JP3747827B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トナーを用いた画像形成方法としては、従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙などに転写するものである。しかしながら、これらの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成する工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許第3,689,935号、同第5,036,341号や特表2001−505146号公報に記載されたように、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するいわゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成装置が注目されてきている。
【0003】
この画像形成装置では、トナーを担持しながら所定の移動方向に搬送する現像ローラなどのトナー担持体が設けられるとともに、そのトナー担持体の表面に当接するようにトナー規制ブレードが設けられている。このため、トナー担持体上のトナーはトナー規制ブレードによって摩擦帯電されるとともに、所定厚みに規制された後、背面電極と対向するトナー飛翔開始位置まで搬送される。
【0004】
また、この画像形成装置には、トナー担持体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit)が配置されるとともに、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極との間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されている。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。
【0005】
この種の画像形成装置では、安定してトナー像を形成するために、トナー担持体とフレキシブルプリント回路基板とのギャップを一定に保つ必要がある。そこで、例えば特許第3045295号の特許掲載公報や特開2000−211180号公報などに記載されているように、トナー飛翔開始位置に対して移動方向の上流側にスペーサ(ギャップ規定手段)を配置することで上記ギャップを一定に保つギャップ管理技術が提案されている。すなわち、このスペーサはトナー規定ブレードとトナー飛翔開始位置との間でトナー担持体上に担持されるトナー層と当接するように配置されており、これによってトナー担持体とトナー飛翔制御手段とのギャップを規定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように構成された画像形成装置では、トナー担持体によってトナー飛翔開始位置に搬送されてくる前にトナー担持体上に担持されているトナー層が必ずスペーサと当接することから、その当接によって該トナー層からトナーの一部が離れ、トナー通過孔のトナー担持体側端部とスペーサとに挟まれた空間(以下「飛翔前空間」という)に滞留してしまうことがある。その結果、トナーが十分にトナー飛翔開始位置に供給されなくなり、十分な画像濃度が得られず、画像品質の低下を招くという問題があった。
【0007】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、トナー通過孔のトナー担持体側端部とギャップ規定手段との間に位置する飛翔前空間にトナーが滞留するのを防止して十分な画像濃度でトナー像を受像体に形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するため、背面電極と、トナーを担持しながら、所定の移動方向に移動して背面電極と対向するトナー飛翔開始位置に該トナーを搬送するトナー担持体と、トナー担持体から背面電極に向けて貫通するトナー通過孔が複数個移動方向とほぼ直交する幅方向に列状に形成されるとともにトナー担持体と背面電極との間に配置された基体と、複数のトナー通過孔の各々について該トナー通過孔を取り囲むように基体に設けられた複数の制御電極とを有し、トナー担持体から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって背面電極と基体との間に搬送される受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、トナー飛翔開始位置に対して移動方向の上流側で、トナー担持体上に担持されるトナー層と当接してトナー担持体とトナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段と、受像体に形成すべきトナー像に応じて複数の制御電極に与えるバイアスを変化させる制御バイアス発生手段とを備え、トナー飛翔制御手段は、基体に設けられて複数の制御電極を制御バイアス発生手段に電気的に接続する複数のリード線を有し、複数のリード線の各々は、該リード線に対応する制御電極からギャップ規定手段の直下位置に伸びる第1部位と、第1部位から幅方向に伸びる第2部位とを有し、しかも、複数のトナー通過孔のトナー担持体側端部とギャップ規定手段との間に位置する飛翔前空間内で、隣接配置されたリード線の第2部位同士が互いに絶縁状態を保ちつつ幅方向において重なり合っていることを特徴としている。
【0013】
このように構成された発明では、リード線の一部(第1および第2部位)が飛翔前空間を挟み込むようにトナー担持体に対向しており、制御電極の各々に対してリード線を介して制御バイアス発生手段からバイアスが与えられる。このバイアスは受像体に形成すべきトナー像に応じて変化するため、そのバイアス変化に伴ってリード線の一部とトナー担持体との間に交番電界が発生する。そのため、トナー担持体から離れたトナーはトナー飛翔制御手段に堆積することなくトナー飛翔開始位置に搬送されていき、飛翔前空間へのトナーの滞留が抑制されて画像濃度の低下が防止される。
【0014】
特に、本発明では、隣接配置されたリード線の第2部位同士が互いに絶縁状態を保ちつつ幅方向において重なり合っているので、飛翔前空間内では移動方向全体はもちろんのこと幅方向全体にわたっても交番電界が発生して飛翔前空間におけるトナー滞留を均等に抑制することができ、幅方向における画像濃度のムラを抑え、より良好な品質でトナー像を受像体上に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコントローラ101に与えられると、このメインコントローラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ102が現像器1の各部を制御することで、2つのローラ21、22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナーを飛翔し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形成する。このように、この実施形態では中間転写ベルト23が受像体として機能している。
【0016】
この現像器1では、ハウジング11内に、現像剤としてのトナーTが貯留されるとともに、現像ローラ12、供給ローラ13および規制ブレード14が収容されている。現像ローラ12は、帯電したトナー(すなわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担持し、同図の矢印方向Dに所定の周速度で回転することによって後述する背面電極3に対向する位置(トナー飛翔開始位置)Jに搬送するトナー担持体である。この現像ローラ12は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金によって円筒状に形成されており、エンジンコントローラ102に設けられた現像ローラバイアス発生部103から直流電圧が印加されている。
【0017】
供給ローラ13は現像ローラ12の外周面に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分なトナーTを該現像ローラ12から落とすものである。この供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯電するものとして、以下説明する。
【0018】
規制ブレード14は、現像ローラ12の回転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーTを規制している。
【0019】
この現像ローラ12に対向して背面電極3が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図1に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ12の反対側に配置されている。そして、エンジンコントローラ102に設けられた背面バイアス発生部104から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3との間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させるための移送静電界が形成されている。このため、この移送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーTが現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着する。
【0020】
また、この実施形態では、中間転写ベルト23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ローラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以下、図3および図4を参照しつつFPC4の構成および作用について説明する。
【0021】
図3はフレキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図である。また、図4はフレキシブルプリント回路基板に形成された制御電極およびリード線を示す図である。このFPC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。なお、図3においては、トナー通過孔41が1つだけ示されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔41が図3紙面の垂直方向Xに等間隔で一列に設けられており、各トナー通過孔41を介して帯電トナーTが背面電極3側に向けて通過可能となっている。なお、この実施形態ではトナー通過孔41を1列に並べているが、複数列に並べて設けてもよい。また、トナー通過孔41の形状については、この実施形態の如く円形に形成してもよいし、また楕円形あるいは多角形であってもよい。
【0022】
また、基体42の現像ローラ12側において、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に制御電極43が形成されている。また、各制御電極43からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交する方向で、しかも現像ローラ12の回転方向(本発明の移動方向に相当)Dの上流側(−D)に延びている。なお、制御電極43の形状は円形に限定されるものではなく任意であり、例えば楕円形あるいは多角形であってもよく、また、完全なリングではなく一部が欠けたものであってもよい。
【0023】
また、基体42の背面電極3側において、各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L,45Rが中間転写ベルト23の搬送方向(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対向するように設けられる。
【0024】
この基体42には、図3および図4への図示は省略されているものの、高圧ドライバICなどからなる制御バイアス発生部47(図2)、L偏向バイアス発生部48L(図2)およびR偏向バイアス発生部48R(図2)が設けられている。このうち、制御バイアス発生部47は各リード線44によって各制御電極43に電気的に接続されており、エンジンコントローラ102のCPU105からの開閉制御信号に応じて適切な電圧が選択的に印加されることによって、上記トナー通過孔41を静電気的に開閉する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナーTが現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を通過して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ローラ12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る移送静電界を露出させ、また該露出を制限するものである。
【0025】
また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイアス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続されており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信号に応じて偏向電極45L,45Rのそれぞれに適切な電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーTの飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。
【0026】
(1)偏向なし:図3の矢符P1
偏向電極45L,45Rの両者に同一電圧を印加した場合には、帯電トナーTは図3の矢符P1で示すようにトナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔する。
【0027】
(2)左偏向:図3の矢符P2
両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P2に示すように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電界によって左側に偏向する。
【0028】
(3)右偏向:図3の矢符P3
両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P3に示すように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電界によって右側に偏向する。
【0029】
このように、この実施形態では、帯電トナーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナーTを中間転写ベルト23に着弾させている。
【0030】
ただし、上述の如く偏向電極45L,45Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドットが中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るドットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べることができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つのドットを形成することができ、ドットの高密度化を図ることができる。
【0031】
FPC4の基体42では、現像ローラ12側の表面421上と、背面電極3側の表面422上とに、帯電防止用の半導電性層49が形成されるとともに、接地電位が与えられている。これらの半導電性層49は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTがFPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するとともに、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えることができるように構成されている。すなわち、半導電性層49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。
【0032】
また、現像ローラ12の回転方向Dにおいてトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記のように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現像ローラ12の長手方向、つまり幅方向Xの全長にわたって広がったスペーサ5がFPC4のトナー通過孔41よりも回転方向Dの手前側に差し込まれており、スペーサ5の一部が現像ローラ12上に担持されるトナー層TLと当接することで、現像ローラ12とFPC4のトナー通過孔41とのギャップGPが一定値に規定されている。
【0033】
なお、上記のように構成された画像形成装置では、外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコントローラ101に与えられると、このメインコントローラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ102のCPU105がその画像信号に応じた制御信号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生部48LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてトナーTを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像信号に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナー像については、所定の転写領域TRにおいて、カセット7から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用透明シートなどのシートS上に転写する。また、こうして画像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由して図示を省略する排出トレイに搬送される。
【0034】
ところで、本実施形態においてもギャップ管理技術を採用している、つまり現像ローラ12の回転方向(本発明の移動方向に相当)Dにおいてトナー飛翔開始位置Jの上流側にスペーサ5を設けることによって現像ローラ12とFPC4のトナー通過孔41とのギャップGPを一定値に規定している。このため、従来装置と同様に、トナー層TLがスペーサ5と当接した際にトナーTが現像ローラ12から離れ、トナー通過孔41の現像ローラ側端部41aとスペーサ5との間に位置する飛翔前空間SPに滞留する可能性がある。そこで、この実施形態では、リード線44を上記したように現像ローラ12の回転方向Dの上流側(−D)に延設することによって飛翔前空間SPへのトナーの滞留を抑制している。以下、その構成および作用効果について詳述する。
【0035】
本発明者が種々の検証を行ったところ、飛翔前空間SPに滞留するトナーの多くは本来トナー像を形成するために用いているトナーの極性(この実施形態では負極)と逆極性のトナー(この実施形態では正帯電トナー)であり、しかも、その電荷量も非常に小さいものであることがわかった。すなわち、滞留するトナーについては、現像ローラ12から容易にこぼれる逆極性トナーが支配的であり、現像ローラ12との鏡像力が弱いためにスペーサ5との当接によって現像ローラ12から容易に離れ、FPC4に堆積してしまうと考察される。
【0036】
そこで、本実施形態では、リード線44を上記したように現像ローラ12の回転方向Dの上流側(−D)に延設することによってリード線44の一部44a(図3および図4)を飛翔前空間SPを挟んで現像ローラ12と対向するように基体42に設けている。この画像形成装置では、中間転写ベルト23に所望のトナー像を形成するために、開閉制御信号に応じて制御バイアス発生部47がリード線44を介して制御電極43にON時(トナーを飛翔させる時)の電圧またはOFF時(トナーを飛翔させない時)の電圧を与えるが、その開閉制御信号に応じて変化する電圧によってリード線44の一部44aと現像ローラ12との間に交番電界が発生する。すなわち、あるタイミングでトナーTを中間転写ベルト23に飛翔させるためにリード線44を介して制御電極43に比較的高い正電圧、例えば300V程度の電圧が印加されるが、この時、飛翔前空間SPにおいて電界E1が発生する。一方、別のタイミングで中間転写ベルト23へのトナーTの飛翔を禁止するためにリード線44を介して制御電極43に負電圧、例えばー50V程度の電圧が印加されるが、この時、飛翔前空間SPにおいて電界E1と逆向きの電界E2が発生する。このように、この実施形態では、リード線44の一部44aが本発明の「交番電極部位」に相当しており、本発明の「電極部」として機能して飛翔前空間SPに交番電界E1,E2を発生させる。
【0037】
以上のように、この実施形態では、飛翔前空間SPにおいて交番電界E1,E2を与えながら、現像ローラ12が回転駆動してトナーTを担持しながらトナー飛翔開始位置Jに搬送している。このため、スペーサ5との当接によってトナー層TL中の一部のトナーTが現像ローラ12から離れたとしても、該トナーTは交番電界E1,E2によりFPC4に堆積することなく、現像ローラ12の回転方向Dの下流側(+D)に移動していく。その結果、飛翔前空間SPにおけるトナーTの滞留が抑制され、中間転写ベルト23上に形成されるトナー像の画像濃度の低下を防止することができる。
【0038】
また、この実施形態では、リード線44は単に制御バイアス発生部47と制御電極43とを電気的に接続する役割を果たすのみならず電極部としても機能し、また制御バイアス発生部47も単にトナー飛翔を制御するためのバイアス電圧を発生するのみならず電極部(リード線44の交番電極部位44a)と現像ローラ12との間に交流電圧を与えて交番電界E1,E2を発生させる交流バイアス発生部としても機能しているので、後で説明する第2実施形態の如く電極部および交流バイアス発生部を別途設ける必要がなく、十分な画像濃度でトナー像を中間転写ベルト23に形成することができる画像形成装置を低コストで提供することが可能となっている。
【0039】
なお、上記第1実施形態ではリード線44を現像ローラ12の回転方向Dと平行に延設しているが、図5に示すように、回転方向Dに対して傾斜するようにリード線44を設けてもよく、この場合、交番電界が形成される領域が広くなり、より好適である。すなわち、図4に示すようにリード線44を現像ローラ12の回転方向Dと平行に設けた場合、飛翔前空間SPにおいて交番電界が形成される領域がリード線44の幅程度に限定されるため、幅方向Xにおいて交番電界の効果が及ぶ領域と及びにくい領域とが形成されてしまう。これに対し、図5に示す改良実施形態では、リード線44が回転方向Dに対して傾斜配置されているため、幅方向Xにおいて交番電界の効果が及ぶ領域R44が広がり、飛翔前空間SPへのトナーTの滞留をより効果的に抑制することができる。
【0040】
ここで、制御電極43の一部は飛翔前空間SPに存在しているため、図5の領域R43の範囲で交番電界の効果が及ぶこととなる。したがって、同図に示すように幅方向Xにおいて、各リード線44の交番電極部位44aが隣接する制御電極43と飛翔前空間SP内の幅方向Xにおいて重なり合うように設けると、領域R43と領域R44が重なり、飛翔前空間SP内の幅方向X全体にわたって交番電界が発生して飛翔前空間SPにおけるトナー滞留を均等に抑制することができ、幅方向Xにおける画像濃度のムラを抑え、より良好な品質でトナー像を中間転写ベルト23上に形成することができる。
【0041】
また、上記第1実施形態(図4)および改良実施形態(図5)ではリード線44の交番電極部位44aは平面視で真直ぐ伸びるライン形状となっているが、その形状は任意であり、例えば図6に示すように平面視で十字形状に仕上げてもよく、このように幅方向Xに広がりを有する形状に仕上げることで幅方向Xにおいて交番電界が及ぶ範囲が広がり、飛翔前空間SPへのトナーTの滞留をより効果的に抑制することができる。
【0042】
さらに、各交番電極部位44aが隣接するリード線44の交番電極部位44aと飛翔前空間SP内の幅方向Xにおいて重なり合うように設けるのが望ましい。その理由は上記した改良実施形態(図5)の場合と同様である。すなわち、図6に示す改良実施形態では、隣接する交番電極部位44a同士が幅方向Xにおいて重なり合っているので、各交番電極部位44aを設けたことにより幅方向において交番電界の効果が及ぶ領域R44同士が重なり合って飛翔前空間SPへのトナーTの滞留をより効果的に抑制することができる。
【0043】
また、上記第1実施形態(図4)および改良形態(図5および図6)では制御電極43に対してリード線44が(−D)方向、あるいはその(−D)方向に対して傾斜しながらスペーサ5側に延設されているが、図7、図8または図9に示すように、制御電極43を制御バイアス発生部47と電気的に接続するためにリード線44を現像ローラ12の回転方向Dの下流側(+D)に延設するようにしてもよく、この場合、リード線44の一部44aを制御電極43を超えてスペーサ5側に延設することによって上記第1実施形態(図4)や改良形態(図5や図6)と同様の作用効果が得られる。
【0044】
図10はこの発明にかかる画像形成装置の第2実施形態を示す図である。また、図11は図10の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、飛翔前空間SPにおいて交番電界を形成するために専用の交番電界発生手段を設けている点で、リード線44の一部(交番電極部位)44aと制御バイアス発生部47をトナー飛翔制御のみならず交番電界発生手段として兼用している第1実施形態と大きく相違している。すなわち、この第2実施形態では、リード線44を現像ローラ12の回転方向Dの下流側(+D)に延設しており、飛翔前空間SPに対応する位置にはリード線44は延設されていないが、リード線44の代わりに電極部40が配置されており、この電極部40と現像ローラ12とに飛翔前空間SPが存在している。また、この電極部40には交流バイアス発生部106が電気的に接続されており、交流電圧を電極部40に与えることで、直流電圧が印加されている現像ローラ12との間で交番電界を発生させるように構成されている。
【0045】
このように、第2実施形態では、電極部40と交流バイアス発生部106とで交番電界発生手段が構成されており、交流バイアス発生部106を適当なタイミングで作動させることによって飛翔前空間SPにおいて交番電界を与えながら、現像ローラ12を回転駆動してトナーTを担持しながらトナー飛翔開始位置Jに搬送すると、上記第1実施形態と同様に、飛翔前空間SPにおけるトナーTの滞留を抑制し、中間転写ベルト23上に形成されるトナー像の画像濃度の低下を防止することができる。
【0046】
また、第2実施形態によれば、交番電界を発生させるために専用の電極部40を設けているので、飛翔前空間SPの全体に交番電界を与えることができ、交番電界の印加領域がリード線44の交番電極部位44aに対応する領域に制限される第1実施形態に比べて飛翔前空間SPにおけるトナーTの滞留をより確実に抑制することができる。
【0047】
さらに、第1実施形態では上記したように制御バイアス発生部47が本発明の「交流バイアス発生部」として機能しているため、飛翔前空間SPにおける電界の向きが切り替わるタイミングは画像信号に対応することとなり、常にトナーTの滞留を抑制するために適した交番電界が飛翔前空間SPに印加されるというわけではない。これに対し、第2実施形態では、専用の交流バイアス発生部106を設けたことで常にトナーTの滞留を抑制するために適した交番電界が飛翔前空間SPに与えることができ、この点においても飛翔前空間SPにおけるトナーTの滞留をより確実に抑制する上で有利となっている。
【0048】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、トナー像を中間転写ベルト23などの転写媒体に形成した後、その転写媒体上のトナー像をシートSに転写する中間転写方式の画像形成装置に本発明を適用しているが、現像器1から飛翔させた帯電トナーTを直接シートSに着弾させて画像を形成する画像形成装置に対して本発明を適用してもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、半導電性層49を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装置に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、帯電防止用半導電性層を設けていない画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0050】
また、上記実施形態では、偏向電極45L,45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P1,P2,P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、帯電トナーTの飛翔方向が固定された画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0051】
また、上記実施形態では、現像ローラ12に対して現像ローラバイアス発生部103から所定の直流電圧を印加しているが、接地したり、交流電圧を印加するように構成してもよい。
【0052】
さらに、上記実施形態では、1つの現像器1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像形成装置に本発明を適用しているが、例えばフルカラーの画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4種類のトナーについて同様の現像器1を中間転写ベルト23やシートSの搬送方向Yに一列に並ぶように設けた、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、飛翔前空間において、トナー担持体とトナー飛翔制御手段との間で交番電界を発生させるように構成しているので、ギャップ規定手段に当接することによってトナー担持体から離れたトナーをトナー飛翔制御手段に堆積させることなくトナー飛翔開始位置に搬送することができる。その結果、飛翔前空間へのトナーの滞留を抑制し、画像濃度の低下を防止して十分な画像濃度でトナー像を受像体に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の第1実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置において用いられているフレキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図である。
【図4】フレキシブルプリント回路基板に形成された制御電極およびリード線を示す図である。
【図5】第1実施形態の改良形態を示す図である。
【図6】第1実施形態の他の改良形態を示す図である。
【図7】第1実施形態の別の改良形態を示す図である。
【図8】第1実施形態のさらに他の改良形態を示す図である。
【図9】第1実施形態のさらに別の改良形態を示す図である。
【図10】この発明にかかる画像形成装置の第2実施形態を示す図である。
【図11】図10の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3…背面電極
4…FPC(トナー飛翔制御手段)
5…スペーサ(ギャップ規定手段)
12…現像ローラ(トナー担持体)
23…中間転写ベルト(受像体)
40…電極部
41…トナー通過孔
41a…(トナー通過孔41の)現像ローラ側端部
42…基体
43…制御電極
44…リード線
44a…交番電界部位
47…制御バイアス発生部
106…交流バイアス発生部
D…(現像ローラ12の)回転方向
GP…ギャップ
J…トナー飛翔開始位置
SP…飛翔前空間
T…トナー
TL…トナー層
X…幅方向

Claims (2)

  1. 背面電極と、
    トナーを担持しながら、所定の移動方向に移動して前記背面電極と対向するトナー飛翔開始位置に該トナーを搬送するトナー担持体と、
    前記トナー担持体から前記背面電極に向けて貫通するトナー通過孔が複数個前記移動方向とほぼ直交する幅方向に列状に形成されるとともに前記トナー担持体と前記背面電極との間に配置された基体と、前記複数のトナー通過孔の各々について該トナー通過孔を取り囲むように前記基体に設けられた複数の制御電極とを有し、前記トナー担持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極と前記基体との間に搬送される受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、
    前記トナー飛翔開始位置に対して前記移動方向の上流側で、前記トナー担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段と、
    前記受像体に形成すべきトナー像に応じて前記複数の制御電極に与えるバイアスを変化させる制御バイアス発生手段とを備え、
    前記トナー飛翔制御手段は、前記基体に設けられて前記複数の制御電極を前記制御バイアス発生手段に電気的に接続する複数のリード線を有し、
    前記複数のリード線の各々は、該リード線に対応する制御電極から前記ギャップ規定手段の直下位置に伸びる第1部位と、前記第1部位から前記幅方向に伸びる第2部位とを有し、しかも、
    前記複数のトナー通過孔のトナー担持体側端部と前記ギャップ規定手段との間に位置する飛翔前空間内で、隣接配置されたリード線の第2部位同士が互いに絶縁状態を保ちつつ前記幅方向において重なり合っていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1部位と前記第2部位とが前記飛翔前空間内において交差して十字形状を形成している請求項1記載の画像形成装置。
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