、制御信号S1を出力して接断器13を作動(オン動作)させて、第1プローブ20aと第2プローブ20bとを(第1端子19aと第2端子19bとを)相互に接続させる。また、制御部15は、メジャースイッチ33がオン操作されたときに、電源部11を制御して測定用の電圧Vを出力させると共に、測定部12を制御して測定処理を実行させて、抵抗値Rmを測定させる。さらに、制御部15は、メジャースイッチ33がオン操作されたときに、電流測定部14を制御して、接断器13によって相互に接続されたプローブ20a,20bを介してストリング201の電極202a,202bの間に流れる電流I2の電流値を測定させる。また、制御部15は、測定部12によって測定された抵抗値Rm、および電流測定部14によって測定された電流値Imを記憶部17に記憶させる。さらに、制御部15は、表示部18を制御して、抵抗値Rmおよび後述する電流値Imを表示させる。
操作部16は、図2に示すように、正面パネルに配設された電源スイッチ31、レンジ切り替えスイッチ32およびメジャースイッチ33等の各種のスイッチを備えて構成され、各スイッチやボタンが操作されたときに操作信号So(図1参照)を出力する。記憶部17は、制御部15の制御に従い、測定部12によって測定された抵抗値Rmや、電流測定部14によって測定された電流値Imを記憶する。表示部18は、一例として、図2に示すように、正面パネルに配設された液晶ディスプレイで構成され、制御部15の制御に従い、抵抗値Rmや電流値Imを表示する。
第1端子19a、第2端子19bおよび第3端子19cは、一例として、図2に示すように、正面パネルに配設されている。また、各端子19a,19b,19cは、プローブ20a,20b,20c(図1参照)をそれぞれ接続可能に構成されている。この場合、第1端子19aに接続された第1プローブ20aは、測定対象体としての太陽電池200におけるストリング201の抵抗値Rmの測定に際して、ストリング201の正極202aに接続される。また、第2端子19bに接続された第2プローブ20bは、抵抗値Rmの測定に際して、ストリング201の負極202bに接続される。さらに、第3端子19cに接続された第3プローブ20cは、抵抗値Rmの測定に際して、太陽電池200の筐体203(筐体203が接続されている基準電位としてのグランド電位)に接続される。
次に、絶縁抵抗測定装置1を用いて、図3に示す太陽電池200の良否を検査する方法、およびその際の絶縁抵抗測定装置1の動作について、図面を参照して説明する。この場合、この検査では、絶縁抵抗測定装置1を用いて、太陽電池200の各ストリング201における正極202aおよび負極202bを相互に接続し、接続した正極202aおよび負極202b(電極202a,202b)と筐体203(基準電位)との間の抵抗値Rmを測定し、その抵抗値Rmと予め決められた基準値とを比較してストリング201および太陽電池200の絶縁状態の良否を判定するものとする。
まず、絶縁抵抗測定装置1の各端子19a,19b,19cに各プローブ20a,20b,20cをそれぞれ接続する(図1参照)。次いで、図2に示す操作部16の電源スイッチ31がオン操作する。この絶縁抵抗測定装置1では、電源スイッチ31がオン操作されたときに、初期化処理が行われる。この場合、記憶部17に抵抗値Rmや電流値Imが記憶されているときには、初期化処理によってそれらが消去される。続いて、操作部16のレンジ切り替えスイッチ32を操作し、測定レンジとして、例えば「100〜1000MΩ」の測定レンジを選択する。次いで、太陽電池200における各ストリング201のうちの1つ(例えば、図3に示すストリング201a)における電極202a,202bと筐体203(基準電位)との間の抵抗値Rmを測定する。具体的には、同図に示すように、第1端子19aに接続されている第1プローブ20aを正極202aに接触させると共に、第2端子19bに接続されている第2プローブ20bを負極202bに接触させる。また、第3端子19cに接続されている第3プローブ20cを筐体203に接触させる。
続いて、操作部16のメジャースイッチ33をオン操作する。この際に、操作部16が測定指示を示す操作信号Soを出力し、これに応じて、制御部15が、制御信号S1を出力して接断器13をオン動作させて、第1プローブ20aと第2プローブ20bとを(第1端子19aと第2端子19bとを)相互に接続させる。次いで、制御部15は、電源部11を制御して、測定用の電圧Vを出力させる。これにより、電源部11から出力された電圧Vが、プローブ20a,20b,20cを介してストリング201aの電極202a,202bおよび筐体203の間に供給(印加)される。この場合、接断器13によって第1プローブ20aと第2プローブ20bとが相互に接続されているため、第1プローブ20aおよび第2プローブ20bを介してストリング201aの電極202a,202bが互いに接続(短絡)された状態で電圧Vが供給される。
続いて、制御部15は、測定部12を制御して、測定処理を実行させる。この測定処理では、測定部12の電流検出回路21が、電圧Vの供給に伴って流れる電流I1を電圧変換して電圧信号Svを生成する。
次いで、測定部12のA/D変換回路22が、電流検出回路21によって生成された電圧信号Svをアナログ−ディジタル変換して電圧データDvを出力する。続いて、測定部12の測定回路23が、A/D変換回路22から出力された電圧データDv、および電源部11によって生成される電圧Vの電圧値に基づいて、電極202a,202bと筐体203との間の抵抗値Rmを測定する。続いて、制御部15は、測定部12(測定回路23)によって測定された抵抗値Rm(例えば、32.48MΩ)を記憶部17に記憶させる。
この場合、この絶縁抵抗測定装置1は、ストリング201の正極202aに接続される第1プローブ20aと、ストリング201の負極202bに接続される第2プローブ20bと、制御信号S1(測定指示)に従って第1プローブ20aおよび第2プローブ20bを相互に接続させる接断器13とを備えている。このため、この絶縁抵抗測定装置1では、上記したように、各プローブ20a,20b,20cを正極202a、負極202bおよび筐体203(基準電位)にそれぞれ接触させて測定指示を行うだけで、電極202a,202bを接続(短絡)させた状態において、電極202a,202bと筐体203との間に測定用の電圧Vが供給されて測定が開始される。したがって、従来の抵抗測定装置を用いた検査方法、つまり電極202a,202bを短絡させる接断器の2つの端子とストリング201の電極202a,202bとをそれぞれ接続させ、さらに一方のプローブを電極202a,202bの接続部位に接触させると共に他方のプローブを筐体203に接触させ、その状態で、接断器を作動させた後に測定を開始する必要がある従来の検査方法と比較して、この絶縁抵抗測定装置1では、検査効率を十分に向上させることが可能となっている。
一方、制御部15は、操作部16のメジャースイッチ33がオン操作されたときに、電流測定部14を制御して、接断器13によって相互に接続されたプローブ20a,20bを介してストリング201の電極202a,202bの間に流れる電流I2の電流値Imを測定させると共に、測定された電流値Im(例えば、25.32A)を記憶部17に記憶させる。続いて、制御部15は、表示部18を制御して、図4に示すように、記憶部17に記憶させた抵抗値Rmおよび電流値Imを表示させる。
次いで、メジャースイッチ33がオフ操作されたときには、制御部15は、電源部11を制御して電圧Vの出力を停止させる。また、制御部15は、測定部12を制御して測定処理を停止させると共に、電流測定部14を制御して電流I2の測定を停止させる。次いで、制御部15は、接断器13をオフ動作させて、第1プローブ20aと第2プローブ20bとの接続を解除させる。以上により、ストリング201aにおける電極202a,202bと筐体203との間の抵抗値Rmの測定、および電極202a,202bの間に流れる電流I2の測定が終了する。
以下同様にして、他のストリング201における電極202a,202bと筐体203との間の抵抗値Rmを測定すると共に、電極202a,202b間に流れる電流I2を測定する。一方、上記のように各ストリング201における抵抗値Rmおよび電流値Imが表示されたときには、その都度、表示させた抵抗値Rmおよび電流値Imを記憶部17に記録する。
次いで、全てのストリング201についての抵抗値Rmおよび電流値Imの記録(抵抗値Rmおよび電流値Imの測定)が終了したときには、各抵抗値Rmと良否判定用の抵抗値の基準値とを比較すると共に、各電流値Imと良否判定用の電流値の基準値とを比較する。この場合、例えば、各ストリング201の抵抗値Rmの全てが基準値以上のときには、その太陽電池200の絶縁状態が良好であると判定し、抵抗値Rmが基準値を下回るストリング201が1つでも存在するときには、その太陽電池200の絶縁状態が不良であると判定する。一方、例えば、各ストリング201の電流値Imの全てが基準値以上のときには、その太陽電池200の発電機能が良好であると判定し、電流値Imが基準値を下回るストリング201が1つでも存在するときには、その太陽電池200の発電機能が不良であると判定する。
このように、この絶縁抵抗測定装置1によれば、測定対象体としてのストリング201の正極202aに接続される第1プローブ20aと、ストリング201の負極202bに接続される第2プローブ20bと、制御信号S1(測定指示)に従って第1プローブ20aおよび第2プローブ20bを相互に接続させる接断器13とを備えたことにより、各プローブ20a,20b,20cを正極202a、負極202bおよび筐体203(基準電位)にそれぞれ接触させて測定指示を行うだけで、電極202a,202bを接続(短絡)させた状態で電極202a,202bと筐体203との間に測定用の電圧Vを供給させて測定を開始させることができる。このため、この絶縁抵抗測定装置1によれば、従来の抵抗測定装置を用いた検査方法、つまり電極202a,202bを短絡させる接断器の2つの端子と電極202a,202bとをそれぞれ接続させ、さらに電極202a,202bの接続部位および筐体203にプローブを接触させた状態で、接断器を作動させた後に測定を開始する必要がある従来の検査方法と比較して、検査効率を十分に向上させることができる。
また、この絶縁抵抗測定装置1は、接断器13によって第1プローブ20aおよび第2プローブ20bが相互に接続された状態において両プローブ20a,20bを介してストリング201の正極202aと負極202bとの間に流れる電流I2の電流値Imを測定する電流測定部14を備えている。このため、この絶縁抵抗測定装置1では、絶縁抵抗測定装置1とは別の測定装置を用いて電流値Imを測定する構成とは異なり、抵抗値Rmの測定および電流値Imの測定の双方を絶縁抵抗測定装置1だけで自動で行うことができる結果、利便性を十分に向上させることができる。また、プローブ20a,20bとは別のプローブやセンサを電極202a,202b等に接触(接続)させる必要がないため、検査効率をさらに向上させることができる。
なお、液晶ディスプレイで構成された表示部18に抵抗値Rmおよび電流値Imを表示する構成例、つまりデジタル表示式の構成例について上記したが、アナログ式の指示メータを備えて、抵抗値Rmおよび電流値Imをその指示メータで表示するアナログ表示式の構成を採用することもできる。また、電流測定部14を備えて、抵抗値Rmおよび電流値Imの双方を測定可能に構成した例について上記したが、抵抗値Rmだけを測定して、その抵抗値Rmの表示や、良否判定用の抵抗値の基準値と抵抗値Rmとを比較しての検査を行う構成を採用することもできる。
また、絶縁抵抗測定装置1を用いて太陽電池200におけるストリング201の抵抗値(絶縁抵抗の値)Rmを測定する例について上記したが、太陽電池200以外の各種の電池(一次電池や二次電池などの化学電池)の絶縁抵抗の値を測定する際に、この絶縁抵抗測定装置1を用いることができる。
1 絶縁抵抗測定装置
11 電源部
12 測定部
13 接断器
14 電流測定部
19a 第1端子
19b 第2端子
19c 第3端子
20a 第1プローブ
20b 第2プローブ
20c 第3プローブ
200 太陽電池
201a〜201n ストリング
202a 正極
202b 負極
203 筐体
I1 電流
I2 電流
Im 電流値
Rm 抵抗値
V 電圧

Claims (2)

  1. 測定用電圧を出力する電源部と、当該電源部から出力された前記測定用電圧の電圧値および当該測定用電圧の供給に伴って流れる電流の電流値に基づいて抵抗値を測定する測定部とを備えた抵抗測定装置であって、
    正極および負極を有する測定対象体における当該正極に接続される第1プローブと、前記負極に接続される第2プローブと、基準電位に接続される第3プローブと、前記第1プローブおよび前記第2プローブの相互間の電気的接断を行う接断器とを備え、
    前記接断器は、測定指示に従って前記第1プローブおよび前記第2プローブを相互に接続させ、
    前記測定部は、前記接断器によって接続された前記第1プローブおよび前記第2プローブと前記第3プローブとを介して前記測定対象体の前記正極および前記負極と前記基準電位との間に供給される前記測定用電圧の電圧値、並びに前記相互に接続された第1プローブおよび第2プローブと前記第3プローブとの間に流れる電流の電流値に基づいて前記正極および前記負極と前記基準電位との間の抵抗値を測定する抵抗測定装置。
  2. 前記接断器を介して前記第1プローブおよび前記第2プローブに接続されて当該接断器によって当該両プローブが相互に接続された状態において当該両端子を介して前記測定対象体の前記正極および前記負極の間に流れる電流の電流値を測定する電流測定部を備えている請求項1記載の抵抗測定装置。
JP2011011533A 2011-01-24 2011-01-24 抵抗測定装置 Pending JP2012154655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011011533A JP2012154655A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 抵抗測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011011533A JP2012154655A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 抵抗測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012154655A true JP2012154655A (ja) 2012-08-16

Family

ID=46836548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011011533A Pending JP2012154655A (ja) 2011-01-24 2011-01-24 抵抗測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012154655A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109561A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 絶縁抵抗測定装置
JP2016099223A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 日置電機株式会社 絶縁抵抗測定装置
CN113406392A (zh) * 2021-06-16 2021-09-17 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 一种电缆缓冲层烧蚀过程电阻测量装置及电阻测量方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185580U (ja) * 1987-05-22 1988-11-29
JP2000214196A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Hioki Ee Corp 絶縁抵抗計の制御方法
JP2001102609A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 光電変換装置の特性測定装置
JP2007171069A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hioki Ee Corp 絶縁耐電圧試験装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63185580U (ja) * 1987-05-22 1988-11-29
JP2000214196A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Hioki Ee Corp 絶縁抵抗計の制御方法
JP2001102609A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 光電変換装置の特性測定装置
JP2007171069A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Hioki Ee Corp 絶縁耐電圧試験装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109561A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 絶縁抵抗測定装置
JP2016099223A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 日置電機株式会社 絶縁抵抗測定装置
CN113406392A (zh) * 2021-06-16 2021-09-17 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 一种电缆缓冲层烧蚀过程电阻测量装置及电阻测量方法
CN113406392B (zh) * 2021-06-16 2022-05-03 国网安徽省电力有限公司电力科学研究院 一种电缆缓冲层烧蚀过程电阻测量装置及电阻测量方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5443327B2 (ja) 組電池装置
TWI467202B (zh) Evaluation device and evaluation method of flake battery
CA2592666A1 (en) Fuel cell diagnostic apparatus and diagnostic method
JP2014134467A (ja) 二次電池の状態診断方法
JP5571486B2 (ja) 組電池の電圧検出装置
CN105785169B (zh) 一种电池系统预充电管理检测装置及其检测方法
CN108627792A (zh) 互感器极性测试仪
JP2011127983A (ja) 絶縁抵抗測定方法、検査方法および絶縁抵抗測定装置
JP2012154655A (ja) 抵抗測定装置
JP5437183B2 (ja) 測定装置および基板検査装置
JP2011124401A (ja) 故障診断システム、故障診断装置、故障診断方法、プログラム及び記憶媒体
JP2007309797A (ja) 抵抗測定装置及び抵抗測定方法
CN105182173B (zh) 新型组合式互感器极性测试仪
CN207007941U (zh) 一种绝缘摇表
WO2024066551A1 (zh) 车辆电池包的高压采样电路、继电器诊断及预充方法
CN112731218A (zh) 一种互感器的极性测试系统及方法
JP2016099276A (ja) 絶縁抵抗測定装置
CN206945924U (zh) 一种多串联动力电池组电性能检测设备
JP2015001470A (ja) 基板検査装置
CN206906520U (zh) 一种电缆主绝缘故障定位装置
CN207946515U (zh) 互感器极性测试仪
US20100013492A1 (en) Storage battery inspecting system
JP2017163669A (ja) 検査器およびその制御方法、制御プログラム
JP2016123232A (ja) 太陽電池の検査方法およびその装置並びに太陽電池検査装置に用いられる信号源
JP6106942B2 (ja) 発電出力測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150825