JP2003063059A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003063059A
JP2003063059A JP2001257184A JP2001257184A JP2003063059A JP 2003063059 A JP2003063059 A JP 2003063059A JP 2001257184 A JP2001257184 A JP 2001257184A JP 2001257184 A JP2001257184 A JP 2001257184A JP 2003063059 A JP2003063059 A JP 2003063059A
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flying
image
developing roller
carrier
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JP2001257184A
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English (en)
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Atsunori Kitazawa
淳憲 北澤
Kiyoteru Katsuki
清輝 香月
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー担持体上のトナー層にギャップ規定手
段を当接させることで、トナー担持体とトナー飛翔制御
手段とのギャップを規定する画像形成装置において、良
好な画質でトナー像を安定して形成する。 【解決手段】 FPC4と現像ローラ12との間に現像
ローラ12の長手方向Xの全長にわたって広がったスペ
ーサ5がFPC4のトナー通過孔41よりも回転方向D
の手前側に差し込まれており、スペーサ5の一部が現像
ローラ12上に担持されるトナー層TLと当接すること
で、現像ローラ12とFPC4のトナー通過孔41との
ギャップGPが一定値に規定されている。また、規制ブ
レード14がトナー飛翔開始位置Jに向けて搬送される
トナー量、つまり搬送量を0.8mg/cm以下に規
制している。このため、スペーサ5によるトナー層TL
の表面電位の乱れを抑えたまま、トナーTがトナー飛翔
開始位置Jに搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にトナー担持体
から背面電極へのトナー飛翔を制御することによって複
写紙、転写紙、コピー用紙、記録紙、転写媒体などの受
像体にトナーを付着させて画像形成を行う画像形成装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】トナーを用いた画像形成方法としては、
従来よりジャンピング方式のものや、プロジェクション
方式のものが最も広く用いられている。この種の画像形
成方法は、感光体上に画像に対応する静電潜像を形成
し、画像形成剤としてのトナーを現像ローラ等のトナー
担持体から感光体上の静電潜像に付着させてトナー像を
得た後、そのトナー像を複写紙、転写紙、コピー用紙、
記録紙などに転写するものである。しかしながら、これ
らの画像形成方法では、感光体表面に静電潜像を形成す
る工程(感光プロセス)を必要としており、装置構成が
複雑であり、かつ装置コストおよびランニングコストが
高いという問題を含んでいる。そこで、近年、米国特許
第3,689,935号、同第5,036,341号や
特表2001−505146号公報に記載されたよう
に、電界の作用によりトナーを複写紙、記録紙や中間転
写ベルトなどの受像体上に飛翔させ、画像を形成するい
わゆる「トナージェット(登録商標)」方式の画像形成
装置が注目されてきている。 【0003】この画像形成装置では、トナーを担持しな
がら所定の移動方向に搬送する現像ローラなどのトナー
担持体が設けられるとともに、そのトナー担持体の表面
に当接するようにトナー規制ブレードが設けられてい
る。このため、トナー担持体上のトナーはトナー規制ブ
レードによって摩擦帯電されるとともに、所定厚みに規
制された後、背面電極と対向するトナー飛翔開始位置ま
で搬送される。 【0004】また、この画像形成装置には、トナー担持
体と背面電極との間に、帯電トナーが通過するための複
数のトナー通過孔を有するフレキシブルプリント回路基
板(Flexible Printed Circuit)が配置されるととも
に、さらにフレキシブルプリント回路基板と背面電極と
の間に記録紙や転写媒体などの受像体が配置されてい
る。そして、トナー担持体と背面電極との間に電位差が
印加されて帯電トナーをトナー担持体から背面電極に向
かって飛翔させる移送静電界が形成されている。また、
フレキシブルプリント回路基板では、各トナー通過孔の
周囲に制御電極が配置されており、画像信号に応じて各
制御電極に与える電圧を制御することによって各トナー
通過孔を静電気的に開閉し、上記画像信号に対応して帯
電トナーをトナー担持体からトナー通過孔を介して背面
電極に飛翔させ、受像体に付着させる。こうすることで
画像信号に対応するトナー像が受像体上に形成される。 【0005】この種の画像形成装置では、安定してトナ
ー像を形成するために、トナー担持体とフレキシブルプ
リント回路基板とのギャップを一定に保つ必要がある。
そこで、例えば特許第3045295号の特許掲載公報
や特開2000−21180号公報などに記載されてい
るように、トナー飛翔開始位置に対して移動方向の上流
側にスペーサ(ギャップ規定手段)を配置することで上
記ギャップを一定に保つギャップ管理技術が提案されて
いる。すなわち、このスペーサはトナー規定ブレードと
トナー飛翔開始位置との間でトナー担持体上に担持され
るトナー層と当接するように配置されており、これによ
ってトナー担持体とトナー飛翔制御手段とのギャップを
規定している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された画像形成装置では、トナー規制ブレードに
よって規制されたトナー層はトナー飛翔開始位置に搬送
されるまでに必ずスペーサと当接することとなり、トナ
ー像の画質を向上させるためには、この当接がトナー像
に与える影響を考慮する必要がある。しかしながら、ス
ペーサによるギャップ管理を行っている従来装置におい
ては、スペーサのトナー層への当接による影響が全く考
慮されておらず、画質向上を図る上で改良の余地が大き
く残されていた。 【0007】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、トナー担持体上のトナー層にギャップ規定手段を
当接させることで、トナー担持体とトナー飛翔制御手段
とのギャップを規定する画像形成装置において、良好な
画質でトナー像を安定して形成することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、背面電極と、トナーを担持しながら、所
定の移動方向に移動して前記背面電極と対向するトナー
飛翔開始位置に該トナーを搬送するトナー担持体と、前
記トナー飛翔開始位置に対して前記移動方向の上流側で
前記トナー担持体に担持されるトナーを規制するトナー
規制手段と、前記背面電極と前記トナー担持体との間に
配置され、前記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置
から前記背面電極へのトナー飛翔を制御することによっ
て前記背面電極との間を搬送されてくる受像体にトナー
を着弾させてトナー像を形成するトナー飛翔制御手段
と、前記移動方向において前記トナー飛翔開始位置と前
記トナー規制手段との間で、前記トナー担持体上に担持
されるトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナ
ー飛翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手
段とを備え、前記トナー規制手段は、前記トナー飛翔開
始位置に搬送されるトナーの搬送量を0.8mg/cm
以下に規制することを特徴とする。 【0009】従来よりギャップ規定手段をトナー担持体
上に担持されるトナー層と当接させることでトナー担持
体とトナー飛翔制御手段とのギャップを規定する技術が
提案されているが、このギャップ管理技術を採用した画
像形成装置において、本発明者が種々の実験を行ったと
ころ、トナーの搬送量が比較的少ない間、ギャップ規定
手段がトナー層に当接するもののトナー層の表面電位は
比較的安定しており、良好な画質でトナー像を形成する
ことができる一方、トナーの搬送量が0.8mg/cm
を超えると、搬送量の増大に伴ってトナー層の表面電
位が大きく乱れることがわかった。 【0010】そこで、この発明では、ギャップ規定手段
をトナー層に当接させつつも、トナー規制手段によって
トナーの搬送量を0.8mg/cm以下に規制してお
り、これによってトナー層の表面電位の安定化を図り、
良好な画質でトナー像を安定して形成することが可能と
なる。 【0011】 【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる画像形成
装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の
画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。こ
の画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装
置から画像信号が制御ユニット100のメインコントロ
ーラ101に与えられると、このメインコントローラ1
01からの信号に応じてエンジンコントローラ102が
現像器1の各部を制御することで、2つのローラ21、
22に掛け渡された中間転写ベルト23にトナーを飛翔
し、付着させて画像信号に対応するトナー像を形成す
る。このように、この実施形態では中間転写ベルト23
が受像体として機能している。 【0012】この現像器1では、ハウジング11内に、
現像剤としてのトナーTが貯留されるとともに、現像ロ
ーラ12、供給ローラ13および規制ブレード14が収
容されている。現像ローラ12は、帯電したトナー(す
なわち、画像形成用の帯電粒子)Tを担持し、同図の矢
印方向Dに所定の周速度で回転することによって後述す
る背面電極3に対向する位置(トナー飛翔開始位置)J
に搬送するトナー担持体である。この現像ローラ12
は、アルミニウム、鉄等の金属又は合金によって円筒状
に形成されており、エンジンコントローラ102に設け
られた現像ローラバイアス発生部103から直流電圧が
印加されている。 【0013】供給ローラ13は現像ローラ12の外周面
に当接されて、該現像ローラ12とは逆方向に回転し、
トナーTを現像ローラ12に供給するとともに、余分な
トナーTを該現像ローラ12から落とすものである。こ
の供給ローラ13は、例えば金属芯にウレタンスポンジ
等の合成ゴムを巻き付けてなり、現像ローラ12と摩擦
接触することによってトナーTを所定極性に帯電させる
働きも有する。なお、本実施形態ではトナーTは負に帯
電するものとして、以下説明する。 【0014】規制ブレード14は、現像ローラ12の回
転方向Dにおいて上記供給ローラ13よりも下流側で現
像ローラ12の外周面に当てられ、現像ローラ12との
摩擦によってトナーTを負に帯電させるとともに、現像
ローラ12に担持されるトナーTの量を規制する。より
具体的には、この規制ブレード14は、その一端をハウ
ジング11に固定した板状金属片141の他端部に弾性
部材142を取り付けたものによって構成され、弾性部
材142が現像ローラ12の外周面に当接し、トナーT
を規制している。このように、この実施形態では、規制
ブレード14が本発明の「トナー規制手段」として機能
しており、規制ブレード14からトナー飛翔開始位置に
向けて搬送されるトナーの搬送量を0.8mg/cm
以下に規制している。なお、トナーTの搬送量を上記の
ように規制している理由については後で詳述する。 【0015】この現像ローラ12に対向して背面電極3
が配置されている。より詳しくは、背面電極3は、図1
に示すように、中間転写ベルト23を挟んで現像ローラ
12の反対側に配置されている。そして、エンジンコン
トローラ102に設けられた背面バイアス発生部104
から、現像ローラ12に印加される電圧よりも高い直流
電圧が印加されており、現像ローラ12と背面電極3と
の間に帯電トナーTを背面電極3に向かって移送させる
ための移送静電界が形成されている。このため、この移
送静電界によってトナー飛翔開始位置Jで帯電トナーT
が現像ローラ12から背面電極3に向けて飛翔し、受像
体として機能する中間転写ベルト23の表面に着弾付着
する。 【0016】また、この実施形態では、中間転写ベルト
23への帯電トナーTの飛翔を制御するために、現像ロ
ーラ12と背面電極3との間にフレキシブルプリント回
路基板(以下、FPCという)4が配置されている。以
下、図3および図4を参照しつつFPC4の構成および
作用について説明する。 【0017】図3はフレキシブルプリント回路基板の部
分拡大断面および帯電トナーの飛翔モデルを示す図であ
る。また、図4はフレキシブルプリント回路基板に形成
された制御電極および偏向電極を示す図である。このF
PC4では、現像ローラ12から背面電極3に帯電トナ
ーTを案内するためのトナー通過孔41がポリイミド等
の電気絶縁性材料よりなる基体42に穿設されている。
なお、図3においては、トナー通過孔41が1つだけ示
されているが、この実施形態では、複数のトナー通過孔
41が図3紙面の垂直方向Xに等間隔で一列に設けられ
ており、各トナー通過孔41を介して帯電トナーTが背
面電極3側に向けて通過可能となっている。なお、この
実施形態ではトナー通過孔41を1列に並べているが、
複数列に並べて設けてもよい。また、トナー通過孔41
の形状については、この実施形態の如く円形に形成して
もよいし、また楕円形あるいは多角形であってもよい。 【0018】また、基体42の現像ローラ12側におい
て、各トナー通過孔41を取り囲むように、リング状に
制御電極43が形成されている。また、各制御電極43
からリード線44がトナー通過孔41の配列方向と直交
する方向に延びている。なお、制御電極43の形状は円
形に限定されるものではなく任意であり、例えば楕円形
あるいは多角形であってもよく、また、完全なリングで
はなく一部が欠けたものであってもよい。 【0019】また、基体42の背面電極3側において、
各トナー通過孔41ごとに、一対の偏向電極45L,4
5Rが図4に示すように中間転写ベルト23の搬送方向
(トナー通過孔列と直交する方向)Yに対して斜めに対
向するように設けられるとともに、偏向電極45L,4
5Rからリード線46L,46Rがそれぞれ延設されて
いる。 【0020】この基体42には、図3および図4への図
示は省略されているものの、高圧ドライバICなどから
なる制御バイアス発生部47(図2)、L偏向バイアス
発生部48L(図2)およびR偏向バイアス発生部48
R(図2)が設けられている。このうち、制御バイアス
発生部47は各制御電極43に電気的に接続されてお
り、エンジンコントローラ102のCPU105からの
開閉制御信号に応じて適切な電圧が選択的に印加される
ことによって、上記トナー通過孔41を静電気的に開閉
する。つまり、各制御電極43ごとに、帯電トナーTが
現像ローラ12から飛び出し、トナー通過孔41を通過
して背面電極3に向かって飛翔するように、現像ローラ
12と背面電極3との間にトナー通過孔41を通る移送
静電界を露出させ、また該露出を制限するものである。 【0021】また、L偏向バイアス発生部48Lは偏向
電極45Lと電気的に接続されるとともに、R偏向バイ
アス発生部48Rは偏向電極45Rと電気的に接続され
ており、エンジンコントローラ102からの偏向制御信
号に応じて偏向電極45L,45Rのそれぞれに適切な
電圧が選択的に印加されることによって、帯電トナーT
の飛翔方向を以下の3方向に切り替えている。 【0022】(1)偏向なし:図3の矢符P1 偏向電極45L,45Rの両者に同一電圧を印加した場
合には、帯電トナーTは図3の矢符P1で示すようにト
ナー通過孔41をまっすぐ通過して中間転写ベルト23
の上の当該トナー通過孔41に対応する位置に飛翔す
る。 【0023】(2)左偏向:図3の矢符P2 両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の左側に配置
された偏向電極45Lに右側に配置された偏向電極45
Rよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P2に示す
ように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって左側に偏向する。 【0024】(3)右偏向:図3の矢符P3 両偏向電極45L,45Rのうち中間転写ベルト23の
搬送方向Yを基準としてトナー通過孔41の右側に配置
された偏向電極45Rに左側に配置された偏向電極45
Lよりも相対的に高い電圧を印加した場合には、負極性
に帯電している帯電トナーTは、図3の矢符P3に示す
ように、両電極45L,45Rの間に生ずる偏向用静電
界によって右側に偏向する。 【0025】このように、この実施形態では、帯電トナ
ーTの飛翔方向を3方向に切替えながら、その偏向範囲
内を含む中間転写ベルト23の着弾位置PIで帯電トナ
ーTを中間転写ベルト23に着弾させている。 【0026】ただし、上述の如く偏向電極45L,45
Rは中間転写ベルト23の搬送方向Yに対して斜め方向
に対向配置されているから、上記(1)偏向なし、(2)左偏
向及び(3)右偏向という3つの態様によって、中間転写
ベルト23が停止しているときは該中間転写ベルト23
の搬送方向Yに対して斜めに直線的に並ぶ3つのドット
が中間転写ベルト23上に形成される。この場合、中間
転写ベルト23がドットを打つ周期(時間)で相隣るド
ットのずれ量(距離)だけ搬送されるようにその搬送速
度を定めることにより、当該3つのドットを中間転写ベ
ルト23の搬送方向Yと直交する方向に直線的に並べる
ことができる。従って、1つのトナー通過孔41で3つ
のドットを形成することができ、ドットの高密度化を図
ることができる。 【0027】FPC4の基体42では、現像ローラ12
側の表面421上と、背面電極3側の表面422上と
に、帯電防止用の半導電性層49が形成されるととも
に、接地電位が与えられている。これらの半導電性層4
9は予め設定されている温度(初期設定温度)で最適抵
抗値を示し、上記のようにして飛翔する帯電トナーTが
FPC4と接触することで発生する摩擦電荷をFPC4
から逃がしてFPC4の帯電を効果的に防止するととも
に、移送静電界および偏向用電界への影響を抑えること
ができるように構成されている。すなわち、半導電性層
49の温度が初期設定温度あるいは許容温度範囲内に保
持される間、良好な印字品質を確保可能となっている。 【0028】また、現像ローラ12の回転方向Dにおい
てトナー飛翔開始位置Jよりも上流側において、上記の
ように構成されたFPC4と現像ローラ12との間に現
像ローラ12の長手方向(図3紙面の垂直方向)Xの全
長にわたって広がったスペーサ5がFPC4のトナー通
過孔41よりも回転方向Dの手前側に差し込まれてお
り、スペーサ5の一部が現像ローラ12上に担持される
トナー層TLと当接することで、現像ローラ12とFP
C4のトナー通過孔41とのギャップGPが一定値に規
定されている。このように、この実施形態では、スペー
サ5がギャップ規定手段として機能している。 【0029】なお、上記のように構成された画像形成装
置では、外部装置から画像信号が制御ユニット100の
メインコントローラ101に与えられると、このメイン
コントローラ101からの信号に応じてエンジンコント
ローラ102のCPU105がその画像信号に応じた制
御信号を制御バイアス発生部47、L偏向バイアス発生
部48LおよびR偏向バイアス発生部48Rに与えてト
ナーTを中間転写ベルト23上に飛翔・付着させて画像
信号に対応したトナー像を形成する。そして、そのトナ
ー像については、所定の転写領域TRにおいて、カセッ
ト7から取り出された複写紙、転写紙、およびOHP用
透明シートなどのシートS上に転写する。また、こうし
て画像が形成されたシートSは定着ユニット8を経由し
て図示を省略する排出トレイに搬送される。 【0030】次に、上記したように規制ブレード14に
よってトナーTの搬送量を0.8mg/cm以下に規
制している理由について説明する。すでに「従来の技
術」の項で述べたように、トナージェット方式の画像形
成装置において安定してトナー像を形成するためには、
現像ローラ12とFPC4のトナー通過孔41とのギャ
ップGPを一定値に保つことが重要であり、本実施形態
においても、トナー飛翔開始位置Jに対し、現像ローラ
12の回転方向Dの上流側にスペーサ5を配置し、その
一部を現像ローラ12上に担持されるトナー層TLと当
接させてギャップGPを一定値に保持している。 【0031】このようにスペーサ5がトナー層TLを当
接する場合において、トナーTの搬送量がトナー層TL
の表面電位に与える影響を実験したところ、図5に示す
ような結果が得られた。ここでは、互いに異なる3種類
のトナーA〜Cを準備するとともに、各トナーを種々の
搬送量で搬送しながら、各搬送量におけるトナー層TL
の表面電位の乱れを示す表面電位差積分値を求めた。な
お、「表面電位差」は、現像ローラ12の軸方向(X方
向)の各部において、スペーサ5との当接前後における
トナー層TLの表面電位をトレック・ジャパン株式会社
製の表面電位計(型番:MODEL344)で測定し、
両電位の差を求めたものであり、それを現像ローラ12
の軸方向(X方向)に積分したものが同図中の「表面電
位差積分値」である。 【0032】同図から明らかなように、トナーTの搬送
量が比較的少ない間、つまり0.8mg/cm以下で
あれば、表面電位差積分値は比較的小さく、トナー層T
Lへのスペーサ5の当接による表面電位の乱れは少な
い。しかも、このような傾向はトナーTの種類にかかわ
らず共通的に認められる。一方、トナーTの搬送量が
0.8mg/cmを超えると、搬送量の増大に伴って
表面電位差積分値も大きく増大しており、スペーサ5の
当接によってトナー層TLの表面電位が大きく乱れるこ
とがわかる。 【0033】そこで、この実施形態では、スペーサ5を
トナー層TLに当接させることでギャップGPを一定値
に規定しながらも、上記したようにトナーTの搬送量を
0.8mg/cm以下に規制することによって、スペ
ーサ5によるトナー層TLの表面電位の乱れを抑えたま
ま、トナーTをトナー飛翔開始位置Jまで搬送してい
る。その結果、トナーTの飛翔性を良好に保つことがで
き、良好な画質でトナー像を安定して形成することがで
きる。 【0034】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記実施形態では、規制ブレード14によ
ってトナーTの搬送量を0.8mg/cm以下に設定
しているが、より好ましくは0.6mg/cm以下
に、さら好ましくは0.4mg/cm程度に設定する
のが望まれる。 【0035】また、上記実施形態では、トナー像を中間
転写ベルト23などの転写媒体に形成した後、その転写
媒体上のトナー像をシートSに転写する中間転写方式の
画像形成装置に本発明を適用しているが、現像器1から
飛翔させた帯電トナーTを直接シートSに着弾させて画
像を形成する画像形成装置に対して本発明を適用しても
よい。 【0036】また、上記実施形態では、半導電性層49
を設けてFPC4の帯電防止を図っている画像形成装置
に対して本発明を適用しているが、本発明の適用対象は
これに限定されるものではなく、帯電防止用半導電性層
を設けていない画像形成装置に対しても本発明を適用す
ることができる。 【0037】また、上記実施形態では、偏向電極45
L,45Rによって帯電トナーTの飛翔方向を3方向P
1,P2,P3に切替可能な画像形成装置に対して本発明
を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定され
るものではなく、帯電トナーTの飛翔方向が固定された
画像形成装置に対しても本発明を適用することができ
る。 【0038】また、上記実施形態では、現像ローラ12
に対して現像ローラバイアス発生部103から所定の直
流電圧を印加しているが、接地したり、交流電圧を印加
するように構成してもよい。 【0039】さらに、上記実施形態では、1つの現像器
1で画像を形成する、いわゆる単色印字を実行する画像
形成装置に本発明を適用しているが、例えばフルカラー
の画像を形成する場合には、イエロー、マゼンタ、シア
ン及びブラックの4種類のトナーについて同様の現像器
1を中間転写ベルト23やシートSの搬送方向Yに一列
に並ぶように設けた、いわゆるタンデム方式のカラー画
像形成装置に対しても本発明を適用することができる。 【0040】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ギャ
ップ規定手段をトナー層に当接させつつも、トナー規制
手段によってトナーの搬送量を0.8mg/cm以下
に規制しているので、トナー層の表面電位の安定化する
ことができ、その結果、良好な画質でトナー像を安定し
て形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を
示す図である。 【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 【図3】図1の画像形成装置において用いられているフ
レキシブルプリント回路基板の部分拡大断面および帯電
トナーの飛翔モデルを示す図である。 【図4】フレキシブルプリント回路基板に形成された制
御電極および偏向電極を示す図である。 【図5】トナーの搬送量に対するトナー層の表面電位差
積分値の変化を示すグラフである。 【符号の説明】 3…背面電極 4…FPC 5…スペーサ(ギャップ規定手段) 12…現像ローラ(トナー担持体) 14…規制ブレード(トナー規制手段) 23…中間転写ベルト(受像体) 41…トナー通過孔 42…基体 141…板状金属片(トナー規制手段) 142…弾性部材(トナー規制手段) D…(現像ローラ12の)回転方向 GP…ギャップ J…トナー飛翔開始位置 T…トナー TL…トナー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C162 AE04 AE09 AE25 AE31 AE47 AE73 AE89 AE90 AH03 AH12 AJ09 AJ16 AJ21 AJ23 2H029 DB04 2H077 AD02 AD06 AD13 AD17 AD35 BA07 DB08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 背面電極と、 トナーを担持しながら、所定の移動方向に移動して前記
    背面電極と対向するトナー飛翔開始位置に該トナーを搬
    送するトナー担持体と、 前記トナー飛翔開始位置に対して前記移動方向の上流側
    で前記トナー担持体に担持されるトナーを規制するトナ
    ー規制手段と、 前記背面電極と前記トナー担持体との間に配置され、前
    記トナー担持体の前記トナー飛翔開始位置から前記背面
    電極へのトナー飛翔を制御することによって前記背面電
    極との間を搬送されてくる受像体にトナーを着弾させて
    トナー像を形成するトナー飛翔制御手段と、 前記移動方向において前記トナー飛翔開始位置と前記ト
    ナー規制手段との間で、前記トナー担持体上に担持され
    るトナー層と当接して前記トナー担持体と前記トナー飛
    翔制御手段とのギャップを規定するギャップ規定手段と
    を備え、 前記トナー規制手段は、前記トナー飛翔開始位置に搬送
    されるトナーの搬送量を0.8mg/cm以下に規制
    することを特徴とする画像形成装置。
JP2001257184A 2001-08-28 2001-08-28 画像形成装置 Withdrawn JP2003063059A (ja)

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US10/225,483 US6817701B2 (en) 2001-08-28 2002-08-22 Image forming apparatus
EP02019033A EP1296203A1 (en) 2001-08-28 2002-08-27 Image forming apparatus comprising a direct electrostatic printing device on a flexible circuit board and gap regulating means for smooting out the toner layer on a toner carrier prior to transfer

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