JP2570954Y2 - 用心錠 - Google Patents

用心錠

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JP2570954Y2
JP2570954Y2 JP6612092U JP6612092U JP2570954Y2 JP 2570954 Y2 JP2570954 Y2 JP 2570954Y2 JP 6612092 U JP6612092 U JP 6612092U JP 6612092 U JP6612092 U JP 6612092U JP 2570954 Y2 JP2570954 Y2 JP 2570954Y2
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locking
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哲也 堤
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Goal Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、必要に応じて扉の開
放角度を制限して押し売りなどの不法侵入者の侵入を防
止する用心機能をもった用心錠で、用心状態に於て扉の
隙間からの不法行為によっても解錠されないようにし
た、特に防犯性に優れた用心錠に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種用心機能をもった用心錠とし
ては、本願出願人の出願に係わる実開昭60−8026
7号公報記載のものが知られている。上記従来例のもの
は、用心状態に於て扉の隙間から手を差し込んで室内側
のサムターンを解錠方向に回わしながらドライバーのよ
うなもので錠杆にその後退方向に力をかけ、そのまま扉
を閉じて行くとサムターンから手を離した状態でも扉を
完全に閉めた時、錠杆が自動的に後退して解錠してしま
うという欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、上記従来
の欠点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、この考案は錠杆の柄に制御部材を回動自在に枢支
し、その制御部材のロック部が当接して錠杆の後退を阻
止する規制部材を錠ケースに設け、錠杆が突出した用心
状態において錠杆にその後退方向への力が作用した時、
前記制御部材のロック部が規制部材に当接して錠杆の後
退を阻止し、一方ハブを回動して錠杆を後退作動させる
時は、ハブによって制御部材のロック部は当接部材に当
接しない位置にまで作動されて錠杆の後退を可能とする
ようにしたことを特徴としている。
【0005】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。1は錠ケース7内に出没自在に嵌装され
た錠杆で、その先端には係止部1aが形成されている。
6は錠ケース7に回動自在に枢支されたハブで、シリン
ダーやサムターン(図示せず)の操作杆8によって回動
操作され、アーム6aに設けた操作ピン6bによって柄
2に設けた受動用の凹部を押動して錠杆1を出没作動す
る。3は錠杆の柄2に介装され、錠ケース7をガイドに
上下方向にのみ作動可能な係止部材で、係止用凹部3
a,3b,3cが形成してあり、柄2に設けた係止部2
aが係止し、錠杆1を解錠位置(図1の実線状態)、カ
ード状態(図1の一点鎖線状態)あるいは本施錠状態
(図1の二点鎖線状態)に係止させる。4は制御部材
で、錠杆の柄2に軸4aを中心に回動自在に枢支され、
一端4bがバネ20で付勢されて、図1において常時反
時計方向に付勢されている。そして、図1実線の解錠状
態では錠ケース7に固設した規制部材5の下端に当接し
てそれ以上の回動が阻止されている。
【0006】次に、ハブ6を時計方向に回動するとハブ
のアーム6aに設けた操作ピン6bが係止部材3の上端
のV字状凹部の斜面を押し、係止部材3がバネ21に抗
して下動し、柄2に設けた係止部2aが係止部材3の係
止用凹部3aから外れるので、柄は作動可能状態とな
る。そのままハブ6を回動し続けるとハブ6のアーム6
aが柄2の左側の受動部2bを押して錠杆1は図3の状
態にまで突出する。この状態では、係止部材3はその上
端に形成したV字状凹部の底部がハブ6の操作ピン6b
に当接する位置まで上動し、柄2に設けた係止部2a
は、係止部材3の係止用凹部3b内に係止されて施錠状
態となる。この時、ハブ6は図3の如くアーム6aが垂
直に下を向いた状態で安定保持され、柄2に枢支した制
御部材4のロック部4aがアーム6aに当接してそれ以
上の反時計方向の回動を阻止されて図3の状態となって
いる。尚、柄2に形成した受動部2b、2cの間隔はア
ーム6aの巾より充分大きくしてある。
【0007】図3の状態で錠杆1は図1の一点鎖線状態
に示す如く、枠側に設けた受座10に揺動自在に枢支1
6した用心杆15の係合孔11に係入し、扉を開くと図
2に示す如く、錠杆1の係止部1aが係合孔11に係入
したまま用心杆15が揺動し、扉は用心杆に規制された
範囲で開放可能な状態、即ち用心状態となる。扉が少し
でも開いて用心杆15が揺動した状態では、錠杆1の係
止部1aが用心杆15の係合孔11の周縁部に係合する
ので、錠杆1と用心杆15との係合は外れない。
【0008】扉を完全に閉じた状態では、錠杆1は用心
杆15の係合孔11から後退し得るので図3の状態から
ハブ6を反時計方向に回動すると、図4の如くハブのア
ーム6aに設けた操作ピン6bが係止部材3を下動さ
せ、柄2の係止部2aと係止部材3の係止用凹部3bと
の係合が解除され、ハブのアーム6aによって柄2の右
側の受動部2cが押動され、錠杆1が後退する。この
時、柄2に枢支した制御部材4はハブのアーム6aによ
ってそのロック部4aが押動され、図4の状態にまで回
動され、このまま柄2と一緒に後退し、ロック部4aの
斜面4bが規制部材5に当接するが、斜面4bの作用に
よって制御部材4は時計方向に回動するので柄2、即ち
錠杆1は、何ら支障なく後退でき、図1の解錠状態とな
る。
【0009】次に、図2の一点鎖線の用心状態で手を差
し込んで室内側のサムターン(図示せず)を解錠方向に
回動させながら錠杆1にその後退方向への力を作用させ
ると、サムターンから手を離した時図5の状態となる。
即ち、柄2の受動部とハブのアーム6aとの柄2の出没
作動方向のアソビの分だけ、柄2が右方向に移動し、左
側の受動部2bがアーム6aに当接する位置まで後退す
る。この時、制御部材4は柄2と一体的に右方向に移動
し、制御部材4の4c部がアーム6aに当接すまで、即
ち、制御部材4のロック部4aの先端が当接部材5に対
向する位置にまで回動する。この状態で錠杆1をその後
退方向に押圧しても、制御部材4のロック部4aが規制
部材5に当接するので、柄2の係止部2aと係止部材3
の係止用凹部3bとの係合は解除されているが、錠杆は
後退することができない。即ち、不法解錠が不可能とな
る。
【0010】図5の状態即ち、扉が少し開かれ、錠杆1
に後退方向の力が作用した状態から扉が完全に閉まると
錠杆1への力が解除されるので、係止部材3はバネ21
の力によって上動し、係止部材に形成したV字状凹部の
底部にハブ6の操作ピン6bが当接した図3に示す安定
状態となる。即ち、図5の状態から図3の状態にまでハ
ブ6は回動され、錠杆1は図3の状態にまで突出した施
錠状態となる。解錠するには、室外側からはシリンダ
ー、室内側からサムターンを操作してハブ6を回動しな
ければならない。
【0011】その他、図1において12は錠杆1係合用
の受孔で、錠杆1を図3および図1の一点鎖線状態から
図1の二点鎖線状態にまで突出させこの受孔12に係合
させると本施錠状態となる。また、14は用心杆15の
復帰用バネである。
【0012】尚、本案に於て用心杆15を有した受座1
0の構成は任意であることは勿論、錠杆1の突出は用心
状態にだけ突出するものでもよく、用心状態と本施錠状
態の2段階に突出するものでもよい。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、錠杆を受座の用心杆に
係合させ用心杆によって規制された範囲まで開扉が可能
な用心状態において、開扉された隙間から手を差し入れ
てサムターンを解錠方向に回動させ、錠杆にはその後退
方向への力を作用させながら閉扉しても、錠杆の柄に一
体的に設けた制御部材が錠ケースに設けた規制部材に当
接して錠杆の後退を阻止するので、不法解錠することの
できない極めて防犯性に優れた用心錠を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例で解錠状態を示す縦断側面図
である。
【図2】図1のX−Y線正面図である。
【図3】用心状態を示す縦断側面図である。
【図4】解錠操作を示す縦断側面図である。
【図5】用心状態で錠杆にその後退方向に力を作用させ
た場合を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1 錠杆 1a 係止部 2 柄 2a 係止部 2b,2c 受動部 3 係止部材 3a,3b,3c 係止用凹部 4 制御部材 4a ロック部 5 規制部材 6 ハブ 6a アーム 6b 操作ピン 7 錠ケース 10 受座 11 係合孔 15 用心杆

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係止部1aを有した錠杆1が、受座10
    に設けた用心杆15の係合孔11に係合し、用心杆15
    に規制された範囲内で開扉が可能なようにした用心錠に
    おいて、 前記錠杆1の柄2に制御部材4を回動自在に枢支し、そ
    の制御部材4のロック部4aが当接して錠杆1の後退を
    阻止する規制部材5を錠ケース7に設け、錠杆1が突出
    して前記用心杆15の係合孔11に係合した用心状態に
    おいて、錠杆1にその後退方向への力が作用した時、前
    記制御部材のロック部4aが規制部材5に当接して錠杆
    1の後退を阻止し、一方ハブ6を回動して錠杆1を後退
    作動させる時は、ハブ6によって制御部材4が作動さ
    れ、制御部材4のロック部4aが前記規制部材5の規制
    を受けない位置にまで回動されて錠杆1を後退作動させ
    るようにしてなることを特徴とする用心錠。
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