JP2509753Y2 - 引き戸用用心錠 - Google Patents

引き戸用用心錠

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JP2509753Y2
JP2509753Y2 JP1991008424U JP842491U JP2509753Y2 JP 2509753 Y2 JP2509753 Y2 JP 2509753Y2 JP 1991008424 U JP1991008424 U JP 1991008424U JP 842491 U JP842491 U JP 842491U JP 2509753 Y2 JP2509753 Y2 JP 2509753Y2
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JP
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lock
lock plate
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sliding door
joint pin
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JP1991008424U
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淳一 後藤
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Alpha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、施錠中において引き戸
の開放幅を制限する引き戸用用心錠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】用心錠は来訪者を確認するために、来訪
者の不法侵入を防止する狭い幅だけ開扉することができ
るように施錠するもので、引き戸用用心錠の従来技術と
しては実開昭63−165072号公報記載の技術など
がある。
【0003】同技術の用心錠は、図6に示すように、錠
ケース1に設けられた軸2にカム3が枢着され、カム3
はばね4により反時計方向に付勢され、カム3の端部3
aには軸5によりロックプレート6が枢着され、軸5に
嵌着されたリテーナ7に当接する座金8と端部3aとの
間にばね9が弾装される。従って、ロックプレート6は
端部3aに当接する方向に付勢される。
【0004】サムターンの操作軸10に嵌合するハブ1
1の突起11aと錠ケース1との間には、錠ケース1の
ピン12に嵌挿されたばね13の両端が弾装され、操作
軸10を回動するとハブ11の押動部11bがロックプ
レート6に接離する位置に安定保持される。
【0005】符号14は、ロックプレート6の先端に設
けられたジョイントピン15が下方に位置するように付
勢するばねである。
【0006】そして、突起11aが鎖線で示す11a′
にある解錠状態では、ロックプレート6が錠ケース1の
内部に後退しているが、作動軸10を反時計方向に約9
0度回動すると、図6に示すように、実線位置に移動し
た突起11aがロックプレート6を押動し、突出したジ
ョイントピン15がストライクの受け孔に挿入され、引
き戸を開いたときにジョイントピン15がストライクに
連設された長孔に係合して引き戸の開度が制限されるよ
うになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記の用心錠には、カ
ム3を介してロックプレート6を錠ケース1内に付勢す
るばね4と、カム3に対するロックプレート6の軸方向
の遊びを吸収するばね9と、ハブ11を施錠位置及び解
錠位置に付勢するばね13と、ロックプレート6のジョ
イントピン15を下方に付勢して受け孔からの離脱を可
能とするばね14と4個のばねが必要であり、用心錠の
構造が複雑になる問題があった。
【0008】かかる問題を解決するために、ロックプレ
ート6を錠ケース1内に付勢するばね4の機能と、ロッ
クプレート6のジョイントピン15を下方に付勢して受
け孔からの離脱を可能にするばね14の機能を1個のば
ねに持たせた用心錠が開発されている(実開平1−14
2773号公報参照)。
【0009】この用心錠は、ばねの個数を減少したこと
により、それだけ用心錠の構造が簡単になっているが、
更に用心錠の構造を簡単にしてコストを低減すると共に
故障の少ない信頼性の高い用心錠とすることが望まれ
る。本考案はかかる課題を解決することを目的としたも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の引き戸用用心錠は、引き戸に内設される錠
ケースと、該錠ケースの室外側である後壁に穿設される
孔に対して傾斜及び回動自在に嵌挿されるロックプレー
トピンを一端に有しストライクの受け孔に連設される長
孔に係合可能なジョイントピンを他端に有するロックプ
レートと、上記錠ケースに設けられた支軸に枢着され外
面に指掛け用突起と上記ロックプレートを押動可能な押
動部を有し、施錠保持面と解錠保持面とを有する角ブロ
ックを形成したサムレバーと、上記錠ケースに設けられ
た支持軸に枢着され一端が上記ロックプレートピンに設
けられた平面部に当接可能なリターンガイドと、上記支
持軸に巻回され一端が上記リターンガイドを介して上記
平面部に圧接し他端が上記角ブロックに圧接するばねと
を備えた。
【0011】
【作用】上記のように構成された引き戸用用心錠の作用
を説明する。引き戸用用心錠が解錠されている場合に
は、ばねの一端はリターンガイドを介してロックプレー
トピンの平面ブロックに圧接し、ロックプレートピンと
一体のロックプレートは、錠ケースに没入する方向に付
勢されてジョイントピンは錠ケース内に没入すると共
に、ジョイントピンがストライクの受け孔に相対する位
置に付勢されている。従って、ジョイントピンはストラ
イクには係合していないので、引き戸は開扉可能であ
る。
【0012】以上のように解錠されている引き戸用用心
錠を施錠するには、サムレバーを施錠方向に操作する。
サムレバーがばねの付勢力に抗して施錠方向に回動する
と、ばねの他端がサムレバーの角ブロックの施錠保持面
に圧接してサムレバーが施錠状態に保持され、施錠状態
にあるサムレバーの押動部がロックプレートを押動する
ので、ロックプレートが錠ケースより突出し、ジョイン
トピンがストライクの受け孔に係入する。
【0013】このような用心錠の施錠状態において、引
き戸を開くと、開扉に応じてジョイントピンが受け孔よ
り長孔内に入り、開き戸の開度に応じて長孔内を移動す
る。このとき、傾斜したロックプレートが開扉に応じて
傾動するので、傾斜したロックプレートの平面部がばね
の付勢力に抗してリターンガイドを押動する。
【0014】ジョイントピンが長孔の端部に達すると引
き戸の開扉が阻止されるので、引き戸の開度は来訪者が
侵入できない幅に制限される。
【0015】次に、閉扉すると、ジョイントピンが長孔
に沿って受け孔まで移動する。ロックプレートは平面部
を押圧されているので、ジョイントピンが受け孔と相対
する位置に付勢され、ジョイントピンが受け孔とほぼ同
心の位置に復帰する。従って、ジョイントピンは受け孔
から離脱可能な位置にある。
【0016】閉扉後に、サムレバーを解錠方向に操作す
ると、サムレバーの押動部が後退してロックプレートよ
り離隔するので、ばねの付勢力によりロックプレートが
錠ケース内に没入し、解錠状態に復帰する。
【0017】
【実施例】本考案について図面を参照しながら説明す
る。図1は解錠状態の縦断面図、図2は施錠状態の縦断
面図、図3は室内側から見た引き戸用用心錠の正面図、
図4は引き戸用用心錠の斜視図を示す。
【0018】室内側の引き戸に内設される用心錠の錠ケ
ース16は、図4に示すように、室外側である後壁16
aと、該後壁16aの両端縁よりほぼ直角に屈曲延設さ
れた両側壁16bと両側壁の端縁を連結する2個の連結
壁16cとにより構成され、後壁16aの外面には、中
央に縦長孔17を有するバックプレート18がねじ止め
される(図1参照)。
【0019】ロックプレート19は、一端に小径部20
aと大径部20bを有するロックプレートピン20が固
着され、小径部20aは後壁16aに穿設された孔21
に傾動及び回動自在に嵌挿され、大径部20bと後壁1
6aとの間にばね22が弾装される。従って、ロックプ
レート19は後壁16aに圧接する。
【0020】大径部20bの下端部には、外周面の一部
を切欠する平面部23が刻設され、ロックプレート19
の他端には、軸部24aの先端に鍔部24bを形成した
ジョイントピン24が固着される。
【0021】室外側或いは框側に設けられたストライク
ホルダ25にストライク26がねじ止めされ、ストライ
ク26には、受け孔27と、受け孔27に連設される長
孔28が設けられ、受け孔27はジョイントピン24の
鍔部24bの係入可能な大きさを有するが、長孔28の
幅は軸部24aの直径よりも大きいが鍔部24bの直径
よりも小さい。
【0022】両側壁16bに両端部を嵌着される支持軸
29にリターンガイド30が枢着され、リターンガイド
30の一端は平面部23に当接可能である。支持軸29
の下方には、両側壁16bに両端部を嵌着される支軸3
1にサムレバー32が枢着される。
【0023】サムレバー32の外面には指掛け用突起3
3が設けられ、サムレバー32の両側面に角ブロック3
4が形成される。角ブロック34は外面に交叉する施錠
保持面35と解錠保持面36とを有し、角ブロック34
に弾性を有する押動部37が着設される。
【0024】支持軸29にダブルトーション型のばね3
8が巻回され、ばね38の中央より突出する一端38a
はリターンガイド30の下面に係止され、リターンガイ
ド30の一端を平面部23に圧接する方向に付勢する。
又、ばね38の両端より突出する他端38bは角ブロッ
ク34に圧接する。
【0025】以上のように構成された用心錠の作用を説
明する。解錠状態においては、図1に示すように、ばね
38の他端38bが角ブロック34の解錠保持面36を
押圧し、解錠位置に保持されたサムレバー32の押動部
37はロックプレート19より離隔している。
【0026】又、ばね38の一端38aはリターンガイ
ド30を介してロックプレートピン20の平面部23を
押圧し、ロックプレートピン20と一体のロックプレー
ト19は、錠ケース16内に没入する方向に付勢される
と共に、リターンガイド30が平面部23に圧接するた
めにジョイントピン24が受け孔27に相対する位置に
付勢される。
【0027】然し、ジョイントピン24は受け孔27に
係入していないため、引き戸は全開まで開扉可能であ
る。
【0028】かかる解錠状態から施錠するには、サムレ
バー32の指掛け用突起33を上方の施錠方向に操作す
ると、サムレバー32がばね38の付勢力に抗して回動
し、ばね38の他端38bがサムレバー32の角ブロッ
ク34の施錠保持面35に圧接してサムレバー32が施
錠位置に保持され、押動部37がロックプレート19を
押動するので、ジョイントピン24が錠ケース16より
突出してストライク26の受け孔27に係入する(図2
参照)。
【0029】このような施錠状態において引き戸を開扉
すると、開扉に応じてジョイントピン24が受け孔27
より長孔28に入り、長孔28内を移動する(図5参
照)。このとき、ロックプレート19が開扉に応じて移
動するのでロックプレートピン20が回動し、リターン
ガイド30との圧接部は平面部23から大径部20bに
移動し、リターンガイド30が下方に押動される(図5
参照)。
【0030】ジョイントピン24が長孔28の端部に達
すると、引き戸はそれ以上開扉できないので、引き戸の
開度幅は訪問者が侵入できない幅に規制される。
【0031】次に、閉扉すると、ジョイントピン24が
長孔28に沿って受け孔27まで移動し、ロックプレー
ト19は、リターンガイド30を介して平面部23を押
圧されるので、ジョイントピン24は受け孔27とほぼ
同心の位置に復帰し、受け孔27から離脱可能である
が、ロックプレート19が押動部37に押されたままな
ので離脱はしない。
【0032】閉扉後に、サムレバー32の指掛け用突起
33を下方の解錠方向に操作すると、押動部37がロッ
クプレート19より離隔するので、ばね38の付勢力に
よりロックプレート19が錠ケース16内に没入し、解
錠状態に復帰する。
【0033】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】ばねは、ロックプレートを錠ケース内に没
入する方向に付勢する機能と、ジョイントピンを受け孔
に相対する位置に復帰する方向に付勢する機能と、サム
レバーを施錠位置と解錠位置に安定保持する機能とを兼
用するので、用心錠に必要なばねの個数が減少し、用心
錠の構造が簡単になるので用心錠のコストが低減すると
共に信頼性が向上する。
【0035】リターンガイドは支持軸に枢着されている
のでロックプレートピンの回動方向には回動不能であ
る。従って、平面部に圧接するリターンガイドの一端が
ロックプレートピンの回動方向に傾く虞れはなく、常
に、ロックプレートを正確に復帰位置に付勢するので、
ジョイントピンが受け孔と同心の位置に正確に復帰す
る。すなわち、解錠操作をしたにもかかわらず受け孔に
ジョイントピンが係合して開扉されない虞れや、施錠操
作をしてもジョイントピンが受け孔に入らないで施錠で
きない虞れもなく、用心錠の動作の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】解錠状態の用心錠の縦断面図である。
【図2】施錠状態の用心錠の縦断面図である。
【図3】室内側からみた用心錠の正面図である。
【図4】用心錠の斜視図である。
【図5】施錠状態で開扉した場合の用心錠の正面図であ
る。
【図6】従来の用心錠の縦断面図である。
【符号の説明】
16 錠ケース 19 ロックプレート 20 ロックプレートピン 23 平面部 24 ジョイントピン 26 ストライク 27 受け孔 29 支持軸 30 リターンガイド 32 サムレバー 34 角ブロック 35 施錠保持面 36 解錠保持面 38 ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸に内設される錠ケースと、該錠ケ
    ースの室外側である後壁に穿設される孔に対して傾斜及
    び回動自在に嵌挿されるロックプレートピンを一端に有
    しストライクの受け孔に連設される長孔に係合可能なジ
    ョイントピンを他端に有するロックプレートと、上記錠
    ケースに設けられた支軸に枢着され外面に指掛け用突起
    と上記ロックプレートを押動可能な押動部を有し、施錠
    保持面と解錠保持面とを有する角ブロックを形成したサ
    ムレバーと、上記錠ケースに設けられた支持軸に枢着さ
    れ一端が上記ロックプレートピンに設けられた平面部に
    当接可能なリターンガイドと、上記支持軸に巻回され一
    端が上記リターンガイドを介して上記平面部に圧接し他
    端が上記角ブロックに圧接するばねとを備えたことを特
    徴とする引き戸用用心錠。
JP1991008424U 1991-01-31 1991-01-31 引き戸用用心錠 Expired - Lifetime JP2509753Y2 (ja)

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JPH04101485U JPH04101485U (ja) 1992-09-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3087767U (ja) * 2002-02-05 2002-08-16 黄泓▲ぶん▼ ワイヤレスネットワークカード

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JPH04101485U (ja) 1992-09-02

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