JP2003112872A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2003112872A
JP2003112872A JP2001308852A JP2001308852A JP2003112872A JP 2003112872 A JP2003112872 A JP 2003112872A JP 2001308852 A JP2001308852 A JP 2001308852A JP 2001308852 A JP2001308852 A JP 2001308852A JP 2003112872 A JP2003112872 A JP 2003112872A
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elevator
cage
entrance
door
side walls
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JP2001308852A
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Takahiro Samejima
隆博 鮫島
Tadaaki Takano
忠昭 高野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各階で直交する2方向のうち何れの方向にも
向くように乗降口を設けることができて建物プランに制
約を受けないようにする。 【解決手段】 建物躯体1の昇降路3にエレベータ籠4
を昇降自在に内装する。エレベータ籠4の四周の4つの
側壁のうち、一方の隣接する2つの側壁の外面と昇降路
3の内面との間に機構部収納空間Sを設ける。上記4つ
の側壁のうち他方の隣接する2つの側壁に夫々出入り口
8を設けると共に各出入り口8に夫々内扉9を開閉自在
に装着する。ジャッキのような昇降手段や昇降をガイド
する部材やこれに付随する部材を上記機構部収納空間S
に収納する。エレベータ籠4の各出入り口8の内扉9を
開いたとき内扉9を収納する戸袋12を夫々上記機構部
収納空間Sに位置させる。建物躯体1の各階に上記エレ
ベータ籠4のいずれか一方の出入り口8に対応する乗降
口10を設けると共にこの乗降口10に外扉11を開閉
自在に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂ホームエレベ
ータと称される家庭用のエレベータ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータ装置では図1
3乃至図15に示すように建物躯体1にエレベータ用骨
組2を組み立てることで上下の各階に亙る昇降路3を形
成してあり、この昇降路3に上下に昇降自在にエレベー
タ籠4を内装してある。このエレベータ籠4は図16に
示すような籠支持部材5に載せて支持してあり、籠支持
部材5を昇降手段としての油圧ジャッキ6にて昇降させ
ることによりエレベータ籠4が上下に昇降するようにな
っている。籠支持部材5は横支持部5aと縦支持部5b
とを略L字状に設けて形成されており、横支持部5aの
上にエレベータ籠4の底面を載置することでエレベータ
籠4が籠支持部材5に支持してある。昇降路3には籠支
持部材5の縦支持部5bの両側に対応する位置で上下全
長に亙ってガイド部材18を立設してあり、籠支持部材
5の縦支持部5bの両側にはガイド溝7を設けてあり、
ガイド溝7をガイド部材18に摺動自在に嵌合すること
で籠支持部材5の昇降をガイドしている。油圧ジャッキ
6は上下に伸縮自在な伸縮ロッド状に形成されており、
油圧装置7を駆動することで油圧ジャッキ6を上下に伸
縮させることができるようになっている。この油圧ジャ
ッキ6の上端を籠支持部材5の縦支持部5aに連結して
あり、油圧ジャッキ6の伸縮にて籠支持部材5を介して
エレベータ籠4を上下に昇降させるようになっている。
【0003】上記エレベータ籠4は角箱状に形成されて
いるが、エレベータ籠4の四周の四つの側壁のうち1つ
の側壁にはエレベータ籠4に乗降するための出入り口8
が設けられており、この出入り口8に片引き2枚引戸ま
たは3枚引戸よりなる内扉9を開閉自在に設けてある。
また建物の各階の乗降口10は上記エレベータ籠4の出
入り口8と対応する面に設けてあり、出入り口8には片
引き2枚引戸または3枚引戸よりなる外扉11を開閉自
在に設けてある。そしてエレベータ籠4が上下に昇降し
てどの階で停止してもエレベータ籠4の出入り口8と停
止した階の乗降口10とが対応し、外扉11及び内扉9
が開いてエレベータ籠4に対して乗降することができる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
ではエレベータ籠4に設けられる出入り口8は四周の四
つの側壁の1つであり、各階に設ける乗降口10もエレ
ベータ籠4の1つの出入り口8に対応する位置であり、
各階に設ける乗降口10は同じ向きになり、建物プラン
に制約を受けるという問題がある。、本発明は叙述の点
に鑑みてなされたものであって、各階で直交する2方向
のうち何れの方向にも向くように乗降口を設けることが
できて建物プランに制約を受けないようにできるエレベ
ータ装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のエレベータ装置は、建物躯体1の昇降路3にエ
レベータ籠4を昇降自在に内装し、エレベータ籠4の四
周の4つの側壁のうち、一方の隣接する2つの側壁の外
面と昇降路3の内面との間に機構部収納空間Sを設け、
上記4つの側壁のうち他方の隣接する2つの側壁に夫々
出入り口8を設けると共に各出入り口8に夫々内扉9を
開閉自在に装着し、ジャッキのような昇降手段や昇降を
ガイドする部材やこれに付随する部材を上記機構部収納
空間Sに収納し、エレベータ籠4の各出入り口8の内扉
9を開いたとき内扉9を収納する戸袋12を夫々上記機
構部収納空間Sに位置させ、建物躯体1の各階に上記エ
レベータ籠4のいずれか一方の出入り口8に対応する乗
降口10を設けると共にこの乗降口10に外扉11を開
閉自在に装着したことを特徴とする。上記のようにエレ
ベータ籠4の隣接する2つの側壁に夫々出入り口8を設
けると共に各出入り口8に内扉9を開閉自在に設けたこ
とにより、各階に上記出入り口8に対応するように設け
る乗降口10は直交する2方向のうち何れの方向でもよ
く、各階で直交する2方向のうちいずれの方向に向くよ
うにも乗降口10を設けることができ、乗降口を設ける
位置に制約を受けなくて建物プランに制約を受けること
がない。またエレベータ籠4の四周の4つの側壁のう
ち、隣接する2つの側壁の外面と昇降路3の内面との間
に機構部収納空間Sを設け、ジャッキのような昇降手段
や昇降をガイドする部材やこれに付随する部材を上記機
構部収納空間Sに収納したことにより、四周の隣接する
2面に亙る広い機構部収納空間Sに分散して昇降手段や
各種部材を収納することができ、エレベータ籠4の外面
と昇降路3の内面との間の間隔を広くしたりする必要が
なくてエレベータ装置が大型になることがない。またエ
レベータ籠4の各出入り口8の内扉9を開いたとき内扉
9を収納する戸袋12を夫々上記機構部収納空間Sに位
置させたことにより、エレベータ籠4に2つの出入り口
8を設けて各出入り口8に内扉9を設けたとしても、開
いた内扉9を収納する戸袋12を機構部収納空間Sを有
効利用して収納することができ、この点でもエレベータ
装置が大型になることがない。
【0006】また上面に位置する天井パネル13と、底
面に位置する底パネル14と、上記機構部収納空間Sに
対応する側壁に位置する側パネル15と、上記隣り合う
出入り口8間に位置して天井パネル13と底パネル14
との間に立設した籠内柱16とを連結してエレベータ籠
4を形成し、籠内柱16に戸当たり17を装着したこと
を特徴とすることも好ましい。天井パネル13と底パネ
ル14と側パネル15と籠内柱16とを連結して容易に
エレベータ籠4を組み立てることができる。また隣り合
う2つの側壁に出入り口8を設けるために残りの2つの
側壁にしか側パネル15を設けられないものでも籠内柱
16にて補強できて強度的に強固なエレベータ籠4を形
成できる。また隣接する2つの側壁に出入り口8を設け
るものでも籠内柱16を利用して戸当たり17を装着す
ることができる。
【0007】また2つの出入り口8のうち乗降の回数の
多い方の出入り口8の乗降方向と直交する方向の側壁の
外面側に位置するようにジャッキのような昇降手段を機
構部収納空間Sに設置して成ることを特徴とする。乗降
の回数の多い出入り口8に近い位置に昇降手段を設置す
ることにより、昇降手段で支持される方に近くて揺れの
少ない部分から主に乗降でき、乗降時のエレベータ籠4
の揺れを少なくできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に示すように建物躯
体1のエレベータ設置箇所には建物の上下方向の全長に
亙るように昇降路3が設けられるが、地面に設けた基礎
20上にエレベータ用骨組2を立設することにより昇降
路3が形成される。この昇降路3にはエレベータ籠4が
上下に昇降自在に内装されており、エレベータ籠4が上
下に昇降して各階で停止するようになっている。本例の
場合、玄関床の上の玄関階、1階及び2階に停止するよ
うになっている。図中、GFLは玄関床レベル、1FL
は一階床レベル、2FLは2階床レベルである。
【0009】エレベータ籠4は従来例と同様に籠支持部
材5にて支持されて上下に昇降するようになっている。
この籠支持部材5は横支持部5aと縦支持部5bとで略
L字状に形成されており、横支持部5aの上にエレベー
タ籠4の底面を載設して固定してある。この籠支持部材
5は昇降手段としての油圧ジャッキ6にて上下に昇降す
るようになっており、籠支持部材5と一緒にエレベータ
籠4が上下に昇降するようになっている。昇降路3には
籠支持部材5の縦支持部5bの両側に対応する位置で上
下全長に亙ってレール状のガイド部材18を立設してあ
り、籠支持部材5の縦支持部5bの両側にはガイド溝7
を設けてあり、ガイド溝7をガイド部材18に摺動自在
に嵌合することで籠支持部材5の昇降をガイドしてい
る。この一対のガイド部材18は基礎20上に立設され
るが、ガイド部材18の上下方向の適所をブラケット2
1にて支持してある。
【0010】この一対のガイド部材18間に配置される
油圧ジャッキ6は上下に伸縮自在な伸縮ロッド状に形成
されており、油圧装置7を駆動することで油圧ジャッキ
6を上下に伸縮させることができるようになっている。
この油圧ジャッキ6の上端を籠支持部材5の縦支持部5
aに連結してあり、油圧ジャッキ6の伸縮にて籠支持部
材5を介してエレベータ籠4を上下に昇降させるように
なっている。上記油圧ジャッキ6は基礎20の上に立設
されるが、油圧ジャッキ6の上下方向の適所をブラッケ
ット22にて支持してある。
【0011】上記エレベータ籠4は角箱状に形成される
が、本発明の場合、四周の4つ側壁のうち、隣接する2
つの側壁に夫々出入り口8を設けてある。ここで便宜
上、一方を出入り口8a、他方を出入り口8bと称す
る。このように隣接する2つの側壁に夫々出入り口8を
設けたエレベータ籠4は図6に示すように天井パネル1
3、床パネル14、側パネル15、籠内柱16、戸当た
り17、上枠23、幅木24等で組み立てられる。矩形
状の天井パネル13と矩形状の床パネル14とは上下に
相対向するように配置され、天井パネル13と床パネル
14の隣接する2辺間には側パネル15が立設され、側
パネル15の上端が天井パネル13に下端が床パネル1
4に連結されている。隣り合う側パネル15間の隅部と
対向する隅部では天井パネル13と床パネル14との間
に籠内柱16が立設され、籠内柱16の上端及び下端は
天井パネル13と床パネル14に連結されている。側パ
ネル15の下端の内面側には幅木24が装着され、出入
り口8の上で天井パネル13には上枠23が夫々装着さ
れ、籠内柱16には夫々の出入り口8に対応するように
戸当たり17が装着されている。このようにエレベータ
籠4を組み立てることにより、隣接する2つの側壁に出
入り口8を設けるものでも籠内柱16にて補強して強固
なエレベータ籠4を組み立てることができる。
【0012】このように組み立てられたエレベータ籠4
の出入り口8には夫々内扉9が開閉自在に取り付けてあ
る。かかる内扉9は本例の場合片引き2枚引戸で構成さ
れており、出入り口8の籠内柱16と反対側には開放し
た内扉9を収納する戸袋12が夫々設けられている。本
例の場合、内扉9が片引き2枚引戸であるが、3枚引戸
であってもよい。エレベータ籠4の隣接する2面の側パ
ネル15の外面と昇降路3の内面との間には機構部収納
空間Sが設けられており、これらの機構部収納空間Sに
は油圧ジャッキ6やガイド部材18やその他の付随する
部材を収納してある。その他の付随する部材としては位
置検知スイッチ25,26、減速位置検知スイッチ2
7、行き過ぎ防止スイッチ28、これらのスイッチで検
知される被検知部29,30,31,32,33、ケー
ブル配線部35等がある。また上記出入り口8の戸袋1
2も機構部収納空間Sに収納してある。
【0013】上記位置検知スイッチ25,26及び減速
位置検知スイッチ27は本例の場合、磁気を検知する近
接スイッチであり、被検知部29,30,31,32は
磁性体の金属プレートである。行き過ぎ防止スイッチ2
8はリミットスイッチであり、被検知部33はリミット
スイッチ投入のための金属製のカムである。位置検知ス
イッチ25,26、減速位置検知スイッチ27及び行き
過ぎ防止スイッチ28はエレベータ籠4の方に取り付け
てあり、被検知部29,30,31,32,33は昇降
路3側に取り付けある。上記位置検知スイッチ25,2
6はエレベータ籠4が各階の所定位置に位置して停止し
たことを検知するものであり、この位置検知スイッチ2
5,26で所定位置に停止したとき内扉9や後述する外
扉11を開くことができるようになっている。減速位置
検知スイッチ27は上下に昇降するエレベータ籠4が減
速位置にきたとき検知するもので、この位置を検知する
ことで昇降する駆動を減速できるようになっている。行
き過ぎ防止スイッチ28はエレベータ籠4のオーバラン
したのを検知するものであり、この位置を検知すると非
常ベルを鳴らし、非常状態となる。
【0014】上記位置検知スイッチ25,26は本例の
場合、上下に3個並べて設けてあり、これらで被検知部
29,30,31を検知することができるようになって
いる。位置検知スイッチ25はエレベータ籠4が玄関階
と2階に位置するとき位置を検知するものであり、玄関
階に位置するとき位置検知スイッチ25が被検知部29
を検知し、2階に位置するとき位置検知スイッチ25が
被検知部30を検知するものである。位置検知スイッチ
26はエレベータ籠4が1階に位置することを検知する
ものであり、1階に位置するとき位置検知スイッチ26
が被検知部31を検知するものである。
【0015】上記昇降路3の廻りは壁体で37で囲まれ
ているが、各階ではエレベータ籠4の2つの出入り口8
のうち、一方と対応する位置に乗降口10が設けられて
おり、この乗降口10には外扉11が開閉自在に設けら
れる。この外扉11も本例の場合、片引き2枚引戸で構
成されており、外扉11を開いたとき外扉11が戸袋3
8に収納されるようになっている。本例の場合、外扉1
1が片引き2枚引戸であるが、3枚引戸であってもよ
い。また本例の場合、玄関階と2階とでは出入り口8b
に対応する位置に乗降口10が設けられており、1階で
は出入り口8aに対応する位置に乗降口10が設けられ
ている。
【0016】図7はエレベータ籠4が上昇して2階位置
で停止した状態であり、この状態で位置検知スイッチ2
5が被検知部30を検知して停止している。このとき、
2階の乗降口10の外扉11及び出入り口8bの内扉9
を開いて乗降できるようになっている。図8はエレベー
タ籠4が下降して1階位置で停止した状態であり、この
状態で位置検知スイッチ26が被検知部31を検知して
停止している。このとき、1階の乗降口10の外扉11
及び出入り口8aの内扉9を開いて乗降できるようにな
っている。図9はエレベータ籠4がさらに下降して玄関
階位置で停止した状態であり、この状態で位置検知スイ
ッチ25が被検知部29検知して停止している。このと
き、玄関階の乗降口10の外扉11及び出入り口8bの
内扉9を開いて乗降できるようになっている。
【0017】上記のようにエレベータ装置が構成され、
エレベータ籠4の隣接する2つの側壁に夫々出入り口8
を設けると共に各出入り口8に内扉9を開閉自在に設け
たことにより、各階に上記出入り口8に対応するように
設ける乗降口10は直交する2方向のうち何れの方向で
もよく、各階で直交する2方向のうちいずれの方向に向
くようにも乗降口10を設けることができ、乗降口10
を設ける位置に制約を受けなくて建物プランに制約を受
けることがない。またエレベータ籠4の四周の4つの側
壁のうち、隣接する2つの側壁の側パネル15の外面と
昇降路3の内面との間に機構部収納空間Sを設け、油圧
ジャッキ6や昇降をガイドする部材やこれに付随する部
材を上記機構部収納空間Sに収納したことにより、四周
の隣接する2面に亙る広い機構部収納空間Sに分散して
昇降手段や各種部材を収納することができ、エレベータ
籠4の外面と昇降路3の内面との間の間隔を広くしたり
する必要がなくてエレベータ装置が大型になることがな
い。またエレベータ籠4の各出入り口8の内扉9を開い
たとき内扉9を収納する戸袋12を夫々上記機構部収納
空間Sに位置させたことにより、エレベータ籠4に2つ
の出入り口8を設けて各出入り口8に内扉9を設けたと
しても、開いた内扉9を収納する戸袋12を機構部収納
空間Sを有効利用して収納することができ、この点でも
エレベータ装置が大型になることがない。
【0018】また図10、図11は実施の形態の他の例
である。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点
だけを述べる。エレベータ籠4の隣接する2つの側壁に
出入り口8a,8bが設けられるが、2つの出入り口8
a,8bのうち乗降の回数の多い多い方の出入り口8a
の乗降方向と直交する方向の側パネル15の外面側に油
圧ジャッキ6を設置してある。本例の場合、1階と2階
に出入り口8aに対応するように乗降口10を設けてあ
り、玄関階に出入り口8bに対応するように乗降口10
を設けてあり、出入り口8aを通る(矢印Aが出入り口
8aを通る乗降方向)乗降回数が出入り口8bを通る
(矢印Bが出入り口8bを通る乗降方向)乗降回数より
多くなる。一方のエレベータ籠4は縦支持部5aと横支
持部5bとよりなる籠支持部材5の横支持部5aの上に
載設して支持され、縦支持部5bが油圧ジャッキ6にて
支持されており、横支持部5aの縦支持部5bに近い根
元程エレベータ籠4の揺れが小さく先端程揺れが大きく
なるが、根元に近くて揺れの少ない方の出入り口8aか
ら主に出入りするようにすることにより、乗降するとき
のエレベータ籠4の全体的な揺れを少なくできる。
【0019】また図12は実施の形態の他の例である。
本例の場合、エレベータ籠4の天井パネル13の上に天
井パネル13の周縁に沿って矩形状に枠組みした振れ止
め部材39を装着してあり、この振れ止め部材39をボ
ルト40にて籠支持部材5の縦支持部5bに連結してあ
る。振れ止め部材39は4本のアングル材39aを連結
して形成されている。このように振れ止め部材39を取
り付けることでエレベータ籠4の天井を剛体として油圧
ジャッキ6側に固定することができ、油圧ジャッキ6を
支点とする振れや揺れを防止することができ、乗降時の
振れや揺れを防止できると共に昇降時の振れや揺れを防
止でき、乗り心地を向上することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、叙述の如く
エレベータ籠の隣接する2つの側壁に夫々出入り口を設
けると共に各出入り口に内扉を開閉自在に設けたので、
各階に上記出入り口に対応するように設ける乗降口は直
交する2方向のうち何れの方向でもよく、各階で直交す
る2方向のうちいずれの方向に向くようにも乗降口を設
けることができ、乗降口を設ける位置に制約を受けなく
て建物プランに制約を受けることがないものであり、ま
たエレベータ籠の四周の4つの側壁のうち、隣接する2
つの側壁の外面と昇降路の内面との間に機構部収納空間
を設け、ジャッキのような昇降手段や昇降をガイドする
部材やこれに付随する部材を上記機構部収納空間に収納
したので、四周の隣接する2面に亙る広い機構部収納空
間に分散して昇降手段や各種部材を収納することがで
き、エレベータ籠の外面と昇降路の内面との間の間隔を
広くしたりする必要がなくてエレベータ装置が大型にな
ることがないものであり、またエレベータ籠の各出入り
口の内扉を開いたとき内扉を収納する戸袋を夫々上記機
構部収納空間に位置させたので、エレベータ籠に2つの
出入り口を設けて各出入り口に内扉を設けたとしても、
開いた内扉を収納する戸袋を機構部収納空間を有効利用
して収納することができ、この点でもエレベータ装置が
大型になることがないものである。
【0021】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、上面に位置する天井パネルと、底面に位置す
る底パネルと、上記機構部収納空間に対応する側壁に位
置する側パネルと、上記隣り合う出入り口間に位置して
天井パネルと底パネルとの間に立設した籠内柱とを連結
してエレベータ籠を形成しているので、天井パネルと底
パネルと側パネルと籠内柱とを連結して容易にエレベー
タ籠を組み立てることができるのは勿論、隣り合う2つ
の側壁に出入り口を設けるために残りの2つの側壁にし
か側パネルを設けられないものでも籠内柱にて補強でき
て強度的に強固なエレベータ籠を形成できるものであ
り、また隣接する2つの側壁に出入り口を設けるもので
も籠内柱を利用して戸当たりを装着することができるも
のである。
【0022】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
または請求項2において、2つの出入り口のうち乗降の
回数の多い方の出入り口の乗降方向と直交する方向の側
壁の外面側に位置するようにジャッキのような昇降手段
を機構部収納空間に設置しているので、昇降手段で支持
される方に近くて揺れの少ない部分から主に乗降でき、
乗降時のエレベータ籠の揺れを少なくできるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のエレベータ装置の
縦断面図である。
【図2】同上の基礎近傍の横断面図である。
【図3】同上の玄関階または2階の横断面図である。
【図4】同上の1階の横断面図である。
【図5】同上の機構部収納空間への部材の配置を説明す
る横断面図である。
【図6】同上のエレベータ籠の分解斜視図である。
【図7】同上のエレベータ籠を2階に停止した状態の縦
断面図である。
【図8】同上のエレベータ籠を1階に停止した状態の縦
断面図である。
【図9】同上のエレベータ籠を玄関階に停止した状態の
縦断面図である。
【図10】同上の他の例の縦断面図である。
【図11】図10の例を説明する横断面図である。
【図12】同上の他の例を示す概略横断面図である。
【図13】従来例の縦断面図である。
【図14】従来例の横断面図である。
【図15】従来例の一部省略斜視図である。
【図16】同上の籠支持部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 建物躯体 2 エレベータ用骨組 3 昇降路 4 エレベータ籠 5 籠支持部材 6 油圧ジャッキ 7 油圧装置 8 出入り口 9 内扉 10 乗降口 11 外扉 12 戸袋 13 天井パネル 14 床パネル 15 側パネル 16 籠内柱 17 戸当たり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の昇降路にエレベータ籠を昇降
    自在に内装し、エレベータ籠の四周の4つの側壁のう
    ち、一方の隣接する2つの側壁の外面と昇降路の内面と
    の間に機構部収納空間を設け、上記4つの側壁のうち他
    方の隣接する2つの側壁に夫々出入り口を設けると共に
    各出入り口に夫々内扉を開閉自在に装着し、ジャッキの
    ような昇降手段や昇降をガイドする部材やこれに付随す
    る部材を上記機構部収納空間に収納し、エレベータ籠の
    各出入り口の内扉を開いたとき内扉を収納する戸袋を夫
    々上記機構部収納空間に位置させ、建物躯体の各階に上
    記エレベータ籠のいずれか一方の出入り口に対応する乗
    降口を設けると共にこの乗降口に外扉を開閉自在に装着
    したことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 上面に位置する天井パネルと、底面に位
    置する底パネルと、上記機構部収納空間に対応する側壁
    に位置する側パネルと、上記隣り合う出入り口間に位置
    して天井パネルと底パネルとの間に立設した籠内柱とを
    連結してエレベータ籠を形成し、籠内柱に戸当たりを装
    着したことを特徴とする請求項1記載のエレベータ装
    置。
  3. 【請求項3】 2つの出入り口のうち乗降の回数の多い
    方の出入り口の乗降方向と直交する方向の側壁の外面側
    に位置するようにジャッキのような昇降手段を機構部収
    納空間に設置して成ることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のエレベータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102291234B1 (ko) * 2020-03-20 2021-08-20 주식회사 욘넷츠코리아 직각관통형 엘리베이터

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