JP2007309797A - 抵抗測定装置及び抵抗測定方法 - Google Patents

抵抗測定装置及び抵抗測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被測定体の抵抗分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び方法を提供する。
【解決手段】電源装置25と、燃料極側セパレータ3への電流供給部24と、電流供給部24近傍に設けられる基準電圧測定プローブピンPSVと、燃料極側セパレータ3の表面に分散配置して設けられる電流測定プローブピンP0I〜P4Iと、電流測定プローブピンP0I〜P4Iの近傍位置に設けられる電圧測定プローブピンP0V〜P4Vと、リレースイッチRL〜RLを介して接続されるシャント抵抗R〜Rの抵抗両端電圧値V0R1〜V4R1を測定する第1の電圧計と、シャント抵抗R〜RのリレースイッチRL〜RL側とは反対側の一端と各電圧測定プローブピンP0V〜P4Vとの間にかかる電圧を測定する第2の電圧計と、配線27と、電流計28と、電流供給部24と電流測定プローブピンP0Iとの間の抵抗値RS0、及び電流測定プローブピンP0I〜P4Iの間の抵抗値R01〜R04を演算する信号解析部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定体の抵抗分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び抵抗測定方法に関するものであり、特に、燃料電池の電極であるセパレータの抵抗分布を精度良く測定するものである。
ガスの電気化学的反応を利用して、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する燃料電池は、カルノー効率の制約を受けないため発電効率が高く、排出されるガスがクリーンで環境に対する影響が極めて少ないことから、近年、発電用、低公害の自動車用電源等、種々の用途が期待されている。燃料電池は、その電解質により分類することができ、例えば、リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体電解質型燃料電池、固体高分子型燃料電池等が知られている。
一般に、燃料電池は、図5に示すように、電解質101とその両側に設けられた一対の電極(燃料極102・酸化剤極103)とを有する電極−電解質構造体を発電単位として、燃料極102に水素や炭化水素等の燃料ガスを供給し、酸化剤極103に酸素や空気等の酸化剤ガスを供給して、ガスと電解質101と電極(燃料極102・酸化剤極103)との3相界面において電気化学的な反応を進行させることにより電気を取り出すものである。
燃料電池では、電極−電解質構造体の全体で均一に電極反応が進行することが重要となる。しかし、電極−電解質構造体の場所によって電解質中の水分量や電解質の劣化の程度、また、燃料ガス中の水素濃度や空気中の酸素濃度等が異なることにより、電極−電解質構造体の全体で電極反応が均一に進行しない場合がある。つまり、電極−電解質構造体の部分毎で電極反応の程度に差が生じる場合がある。したがって、この電極−電解質構造体の部分毎における電極反応の程度を把握することにより、電解質や電極触媒等の構成部材の最適化や燃料ガスや酸化剤ガスの加湿量等の最適化を図ることが可能となり、さらに、電極−電解質構造体の劣化原因や劣化の進行具合等を知ることができる。そのため、電極−電解質構造体における電極反応の分布を調査する必要がある。
ここで、従来の電極−電解質構造体における電極反応の分布を調査する方法は、2種類に大別される。第1の方法は、特性の被測定体を使用し電流センサにより電極−電解質構造体における区画された特定領域の起電力を測定するものであり、第2の方法は、電極−電解質構造体の表面に表面ピンを接触又は非接触とした状態で、電流センサにより電極−電解質構造体の発電状態を測定するものである。
第1の方法には、例えば特許文献1に開示されたものがあり、この特許文献1に記載された電極反応分布測定システム及び電極反応分布測定方法では、一方の電極側を所定の領域に区分けし、その所定の領域毎の反応電流を測定する方法が示されている。
詳細には、図6に示すように、燃料電池200における電極−電解質構造体210は、電解質201と、その両側に設けられた一対の電極202・203と、さらにその両側に設けられた集電体204・205とからなっている。
そして、一方の集電体204は、絶縁体からなる仕切り206によって格子状の領域に区分けされており、この区分けされた各集電体204は、半田付け211によりリード線212に接続され、電圧測定装置240に接続されている。また、図6に示す他方の集電体205は銅板231を介して上記電圧測定装置240に接続されている。
上記電圧測定装置240は、電極−電解質構造体210の全電流又は端子間電圧を制御する1つの負荷装置241と、抵抗装置242と、該電極−電解質構造体210の複数の部分領域の各々における反応電流を測定する電流測定装置243とを含む構成となっている。
一方、第2の方法は、例えば、図7に示すように、燃料電池300の表面に複数の検出ピン301を接触又は非接触とした状態で、電流センサ310により燃料電池300の起電力の分布を測定するものである。
すなわち、電流センサ310は、各検出ピン301に直列に接続された電流計311を有しており、各電流計311の出力は束ねられて1本の取出線302を通して出力される。したがって、燃料電池300の全体の起電力Vは、上記取出線302と燃料電池300の下端からの取出線303との電位差として取り出される。また、各電流計311の値を測定することにより、燃料電池300の平面の起電力分布を測定することができる。
特開2003−77515号公報(2003年3月14日公開)
ところで、上記従来の図7に示す第2の方法において、燃料電池300の表面にはセパレータ300aが設けられている。そして、図7に示す第2の方法においては、セパレータ300aの抵抗は、どの部分においても均一として仮定した上で、燃料電池300の平面の起電力分布を測定している。
しかしながら、厳密にはセパレータ300aの抵抗は均一ではないので、精密な測定を行う場合には、セパレータ300aの抵抗を均一とすることは好ましくない。
ここで、セパレータ等の被測定体の抵抗測定方法として、従来、2端子法、4端子法が用いられる。上記2端子法では、例えば、図8に示すように、セパレータの表面又は裏面に接触ピン2本を当接して、抵抗を測定する。
しかし、2端子法では配線抵抗の影響が大きいので、精密な抵抗測定には適していない。また、4端子法でも被測定体の全体の抵抗分布を精度よく測ることができないという問題点を有している。
具体的には、理想的に電圧計の内部抵抗が0で、電流計の内部抵抗が0であったとしても、図9(a)(b)に示すように、配線抵抗が存在する。今、配線抵抗をr、測定する被抵抗をRとすると、図9(a)に示すように、2端子測定法で得られる実測抵抗値はR+2rになる。ただし、2r<<Rの場合、得られた実測抵抗値はRであると近似できる。しかし、この条件が成り立たない場合は、配線抵抗2rを無視できないので、4端子測定法を用いる。4端子測定法では、図9(b)に示すように、実際に測定しているのは被抵抗Rの両端の電圧であり、電圧計側の配線抵抗2rには殆ど電流は流れないため、配線抵抗2rによる電圧降下は生じない。したがって、局部的には、正確な電流・電圧比による抵抗測定ができる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、被測定体の抵抗の分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び抵抗測定方法を提供することにある。
本発明の抵抗測定装置は、上記課題を解決するために、被測定体の抵抗を測定する抵抗測定装置において、上記被測定体に直流を供給する電源と、上記電源に直列に接続され、かつ上記被測定体に接して設けられる直流電源供給部と、上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、上記被測定体の表面に分散配置して接して設けられる複数の各点電流測定用探針と、上記被測定体の表面における上記各点電流測定用探針の近傍位置にそれぞれ接して設けられる各点電圧測定用探針と、上記各点電流測定用探針にスイッチを介して接続される抵抗と、上記抵抗の両端にかかる電圧を測定する第1の電圧計と、上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を測定する第2の電圧計と、上記抵抗から電源への閉回路を形成する配線と、上記閉回路内に直列に接続された電流計と、上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を演算する演算手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の抵抗測定方法は、上記課題を解決するために、上記記載の抵抗測定装置を使用する抵抗測定方法であって、電源から被測定体に直流電源供給部を介して直流を供給する工程と、各点電流測定用探針に接続されたスイッチを順次オンする工程と、上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針とによって、上記直流電源供給部と電圧測定用探針の接触部との間の電圧を測定する工程と、上記各点電流測定用探針に直列に接続された抵抗の両端にかかる電圧を第1の電圧計にて測定する工程と、上記スイッチがオンされた上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を第2の電圧計にて測定する工程と、上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針を通る閉回路内に直列に接続された電流計にて該閉回路内に流れる電流を測定する工程と、演算手段にて、上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を順次演算する工程とを含むことを特徴としている。
上記の発明によれば、被測定体の抵抗分布を測定するときには、まず、電源から被測定体に直流電源供給部を介して直流を供給し、次いで、各点電流測定用探針に接続されたスイッチを順次オンする。これにより、電源から、直流電源供給部、被測定体、各点電流測定用探針、スイッチ、抵抗、配線、及び電流計を経て電源に戻る閉回路に電流が流れる。
このとき、被測定体における直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、スイッチがオンされた各点電流測定用探針の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針とによって、直流電源供給部と電圧測定用探針の接触部との間の電圧を測定する。
また、スイッチがオンされた各点電流測定用探針に直列に接続された抵抗の両端にかかる電圧を第1の電圧計にて測定すると共に、抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を第2の電圧計にて測定する。さらに、スイッチがオンされた各点電流測定用探針を通る閉回路内に直列に接続された電流計にて該閉回路内に流れる電流を測定する。
さらに、演算手段にて、直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を順次演算する。
これにより、被測定体の抵抗の分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び抵抗測定方法を提供することができる。
また、本発明の抵抗測定装置では、前記直流電源供給部は、被測定体の表面に接して設けられていることが好ましい。
これにより、被測定体の表面における抵抗分布を測定できる。また、直流電源供給部と各点電流測定用探針との両方を被測定体の表面に設けるので、被測定体の裏面に接続を求めることがなく、測定が簡易となる。
また、本発明の抵抗測定装置では、前記直流電源供給部は、被測定体の裏面に接して設けられていることが好ましい。
これにより、被測定体の厚さ方向の抵抗も測定することができる。
また、本発明の抵抗測定装置では、前記直流電源供給部は、被測定体に接して設けられる電流供給用探針からなっていることが好ましい。これにより、直流電源供給部を簡易に設けることができる。また、直流電源供給部を簡易に設けることができるので、例えば被測定体の裏面に設ける場合には、被測定体の各点の厚さ方向における抵抗を求めることが容易となる。
また、本発明の抵抗測定装置では、前記各点電流測定用探針は、マトリクス状に均等配置されていることが好ましい。これにより、均等に配分された各点間の抵抗を測定することができる。
また、本発明の抵抗測定装置では、前記被測定体は、燃料電池の電極であるセパレータからなっていることが好ましい。
これにより、燃料電池の電極であるセパレータの抵抗分布を知ることができ、燃料電池の起電流分布について、セパレータの抵抗分布を加味して判断することができる。
本発明の抵抗測定装置は、以上のように、被測定体に直流を供給する電源と、上記電源に直列に接続され、かつ上記被測定体に接して設けられる直流電源供給部と、上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、上記被測定体の表面に分散配置して接して設けられる複数の各点電流測定用探針と、上記被測定体の表面における上記各点電流測定用探針の近傍位置にそれぞれ接して設けられる各点電圧測定用探針と、上記各点電流測定用探針にスイッチを介して接続される抵抗と、上記抵抗の両端にかかる電圧を測定する第1の電圧計と、上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を測定する第2の電圧計と、上記抵抗から電源への閉回路を形成する配線と、上記閉回路内に直列に接続された電流計と、上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を演算する演算手段とを備えているものである。
また、本発明の抵抗測定方法は、以上のように、電源から被測定体に直流電源供給部を介して直流を供給する工程と、各点電流測定用探針に接続されたスイッチを順次オンする工程と、上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針とによって、上記直流電源供給部と電圧測定用探針の接触部との間の電圧を測定する工程と、上記各点電流測定用探針に直列に接続された抵抗の両端にかかる電圧を第1の電圧計にて測定する工程と、上記スイッチがオンされた上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を第2の電圧計にて測定する工程と、上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針を通る閉回路内に直列に接続された電流計にて該閉回路内に流れる電流を測定する工程と、演算手段にて、上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を順次演算する工程とを含む方法である。
それゆえ、被測定体の抵抗の分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び抵抗測定方法を提供するという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態の抵抗測定装置及び抵抗測定方法は、例えば水素型燃料電池の電極面であるセパレータの抵抗分布測定について説明しているが、必ずしもこれに限らず、他の被測定体の抵抗分布測定に適用できる。
本実施の形態の抵抗測定装置及び抵抗測定方法が適用される燃料電池10は、図2(a)に示すように、イオン導電体となる電解質1と、一方の電極である燃料極2と、燃料極側セパレータ3と、他方の電極である空気極4と、空気極側セパレータ5とを有している。
上記燃料極2は、詳細には、図2(b)に示すように、例えば炭素(C)電極2aと、白金(Pt)からなる触媒2bとからなっている。なお、空気極4も同様の構成を有している。
上記燃料極側セパレータ3及び空気極側セパレータ5は、図2(a)に示すように、カーボンからなり、縦縞溝及び横縞溝をそれぞれ有している。燃料極側セパレータ3の縦縞溝の内部には、例えば、水素(H2)ガス等の燃料ガスが供給されるようになっている一方、空気極側セパレータ5の横縞溝の内部には、例えば、酸素(O2)又は空気等の酸化剤ガスが供給されるようになっている。
次に、本実施の形態の抵抗測定装置としての抵抗分布測定装置20について、図3に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態の抵抗分布測定装置20は、図3に示すように、被測定体としての例えば燃料極側セパレータ3の表面に接触する各プローブピン21に接続されたリード線22が各信号収集部23に接続されてなっている。なお、本実施の形態では、被測定体として例えば燃料極側セパレータ3を使用しているが、必ずしもこれに限らず、空気極側セパレータ5であってもよい。また、本発明では、必ずしもこれに限らず、他の平板、直方体等の立体であってもその抵抗分布を測定することが可能である。
また、本実施の形態では、上記燃料極側セパレータ3の表面に当接する直流電源供給部としての電流供給部24が設けられており、この電流供給部24と上記各信号収集部23との間には、一個の電源としての電源装置25が設けられている。この電源装置25は、直流電圧を供給できるようになっている。
また、上記信号収集部23は信号解析部26aを備えたパーソナルコンピュータ26に接続されている。したがって、信号収集部23にて収集した抵抗データはパーソナルコンピュータ26の信号解析部26aに送られ、この信号解析部26aにて各燃料極側セパレータ3の各抵抗分布が演算されるようになっている。上記パーソナルコンピュータ26は、表示部26bを有しているので、信号解析部26aでの解析結果を画面表示することが可能となっている。
上記の抵抗分布測定装置20では、図3に示すように、各プローブピン21を、燃料極側セパレータ3の平面においてマトリクスを形成するようにして燃料極側セパレータ3の表面に接触させている。そして、電源装置25から電流供給部24を介して、燃料極側セパレータ3、プローブピン21、リード線22、信号収集部23、及び電源装置25の閉回路に対して電流を流し、燃料極側セパレータ3の表面各点の信号を信号収集部23にて収集する。そして、この信号収集部23での信号を信号解析部26aに送って、この信号解析部26aにて演算を行うことにより、燃料極側セパレータ3の各点の抵抗分布を求める。
ここで、本実施の形態の抵抗分布測定装置20による燃料電池10の燃料極側セパレータ3の抵抗分布測定原理について説明する。
まず、本実施の形態では、4端子測定法を採用している。したがって、配線抵抗の影響を考慮しなくてもよいものとなっている。
図1は、本実施の形態の抵抗測定装置としての抵抗分布測定装置20による抵抗分布測定方法の測定原理を示している。今、燃料極側セパレータ3における測定範囲内の表面にマトリクス状に配された測定点P〜Pを考える。なお、測定点Pは、測定点P〜Pの中心に存在しており、測定点Pから各測定点P〜Pまでの距離はいずれも同じである。ただし、必ずしも均等配置に限らず乱雑配置されていてもよい。
同図において、P0I〜P4Iは測定点P〜Pの電流測定プローブピンであり、P0V〜P4Vは測定点P〜Pの電圧測定プローブピンである。すなわち、本実施の形態では、4端子測定法を採用しているので、上記各プローブピン21は、電流測定プローブピンと電圧測定プローブピンとの2種類のプローブピンからなっている。なお、電流測定プローブピンと電圧測定プローブピンとの間の距離はできるだけ短いことが好ましい。電流測定プローブピンと電圧測定プローブピンとの間の距離が長いと、測定点が点でなく面として捉えられるので、精度が悪くなるためである。
ここで、本実施の形態では、このプローブピン21として、例えば、図4に示す構成のものを使用している。なお、図4においては、複数のプローブピン21が押し板31に取り付けられたものを示している。
すなわち、プローブピン21は、同図に示すように、二重管方式になっており、導体外管からなる電圧プローブ32と、内管33の内部に移動自在に設けられた電流プローブ34及びその下方に間を開けて設けられた電流プローブヘッド35とからなっている。上記電流プローブヘッド35は、電圧プローブ32よりも下方に突出している。
上記外管からなる電圧プローブ32と押し板31との間には電圧プローブバネ36が設けられており、これによって、電圧プローブ32は上下方向に移動自在となっている。また、この電圧プローブ32は、押し板31の上側に突出して設けられた電圧信号引き出し端子38から外部へ電圧信号が引き出せるようになっている。
一方、内管33の内部には、電流プローブ34が電流プローブバネ37によって伸縮自在に設けられている。
上記プローブピン21では、プローブピン21を被測定体に接触させることによって、電圧測定が可能になる。このとき、電流プローブヘッド35は、内管33の内部に設けられた空間によって進退移動自在であり、かつ、電圧測定のみの場合には、電流プローブヘッド35は電流プローブ34に接触しないように上記空間の距離が設定されている。
また、プローブピン21を被測定体に接触させた状態で、電流プローブ34を押し下げることによって、電流プローブ34と電流プローブヘッド35とが接触し、電流を測定することができる。
一方、図1に示すように、燃料極側セパレータ3における裏面には電流供給部24が接続されている。この電流供給部24は、抵抗測定の基準になる点であり、本実施の形態では、基準電流供給プローブピンPSIと基準電圧測定プローブピンPSVとからなっている。この燃料極側セパレータ3の裏面に設けられた電流供給用探針としての基準電流供給プローブピンPSI及び電圧測定用探針としての基準電圧測定プローブピンPSVは、燃料極側セパレータ3の表面に設けられた測定点Pに設けられた電流測定プローブピンP0I及び電圧測定プローブピンP0Vの各直下に存在することが好ましい。上記基準電流供給プローブピンPSIには、電源装置25から電流Iが供給される。
一方、燃料極側セパレータ3の表面に接触された各電流測定プローブピンP0I〜P4Iには、それぞれスイッチとしてのリレースイッチRL〜RLを介して抵抗としてのシャント(Shunt)抵抗R〜Rが直列に接続されている。そして、各シャント抵抗R〜Rの抵抗両端電圧値V0R1〜V4R1が測定できるようになっている。このシャント抵抗R〜Rは、R=R=R=R=R=R(一定値)とするのが、計算が簡易になるので好ましい。
また、本実施の形態では、各シャント抵抗R〜RにおけるリレースイッチRL〜RL側とは反対側の端子から、各シャント抵抗R〜R+各リレースイッチRL〜RL+各電流測定プローブピンP0I〜P4I+各表面接触抵抗RC0〜RC4+電圧測定プローブピンP0V〜P4Vの外部引き出し端子までの間にかかる抵抗両端電圧値V0R2〜V4R2が測定できるようになっている。
本実施の形態では、前記信号収集部23に、上記リレースイッチRL〜RL、シャント抵抗R〜R4、これらシャント抵抗R〜Rの抵抗両端電圧値V0R1〜V4R1を測定する図示しない第1の電圧計としての電圧測定器、及び抵抗両端電圧値V0R2〜V4R2を測定する図示しない第2の電圧計としての電圧測定器が収納されている。
さらに、上記各シャント抵抗R〜Rの端部は、1つに束ねられて配線27を介して電源装置25に接続されている。配線27の配線抵抗はRで表される。なお、この配線27は、接地されているのが、計算上及び装置の煩雑化防止のためには好ましい。
したがって、各シャント抵抗R〜RにおけるリレースイッチRL〜RL側とは反対側の端子の電位をVとし、各電圧測定プローブピンP0V〜P4Vの外部引き出し端子の電位をV〜Vとすると、各抵抗両端電圧値V0R2〜V4R2は、
0R2=V−V=V (∵V=0)
1R2=V−V=V (∵V=0)
2R2=V−V=V (∵V=0)
3R2=V−V=V (∵V=0)
4R2=V−V=V (∵V=0)
となる。
上記の構成において、燃料極側セパレータ3の各測定点P〜Pの間の抵抗分布を求める。
まず、燃料極側セパレータ3の中央の測定点PでのZ方向、つまり燃料極側セパレータ3の厚さ方向の抵抗値RS0を求める。
この場合には、燃料極側セパレータ3の中央の測定点Pに接触された電流測定プローブピンP0Iに接続されたリレースイッチRLのみをオンにする。これにより、電源装置25から基準電流供給プローブピンPSI、燃料極側セパレータ3、電流測定プローブピンP0I、リレースイッチRL、シャント抵抗R、配線27、電流計28、及び電源装置25の順に電流Iが流れる。この電流Iは電流計28にて測定される。
このとき、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位V及び電圧測定プローブピンP0Vにおける電位Vを求める。まず、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位Vは、電源装置25を含む閉回路内において、基準電圧測定プローブピンPSVと配線27との間の両端電圧値VSRを測定することにより求めることができる。すなわち、
=VSR−V=VSR (∵V=0)
また、電圧測定プローブピンP0Vにおける電位Vは、上述したように、
=V0R2
によって求めることができる。
この結果、閉回路内での電流Iは一定であるので、オームの法則により、
=(V−V)/RS0=V0R1/R
したがって、抵抗値RS0は、
S0=(V−V)・R/V0R1=(V−V)・R/V0R1 (∵R=R)
となる。
次に、例えば、燃料極側セパレータ3のX方向における測定点P〜P間の抵抗値R01を求める。なお、本実施の形態では、燃料極側セパレータ3の厚さは、測定点P〜P間の距離に対して十分小さいと仮定する。なお、この関係が成り立たない場合には、求まるのは、燃料極側セパレータ3の裏面の電流供給部24の位置と、燃料極側セパレータ3の表面の測定点Pとの間の抵抗値である。
この場合には、燃料極側セパレータ3の測定点Pに接触された電流測定プローブピンP1Iに接続されたリレースイッチRLのみをオンにする。これにより、電源装置25から基準電流供給プローブピンPSI、燃料極側セパレータ3の測定点Pの裏面、燃料極側セパレータ3の表面の測定点P、電流測定プローブピンP1I、リレースイッチRL、シャント抵抗R、配線27、電流計28、及び電源装置25の順に電流Iが流れる。
このとき、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位V及び電圧測定プローブピンP1Vにおける電位Vを求める。まず、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位Vは、上述したように、
=VSR−V=VSR (∵V=0)
また、電圧測定プローブピンP1Vにおける電位Vは、上述したように、
=V1R2
によって求めることができる。
この結果、閉回路内では電流Iは一定であるので、オームの法則により、
=(V−V)/R01=V1R1/R
したがって、抵抗値R01は、
01=(V−V)・R/V1R1=(V−V)・R/V1R1 (∵R=R)
となる。
同様にして、次に、燃料極側セパレータ3のX方向における測定点P〜P間の抵抗値R02を求める。この場合には、燃料極側セパレータ3の測定点Pに接触された電流測定プローブピンP2Iに接続されたリレースイッチRLのみをオンにする。これにより、電源装置25から基準電流供給プローブピンPSI、燃料極側セパレータ3の測定点Pの裏面、燃料極側セパレータ3の表面の測定点P、電流測定プローブピンP2I、リレースイッチRL、シャント抵抗R、配線27、電流計28、及び電源装置25の順に電流Iが流れる。
このとき、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位V及び電圧測定プローブピンP2Vにおける電位Vを求める。まず、基準電圧測定プローブピンPSVにおける電位Vは、上述したように、
=VSR−V=VSR (∵V=0)
また、電圧測定プローブピンP2Vにおける電位Vは、上述したように、
=V2R2
によって求めることができる。
この結果、閉回路内では電流Iは一定であるので、オームの法則により、
=(V−V)/R02=V2R1/R
したがって、抵抗値R02は、
02=(V−V)・R/V2R1=(V−V)・R/V2R1 (∵R=R)
となる。
同様にして、燃料極側セパレータ3のY方向の測定点P〜P間の抵抗値R03を求めると、
03=(V−V)・R/V3R1=(V−V)・R/V3R1 (∵R=R)
となる。
また、同様にして、燃料極側セパレータ3のY方向の測定点P〜P間の抵抗値R04を求めると、
04=(V−V)・R/V4R1=(V−V)・R/V4R1 (∵R=R)
となる。
この結果、測定点Pでの厚み方向の抵抗値RS0、測定点P〜P間の抵抗値R01、測定点P〜P間の抵抗値R02、測定点P〜P間の抵抗値R03、測定点P〜P間の抵抗値R04が求まる。
同様にして、測定点P〜Pの外に存在するマトリクス状の測定点P(nは2以上の整数)についても、以下のようにして、抵抗分布を求めることができる。
例えば、測定点Pと測定点Pとの間の抵抗値Rn1を求める場合には、まず、電流供給部24と測定点Pとの間の抵抗値RSnを求める。次いで、この抵抗値RSnから電流供給部24と測定点Pとの間の抵抗値RS1(又は測定点Pと測定点Pとの間の抵抗値R01)を減算する。
これにより、測定点Pと測定点Pとの間の抵抗値Rn1を求めることができ、燃料極側セパレータ3の全ての抵抗分布を求めることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、基準電流供給プローブピンPSI及び基準電圧測定プローブピンPSVを燃料極側セパレータ3の裏面側に設けているが、必ずしもこれに限らず、燃料極側セパレータ3の表面側に設けることが可能である。これにより、燃料極側セパレータ3の厚さ方向に抵抗値は測定できないが、燃料極側セパレータ3の表面について抵抗値を測定することができる。
また、本実施の形態では、基準電流供給プローブピンPSI及び基準電圧測定プローブピンPSVを測定点Pにおける燃料極側セパレータ3の裏面側に接触させているが、必ずしもこれに限らない。例えば、基準電流供給プローブピンPSI及び基準電圧測定プローブピンPSVを測定点Pにおける燃料極側セパレータ3の裏面側に接触させることができる。これにより、測定点Pにおける燃料極側セパレータ3の厚さ方向の抵抗値を測定することができる。
このように、本実施の形態の抵抗分布測定装置20及び抵抗分布測定方法では、燃料極側セパレータ3の抵抗分布を測定するときには、まず、電源装置25から燃料極側セパレータ3に電流供給部24を介して直流を供給し、次いで、各電流測定プローブピンP0I〜P4Iに接続されたリレースイッチRL〜RLを順次オンする。これにより、電源装置25から、電流供給部24、燃料極側セパレータ3、各電流測定プローブピンP0I〜P4I、リレースイッチRL〜RL、シャント抵抗R〜R、配線27、及び電流計28を経て電源装置25に戻る閉回路に電流Iが流れる。
このとき、燃料極側セパレータ3における電流供給部24の近傍位置に接して設けられる基準電圧測定プローブピンPSVと、リレースイッチRL〜RLがオンされた各電流測定プローブピンP0I〜P4Iの近傍位置に接して設けられる電圧測定プローブピンP0V〜P4Vとによって、電流供給部24と各電圧測定プローブピンP0V〜P4Vの接触部との間の電圧を測定する。
また、リレースイッチRL〜RLがオンされた各電流測定プローブピンP0I〜P4Iに直列に接続されたシャント抵抗R〜Rの両端にかかる抵抗両端電圧値V0R1〜V4R1を図示しない第1の電圧計にて測定すると共に、抵抗両端電圧値V0R2〜V4R2を図示しない第2の電圧計にて測定する測定する。さらに、リレースイッチRL〜RLがオンされた各電流測定プローブピンP0I〜P4Iを通る閉回路内に直列に接続された電流計28にて該閉回路内に流れる電流Iを測定する。
さらに、パーソナルコンピュータ26の信号解析部26aにて、電流供給部24と電流測定プローブピンP0Iとの間の抵抗値RS0、及び各電流測定プローブピンP0I〜P4Iの間の抵抗値R01〜R04を順次演算する。
これにより、燃料極側セパレータ3の抵抗値RS0・R01〜R04の分布を精度よく測定し得る抵抗分布測定装置20及び抵抗分布測定方法を提供することができる。
また、燃料極側セパレータ3に各電流測定プローブピンP0I〜P4Iを接触させるだけで、燃料極側セパレータ3の分布抵抗を測定することができる。
さらに、単なる2端子法や4端子法では、手動測定であるので、操作ミスにより誤ったデータが出る可能性があるが、本実施の形態では、複数のプローブピン21をまとめて扱うので、誤ったデータの検出の可能性が小さい。
また、単なる2端子法や4端子法による集中抵抗と本実施の形態のような分布抵抗とでは電気的特性が異なるので、現有集中抵抗測定方式では真の分布抵抗測定を行うことができない。しかし、本実施の形態では、真の分布抵抗測定を行うことができる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、電流供給部24は、燃料極側セパレータ3の表面に接して設けられていることが可能である。
これにより、燃料極側セパレータ3の表面における抵抗分布を測定できる。また、電流供給部24と各電流測定プローブピンP0I〜P4Iとの両方を燃料極側セパレータ3の表面に設けるので、燃料極側セパレータ3の裏面に接続を求めることがなく、測定が簡易となる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、電流供給部24は、燃料極側セパレータ3の裏面に接して設けられていることが好ましい。
これにより、燃料極側セパレータ3の厚さ方向の抵抗値RS0も測定することができる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、電流供給部24は、燃料極側セパレータ3に接して設けられる基準電流供給プローブピンPSIからなっていることが好ましい。これにより、電流供給部24を簡易に設けることができる。また、電流供給部24を簡易に設けることができるので、例えば燃料極側セパレータ3の裏面に設ける場合には、燃料極側セパレータ3の各点の厚さ方向における抵抗を求めることが容易となる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、各電流測定プローブピンP0I〜P4Iは、マトリクス状に均等配置されていることが好ましい。これにより、均等に配分された各点間の抵抗を測定することができる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、パーソナルコンピュータ26は、演算結果を表示する表示部26bを備えていることが好ましい。これにより、演算結果を表示部26bに表示することにより、抵抗の分布を見ることができる。
また、本実施の形態の抵抗分布測定装置20では、被測定体は、燃料電池10の電極である燃料極側セパレータ3からなっていることが好ましい。
これにより、燃料電池10の電極である燃料極側セパレータ3の抵抗分布を知ることができ、燃料電池10の起電流分布について、燃料極側セパレータ3の抵抗分布を加味して判断することができる。
また、集中電流供給方式により、燃料極側セパレータ3の抵抗分布を測定することができる。
本発明は、被測定体の抵抗分布を精度よく測定し得る抵抗測定装置及び抵抗測定方法に適用できる。例えば、燃料電池の電極であるセパレータの抵抗分布測定に適用できる。
本発明における抵抗測定装置及び抵抗測定方法の実施の一形態を示すものであり、抵抗測定原理を示す要部斜視図である。 (a)は上記燃料電池の構成を示す分解斜視図であり、(b)は上記燃料電池の燃料極の構成を詳細に示す要部斜視図である。 上記抵抗測定装置の全体構成を示すブロック図である。 上記抵抗測定装置のプローブピンの構成を示す断面図である。 燃料電池の基本構成を示す模式図である。 従来の電池起電流分布測定装置を示す断面図である。 従来の他の燃料電池起電流分布測定装置を示す断面図である。 従来の2端子法による抵抗測定装置及び抵抗測定方法を示す斜視図である。 (a)は上記2端子法による抵抗測定装置の構成を示す回路図であり、(b)は4端子法による抵抗測定装置の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 電解質
2 燃料極
3 燃料極側セパレータ(被測定体)
4 空気極
5 空気極側セパレータ
10 燃料電池
20 抵抗分布測定装置(抵抗測定装置)
24 電流供給部(直流電源供給部)
25 電源装置(電源)
26 パーソナルコンピュータ(演算手段)
26a 信号解析部
26b 表示部(表示手段)
28 電流計
電流
〜P 測定点
0I〜P4I 電流測定プローブピン(各点電流測定用探針)
0V〜P4V 電圧測定プローブピン
SI 基準電流供給プローブピン(電流供給用探針)
SV 基準電圧測定プローブピン(電圧測定用探針)
〜R シャント抵抗(抵抗)
S0 抵抗値
01〜R04 抵抗値
RL〜RL リレースイッチ(スイッチ)
〜V 電位
0R1〜V4R1 抵抗両端電圧値(シャント抵抗の両端にかかる電圧)
0R2〜V4R2 抵抗両端電圧値

Claims (7)

  1. 被測定体の抵抗を測定する抵抗測定装置において、
    上記被測定体に直流を供給する電源と、
    上記電源に直列に接続され、かつ上記被測定体に接して設けられる直流電源供給部と、
    上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、
    上記被測定体の表面に分散配置して接して設けられる複数の各点電流測定用探針と、
    上記被測定体の表面における上記各点電流測定用探針の近傍位置にそれぞれ接して設けられる各点電圧測定用探針と、
    上記各点電流測定用探針にスイッチを介して接続される抵抗と、
    上記抵抗の両端にかかる電圧を測定する第1の電圧計と、
    上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を測定する第2の電圧計と、
    上記抵抗から電源への閉回路を形成する配線と、
    上記閉回路内に直列に接続された電流計と、
    上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を演算する演算手段とを備えていることを特徴とする抵抗測定装置。
  2. 前記直流電源供給部は、被測定体の表面に接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の抵抗測定装置。
  3. 前記直流電源供給部は、被測定体の裏面に接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の抵抗測定装置。
  4. 前記直流電源供給部は、被測定体に接して設けられる電流供給用探針からなっていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の抵抗測定装置。
  5. 前記各点電流測定用探針は、マトリクス状に均等配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の抵抗測定装置。
  6. 前記被測定体は、燃料電池の電極であるセパレータからなっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の抵抗測定装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の抵抗測定装置を使用する抵抗測定方法であって、
    電源から被測定体に直流電源供給部を介して直流を供給する工程と、
    各点電流測定用探針に接続されたスイッチを順次オンする工程と、
    上記被測定体における上記直流電源供給部の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針と、上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針の近傍位置に接して設けられる電圧測定用探針とによって、上記直流電源供給部と電圧測定用探針の接触部との間の電圧を測定する工程と、
    上記各点電流測定用探針に直列に接続された抵抗の両端にかかる電圧を第1の電圧計にて測定する工程と、
    上記スイッチがオンされた上記抵抗の上記スイッチ側とは反対側の一端と各点電圧測定用探針との間にかかる電圧を第2の電圧計にて測定する工程と、
    上記スイッチがオンされた上記各点電流測定用探針を通る閉回路内に直列に接続された電流計にて該閉回路内に流れる電流を測定する工程と、
    演算手段にて、上記直流電源供給部と各点電流測定用探針との間の抵抗、及び各点電流測定用探針の間の抵抗を順次演算する工程とを含むことを特徴とする抵抗測定方法。
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