JPH10169284A - 開き障子の開き止め - Google Patents

開き障子の開き止め

Info

Publication number
JPH10169284A
JPH10169284A JP32720296A JP32720296A JPH10169284A JP H10169284 A JPH10169284 A JP H10169284A JP 32720296 A JP32720296 A JP 32720296A JP 32720296 A JP32720296 A JP 32720296A JP H10169284 A JPH10169284 A JP H10169284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
arm
shoji
base
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32720296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3814703B2 (ja
Inventor
Shinichi Hosoi
伸一 細井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Original Assignee
Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakanishi Metal Works Co Ltd filed Critical Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority to JP32720296A priority Critical patent/JP3814703B2/ja
Publication of JPH10169284A publication Critical patent/JPH10169284A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3814703B2 publication Critical patent/JP3814703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は開き障子の所定角度以上の開きを阻止
し、必要に応じて全開状態にすることもできる。 【解決手段】 一端部が窓障子3の縦框3aに回動自在に
取付けられるアーム6と、アーム6を縦框3aと平行な閉
状態となるように付勢するばね7と、窓枠2の縦枠部材
2bに取付けられかつ上下方向にのびるベース8とを備え
ている。ベース8に長穴21を形成する。アーム6の回動
中心をベース8の長穴21の長さの中央部よりも上方に位
置させる。アーム6の他端部に長穴21内に移動自在に嵌
まるピン11を固定する。ベース8の長穴21下端と対応す
る部分に、前側縁部から長穴21に至る切欠き24を形成す
る。ベース8に、ピン11が長穴21内にあるときには切欠
き24を閉鎖し、ピン11が長穴21から外れてアーム6が縦
框3aに対して閉状態となりかつこの状態で窓障子3を閉
じたさいに、ピン11に押されて開く閉鎖板26を設ける。
ベース8の長穴21上端に連なった部分にピン抜き穴33を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば窓、出
入口等において、障子取付枠とそれに回動自在に取付け
られた開き障子との間に取付けられて、障子の開きすぎ
を防止する開き障子の開き止めに関する。
【0002】なお、便宜上、以下の説明は窓障子の開き
止めについて行うが、この発明は、たとえば出入口の扉
等あらゆる種類の開き障子の開き止めに適用できる。ま
た、この明細書において、「平行」という語は、完全な
平行状態はもちろんのこと、平行に近いほぼ平行な状態
も表すものとする。
【0003】また、以下の説明において、図1および図
16の上下を上下といい、開き障子の開く方向、すなわ
ち図9〜図15の左側および図25〜図28の上側を
前、これと反対側を後といい、後方から前方を見たさい
の左右を左右というものとする。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】窓障子を
開くさいに、これが全閉状態から全開状態まで一挙に開
くと、子供等の場合、誤って窓から落下することがある
ので、従来から様々な開き止めが用いられている。
【0005】しかしながら、従来のいずれの開き止め
も、窓障子の所定角度以上の開きを全く許容しないもの
であった。
【0006】したがって、窓障子の清掃を行う場合や、
迅速な換気を必要とする場合には不都合であった。
【0007】この発明の目的は、上記問題を解決し、通
常は開き障子の所定角度以上の開きを阻止し、必要に応
じて全開状態にすることもできる開き障子の開き止めを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この発明に
よる開き障子の開き止めは、障子取付枠とこれに回動自
在に取付けられた開き障子との間に取付けられ、かつ開
き障子の所定角度以上の開きを阻止する開き止めであっ
て、一端部が障子取付枠の枠部材および開き障子の框の
うちのいずれか一方に回動自在に取付けられるアーム
と、アームを、これが取付けられる枠部材または框と平
行な閉状態となるように付勢する付勢手段と、障子取付
枠の枠部材および開き障子の框のうちのいずれか他方に
取付けられ、かつ取付けられる枠部材または框の長さ方
向にのびるベースとを備えており、アームの他端部に係
合部が設けられ、ベースにその長さ方向にのびかつアー
ムの係合部を係合させてこれを案内するガイド部が設け
られ、ガイド部の一端部に、開き障子を閉じたさいに閉
状態にあるアームの係合部のガイド部への係合を許容す
るとともにガイド部からの外れを阻止する係合許容兼外
れ阻止手段が設けられ、ガイド部の他端部に、アームの
係合部の移動を止める移動停止部および移動停止部に連
なりかつ係合部のガイド部への係合を解除する係合解除
部が設けられているものである。
【0009】この発明の開き止めによれば、係合部がガ
イド部から外れてアームが閉状態にあるときに、開き障
子を閉じると、ガイド部の一端部に設けられた係合許容
兼外れ阻止手段の働きにより係合部がガイド部に係合す
る。係合部がガイド部に係合すれば、開き障子を開いた
場合には、アームの係合部はベースのガイド部に案内さ
れてガイド部の他端側に移動し、移動停止部により移動
が停止させられ、その結果開き障子がそれ以上開くこと
が阻止される。したがって、子供等が落下することが防
止される。また、この状態で、係合解除部の働きにより
係合部のガイド部への係合を解除すると、開き障子を開
き障子を全開状態まで開くことができる。したがって、
開き障子や障子取付枠の清掃を簡単に行うことができる
とともに、迅速な換気が可能になる。係合部のガイド部
への係合を解除すると、付勢手段によりアームは再び閉
状態となり、開き障子を閉じると、上記と同様にして、
アームの係合部がベースのガイド部に係合させられる。
【0010】上記開き止めにおいて、アームが障子取付
枠の縦枠部材および開き障子の縦框のうちのいずれか一
方に取付けられ、ベースが障子取付枠の縦枠部材および
開き障子の縦框のうちのいずれか他方に取付けられるこ
とがある。
【0011】このような場合としては、たとえばアーム
の一端部が開き障子の縦框に取付けられ、ベースが障子
取付枠の縦枠部材に取付けられるとともに、ベースに上
下方向に長い長穴が形成され、アームの回動中心がベー
スの長穴の長さの中央部よりも上方に位置しており、ア
ームの他端部に長穴内に移動自在に嵌まるピンが固定状
に設けられ、ピンの先端にピンの長穴からの抜けを防止
する抜け止め部が設けられ、ベースにおける長穴の下端
と対応する部分に、前側縁部から長穴に至るピン案内用
切欠きが形成され、ベースに、ピンが長穴内にあるとき
には切欠きを閉鎖し、ピンが長穴から外れてアームが開
き障子の縦框に対して閉状態となりかつこの状態で開き
障子を閉じたさいに、ピンに押されて開き、これにより
ピンの切欠きを通っての長穴内への侵入を許容する閉鎖
手段が設けられ、ベースにおける長穴の上端に連なった
部分にピンの抜け止め部が通過しうる穴が形成されてい
る場合がある。
【0012】この場合、開き障子の開閉時には、アーム
のピンがベースの長穴内を移動する。このとき、抜け止
め部の働きによりピンが長穴内から抜けることが確実に
防止されるので、アームとベースとの係合が誤って解除
されることはなく、開き障子を開くさいに一挙に全開状
態になることが確実に防止される。ピンが長穴から外れ
てアームが閉状態にあるときに、開き障子を閉じると、
閉鎖手段がピンに押されて切欠きが開き、ピンが切欠き
を通って長穴内へ侵入する。ピンが長穴内へ侵入した後
は閉鎖手段が切欠きを閉鎖し、これによりピンの切欠き
を通っての長穴からの外れが阻止される。ピンが長穴内
に侵入すれば、開き障子を開いた場合には、アームのピ
ンはベースの長穴に案内されて長穴の上端側に移動し、
長穴の上端に当接してピンの移動が停止させられ、その
結果開き障子がそれ以上開くことが阻止される。したが
って、子供等が落下することが防止される。また、この
状態で、ピンの抜け止め部を穴に通過させることにより
ピンを長穴から外すと、アームとベースとの係合が解除
され、開き障子を全開状態まで開くことができる。した
がって、開き障子や障子取付枠の清掃を簡単に行うこと
ができるとともに、迅速な換気が可能になる。ピンを長
穴から外すと、付勢手段によりアームは再び閉状態とな
り、開き障子を閉じると、上記と同様にして、アームの
ピンがベースの長穴内に侵入する。
【0013】上記において、閉鎖手段が、ベースに回動
自在に取り付けられた閉鎖板と、閉鎖板を閉方向に付勢
するばねとよりなり、閉状態にある閉鎖板の前側縁部が
後方に向かって傾斜し、ピンが長穴から外れてアームが
開き障子の縦框に対して閉状態となりかつこの状態で開
き障子を閉じたさいに、ピンが閉鎖板の傾斜前側縁部に
当接しかつこれを後方に押すことにより閉鎖板が回動し
て切欠きが開くようになされていることがある。
【0014】また、上記において、長穴の上端に前方屈
曲部が形成され、前方屈曲部の先端に下方屈曲部が形成
されていることがある。この場合、開き障子を所定角度
開くと、ピンは、長穴の上端に当接した後、前方屈曲部
を前方に移動し、アームを付勢している付勢手段の働き
によって、下方屈曲部の下端部に至り、その結果開き障
子の閉方向への回動も阻止される。
【0015】この発明の開き止めにおいて、アームが障
子取付枠の横枠部材および開き障子の横框のうちのいず
れか一方に取付けられ、ベースが障子取付枠の横枠部材
および開き障子の横框のうちのいずれか他方に取付けら
れることがある。
【0016】このような場合としては、たとえばアーム
の一端部が開き障子の横框に取付けられ、ベースが障子
取付枠の横枠部材に取付けられるとともに、ベースに左
右方向に長い長穴が形成され、アームの回動中心がベー
スの長穴の長さの中央部よりも右方に位置しており、ア
ームの他端部に長穴内に移動自在に嵌まるピンが固定状
に設けられ、ピンの先端にピンの長穴からの抜けを防止
する抜け止め部が設けられ、ベースにおける長穴の左端
と対応する部分に、前側縁部から長穴に至るピン案内用
切欠きが形成され、ベースに、ピンが長穴内にあるとき
には切欠きを閉鎖し、ピンが長穴から外れてアームが開
き障子の横框に対して閉状態となりかつこの状態で開き
障子を閉じたさいに、ピンに押されて開き、これにより
ピンの切欠きを通っての長穴内への侵入を許容する閉鎖
手段が設けられ、ベースにおける長穴の右端に連なった
部分にピンの抜け止め部が通過しうる穴が形成されてい
る場合がある。
【0017】この場合、開き障子の開閉時には、アーム
のピンがベースの長穴内を移動する。このとき、抜け止
め部の働きによりピンが長穴内から抜けることが確実に
防止されるので、アームとベースとの係合が誤って解除
されることはなく、開き障子を開くさいに一挙に全開状
態になることが確実に防止される。ピンが長穴から外れ
てアームが閉状態にあるときに、開き障子を閉じると、
閉鎖手段がピンに押されて切欠きが開き、ピンが切欠き
を通って長穴内へ侵入する。ピンが長穴内へ侵入した後
は、閉鎖手段が切欠きを閉鎖し、これによりピンの切欠
きを通っての長穴からの外れが阻止される。ピンが長穴
内に侵入すれば、開き障子を開いた場合には、アームの
ピンはベースの長穴に案内されて長穴の右端側に移動
し、長穴の右端に当接してピンの移動が停止させられ、
その結果開き障子がそれ以上開くことが阻止される。し
たがって、子供等が落下することが防止される。また、
この状態で、ピンの抜け止め部を穴に通過させることに
よりピンを長穴から外すと、アームとベースとの係合が
解除され、開き障子を全開状態まで開くことができる。
したがって、開き障子や障子取付枠の清掃を簡単に行う
ことができるとともに、迅速な換気が可能になる。ピン
を長穴から外すと、付勢手段によりアームは再び閉状態
となり、開き障子を閉じると、上記と同様にして、アー
ムのピンがベースの長穴内に侵入する。
【0018】上記において、閉鎖手段が、ベースに左右
方向に移動自在に取付けられた閉鎖板と、閉鎖板を閉方
向に付勢するばねとよりなり、閉状態にある閉鎖板の前
側縁部が屋内側に向かって傾斜し、ピンが長穴から外れ
てアームが開き障子の横框に対して閉状態となりかつこ
の状態で開き障子を閉じたさいに、ピンが閉鎖板の傾斜
前側縁部に当接しかつこれを後方に押すことにより閉鎖
板が移動して切欠きが開くようになされていることがあ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
【0020】実施形態1 この実施形態は図1〜図15に示すものである。
【0021】図1はこの発明による開き止めが使用され
た窓を屋内側から見た斜視図、図2はその開き止めの部
分を拡大して示す屋外側から見た斜視図、図3〜図8は
開き止めを構成する部品を示す図、図9〜図15は開き
止めの動作を示す図である。
【0022】図1に示すように、建物の壁(1) の開口部
に取付けられた長方形の窓枠(2) の左側の縦枠部材(2a)
に、長方形の窓障子(3) が図示しない複数の蝶番により
垂直軸を中心に回動しうるように取付けられ、窓枠(2)
の右側の縦枠部材(2b)と窓障子(3) の縦框との間に窓障
子(3) の開き止め(4) が取付けられている。窓障子(3)
は上から見て反時計方向に回動することにより屋外側、
すなわち前方に開くようになっている。なお、以下の説
明において、各部品の説明における上下および前後は、
それぞれ窓障子(3) の閉位置を基準にしていうものとす
る。
【0023】図2〜図8に示すように、開き止め(4)
は、一端部が窓障子(3) の右側の縦框(3a)に取付板(5)
を介して回動自在に取付けられるアーム(6) と、アーム
(6) を縦框(3a)と平行な閉状態となるように付勢するね
じりコイルばね(7) と、窓枠(2) の縦枠部材(2b)に取付
けられる上下方向にのびるベース(8) とを備えている。
【0024】アーム(6) の両端部は半円状に形成されて
おり、その一端部には円形穴(9) が形成されている。ア
ーム(6) の他端部は、他の部分よりも右方に平行に少し
偏位させられており、この偏位部分(6a)に一端部側の円
形穴(9) よりは若干小径の円形穴(10)が形成されいる。
そして、偏位部分(6a)の円形穴(10)に段付ピン(11)(係
合部)の先端小径部(11a) が挿入されて固定されてい
る。段付ピン(11)の頭(11b) が、後述する長穴(21)から
のピン(11)の抜けを防止する抜け止め部となっている。
また、アーム(6) の後側縁の一端寄りの部分に、右方に
突出したばね受け(12)が一体に形成されている。
【0025】取付板(5) は上下方向に長い略長方形状を
なし、その上部にアーム(6) の一端部の円形穴(9) より
も若干小径の円形穴(13)が形成されている。そして、段
付ピン(14)が、右方からアーム(6) の円形穴(9) に緩く
通され、その先端小径部(14a) が取付板(5) の円形穴(1
3)に挿入されてかしめ止められることにより、アーム
(6) が取付板(5) に回動自在に取付けられている。取付
板(5) の後縁の上端部に右方に突出したばね受け(15)が
形成されており、アーム(6) よりも右方において段付ピ
ン(14)の周囲に嵌め被せられたねじりコイルばね(7) の
一端部がアーム(6) のばね受け(12)に係合させられ、他
端部が取付板(5) のばね受け(15)に係合させられること
により、アーム(6) がねじりコイルばね(7) により縦框
(3a)と平行な閉状態となるように付勢されている。取付
板(5) の前縁の下部に、右方に立上がり、かつ後方に屈
曲されたアーム受け(16)が一体に形成され、これにより
アーム(6) が縦框(3a)と平行な閉状態より前方に回動し
ないようになっている。また、取付板(5) の上下両端の
後部に、上下両方向に突出しかつ左方に平行に少し偏位
させられた取付座(5a)が一体に形成され、取付座(5a)に
形成された穴(17)に通されたねじ(18)を縦框(3a)にねじ
嵌めることにより取付板(5) が縦框(3a)に固定されてい
る。
【0026】ベース(8) の上下両端部にはそれぞれ右方
屈曲部(8a)が形成され、上部右方屈曲部(8a)の先端部が
上方に、下部右方屈曲部(8a)の先端部が下方にそれぞれ
屈曲されることにより取付座(8b)が一体に形成され、取
付座(8b)に形成された穴(19)に通されたねじ(20)を縦枠
部材(2b)にねじ嵌めることによりベース(8) が縦枠部材
(2b)に固定されている。また、ベース(8) の前後両側縁
部に補強用右方屈曲部(8c)が一体に形成されている。
【0027】ベース(8) に上下方向に長い長穴(21)(ガ
イド部)が形成されている。長穴(21)の幅は、段付ピン
(11)の直径よりも大きく、頭(11b) の直径よりも小さく
なっている。アーム(6) の回動中心、すなわち段付ピン
(14)は長穴(21)の長さの中央部よりも上方に位置してい
る。長穴(21)の上端に前方屈曲部(22)が形成され、前方
屈曲部(22)の先端に下方屈曲部(23)(移動停止部)が形
成されている。
【0028】ベース(8) における長穴(21)の下端と対応
する部分に、前側縁部から長穴(21)に至るピン案内用切
欠き(24)が形成され、前側の補強用右方屈曲部(8c)に、
ピン案内用切欠き(24)と連なりかつ段付ピン(11)の頭(1
1b) が通過しうる切欠き(25)がその左側縁部から形成さ
れている。また、ベース(8) に、段付ピン(11)が長穴(2
1)内にあるときには切欠き(24)を閉鎖し、ピン(11)が長
穴(21)から外れてアーム(6) が縦框(3a)に対して閉状態
となりかつこの状態で窓障子(3) を閉じたさいに、ピン
(11)に押されて開き、これによりピン(11)の切欠き(24)
を通っての長穴(21)内への侵入を許容する閉鎖手段が設
けられている。
【0029】閉鎖手段は、ベース(8) における長穴(21)
の下端よりも後方の部分に回動自在に取り付けられた閉
鎖板(26)と、閉鎖板(26)を閉方向、すなわち図6の時計
方向に付勢するねじりコイルばね(31)とよりなる。閉鎖
板(26)の後端部に円形穴(27)が形成されるとともに、ベ
ース(8) における長穴(21)の下端よりも後方の部分に円
形穴(27)よりも若干小径の円形穴(28)が形成され、段付
ピン(29)が、右方から閉鎖板(26)の円形穴(27)に緩く通
され、その先端小径部(29a) がベース(8) の円形穴(28)
に挿入されて固定されることにより、閉鎖板(26)がベー
ス(8) に回動自在に取付けられている。閉鎖板(26)の下
縁の前部には右方に突出したばね受け(30)が一体に形成
され、閉鎖板(26)よりも右方において段付ピン(29)の周
囲に嵌め被せられたねじりコイルばね(31)の一端部が閉
鎖板(26)のばね受け(30)に係合させられ、他端部がベー
ス(8) 下端の右方屈曲部(8a)に係合させられることによ
り、閉鎖板(26)が閉方向に付勢されている。そして、閉
鎖板(26)の後縁垂直部の上部が後側の補強用右方屈曲部
(8c)に当接することにより、閉鎖板(26)のそれ以上の回
動が阻止されている。なお、閉鎖板(26)の後縁部の下部
が下方に向かって前方に傾斜するとともに、この傾斜部
とそれよりも上方の部分との連接部がアール状となって
いることにより、閉鎖板(26)の図6の反時計方向への回
動が許容されている。閉状態にある閉鎖板(26)の前側縁
部は後方に向かって上方に傾斜している。また、閉鎖板
(26)の上縁における長さの中間部には、長穴(21)の下端
部と合致する切欠き(34)が形成されている。
【0030】ベース(8) における長穴(21)の上端と連な
るように、若干後方にのびかつ上方にのびたピン案内穴
(32)が形成され、ピン案内穴(32)の上端に連なって段付
ピン(11)の頭(11b) よりも大径のピン抜き穴(33)(係合
解除部)が形成されている。
【0031】このような構成において、図9に示すよう
に、アーム(6) が閉状態にあるときに窓障子(3) を閉じ
ると、ピン(11)が閉鎖板(26)の傾斜前側縁部に当接し、
かつこれを後方に押す。その結果、図10に示すよう
に、閉鎖板(26)がねじりコイルばね(31)の付勢力に抗し
て下方に回動し、切欠き(24)が開く。そして、ピン(11)
は切欠き(24)を通って長穴(21)内の下端に侵入する。ピ
ン(11)が長穴(21)内に侵入すると、図11に示すよう
に、閉鎖板(26)はねじりコイルばね(31)の付勢力により
上方に回動して切欠き(24)が閉鎖され、ピン(11)の長穴
(21)からの脱落が防止される。このとき、ピン(11)は閉
鎖板(26)の切欠き(34)内に位置している。
【0032】ピン(11)が長穴(21)内に入った状態で窓障
子(3) を開くと、図12に示すように、ピン(11)が長穴
(21)内を上方に移動するとともにアーム(6) が段付ピン
(14)の回りに上方に回動する。そして、窓障子(3) を所
定角度開くと、図13に示すように、ピン(11)は長穴(2
1)の上端に当接した後、前方屈曲部(22)を前方に移動
し、アーム(6) を付勢しているねじりコイルばね(7) の
働きによって、下方屈曲部(23)の下端部に至り、その結
果窓障子(3) の開閉両方向への回動が阻止される(図1
4参照)。したがって、子供等が落下することが防止さ
れる。
【0033】窓障子(3) の開閉時には、アーム(6) のピ
ン(11)がベース(8) の長穴(21)内を移動する。このと
き、抜け止め部である頭(11b) の働きによりピン(11)が
長穴(21)内から抜けることが確実に防止されるので、ア
ーム(6) とベース(8) との係合が誤って解除されること
はなく、窓障子(3) を開くさいに一挙に全開状態になる
ことが確実に防止される。したがって、この場合にも、
子供等が落下することが防止される。
【0034】窓障子(3) が所定角度開いた状態で、アー
ム(6) をねじりコイルばね(7) の付勢力に抗して上方に
回動させることにより、下方屈曲部(23)から脱出させ、
さらに窓障子(3) を若干閉じることにより、ピン(11)を
ピン案内穴(32)に侵入させ、ここでアーム(6) 若干上方
に回動させることによりピン(11)をピン抜き穴(33)まで
移動させ、この状態でアーム(6) を右方に撓ませてピン
(11)の頭(11b) を穴(33)に通過させることによりピン(1
1)を長穴(21)から外すと、アーム(6) とベース(8) との
係合が解除され、窓障子(3) を全開状態まで開くことが
できる。したがって、窓障子(3) や窓枠(2) の清掃を簡
単に行うことができるとともに、迅速な換気が可能にな
る。ピン(11)を長穴(21)から外すと、ねじりコイルばね
(7) によりアーム(6) は再び閉状態となり、窓障子(3)
を閉じると、上記と同様にして、アーム(6) のピン(11)
がベース(8) の長穴(21)内に侵入する。
【0035】実施形態2 この実施形態は図16〜図28に示すものである。
【0036】図16はこの発明による開き止めが使用さ
れた窓を屋内側から見た斜視図、図17はその開き止め
の部分を拡大して屋内側から見た斜視図、図18は同じ
く開き止めを拡大して示す平面図、図19〜図24は開
き止めを構成する部品を示す図、図25〜図28は開き
止めの動作を示す図である。
【0037】図16に示すように、建物の壁(1) の開口
部に取付けられた長方形の窓枠(2)の左側の縦枠部材(2
a)に、長方形の窓障子(3) が図示しない複数の蝶番によ
り垂直軸を中心に回動しうるように取付けられ、窓枠
(2) の下側の横枠部材(2c)と窓障子(3) の下側の横框(3
b)との間に窓障子(3) の開き止め(40)が取付けられてい
る。窓障子(3) は上から見て時計方向に回動することに
より屋外側、すなわち前方に開くようになっている。な
お、以下の説明において、各部品の説明における前後お
よび左右は、それぞれ窓障子(3) の閉位置を基準にして
いうものとする。
【0038】図17〜図24に示すように、開き止め(4
0)は、一端部が窓障子(3) の下部横框(3b)に取付板(41)
を介して回動自在に取付けられるアーム(42)と、アーム
(42)を横框(3b)と平行な閉状態となるように付勢するね
じりコイルばね(43)と、窓枠(2) の下側横枠部材(2c)に
取付けられる左右方向にのびるベース(44)とを備えてい
る。
【0039】アーム(42)の両端部は半円状に形成されて
おり、その一端部には円形穴(45)が形成されている。ア
ーム(42)の他端部は、他の部分よりも上方に平行に少し
偏位させられており、この偏位部分(42a) に一端部側の
円形穴(45)よりは若干大径の円形穴(46)が形成されい
る。そして、上記一端部の円形穴(45)に段付ピン(47)
(係合部)の先端小径部(47a) が挿入されて固定されて
いる。段付ピン(47)の頭(47b) が、後述する長穴(59)か
らのピンの抜けを防止する抜け止め部となっている。ま
た、アーム(42)における偏位部分(42a) とその他の部分
とを連結する連結部分(42b) の左側部分にねじりコイル
ばね(43)の一端を挿入するばね挿入穴(48)が形成されて
いる。
【0040】取付板(41)は左右方向に長い略長方形状を
なし、その左右の中央部よりも若干右側の部分にアーム
(42)の偏位部分(42a) の円形穴(46)よりも若干小径の円
形穴(49)が形成されている。そして、段付ピン(50)が、
下方からアーム(42)の円形穴(46)に緩く通され、その先
端小径部(50a) が取付板(41)の円形穴(49)に挿入されて
かしめ止められることにより、アーム(42)が取付板(41)
に回動自在に取付けられている。取付板(41)の前縁の右
端部に下方に突出したばね受け(51)が形成されており、
アーム(42)よりも下側において段付ピン(50)の周囲に嵌
め被せられたねじりコイルばね(43)の一端部がアーム(4
2)のばね挿入穴(48)に挿入させられ、他端部が取付板(4
1)のばね受け(51)に係合させられることにより、アーム
(42)がねじりコイルばね(43)により横框(3b)と平行な閉
状態となるように付勢されている。取付板(41)下面の左
端部にアーム受け(52)がリベット(53)により固定され、
これによりアーム(42)が横框(3b)と平行な閉状態より前
方に回動しないようになっている。アーム受け(52)は、
左右両側から見て後方に開口した略コ字状であり、その
上壁(52a) が取付板(41)下面にリベット(53)で固定され
ている。アーム受け(52)の下壁(52b) には貫通穴(54)が
形成されている。また、取付板(41)の左右両端部に、上
方に平行に少し偏位させられた取付座(41a) が一体に形
成され、取付座(41a) に形成された穴(55)に下方から通
されたねじ(56)を横框(3b)にねじ嵌めることにより取付
板(41)が横框(3b)に固定されている。
【0041】ベース(44)の左右両端部にはそれぞれ下方
屈曲部(44a) が形成され、左側下方屈曲部(44a) の先端
部が左方に、右側下方屈曲部(44a) の先端部が右方にそ
れぞれ屈曲されることにより取付座(44b) が一体に形成
され、取付座(44b) に形成された穴(57)に上方から通さ
れたねじ(58)を横枠部材(2c)にねじ嵌めることによりベ
ース(44)が横枠部材(2c)に固定されている。また、ベー
ス(44)の前後両側縁部に補強用下方屈曲部(44c) が一体
に形成されている。
【0042】ベース(44)に左右方向に長い長穴(59)(ガ
イド部)が形成されている。長穴(59)の幅は、段付ピン
(47)の直径よりも大きく、頭(47b)の直径よりも小さく
なっている。アーム(42)の回動中心、すなわち段付ピン
(50)は長穴(59)の左右方向の中央部よりも右方に位置し
ている。長穴(59)の右端に右方に向かって前方に湾曲し
た前方湾曲部(59a) (移動停止部)が形成されている。
【0043】ベース(44)における長穴(59)の左端と対応
する部分に、前側縁部から長穴(59)に至るピン案内用切
欠き(60)が形成され、前側の補強用下方屈曲部(44c)
に、ピン案内用切欠き(60)と連なりかつ段付ピン(47)の
頭(47b) が通過しうる切欠き(61)がその上側縁部から形
成されている。また、ベース(44)に、段付ピン(47)が長
穴(59)内にあるときには切欠き(60)を閉鎖し、ピン(47)
が長穴(59)から外れてアーム(42)が横框(3b)に対して閉
状態となりかつこの状態で窓障子(3) を閉じたさいに、
ピン(47)に押されて開き、これによりピン(47)の切欠き
(60)を通っての長穴(59)内への侵入を許容する閉鎖手段
が設けられている。
【0044】閉鎖手段は、長穴(59)よりも前方において
ベース(44)下面に沿って左右方向に移動自在に取付けら
れた閉鎖板(62)と、閉鎖板(62)を左方、すなわち閉方向
に付勢する引張コイルばね(63)とよりなる。閉鎖板(62)
に、左右方向に間隔をおいて左右方向に長い2つの長穴
(64)(65)が形成されている。また、閉鎖板(62)の右端に
下方に屈曲されかつ右方に屈曲されたばね係合部(66)が
一体に形成されている。閉鎖板(62)の右側の長穴(65)に
はその下方から段付ピン(67)が長穴(65)に対して左右方
向に移動自在に挿入され、その先端小径部(67a) がベー
ス(44)に形成された円形穴(68)に挿入されてかしめ止め
られている。また、閉鎖板(62)の左側の長穴(64)にはそ
の下方から段付ピン(69)が長穴(64)に対して左右方向に
移動自在に挿入され、その先端小径部(69a) がベース(4
4)に形成された円形穴(72)に挿入されてかしめ止められ
ている。この段付ピン(69)における閉鎖板(62)よりも下
方に突出している部分は、長穴(64)に嵌まっている部分
よりも大径となっており、この大径部(69b) の下端は右
側の段付ピン(67)の下端よりも下方に位置している。そ
して、引張コイルばね(63)の左端部が段付ピン(69)の大
径部(69b) に、右端部がばね係合部(66)にそれぞれ係合
させられることによって、閉鎖板(62)が左方に付勢され
ている。そして、段付ピン(67)(69)が長穴(65)(64)の右
端部に当接することにより、閉鎖板(62)のそれ以上左方
への移動が阻止されている。閉状態にある閉鎖板(62)の
前縁左端部は左方に向かって後方に傾斜している。
【0045】ベース(44)における長穴(59)の前方湾曲部
(59a) の中間部と連なるように、右斜め後方にのびたピ
ン案内穴(70)が形成され、ピン案内穴(70)の右端に連な
って段付ピン(47)の頭(47b) よりも大径のピン抜き穴(7
1)(係合解除部)が形成されている。
【0046】このような構成において、図25に示すよ
うに、アーム(42)が閉状態にあるときに窓障子(3) を閉
じると、ピン(47)が閉鎖板(62)の傾斜前側縁部に当接
し、かつこれを後方に押す。その結果、図26に示すよ
うに、閉鎖板(62)が引張コイルばね(63)の付勢力に抗し
て右方に移動し、切欠き(60)が開く。そして、ピン(47)
は切欠き(60)を通って長穴(59)内の下端に侵入する。ピ
ン(47)が長穴(59)内に侵入すると。閉鎖板(62)は引張コ
イルばね(63)の付勢力により左方に移動し、切欠き(60)
が閉鎖されてピン(47)の長穴(59)からの脱落が防止され
る。
【0047】ピン(47)が長穴(59)内に入った状態で窓障
子(3) を開くと、ピン(47)が長穴(59)内を右方に移動す
るとともにアーム(42)が段付ピン(50)の回りに後方に回
動する。そして、窓障子(3) を所定角度開くと、図27
に示すように、ピン(47)は、長穴(59)の前方湾曲部(59
a) の右端に当接し、アーム(42)を付勢しているねじり
コイルばね(43)の働きによってここで停止させられる。
その結果、窓障子(3) のそれ以上の開きが阻止される。
したがって、子供等が落下することが防止される。
【0048】窓障子(3) の開閉時には、アーム(42)のピ
ン(47)がベース(44)の長穴(59)内を移動する。このと
き、抜け止め部である頭(47b) の働きによりピン(47)が
長穴(59)内から抜けることが確実に防止されるので、ア
ーム(42)とベース(44)との係合が誤って解除されること
はなく、窓障子(3) を開くさいに一挙に全開状態になる
ことが確実に防止される。したがって、この場合にも、
子供等が落下することが防止される。
【0049】窓障子(3) を所定角度開いた状態で、窓障
子(3) を若干閉じ、アーム(42)をねじりコイルばね(43)
の付勢力に抗して図27の反時計方向に回動させること
により、ピン(47)をピン案内穴(70)を経てピン抜き穴(7
1)に侵入させ、さらにアーム(42)を若干上方に撓ませて
ピン(47)の頭(47b) をピン抜き穴(71)に通過させること
によりピン(47)を長穴(59)から外すと、アーム(42)とベ
ース(44)との係合が解除され、窓障子(3) を全開状態ま
で開くことができる。したがって、窓障子(3)や窓枠(2)
の清掃を簡単に行うことができるとともに、迅速な換
気が可能になる。ピン(47)を長穴(59)から外すと、ねじ
りコイルばね(43)によりアーム(42)は再び閉状態とな
り、窓障子(3) を閉じると、上記と同様にして、アーム
(42)のピン(47)がベース(44)の長穴(59)内に侵入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の開き止めの使用状態を
示し、開き止めが使用された窓を屋内側から見た斜視図
である。
【図2】図1の開き止めの部分を拡大して示す屋外側か
ら見た斜視図である。
【図3】アームと取付板を示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】アームと取付板を示す分解斜視図である。
【図6】ベースを示す正面図である。
【図7】図6のVII−VII線拡大断面図である。
【図8】ベースを示す分解斜視図である。
【図9】窓障子が開き、アームとベースとの係合が解除
されるとともにアームが窓障子の縦框に対して閉じてい
る状態の開き止めを示す左方から見た側面図である。
【図10】図9の状態から窓障子が閉じたさいにアーム
がベースに係合する途中の状態の開き止めを示す左方か
ら見た側面図である。
【図11】同じくアームがベースに係合した状態の開き
止めを示す左方から見た側面図である。
【図12】アームがベースに係合した状態で窓障子を開
いた場合の開き止めを示す左方から見た側面図である。
【図13】同じく窓障子が所定角度開いた状態の開き止
めを示す左方から見た側面図である。
【図14】同じく窓障子が所定角度開いて開閉両方向へ
の回動が阻止されている状態の開き止めを示す左方から
見た側面図である。
【図15】図14の状態からアームとベースとの係合を
解除する途中の状態の開き止めを示す左方から見た側面
図である。
【図16】この発明の実施形態2の開き止めの使用状態
を示し、開き止めが使用された窓を屋内側から見た斜視
図である。
【図17】図17の開き止めの部分を拡大して示す屋内
側から見た斜視図である。
【図18】図17の開き止めの部分を拡大して示す平面
図である。
【図19】図18の一部を切欠いて示すXIX−XIX線拡大
断面図である。
【図20】図18のXX−XX線拡大断面図である。
【図21】アームと取付板を示す斜視図である。
【図22】アームと取付板を示す分解斜視図である。
【図23】ベースを示す斜視図である。
【図24】ベースを示す分解斜視図である。
【図25】窓障子が開き、アームとベースとの係合が解
除されるとともにアームが窓障子の横框に対して閉じて
いる状態の開き止めを示す平面図である。
【図26】図25の状態から窓障子が閉じたさいにアー
ムがベースに係合する途中の状態の開き止めを示す平面
図である。
【図27】同じくアームがベースに係合した後窓障子が
所定角度開いた状態の開き止めを示す平面図である。
【図28】図27の状態からアームとベースとの係合を
解除する途中の状態の開き止めを示す平面図である。
【符号の説明】
(2) 窓枠(障子取付枠) (2b) 縦枠部材 (2c) 横枠部材 (3) 窓障子(開き障子) (3a) 縦框 (3b) 横框 (4)(40) 開き止め (6)(42) アーム (7)(43) ねじりコイルばね (8)(44) ベース (11)(47) 段付ピン(係合部) (21)(59) 長穴(ガイド部) (23) 下方屈曲部(移動停止部) (33)(71) ピン抜き穴(係合解除部) (59a) 前方湾曲部(移動停止部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障子取付枠とこれに回動自在に取付けら
    れた開き障子との間に取付けられ、かつ開き障子の所定
    角度以上の開きを阻止する開き止めであって、 一端部が障子取付枠の枠部材および開き障子の框のうち
    のいずれか一方に回動自在に取付けられるアームと、ア
    ームを、これが取付けられる枠部材または框と平行な閉
    状態となるように付勢する付勢手段と、障子取付枠の枠
    部材および開き障子の框のうちのいずれか他方に取付け
    られ、かつ取付けられる枠部材または框の長さ方向にの
    びるベースとを備えており、アームの他端部に係合部が
    設けられ、ベースにその長さ方向にのびかつアームの係
    合部を係合させてこれを案内するガイド部が設けられ、
    ガイド部の一端部に、開き障子を閉じたさいに閉状態に
    あるアームの係合部のガイド部への係合を許容するとと
    もにガイド部からの外れを阻止する係合許容兼外れ阻止
    手段が設けられ、ガイド部の他端部に、アームの係合部
    の移動を止める移動停止部および移動停止部に連なりか
    つ係合部のガイド部への係合を解除する係合解除部が設
    けられている開き障子の開き止め。
  2. 【請求項2】 アームが障子取付枠の縦枠部材および開
    き障子の縦框のうちのいずれか一方に取付けられ、ベー
    スが障子取付枠の縦枠部材および開き障子の縦框のうち
    のいずれか他方に取付けられる請求項1記載の開き障子
    の開き止め。
  3. 【請求項3】 アームの一端部が開き障子の縦框に取付
    けられ、ベースが障子取付枠の縦枠部材に取付けられる
    とともに、ベースに上下方向に長い長穴が形成され、ア
    ームの回動中心がベースの長穴の長さの中央部よりも上
    方に位置しており、アームの他端部に長穴内に移動自在
    に嵌まるピンが固定状に設けられ、ピンの先端にピンの
    長穴からの抜けを防止する抜け止め部が設けられ、ベー
    スにおける長穴の下端と対応する部分に、前側縁部から
    長穴に至るピン案内用切欠きが形成され、ベースに、ピ
    ンが長穴内にあるときには切欠きを閉鎖し、ピンが長穴
    から外れてアームが開き障子の縦框に対して閉状態とな
    りかつこの状態で開き障子を閉じたさいに、ピンに押さ
    れて開き、これによりピンの切欠きを通っての長穴内へ
    の侵入を許容する閉鎖手段が設けられ、ベースにおける
    長穴の上端に連なった部分にピンの抜け止め部が通過し
    うる穴が形成されている請求項1または2記載の開き障
    子の開き止め。
  4. 【請求項4】 閉鎖手段が、ベースに回動自在に取り付
    けられた閉鎖板と、閉鎖板を閉方向に付勢するばねとよ
    りなり、閉状態にある閉鎖板の前側縁部が後方に向かっ
    て傾斜し、ピンが長穴から外れてアームが開き障子の縦
    框に対して閉状態となりかつこの状態で開き障子を閉じ
    たさいに、ピンが閉鎖板の傾斜前側縁部に当接しかつこ
    れを後方に押すことにより閉鎖板が回動して切欠きが開
    くようになされている請求項3記載の開き障子の開き止
    め。
  5. 【請求項5】 長穴の上端に前方屈曲部が形成され、前
    方屈曲部の先端に下方屈曲部が形成されている請求項3
    または4記載の開き障子の開き止め。
  6. 【請求項6】 アームが障子取付枠の横枠部材および開
    き障子の横框のうちのいずれか一方に取付けられ、ベー
    スが障子取付枠の横枠部材および開き障子の横框のうち
    のいずれか他方に取付けられる請求項1記載の開き障子
    の開き止め。
  7. 【請求項7】 アームの一端部が開き障子の横框に取付
    けられ、ベースが障子取付枠の横枠部材に取付けられる
    とともに、ベースに左右方向に長い長穴が形成され、ア
    ームの回動中心がベースの長穴の長さの中央部よりも右
    方に位置しており、アームの他端部に長穴内に移動自在
    に嵌まるピンが固定状に設けられ、ピンの先端にピンの
    長穴からの抜けを防止する抜け止め部が設けられ、ベー
    スにおける長穴の左端と対応する部分に、前側縁部から
    長穴に至るピン案内用切欠きが形成され、ベースに、ピ
    ンが長穴内にあるときには切欠きを閉鎖し、ピンが長穴
    から外れてアームが開き障子の横框に対して閉状態とな
    りかつこの状態で開き障子を閉じたさいに、ピンに押さ
    れて開き、これによりピンの切欠きを通っての長穴内へ
    の侵入を許容する閉鎖手段が設けられ、ベースにおける
    長穴の右端に連なった部分にピンの抜け止め部が通過し
    うる穴が形成されている請求項1または6記載の開き障
    子の開き止め。
  8. 【請求項8】 閉鎖手段が、ベースに左右方向に移動自
    在に取付けられた閉鎖板と、閉鎖板を閉方向に付勢する
    ばねとよりなり、閉状態にある閉鎖板の前側縁部が屋内
    側に向かって傾斜し、ピンが長穴から外れてアームが開
    き障子の横框に対して閉状態となりかつこの状態で開き
    障子を閉じたさいに、ピンが閉鎖板の傾斜前側縁部に当
    接しかつこれを後方に押すことにより閉鎖板が移動して
    切欠きが開くようになされている請求項7記載の開き障
    子の開き止め。
JP32720296A 1996-12-06 1996-12-06 開き障子の開き止め Expired - Fee Related JP3814703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32720296A JP3814703B2 (ja) 1996-12-06 1996-12-06 開き障子の開き止め

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32720296A JP3814703B2 (ja) 1996-12-06 1996-12-06 開き障子の開き止め

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10169284A true JPH10169284A (ja) 1998-06-23
JP3814703B2 JP3814703B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=18196464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32720296A Expired - Fee Related JP3814703B2 (ja) 1996-12-06 1996-12-06 開き障子の開き止め

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3814703B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075256A1 (en) * 2000-04-05 2001-10-11 Philip James Bardsley Releasable closure retaining device
JP2003097130A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Nippon Fruehauf Co Ltd バン型車両等における扉の90°開放位置での扉の自動ストッパ装置
JP2007008364A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械のカバー開閉機構
JP2008261152A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Fujisash Co 開き窓における開口制限ストッパー装置
JP2017025629A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 三協立山株式会社 建具
JP2017155562A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 Ykk Ap株式会社 開度規制装置及び建具
JP2018040191A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 Ykk Ap株式会社 開閉制御装置及び建具
CN110056273A (zh) * 2018-01-19 2019-07-26 Ykk Ap株式会社 门窗
CN111058705A (zh) * 2019-12-09 2020-04-24 北京北方车辆集团有限公司 一种窗门锁闭装置
DE102017210363B4 (de) 2017-06-21 2024-05-29 Geze Gmbh Feststellvorrichtung

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075256A1 (en) * 2000-04-05 2001-10-11 Philip James Bardsley Releasable closure retaining device
JP2003097130A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Nippon Fruehauf Co Ltd バン型車両等における扉の90°開放位置での扉の自動ストッパ装置
JP4526219B2 (ja) * 2001-09-21 2010-08-18 日本フルハーフ株式会社 バン型車両における扉の90°開放位置での扉の自動ストッパ装置
JP2007008364A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd 建設機械のカバー開閉機構
JP2008261152A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Fujisash Co 開き窓における開口制限ストッパー装置
JP2017025629A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 三協立山株式会社 建具
JP2017155562A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 Ykk Ap株式会社 開度規制装置及び建具
JP2018040191A (ja) * 2016-09-08 2018-03-15 Ykk Ap株式会社 開閉制御装置及び建具
CN107806298A (zh) * 2016-09-08 2018-03-16 Ykk Ap株式会社 开闭控制装置及门窗
CN107806298B (zh) * 2016-09-08 2020-07-10 Ykk Ap株式会社 开闭控制装置及门窗
DE102017210363B4 (de) 2017-06-21 2024-05-29 Geze Gmbh Feststellvorrichtung
CN110056273A (zh) * 2018-01-19 2019-07-26 Ykk Ap株式会社 门窗
CN110056273B (zh) * 2018-01-19 2021-12-10 Ykk Ap株式会社 门窗
CN111058705A (zh) * 2019-12-09 2020-04-24 北京北方车辆集团有限公司 一种窗门锁闭装置
CN111058705B (zh) * 2019-12-09 2024-06-11 北京北方车辆集团有限公司 一种窗门锁闭装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3814703B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4693503A (en) Lever latch
JPH10169284A (ja) 開き障子の開き止め
US7278185B2 (en) Restricting device
JP6013170B2 (ja) 開度規制装置及び建具
JP3321723B2 (ja) 引戸の振れ止め装置
RU2684453C1 (ru) Фурнитурная система для присоединения сдвигаемой и откидываемой створки
JP3401676B2 (ja) 窓用開口制限装置
JP5454941B2 (ja) ラッチ装置および建具
JP4615326B2 (ja) 錠装置
JP7503947B2 (ja) すべり出し窓用ステー
JP4625122B2 (ja) 戸当り
WO2006078169A1 (en) Child safety lock for reversible window hinges
JP4195127B2 (ja) 扉用錠前
JP4514076B2 (ja) 鎌錠
JP2003035061A (ja) 窓障子の施錠装置
JP6401822B1 (ja) 内開き戸の施錠装置
GB2131077A (en) Window latching devices
JP3773876B2 (ja) 引き戸用の引き手装置及び引き分け戸用の引き手装置
JP4194163B2 (ja) 回動式ドアの開放維持具、及び同開放維持具を具備するドアストッパ
JP3127802B2 (ja) サッシ
JP2003049574A (ja) 扉位置決め装置
JP3914940B2 (ja) ウィング付き収納ボックスのオートロック装置
JP6009342B2 (ja) 開度規制装置及び建具
JPH10165249A (ja) ウィング付き収納ボックスのオートロック装置とこの装置を有する家具
JP5237650B2 (ja) 開き戸のソフトクローズ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees