JP3559941B2 - 引戸の施錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は引戸における施錠装置に係り、好適には病院における病室の出入口や、身障者用トイレの出入口等に設置される上吊り式引戸の施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の引戸の施錠装置は、扉体の戸先側に上方に突出自在に設けたロッドと、開口部の上枠の所定部位に設けたストライクとからなり、扉体によって開口部を閉鎖した後、該ロッドを上方に突出させることでストライクに挿通させて扉体の開放を規制するようにしている。
【0003】
しかしながら、開口部を開放した状態において、誤ってロッドを上方に突出させたままで扉体を閉鎖すると、扉体が閉まりきらず、また、無理に扉体を閉めようとするならばロッドもしくはストライクが破損してしまう危険があった。
【0004】
このような不具合を解決する技術手段は、例えば実公平5−42214号に開示されている。このものは、ストライクの引戸の開放側に向けて設けたガイドスリットに臨ませてストッパを弾持させ、引戸の閉鎖方向に対して加わる力についてはガイドスリットから退出し、ストライクのロック孔から引戸開放方向への力に対してはガイドスリットを閉鎖保持するようにし、予め施錠操作でロッドを上方に突出させた場合であっても、扉体の閉鎖動作の時に、ストライクのロック孔へロッドを誘導して施錠を行うようにしたものである。
【0005】
しかしながら、このものは引戸が開放された状態のまま、施錠操作がなされてロッドが上方に突出された後、引戸を閉めた場合であっても、ロッドがストライクのガイドスリット内に導入され、ストッパを押しのけてロック孔内に入ることができるようにしたものである故、このことが逆に、誤って自動施錠により部屋から締め出されるという不具合を招く畏れがある。とりわけ、この種の引戸は病院等において好適に使用されているので、誤って病人が締め出されてしまうようなことは避けなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記不具合を解決するべく創案されたものであって、扉体が開放された状態のまま、施錠操作がなされて、ロッドが上方に突出された後、扉体を閉めても、扉体の開閉に支障がないと共に、ロッドあるいはストライクが破損することがなく、しかも誤って自動施錠されることがないような引戸の施錠装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が採用した技術手段は、上方に突出可能に扉体に設けたロッドと、開口部上方に設けたストライクとからなる引戸の施錠装置において、該ストライクに、上方に突出したロッドを受け入れる案内溝を扉体の開放側に向けて開口形成すると共に、該案内溝を閉鎖してロック孔を形成する水平回動自在な回動アームを、扉体の開放側に付勢弾持させた状態でストライクに軸着し、常時は完全に閉鎖した扉体のロッドの上端を上記ロック孔内に位置させて施錠する一方、ロッドを上方に突出させた状態で扉体を完全閉鎖した時には、ロッドに押された回動アームの回動により、該回動アームの扉体開放方向の付勢を保持したまま案内溝を開放するように構成したことを特徴とするものである。
【0008】
このように構成したので、扉体上方にロッドを突出させた状態で扉体を閉めても、弾持された回動ア−ムが当接時の衝撃を柔らげるので、ロッドあるいはストライクが破損するようなことがない。
【0009】
ここで重要なことは、回動ア−ムはロッドに押されながら案内溝を開放するまで回動するという点であって、こうすることにより扉体上方にロッドを突出させた状態で扉体を閉めても、ロッドが案内溝の奥部まで移動することができ、自動施錠されることなく扉体が開口部を完全に閉鎖することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する上吊り引戸に基づいて詳細に説明する。図1は引戸の概略斜視図であって、扉体1の上端部の吊持部には図示しないハンガ−ロ−ラが設けてあると共に、建物開口部の上方には図示しないハンガ−レ−ルが設けてあり、ハンガ−ロ−ラがハンガ−レ−ルを転動することで扉体1が移動して開口部を開閉するようになっている。扉体1の戸先側には、扉体1の高さ方向にロッド2が延在しており、把手3の下方に設けた錠前4を操作することで、ロッド2が扉体1の上端より出没するようになっている。
【0011】
図2(a)は引戸の戸先側上方部位を示す平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図であって、扉体1の戸先側には断面視凸状の戸先ゴム1aが、開口部戸先側竪枠5には戸当たりゴム5aがそれぞれ設けてあり、扉体1の閉鎖時における衝撃を柔らげると共に、気密性を確保するようになっている。扉体1の戸先側上端部にはガイド孔6aを有するガイドプレ−ト6が装着してあり、常時ロッド2はガイド孔6aを挿通した状態となっている。
【0012】
ガイドプレ−ト6の上方に位置してストライク7が配設してあり、ストライク7は略方形の平板部材に扉体の開放側に向けてロッド2の直上に位置するように案内溝8を形成すると共に、角部をそれぞれ側面視略L形状に折曲することで躯体側への装着辺7aが形成されている。図中、符号7bは各装着辺7aに穿設された螺子孔であり、ストライク7は図示しない螺子によって躯体側へ装着するようになっている。もっとも、ストライクの形状あるいは躯体側への装着手段はこのものに限定されるものではなく、要はストライク7に扉体の開放側に向けて開口する案内溝8が構成してあればよい。
【0013】
ストライク7の平板部のやや戸尻側には、プレ−ト状の回動ア−ム9が回動可能に軸着されていると共に、軸9aには捻じりスプリング9bが巻回してあり、回動ア−ム9は扉体の開放側に付勢されて弾持されている。回動ア−ム9の裏面には捻じりスプリング9bの一端側に当接する突起9cが設けてあり、回動ア−ム9が扉体の閉鎖側に回動する際に、捻じりスプリング9bが回動ア−ム9を扉体の開放側に復帰させるように蓄勢するようになっている。
【0014】
常時は回動ア−ム9は図2に示すように案内溝8と略直交する姿態であって案内溝8を閉鎖して案内溝8の奥部との間にロッド2のロック孔10を形成している。この状態において、回動ア−ム9を扉体開放側へ回動させようとするならば、回動ア−ム9がストライク7の折曲部に当接するので扉体開放側への回動は規制される。扉体1の閉鎖時に扉体上方に突出するロッド2が当接すると回動ア−ム9はロッド2に押されながら回動して案内溝8を開放する姿態となる(図3(a)において一点鎖線で示す。)。この状態において、回動ア−ム9はロッド2によって強制的に回動姿勢を保っているので、扉体1を開放方向に移動させれば、回動ア−ム9は付勢力によって元姿態に復帰する。
【0015】
このように構成された引戸の施錠装置において、施錠をする場合には、まず扉体1によって開口部を完全に閉鎖させ、錠前4の操作によってロッド2を上方に突出させ、ストライク7の案内溝8と回動ア−ム9とによって形成されるロック孔10にロッド2の上端が位置するようにする。この状態で、扉体1を開放方向に移動させようとするならば、回動ア−ム9がストライク7の折曲部に当接するので扉体開放側への回動は規制され、したがって扉体1の移動が規制される。
【0016】
扉体1が開口部の開放位置にある場合において、誤ってロッド2を上方に突出させてしまい、その状態で扉体1を閉鎖すると、扉体1の上方に突出したロッド2がストライク7の案内溝8に対して直交して臨んでいる回動ア−ム9に当接するが、回動ア−ム9は扉体開放方向に付勢弾持されているため、ロッド2との当接時の衝撃を吸収しながら扉体閉鎖方向に向かって回動し、ロッド2に押し込まれたかたちで案内溝8を開放するようになっている。そして、ロッド2は案内溝8の奥部まで移動することができるので、扉体1は完全に開口部を閉鎖するまで移動することができる。回動ア−ム9は扉体開放方向に付勢されているが、全閉時において回動ア−ム9の復帰回動は扉体1の存在によって規制されている。この状態においては、開口部は閉鎖されているものの、施錠されているわけではないので、扉体1は自由に開放することができ、誤って部屋から締め出されるようなことはない。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上方に突出可能に扉体に設けたロッドと、開口部上方に設けたストライクとからなる引戸の施錠装置において、該ストライクに、上方に突出したロッドを受け入れる案内溝を扉体の開放側に向けて開口形成すると共に、該案内溝を閉鎖してロック孔を形成する水平回動自在な回動アームを、扉体の開放側に付勢弾持させた状態でストライクに軸着し、常時は完全に閉鎖した扉体のロッドの上端を上記ロック孔内に位置させて施錠する一方、ロッドを上方に突出させた状態で扉体を完全閉鎖した時には、ロッドに押された回動アームの回動により、該回動アームの扉体開放方向の付勢を保持したまま案内溝を開放するように構成したことを特徴とするので、上方にロッドを突出させた状態で扉体を閉鎖させても、回動ア−ムが衝撃を吸収しながら回動するのでロッドやストライクが破損することがない。しかも、自動施錠が行われることなく扉体によって開口部を完全に閉鎖することができるので、ロッドを上方に突出させた施錠状態であっても、扉体の開閉に支障を来すことがなく、また、誤って部屋から締め出されるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】引戸の概略斜視図である。
【図2】(a)は引戸の戸先側上方部位を示す平面図、(b)は図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】ストライクを示す図であって、(a)は裏面図、(b)は(a)を矢視B方向から見た図、(c)は(a)を矢視C方向から見た図である。
【符号の説明】
1 扉体
2 ロッド
7 ストライク
8 案内溝
9 回動ア−ム
10 ロック孔

Claims (1)

  1. 上方に突出可能に扉体に設けたロッドと、開口部上方に設けたストライクとからなる引戸の施錠装置において、該ストライクに、上方に突出したロッドを受け入れる案内溝を扉体の開放側に向けて開口形成すると共に、該案内溝を閉鎖してロック孔を形成する水平回動自在な回動アームを、扉体の開放側に付勢弾持させた状態でストライクに軸着し、常時は完全に閉鎖した扉体のロッドの上端を上記ロック孔内に位置させて施錠する一方、ロッドを上方に突出させた状態で扉体を完全閉鎖した時には、ロッドに押された回動アームの回動により、該回動アームの扉体開放方向の付勢を保持したまま案内溝を開放するように構成したことを特徴とする引戸の施錠装置。
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