JP2003118158A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003118158A
JP2003118158A JP2001317123A JP2001317123A JP2003118158A JP 2003118158 A JP2003118158 A JP 2003118158A JP 2001317123 A JP2001317123 A JP 2001317123A JP 2001317123 A JP2001317123 A JP 2001317123A JP 2003118158 A JP2003118158 A JP 2003118158A
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淳憲 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナージェット方式の画像形成装置におい
て、トナー通過孔の目詰まりが発生するのを防止して良
好な画質で画像を形成する。 【解決手段】 移送静電界Eの電界中心CEがリング状
の制御電極43の中心に形成される一方、トナー通過孔
41はその中心線CAがトナー搬送方向Dにおいて電界
中心CEより下流側(図6(b)の右側)を通る位置に
穿設されている。そのため、現像ローラ12から飛翔し
たトナーTがトナー搬送方向Dへの慣性等によって移送
静電界Eの電界中心CEより下流側に逸れて飛翔したと
しても、トナー通過孔41の内壁面に衝突・付着する頻
度は低いので、トナー通過孔41の目詰まりが起きにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体
から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複
写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受
像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トナーを用いた画像形成方法としては、
従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション
方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形
成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成
し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー
担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を
得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、
記録紙などに転写するものである。しかしながら、これ
らの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成す
る工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が
複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが
高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許
第3,689,935号、同第5,036,341号や
特表2001−505146号公報に記載されたよう
に、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転
写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するい
わゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成
装置が注目されてきている。
【0003】この画像形成装置では、トナーを担持しな
がら所定の移動方向に搬送する現像ローラなどのトナー
担持体が設けられるとともに、そのトナー担持体の表面
に当接するようにトナー規制ブレードが設けられてい
る。このため、トナー担持体上のトナーはトナー規制ブ
レードによって摩擦帯電されるとともに、所定厚みに規
制された後、背面電極と対向するトナー飛翔開始位置ま
で搬送される。
【0004】また、この画像形成装置には、トナー担持
体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複
数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基
板(Flexible Printed Circuit)が配置されるととも
に、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極と
の間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されてい
る。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が
印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向
かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、
フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の
周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各
制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー
通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯
電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面
電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで
画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトナージェット方式の画像形成装置では、トナー担
持体から飛翔したトナーは必ずトナー通過孔を通過する
こととなるため、飛翔トナーの一部がフレキシブルプリ
ント回路基板に付着してトナー通過孔の目詰まりが発生
すると、受像体に形成されるトナー像の画像濃度が低下
したり、印字不能に陥るなどの画像欠陥が生じてしま
う。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、トナー通過孔の目詰まりが発生するのを防止して
良好な画質で画像を形成することができるトナージェッ
ト方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、従来の画
像形成装置においてトナー飛翔の様子や目詰まりの発生
過程に関する種々の実験・観察を行った結果、トナー通
過孔内壁面に付着したトナーが互いに凝集して大きな塊
となって目詰まりが発生することと、このような内壁面
へのトナー付着には異方性がありトナー通過孔の内壁面
のうちトナー搬送方向において下流側(以下、単に「下
流側」という)の壁面にトナーが付着しやすいこととを
見出すとともに、トナー担持体から飛翔したトナーの多
くが下流側方向への速度成分を持っていることを確認し
た。
【0008】このことから、本願発明者は、このような
トナー通過孔の目詰まりが次のようなメカニズムによっ
て発生していると考えた。図1は従来の画像形成装置に
おける目詰まり発生メカニズムを説明する図である。こ
の画像形成装置では、フレキシブルプリント回路基板4
aに穿設されたトナー通過孔41aを囲むリング状の制
御電極43aにトナーTaを飛翔させるための制御電圧
が印加されると、トナー通過孔41aの近傍には図1の
破線に示すようにトナー通過孔41aの中心Cを電界中
心とする移送静電界Eaが形成される。
【0009】そして、トナー担持体12a上に担持され
たトナーTaが、トナー担持体12aの図1に示す矢印
方向Daへの移動に伴ってトナー搬送方向Daにおいて上
流側(以下、単に「上流側」という)からトナー飛翔開
始位置Jaまで搬送されてくると、トナーTaは移送静電
界Eaの作用によって電界Eaの向きに沿う方向の力を受
けてトナー担持体12aから引き離され、背面電極3a
に向けて飛翔を開始する(符号T1)。このとき、トナ
ー担持体12aによって搬送されてきたトナーT1は搬
送方向Daへの慣性を有しているため、飛翔するトナー
T1は図1に示すように下流側に向けた速度成分を有す
ることとなる。
【0010】また、飛翔するトナーTaの全てが飛翔開
始位置Jaまで搬送されてきた後に飛翔するというわけ
ではなく、中にはトナー飛翔開始位置Jaに到達する
前、すなわちトナー飛翔開始位置Jaより上流側(図1
の紙面では左側)でトナー担持体12aから離れて飛翔
を開始するものがある(符号T2)。このようなトナー
T2は移送静電界Eaによってその電界中心に向かう力を
受けるため、この力によっても下流側方向への速度成分
を付与されることとなる。
【0011】このように、トナー担持体12aから飛翔
したトナーの多くは、下流側方向への速度成分を有する
ため制御電圧による電界中心より下流側に逸れつつトナ
ー通過孔41aを通過することとなる。そのため、トナ
ー通過孔41aの下流側内壁面にはトナーが衝突(符号
T3)・付着(符号T4)しやすく、こうして付着したト
ナーが互いに凝集することでトナー通過孔41aの目詰
まりが発生する。
【0012】そこで、このような問題を解消し上記目的
を達成するために、この発明は、背面電極と、トナーを
担持しながら、所定の移動方向に移動して前記背面電極
と対向するトナー飛翔開始位置に該トナーを搬送するト
ナー担持体と、前記トナーを通過させるためのトナー通
過孔と前記トナー通過孔の周囲に設けられて前記トナー
の前記トナー担持体から前記背面電極への飛翔を制御す
るための制御電圧が印加される制御電極とを有し、前記
背面電極と前記トナー担持体との間に配置されて、前記
トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置から前記背面電
極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極
との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させてト
ナー像を形成するトナー飛翔制御手段とを備え、しか
も、前記トナー担持体に担持されるトナーを前記背面電
極に向けて飛翔させるべく前記制御電極に印加される制
御電圧によって前記トナー通過孔の近傍に形成される電
界の中心が、前記トナー通過孔の中心に対して前記移動
方向の上流側に位置することを特徴としている(請求項
1)。
【0013】このように構成された発明では、トナー通
過孔内部における移送静電界の電界中心がトナー通過孔
の幾何学的な中心位置より上流側に位置している。つま
り、トナー通過孔は制御電極による電界中心より下流側
の位置を中心とした開口を有している。そのため、上記
したようにトナー担持体から飛翔したトナーが電界中心
より下流側に逸れてトナー通過孔に進入したとしても、
トナー通過孔の下流側内壁面に衝突する頻度は低く、ト
ナー通過孔の目詰まりを抑制することが可能となってい
る。
【0014】また、上述したように、トナー担持体から
飛翔した各トナーの飛翔軌跡は一定ではなくトナー搬送
方向に沿って広がりを有するため、トナー通過孔の目詰
まりを効果的に防止するためには、トナー搬送方向に沿
ったトナー通過孔の開口径を如何に設定するかが重要と
なる。ここで、前記トナーの体積平均粒径をdとしたと
き、前記移動方向に沿った前記トナー通過孔の開口径が
(10d)以上となるように構成してもよい(請求項
2)。
【0015】このように構成した場合には、下流側方向
への速度成分を持って飛翔するトナーがトナー通過孔の
下流側内壁面に付着したとしてもそれが直ちに他のトナ
ーの飛翔の妨げになることはなく、付着したトナーがト
ナー通過孔の内壁面に堆積して目詰まりが発生するまで
には時間がかかるので、その間継続して画像形成を行う
ことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2はこの発明にかかる画像形成
装置の一実施形態を示す図である。また、図3は図2の
画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。こ
の画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装
置から画像信号が制御ユニット100のメインコントロ
ーラ101に与えられると、このメインコントローラ1
01からの信号に応じてエンジンコントローラ102が
現像器1の各部を制御することで、2つのローラ21、
22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナーを飛翔
し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形成す
る。このように、この実施形態では中間転写ベルト23
が受像体として機能している。
【0017】この現像器1では、ハウジング11内に、
現像剤としてのトナーTが貯留されるとともに、現像ロ
ーラ12、供給ローラ13および規制ブレード14が収
容されている。現像ローラ12は、帯電したトナー(す
なわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担持し、図2の矢
印方向Dに所定の周速度で回転することによって後述す
る背面電極3に対向する位置(トナー飛翔開始位置)J
に搬送するトナー担持体である。この現像ローラ12
は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金によって円筒状
に形成されており、エンジンコントローラ102に設け
られた現像ローラバイアス発生部103から直流電圧が
印加されている。
【0018】供給ローラ13は現像ローラ12の外周面
に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、
トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分な
トナーTを該現像ローラ12から落とすものである。こ
の供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ
等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦
接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる
働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯
電するものとして、以下説明する。
【0019】規制ブレード14は、現像ローラ12の回
転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現
像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との
摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像
ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より
具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウ
ジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性
部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部
材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーT
を規制している。
【0020】この現像ローラ12に対向して背面電極3
が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図2
に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ
12の反対側に配置されている。そして、エンジンコン
トローラ102に設けられた背面バイアス発生部104
から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流
電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3と
の間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させる
ための移送静電界が形成されている。このため、この移
送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーT
が現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像
体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着
する。
【0021】また、この実施形態では、中間転写ベルト
23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ロ
ーラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回
路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以
下、図4および図5を参照しつつFPC4の構成および
作用について説明する。
【0022】図4はフレキシブルプリント回路基板の部
分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図であ
る。また、図5はフレキシブルプリント回路基板に形成
された制御電極および偏向電極を示す図である。このF
PC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナ
ーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等
の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。
なお、図4においては、トナー通過孔41が1つだけ示
されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔
41が図4紙面の垂直方向(方向X)に等間隔で一列に
設けられており、各トナー通過孔41を介して帯電トナ
ーTが背面電極3側に向けて通過可能となっている。な
お、この実施形態ではトナー通過孔41を1列に並べて
いるが、複数列に並べて設けてもよい。また、トナー通
過孔41の形状については、この実施形態の如く長方形
に形成してもよいし、また正方形、円形、楕円形あるい
は他の多角形等であってもよい。
【0023】また、基体42の現像ローラ12側におい
て、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に
制御電極43が形成されている。また、各制御電極43
からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交
する方向(図5に示す方向Y)に延びている。なお、制
御電極43の形状は長方形に限定されるものではなく任
意であり、例えば正方形、円形、楕円形あるいは他の多
角形であってもよく、また、完全なリングではなく一部
が欠けたものであってもよい。
【0024】ここで、図5に示すように、トナー通過孔
41はリング状に形成された制御電極43の中央ではな
く、やや下流側(図5において上方)にずれた位置に穿
設されているが、その理由については後に詳述する。
【0025】また、基体42の背面電極3側において、
各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L、4
5Rが図5に示すように中間転写ベルト23の搬送方向
(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対
向するように設けられるとともに、偏向電極45L、4
5Rからリード線46L、46Rがそれぞれ延設されて
いる。
【0026】この基体42には、図4および図5への図
示は省略されているものの、高圧ドライバICなどから
なる制御バイアス発生部47(図3)、L偏向バイアス
発生部48L(図3)およびR偏向バイアス発生部48
R(図3)が設けられている。このうち、制御バイアス
発生部47は各制御電極43に電気的に接続されてお
り、エンジンコントローラ102のCPU105からの
開閉制御信号に応じて適切な制御電圧が選択的に印加さ
れることによって、上記トナー通過孔41を静電気的に
開閉する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナー
Tが現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を
通過して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ロ
ーラ12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る
移送静電界を露出させ、また該露出を制限するものであ
る。
【0027】また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向
電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイ
アス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続され
ており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信
号に応じて偏向電極45L、45Rのそれぞれに適切な
電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーT
の飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。
【0028】(1)偏向なし:図4の矢符P1 偏向電極45L、45Rの両者に同一電圧を印加した場
合には、帯電トナーTは図4の矢符P1で示すようにト
ナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23
の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔す
る。
【0029】(2)左偏向:図4の矢符P2 両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置
された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45
Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図4の矢符P2に示す
ように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって左側に偏向する。
【0030】(3)右偏向:図4の矢符P3 両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置
された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45
Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図4の矢符P3に示す
ように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって右側に偏向する。
【0031】このように、この実施形態では、帯電トナ
ーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲
内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナ
ーTを中間転写ベルト23に着弾させている。
【0032】ただし、上述の如く偏向電極45L、45
Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向
に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏
向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写
ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23
の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドット
が中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間
転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るド
ットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速
度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベ
ルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べる
ことができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つ
のドットを形成することができ、ドットの高密度化を図
ることができる。
【0033】FPC4の基体42では、現像ローラ12
側の表面421上と、背面電極3側の表面422上と
に、帯電防止用の半導電性層49が形成されるととも
に、接地電位が与えられている。これらの半導電性層4
9は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵
抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTが
FPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4
から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するととも
に、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えること
ができるように構成されている。すなわち、半導電性層
49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保
持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。
【0034】また、現像ローラ12の回転方向Dにおい
てトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記の
ように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現
像ローラ12の長手方向(図4紙面の垂直方向X)の全
長にわたって広がったスペーサ5がFPC4のトナー通
過孔41よりも手前側まで差し込まれており、スペーサ
5の一部が現像ローラ12上に担持されるトナー層TL
と当接することで、現像ローラ12とFPC4のトナー
通過孔41とのギャップGPが一定値に規定されてい
る。
【0035】なお、上記のように構成された画像形成装
置では、外部装置から画像信号が制御ユニット100の
メインコントローラ101に与えられると、このメイン
コントローラ101からの信号に応じてエンジンコント
ローラ102のCPU105がその画像信号に応じた制
御信号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生
部48LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてト
ナーTを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像
信号に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナ
ー像については、所定の転写領域TRにおいて、カセッ
ト7から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用
透明シートなどのシートS上に転写する。また、こうし
て画像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由し
て図示を省略する排出トレイに搬送される。
【0036】次に、トナー通過孔41の中心と制御電極
43の中心とが相互にずれるようにトナー通過孔41お
よび制御電極43がFPC4に設けられている理由につ
いて、図6を参照しつつ説明する。図6はこの画像形成
装置においてトナーがトナー通過孔を通過する様子を模
式的に示す図である。なお、ここでは理解を容易にする
ために、図6においては装置の構造を簡略化したモデル
を用い、トナー飛翔方向に対する偏向なし、すなわち偏
向電極45L、45Rに同じ電圧が印加されて、図4の
矢符P1に示すようにトナーTをまっすぐ飛翔させる場
合について説明するが、偏向電極45L、45Rの間に
電位差を与えてトナーTを偏向させる場合についても同
様である。
【0037】前述した従来の画像形成装置と同様に、こ
の画像形成装置においても、トナーTはトナー担持体た
る現像ローラ12が図6(a)に示す矢印方向Dに回転
することによってトナー飛翔開始位置Jまで搬送され
る。そして、制御電極43に印加された制御電圧によっ
てトナー飛翔開始位置Jの近傍に形成される移送静電界
Eから受ける力によって現像ローラ12から引き離さ
れ、背面電極3に向けて飛翔を開始するが、前述したよ
うに、飛翔トナーの多くは下流側方向(同図において右
向き)の速度成分を有しているため、これらのトナーT
はまっすぐ背面電極3に向かうのではなく、同図に示す
矢印D1、D2のようにやや下流側に向けて飛翔する。
【0038】ここで、この画像形成装置では、図6
(b)に示すように、トナー通過孔41の中心線CAが
リング状に形成された制御電極43の中心からやや下流
側(同図において右側)にずれるように、トナー通過孔
41が穿設されている。したがって、制御電極43のリ
ング中央に形成される移送静電界Eの電界中心CEは、
トナー通過孔41の中心線CAよりもやや上流側(同図
において左側)に位置することとなる。そのため、上記
のようにトナーTが電界中心CEから下流側に逸れなが
ら飛翔しトナー通過孔41に進入したとしても、FPC
4の表面やトナー通過孔41の内壁面に衝突することな
くトナー通過孔41を通過し、背面電極3に向けて飛翔
することができる。
【0039】また、本実施形態の画像形成装置では、そ
の体積平均粒径dが約7μmであるトナーTを使用して
おり、これに対応して中間転写ベルトの搬送方向Yにお
けるトナー通過孔41の開口径Dyは約100μmとし
ている。トナーTの体積平均粒径およびトナー通過孔4
1の開口径はこれに限定されるものではないが、トナー
通過孔41の内壁面に若干のトナー付着があっても画像
形成を継続できるようにするために、方向Yにおけるト
ナー通過孔41の開口径Dyは、使用するトナーTの体
積平均粒径dの10倍以上とすることが好ましい。
【0040】このように、この実施形態にかかる画像形
成装置では、制御電極43に印加された制御電圧による
移送静電界Eの電界中心CEが、トナー通過孔41の中
心より上流側に位置するように構成している。そのた
め、移送静電界Eの電界中心CEより下流側に逸れつつ
飛翔するトナーTを効率よくトナー通過孔41を通過さ
せることができるので、トナー通過孔41の内壁面への
トナー付着によるトナー通過孔41の目詰まりを効果的
に抑制して、良好な画質で画像形成を行うことが可能と
なっている。
【0041】また、トナー通過孔41の方向Yにおける
開口径Dyを、トナーTの体積平均粒径dの10倍以上
としているので、トナーTの一部が下流側に大きく逸れ
てトナー通過孔41の内壁に付着したとしても直ちに目
詰まりを起こすことがなく、画像形成を継続して行うこ
とができる。
【0042】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、トナー通過孔41および制御電極43の形
状やその配置については上記した実施形態以外にも種々
の構成が考えられるが、トナーの搬送方向において移送
静電界の電界中心から下流側へ逸れて飛翔するトナーを
通過させるために、トナー通過孔の中心が移送静電界の
中心より下流側に位置するように構成したものはすべて
本発明の技術思想の範囲に含まれるべきものである。
【0043】すなわち、トナー通過孔41の形状が例え
ば図7に示す正方形(同図(a))、円形(同図
(b))、楕円形(同図(c))または図示しない他の
形状であっても、同図に一点鎖線で示す方向Yにおける
トナー通過孔41の中心線、すなわち方向Yに沿った開
口径Dyを二分する線CAよりも上流側(同図左側)に
移送静電界の中心が位置する(例えば、同図(a)に示
す×印)ように構成したものは、本発明の技術思想の範
囲に含まれる。なお、トナー通過孔41の方向Xについ
ては、電界中心が必ずしもその中心線上にある必要はな
く、図7の上方または下方にずれていてもよい。
【0044】また、例えば、上記実施形態では、トナー
像を中間転写ベルト23などの転写媒体に形成した後、
その転写媒体上のトナー像をシートSに転写する中間転
写方式の画像形成装置に本発明を適用しているが、現像
器1から飛翔させた帯電トナーTを直接シートSに着弾
させて画像を形成する画像形成装置に対して本発明を適
用してもよい。
【0045】また、上記実施形態では、半導電性層49
を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装置
に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、帯電防止用半導電性層
を設けていない画像形成装置に対しても本発明を適用す
ることができる。
【0046】また、上記実施形態では、偏向電極45
L、45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P
1、P2、P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明
を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定され
るものではなく、帯電トナーTの飛翔方向が固定された
画像形成装置に対しても本発明を適用することができ
る。
【0047】さらに、上記実施形態では、1つの現像器
1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像
形成装置に本発明を適用しているが、例えばフルカラー
の画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックの4種類のトナーについて同様の現像器
1を中間転写ベルト23やシートSの搬送方向Yに一列
に並ぶように設けた、いわゆるタンデム方式のカラー画
像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、トナ
ー通過孔内部における移送静電界の電界中心がトナー通
過孔の幾何学的な中心位置より上流側になるように構成
しており、トナー通過孔は制御電極による電界中心より
下流側の位置を中心とした開口を有している。したがっ
て、トナー担持体から飛翔したトナーがその慣性等の作
用によって電界中心より下流側に逸れて飛翔したとして
も、トナー通過孔の下流側内壁面に衝突・付着する頻度
は低い。そのため、トナー通過孔の目詰まりを起こすこ
となく、良好な画質で画像形成を行うことが可能であ
る。
【0049】また、トナー担持体の移動方向に沿ったト
ナー通過孔の開口径を、使用するトナーの体積平均粒径
の10倍以上としたときには、トナーの飛翔方向が逸れ
てトナー通過孔内壁面に付着したとしても、それによっ
て直ちにトナー通過孔が詰まることはなく、引き続き画
像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置における目詰まり発生メカ
ニズムを説明する図である。
【図2】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を
示す図である。
【図3】図2の画像形成装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】フレキシブルプリント回路基板の部分拡大断面
および帯電トナーの飛翔モデルを示す図である。
【図5】フレキシブルプリント回路基板に形成された制
御電極および偏向電極を示す図である。
【図6】この画像形成装置においてトナーがトナー通過
孔を通過する様子を模式的に示す図である。
【図7】トナー通過孔の他の形状を例示する図である。
【符号の説明】
3、3a…背面電極 4、4a…FPC(トナー飛翔制御手段) 12、12a…現像ローラ(トナー担持体) 23…中間転写ベルト(受像体) 41、41a…トナー通過孔 43、43a…制御電極 CA…トナー通過孔41の中心線 CE…(移送静電界Eの)電界中心 D、Da…トナー搬送方向 E、Ea…移送静電界 J、Ja…トナー飛翔開始位置 T、Ta…トナー
フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE47 AE69 AE74 AE84 CA03 CA12 CA19 CA24 CA28 2H029 DB00 DB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面電極と、トナーを担持しながら、所
    定の移動方向に移動して前記背面電極と対向するトナー
    飛翔開始位置に該トナーを搬送するトナー担持体と、 前記背面電極と前記トナー担持体との間に配置されて、
    前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置から前記背
    面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面
    電極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させ
    てトナー像を形成するトナー飛翔制御手段とを備え、し
    かも、 前記トナー飛翔制御手段は、前記トナーを通過させるた
    めのトナー通過孔と、前記トナー通過孔の周囲に設けら
    れて前記トナーの前記トナー担持体から前記背面電極へ
    の飛翔を制御するための制御電圧が印加される制御電極
    とを有し、前記トナー担持体に担持されるトナーを前記
    背面電極に向けて飛翔させるべく前記制御電極に印加さ
    れる制御電圧によって前記トナー通過孔の近傍に形成さ
    れる電界の中心が、前記トナー通過孔の中心に対して前
    記移動方向の上流側に位置するように構成されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーの体積平均粒径をdとしたと
    き、前記移動方向に沿った前記トナー通過孔の開口径が
    (10d)以上であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
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