JP3896267B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料容器内に貯えた例えばビール等の発泡飲料をガス供給手段により供給した炭酸ガスの圧力によって注出バルブまで圧送し適宜注出するようにした飲料ディスペンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、例えば実用新案登録第2517824号公報に示されているように、飲料容器内に対する炭酸ガスの供給圧が所定の制御目標圧力となるようにガス供給手段に介装した調圧バルブを制御する調圧制御手段を備え、飲料容器内に供給する炭酸ガスを発泡飲料の温度に応じて常に適切な圧力に保つようにしている。この場合、特に、洗浄指示手段による洗浄指示時には前記炭酸ガスの供給圧が予め設定された所定の洗浄用目標圧力となるように調圧バルブを制御するようにして、飲料容器に代えて接続した洗浄水タンク内の洗浄水を前記洗浄用目標圧力を付与した炭酸ガスによって注出コックまで圧送して発泡飲料の流路を洗浄できるようにしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置においては、飲料容器内の発泡飲料が無くなったときも、調圧制御手段はそれまでと同様に制御目標圧力を決定して調圧バルブを制御していたため、飲料容器に対して無意味に高いガス圧を付与していた。これによって、注出バルブから無駄に多くの炭酸ガスが放出したり、飲料容器の交換作業の際に炭酸ガスが噴出したり発泡飲料の泡が飛散したりしやすいという問題があった。特に、上記洗浄指示手段による洗浄指示に応じて洗浄用の制御を行うようにした従来装置においては、洗浄作業中に一旦電源を切ると再び電源スイッチを投入したとき洗浄水タンクに通常の制御目標圧力が付与されて洗浄作業を続行しにくくなるという問題もあった。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的は、飲料容器内の発泡飲料が無くなったとき無意味に高いガス圧を付与することを回避して飲料容器の交換の際の炭酸ガスの噴出などを回避するとともに洗浄作業も行いやすくした使い勝手の良い飲料ディスペンサを提供することにある。
【0005】
本発明は飲料ディスペンサに関するもので、本発明に係る飲料ディスペンサは、飲料容器内に貯えた発泡飲料をガス供給手段により供給した炭酸ガスの圧力によって注出バルブまで圧送して適宜注出し、かつ、洗浄水タンク内に貯えた洗浄水を前記ガス供給手段により供給した炭酸ガスの圧力によって注出バルブまで圧送して発泡飲料の流路を洗浄するようにした飲料ディスペンサであって、前記飲料容器内の発泡飲料が無くなったことを検出する飲料切れセンサ、前記ガス供給手段に介装した調圧バルブ、及び、前記調圧バルブを、前記飲料容器内に対する炭酸ガスの供給圧が所定の制御目標圧力となるように制御し、かつ、洗浄指示時には前記洗浄水タンク内に対する炭酸ガスの供給圧が所定の洗浄用目標圧力となるように制御する調圧制御手段を備える形式の飲料ディスペンサである。しかして、本発明に係る飲料ディスペンサにおいて、前記調圧制御手段は、前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記制御目標圧力をそれまでより低い設定圧力になるように前記調圧バルブを制御する制御機能、及び、洗浄指示時前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記炭酸ガスの供給圧が前記制御目標圧力より低い予め設定された所定の洗浄用目標圧力となるように前記調圧バルブを制御する制御機能を備えていることを特徴とするものである。本発明に係る飲料ディスペンサにおいては、前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記調圧制御手段が制御する前記制御目標圧力より低い設定圧力と前記洗浄用目標圧力とは略同等の圧力とすることができる。
【0006】
本発明に係る飲料ディスペンサによれば、発泡飲料が無くなった飲料容器に対して無意味に高いガス圧を付与することを回避できるため、注出バルブからの無駄な炭酸ガスの放出を抑制できるとともに飲料容器の交換作業の際の炭酸ガスの噴出及び発泡飲料の泡の飛散を抑制することができ、当該飲料ディスペンサの使い勝手をよくすることができる。また、当該飲料ディスペンサの洗浄作業においては、その洗浄作業中に一旦電源を切った場合にも、再び電源スイッチを投入したときには、飲料切れセンサによる検出のもとに自動的に洗浄水タンクに洗浄用目標圧力が付与されることになるため、そのまま洗浄作業を続行することができるようになる。これにより、洗浄作業を行いやすくなって、当該飲料ディスペンサの使い勝手がよくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態は、本発明による飲料ディスペンサとして図1に示したビールサーバを採用したものである。このビールサーバは、ビール樽80(飲料容器)内に貯えたビール(発泡飲料)を、ガスボンベ90(ガス供給手段)により供給した炭酸ガスの圧力によって本体10の前面に配設した注出コック11(注出バルブ)まで圧送し適宜注出するようにしたものである。
【0008】
注出コック11は、図示しない弁機構を内蔵して構成されており、切換駆動機構12によるレバー11aの傾倒操作に応じて、ビール樽80から圧送されたビールを液ノズル11bから液状態にて注出する液注出状態と、前記ビールを泡ノズル11cから泡状態にて注出する泡注出状態と、前記ビールを封止する中立状態とで切換えられるようになっている。注出コック11の下方には、ビールジョッキを載置するためのジョッキ台13が配設されている。ジョッキ台13は、注出コック11からのビールの注出状況に応じて傾動駆動機構14により駆動されて起立状態又は傾斜状態に保たれるようになっている。
【0009】
本体10内には、ビール樽80からサイフォン管81、ディスペンサヘッド82、及びビール供給ホース83を通して圧送されたビールを注出コック11まで導くビール供給管15が収容されている。ビール供給管15のコイル状中間部15aは、冷却装置16により冷却される冷却水を貯えた冷却水タンク17内に収容されており、この冷却水タンク17内の冷却水によって供給管中間部15a内のビールが注出コック11に供給されるまでに冷却されるようになっている。ビール供給管15のコイル状中間部15aの上流位置には、同位置におけるビールの温度を検出する温度センサ18と、同位置を流れるビール中の泡の量を検出することによりビール樽80内のビール切れを検出するビール切れセンサ19とが収容されている。
【0010】
本体10内には、ガス供給管21(ガス供給手段)も収容されている。ガス供給管21は、ガスボンベ90から定圧バルブ91により所定圧力(例えば、0.5MPa)に減圧されてガス供給ホース92を通して供給された炭酸ガスを、ガス供給ホース84及びディスペンサヘッド82を通してビール樽80内に供給するものである。ガス供給管21には、電気的に開閉制御されて上記ビール樽80に供給する炭酸ガスの圧力を調整する調圧バルブ22と、同炭酸ガスの圧力を検出する圧力センサ23とが介装されている。調圧バルブ22の下流及び圧力センサ23の上流には、それぞれガス供給管21の開度を調整するための開度調整バルブ22a,23aが介装されている。
【0011】
本体10の前面には、操作パネル24が設けられている。操作パネル24は、ビールの注出を指示するための図示しない複数のボタンと、洗浄ボタン24a(洗浄指示手段)とを備えている。洗浄ボタン24aは、操作毎にオン状態とオフ状態とで切り換えられる切り換えスイッチであり、当該ビールサーバの動作モードをビールの流路を洗浄するための洗浄モードにするためのものである。
【0012】
各駆動機構12,14及び操作パネル24には、注出制御回路25が接続されている。注出制御回路25はマイクロコンピュータにより構成されており、操作パネル24の各種ボタンの操作に応じて図示しないプログラムを実行して各駆動機構12,14の作動を制御する。各センサ18,19,23及び調圧バルブ22には、調圧制御回路26が接続されている。調圧制御回路26もマイクロコンピュータにより構成されており、各センサ18,19,23による検出に基づき図2に示したフローチャートに対応したプログラムを実行して調圧バルブ22の作動を制御する。各制御回路25,26は互いに接続されており、それぞれの制御情報を相互に入出力できるようになっている。
【0013】
次に、上記のように構成した当該ビールサーバの動作について図2のフローチャートに沿って説明する。最初、図示しない電源スイッチが投入されると、冷却装置16は冷却水タンク17内の水を冷却し始め、各制御回路25,26はそれぞれプログラムの実行を開始する。注出制御回路25は、以後、図示しないプログラムを実行し続けて、操作パネル24の各種ボタン操作及び調圧制御回路26からの制御信号に応じて各駆動機構12,14の作動を制御する。これにより、ジョッキ台13が傾斜状態及び起立状態に切り換えられながら注出コック11が各注出状態に切り換えられて、ジョッキ台13上に載置したビールジョッキ中に液状態及び泡状態のビールが適宜注出される。
【0014】
上記電源スイッチ投入時、調圧制御回路26は、図2のステップ100にてプログラムの実行を開始する。調圧制御回路26は、まずステップ102にて初期設定を実行して、そのとき圧力センサ23により検出した検出圧力Pxを制御目標圧力P0の初期値として設定する。ただし、検出圧力Pxが所定の最大目標圧力Pmax(例えば、0.39MPa)より高かった場合は最大目標圧力Pmaxを制御目標圧力P0の初期値として設定し、検出圧力Pxが所定の最小目標圧力Pmin(例えば、0.2MPa)より低かった場合は最小目標圧力Pminを制御目標圧力P0の初期値として設定する。また、このときフラグFLGの値を“0”に設定する。フラグFLGは、値“1”にて液状態のビールの注出が開始されたことを表すものである。
【0015】
上記初期設定後、調圧制御回路26は、ステップ103にて、ビール切れセンサ19による検出に基づきビール樽80内のビールの有無を判定し、このときビール樽80内にビールが残っていればプログラムをステップ104へ進める。ステップ104においては、圧力センサ23による検出に基づいて、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧を制御目標圧力P0の近傍に保つように調圧バルブ22を開閉制御する。ステップ106においては、フラグFLGが値“1”であるか否かを判定するが、最初、前記ステップ102の初期設定によりフラグFLGが値“0”に設定されたままであれば、「NO」と判定してプログラムをステップ107へ進める。ステップ107においては、洗浄ボタン24aがオン状態であるか否かを判定し、このとき洗浄ボタン24aがオフ状態であれば「NO」と判定してプログラムをステップ108へ進める。ステップ108においては、注出制御回路25の制御下にて注出コック11が液状態のビールの注出を開始しようとしているか否かを判定し、このときビールの注出開始時でなければ「NO」と判定してプログラムをステップ103へ戻す。
【0016】
上記ステップ103〜108の繰り返し実行中、注出制御回路25の制御下にて注出コック11が液注出状態に移行して液状態のビールの注出を開始した場合、調圧制御回路26はステップ108にて「YES」と判定してプログラムをステップ110以降へ進める。ステップ110においては、温度センサ18により、注出開始時の飲料供給管15内のビールの温度を注出前温度kaとして計測する。ステップ112においては、フラグFLGの値を液状態のビールの注出が開始されたことを表す値“1”に設定する。ステップ114においては、注出制御回路25の制御下にて注出コック11が上記開始した液状態のビールの注出を停止しようとしているか否かを判定し、このときビールの注出停止時でなければ「NO」と判定してプログラムをステップ103へ戻す。
【0017】
上記ステップ112におけるフラグFLGの設定により、調圧制御回路26は、次回以降、ステップ106の実行時に「YES」と判定してステップ107〜112の処理を実行することなくプログラムをステップ114へ進めるようになるため、以後ステップ103〜106,114の処理を繰り返し実行することになる。この繰り返し実行中、注出コック11は液注出状態に保たれて液状態のビールを注出し続ける。そして、注出制御回路25の制御下にて注出コック11が中立状態に戻されて上記液状態のビールの注出を停止するとき、調圧制御回路26はステップ114にて「YES」と判定してプログラムをステップ116以降へ進める。ステップ116においては、温度センサ18により、注出終了時の飲料供給管15内のビールの温度を注出後温度kbとして計測する。ステップ118においては、フラグFLGの値を再び値“0”に設定する。
【0018】
ステップ120においては、上記ステップ110,116にてそれぞれ計測した注出前温度ka及び注出後温度kbの変化率から、予め実験などに基づき設定記憶したマップを参照してビール樽80の温度Kを推定し算出する。ステップ122においては、同算出した樽温度Kから、予め記憶した図3に示したマップを参照して、ビール樽80に対する炭酸ガスの適切な供給圧を制御目標圧力P0として決定する。樽温度K及び制御目標圧力P0は、樽温度Kが所定温度K1(例えば、15℃)以上かつ所定温度K2(例えば34℃)以下であって制御目標圧力P0が最小目標圧力Pminより低くならずかつ最大目標圧力Pmaxより高くならない範囲においては比例関係にあり、樽温度Kが高くなるにつれて制御目標圧力P0も高い値に設定するようにして、ビール中の炭酸ガス量を常に飲用に適した所定量に保つようにしている。一方、樽温度Kが所定温度K1以下である領域においては、樽温度Kが低くなっても制御目標圧力P0をそれ以上に低くすることなく最小目標圧力Pminに保つようにして、ビールを確実に注出コック11まで圧送するようにしている。また、樽温度Kが所定温度K2以上である領域においては、樽温度Kが高くなっても制御目標圧力P0をそれ以上に高くすることなく最大目標圧力Pmaxに保つようにして、ビール樽80が膨張したりビールの流速が速くなりすぎたりするのを回避するようにしている。同処理後、調圧制御回路26は、プログラムをステップ103へ戻して再びステップ103〜108の処理を繰り返し実行する。
【0019】
上述のように、調圧制御回路26は、ステップ102における初期設定後、ステップ103〜122からなる循環処理を繰り返し実行する。このとき、注出コック11が液状態のビールを注出する毎に注出前温度ka及び注出後温度kbを計測し、同計測した各温度ka,kbに基づき樽温度Kを推定して算出する。そして、同算出した樽温度Kに応じて制御目標圧力P0を決定し、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧を同決定した制御目標圧力P0の近傍に保つように調圧バルブ22を開閉制御する。
【0020】
次に、当該ビールサーバにおいてビールの流路を洗浄する場合について説明する。ビール樽80に代えて、洗浄水を貯えた図示しない洗浄水タンクがディスペンサヘッド82に組み付けられて、洗浄ボタン24aがオン操作されると、当該ビールサーバは洗浄モードとなり、調圧制御回路26は、図2のステップ107における「YES」との判定のもとにプログラムをステップ124へ進めて、以後、ステップ124,126の処理を繰り返し実行する。
【0021】
ステップ124においては、洗浄用の調圧制御を実行する。この処理は、圧力センサ23による検出に基づき調圧バルブ22を開閉制御して、洗浄水タンクに対する炭酸ガスの供給圧を所定の洗浄用目標圧力の近傍に保つ処理である。洗浄用目標圧力は、制御目標圧力P0の最小値である最小目標圧力Pminより低い圧力(例えば、0.15MPa)に予め設定されている。なお、この処理は、プログラムの進行を止めることなく、上記ステップ124,126の循環処理中に繰り返し実行されるものである。ステップ126においては、洗浄ボタン24aがオン状態であるか否かを判定し、このとき洗浄ボタン24aがオン状態であれば「YES」と判定してプログラムをステップ124へ戻す。
【0022】
上述のように、調圧制御回路26は、洗浄ボタン24aがオン状態に保たれている間、上記ステップ124,126の処理を繰り返し実行して洗浄水タンクに対する炭酸ガスの供給圧を所定の洗浄用目標圧力の近傍に保ち続ける。このとき注出制御回路25は、図示しないプログラムの実行により、操作パネル24の各種ボタン操作に応じて切換駆動機構12の作動を制御し、注出コック11を各注出状態に切り換える。これにより、前記洗浄用目標圧力を付与した炭酸ガスにより注出コック11まで圧送された洗浄水タンク内の洗浄水が液ノズル11b及び泡ノズル11cから適宜注出されて、ビールの流路が洗浄される。
【0023】
上記洗浄の完了後、洗浄水タンクに代えて再びビール樽80がディスペンサヘッド82に組み付けられて、洗浄ボタン24aがオフ状態に切り換えられると、調圧制御回路26は、図2のステップ126における「NO」との判定のもとにプログラムをステップ128へ進める。ステップ128においては、ビール切れセンサ19による検出に基づきビール樽80内のビールの有無を判定し、このときビール樽80内にビールがあれば再びプログラムをステップ102へ戻す。
【0024】
次に、当該ビールサーバの使用中にビール樽80内のビールが無くなった場合について説明する。調圧制御回路26は、ステップ103〜108の循環処理中又はステップ103〜106,114の循環処理中、ビール樽80内のビールが無くなると、ステップ103における判定のもとにプログラムを前記洗浄時と同様にステップ124以降へ進める。そして、ステップ126,128における各「NO」との判定のもとにステップ124〜128の処理を繰り返し実行し、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧を前記洗浄用目標圧力の近傍に保ち続ける。そして、同循環処理中、ビール樽80がビールの入っているものに交換されると、ステップ128における「YES」との判定のもとにプログラムをステップ102へ戻す。
【0025】
上述のように、上記実施形態においては、調圧制御回路26が、ステップ103〜ステップ122からなる処理を繰り返し実行して、ビール樽80に対する炭酸ガスの供給圧をビール樽80内のビールの温度Kに応じて決定した制御目標圧力P0の近傍に保つ。一方、このときビール樽80内のビールが無くなると、調圧制御回路26は、ビール切れセンサ19による検出に基づいてプログラムをステップ124以降へ進めて、ステップ124〜128の処理を繰り返し実行して炭酸ガスの供給圧をそれまでより低い所定の洗浄用目標圧力に保つように調圧バルブ22を制御する。これにより、ビールの無くなったビール樽80に対して無意味に高いガス圧を付与することを回避しているため、注出コック11からの無駄な炭酸ガスの放出が抑制されるとともに、ビール樽80の交換作業の際の炭酸ガスの噴出及びビールの泡の飛散が抑制されるようになっており、当該ビールサーバの使い勝手がよくなっている。
【0026】
また、前記洗浄作業中に前記電源スイッチが一旦切られた場合、再び電源スイッチを投入したとき調圧制御回路26は再びステップ100からプログラムの実行を開始することになるが、この場合も、ステップ103におけるビール切れセンサ19による検出に基づくビール無しとの判定のもとにプログラムは前記ステップ124以降へ進められて、炭酸ガスの供給圧は再び自動的に洗浄用目標圧力に保たれるようになる。これにより、洗浄作業の続行が容易となるため、当該ビールサーバの使い勝手がよくなっている。
【0027】
なお、上記実施形態においては、ビール樽80内にビールが無くなったとき炭酸ガスの供給圧を洗浄時と同様の洗浄用目標圧力に制御するようにして、無意味なガス圧の付与を回避するとともに洗浄作業中に電源が一旦切られた場合に同洗浄作業の続行が容易になるようにしたが、これに代えて、ビール樽80内にビールが無くなったとき、炭酸ガスの供給圧を、洗浄時と異なる例えばさらに低い圧力などに制御するようにしてもよい。これによっても、ビールの無くなったビール樽80に対する無意味なガス圧の付与を回避して当該ビールサーバの使い勝手をよくすることができ、本発明による効果を得ることができる。
【0028】
また、上記実施形態においては、液状態のビールの注出毎に温度センサ18により注出前温度ka及び注出後温度kbを計測し同計測した各温度ka,kbの変化率に基づいてビール樽80の温度Kを推定し算出するようにしたが、これに代えて、別途センサなどを設けてビール樽80の温度Kを直接検出するようにして、同検出した樽温度Kに基づいて制御目標圧力P0を随時算出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るビールサーバの全体概略図である。
【図2】図1の調圧制御回路により実行されるプログラムに対応したフローチャートである。
【図3】前記ビールサーバにおける樽温度と制御目標圧力との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
10…ビールサーバ本体、11…注出コック、19…飲料切れセンサ、21…ガス供給管、22…調圧バルブ、24a…洗浄ボタン、26…調圧制御回路、80…ビール樽、90…ガスボンベ。

Claims (2)

  1. 飲料容器内に貯えた発泡飲料をガス供給手段により供給した炭酸ガスの圧力によって注出バルブまで圧送して適宜注出し、かつ、洗浄水タンク内に貯えた洗浄水を前記ガス供給手段により供給した炭酸ガスの圧力によって注出バルブまで圧送して発泡飲料の流路を洗浄するようにした飲料ディスペンサであって、前記飲料容器内の発泡飲料が無くなったことを検出する飲料切れセンサ、前記ガス供給手段に介装した調圧バルブ、及び、前記調圧バルブを、前記飲料容器内に対する炭酸ガスの供給圧が所定の制御目標圧力となるように制御し、かつ、洗浄指示時には前記洗浄水タンク内に対する炭酸ガスの供給圧が所定の洗浄用目標圧力となるように制御する調圧制御手段を備えた飲料ディスペンサであり、前記調圧制御手段は、前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記制御目標圧力をそれまでより低い設定圧力になるように前記調圧バルブを制御する制御機能、及び、洗浄指示時前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記炭酸ガスの供給圧が前記制御目標圧力より低い予め設定された所定の洗浄用目標圧力となるように前記調圧バルブを制御する制御機能を備えていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 請求項1に記載の飲料ディスペンサにおいて、前記飲料切れセンサが飲料切れを検出したとき、前記調圧制御手段が制御する前記制御目標圧力より低い設定圧力と前記洗浄用目標圧力とは略同等の圧力であることを特徴とする飲料ディスペンサ。
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