JP2004132102A - 開き窓の煽り止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】経年変化により位置ズレ等が生じてもスムーズに動作し、さらには取付け精度にも余裕を持たせることができる開き窓の煽り止め装置を提供する。
【解決手段】本発明の煽り止め装置200においては、旋回プレート1を旋回面と交差する方向HLに往復動させると、旋回プレート1の占有する位置がロック準備位置からロック解除位置、あるいはその逆に切り換わるようになっている。スライド部材4をスライドさせると、スライド部材4に固定されたロック弾性部材6による付勢位置が揺動支点部1aの左右で入れ替わり、旋回プレート1が旋回面と交差する方向HLに揺動する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開き窓を半開状態でロックするとともに、ロック解除に設定した場合には窓を全開可能にする煽り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外あるいは屋内に旋回させて開閉する窓、いわゆる開き窓には、所定の開放角度で窓をロックするための煽り止め装置が設けられる。図4は、そのような煽り止め装置が取り付けられた窓を示している。開き窓の煽り止め装置100は、窓枠50の内周部に取り付けられる部分と、窓51の外周部に取り付けられる係合ピンとからなる。窓51が閉じた状態で操作レバー60を「半開」にセットすると、窓51が開くことにともなって煽り止め装置100の旋回プレート61が係合ピンに係合して図4(b)のようになり、窓51は半開でロックされる。他方、操作レバー60を「全開」にセットすると、図4(a)に示すように、旋回プレート61は係合ピンに係合せず、窓51は全開可能とされる。このような煽り止め装置としては、たとえば下記特許文献1に開示されたものが代表的である。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−38866号公報
【0004】
上記の文献に記された技術によると、操作レバーに連動して旋回プレートをその長手方向にスライドさせ、旋回プレートと係合ピンとの相対位置関係を変化させる。これにより、旋回プレートに形成された案内溝に係合ピンが出入りし、窓を半開とするか全開可能とするかを選択することができる仕組みになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構成によれば、旋回プレートをその長手方向にスライドさせて、案内溝への係合ピンの出入りを行うようにしているため、旋回プレートの位置と、係合ピンとの位置が横方向にずれた場合には、係合ピンが案内溝にスムーズに入らなくなる恐れがある。したがって、係合ピンや旋回プレートの取付けには高精度が要求される。また、精度良く取り付けたつもりでも、経年変化による位置ズレ等を免れることはできず、煽り止め装置にガタが生じるとか、「半開」にセットすると窓を開くのに余分な力が必要になるといった不具合が徐々に表面化してくることも考えられる。
【0006】
そこで本発明は、経年変化により位置ズレ等が生じてもスムーズに動作し、さらには取付け精度にも余裕を持たせることができる開き窓の煽り止め装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記課題を解決するために本発明の開き窓の煽り止め装置は、
開き窓を半開状態でロックするとともに、ロックを解除した場合には窓を全開可能にする煽り止め装置であって、
窓の外周部に固定された係合ピンと、
その係合ピンと向かい合う窓枠の内周部に固定されたベースと、
ベースに旋回軸を介して連結されるとともに、係合ピンの移動経路となる案内溝を有し、その案内溝に係合ピンが係合することにより窓に牽引されて旋回し、自身の旋回限界に応じて窓の開き角度を制限する旋回プレートと、
窓が半開きでロックされることになるロック準備位置と、窓が全開可能になるロック解除位置とのいずれかを旋回プレートが占有するように、窓が閉じた状態において、旋回プレートをその旋回面と交差する向きに往復動させるための切り換え機構と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記本発明の煽り止め装置においては、旋回プレートを旋回面と交差する方向に往復動させると、旋回プレートの占有する位置がロック準備位置からロック解除位置、あるいはその逆に切り換わるようになっている。すなわち、旋回プレートを旋回面においてスライドさせるための機構のかわりに、旋回プレートを旋回面と交差する方向に往復動させるための機構(切り換え機構)を設けたのである。この機構を採用することにより、係合ピンと正対して案内溝を配することができるため、案内溝への係合ピンの侵入/離脱を確実に行えるようになる。また、経年変化による案内溝と係合ピンとの相対位置ズレの影響を受け難い。さらには、取付け時の精度も余裕を持たせることができる。また、窓枠に沿う方向に旋回プレートがスライドしないので、そのようになっているもの(たとえば特許文献1)に比べ、本装置の取り付け位置についての制限が小さい。つまり、取り付け一が窓枠のコーナーに近いような場合に有利である。
【0009】
好適な態様においては、上記したベースに対してスライド可能なスライド部材と、スライド部材に保持されてともにスライド可能であって、旋回プレートをその旋回面と交差する向きに弾性付勢するロック弾性部材とを、ベースと旋回プレートとの間にさらに備える。また、旋回軸は、ベースへの固定側とは反対側が軸線と交差する向きに拡大された鍔部を有するものとされる。そして、上記した切り換え機構は、旋回プレートと旋回軸の鍔部との間に位置するように旋回プレートまたは旋回軸の鍔部と一体に揺動支点部が突設され、窓が閉じた状態において、ロック弾性部材が揺動支点部を境にした第一側を付勢する場合には、旋回プレートはロック準備位置を占有する一方、スライド部材がスライドすることに応じて、揺動支点部を挟んで第一側とは反対側の第二側をロック弾性部材が付勢する場合には、旋回プレートはシーソー運動してロック解除位置を占有することになるように構成される。このようにすると、スライド部材を動作させることに応じて旋回プレートがシーソー運動するという、一種のカム機構が形成される。これにより、スライド操作という簡便な操作方法を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の開き窓の煽り止め装置200の上面図である。この煽り止め装置200は、図4で説明したように、窓51、窓枠50に取り付けられて使用されるものである。煽り止め装置200は、ベース5、旋回プレート1、旋回軸2、スライド部材4、ロック弾性部材6、操作レバー3、係合ピン10を含んで構成されている。係合ピン10のみが窓51の外周部に固定され、残りの部材は、互いに組みつけられて窓枠50側に取り付けられることとなる(図4参照)。
【0011】
ベース5は、板状の金属製部材であり、窓51に固定された係合ピン10と向かい合う窓枠50の内周部に、ネジ7,8により直接固定される。ベース5に設けられた凸部9は、旋回プレート9の位置決めを行うとともに、ベース5と旋回プレートとの位置ズレが生じることを防止している。
【0012】
スライド部材4は、ベース5と旋回プレート1との間に配置される樹脂製部材であり、ベース5の側面に形成された切欠部5aに沿ってスライドするように取り付けられている。本実施形態において、スライド部材4と操作レバー3を樹脂製とし、あとは全て金属製としている。また、スライド部材4に形成された貫通孔4aを貫いて旋回軸2が配置され、これによりスライド部材4の移動量が制限されている。また、スライド部材4には、貫通孔4aの両側に孔部4b,4bが形成されており、そこにロック弾性部材6,6(具体的には板バネ)が配置されている。
【0013】
図3に示すのは、スライド部材4、ロック弾性部材6および連結金具13の上面図である。孔部4b,4bは、貫通孔として形成されているが、操作レバー3と(図1参照)スライド部材4とを連結する連結金具13がスライド部材4に組み付けられることにより、有底孔となる。そして、その孔部4b,4bにロック弾性部材6,6が配置される。これにより、ロック弾性部材6,6は、スライド部材4に保持されるとともにスライド可能となり、さらには扁平なスライド部材4からせり出して、旋回プレート1を旋回面と交差する向きに弾性付勢する。このようなロック弾性部材6,6をスライド部材4に固定するようにしてもよいが、旋回プレート1が上から配置されるので、固定しなくても脱落はしない構造になっている。なお、連結金具13は、折り返し部13a,13aを有し、これらがスライド部材4に設けられた孔部4c,4cに嵌り込むようになっている。
【0014】
図1に示すように、旋回プレート1は、スライド部材4に重なる位置関係で、旋回軸2を介してベース5に連結されている。具体的に旋回プレート1は、長尺の形態を有しており、旋回軸2に固定される側とは反対側(先端側)に向けて延びるようにして、長手方向の中間付近から案内溝22が形成されている。案内溝22は、旋回プレート1を厚さ方向に貫通する貫通溝として構成することができる。案内溝22の内周はほぼ全域にわたって曲面で形成されている。これにより、係合ピン10がスムーズに移動できる。
【0015】
旋回プレート1は、案内溝22に係合ピン10が係合することにより窓51に牽引されて旋回し、自身の旋回限界に応じて窓51の開き角度を制限する部材である。もちろん、窓51を開いても旋回プレート1が動作しないようにすることも可能である。つまり、窓51が閉じた状態において、旋回プレート1は、窓51が半開きでロックされることになるロック準備位置と、窓51が全開可能になるロック解除位置とのいずれかを占有するように、その旋回面と交差する向きHLに往復動されるようになっている。前述したスライド部材4およびロック弾性部材6はそれぞれ、旋回プレート1と係合ピン10との相対位置関係を変化させて、旋回プレートをロック準備位置とロック準備位置との間で切り換えるための切り換え機構を構成するものである。
【0016】
図2は、旋回プレート1の占有する位置を説明するのに好適な図1のA−A’断面を模式的に示す図である。図2(a)に示すのは、窓51が閉じた状態において、旋回プレート1の案内溝22に係合ピン10が差し掛かっている場合、すなわち旋回プレート1がロック準備位置を占有している場合である。この状態から窓51を開くと、係合ピン10は旋回プレート1に係合しつつ案内溝22に沿って移動する。それと同時に、旋回プレート1は、係合ピン10を介して窓51に牽引され、その窓51の開く方向に旋回する。旋回プレート1が案内溝22の長さに応じた旋回限界に達すると、窓51は半開きの状態でロックされる。逆に、図2(b)に示すのは、窓51の閉鎖時において、旋回プレート1に形成された案内溝22に係合ピン10が差し掛かっていない場合、すなわち旋回プレート1がロック解除位置を占有している場合である。この状態から窓51を開くと、窓51は旋回プレート1に可動域が制限されないので全開可能である。
【0017】
係合ピン10は、胴部10aと、胴部10aよりも拡径した頭部10bおよび脚部10dを有している。このことからも分かるように、係合ピン10は複数の部材が互いに組み付けられてなるものである。一方、図1に示すように案内溝22は、係合ピン10の頭部10が板厚方向に出入りすることを許容する逃がし孔20と、該逃がし孔20に連なって形成され、係合ピン10の胴部10aが沿って移動することは許容するが係合ピン10の頭部10bが板厚方向に出入りすることは阻止する溝本体21とから構成されている。そして、図2に示すように、窓が閉じた状態における旋回プレート1の往復動に応じて係合ピン10の頭部10bが逃がし孔20を出入りするようになっている。これにより、係合ピン10の頭部10bが溝本体21に確実に係合することができ、窓51を開いている最中に、案内溝22から係合ピン10が外れてしまうような不具合も生じない。
【0018】
図2に示すように、窓51が閉じた状態において、旋回プレート1がロック準備位置にあるときは、係合ピン10の頭部10bが逃がし孔20に入り込んで反対側に突出し、旋回プレート1がロック解除位置にあるときは、係合ピン10の頭部10bは逃がし孔20の真上に退避するように各部材の位置調整がなされている。つまり、逃がし孔20と、係合ピン10の頭部10bとの径差分、位置ズレの猶予が与えられていることになる。
【0019】
また、旋回プレート1は完全に平板というわけではなく、複数の折り曲げ部1k,1jを有している。このことは、旋回面と交差する方向HLに旋回プレート1を往復動させることにより、案内溝22への係合ピン10の出し入れを行うようにしている本発明品にとって、有意なことである。つまり、係合ピン10の逃げを十分に確保する目的で、折り曲げ部1k,1jを形成しているのである。なお、案内溝22についていえば、この折り曲げ部1kに差し掛かって形成される形態、差し掛からずに形成される形態、いずれも採用可能である。
【0020】
図1に示すように、煽り止め装置200は、前述した切り換え機構にリンクして半開位置と全開位置とをスライドする操作レバー3(操作部)を備えている。窓を閉じた際にはこの操作レバー3のみが室内に露出することとなる。操作レバー3が窓枠50に沿って移動する際の移動力は、前述した切り換え機構により、旋回プレート1をその旋回面と交差する向きにフラップ(揺動)させる移動力に変換される。操作レバー3は連結金具13を介してスライド部材4に連結され、これにより操作レバー3のスライド量がスライド部材4のスライド量に等しくされている。このように本実施形態においては、カム機構が形成されているため、操作に関しては窓枠50に沿うように操作レバー3をスライドさせるだけでよく、操作時の違和感は全くない。
【0021】
切り換え機構について具体的に説明する。切り換え機構を構成するために、旋回軸2は、ベース5への固定側とは反対側が軸線と交差する向きに拡大(拡径)された鍔部2aを有するものとされている。また、旋回プレート1と旋回軸2の鍔部2aとの間に位置するように旋回プレート1または旋回軸2の鍔部2aと一体に揺動支点部1aが突設されている。本実施形態では、旋回プレート1をプレス成形することにより、揺動支点部1aを形成している。
【0022】
窓51が閉じた状態において、旋回プレート1は、ロック弾性部材6により揺動支点部1aを境にした第一側が付勢された場合にロック準備位置を占有する。その状態を示すのが図2(b)である。他方、スライド部材4がスライドすることにより、揺動支点部1aを挟んで第一側とは反対側の第二側に付勢位置が移ると、旋回プレート1はシーソー運動してロック解除位置を占有することになる。その状態を示すのが図2(a)である。このように、切り換え機構は、揺動支点部1aとロック弾性部材6との相対的な位置関係が変化することにより実現される。なお、ロック弾性部材6は、スライド部材4からせり出した中央部が、旋回プレート1の揺動支点部1aが形成されている側とは反対の主面を摺動するようになっている。
【0023】
また、図1および図2に示すように、旋回プレート1は、係合ピン10が弾性的に乗り越え可能な戻り止め用の突起11を、係合ピン10の移動経路上に有している。具体的に突起11は、案内溝22の両端に隣接して形成されている。本実施形態では、旋回プレート1自身をプレス加工することによって、このような突起11を形成しているので安価であるし、耐久性も高いといえる。このような突起11を係合ピン10に乗り越えさせるには、適度な力が必要であるが、窓51を開く際ならば、その力は人の手によって十分に見込める。他方、係合ピン10が突起11を乗り越え、旋回プレート1が旋回限界に達した後、窓51はそれ以上開くことはもとより、係合ピン10が突起11を乗り越えるために必要な力が懸からない限り閉じることもできずロックされる。
【0024】
また、図2に示すように本実施形態において突起11は、係合ピン10が固定された窓51の外周部と向かい合う側に形成されている。つまり、図2(b)の状態から窓51を開閉すると、係合ピン10の頭部10bではなく、拡径された脚部10dが突起11に乗り上げて、案内溝22を往来するようになっている。なお、脚部10dを排し、胴部10aと頭部10bで係合ピン10を構成するとともに、突起11を頭部10bが突出する側に形成する形態も採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開き窓の煽り止め装置の上面図。
【図2】図1のA−A’断面を示す図。
【図3】スライド部材およびロック弾性部材の分解上面図。
【図4】煽り止め装置の装着位置を説明するための模式図。
【符号の説明】
1 旋回プレート
1k,1j 折り曲げ部
2 旋回軸
2a 鍔部
3 操作レバー(操作部)
4 スライド部材
5 ベース
6 ロック弾性部材(板バネ)
10 係合ピン
10a 係合ピンの胴部
10b 係合ピンの頭部
11 揺動支点部
20 逃がし孔
21 溝本体
22 案内溝
50 窓枠
51 窓
200 煽り止め装置

Claims (6)

  1. 開き窓を半開状態でロックするとともに、ロックを解除した場合には窓を全開可能にする煽り止め装置であって、
    窓の外周部に固定された係合ピンと、
    その係合ピンと向かい合う窓枠の内周部に固定されたベースと、
    前記ベースに旋回軸を介して連結されるとともに、前記係合ピンの移動経路となる案内溝を有し、その案内溝に前記係合ピンが係合することにより窓に牽引されて旋回し、自身の旋回限界に応じて窓の開き角度を制限する旋回プレートと、
    窓が半開きでロックされることになるロック準備位置と、窓が全開可能になるロック解除位置とのいずれかを前記旋回プレートが占有するように、窓が閉じた状態において、前記旋回プレートをその旋回面と交差する向きに往復動させるための切り換え機構と、
    を備えたことを特徴とする開き窓の煽り止め装置。
  2. 前記係合ピンは、胴部と、その胴部よりも拡径した頭部とを有し、
    前記案内溝は、前記係合ピンの頭部が板厚方向に出入りすることを許容する逃がし孔と、該逃がし孔に連なって形成され、前記係合ピンの胴部が沿って移動することは許容するが前記係合ピンの頭部が板厚方向に出入りすることは阻止する溝本体とからなり、窓が閉じた状態における前記旋回プレートの往復動に応じて前記係合ピンの頭部が前記逃がし孔を出入りする請求項1記載の開き窓の煽り止め装置。
  3. 窓が閉じた状態において、前記旋回プレートが前記ロック準備位置にあるときは、前記係合ピンの頭部が前記逃がし孔に入り込んで反対側に突出し、前記旋回プレートが前記ロック解除位置にあるときは、前記係合ピンの頭部は前記逃がし孔の真上に退避している請求項2記載の開き窓の煽り止め装置。
  4. 前記旋回プレートは、前記係合ピンが弾性的に乗り越え可能な戻り止め用の突起を、前記係合ピンの移動経路上に有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の開き窓の煽り止め装置。
  5. 前記切り換え機構にリンクして半開位置と全開位置とをスライドする操作部をさらに備え、
    前記切り換え機構は、前記操作部が窓枠に沿ってスライドする際の移動力を、前記旋回プレートをその旋回面と交差する向きにフラップさせる移動力に変換するように構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の開き窓の煽り止め装置。
  6. 前記ベースに対してスライド可能なスライド部材と、前記スライド部材に保持されてともにスライド可能であって、前記旋回プレートをその旋回面と交差する向きに弾性付勢するロック弾性部材とを、前記ベースと前記旋回プレートとの間にさらに備え、
    前記旋回軸は、前記ベースへの固定側とは反対側が軸線と交差する向きに拡大された鍔部を有するものとされ、
    前記旋回プレートと前記旋回軸の鍔部との間に位置するように前記旋回プレートまたは前記旋回軸の鍔部と一体に揺動支点部が突設され、
    窓が閉じた状態において、前記ロック弾性部材が前記揺動支点部を境にした第一側を付勢する場合には、前記旋回プレートは前記ロック準備位置を占有する一方、前記スライド部材がスライドすることに応じて、前記揺動支点部を挟んで前記第一側とは反対側の第二側を前記ロック弾性部材が付勢する場合には、前記旋回プレートはシーソー運動して前記ロック解除位置を占有することになるよう、前記切り換え機構が構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の開き窓の煽り止め装置。
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