JP2003111860A - 防火煙用仕切装置 - Google Patents

防火煙用仕切装置

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JP2003111860A JP2001342576A JP2001342576A JP2003111860A JP 2003111860 A JP2003111860 A JP 2003111860A JP 2001342576 A JP2001342576 A JP 2001342576A JP 2001342576 A JP2001342576 A JP 2001342576A JP 2003111860 A JP2003111860 A JP 2003111860A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切体に設けた避難者の通行用開閉部分から
の火煙の漏れ出しを合理的に無くした防火煙用仕切装置
を提供する。 【解決手段】 防火煙用仕切装置500は仕切体100
の両縁部分110Aを案内体111で垂直方向に案内し
て開閉する。案内体111を保持する保持部分131と
案内体111との間に磁気的または機械的な着脱機構を
設ける。案内体111を保持部分131から後ろ斜めに
離脱させると、折曲線161から下方の開閉部分160
を仕切体100・案内体111・重錘用棒状体102を
一体にして後側に開くことができる。避難者が通行した
後は重錘用棒状体102の重さによって戻り自動的に仕
切体100を閉じ状態にする。仕切体100に切込部分
を設けた開閉部分にしていないので、切込部分による火
煙の漏れ出しと仕切体100の切欠弱化とが無くなる。
上記の離脱と重錘用棒状体102の中央での折り曲げで
開閉したり、両方の案内体111を着脱させて開閉した
りすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建造物の区画間
を、防火と防煙を兼ねる(この発明において、防火煙と
いう)性質と可撓性とをもつ仕切体で仕切るとともに、
この仕切体の所定部分を開閉し得るようにして、避難者
の脱出を可能にした装置(この発明において、防火煙用
仕切装置という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした防火煙用仕切装置として、例え
ば、図22・図23の防火煙用仕切装置500の構成
(以下、第1従来技術という)が周知である。図22に
おいて、建造物(建造物全体は図示せず)に設けた開口
部Aは区画Bと区画Cとの間に設けたものであり、例え
ば、人の通行口である。なお、区画B・区画Cは、いず
れか一方が建造物の外部である場合を含むものである。
【0003】なお、この発明において、部材とは、構造
物の所定の部分を構成する単一の構成材、または、複数
の構成材を組み合わせた構成材をいい、垂直方向または
水平方向とは、地球上における真の垂直方向または水平
方向に対して、5°程度までの傾斜範囲を含むものであ
る。
【0004】そして、固設とは、所定の部材を所定の対
称物に不動状態に固定し、または、当該部材と当該対称
物とを一体に構成することをいうものである。また、以
下の図において、同一符号で示す部分は、いずれかの図
において説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部
分である。
【0005】そして、開口部Aは、図23のように、火
災発生時には、防火煙性と可撓性とを有する仕切体10
0、例えば、ガラス繊維、シリカ繊維などの織布などで
閉塞することにより、火災側の区画、例えば、区画Bか
ら他の非火災区画、例えば、区画Cに火炎と煙りとが入
り込まないようにしている。逆に、区画Cが火災側で区
画Bが非火災区画の場合も同様に閉塞していることは言
うまでもない。
【0006】仕切体100は、平常時は、仕切体100
なよる閉塞を解除されている。この解除は、例えば、仕
切体100の両側の縁部分(この発明において、両縁部
分という)110Aを両側に垂直方向に設けた案内体1
11で案内しながら、上方に設けた巻上用筒体201に
巻き取るようにしてあり、具体的には、例えば、巻上用
筒体201の軸202を、減速用伝動機構203を介し
て、電動機204で駆動して回転することにより図23
の状態から図22の状態のように巻き取っている。
【0007】両側の案内体111は開口部Aを構成する
構造物Eの垂直面E1に固定してあり、また、巻上用筒
体201は軸202の両端付近に設けた軸受部分202
A・202Bによって水平方向に保持してあり、1対の
軸受部分202A・202Bは構造物Eの上方部分(図
示せず)に固定してある。そして、電動機204は軸受
部分202Bと一体に形成した保持枠部分207に固定
してある。なお、右側の案内体111と左側の案内体1
11とは対称形に形成してある。
【0008】図22のように巻き取られた状態になる
と、電動機204は停止し、その状態で軸202は、電
動機204の逆転防止部分205、例えば、爪車機構部
分と、軸受部分202Aに設けた軸202の逆転防止部
分206、例えば、爪車機構部分とによって逆転しない
ように保持されるので、仕切体100は閉塞を解除した
図22の状態に保持される。
【0009】この保持状態では、仕切体100の下縁部
分101に設けた重錘用棒状体102、例えば、鋼材の
棒状体の重さによって、仕切体100が下方に引き下げ
られるような引き下げ力が作用している。
【0010】そして、火災警報器または火煙検知器から
の信号によって、逆転防止部分205・206の逆転防
止機能が解除されると、上記の引き下げ力によって、仕
切体100の両縁部分110Aが両側の案内体111に
案内されながら、仕切体100の下端が徐々に下降し
て、図23のような閉塞状態にされる。
【0011】仕切体100を閉塞したままでは、避難者
が閉じ込められてしまうので、図24のように仕切体1
00の下方の中央部分を開閉可能にした構成(以下、第
2従来技術という)が特開平10−15099号公報な
どにより開示されている。
【0012】図24において、開閉部分150は、仕切
体100に切り込みを入れて四角形に切り取った開口部
分151を避難者の通行穴にしてあり、この開口部分1
51と、その両側に設けた所定の幅a・bをもつ重なり
部分152・153とを覆うようにした覆蓋体154を
設けて構成してある。
【0013】また、重錘用棒状体102を、開閉部分1
50の箇所の棒状体部分102Aと、その両側の残りの
棒状体部分102B・102Cとを、互いに重なり合う
重合部分102a・102bと102c・102dを設
けて分割するとともに、開閉部分150の箇所の部分1
02Aを覆蓋体154側に設けるように構成してあり、
さらに、重合部分102a・102bと102c・10
2dに着脱機構部分(図示せず)、例えば、磁気的また
は機械的な着脱構機を設けて構成してある。
【0014】そして、仕切体100の閉塞時は、重合部
分102a・102bと102c・102dを、鎖線で
示すように、着き合わせた状態、すなわち、合致状態に
しておくことにより、覆蓋体154で開閉部分150を
閉じておき、避難者(図示せず)が通行するときには、
避難者が自力で重合部分102a・102bと102c
・102dを引き離した状態、すなわち、離脱状態にす
ることにより、避難者が、図24の矢印Xのように、区
画Bから区画Cへ通行できるようにしたものである。
【0015】避難者の通行後は、棒状体部分102Aの
重さにより、覆蓋体154が移動して開口部分151を
閉じるとともに、重合部分102a・102bと102
c・102dが合致状態に戻るように動作する。
【0016】上記の第2従来技術の構成における長四角
形状の重なり部分152・153を、鎖線155A・1
55Bで示したように、三角形状の重なり部分に変更し
て、避難者が開いた覆蓋体154の脇側に通り抜け易い
ようにする構成(以下、第3従来技術という)も上記の
特開平10−15099号公報などにより開示されてい
る。
【0017】図24の開閉部分150に代えて、図25
のように、三角形状の開閉部分150Aを設ける構成
(以下、第4従来技術という)が特開平10−3370
5号公報・特開平10−155925号公報などにより
開示されている。
【0018】図25において、まず、矢印X側から避難
者が通行するための開閉部分150Aでは、仕切体10
0の下方の中央部分に垂直方向に切り込んだ切込部分1
56を設けるとともに、切込部分156に重ね合わせる
ための所定の幅cをもつ重なり部分156Aを仕切体1
00と一体にして設けることにより、裏面側、すなわ
ち、区画C側から見ると、重なり部分156Aの縁が切
込部分156と同様の切込部分156Bにしてある。
【0019】開閉部分150Aは、切込部分156と、
切込部分156Bの頂点c1から斜め左下に引いた折曲
線156Cとの間の三角形状の開閉範囲156Dを折曲
線156Cの箇所で折り曲げて、向う側、すなわち、区
画C側に開くことにより、避難者が矢印Xの方向に通行
できるように構成してある。
【0020】開閉範囲156Dの下端側には、後記のよ
うに、重錘用棒状体102の一部に相当する棒状体10
2Dが設けてあり、避難者が通行した後は、棒状体10
2Dの重さによって、棒状体102Dが鎖線で示した閉
塞位置102Dに戻るため、開閉範囲156Dが垂直方
向になり、重なり部分156Aが切込部分156の右裏
側に重なり合って、開閉部分150Aが閉塞されること
になる。
【0021】重錘用棒状体102は、切込部分156と
折曲線156Cとの間の箇所の棒状体部分102Dと、
左側の残りの棒状体部分102Eと、右側の残りの棒状
体部分102Fとに分割してある。
【0022】棒状体部分102Dを棒状体部分102E
に対して折り曲げられるように、折曲線156Cの下端
の箇所に折曲支点102K、例えば、ピン形のヒンジま
たは蝶番などを設けるとともに、重なり部分156Aの
下端側の棒状体部分102Dの右前側の箇所102e
と、切込部分156の下端側の棒状体部分102Fの左
後側の箇所102fとを、図24の重合部分102a・
102bと102c・102dの場合と同様に、互いに
重なり合うようにした重合部分102e・102fに構
成するとともに、着脱機構部分(図示せず)、例えば、
磁気的または機械的な着脱構機を設けて構成してある。
【0023】次に、矢印Y側から避難者が通行するため
の開閉部分150Bでは、切込部分156と、切込部分
156の頂点c2から斜め右下に引いた折曲線156E
との間の三角形状の開閉範囲156Fを折曲線156E
の箇所で折り曲げて、手前側、すなわち、区画B側に開
くことにより、避難者が矢印Yの方向に通行できるよう
に構成してある。
【0024】そして、重錘用棒状体102の棒状体部分
102Fが、さらに、切込部分156と折曲線156E
との間の箇所の棒状体部分102G、右側の残りの棒状
体部分102Hとに分割してあり、棒状体部分102G
を棒状体部分102Hに対して折り曲げられるように、
折曲線156Eの下端の箇所に折曲支点102J、例え
ば、ピン形のヒンジまたは蝶番などを設けてある。
【0025】したがって、棒状体部分102Gを手前側
に折り曲げることにより、三角形状の開閉範囲156F
が折曲線156Eの箇所で折り曲げられて、開閉部分1
50Bがの矢印Y方向に開かれるので、避難者が矢印Y
方向に通行することができ、避難者が通行した後は、棒
状体部分102Gの重さで、上記の開閉部分150の場
合と同様に、開閉範囲156Fが閉じられることにな
る。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記の第2従来技術〜
第4従来技術の構成では、開閉部分150・150A・
150Bが閉じられた状態において、具体的に閉じられ
ている部分は重なり部分152・153・156Aの部
分であり、この重なり部分は仕切体100と同様に可撓
性をもつ材質で構成されているため、完全な閉じ状態に
はなり得ないので、この重なり部分から火煙が漏れだし
てしまい、十分な防火煙効果が得られないほか、開口部
分151や切込部分156によって切欠弱化が生じて仕
切体100が破損し易いという不都合がある。
【0027】そこで、上記の重なり部分に金属棒などの
剛体による閉じ部分を設けて完全な閉じ状態にする構成
が考えられるが、この構成では、仕切体100を巻き上
げる際に、剛体による閉じ部分が巻きとれないため、仕
切体100を途中までしか巻き上げられないという不都
合が生ずる。
【0028】このほか、上記の重なり部分を綴じ合わせ
るための可撓性をもつチャクまたはジッパーなどの綴合
具を設けて完全な閉じ状態にする構成が考えられるが、
この構成では、避難者が通行する度に、綴合具の面倒な
開け綴じを行う必要があり、避難者には綴じる作業を行
うような時間的余裕はないので、結局は、綴合具が開け
られた状態になり、やはり、十分な防火煙効果が得られ
ないという不都合が生ずる。このため、こうした不都合
のない防火煙用仕切装置の提供が望まれているという課
題がある。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
に、建造物の2つの区間B・Cの間の開口部Aに設けた
開閉可能な仕切体100の両縁部分110Aを垂直方向
に案内する1対の案内体111・111を設けた防火煙
用仕切装置500において、一方または両方の案内体1
11または111・111を保持するための保持部分を
開口部Aが形成された構造物に設けるとともに、この保
持部分に対して案内体111を着脱するための着脱機能
部分、例えば、磁気的な着脱機構または機械的な着脱機
構を設けておき、案内体111の着脱により仕切体10
0の開閉を行うことによって、上記の課題を解決したも
のである。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として、上
記の第1従来技術の構成による防火煙用仕切体装置50
0に、この発明を適用した実施例を説明する。
【0031】
【実施例】〔第1実施例〕以下、図1〜図10により第
1実施例を説明する。この第1実施例の構成が上記の第
2従来技術〜第4従来技術の構成と根本的に異なる構成
部分は、開閉可能な仕切体100の両縁部分110Aを
挟持して垂直方向に摺動自在に案内する案内体111・
111のうちの一方を垂直方向に保持するための保持部
分131を建造物に固設してあり、図1の閉じ状態か
ら、左側の案内体111の部分を案内体111を保持す
る保持部分131から離脱させて、図2の開き状態のよ
うに、折曲線161から下方の案内体111・仕切体1
00・重錘用棒状体102を一体にして開くようにした
開閉部分160により、矢印Xの方向に避難者が通行で
きるように構成した部分である。
【0032】ここで、折曲線161は、仕切体100が
折り曲げられる箇所を図示した線であるが、必要に応じ
て、この折曲線161の箇所を折り曲げ易くするための
構造、例えば、縫目などを設けて構成してもよいもので
ある。
【0033】具体的には、図1・図2において、保持部
分131は、図3・図4のように、左側の案内体111
の外側に位置付けられていて、垂直面E1側に沿った辺
131yと、仕切体100を避難者が押し開く側、すな
わち、区画B側に位置付けられた辺131xとをもつL
字形の断面をしており、構造物Eの垂直面E1に適宜の
固定具(図示せず)、例えば、ねじなどで固定してあ
る。右側の案内体111は、従来技術のものと同様に、
構造物Eの対応する垂直面E1に、直接的に、適宜の固
定具(図示せず)、例えば、ねじなどで固定してある。
【0034】左側の案内体111は、図4のように、折
曲線161の上端側の位置に設けた案内体111の折曲
支点111a、例えば、蝶番などよりも上方の案内体1
11の部分、すなわち、固定案内体部分111Aを、後
記の磁気的な着脱機構132の隙間を取るためのスペー
サ、すなわち、間座131A1を介在させて、保持部分
131の辺131xに、適宜の固定具、例えば、ねじな
どにより固定してある。
【0035】なお、図1〜図10の構成では、保持部分
131を構造物Eとは別個の部材として構成してある
が、図17の〔張出型構成〕または〔枠型構成〕よう
に、構造物Eの垂直面E1の箇所と一体に形成した保持
部分E2によって構成することも含むものである。
【0036】折曲支点111aよりも下方の案内体11
1の部分、すなわち、可動案内体部分111Bは折曲支
点111aを支点にして振子状に運動できるように構成
してある。
【0037】磁気的な着脱機構132は、永久磁石13
2aを保持部分131の辺131xの可動案内体部分1
11B側に適宜の固定具、例えば、ねじなどで固定する
とともに、可動案内体部分111Bを磁性材、例えば、
鋼材で形成することにより、保持部分131・下方案内
体部分111B間の磁気的な着脱が行えるように構成し
てある。
【0038】つまり、開閉部分160が図1のような閉
じ状態では、永久磁石132aの磁力によって、可動案
内体部分111Bが図3のように保持部分131側に吸
着状態されており、可動案内体部分11Bの下方を避難
者の人力によって区画C側に押すことにより、可動案内
体部分111Bが図4のように永久磁石132aから離
脱されて、開閉部分160が図2のような開き状態にな
る。
【0039】永久磁石132aの位置は、図4では、折
曲支点111aの近くに配置しているかのように画いて
あるが、なるべく、保持部分131の下端に近い位置に
配置して、可動案内体部分111Bに対する実質的な吸
着力を向上し得るようにしている。
【0040】また、永久磁石132aを可動案内体部分
111B側に固定するとともに、保持部分131を磁性
材、例えば、鋼材で形成するように変更して、上記と同
様の磁気的な着脱機構132を構成してもよいことは言
うまでもない。
【0041】なお、仕切体100の両縁部分110A
は、図3のように、巻き上げを容易にするための牽引索
110a、例えば、シリカクロース材のロープなどを仕
切体100で包み込むように形成してあり、その外径D
1が案内体111の案内溝110Bの幅B1よりも大き
いので、開閉部分160を上記のように開き状態にした
場合でも、仕切体100が案内体111から抜け出すこ
とはない。
【0042】つまり、この第1実施例の構成は、概括的
には、第1には、建造物の区画B・C間を仕切るための
防火煙性と可撓性とを有する仕切体100の両縁部分1
10Aを垂直方向に案内体111で案内して、上記の仕
切体100により上記の区画B・C間を閉塞するととも
に、上記の仕切体100の所定部分、例えば、開閉部分
160を開閉し得るように構成した防火煙用仕切装置5
00において、
【0043】上記の案内体111を上記の垂直方向に保
持する保持部分131またはE2に対して上記の案内体
111、例えば、一方の案内体111を着脱するための
着脱機能部分、例えば、磁気的な着脱機構132を設け
るとともに、上記の着脱により上記の開閉、例えば、開
閉部分160の開閉を行う着脱開閉手段を設けた第1の
構成を構成しているものである。
【0044】また、第2には、上記の第1の構成におい
て、上記の着脱機能部分を磁気的な着脱機構132によ
り構成した第2の構成を構成しているものである。
【0045】そして、さらに具体的には、図1のよう
に、避難者に開閉部分160の所在箇所を明示するため
のマークとして、太い点線による三角形の枠マーク16
0Aと、非常口マーク160Bと設けるとともに、開閉
部分160を人力で開くために、避難者が手で押すのに
最適な箇所を示した「おす」マーク160Cとを設ける
ようにしてある。
【0046】また、上記の人力で開く際に、仕切体10
0の可撓性によって仕切体100が縦方向に折り目を作
ってしまい、所定の折曲線161の箇所から折れ曲がり
にくくなることを防止するために、図10のように、
「おす」マーク160Cの箇所の高さの部分に、水平方
向の補強体部分110R・110S、例えば、金属管、
耐熱性樹脂材などの棒状体または板状体を、図11のよ
うに、仕切体100の内部に固定、例えば、縫い込み固
定するように構成してある。
【0047】なお、図11では、補強体部分110R・
110Sを折曲線161の箇所に設けてないように構成
することにより、仕切体100の折曲線161に相当す
る位置の部分の強度を弱くして、開閉部分160の三角
形状の部分を折り曲げ易くしてあるが、補強体部分11
0R・110Sの間を連続させるとともに、この連続さ
せた部分を補強体部分110R・110Sの部分よりも
弱い構造にして、上記と同様に、折り曲げ易くしてもよ
い。
【0048】また、図4のような磁気的な着脱機構13
2と折曲支点111aとによる開閉動作では、閉じ状態
に戻るための作用力を、主として、重錘用棒状体102
の重さに依存しているため、重錘用棒状体102の重さ
を大きくしないと、磁気的な着脱機構132の吸着力が
十分に作用する位置まで戻しきれないという引き戻し不
足の事態が生ずる場合がある。
【0049】この場合には、図5のように、案内体11
1の固定案内体部分111Aと可動案内体部分111B
とを弾性的に引き合うようにするための弾性体111
x、例えば、引っ張り形のつる巻き状ばね、すなわち、
コイルばね111x1を設けることにより、上記の引き
戻し不足を解消することができる。
【0050】なお、コイルばね111x1に代えて、図
6のように、板状ばね111x2を用いるとともに、板
状ばね111x2の平常の形状を、同図に鎖線で示した
ように、反対側に曲げたものにしておくことにより、さ
らに、大きい引き戻し力を得ることができる。
【0051】上記の図5・図6の構成では、弾性体11
1xを案内体111の固定案内体部分111Aと可動案
内体部分111Bとの内部に設けるので、案内体111
の奥部に大きい空間を設けられない場合には、仕切体1
00の両縁部分110Aが弾性体111に引っ掛かって
開閉できなくなる場合が生ずる。
【0052】こうした場合には、図6の構成におけるの
板状ばね111x2を、折曲支点111a、例えば、蝶
番の外側をまたぐようにして、固定案内体部分111A
と可動案内体部分111Bとの外側に設けるように変更
して構成するか、または、図5の構成におけるコイルば
ね111x1を、図7〜図9のように、固定案内体部分
111Aと可動案内体部分111Bとの外側に設けるよ
うに変更て構成すればよい。
【0053】図7の構成では、保持部分131の辺13
1yに対向して配置された固定案内体部分111Aの側
面111uと可動案内体部分111Bの側面111vと
に設けた各ばね用取付部分111r・111sの間に各
コイルばね111X1を掛け渡すことにより、各コイル
ばね111X1を辺131yと側面111u・111v
との間の隙間110gの中に設けるように構成してあ
る。
【0054】そして、案内枠111tは、各コイルばね
111x1が固定案内体部分111Aの背面111mか
ら外側にはみ出して復元力を失うことを防止するための
案内部分であり、また、案内枠111tの中間仕切片1
11pは各コイルばね111xが相互に食い込んで復元
力を低減させてしまうことを防止するための仕切であ
る。なお、案内枠111tは側面111uに固設、例え
ば、溶接などにより固設してある。
【0055】さらに、折曲支点111a、例えば、蝶番
を隙間110gを隠す位置まで延長させた長さにすると
ともに、折曲支点111aの上下の隙間110gを隠す
ための化粧板110h・110jを固定案内体部分11
1Aの背面111m・111nに適宜の固定具、例え
ば、ねじで固定してある。
【0056】図8の構成が、図7の構成と異なる部分
は、案内枠111tを除去して、中間仕切片111pの
部分のみを側面111uに固設した部分である。そし
て、この構成の場合には、折曲支点111a、例えば、
蝶番を延長した部分によって、コイルばね111x1が
固定案内体部分111Aから外側にはみ出さないように
している。
【0057】図9の構成が、図7の構成と異なる部分
は、案内枠111tを除去するとともに、上方のばね用
取付部分111rの配置位置を側面111uの最下端部
分に変更することにより、各コイルばね111x1が固
定案内体部分111Aから外側にはみ出さないないよう
に構成した部分である。なお、図7〜図9の構成では、
必要に応じて、隙間110gの所要部分の箇所に、鎖線
で示したように、間座111zを設けるように構成し得
ることは言うまでもない。
【0058】〔第2実施例〕以下、図12〜図15によ
り第2実施例を説明する。この第2実施例の構成が上記
の第1実施例の構成と異なる部分は、第1実施例の構成
における磁気的な着脱機構132に代えて、機械的な着
脱機構133を設けて構成した部分である。
【0059】具体的には、図12・図13において、機
械的な着脱機構133は、例えば、案内体111側に設
けた開閉機構133Aの掛け爪部分133aと、保持部
分131側に設けた入込穴133bとで構成してある。
なお、開閉機構133Aは、一般に、建築金物として市
販されている商品名「レバーハンドル空錠」などと同様
のものである。
【0060】そして、開閉部分160が図12のような
閉じ状態のときには、図13のように、掛け爪部分13
3aが入込穴133bに入れ込まれた状態になり、開閉
部分160を、図2と同様の開き状態にするときには、
開閉機構133Aのレバーハンドル133Bを回して、
図14のように、掛け爪部分133aを入込穴133b
から抜き出すことにより、機械的な着脱機構133を離
脱させたまま、レバーハンドル133Bを向う側、すな
わち、区画C側に押すことにより、可動案内体部分11
1Bが、図4と同様の離脱状態になる。
【0061】避難者が通行したときには、レバーハンド
ル133Bと掛け爪部分133aとは元の位置、すなわ
ち、図13の位置に戻されているが、掛け爪部分133
aは、戻り側の面が曲面rに形成されているとともに、
押ばねs、例えば、圧縮形のつる巻きばねによって押し
出されているため、図15のように、掛け爪部分133
aが保持部分131の辺131yの位置に来ると、曲面
rによって掛け爪部分133bが押ばねsに抗して自動
的に開閉機構133A内に押し込まれてしまうので、レ
バーハンドル133Bを操作しなくとも、図13の位置
に戻されて、開閉部分160が図12の閉じ状態に戻
る。
【0062】つまり、この第2実施例の構成は、概括的
には、第1には、上記の第1実施例の構成と同様に、上
記の第1の構成を構成していることになるものである。
【0063】また、第2には、上記の第1の構成におい
て、上記の着脱機能部分を機械的な着脱機構133によ
り構成した第3の構成を構成しているものである。
【0064】そして、さらに具体的には、開閉機構13
3Aは案内体111に、適宜の固定具、例えば、ねじな
どで固定してあり、開閉機構133Aの位置に相当する
保持部分131の箇所を切り開いて、図12〜図14の
ように、構造物Eの垂直面E1に沿うように展開させた
展開部分131y1にしてあり、この展開部分131y
1に入込穴133bを設けている。なお、展開部分13
1y1を設けずに、展開部分131y1と同形状の板状
体を別個に作って、同様の位置に固定するように変更し
て構成してもよい。
【0065】また、図12のように、図1における「お
す」マーク160Cに代えて、レバーハンドル133B
の箇所に、「まわして おす」マーク160Dを設ける
ようにしてある。なお、図5〜図9の弾性体111x
と、図10の水平方向の補強体部分110R・110S
とは、必要に応じて、設けるように構成する。また、保
持部分131を図17のように垂直面E1と一体にした
保持部分E2に変更して構成してもよいことは言うまで
もない。
【0066】そして、上記の図12〜図15による構成
では、機械的な着脱機構133として開閉機構133A
を用いているため、開閉部分160を開く際には、レバ
ーハンドル133Bを回す操作が必要である。
【0067】しかし、避難者に、そうした操作を行わせ
るのは、非常の際としてはいささか無理があるので、開
閉機構133Aに代えて、図16のように、両側が局面
rで形成された掛け爪133cを押ばねsで押すように
した構成の開閉機構133Xを設けるとともに、掛け爪
133cを入れ込むための入込穴133eを保持部分1
31の辺131yに設けるように構成することにより、
そうした操作を行わずに済ませられる。
【0068】図16の構成の場合には、外見上は、図1
・図2と同様になる。そして、開閉機構133Xを、図
1の「おす」マーク160Cの位置の付近に配置してお
き、避難者が図1の場合と同様に、「おす」マーク16
0Cの付近の部分を押すと、掛け爪133cの区画C側
の曲面rによって、掛け爪133cが押ばねsに抗して
開閉機構133X内に押し込まれるので、そのまま押し
続けると、可動案内体部分111Bが、図7の可動案内
体部分111Bと同様に、保持部分131から離脱し
て、開閉部分160を図2と同様に開き状態にすること
ができることになる。
【0069】避難者が通行したときには、掛け爪部分1
33cは元の位置、すなわち、図13の位置に戻されて
いるが、掛け爪部分133eには、戻り側にも曲面rが
形成されているため、図15の場合と同様に、押ばねs
に抗して掛け爪部分133cが開閉機構133X内に自
動的に押し込まれてしまうので、何も操作しなくとも、
図16の位置に戻されて、開閉部分160が図1の閉じ
状態と同様の閉じ状態に戻る。
【0070】この図16の構成において、保持部分13
1の辺131xを除去して構成することにより、矢印X
方向とは反対の方向、すなわち、区画Cから区画Bの方
向に押して、避難者が通行できるように、両方向兼用の
構成になし得るものである。また、図17のように、こ
うした構成における保持部分131を構造物Eの垂直面
E1と一体に形成して上記と同様の動作を行う構成にし
得ることは言うまでない。
【0071】〔第3実施例〕以下、図19により第3実
施例を説明する。この第3実施例の構成が上記の第1実
施例・第2実施例の構成と異なる部分は、保持部分13
1と、磁気的な着脱機構132または機械的な着脱機構
133とを設ける側の案内体111を、図19のよう
に、左側の案内体111に変更して構成することによ
り、図19の矢印Y方向からの避難者が左側の開閉部分
160を通行できるように構成した部分である。
【0072】なお、図19には図示していないが、磁気
的な着脱機構132または機械的な着脱機構133を上
記の第1実施例・第2実施例の構成の場合と同様に設け
てあり、また、各マーク160A〜160Dを仕切体1
00の区画C側の面110Yに設けてあるものとする。
【0073】したがって、図19の左側の案内体111
には、図1・図2・図12における右側の案内体111
と対称の形態で、保持部分131と、磁気的な着脱機構
132または機械的な着脱機構133とが設けてあるの
で、折曲線161から下方の案内体111・仕切体10
0・重錘用棒状体102が一体になって開閉されること
になるものである。
【0074】つまり、この第3実施例の構成は、概括的
には、上記の第1実施例・第2実施例の構成と同様に、
上記の第1の構成〜第3の構成を構成していることにな
るものである。
【0075】なお、保持部分131は、図17または図
18のように、垂直面E1と一体にした保持部分E2に
よって構成してもよく、また、機械的な着脱機構133
は、図16または図18のよう、に開閉機構133Xに
よる着脱機構によって構成してもよいこと、は言うまで
もない。
【0076】〔第4実施例〕以下、図20により第4実
施例を説明する。この第4実施例の構成が上記の第1実
施例・第2実施例の構成と異なる部分は、仕切体100
の下端の重錘用棒状体102を任意の中間箇所102X
で分割した部分に折曲支点102x、例えば、蝶番など
を設けることにより、折曲線161の下端を中間箇所1
02Xにした小さい三角形状の開閉部分160を設ける
ように変更した部分である。
【0077】なお、図20には図示していないが、磁気
的な着脱機構132または機械的な着脱機構133と
は、上記の第1実施例・第2実施例の構成の場合と同様
に設けてあり、各マーク160A〜160Dは小さい三
角形状に変更した開閉部分160に相当する仕切体10
0の位置に設けてあるものとする。
【0078】したがって、図20の折曲線161から下
方の案内体111・仕切体100・重錘用棒状体102
が一体になって開閉されることになるだけで、開閉部分
160の開閉動作は、上記の第1実施例・第2実施例の
構成の場合と同様に動作するものである。
【0079】また、図20には図示していないが、上記
の第3実施例の構成の場合と同様に、保持部分131
と、磁気的な着脱機構132または機械的な着脱機構1
33とを設ける側の案内体111を、図19の場合と同
様に、左側の案内体111に変更して構成することによ
り、図20に示した折曲線161とは逆傾斜の折曲線1
61Xから下方の案内体111・仕切体100・重錘用
棒状体102を一体にして開閉できるようにし、避難者
を矢印Y方向、すなわち、区画C側から区画B側へ通行
させるように構成することもできる。
【0080】つまり、この第4実施例の構成も、概括的
には、上記の第1実施例・第2実施例の構成と同様に、
上記の第1の構成〜第3の構成を構成していることにな
るものである。
【0081】なお、保持部分131は、図17または図
18のように、垂直面E1と一体にした保持部分E2に
よって構成してもよく、また、機械的な着脱機構133
は、図16または図18のように、開閉機構133Xに
よる着脱機構によって構成してもよいことは言うまでも
ない。
【0082】〔第5実施例〕以下、図20により第5実
施例を説明する。この第5実施例の構成が上記の第1実
施例・第2実施例の構成と異なる部分は、左右両方の案
内体111を上記の第1実施例・第2実施例の構成にお
ける左側の案内体111と同様に、保持部分131と、
磁気的な着脱機構132または機械的な着脱機構133
とを設けるように変更して構成した部分である。
【0083】なお、図20では、案内体111の折曲支
点111aを、左右ともに、案内体111の高さの中間
付近に設けているが、折曲支点111aの高さは任意の
高さに変更することができ、また、左右の折曲支点11
1aの高さを異ならせて構成することもできるものてあ
る。
【0084】そして、図20には図示していないが、左
右の案内体111と保持部分131との間には、上記の
第1実施例の磁気的な着脱機構132と同様の磁気的な
着脱機構132、または、第2実施例の開閉機構133
Aによる機械的な着脱機構133と同様の機械的な着脱
機構133が設けてあり、また、各マーク160A・1
60Bは仕切体100の折曲線161Yから下方の四角
形状または梯形状の部分の位置に設けてあり、さらに、
その中央の位置に「おす」マーク160Cを設けるとと
もに、補強部分110R・110Sを1つの連続した補
強部分にして設けてあるものとする。
【0085】したがって、図20の折曲線161Yから
下方の案内体111・仕切体100・重錘用棒状体10
2が一体になって開閉されることになるだけで、開閉部
分160の左右の部分における開閉動作は、上記の第1
実施例・第2実施例の構成の場合と同様に動作するもの
である。
【0086】つまり、この第5実施例の構成も、概括的
には、上記の第1実施例・第2実施例の構成と同様に、
上記の第1の構成〜第3の構成を構成していることにな
るものである。
【0087】なお、保持部分131は、図17または図
18のように、垂直面E1と一体にした保持部分E2に
よって構成してもよく、また、機械的な着脱機構133
は、図16または図18のように、開閉機構133Xに
よる着脱機構によって構成してもよいことは言うまでも
ない。
【0088】〔変形実施〕この発明は次のように変形し
て実施することができる。 (1)第1実施例または第2実施例の構成と、第3実施
例の構成とを一体に組み合わせることにより、矢印X方
向と矢印Y方向との両方から開閉できるようにした各開
閉部分160を設けて構成する。
【0089】(2)第4実施例の構成における矢印X側
からの開閉部分160と、第4実施例の構成における矢
印Y側からの開閉部分160とを一体に組み合わせるこ
とにより、矢印X方向と矢印Y方向との両方から開閉で
きるようにした各開閉部分160を設けて構成する。
【0090】(3)第1実施例〜第4実施例の構成にお
ける案内体111の折曲支点111aの位置を、第1実
施例〜第4実施例の構成における折曲支点111aより
も下方の位置、例えば、案内体111の高さの中間程度
の高さの位置に変更して構成する。
【0091】(4)第1実施例〜第5実施例の構成にお
ける固定案内体部分111Aを案内体111とは別個の
部材にして構成するとともに、この部材と案内体111
の上端との間に折曲支点111aを設けるように変更し
て構成する。
【0092】(5)第1実施例〜第5実施例の構成にお
ける案内体111・保持部材131を固定する垂直面E
1を、案内体111の前面側または背面側の位置と、保
持部材131の辺131xの前面側の位置とに配置する
ように変更して構成する。
【0093】(6)磁気的な着脱機構132または開閉
機構133Xによる機械的な着脱機構133を「おす」
マーク160Cの位置よりも上方または下方にずらせた
位置に設けて構成する。
【0094】(7)磁気的な着脱機構132または開閉
機構133Xによる機械的な着脱機構133を垂直方向
に間隔をあけて複数箇所配置して構成する。 (8)磁気的な着脱機構132と機械的な着脱機構13
3とを、垂直方向または水平方向に組み合わせ配置して
構成する。
【0095】(9)化粧板110h・110jの部分
を、それぞれ、隙間110gに相当する幅だけの化粧板
にしたものを固定案内体部分111A・可動案内体部分
111Bから張り出させたものに変更して構成する。 (10)化粧板110h・110jの部分を、それぞ
れ、隙間110gに相当する幅だけの化粧板にするとと
もに側面111u・111vに沿う面を設けて、側面1
11u・111vに、適宜の固定具、例えば、ねじで固
定するように変更して構成する。 (11)図5・図7〜図9の構成におけるコイルばね1
11x1を1個だけ配置するように変更して構成する。
【0096】
【発明の効果】この発明によれば以上のように、開閉可
能な仕切体の両縁部分を垂直方向に案内する案内体の一
方または両方を保持するための保持部分を建造物の構造
物に固設するとともに、この保持部分に対して案内体を
着脱するための着脱機能部分を設けておき、案内体の着
脱により仕切体の開閉を行うように構成してあるため、
仕切体に開口部分・切込部分・重なり部分などを設ける
必要がなくなるので、これらの部分からの火煙の漏れ込
みを無くして、優れた防火煙性が得られるとともに、こ
れらの部分の切欠弱化による仕切体の破損を無くした堅
牢な防火煙用仕切体装置を提供できるなどの特長が得ら
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図16はこの発明の実施例を、また、図
17〜図20は従来技術を示し、各図の内容は次のとお
りである。
【図1】全体構成閉じ状態斜視図
【図2】全体構成開き状態斜視図
【図3】要部構成横断平面図
【図4】要部構成斜視図
【図5】要部構成縦断斜視図
【図6】要部構成縦断斜視図
【図7】要部構成斜視図
【図8】要部構成斜視図
【図9】要部構成斜視図
【図10】全体構成閉じ状態斜視図
【図11】要部構成横断平面図
【図12】全体構成閉じ状態斜視図
【図13】要部構成横断平面図
【図14】要部構成横断平面図
【図15】要部構成横断平面図
【図16】要部構成横断平面図
【図17】要部構成横断平面図
【図18】要部構成横断平面図
【図19】全体構成開き状態斜視図
【図20】全体構成開き状態斜視図
【図21】全体構成開き状態斜視図
【図22】全体構成開き状態斜視図
【図23】全体構成閉じ状態斜視図
【図24】全体構成開き状態斜視図
【図25】全体構成開き状態斜視図
【符号の説明】
100 仕切体 101 下縁部分 102 重錘用棒状体 102A〜102H 棒状体部分 102J・102K 折曲支点 102a・102b 重合部分 102c・102d 重合部分 102e・102f 重合部分 110A 両縁部分 110a 牽引索 110B 案内溝 110g 隙間 110h・110j 化粧板 110R 補強体 110S 補強体 110Y 面 111 案内体 111A 固定案内体部分 111B 可動案内体部分 111a 折曲支点 111m・111n 背面 111r・111s ばね用取付部分 111u 側面 111v 側面 111x 弾性体 111x1 コイルばね 111x2 板状ばね 111z 間座 131 保持部分 131A1 間座 131x・131y 辺 131y1 展開部分 132 磁気的着脱機構 132a 永久磁石 133 機械的着脱機構 133A 開閉機構 133a 掛け爪部分 133B レバーハンドル 133b 入込穴 133c 掛け爪 133e 入込穴 133X 開閉機構 150・150A・150B 開閉部分 151 開口部分 152・153 重なり部分 154 覆蓋体 155・155B 重なり部分 156 切込部分 156A 重なり部分 156B 切込部分 156C 折曲線 156D 開閉範囲 156E 折曲線 156F 開閉範囲 160 開閉部分 160A 枠マーク 160B 非常口マーク 160C 「おす」マーク 160D 「まわして おす」マーク 161 折曲線 161X 折曲線 161Y 折曲線 201 巻上用筒体 202 軸 202A・202B 軸受部分 203 減速用伝動機構 204 電動機 205・206 逆転防止部分 207 保持枠部分 500 防火煙用仕切装置 A 開口部 B 区画 B1 幅 C 区画 D1 外径 E 構造物 E1 垂直面 E2 保持部分 X 通行方向 Y 通行方向 a・b・c 幅 c1・c2 頂点 r 曲面 s 押ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月1日(2002.7.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】また、図18の構成は、図16の構成にお
ける保持部分131の辺131xを除去するとともに、
保持部分131の辺131yを構造物Eの垂直面E1と
一体にして形成することにより、矢印X方向とは反対の
方向、すなわち、区画Cから区画Bの方向に押して、避
難者が通行できるように、両方向兼用の構成にしたもの
である。なお、図16の構成において、保持部分13
1の辺131xを除去することにより、図18の構成と
同様に、両方向兼用の構成になし得るものである。さら
、図17のように、こうした構成における保持部分1
31を構造物Eの垂直面E1と一体に形成して上記と同
様の動作を行う構成にし得ることは言うまでもない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E06B 9/17 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の区画(B・C)間を仕切るため
    の防火煙性と可撓性とを有する仕切体(100)の両縁
    部分(110A)を垂直方向に案内体(111)で案内
    して、前記仕切体(100)により前記区画(B・C)
    間を閉塞するとともに、前記仕切体(100)の所定部
    分(160)を開閉し得るように構成した防火煙用仕切
    装置(500)であって、 前記案内体(111)を前記垂直方向に保持する保持部
    分(131またはE2)に対して前記案内体(111)
    を着脱するための着脱機能部分(132または133)
    を設けるとともに、前記着脱により前記開閉を行う着脱
    開閉手段を具備することを特徴とする防火煙用仕切装
    置。
  2. 【請求項2】 前記着脱機能部分を磁気的な着脱機構
    (132)により構成したことを特徴とする請求項1記
    載の防火煙用仕切装置。
  3. 【請求項3】 前記着脱機能部分を機械的な着脱機構
    (133)により構成したことを特徴とする請求項1記
    載の防火煙用仕切装置。
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