JP2003094713A - トナージェット方式の画像形成装置に使用されるトナー - Google Patents

トナージェット方式の画像形成装置に使用されるトナー

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JP2003094713A
JP2003094713A JP2001294646A JP2001294646A JP2003094713A JP 2003094713 A JP2003094713 A JP 2003094713A JP 2001294646 A JP2001294646 A JP 2001294646A JP 2001294646 A JP2001294646 A JP 2001294646A JP 2003094713 A JP2003094713 A JP 2003094713A
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image forming
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Atsunori Kitazawa
淳憲 北澤
Kiyoteru Katsuki
清輝 香月
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Seiko Epson Corp
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー通過孔の目詰まりを防止して良好な画
質で画像を形成することができるトナーを提供する。 【解決手段】 メインコントローラからの信号に応じて
エンジンコントローラのCPUがその画像信号に応じた
制御信号を制御バイアス発生部、L偏向バイアス発生部
およびR偏向バイアス発生部に与えて負帯電したトナー
Tを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像信号
に対応したトナー像を形成する画像形成装置において、
正帯電で、しかも、そのトナー粒径が(個数平均粒径d
/2)以下のトナーの含有量が2個数%以下であるトナ
ーを用いている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体
から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複
写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受
像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置
に使用されるトナーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】トナーを用いた画像形成方法としては、
従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション
方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形
成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成
し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー
担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を
得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、
記録紙などに転写するものである。しかしながら、これ
らの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成す
る工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が
複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが
高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許
第3,689,935号、同第5,036,341号や
特表2001−505146号公報に記載されたよう
に、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転
写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するい
わゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成
装置が注目されてきている。 【0003】この画像形成装置では、トナーを担持しな
がら所定の移動方向に搬送する現像ローラなどのトナー
担持体が設けられるとともに、そのトナー担持体の表面
に当接するようにトナー規制ブレードが設けられてい
る。このため、トナー担持体上のトナーはトナー規制ブ
レードによって摩擦帯電されるとともに、所定厚みに規
制された後、背面電極と対向するトナー飛翔開始位置ま
で搬送される。 【0004】また、この画像形成装置には、トナー担持
体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複
数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基
板(Flexible Printed Circuit)が配置されるととも
に、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極と
の間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されてい
る。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が
印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向
かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、
フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の
周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各
制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー
通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯
電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面
電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで
画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトナージェット方式の画像形成装置では、トナー担
持体から飛翔したトナーは必ずトナー通過孔を通過する
こととなるため、飛翔トナーの一部がフレキシブルプリ
ント回路基板に付着してトナー通過孔の目詰まりが発生
すると、受像体に形成されるトナー像の画像濃度が低下
したり、印字不能に陥るなどの画像欠陥が生じてしま
う。 【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、トナージェット方式の画像形成装置においてトナ
ー通過孔の目詰まりが発生するのを防止して良好な画質
で画像を形成することができるトナーを提供することを
目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、トナーを担
持するトナー担持体と、背面電極との間にトナー飛翔制
御手段を設け、該トナー飛翔制御手段に設けたトナー通
過孔を介して第1極性に帯電されたトナーを前記トナー
担持体から前記背面電極に向けて飛翔させ、前記トナー
飛翔制御手段と前記背面電極との間を搬送されてくる受
像体に着弾させてトナー像を形成するトナージェット方
式の画像形成装置に使用されるトナーであって、上記目
的を達成するため、トナーの個数平均粒径をdとしたと
き、前記第1極性と逆の第2極性で、しかも、そのトナ
ー粒径が(d/2)以下のトナーの含有量が2個数%以
下であることを特徴とするトナージェット方式の画像形
成装置に使用されるトナーに関する。 【0008】 【発明の実施の形態】本願発明者は、種々の実験や観察
などを行った結果、トナージェット方式の画像形成装置
におけるトナー通過孔の目詰まりは主としてフレキシブ
ルプリント回路基板の背面電極側で生じるものであり、
そのフレキシブルプリント回路基板上へのトナー付着お
よび成長が主たる原因であり、その付着するトナーは受
像体に飛翔させるための第1極性と逆の第2極性で、か
つ、そのトナー粒径が(d/2)以下のトナー(以下
「逆極性微粉トナー」という)であることを見い出すと
ともに、この逆極性微粉トナーの含有量を2個数%以下
に抑えることで上記目的(トナー通過孔の目詰まり防
止)を達成することを見い出した。ただし、符号dはト
ナーの個数平均粒径である。 【0009】ここで、本願発明者は、トナー通過孔の目
詰まりが図1に示す発生機構で生じるものと考察する。
すなわち、トナー担持体たる現像ローラ12上では、第
1極性、例えば負極に帯電した個数平均粒径dのトナー
T0と、第2極性(この場合、正極)に帯電した(d/
2)以下の粒径を有する逆極性微粉トナーT1とが並存
したまま、これらのトナーT0,T1がトナー飛翔開始位
置Jまで搬送されてくる。そして、制御電極43によっ
て現像ローラ12から背面電極3へのトナー飛翔が実行
されると、逆極性微粉トナーT1がトナーT0に静電気的
に付着した状態でトナー通過孔41を通過する(同図
(a))。また、こうしてトナー通過孔41を通過した
負帯電トナーT0はそのまま背面電極3側に飛翔して受
像体23上に着弾する一方、逆極性微粉トナーT1は制
御電極43(あるいは後述する偏向電極45L,45
R)と背面電極3との間に発生する電界によりトナーT
0から離脱し、フレキシブルプリント回路基板4の背面
電極側に付着し(同図(b))、さらに上記と同様にし
て逆極性微粉トナーが次々とフレキシブルプリント回路
基板4の背面電極側に飛翔し、これらの逆極性微粉トナ
ーが凝集成長することによりトナー通過孔41の目詰ま
りが発生する。これに対し、第2極性で、かつ、そのト
ナー粒径が(d/2)以下のトナー(逆極性微粉トナ
ー)の含有量が少ない、より具体的には2個数%以下で
ある場合には、トナー通過孔41の目詰まりが効果的に
防止される。 【0010】本明細書中、トナー担持体(図1の現像ロ
ーラ12)から採取したトナーについてトナー粒径とト
ナー帯電量とを、イースパートアナライザ(E-SPART2;
ホソカワミクロン社製)により測定し、その測定結果に
基づきトナーの個数平均粒径dと、第2極性で、かつ、
そのトナー粒径が(d/2)以下の逆極性微粉トナーの
含有量とを求めている。 【0011】また、上記個数平均粒径および含有量を求
めるためにトナー帯電量およびトナー粒径を上記装置を
用いて測定しているが、この装置により測定しなければ
ならないというわけではなく、上記装置の原理に基づい
て求めることができる装置であればいかなる装置を用い
て測定してもよい。 【0012】さらに、この発明にかかるトナーは、上記
の逆極性微粉トナーが2個数%以下となれば、いかなる
方法、例えば、粉砕法、湿式法等によって製造し、また
トナーに添加する外添剤の種類や量などについても、任
意である。 【0013】このように構成されたトナーは、トナーを
担持するトナー担持体と、背面電極との間にトナー飛翔
制御手段を設け、該トナー飛翔制御手段に設けたトナー
通過孔を介して第1極性に帯電されたトナーを前記トナ
ー担持体から前記背面電極に向けて飛翔させ、前記トナ
ー飛翔制御手段と前記背面電極との間を搬送されてくる
受像体に着弾させてトナー像を形成するトナージェット
方式の画像形成装置に好適に使用することができる。以
下、上記トナーを使用したトナージェット方式の画像形
成装置について図面を参照しつつ説明する。 【0014】図2はこの発明にかかるトナーを使用可能
な画像形成装置の一例を示す図である。また、図3は図
2の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの
外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコ
ントローラ101に与えられると、このメインコントロ
ーラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ1
02が現像器1の各部を制御することで、2つのローラ
21、22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナー
を飛翔し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形
成する。このように、この実施形態では中間転写ベルト
23が受像体として機能している。 【0015】この現像器1では、ハウジング11内に、
現像剤として上記発明にかかるトナーTが貯留されると
ともに、現像ローラ12、供給ローラ13および規制ブ
レード14が収容されている。現像ローラ12は、帯電
したトナー(すなわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担
持し、同図の矢印方向Dに所定の周速度で回転すること
によって後述する背面電極3に対向する位置(トナー飛
翔開始位置)Jに搬送するトナー担持体である。この現
像ローラ12は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金に
よって円筒状に形成されており、エンジンコントローラ
102に設けられた現像ローラバイアス発生部103か
ら直流電圧が印加されている。 【0016】供給ローラ13は現像ローラ12の外周面
に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、
トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分な
トナーTを該現像ローラ12から落とすものである。こ
の供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ
等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦
接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる
働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯
電するものとして、以下説明する。 【0017】規制ブレード14は、現像ローラ12の回
転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現
像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との
摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像
ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より
具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウ
ジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性
部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部
材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーT
を規制している。 【0018】この現像ローラ12に対向して背面電極3
が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図2
に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ
12の反対側に配置されている。そして、エンジンコン
トローラ102に設けられた背面バイアス発生部104
から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流
電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3と
の間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させる
ための移送静電界が形成されている。このため、この移
送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーT
が現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像
体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着
する。 【0019】また、この実施形態では、中間転写ベルト
23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ロ
ーラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回
路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以
下、図4および図5を参照しつつFPC4の構成および
作用について説明する。 【0020】図4はフレキシブルプリント回路基板の部
分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図であ
る。また、図5はフレキシブルプリント回路基板に形成
された制御電極および偏向電極を示す図である。このF
PC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナ
ーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等
の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。
なお、図4においては、トナー通過孔41が1つだけ示
されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔
41が図4紙面の垂直方向Xに等間隔で一列に設けられ
ており、各トナー通過孔41を介して帯電トナーTが背
面電極3側に向けて通過可能となっている。なお、この
実施形態ではトナー通過孔41を1列に並べているが、
複数列に並べて設けてもよい。また、トナー通過孔41
の形状については、この実施形態の如く円形に形成して
もよいし、また楕円形あるいは多角形であってもよい。 【0021】また、基体42の現像ローラ12側におい
て、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に
制御電極43が形成されている。また、各制御電極43
からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交
する方向に延びている。なお、制御電極43の形状は円
形に限定されるものではなく任意であり、例えば楕円形
あるいは多角形であってもよく、また、完全なリングで
はなく一部が欠けたものであってもよい。 【0022】また、基体42の背面電極3側において、
各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L,4
5Rが図5に示すように中間転写ベルト23の搬送方向
(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対
向するように設けられるとともに、偏向電極45L,4
5Rからリード線46L,46Rがそれぞれ延設されて
いる。 【0023】この基体42には、図4および図5への図
示は省略されているものの、高圧ドライバICなどから
なる制御バイアス発生部47(図3)、L偏向バイアス
発生部48L(図3)およびR偏向バイアス発生部48
R(図3)が設けられている。このうち、制御バイアス
発生部47は各制御電極43に電気的に接続されてお
り、エンジンコントローラ102のCPU105からの
開閉制御信号に応じて適切な電圧が選択的に印加される
ことによって、上記トナー通過孔41を静電気的に開閉
する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナーTが
現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を通過
して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ローラ
12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る移送
静電界を露出させ、また該露出を制限するものである。 【0024】また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向
電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイ
アス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続され
ており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信
号に応じて偏向電極45L,45Rのそれぞれに適切な
電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーT
の飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。 【0025】(1)偏向なし:図4の矢符P1 偏向電極45L,45Rの両者に同一電圧を印加した場
合には、帯電トナーTは図4の矢符P1で示すようにト
ナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23
の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔す
る。 【0026】(2)左偏向:図4の矢符P2 両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置
された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45
Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図4の矢符P2に示す
ように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって左側に偏向する。 【0027】(3)右偏向:図4の矢符P3 両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置
された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45
Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図4の矢符P3に示す
ように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって右側に偏向する。 【0028】このように、この実施形態では、帯電トナ
ーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲
内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナ
ーTを中間転写ベルト23に着弾させている。 【0029】ただし、上述の如く偏向電極45L,45
Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向
に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏
向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写
ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23
の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドット
が中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間
転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るド
ットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速
度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベ
ルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べる
ことができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つ
のドットを形成することができ、ドットの高密度化を図
ることができる。 【0030】FPC4の基体42では、現像ローラ12
側の表面421上と、背面電極3側の表面422上と
に、帯電防止用の半導電性層49が形成されるととも
に、接地電位が与えられている。これらの半導電性層4
9は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵
抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTが
FPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4
から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するととも
に、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えること
ができるように構成されている。すなわち、半導電性層
49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保
持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。 【0031】また、現像ローラ12の回転方向Dにおい
てトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記の
ように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現
像ローラ12の長手方向(図4紙面の垂直方向)Xの全
長にわたって広がったスペーサ5がFPC4のトナー通
過孔41よりも回転方向Dの手前側に差し込まれてお
り、スペーサ5の一部が現像ローラ12上に担持される
トナー層TLと当接することで、現像ローラ12とFP
C4のトナー通過孔41とのギャップGPが一定値に規
定されている。 【0032】上記のように構成された画像形成装置で
は、外部装置から画像信号が制御ユニット100のメイ
ンコントローラ101に与えられると、このメインコン
トローラ101からの信号に応じてエンジンコントロー
ラ102のCPU105がその画像信号に応じた制御信
号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生部4
8LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてトナー
Tを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像信号
に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナー像
については、所定の転写領域TRにおいて、カセット7
から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用透明
シートなどのシートS上に転写する。また、こうして画
像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由して図
示を省略する排出トレイに搬送される。 【0033】以上のように、図2ないし図5に示す画像
形成装置では、この発明にかかるトナー、つまり、正極
性(第2極性)で、かつ、そのトナー粒径が(d/2)
以下の逆極性微粉トナーの含有量が2個数%以下のトナ
ーを用いてトナー像を形成しているので、トナー通過孔
41の目詰まりを防止することができ、良好な画質で画
像を形成することができる。 【0034】なお、本発明にかかるトナーを使用するこ
とができる画像形成装置は、上記した装置に限定される
ものではなく、以下のように構成された装置にも使用可
能である。すなわち、上記実施形態では、半導電性層4
9を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装
置に対して本発明にかかるトナーを使用しているが、帯
電防止用半導電性層を設けていない画像形成装置に対し
ても本発明にかかるトナーを使用することができる。 【0035】また、上記実施形態では、偏向電極45
L,45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P
1,P2,P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明
にかかるトナーを使用しているが、帯電トナーTの飛翔
方向が固定された画像形成装置に対しても本発明にかか
るトナーを使用することができる。 【0036】また、上記実施形態では、現像ローラ12
に対して現像ローラバイアス発生部103から所定の直
流電圧を印加しているが、接地したり、交流電圧を印加
するように構成された画像形成装置に対しても本発明に
かかるトナーを使用することができる。 【0037】さらに、上記実施形態では、1つの現像器
1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像
形成装置に本発明にかかるトナーを使用しているが、例
えばフルカラーの画像を形成する場合には、イエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックの4種類のトナーについ
て同様の現像器1を中間転写ベルト23やシートSの搬
送方向Yに一列に並ぶように設けた、いわゆるタンデム
方式のカラー画像形成装置に対しても本発明にかかるト
ナーを使用することができる。 【0038】 【実施例】次に本発明の実施例を示すが、本発明はもと
より下記実施例によって制限を受けるものではなく、前
後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施
することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の
技術的範囲に含まれる。 【0039】ここでは、トナーの個数平均粒径dと、逆
極性微粉トナーの含有量(個数%)との組み合わせが相
互に異なる20種類のトナーT(1)〜T(20)を準備し、
それらのトナーを使用し、図2の画像形成装置により画
像形成を行った際に、トナー通過孔41の目詰まりによ
る画像欠陥が発生するか否かを検証した。その結果をま
とめたグラフが図6である。 【0040】ここでは、各トナーT(1)〜T(20)に対す
る個数平均粒径d(μm)および逆極性微粉トナーの含
有量(個数%)については、上記したイースパートアナ
ライザ(E-SPART2;ホソカワミクロン社製)により測定
し、その測定結果に基づき求めた。例えば、トナーT
(2)、T(8)、T(16)について、イースパートアナライザ
(E-SPART2;ホソカワミクロン社製)により得られる3
000個カウントでの帯電量分布はそれぞれ図7(a)
〜(c)に示すとおりであり、各測定データから得られ
るデータ(個数平均粒径d,含有量)は、 トナーT(2) :(5.76μm,0.2個数%)、 トナーT(8) :(5.45μm,2.0個数%)、 トナーT(16):(5.25μm,2.9個数%)、 となる。また、他のトナーに関するデータについても同
様にして求めている。 【0041】そして、トナー通過孔41の目詰まりによ
る画像欠陥が発生したトナーについては、図6中の対応
する座標位置(個数平均粒径d,含有量)に「×」を付
す一方、目詰まりによる画像欠陥が認められなかったト
ナーについては、図6中の対応する座標位置(個数平均
粒径d,含有量)に「○」を付している。 【0042】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、トナ
ー飛翔制御手段に設けたトナー通過孔を介して第1極性
に帯電されたトナーを前記トナー担持体から前記背面電
極に向けて飛翔させ、前記トナー飛翔制御手段と前記背
面電極との間を搬送されてくる受像体に着弾させてトナ
ー像を形成するトナージェット方式の画像形成装置にお
いて使用されるトナーに含まれる逆極性微粉トナー(第
1極性と逆の第2極性で、しかも、そのトナー粒径が
(d/2)以下のトナー)を2個数%以下にしているの
で、トナー通過孔の目詰まりを防止して良好な画質で画
像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】トナー通過孔の目詰まりの発生機構を示す模式
図である。 【図2】この発明にかかるトナーを使用可能な画像形成
装置の一例を示す図である。 【図3】図2の画像形成装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 【図4】図2の画像形成装置において用いられているフ
レキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電
トナーの飛翔モデルを示す図である。 【図5】フレキシブルプリント回路基板に形成された制
御電極および偏向電極を示す図である。 【図6】トナーの個数平均粒径と逆極性微粉トナーの含
有量とが相互に異なるトナーを用いてトナー通過孔の目
詰まりによる画像欠陥を調べた結果を示すグラフであ
る。 【図7】図6の実験で用いたトナー帯電量分布の一例を
示すグラフである。 【符号の説明】 3…背面電極 4…FPC(トナー飛翔制御手段) 12…現像ローラ(トナー担持体) 23…中間転写ベルト(受像体) 41…トナー通過孔 J…トナー飛翔開始位置 T…トナー T0…(第1極性の)トナー T1…(第2極性の)トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE25 AE31 AE47 AE69 AE74 AE79 AE84 CA03 CA12 CA24 2H005 DA01 EA05 2H029 DB00 DB04

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トナーを担持するトナー担持体と、背面
    電極との間にトナー飛翔制御手段を設け、該トナー飛翔
    制御手段に設けたトナー通過孔を介して第1極性に帯電
    されたトナーを前記トナー担持体から前記背面電極に向
    けて飛翔させ、前記トナー飛翔制御手段と前記背面電極
    との間を搬送されてくる受像体に着弾させてトナー像を
    形成するトナージェット方式の画像形成装置に使用され
    るトナーであって、 トナーの個数平均粒径をdとしたとき、前記第1極性と
    逆の第2極性で、しかも、そのトナー粒径が(d/2)
    以下のトナーの含有量が2個数%以下であることを特徴
    とするトナージェット方式の画像形成装置に使用される
    トナー。
JP2001294646A 2001-09-26 2001-09-26 トナージェット方式の画像形成装置に使用されるトナー Withdrawn JP2003094713A (ja)

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