JP2001140526A - ドアガード - Google Patents

ドアガード

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JP2001140526A
JP2001140526A JP32871199A JP32871199A JP2001140526A JP 2001140526 A JP2001140526 A JP 2001140526A JP 32871199 A JP32871199 A JP 32871199A JP 32871199 A JP32871199 A JP 32871199A JP 2001140526 A JP2001140526 A JP 2001140526A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服の引っ掛かりを防ぐために、掛止ピンを
使用位置から不使用位置へと揺動変位できる形態のドア
ガードにおいて、掛止ピンを使用位置において屋内外の
いずれの側へも揺動不能にロック保持して、ドアを換気
位置において確実に開放保持できるようにする。 【解決手段】 ドア1に装着した牽制アーム3と、ドア
枠2に設けたアーム受具5とからなる。アーム受具5は
掛止ピン13とピン台14を有する。掛止ピン13の支
軸部16をピン台14の軸受溝24で回動可能にしかも
溝に沿ってスライド可能に軸支する。掛止ピン13とピ
ン台14とに、使用位置において互いに係合して掛止ピ
ン13の揺動を阻止する突起21と凹部26を設け、こ
れら両者が係合する向きに支軸部16をばね15でスラ
イド付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドアを換気可能
に開放保持できるドアガード、とくに牽制アームと係合
するアーム受具の掛止ピンが、衣服等の引っ掛かりを防
ぐために、使用位置と不使用位置とに揺動変位可能に軸
支してある形態のドアガードに関する。
【0002】
【従来の技術】ドアを換気位置において開放保持できる
ドアガードは、例えば実公平5−29329号公報や登
録実用新案第3018192号公報に公知である。いず
れも牽制アームのスライド溝の奥端に掛止ピンを捕捉係
合するロック体が設けてある。衣服等の引っ掛かりを防
ぐために、掛止ピンを使用位置と不使用位置とに揺動可
能に軸支するアーム受具は、登録実用新案第30106
76号公報や、特開平8−53971号公報等に公知で
ある。掛止ピンと、掛止ピンを軸支するピン台との間に
は、掛止ピンを使用および不使用の各位置において位置
保持するためのクリック機構が設けてある。同様に、牽
制アームも待機位置と牽制位置の各位置において、クリ
ック機構で位置保持できるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】牽制アームを突っ支い
棒に利用して、ドアを換気位置に開放保持するドアガー
ドの殆どは、掛止ピンを揺動不能に構成する。換気開放
状態のドアに誤ってぶつかったような場合に、掛止ピン
が不使用位置側へ傾動するのを避け、換気状態を確実に
維持するためである。しかし、この種の掛止ピンは、ド
アを閉じた状態においてドア枠の内面に突出するので、
衣服を引っ掛けるおそれがある。
【0004】掛止ピンを使用位置と不使用位置とに揺動
変位できるアーム受具は、掛止ピンをばねを用いたクリ
ック機構で各位置において位置保持しているに過ぎな
い。そのため、ドアを開放した状態において、掛止ピン
とドアとの間に板ばね状の解錠具を取り付けてドアを閉
じると、掛止ピンを不使用位置へ切り換えることがで
き、防犯上問題がある。
【0005】使用位置において掛止ピンを揺動不能に固
定保持することは不可能ではないが、そのために新たに
部品を追加すると、その分だけアーム受具のコストが嵩
んでしまう。クリックばねとして板ばねを用いるアーム
受具においては、板ばねをビスでホルダーに止め付ける
ので、アーム受具の構成部品点数が増え、さらに掛止ピ
ンを軸支するホルダーや板ばねの加工に多くの手間が不
可欠であるため、アーク受具の製造コストが高く付いて
しまう不利もある。
【0006】この発明の目的は、衣服等の引っ掛かりを
防ぐために、掛止ピンが使用位置と不使用位置とに揺動
可能に軸支してあるドアガードでありながら、ドアを換
気開放する場合には、掛止ピンを使用位置において揺動
不能に係合保持できるドアガードを提供することにあ
る。この発明の他の目的は、掛止ピンを使用位置と不使
用位置において位置保持するためのクリック機構と、掛
止ピンを使用位置において揺動不能に係合保持するロッ
ク機構とを備えていながら、部品点数を最小限化して、
その分だけ製造コストが少なくて済むドアガードを提供
することにある。この発明の他の目的は、使用位置と不
使用位置とに揺動変位できる掛止ピンを備えていなが
ら、掛止ピンが不正に不使用位置側へ切り換え操作され
るのを確実に防止でき、従って防犯効果に優れたドアガ
ードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のドアガード
は、ドア1とドア枠2との間に設けられて、ドア1の開
放量を出入り不能な開量に規制し、かつドア1を換気可
能に開放保持できる牽制アーム3とアーム受具5とを備
えている。アーム受具5は、牽制アーム3のスライド溝
8と係合する掛止ピン13と、掛止ピン13を支持する
ピン台14とを備えている。掛止ピン13は、ピン台1
4で軸支される支軸部16とピン台14の外面に突出す
る掛止軸部17とを一体に備えていて、掛止軸部17が
スライド溝8と交差する使用位置と、使用位置から所定
角度揺動してスライド溝8の外へ退避する不使用位置と
の間を揺動できる。使用位置において、互いに凹凸係合
して掛止ピン13が不使用位置へ揺動するのを規制する
突起21と凹部26とを、掛止ピン13とピン台14と
の間に設ける。掛止ピン13の支軸部16は、ピン台1
4に設けた軸受溝24で回動可能に、かつ突起21と凹
部26とが係脱できる向きへスライド可能に軸支され
て、ばね15で突起21と凹部26とが係合する向きに
移動付勢してある。
【0008】具体的には、掛止ピン13の支軸部16の
周面と、ピン台14の軸受溝24の内奥面とのそれぞれ
に、互いに面接合して掛止ピン13を使用位置および不
使用位置においてそれぞれ位置保持するクリック面18
・28を設ける。支軸部16を移動付勢するばね15
を、クリック面18・28どうしを接合保持するクリッ
クばね29で兼ねて部品数の増加を避ける。
【0009】掛止ピン13の掛止軸部17の突出基端に
揺動規制用の突起21を一体に設け、ピン台14に設け
た掛止軸部17用の逃げ溝23の内面に突起21を受け
入れる凹部26を一体に凹み形成する。
【0010】牽制アーム3のスライド溝8の奥端に、掛
止ピン13の掛止軸部17の周面に接当して、ドア1を
換気可能に開放保持するロック体10を設ける。牽制ア
ーム3は、ブラケット4で揺動可能に軸支されて、両者
3・4間に設けたクリック機構で、待機位置と牽制位置
において位置保持できるように構成する。
【0011】掛止ピン13はピン台14で、使用位置か
ら不使用位置を経由して、180度反転揺動した第2の
不使用位置へ揺動可能に軸支する。
【0012】ピン台14の中央に設けた逃げ溝23の対
向内面に、掛止ピン13の支軸部16を軸支する一対の
軸受溝24と、支軸部突端のばね掛軸19を受け入れる
一対のガイド溝25とを、軸受溝24の内奥から遠ざか
る向きへ鋳抜き形成する。ガイド溝25に面して設けた
開口30内に、支軸部16を移動付勢する捻りコイル形
のばね15を組み込む。
【0013】
【作用および発明の効果】掛止ピン13の支軸部16を
ピン台14に設けた軸受溝24で回動可能にしかも、突
起21と凹部26とが係脱できる向きへスライド可能に
軸支し、使用位置に揺動した掛止ピン13を、突起21
と凹部26が互いに係合することによって、揺動不能な
状態に保持できるようにした。従って、この発明のドア
ガードによれば、換気開放状態のドア1に誤ってぶつか
った場合にも、掛止ピン13が不使用位置側へ揺動する
のを防止して、ドア1を確実に開放状態に維持できる。
また、ドア1を閉じ操作した後、掛止ピン13をばね1
5の付勢力に抗しながら、押し込み操作し、突起21と
凹部26との係合を解除した状態で掛止ピン13を揺動
操作すると、掛止ピン13を不使用位置に切り換えて、
衣服の引っ掛かりを防ぐことができる。
【0014】上記のように、掛止ピン13は掛止軸部1
7の軸中心に沿って押し込み操作したうえで、支軸部1
6を中心にして揺動操作すると、不使用位置へ切り換え
ることができる。しかし、牽制アーム3が掛止ピン13
と係合している状態では、牽制アーム3が邪魔になって
掛止ピン13を押し込み操作できない。従って、牽制ア
ーム3で規定されたドア隙間から手を差し込んで掛止ピ
ン13を切り換え操作できないのはもちろんのこと、何
等かの器具や治具を用いたとしても、掛止ピン13が屋
外側から切り換え操作されるのを確実に阻止して、ドア
ガードの防犯機能を向上できる。
【0015】掛止ピン13の支軸部16と、ピン台14
の軸受溝24の内奥面とのそれぞれに、互いに接合して
掛止ピン13を使用位置と不使用位置において位置保持
するクリック面18・28を設け、支軸部16を移動付
勢するためのばね15を、クリックばね29として利用
したアーム受具5によれば、クリック機構とロック機構
とを備えているアーム受具5であるにもかかわらず、そ
の構成部品点数を最小限化して、ドアガードの製造に要
するコストを減らすことができる。
【0016】掛止ピン13を使用位置に位置保持するた
めの突起21と凹部26とは、掛止ピン13と逃げ溝2
3とのいずれの側にでも設けることができる。しかし、
突起21を掛止ピン13に、凹部26を逃げ溝23にそ
れぞれ設けると、逆の形態を採る場合に比べて、掛止ピ
ン13とピン台14の加工を容易化でき、両者の加工に
要するコストを削減することができる。掛止ピン13の
剛性を強化できる点でも有利である。
【0017】牽制アーム3に設けたロック体10を掛止
ピン13に接当係合させて、ドア1を換気状態に開放保
持するドアガードによれば、ドア1を閉じ位置から単に
開き操作するだけで、ロック体10を掛止ピン13に接
当係合させてドア1を開放保持できるうえ、ロック体1
0の弾性に抗してドア1を閉じ操作するだけで、ロック
体10と掛止ピン13との接当係合を解除できる。つま
り、ロック体10を切り換える必要もなくドア1を開放
保持し、あるいは閉じ操作できる。
【0018】掛止ピン13を使用位置から180度反転
した第2の不使用位置へ揺動可能に軸支したアーム受具
5によれば、ドアガードを外開きドア以外に、内開きド
アや親子ドアにも適用できるうえ、左右の勝手違いにも
対応できるので、1種のアーム受具5を用意しておくだ
けで、全てのドア構造に適用できる汎用性に優れたドア
ガードを得ることができる。
【0019】ピン台14に軸受溝24とガイド溝25と
を鋳抜き形成し、ガイド溝25に面して鋳抜き形成した
開口30内に、支軸部16を移動付勢するためのばね1
5を組み込んだアーム受具5によれば、掛止ピン13の
支軸部16を軸受溝24に組み付けた後、ピン台14の
締結面の側からばね15を組むだけでアーム受具5を完
成できるので、組み立てに要する手間を減らすことがで
きる。さらに、ばね15を掛止ピン13の抜け止め体と
して利用するので、その分だけアーム受具5の構造を簡
素化して、製造コストを節約できる。
【0020】
【実施例】図1ないし図9はこの発明に係るドアガード
を外開きドアに適用した実施例を示す。図2において、
符号1は一側端が揺動自在に支持してあるドア、2はそ
のドア枠である。ドアガードはドア1の側に装着される
牽制アーム3と、牽制アーム3を支持するブラケット4
と、ドア枠2側に装着されるアーム受具5とからなる。
【0021】図3において、ブラケット4はビスで締結
される座板6の片面に、上下一対の軸受部7を立設した
ダイキャスト成形品からなる。牽制アーム3はアーム本
体3Aと外装体3Bとからなり、前者はステンレス板材
製のプレス成形品で、後者はプラスチック成形品で形成
してある。アーム本体3Aと外装体3BとはそれぞれU
字枠状に形成されており、外装体3Bをアーム本体3A
に外嵌装着することにより一体化される。U字枠部の間
に、後述する掛止ピン13と相対スライドするスライド
溝8を設け、その開口端の側にスライド溝8より広幅の
溝始端9を設ける。スライド溝8の奥端寄りには、掛止
ピン13を係合保持する一対のロック体10が、外装体
3Bと一体に形成してある。ロック体10は弾性変形し
て掛止ピン13の通過を許す。
【0022】牽制アーム3の溝始端9側の端部をブラケ
ット4の軸受部7の間に当てがい、これらをピン11で
連結することにより、牽制アーム3はドア1の内面に沿
う待機姿勢(図2に想像線で示す状態)と、ドア1の面
壁とほぼ直交する牽制姿勢(図2に実線で示す状態)と
に揺動変位できる。図示していないが、牽制アーム3と
ブラケット4との間にはクリック機構が設けてあって、
上記の各姿勢において牽制アーム3を位置保持できる。
【0023】アーム受具5は、先のスライド溝8と係合
する掛止ピン13と、掛止ピン13を支持するピン台1
4、および掛止ピン13を移動付勢する一対のばね15
とで構成する。
【0024】図4において掛止ピン13は、支軸部16
と支軸部16の中央から突設される掛止軸部17とを一
体に設けたT字状のダイキャスト成形品からなる。支軸
部16の両側端の周面4個所には、平坦面からなるクリ
ック面18を形成し、さらに支軸部16の両側端に小径
のばね掛軸19を設ける。掛止軸部17は丸軸で形成
し、その突端に丸軸部分より大径の抜け止め用の頭部2
0を設ける。丸軸部の基端の両側には、角ブロック状の
突起21を設ける。
【0025】ピン台14は上下に長い直方体状のダイキ
ャスト成形品からなり、その上下中央にピン台14を内
外に横断する逃げ溝23を凹み形成し、逃げ溝23に臨
む上下壁に先の支軸部16を受け入れる軸受溝24と、
ばね掛軸19を受け入れるガイド溝25とを鋳抜き形成
している。この鋳抜き開口の側から掛止ピン13の支軸
部16を軸受溝24内へ差し込み装填することにより、
掛止ピン13は支軸部16を中心にして揺動自在に、し
かも支軸部16が軸受溝24に沿ってスライド可能に軸
支される。
【0026】上記のように掛止ピン13をピン台14で
軸支することにより、掛止ピン13は、掛止軸部17が
ドア枠2から直交状に突出して、その丸軸部が逃げ溝2
3で受け止められる使用位置(図2に実線で示す状態)
と、使用位置から室内外へ90度揺動して、掛止軸部1
7がドア枠2に沿う不使用位置(図2に想像線で示す状
態)との間を揺動できる。
【0027】使用位置における掛止ピン13を、内外方
向のいずれへも揺動不能にロック保持するために、逃げ
溝23の内奥に突起21用の凹部26を凹み形成し、支
軸部16を一対のばね15で突起21が凹部26と係合
する向きに移動付勢している。ばね15は捻りコイル形
のばねからなり、ばね腕の一方をばね掛軸19の周回溝
に係止し、他方のばね腕をピン台14の内面壁で受け止
める。
【0028】使用位置と不使用位置において、掛止ピン
13を位置保持するために、掛止ピン13の支軸部16
の両端に4個のクリック面18を設け、さらに軸受溝2
4の内奥面に平坦面からなるクリック面28を設けてい
る。先のばね15は、両クリック面18・28を接合付
勢するためのクリックばね29を兼ねている。
【0029】掛止ピン13をピン台14に組み込んだ状
態において、一対のばね掛軸19はガイド溝25に面し
た開口30(図4参照)を介して、ピン台14の内面に
突出している。この開口30の内方に先のばね15を、
ピン台14の締結面の側から組み込んで、図5に示すよ
うにばね掛軸19に掛止することにより、掛止ピン13
は軸受溝24の奥端の側へ向かって移動付勢され、同時
に軸受溝24から抜け外れ不能に保持される。
【0030】アーム受具5は、掛止ピン13が水平回動
する状態でドア枠2にビス止めする。ドア1を閉じた状
態において掛止ピン13を使用位置に切り換え、さらに
牽制アーム3を室内側へ揺動して牽制姿勢にすると、掛
止軸部17とスライド溝8とが交差する。従って、ドア
1を開き操作すると、ドア1と同行揺動する牽制アーム
3が掛止軸部17に対して相対スライドする。掛止軸部
17がスライド溝8の奥端に達する直前に、掛止軸部1
7はロック体10を弾性変形させながら乗り越え、溝端
とロック体10とによって係合捕捉される。この状態で
換気を行う。ロック体10の弾性に抗してドア1を閉じ
操作すると、掛止軸部17がロック体10を逆向きに乗
り越えてドア1側へ相対移動するので、支障なくドア1
を全閉操作できる。
【0031】掛止ピン13を不使用位置へ戻す場合に
は、牽制アーム3を待機位置へ戻した後、図6および図
7に示すように掛止軸部17をばね15の付勢力に抗し
て押し込み操作し、突起21と凹部26との係合を解除
する。その状態のまま掛止ピン13を図7に矢印で示す
向きへ揺動操作することにより、掛止ピン13を不使用
位置へ切り換えることができる。その間に、クリック面
18の間の支軸部16の円弧周面がピン台14側のクリ
ック面28に接当する(図8および図9参照)。従っ
て、掛止ピン13を不使用位置まで揺動させると、両ク
リック面18・28面はばね15の付勢力を受けてパチ
ンと接合するので、使用者は掛止ピン13が確実に不使
用位置へ切換わったことを知ることができる。使用位置
においても同様のクリック感を得ることができる。
【0032】上記のドアガードは、図2に示すように掛
止ピン13が使用位置から不使用位置を経由して、18
0度反転した第2の不使用位置まで揺動できる。こうし
たドアガードによれば、外開きドア以外に、内開きドア
や親子ドアにもドアガードを共通して適用できるうえ、
上下対称の構造であるのでドアの左右勝手の違いにも対
応できる。
【0033】上記の実施例以外に、突起21をピン台1
4側に設け、凹部26を支軸部16に設けることができ
る。なお、掛止ピン13用のクリックばねは、支軸部1
6とピン台14との間に別途設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】アーム受け具を破断したドアガードの平面図で
ある。
【図3】図2におけるB−B線矢視図である。
【図4】掛止ピンと中央で破断したピン台の分解斜視図
である。
【図5】ばねの掛止構造を示すアーム受具の横断平面図
である。
【図6】図1におけるC−C線断面図である。
【図7】掛止ピンの揺動途中状態を示す断面図である。
【図8】図1におけるD−D線断面図である。
【図9】支軸部の回動途中状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 ドア枠 3 牽制アーム 5 アーム受具 8 スライド溝 13 掛止ピン 14 ピン台 15 ばね 16 支軸部 17 掛止軸部 21 突起 23 逃げ溝 24 軸受溝 26 凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア1とドア枠2との間に設けられて、
    ドア1の開放量を出入り不能な開量に規制し、かつドア
    1を換気可能に開放保持できる牽制アーム3とアーム受
    具5とを備えており、 アーム受具5は、牽制アーム3のスライド溝8と係合す
    る掛止ピン13と、掛止ピン13を支持するピン台14
    とを備えており、 掛止ピン13は、ピン台14で軸支される支軸部16と
    ピン台14の外面に突出する掛止軸部17とを一体に備
    えていて、掛止軸部17がスライド溝8と交差する使用
    位置と、使用位置から所定角度揺動してスライド溝8の
    外へ退避する不使用位置との間を揺動でき、 使用位置において、互いに凹凸係合して掛止ピン13が
    不使用位置へ揺動するのを規制する突起21と凹部26
    とが、掛止ピン13とピン台14との間に設けられてお
    り、 掛止ピン13の支軸部16は、ピン台14に設けた軸受
    溝24で回動可能に、かつ突起21と凹部26とが係脱
    できる向きへスライド可能に軸支されて、ばね15で突
    起21と凹部26とが係合する向きに移動付勢してある
    ドアガード。
  2. 【請求項2】 掛止ピン13の支軸部16の周面と、ピ
    ン台14の軸受溝24の内奥面とのそれぞれに、互いに
    面接合して掛止ピン13を使用位置および不使用位置に
    おいてそれぞれ位置保持するクリック面18・28が設
    けられており、 支軸部16を移動付勢するばね15が、クリック面18
    ・28どうしを接合保持するクリックばね29を兼ねて
    いる請求項1記載のドアガード。
  3. 【請求項3】 掛止ピン13の掛止軸部17の突出基端
    に揺動規制用の突起21が一体に設けられ、ピン台14
    に設けた掛止軸部17用の逃げ溝23の内面に突起21
    を受け入れる凹部26が一体に凹み形成してある請求項
    1または2記載のドアガード。
  4. 【請求項4】 牽制アーム3のスライド溝8の奥端に、
    掛止ピン13の掛止軸部17の周面に接当して、ドア1
    を換気可能に開放保持するロック体10が設けられてお
    り、 牽制アーム3は、ブラケット4で揺動可能に軸支され
    て、両者3・4間に設けたクリック機構で、待機位置と
    牽制位置において位置保持できるように構成してある請
    求項1、2または3記載のドアガード。
  5. 【請求項5】 掛止ピン13がピン台14で、使用位置
    から不使用位置を経由して、180度反転揺動した第2
    の不使用位置へ揺動可能に軸支してある請求項1、2、
    3または4記載のドアガード。
  6. 【請求項6】 ピン台14の中央に設けた逃げ溝23の
    対向内面に、掛止ピン13の支軸部16を軸支する一対
    の軸受溝24と、支軸部突端のばね掛軸19を受け入れ
    る一対のガイド溝25とが、軸受溝24の内奥から遠ざ
    かる向きへ鋳抜き形成されており、 ガイド溝25に面して設けた開口30内に、支軸部16
    を移動付勢する捻りコイル形のばね15が組み込んであ
    る請求項1、2、3、4または5記載のドアガード。
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