JP2003118795A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

飲料ディスペンサ

Info

Publication number
JP2003118795A
JP2003118795A JP2001314292A JP2001314292A JP2003118795A JP 2003118795 A JP2003118795 A JP 2003118795A JP 2001314292 A JP2001314292 A JP 2001314292A JP 2001314292 A JP2001314292 A JP 2001314292A JP 2003118795 A JP2003118795 A JP 2003118795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
beverage
beer
dispensing
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001314292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3702215B2 (ja
Inventor
Naoki Totani
直樹 戸谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2001314292A priority Critical patent/JP3702215B2/ja
Publication of JP2003118795A publication Critical patent/JP2003118795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3702215B2 publication Critical patent/JP3702215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】飲料ディスペンサにおいて、電源の投入又は飲
料容器の交換の直後などにおいても所望量の発泡飲料を
的確に注出する。 【解決手段】この飲料ディスペンサにおいては、調圧制
御回路25が、ビールの注出毎にビール樽内のビールの
温度Kを推定して算出し(ステップ214〜226)、
ビール樽に対する炭酸ガスの供給圧を同算出した樽温度
Kに応じて決定した制御目標圧力P0の近傍に保つよう
に、調圧バルブを適宜開閉制御する(ステップ204〜
208)。この場合、ビールの注出前すなわち樽温度K
の算出前には、ステップ202にて、圧力センサにより
検出したビール樽に対する炭酸ガスの供給圧Pxを制御
目標圧力P0の初期値として設定する。一方、注出制御
回路は、注出ボタンのオン操作に応じて、検出圧力又は
制御目標圧力のいずれかに基づき決定した注出時間の間
だけ液状態及び泡状態のビールを順次自動注出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、飲料容器内に貯え
た例えばビール等の発泡飲料をガス供給手段により供給
した炭酸ガスの圧力によって飲料供給管を通して注出バ
ルブまで圧送し該注出バルブの開状態にて外部に注出し
閉状態にて封止するようにした飲料ディスペンサに係
り、特に所望量の飲料の自動注出を可能とする飲料ディ
スペンサに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の装置として、例えば実用
新案登録第2517824号公報に示されているよう
に、発泡飲料の注出時に飲料供給管内を通る発泡飲料の
温度を検出する温度センサと、前記発泡飲料注出時にお
ける温度センサによる検出に基づいて飲料容器内の発泡
飲料の温度を推定して算出する容器内温度算出手段と、
飲料容器内に対する炭酸ガスの供給圧が容器内温度算出
手段により算出された飲料容器内の発泡飲料の温度に応
じて決定した制御目標圧力となるようにガス供給手段に
介装した調圧バルブを制御する調圧制御手段とを備え、
温度センサなどを直接取り付けることなく飲料容器内の
発泡飲料の温度を推定して飲料容器に対する炭酸ガスの
供給圧を常に同温度に応じた適切な大きさに保つように
したものがあった。 【0003】また、例えば実開昭64−42299号公
報に示されているように、指示手段による指示時、圧力
センサにより検出した同指示時における飲料容器に対す
る炭酸ガスの供給圧、又は同指示時に調圧制御手段によ
り参照されていた制御目標圧力のうちのいずれか一方に
基づいて注出時間を決定する注出時間決定手段と、指示
手段による指示に応答して、注出時間決定手段により決
定された注出時間の間だけ注出バルブを開くことにより
所望量の発泡飲料を注出するようにした自動注出制御手
段とを備え、指示手段による指示時に飲料容器に対する
炭酸ガスの供給圧に応じて注出時間を決定することによ
り同供給圧の大きさに関わらず常に所望量の発泡飲料を
自動的に注出しようとしたものもよく知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記飲料容器内の発泡
飲料の温度を推定する従来装置において、容器内温度算
出手段は、発泡飲料の注出時にしか飲料容器内の発泡飲
料の温度を推定することができないため、例えば電源の
投入又は飲料容器の交換の直後などの発泡飲料の初回の
注出前には飲料容器内の発泡飲料の温度を算出すること
ができなかった。したがって、発泡飲料の注出前には制
御目標圧力の初期値として予め定められた適当な値を設
定していたが、このとき指示手段により発泡飲料の自動
注出が指示された場合、飲料容器に対する実際の炭酸ガ
スの供給圧と制御目標圧力とが異なっているために、適
切な注出時間を決定して所望量の発泡飲料を的確に注出
することができなかった。 【0005】具体的には、制御目標圧力の初期値として
設定した圧力が実際の炭酸ガスの供給圧より低かった場
合、注出時間決定手段が圧力センサにより検出した実際
のガス圧に基づき注出時間を決定すると、同注出時間の
決定後にガス圧が発泡飲料の注出に伴い制御目標圧力に
追従して低下することになるため、決定された注出時間
の間に所望量の発泡飲料を注出できなくなって注出され
る発泡飲料の量が少なくなる。一方、注出時間決定手段
が制御目標圧力に基づき注出時間を決定するようにする
と、実際より低い圧力に基づき注出時間を決定すること
になるため、注出時間が長くなりすぎて発泡飲料を多く
注出しすぎることとなり、発泡飲料を外部のジョッキな
どから溢れさせてしまうことがあった。 【0006】一方、上記問題に対処するために、制御目
標圧力の初期値として十分に高い圧力を設定しておくこ
とも考えられるが、この場合、飲料容器に対する炭酸ガ
スの供給圧が、調圧制御手段による制御のもとに、制御
目標圧力に追従して一時的に無意味に高い圧力に保たれ
ることになる。したがって、この場合は、発泡飲料の注
出によってガス圧が下がるのを待つか、又は飲料容器内
の炭酸ガスを抜く機構を別途設けておいて同機構の制御
によりガス圧を下げるようにするかなどしなければなら
なくなるため、後に飲料容器に対する炭酸ガスの供給圧
を制御目標圧力に追従させることが無意味に困難にな
る。 【0007】 【発明の概要】本発明の目的は、電源の投入又は飲料容
器の交換の直後などにおいても所望量の発泡飲料を的確
に注出する飲料ディスペンサを提供することにある。 【0008】本発明の構成上の特徴は、前記温度セン
サ、容器内温度算出手段、調圧制御手段、注出時間決定
手段、及び自動注出制御手段とを備えた飲料ディスペン
サにおいて、発泡飲料の注出前であって容器内温度算出
手段により飲料容器内の発泡飲料の温度が算出される
前、圧力センサにより検出した飲料容器に対する炭酸ガ
スの供給圧を調圧制御手段により参照する制御目標圧力
の初期値として設定する初期目標圧力設定手段を設けた
ことにある。 【0009】上記構成を有する飲料ディスペンサにおい
ては、例えば電源の投入又は飲料容器の交換の直後など
の発泡飲料の注出前であって容器内温度算出手段が飲料
容器内の発泡飲料の温度を算出する前、初期目標圧力設
定手段が、圧力センサにより検出した飲料容器に対する
炭酸ガスの供給圧を調圧制御手段により参照する制御目
標圧力の初期値として設定する。したがって、このとき
指示手段により発泡飲料の自動注出が指示された場合、
注出時間決定手段が圧力センサによる検出圧又は制御目
標圧力のうちのいずれに基づき注出時間を決定しても、
両圧力が等しいため、安定した実際の炭酸ガスの供給圧
に基づき適切な注出時間が決定されて所望量の発泡飲料
が的確に注出されることになる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。同実施形態は、本発明によ
る飲料ディスペンサとして図1,2に示したビールサー
バを採用したものである。このビールサーバは、ビール
樽80(飲料容器)内に貯えたビール(発泡飲料)を、
ガスボンベ90(ガス供給手段)により供給した炭酸ガ
スの圧力によって本体10の前面に配設した注出コック
11(注出バルブ)まで圧送し適宜注出するようにした
ものである。 【0011】注出コック11は、図示しない弁機構を内
蔵して構成されており、切換駆動機構12によるレバー
11aの傾倒操作に応じて、ビール樽80から圧送され
たビールを液ノズル11bから液状態にて注出する液注
出状態(開状態)と、前記ビールを泡ノズル11cから
泡状態にて注出する泡注出状態(開状態)と、前記ビー
ルを封止する中立状態(閉状態)とで切り換えられるよ
うになっている。注出コック11の下方には、ビールジ
ョッキを載置するためのジョッキ台13が配設されてい
る。ジョッキ台13は、注出コック11からのビールの
注出状況に応じて傾動駆動機構14により駆動されて起
立状態又は傾斜状態に保たれるようになっている。 【0012】本体10内には、ビール樽80からサイフ
ォン管81、ディスペンサヘッド82、及びビール供給
ホース83を通して圧送されたビールを注出コック11
まで導くビール供給管15が収容されている。ビール供
給管15のコイル状中間部15aは、冷却装置16によ
り冷却される冷却水を貯えた冷却水タンク17内に収容
されており、この冷却水タンク17内の冷却水によって
供給管中間部15a内のビールが注出コック11に供給
されるまでに冷却されるようになっている。ビール供給
管15のコイル状中間部15aの上流位置には、同位置
におけるビールの温度を検出する温度センサ18が収容
されている。 【0013】本体10内には、ガス供給管19(ガス供
給手段)も収容されている。ガス供給管19は、ガスボ
ンベ90から定圧バルブ91により所定圧力(例えば、
0.5MPa)に減圧されてガス供給ホース92を通し
て供給された炭酸ガスを、ガス供給ホース84及びディ
スペンサヘッド82を通してビール樽80内に供給する
ものである。ガス供給管19には、電気的に開閉制御さ
れて上記ビール樽80に供給する炭酸ガスの圧力を調整
する調圧バルブ21と、同炭酸ガスの圧力を検出する圧
力センサ22が介装されている。調圧バルブ21の下流
及び圧力センサ22の上流には、それぞれガス供給管1
9の開度を調整するための開度調整バルブ21a,22
aが介装されている。 【0014】本体10の前面には、操作パネル23が設
けられている。操作パネル23は、注出ボタン23a、
液ボタン23b、泡ボタン23c、及び洗浄ボタン23
dを備えている(図2にのみ示す)。注出ボタン23a
は、所定量のビールを自動的に注出する自動注出モー
ド、又は自動注出モードにて注出するビールの量を設定
するための注出量設定モードのうちから当該ビールサー
バの動作モードを選択するためのものである。液ボタン
23b及び泡ボタン23cは、注出ボタン23aによる
注出量設定モードの選択中などにそれぞれ液状態及び泡
状態のビールの注出の開始及び停止を指示するためのも
のである。各ボタン23a〜23cは、非操作時に常に
オフ状態に保たれる常開スイッチである。洗浄ボタン2
3dは、操作毎にオン状態とオフ状態とで切り換えられ
る切り換えスイッチであり、当該ビールサーバの動作モ
ードをビールの流路を洗浄するための洗浄モードにする
ためのものである。 【0015】各駆動機構12,14及び操作パネル23
には、注出制御回路24が接続されている。注出制御回
路24はマイクロコンピュータにより構成されており、
図3に示したフローチャートに対応したプログラムを実
行して、各駆動機構12,14の作動を制御する。注出
制御回路24は、注出量設定モードにて計測した基準注
出時間T1,T2を記憶するためのメモリ24aと、そ
れぞれ液状態及び泡状態のビールの注出時間を計測する
ための液注出タイマ24b及び泡注出タイマ24cとを
内蔵している。 【0016】各センサ18,22及び調圧バルブ21に
は、調圧制御回路25が接続されている。調圧制御回路
25もマイクロコンピュータにより構成されており、図
4,5に示したフローチャートに対応したプログラムを
実行して調圧バルブ21の作動を制御する。調圧制御回
路25は、注出量設定モードにおける基準注出時間T
1,T2の設定記憶時にビール樽80に対する炭酸ガス
の供給圧Psを記憶するメモリ25aを内蔵している。
各制御回路24,25は互いに接続されており、それぞ
れの制御情報を相互に入出力できるようになっている。 【0017】次に、上記のように構成した当該ビールサ
ーバの動作について、図3〜5のフローチャートに沿っ
て説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入され
ると、冷却装置16が冷却水タンク17内の水を冷却し
始めるとともに、各制御回路24,25がそれぞれ図
3,4のステップ100,200にてプログラムの実行
を開始する。注出制御回路24は、まず、ステップ10
2〜108の各判定処理を繰り返し実行して、いずれか
のボタン23a〜23dがオン操作されるのを待つ。 【0018】上記繰り返し実行中、ジョッキ台13にビ
ールジョッキが載置されて、液ボタン23bがオン操作
されると、注出制御回路24はステップ102における
判定のもとにプログラムをステップ110へ進めて液状
態のビールの注出を開始する。このとき、注出制御回路
24は、液ボタン23bがオン状態に保たれている間、
注出コック11を液注出状態に保ち、ビール樽80から
圧送されたビールを注出コック11により液状態にて注
出する。 【0019】一方、上記ステップ102〜108の繰り
返し実行中、泡ボタン23cがオン操作された場合、注
出制御回路24はステップ104における判定のもとに
プログラムをステップ112へ進めて泡状態のビールの
注出を開始する。このとき、注出制御回路24は、泡ボ
タン23cがオン状態に保たれている間、注出コック1
1を泡注出状態に保ち、ビール樽80から圧送されたビ
ールを注出コック11から泡状態にて注出する。 【0020】一方、上記ステップ102〜108の繰り
返し実行中、注出ボタン23aがオン操作されてかつそ
のオン状態が所定時間以上保たれた場合、当該ビールサ
ーバは注出量設定モードとなり、注出制御回路24はス
テップ108,114の判定のもとにプログラムをステ
ップ116へ進めて注出量設定処理を実行する。同処理
中、注出制御回路24は、液ボタン23b又は泡ボタン
23cがオン操作される毎に、注出コック11を液注出
状態又は泡注出状態に切り換えて液状態又は泡状態のビ
ールを注出する。そして、各状態のビールを注出した各
総時間を液注出タイマ24b及び泡注出タイマ24cを
用いてそれぞれ基準注出時間T1,T2として計測しメ
モリ24aに記憶する。これにより、ジョッキ台13上
のビールジョッキ内に所望量のビールが注出され、同注
出に要した時間が基準注出時間T1,T2として設定記
憶されることになる。なお、上記ビールの注出中、ジョ
ッキ台13は傾動駆動機構14により駆動されて傾斜状
態及び起立状態に適宜保たれる。上記注出の完了後、注
出ボタン23aのオン状態が解除されると、注出制御回
路24はこの注出量設定処理を終了してプログラムをス
テップ102以降へ戻す。 【0021】ところで、前記電源スイッチの投入時に
は、調圧制御回路25も図4のステップ200にてプロ
グラムの実行を開始している。調圧制御回路25は、プ
ログラムの実行開始時、まずステップ202にて初期設
定を実行して、制御目標圧力P0、目標下限圧力P
0’、及び目標上限圧力P0”の初期値を設定する。具
体的には、そのとき圧力センサ22により検出したビー
ル樽80に対する炭酸ガスの供給圧Pxを制御目標圧力
P0の初期値として設定し、その制御目標圧力P0より
所定圧(例えば、0.005MPa)だけ低い圧力を目
標下限圧力P0’として設定し、その制御目標圧力P0
より所定圧(例えば、0.015MPa)だけ高い圧力
を目標上限圧力P0”として設定する。ただし、検出圧
力Pxが所定の最大目標圧力Pmax(例えば、0.3
9MPa)より高かった場合は最大目標圧力Pmaxを
制御目標圧力P0の初期値として設定し、検出圧力Px
が所定の最小目標圧力Pmin(例えば、0.2MP
a)より低かった場合は最小目標圧力Pminを制御目
標圧力P0の初期値として設定する。また、このときフ
ラグFLGの値を“0”に設定する。フラグFLGは、
値“1”にて液状態のビールの注出が開始されたことを
表すものである。 【0022】上記初期設定後、調圧制御回路25は、ス
テップ204〜232からなる循環処理を繰り返し実行
して、ガスボンベ90からビール樽80への炭酸ガスの
供給圧を制御する。 【0023】ステップ204〜208は、上記炭酸ガス
の供給圧を制御目標圧力P0の近傍に保つための処理で
ある。この場合、調圧制御回路25は、まずステップ2
04にて、圧力センサ22により検出したビール樽80
に対する炭酸ガスの供給圧Pxと、前記ステップ202
又は後述するステップ228にて設定した目標下限圧力
P0’及び目標上限圧力P0”とを比較判定する。この
とき、検出圧力Pxが目標下限圧力P0’より低かった
場合は、プログラムをステップ206へ進めて調圧バル
ブ21を開き炭酸ガスの供給圧を上げる。一方、このと
き検出圧力Pxが目標上限圧力P0”より高かった場合
は、プログラムをステップ208へ進めて調圧バルブ2
1を閉じ上記ガス圧の上昇を停止させる。また、このと
き検出圧力Pxが制御目標圧力P0の近傍にあって目標
下限圧力P0’と目標上限圧力P0”の間にあった場合
は、調圧バルブ21のそれまでの状態を保ったままプロ
グラムをステップ210へ進める。上記循環処理中、こ
れらステップ204〜208からなる処理が繰り返し実
行されることにより、調圧バルブ21が適宜開閉制御さ
れて、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧は、通
常、図6に示したように、調圧バルブ21が開かれるこ
とによる上昇とビールの注出に伴う低下を繰り返しなが
ら、目標下限圧力P0’と目標上限圧力P0”の間に保
たれることになる。 【0024】ステップ210においては、注出制御回路
24が後述するビールの自動注出を開始しようとしてい
るか否かを判定し、このとき自動注出開始時でなければ
「NO」と判定してプログラムをステップ212へ進め
る。ステップ212においては、フラグFLGが値
“1”であるか否かを判定するが、最初、前記ステップ
202の初期設定によりフラグFLGが値“0”に設定
されたままであれば、「NO」と判定してプログラムを
ステップ213へ進める。ステップ213においては、
洗浄ボタン23dがオン状態であるか否かを判定し、こ
のとき洗浄ボタンが23dがオフ状態であれば「NO」
と判定してプログラムをステップ214へ進める。ステ
ップ214においては、注出制御回路24の制御下にて
注出コック11が液状態のビールの注出を開始しようと
しているか否かを判定し、このときビールの注出開始時
でなければ「NO」と判定してプログラムをステップ2
04へ戻す。 【0025】上記ステップ204〜214からなる処理
の繰り返し実行中、液ボタン23bがオン操作されるか
又は後述する自動注出が指示されるかして、注出コック
11が注出制御回路24の制御下にて液注出状態に移行
して液状態のビールの注出を開始すると、調圧制御回路
25はステップ214にて「YES」と判定してプログ
ラムをステップ216以降へ進める。ステップ216に
おいては、温度センサ18により、注出開始時の飲料供
給管15内のビールの温度を注出前温度kaとして計測
する。ステップ218においては、フラグFLGの値を
液状態のビールの注出が開始されたことを表す値“1”
に設定する。ステップ220においては、注出制御回路
24の制御下にて注出コック11が上記開始した液状態
のビールの注出を停止しようとしているか否かを判定
し、このときビールの注出停止時でなければ「NO」と
判定してプログラムをステップ204へ戻す。 【0026】上記ステップ218におけるフラグFLG
の設定により、調圧制御回路25は、次回以降、ステッ
プ212の実行時に「YES」と判定してステップ21
3〜218の処理を実行することなくプログラムをステ
ップ220へ進めるようになるため、以後、ステップ2
04〜208からなる処理及びステップ210,21
2,220の各判定処理を繰り返し実行することにな
る。この繰り返し実行中、注出コック11は液注出状態
に保たれて液状態のビールを注出し続ける。そして、液
ボタン23bのオン状態が解除されるか又は自動注出が
終了するかして、注出コック11が注出制御回路24の
制御下にて中立状態に戻され上記液状態のビールの注出
を停止すると、調圧制御回路25はステップ220にて
「YES」と判定してプログラムをステップ222以降
へ進める。ステップ222においては、温度センサ18
により、注出終了時の飲料供給管15内のビールの温度
を注出後温度kbとして計測する。ステップ224にお
いては、フラグFLGの値を再び値“0”に設定する。 【0027】ステップ226においては、上記ステップ
216,222にてそれぞれ計測した注出前温度ka及
び注出後温度kbの変化率から、予め実験などに基づき
設定記憶したマップを参照してビール樽80の温度Kを
推定し算出する。ステップ228においては、同算出し
た樽温度Kに応じて、予め記憶した図7に示したマップ
を参照して、ビール樽80に対する炭酸ガスの適切な供
給圧を制御目標圧力P0として決定する。樽温度K及び
制御目標圧力P0は、樽温度Kが所定温度K1(例え
ば、15℃)以上かつ所定温度K2(例えば、34℃)
以下であって制御目標圧力P0が最小目標圧力Pmin
より低くならずかつ最大目標圧力Pmaxより高くなら
ない範囲においては比例関係にあり、樽温度Kが高くな
るにつれて制御目標圧力P0も高い値に設定するように
して、ビール中の炭酸ガス量を常に飲用に適した所定量
に保つようにしている。一方、樽温度Kが所定温度K1
以下である領域においては、樽温度Kが低くなっても制
御目標圧力P0をそれ以上に低くすることなく最小目標
圧力Pminに保つようにして、ビールを確実に注出コ
ック11まで圧送するようにしている。また、樽温度K
が所定温度K2以上である領域においては、樽温度Kが
高くなっても制御目標圧力P0をそれ以上に高くするこ
となく最大目標圧力Pmaxに保つようにして、ビール
樽80が膨張したりビールの流速が速くなりすぎたりす
るのを回避するようにしている。そして、調圧制御回路
25は、前記ステップ202の初期設定時と同様に、決
定した制御目標圧力P0より所定圧だけ低い圧力を目標
下限圧力P0’として設定し、同制御目標圧力P0より
所定圧だけ高い圧力を目標上限圧力P0”として設定す
る。 【0028】ステップ230においては、当該ビールサ
ーバが注出量設定モードにあって注出制御回路24が前
述した注出量設定処理の実行中であるか否かを判定し、
このとき注出量設定中でなければ「NO」と判定してプ
ログラムをステップ204へ戻す。一方、このとき注出
量設定中であれば、「YES」と判定して、ステップ2
32にて上記ステップ228にて決定した制御目標圧力
P0を設定時圧力Psとしてメモリ25aに記憶する。
このとき、既にメモリ25aに設定時圧力Psが記憶さ
れている場合には、その記憶されている設定時圧力Ps
を書き換えて更新する。そして、プログラムをステップ
204へ戻して、再びステップ206〜214からなる
処理を繰り返し実行する。 【0029】上述のように、調圧制御回路25は、ステ
ップ202における初期設定後、ステップ204〜23
2からなる循環処理を繰り返し実行する。このとき、当
該ビールサーバの動作モードに関わらず注出コック11
が液状態のビールを注出する毎に注出前温度ka及び注
出後温度kbを計測し、同計測した各温度ka,kbに
基づき樽温度Kを推定して算出する。そして、同算出し
た樽温度Kに応じて制御目標圧力P0を決定し、ビール
樽80に対する炭酸ガスの供給圧を目標下限圧力P0’
と目標上限圧力P0”の間に保って同決定した制御目標
圧力P0の近傍に保つように調圧バルブ21を適宜開閉
制御する。また、注出量設定中であれば、上記決定した
制御目標圧力P0を設定時圧力Psとして記憶する。 【0030】次に、上記注出量設定モードにて設定した
量のビールを自動的に注出するようにした当該ビールサ
ーバの自動注出モードについて説明する。注出制御回路
24は、前記図3のステップ102〜108の繰り返し
実行中、注出ボタン23aがオン操作されてかつそのオ
ン状態が所定時間内に解除されると、ステップ108,
114の判定のもとにプログラムをステップ118以降
へ進めてビールの自動注出を開始する。このとき、調圧
制御回路25は、図4のステップ210にて「YES」
と判定してプログラムをステップ234へ進め、補正値
α1,α2を算出する。補正値α1,α2は、前記注出
量設定モードにて液状態及び泡状態のビールに対しそれ
ぞれ計測して設定した基準注出時間T1,T2を補正し
て自動注出モードにて実際に液状態及び泡状態のビール
を注出する注出時間T1’,T2’を決定するためのも
のであり、炭酸ガスの圧力差を思量した上で基準注出時
間T1,T2の設定時と同量のビールを注出できるよう
にその値を決定されるものである。 【0031】ここで、補正値α1,α2の算出方法と用
い方について具体的に説明する。まず、一般に、注出量
Qと、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧P、及び
注出時間Tとの関係は、供給圧Pが所定圧以上である条
件下において、下記数1のように表される。 【0032】 【数1】Q=(a・P+b)・T 上記式中において、a,bはそれぞれ実験により予め求
められる定数である。上記数1を前述した注出量設定モ
ードにおけるビール注出時について適用すると、液状態
及び泡状態のビールについてそれぞれ下記数2,3が成
り立つ。 【0033】 【数2】Q1=(a1・Ps+b1)・T1 【0034】 【数3】Q2=(a2・Ps+b2)・T2 なお、a1,b1,a2,b2を定める際、基準とする
注出量Q1,Q2は、液状態のビールについては質量と
し、泡状態のビールについては体積とするとよい。 【0035】次に、自動注出モードにおけるビール注出
時、上記注出量設定モードにおける注出時と同量の注出
量Q1,Q2を得ようとすれば、その注出に要する注出
時間T1’,T2’はそのときの炭酸ガスの供給圧Pを
用いて下記数4,5により与えられる。 【0036】 【数4】Q1=(a1・P+b1)・T1’ 【0037】 【数5】Q2=(a2・P+b2)・T2’ 数2〜5から、下記数6,7が成立する。 【0038】 【数6】T1’={(a1・Ps+b1)/(a1・P
+b1)}・T1 【0039】 【数7】T2’={(a2・Ps+b2)/(a2・P
+b2)}・T2 ここで、補正値α1,α2を下記数8,9のように定め
る。 【0040】 【数8】 α1=(a1・Ps+b1)/(a1・P+b1) 【0041】 【数9】 α2=(a2・Ps+b2)/(a2・P+b2) 数8,9を用いれば、数6,7は下記数10,11のよ
うに表される。 【0042】 【数10】T1’=α1・T1 【0043】 【数11】T2’=α2・T2 これにより、炭酸ガスの圧力差を思量した上で、基準注
出時間T1,T2の設定時と同量のビールを注出するの
に要する注出時間T1’,T2’を算出することができ
る。 【0044】調圧制御回路25は、前記ステップ234
における補正値α1,α2の算出の際、図5にて詳細に
示したように、まず、そのときの圧力センサ22による
検出圧力Pxと目標上限圧力P0”とを比較判定する
(ステップ302)。このとき、前記図4のステップ2
04〜208からなる処理の繰り返し実行によりビール
樽80に対する炭酸ガスの供給圧が制御目標圧力P0に
十分に追従していてその近傍に保たれており、圧力セン
サ22による検出圧力Pxが目標上限圧力P0”以下で
あった場合は、プログラムをステップ304へ進めて、
上記数8,9にて炭酸ガスの供給圧Pとして制御目標圧
力P0を採用した下記数12,13の算出式に従い補正
値α1,α2を算出する。これにより、図6に示したよ
うなビール注出中の不安定な実際の炭酸ガス圧に基づき
不適切な注出時間を決定することなく、注出量設定モー
ドにて設定した所望量のビールを的確に注出するように
している。 【0045】 【数12】 α1=(a1・Ps+b1)/(a1・P0+b1) 【0046】 【数13】 α2=(a2・Ps+b2)/(a2・P0+b2) 一方、前記電源スイッチの投入若しくはビール樽80の
交換から間もない場合など、圧力センサ22により検出
されたガス供給圧Pxが制御目標圧力P0に十分に追従
しておらず目標上限圧力P0”より大きかった場合は、
プログラムをステップ306へ進めて、上記数8,9に
て炭酸ガスの供給圧Pとして検出圧力Pxを採用した下
記数14,15の算出式に従い補正値α1,α2を算出
する。これにより、実際の炭酸ガスの供給圧より低い圧
力に基づき長すぎる注出時間を決定することを回避し
て、ビールを多く注出しすぎて外部のジョッキなどから
溢れさせることを回避するようにしている。 【0047】 【数14】 α1=(a1・Ps+b1)/(a1・Px+b1) 【0048】 【数15】 α2=(a2・Ps+b2)/(a2・Px+b2) 上記ステップ304又はステップ306における補正値
α1,α2の算出後、調圧制御回路25は、図4のステ
ップ236にて同算出した補正値α1,α2を注出制御
回路24に対して出力する。このとき、注出制御回路2
4は、その調圧制御回路25から入力した補正値α1,
α2に基づいて、ステップ118にて、上記数10,1
1の算出式に従い注出時間T1’,T2’を決定する。
そして、ステップ120にて、液注出タイマ24b及び
泡注出タイマ24cにより時間を計測しながら同決定し
た注出時間T1’,T2’の間だけ注出コック11を液
注出状態及び泡注出状態にそれぞれ保つことにより、液
状態及び泡状態のビールを順次注出する。なお、上記ビ
ールの注出中、ジョッキ台13は傾動駆動機構14によ
り駆動されて傾斜状態及び起立状態に適宜保たれる。上
記自動注出が完了すると、注出制御回路24はプログラ
ムをステップ102以降へ戻して再びいずれかのボタン
23a〜23dが操作されるのを待つ。 【0049】次に、当該ビールサーバにおいてビールの
流路を洗浄する場合について説明する。ビール樽80に
代えて、洗浄水を貯えた図示しない洗浄水タンクがディ
スペンサヘッド82に組み付けられて、洗浄ボタン23
dオン操作されると、当該ビールサーバは洗浄モードと
なり、注出制御回路24は、前記図3のステップ102
〜108の繰り返し実行中、ステップ106における判
定のもとにステップ114〜120の注出量設定及び自
動注出の各処理を禁止し、以後、ステップ102〜10
6の各判定処理のみを繰り返し実行するようになる。 【0050】上記繰り返し実行中、液ボタン23bがオ
ン操作されると、注出制御回路24は、ステップ102
における判定のもとにプログラムをステップ110へ進
めて注出コック11を液注出状態に切り換える。そし
て、液ボタン23bがオン状態に保たれている間、注出
コック11を液注出状態に保ち、洗浄水タンク内の洗浄
水を液ノズル11bから注出し続ける。一方、上記繰り
返し実行中に泡ボタン23cがオン操作された場合、注
出制御回路24は、ステップ104における判定のもと
にプログラムをステップ112へ進めて、注出コック1
1を泡注出状態に切り換える。そして、泡ボタン23c
がオン状態に保たれている間、注出コック11を泡注出
状態に保ち、洗浄水タンク内の洗浄水を注出コック11
の泡ノズル11cから注出し続ける。これら各処理によ
り、ビールの流路が洗浄される。 【0051】一方、上記洗浄ボタン23dのオン操作
時、調圧制御回路25は、図4のステップ213におけ
る「YES」との判定のもとにプログラムをステップ2
38へ進めており、以後、ステップ238,240の処
理を繰り返し実行し続けている。このとき、ステップ2
38においては、洗浄用の調圧制御を実行する。この処
理は、圧力センサ22による検出に基づき調圧バルブ2
1を開閉制御して、洗浄水タンクに対する炭酸ガスの供
給圧を所定の洗浄用目標圧力近傍に保つ処理である。洗
浄用目標圧力は、最小目標圧力Pminより低い圧力
(例えば、0.15MPa)に予め設定されている。な
お、この処理は、プログラムの進行を止めることなく、
上記ステップ238,240の循環処理中に繰り返し実
行されるものである。ステップ240においては、洗浄
ボタン23dがオン状態であるか否かを判定し、このと
き洗浄ボタン23dがオン状態であれば「YES」と判
定してプログラムをステップ234へ戻す。 【0052】上記洗浄の完了後、洗浄水タンクに変えて
再びビール樽80がディスペンサヘッド82に組み付け
られて、洗浄ボタン23dがオフ状態に切り換えられる
と、注出制御回路24は、図3のステップ106におけ
る判定のもとに再びプログラムをステップ114以降へ
進めるようになり、前記注出量設定及び自動注出の各処
理の禁止を解除する。また、調圧制御回路25は、図4
のステップ240における「NO」との判定のもとにプ
ログラムをステップ202へ戻して再び初期設定を実行
し、圧力センサ22による検出圧Pxを制御目標圧力P
0の初期値として設定する。 【0053】上述のように、上記実施形態においては、
調圧制御回路25が、ビールの注出毎にビール樽80内
のビールの温度Kを推定して算出し(ステップ214〜
226)、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧を同
算出した樽温度Kに応じて決定した制御目標圧力P0の
近傍に保つように、調圧バルブ21を適宜開閉制御する
(ステップ204〜208)。これにより、温度センサ
などを直接取り付けることなくビール樽80内のビール
の温度Kを推定して、ビール樽80内に対する炭酸ガス
の供給圧を常に同樽温度Kに応じた適切な大きさに保つ
ようにしている。 【0054】一方、注出制御回路24は、注出ボタン2
3aのオン操作に応じて、注出コック11を注出時間T
1’,T2’の間だけ液注出状態及び泡注出状態にそれ
ぞれ保つことにより、液状態及び泡状態のビールを順次
自動注出する(ステップ120)。ここで、注出時間T
1’,T2’は、予め設定されている基準注出時間T
1,T2と、圧力センサ22による検出圧力Px又は制
御目標圧力P0に基づき算出された補正値α1,α2と
に基づき決定するようにしている(ステップ118)。
これにより、注出ボタン23aのオン操作時、ビール樽
80内に対する炭酸ガスの供給圧の大きさに関わらず常
に所望量のビールを自動的に注出しようとしている。 【0055】ところで、上記場合において、電源スイッ
チの投入及び洗浄モードの終了の直後のビールの初回の
注出前、すなわちステップ214〜226の処理の実行
によりビール樽80内のビールの温度Kが算出される前
には、ステップ202の初期設定の実行により、圧力セ
ンサ22により検出したビール樽80に対する炭酸ガス
の供給圧Pxを制御目標圧力P0の初期値として設定す
るようにしている。したがって、このとき注出ボタン2
3aによりビールの自動注出が指示された場合、注出時
間T1’,T2’が圧力センサ22による検出圧力Px
又は制御目標圧力P0のうちのいずれに基づき決定され
たとしても、両圧力Px,P0が等しいため、安定した
実際の炭酸ガスの供給圧に基づき適切な注出時間T
1’,T2’が決定されて、所望量のビールが的確に注
出される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施形態に係るビールサーバの
全体概略図である。 【図2】前記ビールサーバの電気制御部を表すブロック
図である。 【図3】図1,2の注出制御回路により実行されるプロ
グラムに対応したフローチャートである。 【図4】図1,2の調圧制御回路により実行されるプロ
グラムに対応したフローチャートである。 【図5】図4の補正値の算出の詳細を表すフローチャー
トである。 【図6】図1,2の調圧バルブの状態と炭酸ガスの供給
圧との関係を表すタイムチャートである。 【図7】図1,2のビール樽の温度と制御目標圧力との
関係を表すグラフである。 【符号の説明】 10…ビールサーバ本体、11…注出コック、15…飲
料供給管、18…温度センサ、19…ガス供給管、21
…調圧バルブ、22…圧力センサ、23a…注出ボタ
ン、24…注出制御回路、25…調圧制御回路、80…
ビール樽、90…ガスボンベ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】飲料容器内に貯えた発泡飲料をガス供給手
    段により供給した炭酸ガスの圧力によって飲料供給管を
    通して注出バルブまで圧送し該注出バルブの開状態にて
    外部に注出し閉状態にて封止するようにした飲料ディス
    ペンサであって、 前記発泡飲料の注出時に前記飲料供給管内を通る発泡飲
    料の温度を検出する温度センサと、 前記発泡飲料注出時における温度センサによる検出に基
    づいて前記飲料容器内の発泡飲料の温度を推定して算出
    する容器内温度算出手段と、 前記飲料容器内に対する炭酸ガスの供給圧が前記容器内
    温度算出手段により算出された飲料容器内の発泡飲料の
    温度に応じて決定した制御目標圧力となるように前記ガ
    ス供給手段に介装した調圧バルブを制御する調圧制御手
    段と、 指示手段による指示時、圧力センサにより検出した同指
    示時における前記飲料容器に対する炭酸ガスの供給圧、
    又は同指示時に前記調圧制御手段により参照されていた
    制御目標圧力のうちのいずれか一方に基づいて注出時間
    を決定する注出時間決定手段と、 前記指示手段による指示に応答して、前記注出時間決定
    手段により決定された注出時間の間だけ前記注出バルブ
    を開くことにより所望量の発泡飲料を注出するようにし
    た自動注出制御手段とを備えた飲料ディスペンサにおい
    て、 前記発泡飲料の注出前であって前記容器内温度算出手段
    により前記飲料容器内の発泡飲料の温度が算出される
    前、圧力センサにより検出した前記飲料容器に対する炭
    酸ガスの供給圧を前記調圧制御手段により参照する制御
    目標圧力の初期値として設定する初期目標圧力設定手段
    を設けたことを特徴とする飲料ディスペンサ。
JP2001314292A 2001-10-11 2001-10-11 飲料ディスペンサ Expired - Fee Related JP3702215B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314292A JP3702215B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 飲料ディスペンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001314292A JP3702215B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 飲料ディスペンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003118795A true JP2003118795A (ja) 2003-04-23
JP3702215B2 JP3702215B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=19132631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001314292A Expired - Fee Related JP3702215B2 (ja) 2001-10-11 2001-10-11 飲料ディスペンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3702215B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121608A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Riido:Kk 炭酸飲料のサーバシステム
US11008206B2 (en) 2018-03-27 2021-05-18 Louis Pappas Drink dispenser system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012121608A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Riido:Kk 炭酸飲料のサーバシステム
US11008206B2 (en) 2018-03-27 2021-05-18 Louis Pappas Drink dispenser system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3702215B2 (ja) 2005-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2960590B2 (ja) 発泡飲料の自動定量注出装置
JP4179203B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP4122932B2 (ja) 飲料自動定量注出装置
JP2003118795A (ja) 飲料ディスペンサ
JP2003118798A (ja) 飲料ディスペンサ
JP4011928B2 (ja) 飲料注出装置
JP2002104592A (ja) 発泡飲料抽出装置
JP4726363B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP3718155B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP3606622B2 (ja) 発泡飲料の自動定量注出装置
JP3896267B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP3885593B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP2005263272A (ja) 飲料ディスペンサ
JP2010132341A (ja) 飲料注出装置
JP4598175B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP2003054696A (ja) 発泡飲料検出装置及びそれを用いた発泡飲料注出装置
JP4020687B2 (ja) 飲料注出装置
JP2003095396A (ja) 飲料ディスペンサの調圧制御装置
JP3499426B2 (ja) ポーションディスペンサの制御装置
JP5380132B2 (ja) 定量注出装置
JP2003226399A (ja) 飲料ディスペンサ
JP2007137427A (ja) 発泡飲料販売装置
JP3468209B2 (ja) 発泡飲料注出装置
JP4483120B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP2006315711A (ja) 飲料ディスペンサの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3702215

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees