JP3736402B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トナーを用いた画像形成方法としては、従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙などに転写するものである。しかしながら、これらの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成する工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許第3,689,935号、同第5,036,341号や特表2001−505146号公報に記載されたように、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するいわゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成装置が注目されてきている。
【0003】
この画像形成装置では、帯電したトナーを担持し搬送するトナー担持体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuit)が配置されるとともに、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極との間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されている。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。
【0004】
このような画像形成装置では、トナー像を形成する十分な量の帯電トナーを飛翔させるためには上記した移送静電界の電界強度を高くする必要があるが、装置構成上、制御電極にはあまり高い電圧を印加することができないため、十分な電界強度を得るためには上記ギャップはできるだけ小さくすることが望ましい。また、安定してトナー像を形成するためにはトナー担持体と制御電極とのギャップを一定に保つ必要がある。そこで、トナー飛翔開始位置に対して移動方向の上流側に厚さ数十μm程度のスペーサ(ギャップ規定手段)を配置することで上記ギャップを一定に保つギャップ管理技術が提案されている。
【0005】
例えば、特開2000−355115号公報では、トナー担持体上に形成されるトナー層に当接するスペーサを設け、かつトナー担持体の移動方向に直交する方向におけるスペーサの幅をトナー層の幅より大きくした画像形成装置が開示されている。そして、このような構成としたことで、トナー層に当接するスペーサの端部がトナー担持体上のトナー層の均一性を乱すことを防止でき、安定した画像形成が行える旨が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように、このスペーサはできるだけ薄くすることが望ましいが、このように薄く形成されたスペーサはきわめて変形しやすい。また、装置構成上好ましいスペーサの厚さが数十μmであるのに対して、トナーの平均粒径は数μmのオーダーであるため、トナー担持体表面に形成されたトナー層の厚さがトナー粒子1個ないし数個分程度であったとしても、トナー担持体表面において、トナー層が形成された部分とそれ以外の部分との間には大きな段差を生じることとなる。そして、上記した従来技術の画像形成装置では、スペーサがトナー担持体上に形成されたトナー層の端部より外側にまで延びているため、このトナー層の端部に生じる段差にわたってスペーサがトナー担持体に圧接されることで、スペーサが変形することとなる。このようにスペーサが変形すると、トナー担持体と制御電極との間のギャップを一定に保つことができなくなり、安定したトナー像を形成することができない。
【0007】
さらに、トナー担持体およびスペーサの帯電防止や適当なバイアス電圧を付与する目的でこれらが導電性または半導電性を有している場合には、スペーサの変形によってスペーサとトナー担持体とが直接接触し、短絡事故が発生して画像形成が行えなくなったり、上記した移送静電界の乱れによる画像品質の低下を招くこととなる。
【0008】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、スペーサが変形することによって生じるギャップの変化を防止し、安定したトナー像形成を行うことのできる画像形成装置を提供することを第1の目的とする。また、トナー担持体およびスペーサの接触による短絡事故を防止することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記第1の目的を達成するため、帯電したトナーを担持しつつ所定の移動方向に移動することによって該トナーをトナー飛翔開始位置に搬送するトナー担持体と、前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置に対向するように配置された背面電極と、前記トナー担持体と前記背面電極との間に配置され、前記トナー担持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、前記トナー担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段とを備え、前記トナー担持体の移動方向に直交する幅方向において、前記ギャップ規定手段の幅が前記トナー層の幅と等しいかまたはこれより小さく、しかも、前記幅方向において前記ギャップ規定手段の両端部が、それぞれ前記トナー層の両端部と同じ位置またはこれより内側に配置されることを特徴としている(請求項1)。
【0010】
このように構成された発明では、トナー担持体上のトナー層は、その幅方向において、少なくともギャップ規定手段の両端部と当接する部分にまで形成されている。すなわち、トナー層の端部は、ギャップ規定手段の端部と同じ位置またはこれより外側に位置することとなる。そのため、ギャップ規定手段がトナー層の端部に生じる段差に圧接されて変形することがなく、ギャップを常に一定に保持することができる。
【0011】
また、この発明は、上記第1および第2の目的を達成するため、その表面に導電層が形成されて、該導電層上に帯電した非導電性のトナーを担持しつつ所定の移動方向に移動することによって該トナーをトナー飛翔開始位置に搬送するトナー担持体と、前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置に対向するように配置された背面電極と、前記トナー担持体と前記背面電極との間に配置され、前記トナー担持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、導電性または半導電性を有する材料で形成されて、前記トナー担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段とを備え、前記トナー担持体の移動方向に直交する幅方向において、前記ギャップ規定手段の幅が前記トナー層の幅より小さく、しかも、前記幅方向において前記ギャップ規定手段の両端部が、それぞれ前記トナー層の両端部より内側に配置されることを特徴としている(請求項2)。
【0012】
このように構成された発明では、上記したように、ギャップ規定手段の端部が常にトナー層の端部より内側にあるため、トナー層の端部にギャップ規定手段が当接することによる変形が起こらない。また、トナー担持体およびギャップ規定手段が導電性または半導電性を有するので、必要に応じてこれらに所定のバイアス電位を与えたり、帯電を防止しつつ、より効果的にトナーの飛翔を制御することができる。そして、ギャップ規定手段とトナー担持体との間に常に非導電性のトナー層が介在することとなるため、ギャップ規定手段がトナー担持体に接触して短絡事故を起こすことがない。
【0013】
なお、これらの発明においては、トナー担持体上のトナー層は、その幅方向において、ギャップ規定手段の端部を越えてさらに外側にまで形成されていることが好ましい。というのは、こうすることで、より確実にギャップ規定手段をトナー層の平坦な部分と当接させてギャップ規定手段の変形を防止することができるからである。しかし、トナー担持体に担持されるトナーのうち、幅方向において画像形成領域より外側に担持されたトナーは画像形成には寄与しないため、このトナー層の形成幅をギャップ規定手段の幅に対して大きくしすぎると、画像形成に寄与しないトナーが増えて経済性の点で好ましくない。そこで、本発明では、トナー層の幅を少なくともギャップ規定手段の幅と同じとすることで、トナーの無駄を抑制しつつ、上記した効果を得ることが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明にかかる画像形成装置の第1の実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコントローラ101に与えられると、このメインコントローラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ102が現像器1の各部を制御することで、2つのローラ21、22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナーを飛翔し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形成する。このように、この実施形態では中間転写ベルト23が受像体として機能している。
【0015】
この現像器1では、ハウジング11内に、現像剤としてのトナーTが貯留されるとともに、現像ローラ12、供給ローラ13および規制ブレード14が収容されている。現像ローラ12は、帯電したトナー(すなわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担持し、図1の矢印方向Dに所定の周速度で回転することによって後述する背面電極3に対向する位置(トナー飛翔開始位置)Jに搬送するトナー担持体である。
【0016】
この現像ローラ12は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金によって円筒状に形成されるとともに、その表面に例えばウレタン樹脂等の絶縁物コーティングによる絶縁層121を有している。このように現像ローラ12の表面に絶縁層121を設けることによって、供給ローラ13およびトナー規制ブレード14との摩擦によるトナーTの帯電性(帯電しやすさ)が向上し、しかも、より小さい力でトナーTを現像ローラ12から引き離すことができるのでトナー飛翔開始位置Jにおいて効率よくトナーTを飛翔させることができるものである。さらに、現像ローラ12には、エンジンコントローラ102に設けられた現像ローラバイアス発生部103から直流電圧が印加されている。
【0017】
供給ローラ13は現像ローラ12の外周面に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分なトナーTを該現像ローラ12から落とすものである。この供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯電するものとして、以下説明する。
【0018】
規制ブレード14は、現像ローラ12の回転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーTを規制している。
【0019】
この現像ローラ12に対向して背面電極3が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図1に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ12の反対側に配置されている。そして、エンジンコントローラ102に設けられた背面バイアス発生部104から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3との間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させるための移送静電界が形成されている。このため、この移送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーTが現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着する。
【0020】
また、この実施形態では、中間転写ベルト23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ローラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以下、図3および図4を参照しつつFPC4の構成および作用について説明する。
【0021】
図3はフレキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図である。また、図4はフレキシブルプリント回路基板に形成された制御電極および偏向電極を示す図である。このFPC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。なお、図3においては、トナー通過孔41が1つだけ示されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔41が図3紙面の垂直方向に等間隔で一列に設けられており、各トナー通過孔41を介して帯電トナーTが背面電極3側に向けて通過可能となっている。なお、この実施形態ではトナー通過孔41を1列に並べているが、複数列に並べて設けてもよい。また、トナー通過孔41の形状については、この実施形態の如く円形に形成してもよいし、また楕円形あるいは多角形であってもよい。
【0022】
また、基体42の現像ローラ12側において、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に制御電極43が形成されている。また、各制御電極43からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交する方向に延びている。なお、制御電極43の形状は円形に限定されるものではなく任意であり、例えば楕円形あるいは多角形であってもよく、また、完全なリングではなく一部が欠けたものであってもよい。
【0023】
また、基体42の背面電極3側において、各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L、45Rが図4に示すように中間転写ベルト23の搬送方向(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対向するように設けられるとともに、偏向電極45L、45Rからリード線46L、46Rがそれぞれ延設されている。
【0024】
この基体42には、図3および図4への図示は省略されているものの、高圧ドライバICなどからなる制御バイアス発生部47(図2)、L偏向バイアス発生部48L(図2)およびR偏向バイアス発生部48R(図2)が設けられている。このうち、制御バイアス発生部47は各制御電極43に電気的に接続されており、エンジンコントローラ102のCPU105からの開閉制御信号に応じて適切な電圧が選択的に印加されることによって、上記トナー通過孔41を静電気的に開閉する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナーTが現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を通過して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ローラ12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る移送静電界を露出させ、また該露出を制限するものである。
【0025】
また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイアス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続されており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信号に応じて偏向電極45L、45Rのそれぞれに適切な電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーTの飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。
【0026】
(1)偏向なし:図3の矢符P1
偏向電極45L、45Rの両者に同一電圧を印加した場合には、帯電トナーTは図3の矢符P1で示すようにトナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔する。
【0027】
(2)左偏向:図3の矢符P2
両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P2に示すように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電界によって左側に偏向する。
【0028】
(3)右偏向:図3の矢符P3
両偏向電極45L、45Rのうち中間転写ベルト23の搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P3に示すように、両電極45L、45Rの間に生ずる偏向用静電界によって右側に偏向する。
【0029】
このように、この実施形態では、帯電トナーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナーTを中間転写ベルト23に着弾させている。
【0030】
ただし、上述の如く偏向電極45L、45Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドットが中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るドットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べることができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つのドットを形成することができ、ドットの高密度化を図ることができる。
【0031】
FPC4の基体42では、現像ローラ12側の表面421上と、背面電極3側の表面422上とに、帯電防止用の半導電性層49が形成されるとともに、接地電位が与えられている。これらの半導電性層49は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTがFPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するとともに、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えることができるように構成されている。すなわち、半導電性層49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。
【0032】
また、現像ローラ12の回転方向Dにおいてトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記のように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現像ローラ12の長手方向(図3紙面の垂直方向)、すなわち本発明の「幅方向」に広がったスペーサ5がFPC4のトナー通過孔41よりも回転方向Dの手前側に差し込まれており、スペーサ5の一部が現像ローラ12上に担持されるトナー層TLと当接することで、現像ローラ12とFPC4のトナー通過孔41とのギャップGPが一定値に規定されている。このように、この実施形態では、スペーサ5がギャップ規定手段として機能している。
【0033】
ここで、スペーサ5としては、トナーTの仕事関数と略等しい仕事関数を有する材料で形成されていることが好ましい。というのは、両者の仕事関数が大きく異なっていると、供給ローラ13およびトナー規制ブレード14との摩擦によって帯電したトナーTがスペーサ5と摩擦接触することで、トナーTとスペーサ5との間で電荷移動が起こってトナーTの帯電状態が変化してしまい、均一な画像形成が行えなくなるからである。これに対して、両者の仕事関数が略一致しているときにはこのような電荷移動は起こらず、トナーTの帯電状態が乱れることがない。このような条件を満たす材料としては、例えば仕事関数が5.62eVであるトナーに対しては、例えばポリアミドにカーボンを分散コートしたもの(仕事関数:5.52eV)やウレタンにカーボンを分散コートしたもの(仕事関数:5.64eV)を使用することができる。
【0034】
なお、上記のように構成された画像形成装置では、外部装置から画像信号が制御ユニット100のメインコントローラ101に与えられると、このメインコントローラ101からの信号に応じてエンジンコントローラ102のCPU105がその画像信号に応じた制御信号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生部48LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてトナーTを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像信号に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナー像については、所定の転写領域TRにおいて、カセット7から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用透明シートなどのシートS上に転写する。また、こうして画像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由して図示を省略する排出トレイに搬送される。
【0035】
次に、スペーサ5の構造について、図5および図6を参照しつつさらに詳しく説明する。図5は、図3のA−A切断面からみた断面図であり、トナー通過孔41側から現像ローラ12の移動方向Dの上流側を見た様子を表している。また、図6は、前述した従来技術における画像形成装置の構造を示す部分断面図である。
【0036】
この画像形成装置では、供給ローラ13および規制ブレード14によって、帯電したトナーTからなるトナー層TLが現像ローラ12の表面に形成されているが、図5に示すように、このトナー層TLは、幅Wdなる現像ローラ12の表面のうち、スペーサ5の幅Wsより広い幅Wtにわたって形成されており、しかもその端部ETは、トナー層TLと当接するスペーサ5の端部ESより外側に位置している。そして、その端部ETより外側にはトナーTは担持されておらず、したがって、現像ローラ12上には、トナー層TLの端部ETにおいてトナーTの有無による段差が生じている。
【0037】
ここで、図6に示す従来技術の画像形成装置のように、トナー層TLの幅Wtとスペーサ5の幅Wsとの間にWt<Wsなる関係が成立するように構成されているとき、FPC4によって現像ローラ12の方向に圧接されているスペーサ5は、同図に示すように、トナー層TLの端部Eに形成された段差において現像ローラ12の方向に変形する。これに伴ってギャップGPの変化やFPC4の変形が発生し、その結果、画像品質の低下を招来することとなる。
【0038】
これに対して、本実施形態の画像形成装置では、図5に示すように、トナー層TLの幅Wtとスペーサ5の幅Wsとの間には、Wt>Wsなる関係が成立しており、スペーサ5がトナー層TLの端部ETに当接することがないので、上記したような変形を起こすことはなく、したがってギャップGPは一定に保たれて、画像品質の低下は発生しない。
【0039】
なお、このようなトナー層TLの幅は、現像ローラ12上に最終的なトナー層TLを形成するトナー規制ブレード14の幅によって規定されることとなるので、例えば、トナー規制ブレード14の幅をWt、そして供給ローラ13の幅をこれと等しくまたはこれより大きくすることにより、所定の幅Wtなるトナー層TLを形成することができる。
【0040】
また、本実施形態では、現像ローラ12上においてスペーサ5より外側に担持されたトナーがFPC4の外側を通って背面電極3に向けて飛翔するのを防止するため、FPC4の幅Wfをトナー層TLの幅Wtよりやや大きくしているが、FPC4の幅としてはこれに限定されるものではなく、例えばトナー層TLの幅Wtと同程度またはこれより小さくしたり、スペーサ5の幅Wsと同程度としてもよい。ただし、受像体上の画像形成領域内全てにおいて良好な画像品質を得るためには、トナー層幅Wt、スペーサ幅WsおよびFPC幅Wfは、いずれもこの画像形成領域の幅より大きいことが望ましい。
【0041】
次に、この発明にかかる画像形成装置の第2の実施形態について、図7を参照しつつ説明する。図7は、この実施形態の画像形成装置の幅方向におけるスペーサの構造を示す断面図である。
【0042】
この実施形態の画像形成装置では、現像ローラ12の表面に絶縁層が形成されていない点で第1の実施形態の画像形成装置と異なっており、それ以外の構成については第1の実施形態と同一であるため、同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
この実施形態の画像形成装置では、図7に示すように、円筒状の現像ローラ12の表面には絶縁層が設けられておらず、アルミニウム、鉄等の金属又は合金が露出している。この実施形態の装置は第1実施形態の装置に比して、現像ローラ12に絶縁層を設けないのでコスト面で有利であるほか、磨耗に対する耐久性の点で優れている。なお、このように現像ローラ12の表面が導電性を有する構成としたことにより、トナーTには電気絶縁性が要求されることとなるが、通常使用される樹脂トナーは一般に電気絶縁性を有しているので、このような構成とすることによって特殊なトナーを必要とするものではない。
【0044】
現像ローラ12をこのような構成とした場合、図6に示した従来の画像形成装置のようにトナー層TLの幅Wtがスペーサ5の幅Wsより小さいと、トナー層TLの端部ETより外側に延びたスペーサ5が現像ローラ12側に向かって変形し、ついには現像ローラ12と直接接触することとなる。ここで、現像ローラ12とスペーサ5に異なる電位を与えている場合には、これらが接触することで短絡事故が発生し、電界の乱れによる画像品質の低下にとどまらず、画像形成が行えなくなったり、さらには装置の故障を引き起こすおそれがある。
【0045】
これに対して、この実施形態の画像形成装置では、図7に示すように、トナー層TLの幅Wtがスペーサ5の幅Wsより大きく、しかもその端部ETは、トナー層TLと当接するスペーサ5の端部ESより外側に位置している。そのため、スペーサ5が変形することがない。そして、スペーサ5と現像ローラ12との間には常に非導電性トナーTによるトナー層TLが介在することとなるため、スペーサ5と現像ローラ12とが接触・短絡することがない。
【0046】
このように、上記した第1および第2実施形態の画像形成装置では、現像ローラ12上に形成されるトナー層TLの幅Wtが、スペーサ5の幅Wsよりも大きくなるように構成しているので、トナー層TLの端部ETは、スペーサ5の端部ESよりも外側に位置することとなる。そのため、この端部ETに生じる段差によってスペーサ5が変形したり、現像ローラ12に接触したりすることはなく、ギャップGPは常に一定に保持されて、良好な画像形成を行うことができる。そして、第2の実施形態に示したように、現像ローラ12およびスペーサ5がいずれも導電性材料で形成されている場合でも、両者の接触による短絡事故が発生することはない。
【0047】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記した実施形態では、トナー層TLの幅Wtをスペーサ5の幅Wsより大きくした例について説明したが、前述したように、トナー層TLの幅Wtは少なくともスペーサ5の幅Wsと同じまたはそれ以上であれば本発明の効果を得ることができるものである。
【0048】
また、例えば、上記実施形態では、トナー像を中間転写ベルト23などの転写媒体に形成した後、その転写媒体上のトナー像をシートSに転写する中間転写方式の画像形成装置に本発明を適用しているが、現像器1から飛翔させた帯電トナーTを直接シートSに着弾させて画像を形成する画像形成装置に対して本発明を適用してもよい。
【0049】
また、上記実施形態では、半導電性層49を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装置に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、帯電防止用半導電性層を設けていない画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0050】
また、上記実施形態では、偏向電極45L、45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P1、P2、P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、帯電トナーTの飛翔方向が固定された画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0051】
また、上記実施形態では、現像ローラ12に対して現像ローラバイアス発生部103から所定の直流電圧を印加しているが、接地したり、交流電圧を印加するように構成してもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、スペーサ5の帯電を防止し、かつトナー通過孔41付近における電界を乱すことがないように、スペーサ5を半導電性層49と接触させて同じ接地電位を与えているが、必要に応じて、他のバイアス電位を与える構成としてもよい。
【0053】
さらに、上記実施形態では、1つの現像器1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像形成装置に本発明を適用しているが、例えばフルカラーの画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4種類のトナーについて同様の現像器1を中間転写ベルト23やシートSの搬送方向Yに一列に並ぶように設けた、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置に対しても本発明を適用することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、トナー担持体上のトナー層は、その幅方向において、少なくともギャップ規定手段の両端部と当接する部分にまで形成されている。すなわち、トナー層の端部は、ギャップ規定手段の端部と同じ位置またはこれより外側に位置することとなる。そのため、ギャップ規定手段がトナー層の端部に生じる段差に圧接されて変形することがなく、ギャップを常に一定に保持することができる。
【0055】
さらに、トナー担持体およびギャップ規定手段の双方が導電性材料で構成されている場合であっても、これらの間に常にトナー層が介在することとなるため、両者が直接接触・短絡することによる事故や画像品質の低下を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の第1の実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置において用いられているフレキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図である。
【図4】フレキシブルプリント回路基板に形成された制御電極および偏向電極を示す図である。
【図5】図3のA−A切断面からみた断面図である。
【図6】従来技術における画像形成装置の構造を示す部分断面図である。
【図7】この発明にかかる画像形成装置の第2の実施形態の、幅方向におけるスペーサの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3…背面電極
4…FPC(トナー飛翔制御手段)
5…スペーサ(ギャップ規定手段)
12…現像ローラ(トナー担持体)
23…中間転写ベルト(受像体)
41…トナー通過孔
42…基体
43…リング電極
45L、45R…偏向電極
D…(現像ローラ12の)回転方向
ES…スペーサ端部
ET…トナー層端部
GP…ギャップ
J…トナー飛翔開始位置
T…トナー
TL…トナー層

Claims (2)

  1. 帯電したトナーを担持しつつ、所定の移動方向に移動することによって該トナーをトナー飛翔開始位置に搬送するトナー担持体と、
    前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置に対向するように配置された背面電極と、
    前記トナー担持体と前記背面電極との間に配置され、前記トナー担持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、
    前記トナー担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段とを備え、
    前記トナー担持体の移動方向に直交する幅方向において、前記ギャップ規定手段の幅が前記トナー層の幅と等しいかまたはこれより小さく、しかも、
    前記幅方向において前記ギャップ規定手段の両端部が、それぞれ前記トナー層の両端部と同じ位置またはこれより内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. その表面に導電層が形成されて、該導電層上に帯電した非導電性のトナーを担持しつつ所定の移動方向に移動することによって該トナーをトナー飛翔開始位置に搬送するトナー担持体と、
    前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置に対向するように配置された背面電極と、
    前記トナー担持体と前記背面電極との間に配置され、前記トナー担持体から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、
    導電性または半導電性を有する材料で形成されて、前記トナー担持体上に担持されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段とを備え、
    前記トナー担持体の移動方向に直交する幅方向において、前記ギャップ規定手段の幅が前記トナー層の幅と等しいかまたはこれより小さく、しかも、
    前記幅方向において前記ギャップ規定手段の両端部が、それぞれ前記トナー層の両端部と同じ位置またはこれより内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
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