JP2003120109A - 折りたたみ扉のロック装置 - Google Patents

折りたたみ扉のロック装置

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JP2003120109A
JP2003120109A JP2001321264A JP2001321264A JP2003120109A JP 2003120109 A JP2003120109 A JP 2003120109A JP 2001321264 A JP2001321264 A JP 2001321264A JP 2001321264 A JP2001321264 A JP 2001321264A JP 2003120109 A JP2003120109 A JP 2003120109A
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door
frame
lever
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JP2001321264A
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Yasushi Demukai
康司 出向井
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Nippon Door Check Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Door Check Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係合保持機構を少ない部品で形成することが
でき、しかも係合保持機構のフレームの幅を狭くして小
型にすることができる折りたたみ扉のロック装置を提供
する。 【解決手段】 第1扉体Aと第2扉体Bとを折りたたみ
可能に連結した折りたたみ扉のロック装置であって、第
2扉体Bに取り付ける係止部材2を、取付け部71と係
止孔72aを有する係止部72とからなるブラケット7
0から形成し、第1扉体Aに取り付ける係合保持機構1
を、ブラケット70と係合するラッチレバー20と、こ
れと一体に形成した押込みレバー60と、扉固定レバー
30と、揺動アーム41の上端側に当接部材50を取付
けるとともにその下端側に係合保持ロッド52を取り付
けた保持部材とから形成し、フレーム10内の前面側の
下方にラッチレバー20を配置するとともにその上方に
扉固定レバー30を配置し、フレーム10の背面側に保
持部材を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折りたたみ扉のロ
ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防火用などとして使用される折り
たたみ扉は、各扉体がクローザで回動可能に連結されて
おり、普段は折りたたんで戸袋内に収納され、火災など
の非常時には各扉体を開いて廊下などの通路を閉鎖する
ように構成されている。そして、各扉体を折りたたみ状
態に保持し、扉体が通路に形成した戸当り枠まで回動し
たときに折りたたみ状態が解除されるとともに扉体を戸
当り枠に固定するためのロック装置が用いられている。
【0003】このようなロック装置としては、例えば図
10〜14に示されるものが知られている。このロック
装置は、図10〜13に示す一方の扉体に取り付けるた
めの係合保持機構101と図14に示す他方の扉体に取
り付けるための係止部材102とから構成される。
【0004】係合保持機構101は、図10〜13に示
すように、ラッチレバー120と扉固定レバー140と
がフレーム110内に幅方向に並列して取り付けられて
いる。
【0005】フレーム110は、両側の側板110a
と、両側板110aの前面側を両側に折曲して形成した
取付け孔110eを有する取付け部110cと、上板1
10bとから形成され、上板110bの一部は前面側と
背面側に垂下している。
【0006】ラッチレバー120は、一対のレバー片1
20bから形成され、フレーム110内の一方の側板1
10a側に配置されている。この一対のレバー片120
bは、その先端部が重ね合わされてナット121とボル
ト122で連結され、後部側が離間されて略中央部で連
結ピン123にて連結されるとともに後端部がフレーム
110内の背面側上部に配置された第1軸124に枢支
されている。そして、両レバー片120bは、第1軸1
24に装着した第1ばね126の一端部を一方のレバー
片120bに弾接するとともに、他端部を第1軸124
の下方に配置された第2軸125に弾接することによっ
て、図14に示す係止部材102と係合する方向に付勢
されている。
【0007】そして、フレーム110の幅方向中央部に
は、前記ラッチレバー120を前方へ押し倒すための押
倒しレバー130が配置されている。この押倒しレバー
130は下端部が第2軸125に枢支され、上部後端部
130aが当接部材131によって押されることによっ
て前記連結ピン123の一端側に形成された連結ピン1
23の大径部123aを押圧するようになっている。当
接部材131はフレーム110の背面から突出してお
り、この当接部材131には前記押倒しレバー130の
上部後端部130aと嵌合する切欠131aが形成され
ている。
【0008】そして、扉固定レバー140は、フレーム
110内の他方の側板110a側に配置され、フレーム
110の上板110bから突出するように取り付けられ
ている。この扉固定レバー140は、これを押し倒すた
めの押倒しレバー142の支持部142aに設けた支持
軸141に枢支され、支持部142aはその後端部が前
記第1軸124に枢支されている。そして、支持部14
2aにはナット144によってボルト143が螺着さ
れ、ボルト143の後端が扉固定レバー140の下端部
に当接している。さらに、第1軸124に装着した第2
ばね145の一端部を扉固定レバー140の下部背面側
に弾接するともに他端部を第2軸125に弾接すること
によって、扉固定レバー140がフレーム110から上
方へ突出するとともに押倒しレバー142が上向き方向
に付勢されている。
【0009】そして、係止部材102は、図14に示す
ように、取付け部151と取付け部151から水平に突
出した係止部152とからなるブラケット150から形
成されており、取付け部151にはこのブラケット15
0を扉体に取り付けるための取付け孔151aが形成さ
れ、係止部152の一方の側には前記ラッチレバー12
0と係合する係止孔152aが形成され、他方の側には
前記押倒しレバー142に当接する非穿孔部152bが
形成されている。
【0010】そして、図10〜図13に示した係合保持
機構101と図14に示した係止部材102は、図15
に示すように、第1扉体Aと第2扉体Bとからなる2つ
折りの折りたたみ扉に取り付けられる。
【0011】図15において、第1扉体Aと第2扉体B
とは図示されていないクローザによって回動可能にかつ
折りたたみ可能に連結され、第1扉体Aの上端に形成さ
れた切欠部(図示せず)には係合保持機構101が取り
付けられ、第2扉体Bには係止部材102が取り付けら
れている。
【0012】第1扉体Aと第2扉体Bとが折りたたみ状
態を保持しているときは、図15(a)に示すように、
第2扉体Bに取り付けられた係止部材102であるブラ
ケット150の係止孔152aに係合保持機構101の
ラッチレバー120が係合しており、また、係合保持機
構101の押倒しレバー142がブラケット150の非
穿孔部152bに押されることによって前記第2ばね1
45のばね力に抗して押し倒され、それによって扉固定
レバー140がフレーム110内に倒されている。
【0013】そして、第1扉体Aが通路に形成した戸当
り枠Fまで回動して通路の一側壁側が閉鎖されると、図
15(b)に示すように、折りたたみ状態が解除され
る。すなわち、第1扉体Aが通路に形成した戸当り枠F
まで回動して、係合保持機構101の当接部材131が
戸当り枠Fの上枠側面F1に当接すると、ラッチレバー
120が前記第1ばね126のばね力に抗して倒れ、そ
れによってラッチレバー120とブラケット150との
係合が解除される。ラッチレバー120とブラケット1
50との係合が解除されると、第2扉体Bが第1扉体A
から離れ、それによってブラケット150の非穿孔部1
52bに押されていた押倒しレバー142が上方へ移動
し、それに伴って扉固定レバー140がフレーム110
に形成した貫通孔110fから上方に突出して戸当り枠
Fの上枠下面に形成した扉固定凹部Hに係合され、それ
によって第1扉体Aが戸当り枠Fに固定される。そし
て、第1扉体Aから離れた第2扉体Bが回動して通路の
他側壁側を閉鎖する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このロック装
置では、ラッチレバーの係脱と扉固定レバーの係脱とが
個別の動作によって行われるので、ラッチレバーを作動
させるための部品と扉固定レバーを作動させる部品とが
それぞれ必要であって部品数が多くなるという問題点が
あり、また、ラッチレバーと扉固定レバーとをフレーム
の幅方向に並列配置して係合保持機構を形成したので、
フレームの幅が広くなって係合保持機構が大型になると
いう問題点があった。
【0015】そこで、本発明は前記問題点を解決しよう
とするものであって、係合保持機構を少ない部品で形成
することができ、しかも係合保持機構のフレームの幅を
狭くして小型にすることができる折りたたみ扉のロック
装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、通路の戸袋側を閉鎖すべき第1扉体と
通路の他側壁側を閉鎖すべき第2扉体とが回動可能にか
つ折りたたみ可能に連結され、閉鎖すべき通路に設けた
戸当り枠に至るまでは第1扉体と第2扉体との折りたた
み状態が保持され、第1扉体によって通路の戸袋側が閉
鎖されたときに第1扉体と第2扉体との折りたたみ状態
が解除され、第1扉体との折りたたみ状態が解除された
第2扉体によって通路の他側壁側が閉鎖されるように折
りたたみ扉を形成し、第1扉体と第2扉体とを折りたた
んだときに第2扉体の第1扉と重ね合わされる面に係止
部材を取り付けるとともに、第1扉体の第2扉体と重ね
合わされる面の上端に切欠部を形成してこれに前記係止
部材と係脱し得るとともに戸当り枠の上枠下面に形成さ
れた扉固定凹部と係脱し得る係合保持機構を取り付けた
折りたたみ扉のロック装置であって、前記係止部材を、
扉体に取り付けるための取付け部とこの取付け部から水
平に突出しかつ先端部に係止孔が形成された係止部とか
ら形成し、前記係合保持機構を、前記係止部材と係合す
るラッチレバーと、前記扉固定凹部と係合する扉固定レ
バーと、前記係止部材の係止部先端を当接させてラッチ
レバーと係止部材とを係合させるとともに扉固定レバー
と扉固定凹部との係合を解除させるための押込みレバー
と、前記ラッチレバーと係止部材との係合を保持しかつ
扉固定レバーと扉固定凹部との係合解除状態を保持する
ための保持部材とから形成するとともに、これらを係止
部材の係止部が進入し得る開口部を前面側に有するとと
もに扉体への取付け部を備えたフレーム内に取り付けて
なり、前記ラッチレバーの先端部に係止部の係止孔に係
合するための係合爪を形成し、このラッチレバーを係合
爪がフレームの前面側になるように配置してその基端部
をフレーム内の前面側に設けた第1軸で枢支するととも
に第1軸に装着した第1ばねによって係止部の係止孔と
の係合が解除される方向へ付勢し、前記押込みレバーに
係止部材の係止部先端が当接して押込みレバーがフレー
ムの後面側へ押し込まれたときにこれとともに係合爪が
後面側へ押し込まれて係止孔と係合するように、前記押
込みレバーをラッチレバーの基端部から上向きに突出さ
せてラッチレバーと一体に形成し、前記扉固定レバーの
先端部にその基部から突出した扉固定突起を形成し、こ
の扉固定レバーを扉固定突起がフレームの上方へ突出す
るようにその基部を前記第1軸の上方に設けた第2軸で
枢支するとともに第2軸に装着した第2ばねによって扉
係合凹部との係合が保持される方向へ付勢し、前記扉固
定レバーの基部前面側に押込みレバーを当接させて扉固
定突起と扉固定凹部との係合を解除させるための案内溝
を形成するとともに、この案内溝に押込みレバーを摺動
自在に当接させ、前記押込みレバーの突出基部の背面側
に嵌合凹部を形成し、かつ、前記保持部材を、前記嵌合
凹部に嵌合離脱する係合保持ロッドと、前記戸当り枠の
上枠側面に当接して係合保持ロッドを嵌合凹部から離脱
させるための当接部材と、これらを支持するための揺動
アームとから形成し、前記揺動アームをフレーム内の後
面側に設けた第3軸でその中央部を枢支し、第3軸に装
着した第3ばねによって揺動アームの下端側をフレーム
の前面側へ揺動する方向へ付勢するとともに上端側をフ
レームの後面側に揺動する方向に付勢し、前記揺動アー
ムの下端側に係合保持ロッドを水平方向にスライドする
ように支持するとともに、この係合保持ロッドを第3ば
ねの付勢によってラッチレバーの基端部背面側に位置さ
せ、揺動アームの上端側に当接部材を水平方向にスライ
ドするように支持するとともに、この当接部材をフレー
ムの後面側から外側へ突出させ、前記押込みレバーが後
面側へ押し込まれたときに係合保持ロッドが第3ばねに
よって付勢された状態で嵌合凹部に嵌合し、当接部材が
上枠側面に当接して第3ばねのばね力に抗して前面側に
スライドしたときに係合保持ロッドが後面側にスライド
して嵌合凹部から離脱するようになしたことを特徴とす
る。
【0017】前記構成によれば、ラッチレバーと押込み
レバーとを一体に形成するとともに押込みレバーを介し
てラッチレバーと扉固定レバーが連動するようにしたの
で、係合保持機構の部品数を減らすことができ、しか
も、扉固定レバーとラッチレバーとをフレーム内に上下
に配置して係合保持機構を形成したので、係合保持機構
のフレームの幅を狭くして小型にすることができ、フレ
ーム内に取り付ける各部品を小型にすることができるも
のであり、ひいてはコストダウンを図ることができる。
【0018】本発明において、折りたたみ扉が戸袋内に
収納されているときは、第1扉体と第2扉体との折りた
たみ状態が保持されている。この状態においては、係合
保持機構のフレームに形成した開口部から係止部材の係
止部が進入してその先端が押込みレバーに当接してお
り、押込みレバーと係合爪とが第1ばねのばね力に抗し
て第1軸を軸心として回転してフレームの後面側すなわ
ち後方へ押し込まれており、それによって押込みレバー
が後方へ倒されるとともに係合爪が上向きに起立して係
止部の係止孔に係合した状態になっている。また、扉固
定レバーはその案内溝に当接した押込みレバーによって
押圧されて、第2ばねのばね力に抗して第2軸を軸心と
して回転してフレームの前面側すなわち前方へ倒され、
それによって扉固定レバーの扉係合突起がフレーム内に
倒された状態になっている。さらに、係合保持ロッドは
第3ばねによって付勢された状態で押込みレバーの突出
基部の背面側に形成した嵌合凹部に嵌合しており、それ
によって係合爪と係止孔との係合が保持されるととも
に、押込みレバーを介して扉係合突起がフレーム内に倒
された状態が保持されている。
【0019】そして、第1扉体が第2扉体と折りたたま
れた状態で戸袋から引き出されて通路に形成された戸当
り枠に至ると、当接部材が戸当り枠の上枠側面に当接し
て第3ばねのばね力に抗してフレームの前面側へスライ
ドし、それに伴って揺動アームの下端側がフレームの後
面側へ揺動して係合保持ロッドが嵌合凹部から離脱しラ
ッチレバーの基端部背面側へスライドする。係合保持ロ
ッドが嵌合凹部から離脱すると、係合爪と押込みレバー
とが第1ばねのばね力によって第1軸を軸心として回転
して前面側へ倒されて係合爪と係止孔との係合が解除さ
れる。また、押込みレバーが前面側へ倒れることによっ
て、扉固定レバーが第2軸を軸心として回転して起立
し、扉係合突起が上方へ突出して戸当り枠の上枠下面に
形成された扉固定凹部に係合され、第1扉体が戸当り枠
に固定される。そして、係合爪と係止孔との係合が解除
されると、第1扉体と第2扉体との折りたたみ状態が解
除され、第2扉体が開かれて第2扉体によって閉鎖すべ
き通路の残り半分が閉鎖される。このとき、第1扉体が
戸当り枠に固定されているため、第2扉体が開かれると
きの回動力によって第1扉体にねじれ、ガタツキ等を生
じることが防止される。
【0020】さらに、折りたたみ扉によって閉鎖された
通路を再び開くときは、次のようにして第1扉体と第2
扉体とを折りたたんだ状態にする。まず、第2扉体を手
動によって第1扉体側に回動させて第1扉体に押し付け
ると、開口部から係止部が進入してその先端が押込みレ
バーに当接し、押込みレバーと係合爪とが第1ばねのば
ね力に抗して第1軸を軸心として回転してフレームの後
面側すなわち後方へ押し込まれ、それによって押込みレ
バーが後方へ倒されるとともに係合爪が上向きに起立し
て係止部の係止孔に係合し、また、扉固定レバーはその
案内溝に当接して摺動する押込みレバーに押圧されて、
第2ばねのばね力に抗して第2軸を軸心として回転して
フレームの前面側すなわち前方へ倒され、それによって
扉固定レバーの扉係合突起がフレーム内に倒され、扉固
定レバーと戸当り枠の下面に形成した扉固定凹部との係
合が解除され、さらに、押込みレバーの回転に伴って嵌
合凹部が下方へ移動する。この状態では、当接部材が戸
当り枠の上枠側面に当接して押圧されているので、揺動
アームの上端側がフレームの前面側に所定距離だけスラ
イドしたままの位置にあり、それに伴って係合保持ロッ
ドがフレームの後面側にスライドしたままの位置にあ
る。そこで、第2扉体を第1扉体に押し付けた状態で第
1扉体を戸袋側に回動させると、当接部材が上枠側面か
ら離なれて揺動アームの上端側がフレームの後面側にス
ライドし、それに伴って係合保持ロッドがフレームの前
面側にスライドして嵌合凹部と嵌合して係合爪と係止孔
との係合が保持され、第1扉体と第2扉体との折りたた
み状態が保持される。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、通路の戸
袋側を閉鎖すべき第1扉体と通路の中央部を閉鎖すべき
第2扉体と通路の他側壁側を閉鎖すべき第3扉体とが回
動可能に、かつ第3扉体が第2扉体に対して重ね合わさ
れるとともにその状態で第3扉体が第1扉体に対して重
ね合わされて折りたたまれるように連結され、閉鎖すべ
き通路に設けた戸当り枠に至るまではこれら扉体の折り
たたみ状態が保持され、第1扉体によって通路の戸袋側
が閉鎖されたときに第1扉体と第2扉体及び第3扉体と
の折りたたみ状態が解除され、その後に第2扉体と第3
扉体との折りたたみ状態が解除されて通路の中央部から
他側壁側までが閉鎖されるように折りたたみ扉を形成
し、前記第3扉体の第2扉体及び第1扉体と重ね合わさ
れる面にそれぞれ請求項1記載の係止部材を取り付ける
とともに、第2扉体及び第1扉体の第3扉体と重ね合わ
される面の上端に切欠部を形成してこれらにそれぞれ請
求項1記載の係合保持機構を取り付けたことを特徴とす
る。
【0022】前記構成によれば、3つ折りの折りたたみ
扉のロック装置において、係合保持機構の部品数を減ら
すことができ、しかも係合保持機構のフレームの幅を狭
くして小型にすることができ、フレーム内に取り付ける
各部品を小型にすることができる。
【0023】さらに、請求項3に記載の発明は、通路の
戸袋側を閉鎖すべき第1扉体と通路の中央部戸袋寄りを
閉鎖すべき第2扉体と通路の中央部他側壁寄りを閉鎖す
べき第3扉体と通路の他側壁側を閉鎖すべき第4扉体と
が回動可能に、かつ第4扉体が第3扉体に対して重ね合
わされ、第4扉体が第3扉体に対して重ね合わされた状
態で第4扉体が第2扉体に対して重ね合わされ、その状
態で第3扉体が第1扉体に対して重ね合わされて折りた
たまれるように連結され、閉鎖すべき通路に設けた戸当
り枠に至るまではこれら扉体の折りたたみ状態が保持さ
れ、第1扉体によって通路の戸袋側が閉鎖されたときに
第1扉体と第2扉体、第3扉体及び第4扉体との折りた
たみ状態が解除され、その後に第2扉体、第3扉体及び
第4扉体の他の扉体との折りたたみ状態が順に解除され
て通路の中央部戸袋寄りから通路の他側壁側までが閉鎖
されるように折りたたみ扉を形成し、前記第4扉体の第
3扉体及び第2扉体と重ね合わされる面、及び第3扉体
の第1扉体と重ね合わされる面にそれぞれ請求項1記載
の係止部材を取り付け、かつ第3扉体の第4扉体と重ね
合わされる面、第2扉体の第4扉体と重ね合わされる面
及び第1扉体の第3扉体と重ね合わされる面の上端に切
欠部を形成してこれらにそれぞれ請求項1記載の係合保
持機構を取り付けたことを特徴とする。
【0024】前記構成によれば、4つ折りの折りたたみ
扉のロック装置において、係合保持機構の部品数を減ら
すことができ、しかも係合保持機構のフレームの幅を狭
くして小型にすることができ、フレーム内に取り付ける
各部品を小型にすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態におけ
るロック装置を図1〜図6に基づいて説明する。
【0026】本発明の実施の形態におけるロック装置
は、例えば2つ折りの折りたたみ扉において通路の戸袋
側を閉鎖すべき扉体に取り付ける図1〜図4に示す係合
保持機構1と通路の他側壁側を閉鎖すべき扉体に取り付
ける図6に示す係止部材2とから構成される。
【0027】図1〜図6はいずれも係合保持部材1又は
係止部材2を扉体に取り付けてない状態を示す。そのう
ち、図1〜図5は係合保持機構1を示すものであって、
図1〜図4は係合保持機構1の係合時の状態を示し、図
5は係合保持機構1が係合していないときの状態を示
す。
【0028】図1〜図4において、係合保持機構1はフ
レーム10と、係止部材と係合するラッチレバー20
と、通路に形成された戸当り枠の上枠下面に形成された
扉係合凹部と係合する扉固定レバー30と、ラッチレバ
ー20と係止部材との係合を保持しかつ扉固定レバー3
0と扉固定凹部との係合解除状態を保持するための保持
部材40と、係止部材の係止部先端を当接させてラッチ
レバー20と係止部材を係合させるとともに扉固定レバ
ー30と扉係合凹部との係合を解除させるための押込み
レバー60とから構成され、これらはフレーム10内に
取り付けられている。
【0029】前記フレーム10は、両側の側板10a、
10aが背面板10bによって連結されて両側板10a
の外側間の間隔すなわちフレームの幅が所定の幅W1に
形成され、前面側が開放されるととも両側板10aの前
面側端部が略直角に折曲されてそれぞれに扉体への取付
け部10cを備えている。この取付け部10cには、フ
レーム10を扉体に取付けるための取付け孔10eが形
成されている。そして、両側板10aを前面側から所定
長さで切り込むとともに両取付け部10cを所定長さで
切り欠いて開口部10dが形成され、開口部10dは所
定の幅W2に形成されており、この開口部10dに図6
に示した係止部材が進入し得るようになっている。した
がって、係合保持機構1を取り付けるべき扉体にはこれ
を取り付けるための前記開口部10dの幅W2に見合っ
た所定幅の切欠部が形成されることになる。
【0030】前記ラッチレバー20は、先端部に係止部
の係止孔に係合する係合爪20aが形成されている。そ
して、このラッチレバー20は、係合爪20aがフレー
ム10の前面側になるように配置されてその基端部がフ
レーム10の両側板10aで支持された第1軸22に枢
支されている。第1軸22の一端側には筒状の間座22
aが外嵌され、それによってラッチレバー20の軸方向
の位置決めがされている。また、第1軸22はそれに装
着したワッシャー23によって軸抜けが防止されてい
る。さらに、第1軸22の他端側には第1ばね24が装
着され、その一端部をラッチレバー20の基端部下面に
弾接させるとともに他端部をラッチレバー20の下方に
配置された規制バー25に弾接させることによって、係
合爪20aが係止部の係止孔との係合を解除される方向
にすなわち前面側に倒れる方向に付勢されている。この
係合爪20aは前記第1ばね24のばね力に抗して第1
軸22を軸心として回転して後方へ押し込まれると、係
合爪20aが係止孔と係合された状態になる。
【0031】そして、前記押込みレバー60は、ラッチ
レバー20の基端部からフレームの前面側に斜め上向き
に突出されてラッチレバー20と一体に形成され、ラッ
チレバー20の後方に配置されている。そして、前記開
口部10dから係止部材の係止部が進入してその先端が
この押込みレバー60に当接し、この押込みレバー60
が第1ばね24のばね力に抗して第1軸22を軸心とし
て回転して後方へ押し込まれたときに、これとともにラ
ッチレバー20が後方へ押し込まれ、係合爪20aが係
止孔と係合されるようになっている。
【0032】さらに、ラッチレバー20の基端部背面は
円弧状に膨出した円弧状の膨出部20cに形成され、押
込みレバー60の突出基部背面側には前記膨出部20c
に連なって鞍状に窪んだ嵌合凹部20bが形成されてい
る。
【0033】さらに、前記扉固定レバー30は、先端部
にその基部30cから突出した扉係合突起30aが形成
されている。この扉固定レバー30は、扉係合突起30
aがフレーム10の上方へ突出するようにその基部30
cが前記第1軸22の上方に配置されフレーム10の両
側板10aで支持された第2軸31に枢支されている。
そして、第2軸31の一端側には第2ばね32が装着さ
れ、その一端部を扉係合突起30aの基部に弾接させる
とともに他端部を連結バー33に弾接させることによっ
て、扉係合突起30aが戸当り枠に形成された扉固定凹
部と係合を保持する方向にすなわちフレーム10から上
方へ突出する方向に付勢されている。そして、前記扉固
定レバー30の基部30cの前面側にはその長手方向
(軸と直交する方向)にわたって前記押込みレバー60
を当接させるための断面コ字形の案内溝30bが形成さ
れ、この案内溝30bに押込みレバー60を摺動自在に
当接させるように構成されている。押込みレバー60が
後方へ押し込まれて案内溝30に当接して扉固定レバー
30を押圧したときに、扉固定レバー30が第2ばね3
2のばね力に抗して第2軸31を軸心として回転して前
方へ倒され、扉固定突起30bと扉固定凹部との係合が
解除された状態になる。
【0034】そして、前記保持部材40は、揺動アーム
41と、プッシュピンのような当接部材50と、係合保
持ロッド52とから構成されている。揺動アーム41は
一対のアーム片41aを連結ピン46、47で連結して
形成されており、フレーム10内の後面側に配置されフ
レーム10の両側板10aで支持された第3軸43にそ
の中央部が枢支されている。第3軸43はそれに装着し
たワッシャー42によって軸抜けが防止されている。前
記一対のアーム片41aは第3軸43に装着されたワッ
シャー45によってその軸方向の位置が規制されてい
る。
【0035】さらに、前記揺動アーム41は第3軸に装
着した第3ばね44の一端部をフレーム10の背面板1
0bに弾接させるとともに他端部を連結ピン47に弾接
させることによって、その下端部がフレームの前面側へ
揺動する方向に付勢されるとともに、その上端部がフレ
ームの後面側へ揺動する方向に付勢されている。
【0036】そして、前記一対のアーム片41aの下端
側には、係合保持ロッド52がフレーム10の両側板1
0aに形成された水平長孔10f内をスライドするよう
に支持され、第3ばね44の付勢によってラッチレバー
20の基端部背面の膨出部20c側に位置される。ま
た、この係合保持ロッド52はそれに装着したワッシャ
ー53によってその軸方向の位置が規制されている。
【0037】そして、前記一対のアーム片41aの上端
側には支持軸48が設けられ、この支持軸48に当接部
材50が枢支されてフレーム10の背面板10bに形成
された貫通孔10gからフレーム10の外側へ所定の突
出量で突出し、かつ前面側へ水平方向にスライドするよ
うに取り付けられている。この当接部材50は戸当り枠
の上枠側面に当接したときにそれに押圧されてフレーム
10の前面側へ水平方向にスライドする。また、前記当
接部材50は支持軸48に装着したワッシャー49によ
ってその軸方向の位置が規制されている。
【0038】さらに、当接部材50にはねじ溝50aが
形成されていて、このねじ溝50aに長さが異なる調節
部材51を取り替えて螺着することによって突出量を変
更できるようになっている。また、ねじ溝50aに調節
部材51のねじ込み量を調節して螺着して突出量を変更
することもできる。
【0039】前記のように、前記揺動アーム41の下端
部がフレームの前面側へ揺動する方向に付勢されるとと
もに、その上端部がフレームの後面側へ揺動する方向に
付勢されていることから、当接部材50がフレーム10
の外側へスライドする方向に付勢され、一方、係合保持
ロッド52がラッチレバー20の基端部背面に形成され
た膨出部20c側へスライドする方向に付勢されている
ことになる。
【0040】この係合保持ロッド52は、押込みレバー
60が回転して後方へ押し込まれるのに伴って嵌合凹部
20bが下方へ移動したときに、第3ばね44によって
付勢された状態で嵌合凹部20b側へ水平にスライドし
て嵌合凹部20bに嵌合し、一方、当接部材50が上枠
側面に当接して第3ばね44のばね力に抗してフレーム
の前面側へスライドしたときに、嵌合凹部20bから離
脱する。
【0041】図5は、係合保持機構1が係合していない
ときの状態を示し、第1軸22に装着した第1ばね24
によって付勢されてラッチレバー20の先端部に形成さ
れた係合爪20aがフレーム10の前面側に倒されて規
制バー25に当接するとともに押込みレバー60が斜め
前方へ倒れ、扉固定レバー30が第2軸31に装着した
第2ばね32によって付勢されてフレーム10から上方
へ突出している。そして、係合保持ロッド52がラッチ
レバー20に基端部背面の膨出部20cに当接した状態
になっている。
【0042】図6は、前記係止部材2を示すものであっ
て、この係止部材2は扉体への取付け部71と取付け部
71から水平に突出した係止部72とからなるブラケッ
ト70から形成されており、取付け部71には取付け孔
71aが形成され、係止部72の先端部中央には前記ラ
ッチレバー20の係合爪20aと係合する係止孔72a
が形成されている。そして、係止部72の幅は前記開口
部10dに進入し得る所定の幅を有している。
【0043】図7〜図8は、本発明におけるロック装置
の一使用形態を示すものであって、図1〜図4に示した
係合保持機構1と図6に示した係止部材2とを2つ折り
の折りたたみ扉に適用した例である。
【0044】図7において、折りたたみ扉で閉鎖すべき
建造物の通路には戸当り枠Fが設けられ、通路の一側壁
S1側には折りたたみ扉を収納するための戸袋Rが形成
されている。
【0045】そして、折りたたみ扉は通路の戸袋側半分
を閉鎖すべき第1扉体Aと通路の他側壁S2側半分を閉
鎖すべき第2扉体Bとから形成されている。そして、第
1扉体Aは一端側が戸袋枠に回転支軸となるクローザG
1によって回動可能に支持されるとともに、他端側に第
2扉体BがクローザG2によって回動可能にかつ第1扉
体Aに対して折りたたみ可能に連結されている。これら
クローザG1、クローザG2としては、通路を閉鎖する
方向に回動力を与えるものが用いられる。
【0046】そして、第1扉体Aには、折りたたんだと
きに第2扉体Bと重ね合わされる面の幅方向略中央部の
上端に係合保持機構1を取り付けるための所定幅の切欠
部が形成され(図示せず)、この切欠部に係合保持機構
1が嵌め込まれ、その取付け部10cが第1扉体Aの表
面に図示されていないねじ等によって固定されている。
この係合保持機構1の上端は、図8に示すように、第1
扉体Aの上端と略一致するように配置されるとともに、
当接部材50が第1扉体Aの後方へ突出するように取り
付けられている。また、第2扉体Bの折りたたんだとき
に第1扉体Aと重ね合わされる面の幅方向略中央部には
係止部材2であるブラケット70がその取付け部71を
図示されていないねじ等で固定して取り付けられてい
る。
【0047】この折りたたみ扉は、図7(a)に示すよ
うに、戸袋Rに収納されているときには、第1扉体Aと
第2扉体Bとが折りたたみ状態を保持して第1扉体Aが
通路側に、第2扉体Bが戸袋Rの壁面側に配置され、第
2扉体Bが電磁レリーズLに吸着されている。電磁レリ
ーズLに火災報知器などから信号が送られると、第2扉
体Bの電磁レリーズLへの吸着が解除され、第1扉体A
と第2扉体Bが折りたたみ状態を保持しながら回動して
通路側に向けて引き出され、図7(b)に示すように戸
当り枠Fまで回動する。
【0048】その間は折りたたみ状態を保持するため
に、図8(a)に示すように、第1扉体Aに取り付けた
係合保持機構1と第2扉体Bに取り付けた係止部材2と
が係合している。すなわち、係合保持機構1のフレーム
10に形成した開口部10dから係止部材2であるブラ
ケット70の係止部72が進入してその先端が押込みレ
バー60に当接し、押込みレバー60とラッチレバー2
0の係合爪20aとが第1ばね24のばね力に抗して第
1軸22を軸心として回転して後方へ押し込まれ、それ
によって押込みレバー60が後方へ倒されるとともに係
合爪20aが上向きに起立してブラケット70の係止孔
72aに係合している。それとともに、押込みレバー6
0が後方へ押し込まれるときに、扉固定レバー30に形
成された案内溝30bを摺動して後方へ押し込まれ、そ
れに伴って扉固定レバー30が前記第2ばね32のばね
力に抗して第2軸31を軸心として回転して前方へ倒
れ、それによって扉係合突起30aがフレーム10内に
倒されている。また、押込みレバー60が後方へ押し込
まれたことによって嵌合凹部20bが下方へ移動してお
り、これに係合保持ロッド52が第3ばね44によって
付勢された状態で嵌合している。それによって係合爪2
0aと係止孔72との係合が保持されるとともに、押込
みレバー60を介して扉係合突起30aがフレーム10
内に倒された状態が保持されている。
【0049】次いで、第1扉体Aと第2扉体Bとが折り
たたみ状態を保持して回動し、図7(b)に示すよう
に、第1扉体Aが閉鎖すべき通路の戸当り枠Fに至る
と、第1扉体Aによって通路の半分が閉鎖される。この
とき、図8(b)に示すように、当接部材50が戸当り
枠の上枠側面F1に当接し、前記第3ばね44のばね力
に抗して第1扉体Aと上枠側面F1との間隔に応じて所
定距離だけフレーム10の前面側へスライドする。それ
に伴って揺動アーム41の下端側がフレーム10の後面
側へ揺動して係合保持ロッド52が嵌合凹部20bから
離脱し、嵌合凹部20bから離脱した係合保持ロッド5
2は前記水平長孔10f内を当接部材50のスライド距
離に見合った所定距離だけフレーム10の後面側へスラ
イドする。係合保持ロッド52が嵌合凹部20bから離
脱すると、係合爪20aと押込みレバー60とが第1ば
ね24のばね力によってフレーム10の前面側へ倒さ
れ、係合爪20aと係止孔72aとの係合が解除され
る。また、押込みレバー60が前面側へ倒されることに
よって、押込みレバー60による扉固定レバー30への
押圧が解かれ、扉固定レバー30が第2ばね32の付勢
によって第2軸31を軸心として回転して起立し、扉係
合突起30aが上方へ突出して戸当り枠Fの上枠下面に
形成された扉固定凹部Hに係合され、第1扉体Aが戸当
り枠Fに固定される。前記のようにして、係合爪20a
と係止孔72aとの係合が解除されると、第1扉体Aと
第2扉体Bとの折りたたみ状態が解除され、クローザG
2の回動力によって第2扉体Bが開かれ、図7(c)に
示すように、通路の残り半分が閉鎖される。このとき、
第1扉体Aが戸当り枠Fに固定されているため、第2扉
体Bが開かれるときの回動力によって第1扉体Aにねじ
れ、ガタツキ等を生じることが防止される。
【0050】さらに、前記折りたたみ扉によって閉鎖さ
れた通路を再び開くときは、まず、第2扉体Bを手動に
よって第1扉体A側に回動させて第1扉体Aに押し付け
る。第2扉体Bを第1扉体Aに押し付けると、開口部1
0eから係止部72が進入してその先端が押込みレバー
60に当接し、押込みレバー60と係合爪20aとが第
1ばね24のばね力に抗して第1軸22を軸心として回
転してフレーム10の後面側すなわち後方へ押し込まれ
る。それによって押込みレバー60が後方へ倒されると
ともに係合爪20aが上向きに起立して係止部72の係
止孔72aに係合する。また、扉固定レバー30はその
案内溝30bに当接して摺動する押込みレバー60に押
圧されて、第2ばね32のばね力に抗して第2軸31を
軸心として回転してフレーム10の前面側すなわち前方
へ倒され、それによって扉固定レバー30の扉係合突起
30aがフレーム10内に倒され、扉固定レバー30と
戸当り枠の下面に形成した扉固定凹部Hとの係合が解除
され、さらに、押込みレバー60の回転に伴って嵌合凹
部20bが下方へ移動する。この状態では、当接部材5
0が戸当り枠の上枠側面F1に当接して押圧されている
ので、揺動アーム41の上端側がフレーム10の前面側
に所定距離だけスライドしたままの位置にあり、それに
伴って係合保持ロッド52がフレーム10の後面側に所
定距離だけスライドしたままの位置にある。そこで、第
2扉体Bを第1扉体Aに押し付けた状態で第1扉体Aを
戸袋側に回動させると、当接部材50が上枠側面F1か
ら離なれて揺動アーム41の上端側がフレーム10の後
面側にスライドし、それに伴って係合保持ロッド52が
フレーム10の前面側にスライドして嵌合凹部20bと
嵌合して係合爪20aと係止孔72aとの係合が保持さ
れ、第1扉体Aと第2扉体Bとの折りたたみ状態が保持
される。
【0051】前記構成によれば、ラッチレバー20と押
込みレバー60とを一体に形成するとともに押込みレバ
ー60を介してラッチレバー20と扉固定レバー30が
連動するようにしたので、扉固定レバー30を個別に作
動させるための部品を省略することができ、係合保持機
構1の部品数を減らすことができる。しかも、扉固定レ
バー30とラッチレバー20とをフレーム10内に上下
に配置して係合保持機構1を形成したので、係合保持機
構1のフレーム10の幅W1を狭くして小型にすること
ができ、フレーム10内に取り付ける各部品を小型にす
ることができる。また、係合保持ロッド52をフレーム
10に形成した水平長孔10fに沿ってスライドするよ
うにしたので、係合保持ロッド52のスライド距離が規
制され、第1扉体Aと戸当り枠の上枠側面F1との間隔
が異なる場合でもその間隔が所定の範囲内であれば、係
合保持ロッド52と嵌合凹部20bとの係合を確実に行
うことができる。さらに、当接部材50にねじ溝50a
を形成して当接部材50の突出量を変更できるようにし
たので、厚さが異なる複数の折りたたみ扉にも対応する
ことができる。
【0052】前記実施の形態において、当接部材50又
は調節部材51の先端部にゴム又は軟質プラスチックな
どの軟質材料からなるキャップを被せると、戸当り枠の
上枠側面F1に傷が付かないようにすることができる。
【0053】図9は、本発明におけるロック装置の第2
の使用形態を示すものであって、図1〜図4に示した係
合保持機構1と図6に示した係止部材2とを3つ折りの
折りたたみ扉に適用した例である。なお、図7と同様の
機能を有するものについては、符号のみを付してその説
明は省略する。
【0054】図9において、折りたたみ扉は、通路の戸
袋側を閉鎖すべき第1扉体Aと通路の中央部を閉鎖すべ
き第2扉体Bと通路の他側壁側を閉鎖すべき第3扉体C
とから構成される。そして、第1扉体Aは一端側が戸袋
枠に回転支軸となるクローザG1によって回動可能に支
持され、第1扉体Aと第2扉体BとがクローザG3によ
って連結され、第2扉体Bと第3扉体CとがクローザG
2によって連結され、第3扉体Cが第2扉体Bに対して
重ね合わされ、第3扉体Cと第2扉体Bとが重ね合わさ
れた状態で第3扉体Cが第1扉体Aに対して重ね合わさ
れて折りたたまれるように構成されている。そして、第
1扉体Aと第2扉体Bとを連結するクローザG3として
はクローザG2よりも回動半径の大きなクローザが用い
られ、さらに、回動時における第3扉体CとクローザG
3との干渉を避けるために第3扉体Cの幅すなわち通路
方向の長さを第1扉体A及び第2扉体Cのそれよりも短
くしたものである。そして、第3扉体Cの両面に図6に
示す係止部材2が取り付けられ、第1扉体A及び第2扉
体Bの第3扉体Cと重ね合わされる面の幅方向略中央部
の上端にはそれぞれ切欠部が形成され(図示せず)、こ
れらの切欠部にはそれぞれ図1〜4に示す係合保持機構
1が取り付けられている。
【0055】そして、戸当り枠Fの上枠には第1扉体A
と第2扉体Bを固定するための2つの扉固定凹部Hが形
成されている。この折りたたみ扉は、戸袋Rに収納され
ているときには、図9(a)に示すように、第1扉体
A、第2扉体B及び第3扉体Cが相互に折りたたまれ、
第1扉体Aが通路側に、第2扉体Bが戸袋Rの壁面側
に、第3扉体Cがその間に配置され、第2扉体Bが電磁
レリーズLに吸着されている。電磁レリーズLに火災報
知器などから信号が送られると、第2扉体Bの電磁レリ
ーズLへの吸着が解除され、前記扉体A、B、Cが折り
たたみ状態を保持しながら回動して通路側に向けて引き
出される。
【0056】次いで、図9(b)に示すように、第1扉
体Aが通路に形成した戸当り枠Fに至ると、第1扉体A
によって通路の戸袋側が閉鎖される。このとき、第1扉
体Aが戸当り枠Fの上枠に形成された扉固定凹部Hに固
定されるとともに第1扉体Aと第3扉体C及び第2扉体
Bとの折りたたみ状態が解除される。
【0057】そして、第1扉体Aと第3扉体C及び第2
扉体Bとの折りたたみ状態が解除されると、図9(c)
に示すように、第2扉体Bと第3扉体Cとが折りたたみ
状態を保持したまま回動して第2扉体Bが戸当り枠Fに
至り、第2扉体Bによって通路の中央部が閉鎖される。
このとき、第2扉体Bが戸当り枠Fの上枠に形成された
扉固定凹部Hに固定されるとともに第2扉体Bと第3扉
体Cとの折りたたみ状態が解除される。
【0058】そして、第2扉体Bと第3扉体Cとの折り
たたみ状態が解除されると、図9(d)に示すように、
第3扉体Cが回動して戸当り枠Fに至り、通路の他側壁
S2側が第3扉体Cによって閉鎖される。
【0059】この使用形態においては、図7に示した折
りたたみ扉における係合保持機構1と係止部材2との作
動状況を示す図8と同様の動作が行われる。前記構成に
よれば、3つ折りの折りたたみ扉において、図7に示し
た使用形態と同様の効果が得られる。
【0060】本発明のロック装置は、前記2つ又は3つ
折りの折りたたみ扉の他、4つ折り以上の折りたたみ扉
に使用することができる。次に、4つ折りの折りたたみ
扉について説明する。
【0061】4つ折りの折りたたみ扉は、通路の戸袋側
を閉鎖すべき第1扉体と通路の中央部戸袋寄りを閉鎖す
べき第2扉体と通路の中央部他側壁寄りを閉鎖すべき第
3扉体と通路の他側壁側を閉鎖すべき第4扉体とから構
成される。そして、第4扉体が第3扉体に対して重ね合
わされ、第4扉体が第3扉体に対して重ね合わされた状
態で第4扉体が第2扉体に対して重ね合わされ、その状
態で第3扉体が第1扉体に対して重ね合わされて折りた
たまれるように、それぞれの扉体をクローザによって回
動可能に連結する。
【0062】そして、第3扉体と第2扉体とを、第4扉
体と第3扉体とを連結するクローザよりも回動半径が大
きなクローザで連結するとともに、第2扉体と第1扉体
とを、第3扉体と第2扉体とを連結するクローザよりも
回動半径が大きなクローザで連結し、かつ、扉体の回動
時における干渉を避けるために、第4扉体の幅すなわち
通路方向の長さを第1扉体及び第2扉体のそれよりも短
くし、さらに第3扉体の幅を第4扉体のそれよりも短く
してある。
【0063】そして、第4扉体の第3扉体及び第2扉体
と重ね合わされる面にそれぞれ図6に示す係止部材が取
り付けられるとともに、第3扉体の第1扉体と重ね合わ
される面に前記係止部材が取り付けられる。また、第3
扉体の第4扉体と重ね合わされる面、第2扉体の第4扉
体と重ね合わされる面及び第1扉体の第3扉体と重ね合
わされる面の幅方向中央部の上端にはそれぞれ切欠部が
形成され、これらの切欠部にはそれぞれ図1〜図4に示
す係合保持機構が取り付けられる。
【0064】この折りたたみ扉においては、第1扉体が
戸当り枠に回動して通路の戸袋側が閉鎖されるまでは各
扉体の折りたたみ状態が保持される。そして、第1扉体
によって通路の戸袋側が閉鎖されたときに第1扉体と第
2扉体、第3扉体及び第4扉体との折りたたみ状態が解
除され、第2扉体が第3扉体及び第4扉体と折りたたま
れた状態で回動して第2扉体によって通路の中央部戸袋
寄りが閉鎖される。次いで第2扉体と第3扉体及び第4
扉体との折りたたみ状態が解除され、第3扉体が第4扉
体と折りたたまれた状態で回動して通路の中央部他端壁
寄りが閉鎖され、最後に第4扉体と第3扉体との折りた
たみ状態が解除されて第4扉体によって通路の他端壁側
が閉鎖される。
【0065】この使用形態においては、図7に示した折
りたたみ扉における係合保持機構1と係止部材2との作
動状況を示す図8と同様の動作が行われる。前記構成に
よれば、4つ折りの折りたたみ扉において、図7に示し
た使用形態と同様の効果が得られる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、係
合保持機構の部品数を減らすことができ、しかも、係合
保持機構のフレームの幅を狭くして小型にすることがで
き、フレーム内に取り付ける各部品を小型にすることが
できるものであり、ひいてはコストダウンを図ることが
できる。
【0067】また、請求項2の発明によれば、3つ折り
の折りたたみ扉のロック装置において、係合保持機構の
部品数を減らすことができ、しかも係合保持機構のフレ
ームの幅を狭くして小型にすることができ、フレーム内
に取り付ける各部品を小型にすることができる。
【0068】さらに、請求項3の発明によれば、4つ折
りの折りたたみ扉のロック装置において、係合保持機構
の部品数を減らすことができ、しかも係合保持機構のフ
レームの幅を狭くして小型にすることができ、フレーム
内に取り付ける各部品を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における係合保持機構
を示す上面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1のA−A線矢視図である。
【図4】 図1のB−B線矢視図である。
【図5】 図1の他の状態を示すA−A線矢視図であ
る。
【図6】 本発明の一実施の形態における係止部材を示
す斜視図である。
【図7】 本発明のロック装置の一使用形態を示す説明
図である。
【図8】 図7におけるロック装置の作動状態を示す断
面図である。
【図9】 本発明のロック装置の他の使用形態を示す説
明図である。
【図10】 従来の係合保持機構の一例を示す正面図で
ある。
【図11】 図10の上面図である。
【図12】 図11のB−B線矢視図である。
【図13】 図11のA−A線矢視図である。
【図14】 従来の係止部材の一例を示す斜視図であ
る。
【図15】 従来のロック装置の作動状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 係合保持機構 2 係止部材 10 フレーム 10a 側板 10b 背面板 10c 取付け部 10d 開口部 10e 取付け孔 10f 水平長孔 10g 貫通孔 20 ラッチレバー 20a 係合爪 20b 嵌合凹部 20c 膨出部 22 第1軸 23 ワッシャー 24 第1ばね 25 規制バー 30 扉固定レバー 30a 扉係合突起 30b 案内溝 30c 基部 31 第2軸 32 第2ばね 33 連結バー 40 保持部材 41 揺動アーム 41a アーム片 42 ワッシャー 43 第3軸 44 第3ばね 45 ワッシャー 46、47 連結ピン 48 支持軸 49 ワッシャー 50 当接部材 50a ねじ溝 51 調節部材 52 係合保持ロッド 53 ワッシャー 60 押込みレバー 70 ブラケット 71 取付け部 71a 取付け孔 72 係止部 72a 係止孔 A 第1扉体 B 第2扉体 C 第3扉体 F 戸当り枠 F1 上枠側面 G1、G2、G3 クローザ H 扉固定凹部 L 電磁レリーズ R 戸袋 W1 フレームの幅 W2 開口部の幅 101 係合保持機構 102 係止部材 110 フレーム 110a 側板 110b 上板 110e 取付け孔 110f 貫通孔 120 ラッチレバー 120b レバー片 121 ナット 122 ボルト 123 連結ピン 123a 連結ピンの大径部 124 第1軸 125 第2軸 126 第1ばね 130 押倒しレバー 130a 押倒しレバーの上部後端部 131 当接部材 131a 切欠 140 扉固定レバー 141 支持軸 142 押倒しレバー 142a 支持部 143 ナット 144 ボルト 145 第2ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通路の戸袋側を閉鎖すべき第1扉体と通路
    の他側壁側を閉鎖すべき第2扉体とが回動可能にかつ折
    りたたみ可能に連結され、閉鎖すべき通路に設けた戸当
    り枠に至るまでは第1扉体と第2扉体との折りたたみ状
    態が保持され、第1扉体によって通路の戸袋側が閉鎖さ
    れたときに第1扉体と第2扉体との折りたたみ状態が解
    除され、第1扉体との折りたたみ状態が解除された第2
    扉体によって通路の他側壁側が閉鎖されるように折りた
    たみ扉を形成し、第1扉体と第2扉体とを折りたたんだ
    ときに第2扉体の第1扉と重ね合わされる面に係止部材
    を取り付けるとともに、第1扉体の第2扉体と重ね合わ
    される面の上端に切欠部を形成してこれに前記係止部材
    と係脱し得るとともに戸当り枠の上枠下面に形成された
    扉固定凹部と係脱し得る係合保持機構を取り付けた折り
    たたみ扉のロック装置であって、 前記係止部材を、扉体に取り付けるための取付け部とこ
    の取付け部から水平に突出しかつ先端部に係止孔が形成
    された係止部とから形成し、 前記係合保持機構を、前記係止部材と係合するラッチレ
    バーと、前記扉固定凹部と係合する扉固定レバーと、前
    記係止部材の係止部先端を当接させてラッチレバーと係
    止部材とを係合させるとともに扉固定レバーと扉固定凹
    部との係合を解除させるための押込みレバーと、前記ラ
    ッチレバーと係止部材との係合を保持しかつ扉固定レバ
    ーと扉固定凹部との係合解除状態を保持するための保持
    部材とから形成するとともに、これらを係止部材の係止
    部が進入し得る開口部を前面側に有するとともに扉体へ
    の取付け部を備えたフレーム内に取り付けてなり、 前記ラッチレバーの先端部に係止部の係止孔に係合する
    ための係合爪を形成し、このラッチレバーを係合爪がフ
    レームの前面側になるように配置してその基端部をフレ
    ーム内の前面側に設けた第1軸で枢支するとともに第1
    軸に装着した第1ばねによって係止部の係止孔との係合
    が解除される方向へ付勢し、 前記押込みレバーに係止部材の係止部先端が当接して押
    込みレバーがフレームの後面側へ押し込まれたときにこ
    れとともに係合爪が後面側へ押し込まれて係止孔と係合
    するように、前記押込みレバーをラッチレバーの基端部
    から上向きに突出させてラッチレバーと一体に形成し、 前記扉固定レバーの先端部にその基部から突出した扉固
    定突起を形成し、この扉固定レバーを扉固定突起がフレ
    ームの上方へ突出するようにその基部を前記第1軸の上
    方に設けた第2軸で枢支するとともに第2軸に装着した
    第2ばねによって扉係合凹部との係合が保持される方向
    へ付勢し、 前記扉固定レバーの基部前面側に押込みレバーを当接さ
    せて扉固定突起と扉固定凹部との係合を解除させるため
    の案内溝を形成するとともに、この案内溝に押込みレバ
    ーを摺動自在に当接させ、 前記押込みレバーの突出基部の背面側に嵌合凹部を形成
    し、 かつ、前記保持部材を、前記嵌合凹部に嵌合離脱する係
    合保持ロッドと、前記戸当り枠の上枠側面に当接して係
    合保持ロッドを嵌合凹部から離脱させるための当接部材
    と、これらを支持するための揺動アームとから形成し、 前記揺動アームをフレーム内の後面側に設けた第3軸で
    その中央部を枢支し、第3軸に装着した第3ばねによっ
    て揺動アームの下端側をフレームの前面側へ揺動する方
    向へ付勢するとともに上端側をフレームの後面側に揺動
    する方向に付勢し、 前記揺動アームの下端側に係合保持ロッドを水平方向に
    スライドするように支持するとともに、この係合保持ロ
    ッドを第3ばねの付勢によってラッチレバーの基端部背
    面側に位置させ、揺動アームの上端側に当接部材を水平
    方向にスライドするように支持するとともに、この当接
    部材をフレームの後面側から外側へ突出させ、 前記押込みレバーが後面側へ押し込まれたときに係合保
    持ロッドが第3ばねによって付勢された状態で嵌合凹部
    に嵌合し、当接部材が上枠側面に当接して第3ばねのば
    ね力に抗して前面側にスライドしたときに係合保持ロッ
    ドが後面側にスライドして嵌合凹部から離脱するように
    なしたことを特徴とする折りたたみ扉のロック装置。
  2. 【請求項2】通路の戸袋側を閉鎖すべき第1扉体と通路
    の中央部を閉鎖すべき第2扉体と通路の他側壁側を閉鎖
    すべき第3扉体とが回動可能に、かつ第3扉体が第2扉
    体に対して重ね合わされるとともにその状態で第3扉体
    が第1扉体に対して重ね合わされて折りたたまれるよう
    に連結され、閉鎖すべき通路に設けた戸当り枠に至るま
    ではこれら扉体の折りたたみ状態が保持され、第1扉体
    によって通路の戸袋側が閉鎖されたときに第1扉体と第
    2扉体及び第3扉体との折りたたみ状態が解除され、そ
    の後に第2扉体と第3扉体との折りたたみ状態が解除さ
    れて通路の中央部から他側壁側までが閉鎖されるように
    折りたたみ扉を形成し、前記第3扉体の第2扉体及び第
    1扉体と重ね合わされる面にそれぞれ請求項1記載の係
    止部材を取り付けるとともに、第2扉体及び第1扉体の
    第3扉体と重ね合わされる面の上端に切欠部を形成して
    これらにそれぞれ請求項1記載の係合保持機構を取り付
    けたことを特徴とする折りたたみ扉のロック装置。
  3. 【請求項3】通路の戸袋側を閉鎖すべき第1扉体と通路
    の中央部戸袋寄りを閉鎖すべき第2扉体と通路の中央部
    他側壁寄りを閉鎖すべき第3扉体と通路の他側壁側を閉
    鎖すべき第4扉体とが回動可能に、かつ第4扉体が第3
    扉体に対して重ね合わされ、第4扉体が第3扉体に対し
    て重ね合わされた状態で第4扉体が第2扉体に対して重
    ね合わされ、その状態で第3扉体が第1扉体に対して重
    ね合わされて折りたたまれるように連結され、閉鎖すべ
    き通路に設けた戸当り枠に至るまではこれら扉体の折り
    たたみ状態が保持され、第1扉体によって通路の戸袋側
    が閉鎖されたときに第1扉体と第2扉体、第3扉体及び
    第4扉体との折りたたみ状態が解除され、その後に第2
    扉体、第3扉体及び第4扉体の他の扉体との折りたたみ
    状態が順に解除されて通路の中央部戸袋寄りから通路の
    他側壁側までが閉鎖されるように折りたたみ扉を形成
    し、前記第4扉体の第3扉体及び第2扉体と重ね合わさ
    れる面、及び第3扉体の第1扉体と重ね合わされる面に
    それぞれ請求項1記載の係止部材を取り付け、かつ第3
    扉体の第4扉体と重ね合わされる面、第2扉体の第4扉
    体と重ね合わされる面及び第1扉体の第3扉体と重ね合
    わされる面の上端に切欠部を形成してこれらにそれぞれ
    請求項1記載の係合保持機構を取り付けたことを特徴と
    する折りたたみ扉のロック装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163655A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 ▲章▼州▲優▼耐徳工▲業▼有限公司 ラッチ装置及びラッチ装置付き家具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163655A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 ▲章▼州▲優▼耐徳工▲業▼有限公司 ラッチ装置及びラッチ装置付き家具

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