JP2003119783A - 杭打作業船におけるパイルキーパー装置 - Google Patents

杭打作業船におけるパイルキーパー装置

Info

Publication number
JP2003119783A
JP2003119783A JP2001320193A JP2001320193A JP2003119783A JP 2003119783 A JP2003119783 A JP 2003119783A JP 2001320193 A JP2001320193 A JP 2001320193A JP 2001320193 A JP2001320193 A JP 2001320193A JP 2003119783 A JP2003119783 A JP 2003119783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
keeper
scaffold
hydraulic cylinder
leader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001320193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3628641B2 (ja
Inventor
Eiji Ono
英治 小野
Masabumi Aoki
正文 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIEI KENSETSU KK
KKS KK
S K K KK
Original Assignee
DAIEI KENSETSU KK
KKS KK
S K K KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAIEI KENSETSU KK, KKS KK, S K K KK filed Critical DAIEI KENSETSU KK
Priority to JP2001320193A priority Critical patent/JP3628641B2/ja
Publication of JP2003119783A publication Critical patent/JP2003119783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628641B2 publication Critical patent/JP3628641B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイルの打設位置の微調整を可能にするとと
もに過大な衝撃荷重によってパイルが外れることがな
く、かつ、杭打リーダ自体が傾斜しても作業員用の足場
を水平に維持して杭回りのメンテナンスを常時安全に行
うことができる杭打作業船におけるパイルキーパー装置
の提供を目的とする。 【解決手段】 杭打リーダ4の一端に左右一対のパイル
キーパーフレーム12を開閉自在に取り付け、該パイル
キーパーフレーム12にパイル25の位置決めを行う複
数個のガイドローラ移動用油圧シリンダ20を配設し、
中央部に建込まれたパイル25を四方からガイドローラ
23が圧接してキープするようにした杭打作業船におけ
るパイルキーパー装置を基本構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は杭打作業船における
パイルキーパー装置に関し、特にはパイルのキープと芯
出し及びパイル位置の微調整を可能とし、かつ、杭打リ
ーダを傾斜させても作業用足場を水平に保持できる機
構、及び杭のガイドローラとかパイルキーパー先端の固
定ピンを遠隔操作することができる機構を備えたパイル
キーパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている杭打作業船は、杭
打装置を保持する船体上に多目的クレーン本体を設置
し、該クレーン本体に対してジブを傾動自在に斜設し
て、該ジブの上端部に杭打リーダをスライドさせるガイ
ドを配設し、杭打リーダに接してゴンドラ用ウインチ、
ゴンドラ、パイルキーパー装置及びキャッチフォークを
設け、前記ガイド内を杭打リーダ側のガイドレールが嵌
合してクレーン本体のウインチにより駆動されるワイヤ
により上下にスライド可能にした構成が一般に用いられ
ている。また、上記パイルキーパー装置には通常作業員
用の足場が設けられていて、打設するパイルの芯出し操
作などの作業の円滑化をはかるようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
杭打作業船で使用されているパイルキーパー装置は、ピ
ンなどを利用した一般に用いられている固定機構によっ
てパイルを周囲から保持しているため、パイルの打設位
置を調整する際には杭打リーダ自体を動かす必要があ
り、特にパイル位置の微調整が困難であるという課題が
ある。更に船体の動揺及び海底地質の急変等に起因して
過大な衝撃荷重が作用すると、打設前のパイルがパイル
キーパー装置から外れて倒れやすく、作業員の危険性を
伴うという問題がある。
【0004】更に上記パイルキーパー装置に設けられて
いる作業員用の足場は、杭打リーダを傾斜させた際には
足場自体が傾斜してしまうので、打設するパイルの芯出
し操作などの作業が円滑に行えず、杭回りのメンテナン
スを常時安全で最適な状態に維持することができないと
いう難点がある。
【0005】そこで本発明は上記の問題点を解決して、
杭打リーダ自体を動かさなくてもパイルの打設位置の微
調整を可能にするとともに過大な衝撃荷重が作用しても
パイルが外れることがなく、かつ、杭打リーダ自体が傾
斜しても作業員用の足場を水平に維持して、杭回りのメ
ンテナンスを常時安全に行うことができる杭打作業船に
おけるパイルキーパー装置を実現することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、船体に設置された多目的クレーン本体に対
して傾動自在に斜設されたジブの上端部に杭打リーダを
スライドさせるガイドを配設し、駆動ワイヤにより杭打
リーダを上下にスライド可能に配置するとともに該杭打
リーダの一端にパイルキーパー装置を取り付けた杭打作
業船において、前記杭打リーダの一端に左右一対のパイ
ルキーパーフレームを開閉自在に取り付け、このパイル
キーパーフレームにパイルの位置決めを行う複数個のガ
イドローラ移動用油圧シリンダを配設し、このガイドロ
ーラ移動用油圧シリンダの駆動に伴って中央部に建込ま
れたパイルを四方からガイドローラが圧接してキープす
るようにしたパイルキーパー装置を基本構成としてい
る。
【0007】更に各パイルキーパーフレームの下面に足
場傾斜用油圧シリンダを配設するとともに該足場傾斜用
油圧シリンダのロッドに応動するレバーとピンを介して
足場を傾斜角度調整自在として連繋し、前記ガイドロー
ラ移動用油圧シリンダの駆動に伴って中央部に建込まれ
たパイルを四方からガイドローラが圧接してキープする
一方、足場傾斜用油圧シリンダの駆動に伴って足場を水
平位置から前傾位置もしくは後傾位置に調整可能とした
パイルキーパー装置を提供する。また、足場に足場傾斜
角度検出器を配設し、この足場傾斜角度検出器から得ら
れる信号を制御アンプにフィードバックして演算処理し
た後に機側操作盤に水平自動信号として送り込むことに
より、足場の傾斜角度を自動的に微調整する。
【0008】前記パイルキーパーフレームの開閉部分近
傍に配設したロック用油圧シリンダにより伸縮駆動する
ピンによって両パイルキーパーフレームの凹部と凸部の
嵌合によるロック又はロック解除を行う。前記足場傾斜
用油圧シリンダとガイドローラ移動用油圧シリンダとパ
イルキーパーフレームのロック用油圧シリンダ及び開閉
用油圧シリンダの各ロッド側とヘッド側の油圧室を油圧
配管により電磁切換弁に連結し、この電磁切換弁を機側
操作盤及びクレーン操作室内の遠隔操作盤に夫々電気ケ
ーブルで接続して、各油圧シリンダを機側操作盤と遠隔
操作盤により操作するようにした杭打作業船におけるパ
イルキーパー装置を提供する。
【0009】かかる杭打作業船におけるパイルキーパー
装置によれば、遠隔操作盤から発せられる「閉」信号に
よって開閉用油圧シリンダが駆動して、パイルキーパー
フレームの回動により開閉部分が密着して閉止し、遠隔
操作盤から発せられる差込信号によって両パイルキーパ
ーフレームの嵌合部がロックされる。該パイルキーパー
フレームを開く動作は、遠隔操作盤から発せられる引抜
信号により油圧シリンダが短縮して両パイルキーパーフ
レームのロック状態が解除され、「開」信号によって開
閉用油圧シリンダが駆動してパイルキーパーフレームの
逆方向への回動により開閉部分が開口する。
【0010】そして機側操作盤から発せられる伸長信号
によりガイドローラ移動用油圧シリンダが駆動して、ガ
イドローラが中央部に建込まれたパイルを四方から圧接
してキープする。機側操作盤から発せられる短縮信号に
よりガイドローラ移動用油圧シリンダによりガイドロー
ラがパイルから離反してキープ状態が解除される。ガイ
ドローラの伸縮の程度はパイルの径とか位置に応じて適
宜微調整可能であり、芯出しも容易となる。
【0011】足場の傾斜角度調整は、機側操作盤から発
せられる前傾信号もしくは後傾信号により、足場傾斜用
油圧シリンダが駆動して足場が水平位置から前傾位置も
しくは後傾位置となるので、杭打リーダを前後何れかの
方向に傾斜させた場合であっても作業用足場は常時水平
に保持することができる。また、足場傾斜角度検出器か
ら得られる信号を制御アンプにフィードバックして演算
処理してから機側操作盤に水平自動信号として送り込む
ことにより、足場の傾斜角度は自動的に微調整可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る杭打作業船におけるパイルキーパー装置の具体的な実
施形態を説明する。図1は杭打作業船を示す側面図であ
って、1は杭打装置を保持する船体、2は該船体に設置
された多目的クレーン本体、3はクレーン本体2に傾動
自在に斜設されたジブ、4は杭打リーダ、5はゴンドラ
用ウインチ、6はゴンドラ、7はパイルキーパー装置、
8はキャッチフォークである。ジブ3の上端部には、杭
打リーダ4をスライドさせる溝が形成されたガイド9が
配設されており、このガイド9の溝内を杭打リーダ4側
のガイドレールが嵌合して、クレーン本体2側のウイン
チにより駆動されるワイヤにより上下にスライド可能と
なっている。
【0013】図2は上記パイルキーパー装置7の要部平
面図であり、前記杭打リーダ4の前面両側に設けたブラ
ケット10,10にピン11を回動中心として左右一対
のパイルキーパーフレーム12,12が開閉用油圧シリ
ンダ24により開閉自在に取り付けられている。この開
閉用油圧シリンダ24のロッド24aはパイルキーパー
フレーム12の側面に設けたシリンダブラケット12d
に連結されている。13は開閉部分12c近傍の一方の
パイルキーパーフレーム12に配設されたロック用油圧
シリンダであって、図3の要部断面図に示したように、
一方のパイルキーパーフレーム12に凹部12aが形成
されているとともに他方のパイルキーパーフレーム12
に凸部12bが形成されていて、ロック用油圧シリンダ
13により矢印Aに示すように伸縮駆動するピン14に
よって両パイルキーパーフレーム12,12の凹部12
aと凸部12bの嵌合によるロック又はロック解除が行
えるようになっている。
【0014】各パイルキーパーフレーム12,12の下
面には、足場傾斜用油圧シリンダ15,15が配設され
ており、図4の要部側面図に示したように、この足場傾
斜用油圧シリンダ15のロッド15aがレバー16の上
端部に軸支され、該ロッド15aの矢印Bに示す動きに
伴ってレバー16に固定されたピン17を介して足場1
8が傾斜角度を調整自在として連繋されている。19,
19は足場18の一端に配設された足場傾斜角度検出器
である。
【0015】20,20はパイルの位置決めと芯出しを
行うガイドローラ移動用油圧シリンダであり、図示例で
はパイルキーパーフレーム12の上面に4個のガイドロ
ーラ移動用油圧シリンダ20が配設されている。図5の
要部詳細図に示すように、パイルキーパーフレーム12
上に固定されたボックス21内をスライド自在に挿通さ
れたフレーム22の先端部にガイドローラ23が回転可
能に取り付けられていて、ボックス21の上面に固定さ
れたガイドローラ移動用油圧シリンダ20のロッド20
aがフレーム22のボス部22aに連結されており、該
ロッド20aの矢印Cに示す動きに伴って図2の中央部
に建込まれたパイル25を四方からガイドローラ23,
23が圧接してキープすることが可能となっている。
【0016】図6は前記各油圧シリンダに圧油を供給す
るための油圧系統図であり、足場傾斜用油圧シリンダ1
5、ガイドローラ移動用油圧シリンダ20,パイルキー
パーフレーム12のロック用油圧シリンダ13及び開閉
用油圧シリンダ24の各ロッド側とヘッド側の油圧室が
油圧配管により電磁切換弁26に連結されていて、この
電磁切換弁26が機側操作盤27及びクレーン操作室内
の遠隔操作盤28に夫々電気ケーブルで接続されてい
る。図示例では足場傾斜用油圧シリンダ15,ガイドロ
ーラ移動用油圧シリンダ20は機側操作盤27で操作可
能であり、ロック用油圧シリンダ13,開閉用油圧シリ
ンダ24は遠隔操作盤28で操作可能となっている。2
9は制御アンプであり、前記足場傾斜角度検出器19の
検出した信号が該制御アンプ29を介して機側操作盤2
7に入力される。尚、各油圧シリンダに圧油を供給する
ための油圧源及び詳細な油圧配管の図示は省略してあ
る。
【0017】以下に本発明にかかるパイルキーパー装置
の具体的な操作例を説明する。先ず遠隔操作盤28から
「閉」信号が発せられると、電磁切換弁26を介して一
対のパイルキーパーフレーム12の開閉用油圧シリンダ
24,24のヘッド側に圧油が供給され、該開閉用油圧
シリンダ24のロッド24aが伸張することによりブラ
ケット10とシリンダブラケット12d間の距離が長く
なり、パイルキーパーフレーム12,12はピン30を
中心として回動して開閉部分12cが密着して閉止す
る。次に遠隔操作盤28から差込信号が発せられると、
電磁切換弁26を介して圧油がパイルキーパーフレーム
12のロック用油圧シリンダ13のヘッド側に供給さ
れ、該ロック用油圧シリンダ13により伸長するピン1
4によって両パイルキーパーフレーム12,12の凹部
12aと凸部12bの嵌合部がロックされる。
【0018】パイルキーパーフレーム12,12を開く
動作は以下のように行われる。先ず遠隔操作盤28から
引抜信号が発せられると、電磁切換弁26を介して圧油
がロック用油圧シリンダ13のロッド側に供給され、該
ロック用油圧シリンダ13によりピン14が短縮して両
パイルキーパーフレーム12,12のロック状態が解除
される。次に遠隔操作盤28から「開」信号が発せられ
ると、電磁切換弁26を介して一対の開閉用油圧シリン
ダ24,24のロッド側に圧油が供給され、該開閉用油
圧シリンダ24のロッド24aが短縮することによりブ
ラケット10とシリンダブラケット12d間の距離が短
くなり、図7に示したようにパイルキーパーフレーム1
2,12はピン30,30を中心として逆方向に回動し
て開閉部分12cが開口する。
【0019】次にパイル25を四方からキープして芯出
しする操作は以下のように行われる。先ず機側操作盤2
7から伸長信号が発せられると、電磁切換弁26が伸長
側に切り換えられて圧油がガイドローラ移動用油圧シリ
ンダ20,20のヘッド側に供給され、該ガイドローラ
移動用油圧シリンダ20のロッド20aが伸長すること
によりフレーム22をボックス21から押し出して、フ
レーム22の先端部に回転可能に取り付けられたガイド
ローラ23が中央部に建込まれたパイル25を四方から
圧接してキープすることができる。また、機側操作盤2
7から短縮信号が発せられると、電磁切換弁26が短縮
側に切り換えられて圧油がガイドローラ移動用油圧シリ
ンダ20,20のロッド側に供給され、該ガイドローラ
移動用油圧シリンダ20のロッド20aが短縮すること
によりフレーム22をボックス21内に収納してガイド
ローラ23がパイル25から離反してキープ状態が解除
される。ガイドローラ23の伸縮の程度はパイル25の
径とか位置に応じて適宜微調整することができる。
【0020】次に足場18の傾斜角度調整について説明
する。先ず機側操作盤27から前傾信号が発せられる
と、電磁切換弁26が前傾側に切り換えられて圧油が足
場傾斜用油圧シリンダ15,15のヘッド側に供給さ
れ、該足場傾斜用油圧シリンダ15のロッド15aが伸
長することによりレバー16を前方に押して、このレバ
ー16に固定されたピン17が回転して足場18が図8
に示した水平位置aから前傾位置bとなる。また、機側
操作盤27から後傾信号が発せられると、電磁切換弁2
6が後傾側に切り換えられて圧油が足場傾斜用油圧シリ
ンダ15,15のロッド側に供給され、該足場傾斜用油
圧シリンダ15のロッド15aが短縮することによりレ
バー16を後方に引き戻し、レバー16に固定されたピ
ン17が前記とは逆方向に回転して足場18が後傾位置
cとなる。
【0021】従って仮に杭打リーダ4を前後何れかの方
向に傾斜させた場合であっても、作業用足場は常時水平
に保持することができて、作業員の安全性を高めること
ができる。更に足場傾斜角度検出器19,19から得ら
れる信号が制御アンプ29にフィードバックされて演算
処理された後に機側操作盤27に水平自動信号として送
り込むことにより、足場18の傾斜角度を自動的に水平
方向に微調整することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば開閉自在に取り付けられた左右一対のパイルキーパ
ーフレームにパイルの位置決めを行う複数個のガイドロ
ーラ移動用の油圧シリンダを配設して、中央部に建込ま
れたパイルを四方からガイドローラが圧接してキープす
る構成としたため、操作盤からの指令により杭の大きさ
に合わせてガイドローラの位置を任意に調整できるとと
もに、杭打リーダを動かさなくてもパイル位置の微調整
を行うことができる。更に船体の動揺とか海底地質の急
変等による過大な衝撃荷重が作用した際にあっても、パ
イルがパイルキーパーから外れることがなく、作業員の
危険性を回避することができる。
【0023】また、杭打リーダを傾斜させた場合でも、
機側操作盤からの指令によりパイルキーパー装置に設け
られている作業員用の足場を水平に調整することができ
るので、打設するパイルの芯出し操作などの作業を円滑
に遂行することができる上、斜杭打設作業中でも杭回り
のメンテナンスが安全であり、作業環境を最適な状態に
維持することができる。更に足場傾斜角度検出器から得
られる信号をフィードバックして機側操作盤に水平自動
信号として送り込むことにより、足場の傾斜角度を自動
的に水平に調整することができる。
【0024】従って本発明によれば、杭打リーダ自体を
動かさなくてもパイルの打設位置の微調整を可能にする
とともに過大な衝撃荷重が作用してもパイルが外れるこ
とがなく、しかも作業員用の足場を常時水平に維持して
安全な杭打作業を行うことができる杭打作業船における
パイルキーパー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した杭打作業船を示す側面図。
【図2】本発明にかかるパイルキーパー装置の要部平面
図。
【図3】図2の要部断面図。
【図4】図2の要部側面図。
【図5】図2の要部詳細図。
【図6】本発明で採用した油圧系統図。
【図7】本発明の動作態様を示す要部平面図。
【図8】本発明の他の動作態様を示す要部側面図。
【符号の説明】
1…船体 2…クレーン本体 3…ジブ 4…杭打リーダ 7…パイルキーパー装置 10…ブラケット 12…パイルキーパーフレーム 12c…開閉部分 12d…シリンダブラケット 13…ロック用油圧シリンダ 15…足場傾斜用油圧シリンダ 20…ガイドローラ移動用油圧シリンダ 24…開閉用油圧シリンダ 16…レバー 18…足場 19…足場傾斜角度検出器 21…ボックス 22…フレーム 23…ガイドローラ 25…パイル 26…電磁切換弁 27…機側操作盤 28…遠隔操作盤 29…制御アンプ 整理番号 P3347
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正文 高知県高岡郡日高村下分3853番地 Fターム(参考) 2D050 AA01 EE04 EE10 EE17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に設置された多目的クレーン本体に
    対して傾動自在に斜設されたジブの上端部に杭打リーダ
    をスライドさせるガイドを配設し、駆動ワイヤにより杭
    打リーダを上下にスライド可能に配置するとともに該杭
    打リーダの一端にパイルキーパー装置を取り付けた杭打
    作業船において、 前記杭打リーダの一端に左右一対のパイルキーパーフレ
    ームを開閉自在に取り付け、このパイルキーパーフレー
    ムにパイルの位置決めを行う複数個のガイドローラ移動
    用油圧シリンダを配設し、このガイドローラ移動用油圧
    シリンダの駆動に伴って中央部に建込まれたパイルを四
    方からガイドローラが圧接してキープすることを特徴と
    する杭打作業船におけるパイルキーパー装置。
  2. 【請求項2】 船体に設置された多目的クレーン本体に
    対して傾動自在に斜設されたジブの上端部に杭打リーダ
    をスライドさせるガイドを配設し、駆動ワイヤにより杭
    打リーダを上下にスライド可能に配置するとともに該杭
    打リーダの一端にパイルキーパー装置を取り付けた杭打
    作業船において、 前記杭打リーダの一端に左右一対のパイルキーパーフレ
    ームを開閉自在に取り付け、このパイルキーパーフレー
    ムにパイルの位置決めを行う複数個のガイドローラ移動
    用油圧シリンダを配設し、各パイルキーパーフレームの
    下面に足場傾斜用油圧シリンダを配設するとともに該足
    場傾斜用油圧シリンダのロッドに応動するレバーとピン
    を介して足場を傾斜角度調整自在として連繋し、前記ガ
    イドローラ移動用油圧シリンダの駆動に伴って中央部に
    建込まれたパイルを四方からガイドローラが圧接してキ
    ープする一方、前記足場傾斜用油圧シリンダの駆動に伴
    って足場を水平位置から前傾位置もしくは後傾位置に調
    整可能としたことを特徴とする杭打作業船におけるパイ
    ルキーパー装置。
  3. 【請求項3】 前記足場に足場傾斜角度検出器を配設
    し、この足場傾斜角度検出器から得られる信号を制御ア
    ンプにフィードバックして演算処理した後に機側操作盤
    に水平自動信号として送り込むことにより、足場の傾斜
    角度を自動的に微調整するようにした請求項2に記載の
    杭打作業船におけるパイルキーパー装置。
  4. 【請求項4】 前記杭打リーダの前面両側に設けたブラ
    ケットに、開閉用油圧シリンダにより左右一対のパイル
    キーパーフレームを開閉自在に取り付け、該パイルキー
    パーフレームの開閉部分近傍に配設したロック用油圧シ
    リンダにより伸縮駆動するピンによって両パイルキーパ
    ーフレームの凹部と凸部の嵌合によるロック又はロック
    解除を行う請求項1,2又は3に記載の杭打作業船にお
    けるパイルキーパー装置。
  5. 【請求項5】 前記足場傾斜用油圧シリンダとガイドロ
    ーラ移動用油圧シリンダとパイルキーパーフレームのロ
    ック用油圧シリンダ及び開閉用油圧シリンダの各ロッド
    側とヘッド側の油圧室を油圧配管により電磁切換弁に連
    結し、この電磁切換弁を機側操作盤及びクレーン操作室
    内の遠隔操作盤に夫々電気ケーブルで接続して、各油圧
    シリンダを機側操作盤と遠隔操作盤により操作するよう
    にした請求項2,3又は4に記載の杭打作業船における
    パイルキーパー装置。
JP2001320193A 2001-10-18 2001-10-18 杭打作業船におけるパイルキーパー装置 Expired - Lifetime JP3628641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320193A JP3628641B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 杭打作業船におけるパイルキーパー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320193A JP3628641B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 杭打作業船におけるパイルキーパー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003119783A true JP2003119783A (ja) 2003-04-23
JP3628641B2 JP3628641B2 (ja) 2005-03-16

Family

ID=19137623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001320193A Expired - Lifetime JP3628641B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 杭打作業船におけるパイルキーパー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628641B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799724B1 (ko) 2006-07-05 2008-02-04 은성기초건설(주) 경사파일 시공각도 조절장치
KR100824399B1 (ko) * 2006-11-28 2008-04-22 유창건설(주) 강관파일 셋팅용 지그
CN102392450A (zh) * 2011-10-14 2012-03-28 江苏海上龙源风力发电有限公司 一种海上风电沉桩扶正导向架专用设备
KR101166105B1 (ko) * 2012-01-30 2012-07-23 (주)동국 해상에서의 강관시공을 위한 바지선 부착쟈켓
JP2012184623A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Penta Ocean Construction Co Ltd 導材を用いた杭打ち施工管理システムおよび方法
JP2015090049A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 大裕株式会社 挿入姿勢測定装置
CN105951837A (zh) * 2016-05-31 2016-09-21 中铁大桥局集团第五工程有限公司 适用于水上管桩安装的浮式导向定位装置及其使用方法
CN107268629A (zh) * 2017-02-16 2017-10-20 江苏麦廊新材料科技有限公司 打桩定位装置
KR20180060313A (ko) * 2016-11-28 2018-06-07 김설아 건설 장비
CN109371970A (zh) * 2018-11-13 2019-02-22 南通市海洋水建工程有限公司 一种用于海上风电单桩沉桩稳固平台及其定位方法
CN109972618A (zh) * 2019-03-13 2019-07-05 上海雄程海洋工程股份有限公司 打桩设备的伸缩式抱桩器
CN112144562A (zh) * 2020-04-22 2020-12-29 中国海洋大学 海上作业平台桩基监测装置
CN113581396A (zh) * 2021-08-06 2021-11-02 中国舰船研究设计中心 一种可用于浮标回收的集成作业平台及方法
CN114045831A (zh) * 2021-12-21 2022-02-15 中交第二航务工程局有限公司 一种空间受限条件下水拔钢管桩的新装置及施工方法
CN114506414A (zh) * 2022-03-21 2022-05-17 浙江海洋大学 一种具有调节功能的稳定型船舶导索防脱轨结构
CN115574686A (zh) * 2022-12-12 2023-01-06 山东建筑大学 监测管桩施工过程中邻近桩体偏转位移量的装置及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109577329B (zh) * 2018-11-26 2020-09-04 傲浒建设集团有限公司 一种用于建筑工地的打桩稳定保护装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799724B1 (ko) 2006-07-05 2008-02-04 은성기초건설(주) 경사파일 시공각도 조절장치
KR100824399B1 (ko) * 2006-11-28 2008-04-22 유창건설(주) 강관파일 셋팅용 지그
JP2012184623A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Penta Ocean Construction Co Ltd 導材を用いた杭打ち施工管理システムおよび方法
CN102392450A (zh) * 2011-10-14 2012-03-28 江苏海上龙源风力发电有限公司 一种海上风电沉桩扶正导向架专用设备
KR101166105B1 (ko) * 2012-01-30 2012-07-23 (주)동국 해상에서의 강관시공을 위한 바지선 부착쟈켓
JP2015090049A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 大裕株式会社 挿入姿勢測定装置
CN105951837A (zh) * 2016-05-31 2016-09-21 中铁大桥局集团第五工程有限公司 适用于水上管桩安装的浮式导向定位装置及其使用方法
KR20180060313A (ko) * 2016-11-28 2018-06-07 김설아 건설 장비
KR102181556B1 (ko) * 2016-11-28 2020-11-23 김설아 건설 장비
CN107268629A (zh) * 2017-02-16 2017-10-20 江苏麦廊新材料科技有限公司 打桩定位装置
CN107268629B (zh) * 2017-02-16 2023-10-24 江苏麦廊新材料科技有限公司 打桩定位装置
CN109371970A (zh) * 2018-11-13 2019-02-22 南通市海洋水建工程有限公司 一种用于海上风电单桩沉桩稳固平台及其定位方法
CN109371970B (zh) * 2018-11-13 2023-11-07 南通市海洋水建工程有限公司 一种用于海上风电单桩沉桩稳固平台及其定位方法
CN109972618A (zh) * 2019-03-13 2019-07-05 上海雄程海洋工程股份有限公司 打桩设备的伸缩式抱桩器
CN109972618B (zh) * 2019-03-13 2024-02-02 上海雄程海洋工程股份有限公司 打桩设备的伸缩式抱桩器
CN112144562A (zh) * 2020-04-22 2020-12-29 中国海洋大学 海上作业平台桩基监测装置
CN113581396A (zh) * 2021-08-06 2021-11-02 中国舰船研究设计中心 一种可用于浮标回收的集成作业平台及方法
CN114045831A (zh) * 2021-12-21 2022-02-15 中交第二航务工程局有限公司 一种空间受限条件下水拔钢管桩的新装置及施工方法
CN114045831B (zh) * 2021-12-21 2023-10-27 中交第二航务工程局有限公司 一种空间受限条件下水拔钢管桩的新装置及施工方法
CN114506414A (zh) * 2022-03-21 2022-05-17 浙江海洋大学 一种具有调节功能的稳定型船舶导索防脱轨结构
CN115574686A (zh) * 2022-12-12 2023-01-06 山东建筑大学 监测管桩施工过程中邻近桩体偏转位移量的装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3628641B2 (ja) 2005-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003119783A (ja) 杭打作業船におけるパイルキーパー装置
US7789253B2 (en) Combination crane
JPS6359000B2 (ja)
US3071097A (en) Anchor tripper
US4585372A (en) Pipeline plough with lifting assemblies
US8966792B2 (en) Machine having dipper actuator system
US2880827A (en) Portable logging spar apparatus
JP2617276B2 (ja) 吊上げ装置における装着方法
EP0381708B1 (en) Controllable locking apparatus for implement carrying work vehicle
JP3074520B2 (ja) 吊り荷の自動玉掛け外し装置
JP2001302170A (ja) 一点吊り式コンテナスプレッダ
JPS5939358B2 (ja) 浮上船における大型物体の昇降装置
US5676492A (en) Apparatus and method for shearing tubes of a lattice structure, in particular subaqueously
JP2005282069A (ja) 杭打装置を格納可能な作業船
KR102651479B1 (ko) 자선 인양 및 하강 지원용 선박 크레인
JP2006315844A (ja) クレーンのマスト装置
SE1050457A1 (sv) Anordning vid vikbar fartygsramp
JP3664787B2 (ja) 荷物の吊下げ用治具
JPH02279488A (ja) チェーンストッパ装置
JPS5891222A (ja) 杭打設方法
JP2003041614A (ja) バケット式掘削機
CN219710441U (zh) 一种挖掘机翻转驾驶室
CN218779485U (zh) 一种海上风电桩基施工稳桩系统
JP2545709Y2 (ja) クレーンの吊具傾転装置
JP2000240054A (ja) 杭打作業船および杭打装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161217

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250