JP3593789B2 - 回路遮断器の外部操作ハンドル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、配電盤や制御盤において、盤内の回路遮断器の開閉機能と、盤の扉のロック機能を兼ねた回路遮断器の外部操作ハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は回路遮断器11に取付けた外部操作ハンドル装置と、掛け金16を取付ける扉13との関係を示す説明図である。回路遮断器11は、ネジ14および締めつけ部品14aによって外部操作ハンドル装置のボディ21と共に取付板12に固定される。ハンドル22の図の位置ではロックレバー24が図の位置に存在している。一方、扉13はハンドル22用の扉孔13aが加工されており、化粧板15はネジ15aによって掛け金16と共に扉13に固定される。図の状態は回路遮断器11がON状態であり、ロックレバー24が掛け金16の掛け金フック部16bによって扉13を閉め続ける。
【0003】
図6は、扉13を開く状態の説明図である。図5と同じ記号は機能も同一のため説明を省略する。回路遮断器11と一体に取付けた外部操作ハンドル装置のボディ21内の可動部であるハンドル22が図 (a)にてOFFの状態からOPENの位置に回転されるとロックレバー24が下方に移動される構造である。図 (b)にて、ロックレバー24は掛け金16の掛け金凸部16bに常時は掛かって扉13を閉めている。図 (a)のようにハンドル22が回転されると掛け金フック部16bからロックレバー24は離れて扉13は左方に開けることができる。尚、遮断器把手11aは後述する外部操作ハンドル装置の部品によって操作される。
【0004】
この発明の従来技術である外部操作ハンドル装置は、たとえば特開平5−67423号公報に記載されており、従来は自動復帰であったこの装置を自己保持にした内容であり、概要は次の通りである。盤内の回路遮断器に嵌合して回路遮断器を開閉させる外部操作ハンドル装置の操作軸と一体で回転するクランク板の凸部が、レリーズピンを中心に回転できるロックレバーを回して扉に固定されているロック金具との関係を定めて扉を開閉できる状態にする。このロックレバーの一部である他の凸部が回転されて、一端が固定され他端が山状に形成された板バネの山状部を越えてロックレバーの状態を維持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、自己保持及び復帰の動きを板バネの山越えを利用しているため、ロックレバーのロック金具に対する位置調整範囲が小さくなり、特に、外部操作ハンドルが一ケ取り付けの場合、たとえば制御盤などでは確実に開閉できる必要が有るため調整にかなりの時間が必要であった。
【0006】
この発明の課題は、前記の調整時間が短くでき、かつ、使用者がロックレバーを自己保持から自動復帰へ容易に変更できる回路遮断器の外部操作ハンドル装置の提供である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、盤に収納された回路遮断器を外部から開閉するハンドルと、このハンドルに連動して盤の扉の、フックと戻し金具で構成する掛け金を用いて扉を施錠及び解錠するロックレバーと、を備えた回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、山形に形成された2つの斜面で前記ロックレバーと係合して該ロックレバーを施錠位置及び解錠位置にそれぞれ保持するバネ部材と、前記バネ部材を固定する第一と第二の板バネ座を設け、前記バネ部材は、第一または第二の板バネ座のいずれかに固定され、前記バネ部材が前記第一の板バネ座に固定されると、前記ロックレバーは、前記ハンドルの開閉操作により前記バネ部材の山形の凸部を乗り越えて該バネ部材の一方及び他方の斜面で施錠位置と解錠位置のいずれかに保持され、前記バネ部材が前記第二の板バネ座に固定されると、前記ロックレバーは、前記ハンドルの開閉操作により前記バネ部材の山形の凸部を乗り越えずに該バネ部材の一方の斜面で施錠位置に保持されるとともに、前記ハンドルの開方向への操作により施錠位置からバネ部材に抗して解錠方向に移動するようにしたものである。
【0008】
また、この発明は請求項1に記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、バネ部材位置決めはネジ結合の構造である。更にこの発明は、請求項1または請求項2に記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、扉側の掛け金はフックと戻し金具に代えてフックだけが設けられる構造である。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明は、回路遮断器の外部操作ハンドル装置のロックレバー用に山状部がある板バネを設け、ロックレバーを自己保持させ、自動復帰に変更する時はその板バネ位置を代えてロックレバーが山越えできないようにさせる構造である。
【0010】
【実施例】
図1はこの発明の実施例を示し、従来の技術の外部操作ハンドル装置と相違する点は、ボディ21に板バネ26の端部が挿入される板バネ座1,2を設けた点である。図示しないハンドルはボディ21に軸支され、このハンドルを操作することにより、ハンドルに固定されたピン27aを介してアーム27に操作力を伝え、支点27cを中心として図6の遮断器把手11aを開閉することができる。また、ハンドルをOFF位置からOPEN位置に回転させるとハンドルと一体のターンベース25の凸部25aが右回転され、軸24cの周りを回転できるロックレバー24の凸部24aを左回転させ、板バネ26の凸部26aをロックレバー24の凸部24bが乗り越えて掛け金16からロックレバー24を離させてこの状態を保持する。この状態で扉を開くとロックレバー24は図6の掛け金凸部16aによって上昇してから下方に移動して自己保持状態の位置に至る。
【0011】
図2は図1の構造の動きを更に説明する図で、図 (a)は図1の状態から凸部24bが凸部26aを乗り越えた後の説明図で、同じ記号ですでに説明済みの部品の説明は省略する。この状態から扉を開けるとロックレバー24は前記したように自己保持状態の位置に至る。図2の図 (b)は不図示の遮断器をONさせた時の状態図で、ターンベース25の切り欠きにロックレバー24の凸部24aが入って現状の保持を確実にする。
【0012】
図3はロックレバー24の自動復帰を必要とする時の説明図で、図1と異なる点は板バネ26を板バネ座1に代えて板バネ座2に固定した点と、掛け金16の掛け金凸部16aを無くした点である。これによるとハンドル22をOFFからOPENまで回転させるとロックレバー24は回転して掛け金フック部16bから離れるため扉13を開けることができる。この時、ロックレバー24の凸部24bは板バネ26の凸部を越えられず、ハンドルから指を離すと板バネ26の反力によってロックレバー24は元のロック位置に復帰する。
【0013】
図4は、図3の更なる説明図で図2と異なる点は板バネ26を板バネ座2に固定して自動復帰させる点であり、図6の戻し金具16aを略した構造で良い。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、板バネ座を2ケ所設けて自己保持と自動復帰のいずれかを容易に選択できるため、多量に外部操作ハンドル装置を用いる盤では、自動復帰式を選択することにより開時の保持位置の大幅な取付調整工数の削減が可能になり、極めて使いやすい外部操作ハンドル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の裏面図
【図2】図1の構造の動作説明図の、(a) は自己保持状態の説明図、(b) は遮断器ON時の説明図
【図3】自動復帰時の動作説明図の、(a) は外部操作ハンドル装置の正面図、(b) は主要部の側面図、(c) は外部操作ハンドル装置の内部説明図
【図4】図3の構造の動作説明図の、(a) は自動復帰状態の説明図、(b) は遮断器ON時の説明図
【図5】外部操作ハンドル装置の取り付け時の分解斜視図
【図6】従来の外部操作ハンドル装置の説明図の、(a) は外部操作ハンドル装置の正面図、(b) は主要部の側面図
【符号の説明】
1 板バネ座
2 板バネ座
11 回路遮断器
13 扉
16 掛け金
21 ボディ
22 ハンドル
24 ロックレバー
26 板バネ
27 アーム
Claims (3)
- 盤に収納された回路遮断器を外部から開閉するハンドルと、このハンドルに連動して盤の扉の、フックと戻し金具で構成する掛け金を用いて扉を施錠及び解錠するロックレバーと、を備えた回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、
山形に形成された2つの斜面で前記ロックレバーと係合して該ロックレバーを施錠位置及び解錠位置にそれぞれ保持するバネ部材と、前記バネ部材を固定する第一と第二の板バネ座を設け、前記バネ部材は、第一または第二の板バネ座のいずれかに固定され、
前記バネ部材が前記第一の板バネ座に固定されると、前記ロックレバーは、前記ハンドルの開閉操作により前記バネ部材の山形の凸部を乗り越えて該バネ部材の一方及び他方の斜面で施錠位置と解錠位置のいずれかに保持され、
前記バネ部材が前記第二の板バネ座に固定されると、前記ロックレバーは、前記ハンドルの開閉操作により前記バネ部材の山形の凸部を乗り越えずに該バネ部材の一方の斜面で施錠位置に保持されるとともに、前記ハンドルの開方向への操作により施錠位置からバネ部材に抗して解錠方向に移動することを特徴とする回路遮断器の外部操作ハンドル装置。 - 請求項1に記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、
バネ部材位置決めは、ネジ結合であることを特徴とする回路遮断器の外部操作ハンドル装置。 - 請求項1または請求項2に記載の回路遮断器の外部操作ハンドル装置において、
扉側の掛け金は、フックと戻し金具に代えてフックだけが設けられることを特徴とする回路遮断器の外部操作ハンドル装置。
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1996
- 1996-05-23 JP JP12757896A patent/JP3593789B2/ja not_active Expired - Fee Related
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