JP2008261152A - 開き窓における開口制限ストッパー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】障子を一定角度まで回動したときにその位置に確実に固定できる部分開と共に障子の全開全閉を選択的に行える開き窓における開口制限ストッパー装置を提供する。
【解決手段】たて枠1aに上端が枢着されたアーム11は障子2が閉った状態でたて框2aとたて枠1a間に納まっている。ピン軸15がアーム11に設けた上下方向の案内長穴の上端のピン係脱部11eに係脱可能に設けてある。ピン軸15はシフタ19と一体的な半開全開切替用つまみ19aを移動することで軸方向に進退する。ピン軸15はアーム11と係合している。障子2を開くとピン軸15は外方へ移動し、アーム11の案内長穴を移動してアーム11の先端側を外方へ移動させアーム11を回転させる。案内長穴の端部で障子2は半開を保たれる。さらにピン軸15を右行してピン係脱部11eから脱出させると障子は全開できる。
【選択図】図3

Description

本発明は障子を一定角度まで回動したときにその位置に確実に固定できる部分開と共に障子の全開全閉を選択的に行える開き窓における開口制限ストッパー装置に係るものである。
特許文献1には窓2を閉じた位置で開口枠1に設けた支軸5に対して枢着位置を変更可能に牽制アーム6をその長手方向に移動させる操作具8を設けている。牽制アーム6の先端側にはその長手方向に連繋溝17を設けてある。この連繋溝17には窓2に固定したピン7が移動自在に嵌合している。連繋溝17は一端は行き止まりで窓2を部分開した時に、該一端にピン7が当り窓2の部分開が保たれるようになっている。連繋溝17の他端は開放されている。窓2を閉めると連繋溝17の他端近くにピン7が来る。ここで操作具8を操作して牽制アーム6を長手方向に移動するとピン7は連繋溝17から外れる。ここで、窓2は全開可能となる。
特許文献2には窓枠10に辷り出し可能に障子20を備えた開き窓が開示されている。この開き窓は下框22と下枠12間をアーム部材30で連結している。アーム部材30は先端側が閉じた根本側に向う長穴31がアーム部材30の途中の一端寄り部31aで開放されている。この長穴31に摺動可能に嵌合しているピン41は障子20の部分開時には長穴31の先端側に行き止っており、障子20を閉めると長穴31中の一端寄り部31a近くにある。ピン41を下框22の長手方向に沿って移動可能とする切換部材40が下框22に設けてある。切換部材40を用いてピン41を移動して長穴31外へ出すと、障子20は全開可能となる。
特許文献1は連繋溝17を有する牽制アーム6とピン7、特許文献2は長穴31を有するアーム部材31とピン41とで夫々すべり対偶を構成し、牽制アーム6は開口枠に枢着され、アーム部材31は下枠12に枢着されている。従って共に障子、開口枠と併せてすべり子回転連鎖を構成している。
特許文献1と特許文献2を比較すると、特許文献1ではピン7を連繋溝17から外すのに牽制アーム6を長手方向に移動している。特許文献2ではピン41を長穴31から外すのにピン41をアーム部材30の長手方向に移動している。
この構成を見ると特許文献2は特許文献1の機構の交替を行ったものである。
特開2000−38866号公報 特開2005−76334号公報
特許文献1に記載の発明によれば、牽制アーム6は連繋溝17からピン7を外す必要上、牽制アーム6の中間に凹部15を設けねばならない。このため、牽制アーム6を窓2の框と開口枠の枠材間の狭い空間に納めねばならないのが制約となる。同様に特許文献2においては長穴31からピン41を外す必要上、アーム部材30の中間に凹陥部37を設けねばならない。このためアーム部材30を障子20の框と窓枠10の枠材間に納めねばならないのが制約となる。また、上記において障子を半開にするときに障子は開く勢が牽制アーム6、アーム部材30に衝撃的に引張力として加わるから、前記凹部15、凹陥部37回りは曲げ力が加わるので強度剛性を保つために肉厚が大きくなってしまう。製造上も上記牽制アーム6、アーム部材30はプレス加工において曲げ加工が伴ないコスト高となる。
特許文献1には窓半開時に風により、窓2が閉らないようにロック体35を設けている。このロック体35はプラスチック成形品であって係合爪37を弾性変形してピン7を保持している(段落〔0029〕参照)。
しかし、このような窓2の保持では換気に好適な風が吹く程度にしか耐えられないことは、特許文献1は自白している(段落〔0028〕第7行から第10行参照)。また、特許文献2には風に対する障子の保持についての開示がない。
上述のように特許文献1に記載の窓構成では少なくとも換気に好適な風以上の風力では閉ってしまう。
本発明は開口枠と障子間の狭い空間に納め得る障子を半開及び全開可能な開き窓の開口制限ストッパー装置を提供することを目的とする。
本発明は障子の半開状態において風力に拘らず半開状態を保ち得る障子を半開及び全開可能な開き窓の開口制限ストッパー装置を提供することを目的とする。尚、半開とは厳密に全開寸法の半分のみを示すのではなく、予め限定した部分開口も含むものである。
本発明の第1の発明は開き窓の枠材の1つと、この枠材に沿う障子の框との間に設けられ障子の半開を支持するアームと、アームと係脱するストッパーとを備えた開口制限ストッパー装置において、
前記框に備えられ框の長手方向に交叉し且つ障子面に平行に移動可能なピン軸と、
一端が前記枠材に枢着され障子が閉った状態でピン軸がアームの板面に交叉方向に出入り可能で開閉する際にピン軸に案内される案内長穴を有する板状のアームと、
障子に備えられ、ピン軸をアームの板面に交叉する方向に移動しピン軸が案内長穴に係合する位置と、ピン軸が案内長穴から抜け出た位置と、をとるように操作する半開全開切替操作装置と、
を有することを特徴とする開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第2の発明はアームは枠材に沿う方向にアームの自重又はばねにより付勢され、案内長穴は障子が半開した際に案内長穴の端部に案内長穴に対して交叉方向のピン軸が入り得るロック部を有し、ピン軸にロック部が入り障子が半開で固定されることを特徴とする第1の発明に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第3の発明はピン軸は案内長穴に案内される軸部と、案内長穴よりも大径であってアームを横切る位置に設けられた案内長穴の幅よりも大径のつばとを有し、案内長穴はアームの枠材への枢着位置に近い側にピン軸のつばがアームを横切り得るピン係脱部を有することを特徴とする第1又は第2の発明に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第4の発明は案内長穴はピン係脱部と、ピン係脱部につづくピン案内部を有し、障子を閉めた状態においてピン係脱部はピン案内部の見込方向の室内側に有り、ピン軸がピン係脱部とピン案内部間を移動可能にピン係脱部とピン案内部間にピン移動部を有することを特徴とする第1から第3の発明の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第5の発明は障子の半開状態において、ピンロック部がピン軸から脱出する方向にアームを回動するロック解除装置を有することを特徴とする第2から第4の発明の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第6の発明はロック解除装置は半開全開切替操作装置を設けた框に固定された台座と、台座に枢着され枢着位置に対して一方端にロック解除操作部材により回動されるカムレバー部を他方端にアームに作用してアームのロック部をピン軸から外す位置とアームから離れて収納される位置をとる解除作用レバー部を有するベルクランク状のロック解除部材と、カムレバー部に作用するロック解除操作部材と、を有することを特徴とする第5の発明に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第7の発明は半開全開切替操作装置はピン軸に設けたシフタ係合部に係合するヨークであって框に固定される台座の背面から突出するヨークと、ヨークと一体的に設けられ台座の前面に設けられた切替用つまみと、ヨーク及び切替用つまみをピン軸の軸方向に移動自在に保持するガイド部を有する台座と、を有し、切替用つまみを移動することにより、ピン軸がアームと係脱可能としたことを特徴とする第1から第6の発明の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。
本発明の第8の発明はロック解除装置と半開全開切替操作装置を一体の台座に設けたことを特徴とする第4から第7の発明の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置である。

請求項1に係る発明によれば、板状のアームを用いたので障子を閉めた際の、開口枠の枠材と障子の框間のせまい空間に容易に収容できる。また、障子を開いた際にはピン軸と案内長穴の終端と衝突した場合にアームに障子の慣性に基づく衝撃力が加わるが、アームの各部は引張力のみを受けるのでアームを小さくできる。
操作装置はアームの板面に交叉する方向からアームの案内長穴に係合する位置と、抜け出た位置をとるようにしたのでピン軸の行程はアームの板厚を越えるだけで短くでき操作性がよい。更にまた、操作装置を設けた框の長手方向に交叉する方向にピン軸の移動の操作を行うことになるので、操作が容易である。
請求項2に係る発明によれば、障子を半開とするだけで障子は自動的にロックされる。突風等により障子が衝撃的に閉ることが防止される。
請求項3に係る発明によれば、ピン軸の工程はつばの厚みにアームの板厚を加えただけであるのでピン軸の行程は小さくピン軸の支持部も軸方向に短くまとめられ、その結果ピン軸は短く、行程も短くなるので框を横切って往復動するピン軸を備えた操作装置を框の幅に合せることが可能である。
請求項4に係る発明によれば、障子の半開動作時の障子の開き始めにおいて、アームを回動する抵抗が加わらず、障子の引寄せ解除の抵抗にならない。
また、アームがたて框と干渉せず、たて框の見込み寸法内のせまい空間に容易に収納できる。
請求項5に係る発明によれば、ロック解除装置はアームをピンロック部がピン軸から外れる位置まで回動するだけであり、ロックされる作用と逆方向にアームを回動するのであるから作動は確実で円滑である。
請求項6に係る発明によれば、ロック解除操作部材を操作するだけでアームのロックを解除できる。
請求項7に係る発明によれば、切替用つまみはピン軸の行程と同行程であるから、半開と全開の選択の際は、切替用つまみは行程が短く且つ框を横切る方向に移動するだけであるから操作性が良い。
請求項8に係る発明によれば、障子の半開全開の選択と半開時のロック解除を行う装置が一体になっているので障子への取付け取外しが簡単である。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1)
(全体構成)
図1は室内側より見る窓の正面図である。
図1に示すように開口枠1内には障子2が設けてある。障子2を図1の右側のたて枠1a1を吊元とするたて丁番で取り付けた横開き窓(片開き)である。なお、水平な軸心で回転又は辷り出し回転するように開口枠1のたて枠1a,1a1、障子2のたて框2a,2a1の夫々の部材間に取り付けられて外開きする窓においても本発明は適用される。即ち、何れも開口枠1に対して障子2は外開きする窓である。本例では横開き窓についてのべる。
たて枠1aとたて框2a間には開き窓の開口制限ストッパー装置(以下、開口制限ストッパー装置という)3が配設されている。開口制限ストッパー装置3は障子2の半開、全開をつかさどる装置である。
図2は図1から障子2が開いた状態を略画で示し、図1に対して平面図となっている。開口制限ストッパー装置3は一端がたて枠1a側で枢着されたアーム装置4と、アーム装置4と係脱可能なすべり子(後述)を有してすべり子を制御する半開全開切替操作装置(以下操作装置という)5を有する。アーム装置4はたて枠1aに取り付けてある。すべり子及び操作装置5はたて框2aに取り付けてある。障子2の全開時は下枠1a2と下框2a2に設けたあおり止め31でもって全開位置を定めている。
(開口枠と障子の断面)
図3は障子2が閉じた状態、及び図4は半開した状態におけるたて枠1a、たて框2aの水平断面図である。
図3に示すように、たて枠1aには障子外周に対向する内周材1bにたて框2a側に向って突出した上下方向の突条1c及び1dが設けてある。内周材1bは板面が見込方向となっている。突条1dは室内側にあって外部側を向いて開口した上下方向の条溝1eを有する。
条溝1eにはたて框2aの室内側に面する内側材2bに接するパッキン6が嵌め込んである。
たて框2aにはたて枠の内周材1bに平行する外周材2cが設けてある。外周材2cにはたて枠の内周材1bに向って上下方向の突条2d〜2hが設けてある。突条2d〜2hは室内側から室外側へ向って並列している。突条2dは内側材2bと同一平面を形成している。突状2hはたて框2aの外側材2iと同一平面を形成している。
突条2gと2hは先端が対向する鍵形であり、突条2gと2h間は条溝2jとなっている。条溝2jに嵌合して保持されるパッキン7は障子2を閉めた際はたて枠の突条1cに圧接する。
パッキン7は条溝2jに嵌合する取付部7aと、条溝2j外にあって室内側へ向ってのびる板状部7bと、板状部7bに先端にたて枠側と接する密封部7cとを有する。板状部7bは見込方向幅が大きくとられており、内周材1b側へ大きくたわむことができる。密封部7cは中空円筒形である。アーム11(後述)のない位置においては密封部7cは障子2を閉じた状態でたて枠の突条1cとたて框の突条2gに圧接されている。
たて框2aにおいて、外周材2cに平行して設けた中間材2kは外周材2c、内側材2b、外側材2i、と合せて中空部2mを形成している。中間材2kの内周側はガラス溝2nとなっている。
ガラス溝2nは内側材2bから室外側へ向って突出する突条2oと、外側材2iから室内側へ向って突出する突条2p,2q間にある。突条2o,2pはたて框2aの内周材となっている。突条2oは断面L形であり、L形内側にはガラス溝2nに通ずる空間2rが生じている。
(アーム装置)
図3は障子閉時、図4は障子半開時の框回りの平面図である。図5は図2の矢印A方向から見るアーム装置4の図である。図6は図3の正面(図の下方より見る)から見る開き窓の開口制限ストッパー装置の図である。図3から図6を参照してアーム装置4の説明をする。
アーム装置4はアーム取付ベース(以下、ベースという)8と、ベース8に固定した支軸9と、支軸9に根本が回転可能に且つ、支軸9の軸方向に対して傾動可能にゆるく嵌合しているアーム11と、アーム11を室内側へ付勢している円錐形のねじりコイルばね(以下、ばねという)12とを有する。
ベース8は基板8aの上下にフランジ8cを有する。下側のフランジ8cにはストッパ8dが設けてある。ストッパ8dはアーム11の根本側に近い縁であるドッグ面11bが当る段部を下側のフランジ8cに設けたものである(図5参照)。ベース8をたて枠1aの内周材1bに当接して取付けた状態において、ベース8の基板8aの室内側にはフランジ8cと同方向(内周材1bから離れる方向)に折曲してばね掛け8eが立上っている(図5参照)。
図6に示すように支軸9は小径軸部9a、小径軸部9aから拡径した大径軸部9b、大径軸部9bよりも大径のつば9cを軸方向にこの順に有する。
ベース8の基板8aの穴8a1には支軸9の根本の小径軸部9aが嵌合してかしめられている。
支軸9の大径軸部9bにはつば9c側にアーム11の根本の穴11cが弛く嵌合している。そして、基板8aとアーム11間において、支軸9には、ばね12が挿入されている。図5に示すようにばね12の一端12aはベース8のばね掛け8eに係止され、他端12bはアーム11のばね掛け11aに係止され、図5においてアーム11を支軸9を中心にして時計回りに付勢しており、アーム11に外力が加わらない状態において、ベース8のストッパ8dにアーム11のドッグ面11bが当接しアーム11は図5の実線で示すように支軸9から垂下している。
ベース8はたて枠の内周材1bにその基板8aが当接して基板8aに設けた穴8bを挿通して図示されない小ねじを内周材1bに設けた裏板(図示されない)にねじ込み固定されている。
アーム11は前述のばね掛け11aと、ドッグ面11bと、支軸9に弛く嵌合する穴11cと、後述の操作装置のピンが係脱して、ピンが係合した状態でピンが移動可能な一つの案内長穴11dとを有する。案内長穴11dはピン係脱部11eと、ピン移動部11fと、ピン案内部11gと、ピンロック部11hとをこの順序で有する。
アーム11は平板状であるが長手方向の片側の縁を長手方向に折曲線11iが出るようにわずかに折曲して補強、補剛を計ってある。また、折曲線11iはアーム11が垂下した状態で垂直方向を向いている。図3に示すように障子2が閉った状態では折曲線11iにより折り曲げられた側のアームの縁11pはたて枠1aの内周材1bに近づいている。そしてたて枠の突条1cを室外側へ越えている。しかし、パッキン7の板状部7bはアームの縁11pを越えて、密封が計られるようになっている。このとき、密封部7cはアーム11の縁11pとたて枠の突条1cに圧接している。
ピン係脱部11eはアーム11の長手方向の途中に設けてある。ピン移動部11fはピン係脱部11eからアーム11の長手方向にほぼ直角方向にピン案内部11gの上端に向って先に行く程幅がせまくなるように設けてある。ピン案内部11gはピン移動部11fに続いて直線部分と直線部分につづいて室外側斜め下方に緩い凸な曲線部分を有しアーム11の先端近くに達している。ピンロック部11hはピン案内部11gの下端から外方に向って短く設けられている。ピンロック部11hは支軸9を中心とする円弧又はこの円弧に近い直線状である。
(ピン装置)
図3、図4に示すようにピン装置13がたて框2aに設けてある。図3は障子2を閉めた状態、図4は障子2を半開した状態を示す。ピン装置13はたて框の外周材2cの丸穴2c1及び中間材2kの丸穴2k1に圧入される円筒形外周を有する胴部14aと胴部14aの軸方向の片側を拡径したつば14bを有するブッシュ14と、ブッシュ14の中心穴14cに移動自在に滑合するピン軸15とを有する。
ピン軸15はブッシュ14の両側に突出し中間部がブッシュの中心穴14cと滑合する軸部15aの先端側につば15bを有し、後端側に軸部15aを縮径し周方向の条溝としたシフタ係合部15cを有する。つば15bは図5に示すアーム11のピン係脱部11eをアーム11の板面に交叉して出入り可能な大きさである。アーム11は後述の動作時に見込方向に垂直な平面に対して板面が傾くので軸部15aの直径よりもピン案内部11g及びピンロック部11hの幅はわずかに大きい。ピン軸のつば15bはアームのピン案内部11g及びピンロック部11hの幅よりも直径が大きい。図5(図11参照)においてつば15bはピン係脱部11eからピン案内部11gへ移動する際にアームのピン移動部11fを通過する。アームのピン移動部11fのピン案内部11g寄りではアーム11の板面に交叉方向にピン軸15を移動するとつば15bはピン移動部11fの縁に重なり、ピン軸15は後退できなくなる。
ピン軸の軸部15aはピン案内部11g及びピンロック部11hに丁度嵌合する大きさである。アーム11は後述の動作時に壁面に直角で垂直な平面に対して板面が傾くので軸部15aの直径よりもピン案内部11g及びピンロック部11hの幅はわずかに大きくしてある。ピン軸15はピン案内部11gに対してころの作用を備えたすべり子となる。
ブッシュ14から図3において右方へ突出したピン軸は空間2rに進入している。
ピン軸のシフタ係合部15cには後述する操作装置5のシフタが係合している。ピン軸15は図3においては左行端にある。図3においてブッシュ14に案内されてピン軸15が右行するとアームのピン係脱部11eをつば15bが通りぬけて、つば15bはブッシュのつば14bに当接する。この結果ピン軸15はアーム11と干渉しない位置となる。右行端からピン軸15を左行させるとつば15bはアームのピン係脱部11eをくぐりぬける。
アーム11の板厚、つば15bの厚さは小さくできるのでピン軸15の行程は小さく、ピン軸15が後退したとき、たて框の内周材となる突条2oと外周材2cに設けた突条2d,2eの先端内にピン装置13を納めることができる。
(障子半開全開切替操作装置)
操作装置5はピン軸15をアーム11に係脱するシフタ装置16を有する。本例では障子半開状態においてロックしている障子2のロックを解除するロック解除装置17を操作装置5に付設し、何れも障子2に取り付けられる。本例ではシフタ装置16とロック解除装置17を一体の台座に装備し、台座を障子2に取り付けるようにしてある。
図1に示すように操作装置5は障子2のたて框2aの内側材2bに配設されている。
以下に操作装置5の詳細な説明をする。
図6には操作装置5の室内側から見る正面図が示されている。図7は図6の側面図、図8は図6の平面図、図9は図6の背面図、図10は図6のB−B断面図である。
(シフタ装置)
シフタ装置16は台座18に設けられる。図9、図10に示す台座18は台座18の縁を囲繞する座面18aがたて框2aの内側材2bに当接し、台座18の小ねじ用穴18bを挿通して図示されない小ねじが内側材2bにねじ込まれて固定される。小ねじ用穴18bを設ける小ねじの座面側は正面より見て方形の凹部18rとなっている。上記小ねじを見えないようにするため凹部18rに丁度嵌合するキヤップ21が嵌着してある。
台座18のたて框2aへの取付け状態において、台座18の室内側より見る正面には左右方向に案内溝18cが設けてある。図17に示すように案内溝18cのたて框2aの外周側の終端にはストッパ18c1が設けてある。案内溝18cの底部材18dには前後(見込方向)に貫通する穴18eが設けてある。座面18a側には案内溝18cに平行に左右方向(壁面に平行な方向)に広幅の案内溝18fが設けてある。案内溝18fの平行平面となっている対向面には凹溝18f1,18f2(図9参照)が設けてある。
図17に示すようにシフタ19が穴18eを挿通して台座18に差し込まれている。台座の案内溝18cに丁度嵌合して案内されるつまみ19aがシフタ19に設けてある。図10に示すようにシフタ19の半開全開切替用つまみ(以下、切替用つまみという)19aと反対側の端部は二又ヨーク19bとなっている。
図3、図4に示すように二又ヨーク19bはピン軸15のシフタ係合部15cに常時嵌まり込んでいる。従って、丸軸であるピン軸15はブッシュ14に支持され回転可能及び軸方向に移動可能である。なお、シフタ係合部15cに嵌合するヨークであれば二又でなくてもよい。シフタ19の二又ヨーク19bとつまみ19a間の中間部19cに底部材18dに接するガイドプレート22が嵌合している。
図9に示すようにガイドプレート22は案内溝18fに移動自在に嵌合するベース部22cと、先端凸部22bが凹溝18f1,18f2に弾力で嵌合可能でベース部22cと同平面のスナップアーム22aと、シフタの二又ヨーク19bに嵌合する穴であって前後方向に貫通している穴22dと、ベース部22cから背部に突出するスタンド部22eを主に有する一体物である。先端凸部22bは半円に近い形状である。
ガイドプレ−ト22のスタンド部22eを貫通した組付けねじ30の先端はシフタ19にねじ込まれガイドプレート22がシフタ19から抜けないようにしている。
図17に示すように切替用つまみ19aがストッパ18c1に当った状態では切替用つまみ19aの両端は台座18の巾方向の両縁と一致している。このときピン軸15は左行端にあり、アーム11と係合している。穴18eはシフタ19の図17において右行を許容するようにあいている。案内溝18fはガイドプレート22の図17において右行を許容するように設けてある。ストッパ18c1の高さは案内溝18cの深さdよりも小さく、正面から見て切替用つまみ19aに設けたリップ19a1はストッパ18c1を蔽っている。
切替用つまみ19aは凹部19dを設け、凹部19dの底に上下方向の突起19eを複数設けてあるので、つまみ19aの凹部19dの底に指先で力を加えてシフタ19の左右動を容易としてある。
この構成により、操作装置5をたて框2aの左右方向の幅内に納めると共に、たて枠1aに近づけることができるようにしてある。即ち、納まりがよい。そして、アーム11とピン軸15の関係により、半開、全開の切替におけるつまみ19aの行程が小さく操作性がよい。
シフタ装置16の下方にロック解除装置17が設けてある。
(ロック解除装置)
図6に示すように全体としては上下方向に長く室内側正面より見て方形の台座18の表側には上下方向に長い案内溝18gが設けてある。図10に示すように案内溝18gの底部材18hを貫通して上下方向に長い長穴18iが案内溝18gと平行して設けてある。図9に示すように台座18の裏面には案内部18jが設けてある。底部材18hを底とする案内部18jは広幅であり、案内溝18gと平行している。案内部18jの平行平面となっている対向壁には凹溝18j1,18j2が設けてある。
表側の案内溝18gにはロック解除操作部材として上下移動自在にロック解除用つまみ23が嵌合している。ロック解除用つまみ23の背面に設けた突起23aは長穴18iを挿通して台座18の背部へ突出している。案内部18jには上下方向に移動自在に裏板24が嵌合している。突起23aは裏板24の穴24iに嵌合し、先端は穴24iを貫通して裏板24より突出している。裏板24より突出した突起23aには裏板24の板面に接近して周方向の条溝が設けてある。この条溝には軸用止輪25が嵌合している。これによってロック解除用つまみ23、裏板24は連結されており、ロック解除用つまみ23が案内溝18gに沿って上下動するとき裏板24は案内部18jに沿って上下動する。
図9に示すように裏板24にはスナップアーム24aが設けられている。スナップアーム24aは先端凸部24bが凹溝18j1,18j2の何れかに弾力で嵌合可能である。先端凸部24bは半円に近い形状である。凹溝18j2には裏板24の下降限度位置において、先端凸部24bが丁度嵌合する。凹溝18j2の上方から始まる凹溝18j1は上下方向に長く設けてある。凹溝18j1に先端凸部24bが入った状態ではスナップアーム24aは凹溝18j1を圧していない。又は軽い力で圧している。従って、凹溝18j1中を先端凸部24bが上下動するとき、摩擦抵抗は殆んどない。裏板24の上端には一体に外部側へ向って円筒形の突起24cを有する。突起24cは次にのべるベルクランク形状の部材を駆動するためのものでカム従動節となっている。
図10に示すように台座18の裏面に一体に立設した円筒形ダボ18kにはベルクランク形状の解除部材26が回動自在に嵌入している。ダボ18k先端に座金27を介してねじ込まれた小ねじ28により、解除部材26はダボ18kの軸方向に移動は阻止され障子面に平行な平面内の運動に限られる。
解除部材26は一方のカムレバー部26aに裏板の突起24cが作用するようになっている。他方の解除作用レバー部26bはその解除作用部26b1がアーム11の先端の下縁に作用してアーム11を持ち上げる後述の作用をする。
カムレバー部26aにはバランスウエート26cが一体に設けてある。バランスウエート26cは解除作用レバー部26bがアーム11先端を持ち上げる際の横向きのときにダボ18kを間にして解除作用部26b1とは反対側に有ってアーム11のロック解除作用(後述)を助勢する。また、バランスウエート26cはカムレバー部26aを補強する。
圧縮コイルばね(以下、ばねという)29は案内部18jの底部材18hに設けた上下方向の溝となったばね装着部18mに納められている。ばね29はばね装着部18mの下端(溝の周端)18nを一方の下端側のばね座とし、裏板24に設けた突起の下面を他方の上端のばね座24hとしている(図10参照)。
裏板24は図9、図10に示すようにばね29により常に上方へ向って付勢されている。裏板24はその上端24eが台座18の裏側の案内部18jの上端に設けたストッパ部18pに当接することにより上昇限度が定められる。
上記において、台座18、シフタ19、解除用つまみ23は例えばAES(アクリロニトリル−エチレン・プロピレン−スチレン共重合体)、ガイドプレート22、裏板24、解除部材26、はPOM(ポリアセタール)等の合成樹脂成形品である。アーム装置4の各部材は鉄系金属製である。
(作用)
障子2が閉められている状態では締りハンドル32により、障子2の開口枠1への固定及び固定を解除して障子を開放可能とされる。
開放可能とする際には障子2を全開可能とするか半開に止めるかの選択が行なわれる。
図1、図3、図6において全開と半開を切り替える切替え用つまみ19aを操作する。障子2が閉った状態ではアーム11は図5に実線で示される位置にあって、ばね12のばね力で支軸9を中心にして時計回りに付勢されている。アーム11のドッグ面11bはアーム取付ベース8のストッパ8dに当り、アーム11は先端の当り面11jがたて枠1aの突条1dに当っていない状態で回動を止められている。
図3ではピン軸15は左行限度位置にあって、先端のつば15bはアーム11のピン係脱部11eを左方へ越えている。
シフタ19は図3では左行限度位置にあって、又切替え用つまみ19aは図1、図6の実線に示すように台座18内に納まっている。
図9に示すようにロック解除装置17の裏板24は、ばね29のばね力で上昇しており、台座の案内部18jの終端のストッパ部18pにより上昇限度の一定位置に有る。従って、突起24cは最上位置にある。このとき、解除部材26はダボ18kを中心にして解除作用レバー部26bの重力で垂直方向を向いている。解除部材26が全体として垂直方向を向いているときには解除部材26は台座18の投影内にある。カムレバー部26aは突起24cに接しているか接近している。
上記が障子2が閉った状態で障子2を半開する選択が行われた状態である。
図11は障子2の半開動作時のアーム11とピン軸15の関係位置を示している。
障子2を開くと操作装置5は付設したロック解除装置17と併せて障子2と共に外方へ移動する。このとき、図11のaに示すようにピン軸15はアームのピン係脱部11eに係合していたのがピン移動部11fをピン案内部11gの上端部に向って移動しピン案内部11gの縁に接する(図11のb)。ピン軸15がピン係脱部11eから直にピン案内部11gに移動すると、障子2の開き始めと同時にアーム11が室外側に動き始める。その結果、アームの符号11i側(図5のアーム垂直状態右側)がたて框2aの突条2hに当接し、アーム11の動きを妨げる。
そこで、ピン軸15がピン係脱部11eから移動部11fに平行に移動する事によって、障子2をその寸法分室外側に移動させ、アーム11とたて框突条2hのクリアランスが確保でき、アーム11が支障なく動くことができる。この事により、たて框の見込み寸法というせまい空間にアームを収納する事ができる。
ここまではアーム11は不動である。
続いて障子2が外方へ移動するとピン軸15の軸部15aはピン案内部11gの上端部でその縁に接して摺動しまたはピン軸15がブッシュ14に支持されて回転してころがりも加わって転摺動し乍アーム11を室外へ向って押す。更に障子2を開くと、アーム11は支軸9を中心にして図5、図11において反時計方向に回動し室外側へ向う。このとき、アームはばね12を締め込む。障子2の外方への更なる移動により共に移動するピン軸15は案内長穴11dのピン案内部11g中を進む(図11、c→d)。ピン軸15の軸部15aの直径とピン案内部11gの幅はほぼ同一であるのでつば15bのためピン軸15は軸方向にピン案内部11gから抜くことは出来なくなる。
障子2の戸先の変位とアーム11の先端部の変位の割合は、ピン案内部11gを障子2が閉った状態で外方へ斜め下方向に向けて凸な曲線としてあり、障子2とアーム11の回転比の変化をピン案内部11gが直線の場合よりも小さくしてある。ピン軸15の軸部15aが案内長穴のピン案内部11gを移動してピン案内部11gとピンロック部11hの交叉部に達すると、(図11、d→e→f)ピン軸15がアーム11を押してもアーム11は回動しなくなる(図11、f)。そして、ピン軸15が前記交叉部よりわずかに室外側へ向って移動するにつれて、アーム11はアーム11の重量に基づく支軸9を中心とするモーメント及びばね12のばね力で図11において時計回りに回転し、ピンロック部11hがピン軸15の軸部15aに入り、ピンロック部11hの終端がピン軸15の軸部15aに当り、アーム11は回動を停止する(図11、f→g)。このとき、アーム11は支軸9を中心にして時計回りに少し回転する。
図4に示すように、このときピン軸15の軸部15aとアーム11の板面の交叉角は直角ではなく斜交している。そこで、ピン軸15とアーム11の斜交を邪げないようにピン軸15のつば15bはブッシュ14のつば14bから充分離れた位置となるようにピン軸15のブッシュ14からの突出長さを定めている。
ピン軸15がピンロック部11hの終端にある状態で障子2は半開状態を保って保持される。強風、突風等で障子2を閉めようとする風圧が加わったとするとピン軸15の軸部15aはピンロック部11h中にあって、ピンロック部11hの周縁で押されるだけでアーム11は支軸9を中心にして図11において時計方向に回転できない。従って、強風、突風により半開の障子2が突然閉ってしまうということを防止できる。
半開状態の障子2を閉めるには、ばね29のばね力に抗して解除用つまみ23を押し下げる。解除用つまみ23の降下と共に裏板24は下がり、裏板24に設けた突起24cは解除部材26のカムレバー部26aを下方へ押すので、解除部材26はダボ18kを中心にして図9において反時計回りに回動する。この回動で解除作用レバー部26bは反時計回りに回り乍上昇してアーム11の先端部下側を加圧し、支軸9を中心とするアーム11の重量に基づくモーメント及びばね12のばね力に抗してアーム11を図5において反時計回りに回動して上昇させる(図5の二点鎖線)。
裏板24が下降限度に近づくにつれて、スナップアームの先端凸部24bは上下方向に長い凹溝18j1の下端に達する。裏板24は更に下降し、先端凸部24bが凹溝18j1と18j2間の山を越える際にスナップアーム24aはたわみ、該山を越えて先端凸部24bは先端凸部24bが丁度嵌入する凹溝18j2にスナップアーム24aの弾力で入る。
これによって、ピンロック部11hとピン案内部11gの交叉部がピン軸の軸部15aの位置にくる。この状態ではばね12のばね力によりアーム11に加わるモーメント及びアーム11の重量によるモーメントでアーム11は支軸9を中心にして先端が下る方向に付勢されている。アーム11が解除部材26の解除作用レバー部26bを押し下げようとし、これによって解除作用レバー部26bはダボ18kを中心に回動力を受け、カムレバー部26aは裏板の突起24cを上方へ付勢して裏板24を上昇させようとする。また、裏板24はばね29のばね力で上昇させられようとしている。上記スナップアーム24aは先端凸部24bが凹溝18j2に入っており、凹溝18j2に入っている先端凸部24bをこの凹溝18j2から上方に向って脱出させるためにはスナップアーム24aをたわませねばならない。
アーム11が解除作用レバー部26bに加える力に基づく裏板24の上方への付勢力にばね29のばね力を加えた力よりも凹溝18j2から先端凸部24bを脱出させる裏板24に加える力は大きくしてある。ここで、アーム11のこの交叉部に軸部15aが来たときには図5に二点鎖線で示すように、交叉部内側11kは下方に向って突起状である。交叉部外側11mは上方に向って凹な円弧である。この状態でアーム11、ピン軸15の位置が定まる。
この状態で解除用つまみ23から指を離してもアーム11、解除部材26は停止した状態を保つ。解除用つまみ23から指を離した後に、締りハンドル32を持って障子2を閉める方向へ移動すると、ピン軸15は室内側へ移動する。
ピン軸15の室内側の移動により軸部15aはアーム11のピン案内部11gを移動する。これによって、アーム11には支軸9を中心にしてピン軸15の付勢、支軸9を中心とするアーム11の重量に基づくモーメント、ばね12のばね力が加わって先端が室内側へ移動するように回動する。そして、アーム11は解除作用レバー部26bを押し下げる。解除部材26はダボ18kを中心にして解除作用レバー部26bを下方へ向う方向、及び、カムレバー部26aが上方へ向う方向に回される。カムレバー部26aは突起24cを上方に押し、凹溝18j2に嵌合しているスナップアーム24aの先端凸部24bの凹溝18j2からの脱出抵抗に抗して、且つ、ばね29のばね力に助勢されて裏板24を上昇させる。スナップアーム24aの先端凸部24bが凹溝18j2から脱出した後は、裏板24はばね29のばね力で付勢されて上昇する。
このとき解除用つまみ23を指で操作する必要がない。解除部材26はダボ18kを中心にして回動し、解除作用レバー部26bはアーム11から離れる。解除部材26は裏板24の上昇につれて突起24cも上昇して、カムレバー部26aは自在に上方へ回動可能となる。そこで解除作用レバー部26bはカムレバー部26aよりも重く長く作られているので、解除作用レバー部26bはダボ18kを中心にして下方に回り込む。その結果カムレバー部26aは上昇限度位置にある裏板24の突起24cに当るか接近した位置において解除作用レバー部26bがほぼ垂下した位置となる。
障子2を更に閉める方向に移動するとピン軸15は室内側へ向って移動し、その軸部15aはアーム11のピン案内部11gをアーム先端側から根本側へ向って摺動又は転摺動し、アーム11はピン軸15の室内側への移動により付勢されると共に自身の重力及びばね12のばね力も加わって助勢されて支軸9を中心にして室内側へ回動する。先端凸部24bが凹溝18j2から脱出した後はばね29のばね力で上昇した裏板24はストッパ部18pに当って停止する。裏板24と共に解除用つまみ23は上昇して復帰する。
ピン軸15がピン案内部11gのアーム根本側上端に達した状態ではアーム11のドッグ面11bはアーム取付ベース8のストッパ8dに当接する。この状態では障子2は閉り切っていない。障子2を更に閉めると、ピン軸の軸部15aはピン移動部11fを通じて室内側へ向い、ピン係脱部11eの中心とピン軸15の中心が一致する位置において障子2は閉まる。
障子2が閉る際、上記ドッグ面11bとストッパ8dの当接位置はアーム11の支軸9の近くに設けたため、仮にストッパ8dにドッグ面11bが衝突しても、アーム11のドッグ面11bの速度は遅いので騒音は生じない。
ピン係脱部11eは丸穴である。ピン軸15は丸軸である。ピン係脱部11eの直径はピン軸15のつば15bの直径よりも大きい。ピン係脱部11eの直径とつば15bの直径差は、製作誤差、障子引寄せ量のばらつき、変化を考慮して定めてある。
障子2を全開可能にするには、図1、図3、図6において切替え用つまみ19aを右行すると、シフタ19はピン軸15を随行して右行する。ピン軸15はアーム11のピン係脱部11eからぬける。この状態ではアーム装置4と操作装置5と連動するピン装置13は切り離されているので障子2は自在に開閉でき、全開可能となる。
(実施例2)
実施例2は実施例1の全部を含む。
正面図の図13、図13のC−C断面図の図14、図13の側面図の図15、図13の背面図の図16により実施例2について説明する。
図14に示すように台座18に前後方向に貫通する丸穴18sが設けてある。図16に示すように台座18にはその背面には上下方向の広幅の案内18tが設けてある。図14に示すように案内18tの下方には案内間に台座18と一体のダボ18uが設けてある。
丸穴18sには錠前33、掛金34が回動可能に設けてある。錠前33と掛金34は錠前33の鍵穴33aから差し込まれる特定された鍵(図示されない)によってのみ同時に回転可能である。
掛金34は丸穴18sに回転可能とされる部分をジャーナルとするクランクでクランクピンに相当するピン34aが操作装置の背部に突出している。
台座18と一体の案内18tには上下方向に移動自在にロックプレート35が嵌合している。ロックプレート35にはピン34aが移動自在な左右方向の長穴35aが設けてある。及び、ダボ18uが入る上下方向の長穴35bが設けてある。
ダボ18uの先端はロックプレート35の裏面35cよりもわずかに後方(室外側)へ出ている。ダボ18uの先端には座金36を介して小ねじ37が台座18にねじ込まれている。これによってロックプレート35の脱落を防止してある。
ロックプレート35にはストッパ35dを一体に設けてある。図15、図16に示すようにロックプレート35が上昇位置にある状態ではストッパ35dはシフタ19の図16において左行を邪げない位置にある。従ってこのときは、シフタ19は障子2の半開、全開を選択可能な状態である。
錠前33に図示されない鍵を差し込んで回転すると掛金34は回転する。ピン34aは丸穴18sを中心として回転し長穴35aを摺動し乍下降しロックプレート35を押し下げストッパ35dをシフタ19との係合位置に位置させる。
ロックプレート35が下降するとロックプレートのストッパ35dは図15、図16において裏面から見るとシフタ19の中間部19cの左側面に接近した位置となる。これによってシフタ19は障子2を半開動作のみに限定する。
よって、病院や学校等で不特定多数のユーザーが使用する場合でも、人や物の脱落が防止できる。
開き窓の正面図である。 図1の略平面図である。 障子閉状態における開口制限ストッパー装置の平面図である。 障子半開状態における開口制限ストッパー装置の平面図である アーム装置の側面図である。 障子閉状態における開口制限ストッパー装置の正面図である。 操作装置の側面図である。 操作装置の平面図である。 操作装置の背面図である。 図6のB−B断面図である。 ピン軸とアームの動作を示す側面図であって図2のA矢視図である。 操作装置の背面側から見る斜視図である。 実施例2の操作装置の正面図である。 図13のC−C断面図である。 図13の側面図である。 図13の側面図である。 図6のD−D拡大断面図である。
符号の説明
1…開口枠 1a…たて枠 1a1…たて枠 1a2…下枠 1b…内周材 1c,1d…突条 1e…条溝
2…障子 2a,2a1…たて框 2a2…下框 2b…内側材 2c…外周材 2c1…丸穴 2d〜2h…突条 2i…外側材 2j…条溝 2k…中間材 2k1…丸穴 2m…中空部 2n…ガラス溝 2o,2p,2q…突条 2r…空間
3…開口制限ストッパー装置
4…アーム装置
5…操作装置
6…パッキン
7…パッキン 7a…取付部 7b…板状部 7c…密封部
8…アーム取付ベース 8a…基板 8a1…穴 8b…穴 8c…フランジ 8d…ストッパ 8e…ばね掛け
9…支軸 9a…小径軸部 9b…大径軸部 9c…つば
11…アーム 11a…ばね掛け 11b…ドッグ面 11c…穴 11d…案内長穴 11e…ピン係脱部 11f…ピン移動部 11g…ピン案内部 11h…ピンロック部 11i…折曲線 11j…当り面 11k…交叉部内側 11m…交叉部外側 11p…縁
12…ばね 12a…一端 12b…他端
13…ピン装置
14…ブッシュ 14a…胴部 14b…つば 14c…中心穴
15…ピン軸 15a…軸部 15b…つば 15c…シフタ係合部
16…シフタ装置
17…ロック解除装置
18…台座 18a…座面 18b…小ねじ用穴 18c…案内溝 18c1…ストッパ 18d…底部材 18e…穴 18f…案内溝 18f1,18f2…凹溝 18g…案内溝 18h…底部材 18i…長穴 18j…案内部 18j1,18j2…凹溝 18k…ダボ 18m…ばね装着部 18n…下端 18p…ストッパ部 18r…凹部 18s…丸穴 18t…案内 18u…ダボ
19…シフタ 19a…切替用つまみ 19a1…リップ 19b…二又ヨーク 19c…中間部 19d…凹部 19e…突起
21…キャップ
22…ガイドプレート 22a…スナップアーム 22b…先端凸部 22c…ベース部 22d…穴 22e…スタンド部
23…解除用つまみ 23a…突起
24…裏板 24a…スナップアーム 24b…先端凸部 24b1…解除作用部 24c…突起 24e…上端 24f…突起 24h…ばね座 24i…穴
25…軸用止輪
26…解除部材 26a…カムレバー部 26b…解除作用レバー部 26b1…解除作用部 26c…バランスウエート
27…座金
28…小ねじ
29…圧縮コイルばね
30…組付ねじ
31…あおり止め
32…締りハンドル
33…錠前 33a…鍵穴
34…掛金 34a…ピン
35…ロックプレート 35a,35b…長穴 35c…裏面 35d…ストッパ
36…座金
37…小ねじ
L1,L2…垂線
δ…距離

Claims (8)

  1. 開き窓の枠材の1つと、この枠材に沿う障子の框との間に設けられ障子の半開を支持するアームと、アームと係脱するストッパーとを備えた開口制限ストッパー装置において、
    前記框に備えられ框の長手方向に交叉し且つ障子面に平行に移動可能なピン軸と、
    一端が前記枠材に枢着され障子が閉った状態でピン軸がアームの板面に交叉方向に出入り可能で開閉する際にピン軸に案内される案内長穴を有する板状のアームと、
    障子に備えられ、ピン軸をアームの板面に交叉する方向に移動しピン軸が案内長穴に係合する位置と、ピン軸が案内長穴から抜け出た位置と、をとるように操作する半開全開切替操作装置と、
    を有することを特徴とする開き窓における開口制限ストッパー装置。
  2. アームは枠材に沿う方向にアームの自重又はばねにより付勢され、案内長穴は障子が半開した際に案内長穴の端部に案内長穴に対して交叉方向のピン軸が入り得るロック部を有し、ピン軸にロック部が入り障子が半開で固定されることを特徴とする請求項1に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  3. ピン軸は案内長穴に案内される軸部と、案内長穴よりも大径であってアームを横切る位置に設けられた案内長穴の幅よりも大径のつばとを有し、案内長穴はアームの枠材への枢着位置に近い側にピン軸のつばがアームを横切り得るピン係脱部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  4. 案内長穴はピン係脱部と、ピン係脱部につづくピン案内部を有し、障子を閉めた状態においてピン係脱部はピン案内部の見込方向の室内側に有り、ピン軸がピン係脱部とピン案内部間を移動可能にピン係脱部とピン案内部間にピン移動部を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  5. 障子の半開状態において、ピンロック部がピン軸から脱出する方向にアームを回動するロック解除装置を有することを特徴とする請求項2から4の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  6. ロック解除装置は半開全開切替操作装置を設けた框に固定された台座と、台座に枢着され枢着位置に対して一方端にロック解除操作部材により回動されるカムレバー部を他方端にアームに作用してアームのロック部をピン軸から外す位置とアームから離れて収納される位置をとる解除作用レバー部を有するベルクランク状のロック解除部材と、カムレバー部に作用するロック解除操作部材と、を有することを特徴とする請求項5に記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  7. 半開全開切替操作装置はピン軸に設けたシフタ係合部に係合するヨークであって框に固定される台座の背面から突出するヨークと、ヨークと一体的に設けられ台座の前面に設けられた切替用つまみと、ヨーク及び切替用つまみをピン軸の軸方向に移動自在に保持するガイド部を有する台座と、を有し、切替用つまみを移動することにより、ピン軸がアームと係脱可能としたことを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
  8. ロック解除装置と半開全開切替操作装置を一体の台座に設けたことを特徴とする請求項4から7の何れか1つに記載の開き窓における開口制限ストッパー装置。
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