JP2003111675A - コーヒーメーカ - Google Patents

コーヒーメーカ

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JP2003111675A
JP2003111675A JP2001311392A JP2001311392A JP2003111675A JP 2003111675 A JP2003111675 A JP 2003111675A JP 2001311392 A JP2001311392 A JP 2001311392A JP 2001311392 A JP2001311392 A JP 2001311392A JP 2003111675 A JP2003111675 A JP 2003111675A
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beans
cups
hot water
coffee
cup
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JP2001311392A
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English (en)
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Akira Sakikawa
昭 先川
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CAFETEC KK
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CAFETEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄えられた焙煎後の豆及び水から、指定され
た杯数に応じた量のコーヒー液を抽出することができる
コーヒーメーカを提供する。 【解決手段】 焙煎後のコーヒー豆を蓄える豆受けと、
該豆受けに蓄えられた豆を粉砕する粉砕器と、粉砕後の
豆からコーヒー液を抽出する抽出器と、水を蓄える水タ
ンクと、該水タンクに蓄えられた水を加熱し、前記抽出
器へ加熱水を供給する給湯器とを一体に備えてなるコー
ヒーメーカにおいて、抽出するコーヒーの杯数の指定す
るための操作パネルPと、該操作パネルPの杯数指定ボタ
ン12,13,14の操作により指定された杯数に応じた量の
焙煎後の豆を粉砕器に粉砕させる一方、指定杯数に応じ
た量の加熱水を抽出器へ供給させるべく制御する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、焙煎後のコーヒ
ー豆の粉砕からコーヒー液の抽出までを1台で自動的に
行うことができるコーヒーメーカに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コーヒー豆は、生豆の状態で約
1年間、焙煎後の状態で約2週間、粉砕後の状態で約3
日間、また、抽出後の保温した状態で約30分間(常温
では約2時間)を経過すると、豆成分中の油分が酸化
し、コーヒー本来の旨みが損なわれてくる。
【0003】そこで、コーヒー生豆からコーヒー液の抽
出を1台で行うことができるように構成された所謂「全
自動コーヒーメーカ」が従来から市販され、このような
全自動コーヒーメーカによれば、必要なときに必要な量
の生豆を焙煎し、焙煎後の豆の粉砕、冷却、抽出を一貫
して行うことができるため、品質保持期間が最も長い生
豆の状態での保管が容易となり、いつでもおいしいコー
ヒーを簡単に飲めるようになった。
【0004】全自動コーヒーメーカには、5杯入れ用、
10杯入れ用等のものがあり、例えば、10杯入れ用の
全自動コーヒーメーカにおいては、10杯分の水を蓄え
ることができる水タンクを有している。そして、10杯
分に相当する生豆を本全自動コーヒーメーカが一体に備
える焙煎器に投入して焙煎し、焙煎後の豆を豆受けに一
時的に蓄える。次いで、豆受けに蓄えられた焙煎後の豆
は、本全自動コーヒーメーカが備えるミルにより粉砕さ
れ、粉砕された豆は、紙フィルタを配した抽出容器(ド
リッパとも呼ばれる)に蓄えられ、給湯器の一部を構成
する上記水タンクから送出及び加熱された水により10
杯分のコーヒー抽出液がコーヒーサーバ(デカンタとも
呼ばれる)に抽出される。
【0005】この全自動コーヒーメーカにあっては、ミ
ルは、豆受けに蓄えられた豆が無くなるまで作動し、そ
の全てを粉砕する一方、給湯器は、水タンク内の水が無
くなるまで給湯し続けるようになっているため、少ない
杯数のコーヒー抽出液を自由に得ることが困難である。
また、前述した如く、焙煎後の豆でも約2週間は豆の品
質が低下しないので、より多くの量の豆を一度に焙煎し
て豆受けに蓄えておく一方、水タンクにもより多くの量
の水を蓄えておきたいという要望がある。
【0006】このような観点から、特開平2000-51101号
公報においては、粉砕器で粉砕される豆の量を該粉砕器
の作動時間で定め、該作動時間を操作者が杯数指定する
ことにより設定することができるように構成された全自
動コーヒーメーカが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2000-51101
号公報に開示された全自動コーヒーメーカにあっては、
豆受けに蓄えられた豆の量に拘わらず、粉砕する豆の量
を指定することができるという利点があるが、給湯され
る水の量を調節することはできないので、粉砕された豆
の量に対応する水は、操作者が水タンクに予め計量して
蓄えておく必要があり、上記のような要望の全てに応え
得ることはできないものであった。
【0008】本願発明は、上記状況に鑑みて行なわれた
ものであり、その目的は、蓄えられた焙煎後の豆及び水
から、指定された杯数に応じた量のコーヒー液を抽出す
ることができるコーヒーメーカを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
以下のような構成からなるコーヒーメーカによって解決
することができる。
【0010】本願発明に係るコーヒーメーカは、焙煎後
のコーヒー豆を蓄える豆受けと、該豆受けに蓄えられた
豆を粉砕する粉砕器と、粉砕後の豆からコーヒー液を抽
出する抽出器と、水を蓄える水タンクと、該水タンクに
蓄えられた水を加熱し、前記抽出器へ加熱水を供給する
給湯器とを一体に備えてなるコーヒーメーカにおいて、
抽出するコーヒー液の杯数の指定を入力する入力手段
と、該入力手段により入力された指定杯数に応じた量の
焙煎後の豆を前記粉砕器に粉砕させる一方、前記指定杯
数に応じた量の加熱水を前記抽出器へ供給させるべく制
御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】上記発明によれば、例えば、焙煎後の豆を
そこに蓄えられるだけ蓄えておく一方、水タンクに水を
蓄えられるだけ蓄えておき、これら焙煎後の豆及び水か
ら、指定した杯数に応じた量のコーヒー抽出液を得るこ
とができる。
【0012】より具体的には、粉砕器の1杯当りの粉砕
時間と、給湯器の1杯当りの給湯時間とを記憶させてお
き、該1杯当りの粉砕時間に指定杯数を乗じた時間だけ
粉砕器に粉砕させる一方、該1杯当りの給湯時間に指定
杯数を乗じた時間だけ給湯器に給湯させることにより、
指定杯数に応じた量のコーヒー抽出液を得ることが可能
である。
【0013】ここで、前記1杯当りの粉砕時間と、前記
1杯当りの給湯時間とは、杯数に応じた粉砕器による粉
砕時間に応じた粉砕が完了した時点で抽出器への給湯が
開始されるような時間に設定しておくことが望ましい。
【0014】また、上記1杯当りの粉砕時間は、粉砕器
が備えるミルを駆動するモータの作動時間に相当し、よ
り具体的には、該モータへの通電時間に相当する。一
方、上記1杯当りの給湯時間は、給湯器が備える電熱ヒ
ータの加熱時間に相当し、より具体的には、該ヒータへ
の通電時間に相当する。
【0015】また、上記入力手段に、異なる杯数を指定
する複数のスイッチを備えさせる一方、該複数のスイッ
チの操作の組み合わせ、又は該複数のスイッチの何れか
の一回若しくは複数回の操作に応じた杯数を、指定杯数
として上記制御手段に認識させるように構成することも
可能である。このように構成することにより、操作者
は、予め用意されている杯数指定のためのスイッチを選
択的に操作することで容易に杯数指定をすることが可能
となるばかりでなく、同一又は異なるスイッチを連続的
に操作することによって、スイッチに割り当てられた杯
数の合計を指定杯数として指定することが可能である。
【0016】このように指定される杯数は、適宜の表示
手段により表示するように構成することも可能である。
【0017】なお、本願発明においては、従来の技術で
説明した如き全自動コーヒーメーカだけでなく、焙煎器
を一体に備えない種類のコーヒーメーカにも適用可能で
あることは言うまでもない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に係るコーヒーメ
ーカについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、本実施の形態においては、本願発明に係るコーヒ
ーメーカが、焙煎器を一体に備えてなる全自動コーヒー
メーカである例として説明する。
【0019】図1は、本実施の形態に係る全自動コーヒ
ーメーカの全体構成を示す右上方からの斜視図、図2
は、正面からの断面図である。図1,図2において、本
願発明に係る全自動コーヒーメーカ1は、全体を金属製
からなる箱形の外装ケースCにより覆われ、その上部か
ら、焙煎釜20等を有する焙煎器2と、冷却ファン30等を
有する冷却器3と、臼式ミル40等を有する粉砕器4と、抽
出容器50等を有する抽出器5と、水タンク60等を有する
給湯器6とを備えている。
【0020】焙煎器2は、金属製からなる容器状の焙煎
釜20を備え、該焙煎釜20の内側の上部位置には、U字状
のヒータ21が設けられ、焙煎釜20の内底面には、攪拌羽
根22が該内底面に沿って回転自在に設けられている。焙
煎釜20の上端は、釜蓋23により覆われ、該釜蓋23は、開
閉自在とされた生豆投入キャップ24を備えている。
【0021】このキャップ24は、上方へ持ち上げて取り
外され、この部分の釜蓋23の開口からコーヒー生豆が焙
煎釜20内へ投入される。投入された生豆は、モータ25に
より低速駆動される攪拌波根22の回転に応じて、ヒータ
21により加熱されつつ焙煎釜20内で攪拌され、焙煎され
る。
【0022】焙煎釜20の側壁の一箇所及びこの箇所に対
応する底面の一部には、開口26が形成され、該開口26
は、剥離板27により閉止されている。該剥離板27は、複
数の縦長のスリット(図示せず)を有し、該スリット
は、その縁部に鋭利なエッジを形成されている。
【0023】従って、焙煎釜20内の豆は、攪拌動作に伴
って剥離板27に適当に押圧され、豆の薄皮(シルバース
キン,チャフとも呼ばれる)が上記エッジにより剥離さ
れる。剥離された薄皮は、スリットを通して落下し、シ
ュート71を介して、生豆の計量カップを兼ねた薄皮受け
70に蓄積される。
【0024】焙煎が完了し、所定の操作がなされると、
焙煎釜20の底部に設けられた排出扉28がソレノイド29に
より開放され、焙煎釜20内の豆がこの排出扉28を介して
落下する。
【0025】落下した焙煎後の豆は、豆受け41に蓄積さ
れつつ、軸流ファンからなる冷却ファン30により常温ま
で冷却される。該冷却ファン30は、送風通路31を介して
豆受け41に接続されており、送風通路31と豆受け41との
間には、金属製の仕切り網32が設けられている。この仕
切り網32により、豆受け41に蓄積された豆は、送風通路
31側へ漏れ出すことなく、冷却ファン30からの送風によ
り冷却される。
【0026】豆受け41の下方には、図示しないモータに
より駆動される臼式ミル40が設けられ、上記豆受け41に
蓄積された豆を順次粉砕する。粉砕された豆は、更に下
方に設けられた抽出容器(ドリッパとも呼ばれる)50に
蓄積される。なお、本願発明においては、粉砕器4のミ
ルを臼式ミル40に限定するものではなく、例えば、粉砕
刃を利用したミルであってもよい。
【0027】抽出容器50には、豆の粉砕に先立ち、その
内面形状に沿って図示しない紙フィルタが配置されてお
り、その上方からの給湯により、コーヒー液が抽出さ
れ、下方の耐熱ガラス製からなるコーヒーサーバ(デカ
ンタとも呼ばれる)51に溜まるようになっている。
【0028】給湯は、コーヒーサーバ51の側方に配され
た給湯器6により行われる。該給湯器6は、前述した水タ
ンク60と、水タンク60の底部から取り出される水を抽出
容器50の上方位置まで導く給湯配管61とを備えている。
該給湯配管61の中途部は、コーヒーサーバ51の直下位置
に配された熱交換コイル62に臨んで配され、該熱交換コ
イル62への通電により給湯配管61内の水が熱せられるよ
うになっている。
【0029】予め水タンク60に溜められた水は、熱交換
コイル62に通電されていない状態では、給湯配管61を通
じて熱交換コイル62の近傍まで流れるが、それ以降は、
水タンク60の水面よりも高くは流れていくことはない。
従って、これよりも高い位置に配された給湯容器50への
給湯口63から水が流れ出ることはない。そして、熱交換
コイル62に通電され、給湯配管61内の水が熱せられる
と、サイフォンの原理により、上記給湯口63側へ給湯配
管61内の水が導引され、給湯がなされる。
【0030】なお、上記熱交換コイル62は、コーヒーサ
ーバ51内に溜まったコーヒー液を保温する保温ヒータと
しても利用される。
【0031】図1に示す如く、本実施の形態に係る全自
動コーヒーメーカ1の正面側の外装ケースC上には、抽出
すべきコーヒー液の杯数を指定,表示等するための操作
パネルPが設けられている。
【0032】図3にその要部の詳細を拡大して示す如
く、操作パネルPは、焙煎,粉砕,給湯等を開始するた
めのスタートボタン11と、「1杯」,「3杯」,及び
「5杯」の杯数をそれぞれ指定するための杯数指定ボタ
ン12,13,14と、指定された杯数を表示する表示部15と
を備えており、後で詳述する如く、操作者が、まず、杯
数指定ボタン12,13,14により杯数を指定し、次いでス
タートボタン11を押すことによって指定した杯数のコー
ヒー液が自動的に抽出されるようになっている。
【0033】次に、このような杯数指定を実現するため
の具体的な構成について説明する。
【0034】図4は、本実施の形態に係る全自動コーヒ
ーメーカの制御系の構成を示すブロック図である。本実
施の形態に係る全自動コーヒーメーカ1は、マイクロコ
ンピュータ等からなる制御部10によりその各部を制御さ
れ、該制御部10は、メモリMを内蔵している一方、豆温
度センサ81,ミルモータ電流センサ82,及び配管温度セ
ンサ83等の各センサと、スタートボタン11,1杯指定ボ
タン12,3杯指定ボタン13,及び5杯指定ボタン14等の
各杯数指定ボタンと、焙煎器2のヒータ21,モータ25,
及びソレノイド29と、冷却器3の冷却ファン30と、粉砕
器4のミル40(厳密には、そのモータ)と、給湯器6の熱
交換コイル62と、表示部15と、冷却タイマ10a,粉砕タ
イマ10b,及び給湯タイマ10c等の各タイマとに接続され
ている。
【0035】豆温度センサ81は、例えば、熱電対から構
成され、焙煎釜20内の豆の温度を検出すべく焙煎器2に
付設される。ミルモータ電流センサ82は、ミル40を駆動
するモータ(図示せず)に通流される電流値を検出す
る。また、配管温度センサ83は、熱交換コイル62近傍の
給湯配管61に付設され、該給湯配管61の温度を検出す
る。これらのセンサによる検知結果は、制御部10へ与え
られる。
【0036】スタートボタン11、並びに1杯指定ボタン
12,3杯指定ボタン13,及び5杯指定ボタン14の各操作
ボタンは、例えば、押しボタン式のスイッチから構成さ
れ、前述した如く操作パネルPに設けられている。各々
の操作ボタンは、操作に応じてその旨を示す信号を制御
部10へ与える。また、表示部15は、例えば、7セグメン
トLED,液晶表示装置等から構成され、制御部10からの
指示に応じて指定杯数を表示する。
【0037】冷却タイマ10a,粉砕タイマ10b,及び給湯
タイマ10cは、制御部10からの指示に応じた時間を設定
されて計時する。詳しくは、それぞれ、冷却器3の冷却
時間,粉砕器4の粉砕時間,及び給湯器6の給湯時間が設
定され、より詳しくは、冷却ファン30への通電時間,ミ
ル40のモータ(図示せず)への通電時間,及び熱交換コ
イル62への通電時間が設定される。
【0038】本実施の形態に係る全自動コーヒーメーカ
1は以上の如きハードウェア構成を有し、以下に説明す
る如くに指定杯数のコーヒー液の抽出を実現する。ま
ず、図5を参照して、各タイマへの時間設定処理を説明
する。
【0039】杯数の指定は、図3に示した操作パネルP
上の杯数指定ボタン12,13,14の操作によって行われ
る。この杯数指定ボタン12,13,14の操作方法として
は、概ね次の3通りとしてある。
【0040】(1)何れかの杯数指定ボタン12,13,14
を1回操作する。例えば、1杯指定ボタン12が押される
と「1杯」が指定杯数となる。同様に、3杯指定ボタン
13が押されると「3杯」が指定杯数となり、5杯指定ボ
タン14が押されると「5杯」が指定杯数となる。
【0041】(2)何れかの杯数指定ボタン12,13,14
を複数回操作する。例えば、1杯指定ボタン12が2回押
されると「2杯」が指定杯数となり、3回押されると
「3杯」が指定杯数となる。同様に、3杯指定ボタン13
が2回押されると「6杯」が指定杯数となり、3回押さ
れると「9杯」が指定杯数となり、5杯指定ボタン14が
2回押されると「10杯」が指定杯数となり、3回押さ
れると「15杯」が指定杯数となる。
【0042】(3)複数の杯数指定ボタン12,13,14を
組み合わせて操作する。例えば、1杯指定ボタン12が1
回押され、3杯指定ボタン13が1回押されると合計「4
杯」が指定杯数となる。
【0043】以上のように、杯数指定ボタン12,13,14
の操作に応じて、これらからその杯数に応じた信号が制
御部10へ与えられ、該制御部10は、これを受け付けて
(ステップS1)、当該信号に応じた指定杯数nをメモリM
に記憶し、以後の杯数指定ボタン12,13,14の操作に伴
ってこれに対応する指定杯数を上記指定杯数nに積算す
る。
【0044】図6に示す如く、制御部10のメモリMに
は、上記指定杯数nのほかに、1杯当りの粉砕に必要な
時間(例えば、1分)と、1杯当りの給湯に必要な時間
(例えば、10分)とが予め記憶されている。
【0045】制御部10は、指定杯数の粉砕に必要な時間
(第1所定時間)と、指定杯数の給湯に必要な時間(第
2所定時間)とを、メモリMに記憶されている1杯当り
の粉砕に必要な時間と、1杯当りの給湯に必要な時間と
にそれぞれ指定杯数nを乗算することによって演算し
(ステップS2)、演算した第1及び第2所定時間をそれ
ぞれ粉砕タイマ10b及び給湯タイマ10cにセットする(ス
テップS3)。
【0046】なお、本願発明の趣旨とは直接関連がない
ため説明を省略するが、冷却タイマ10aにセットされる
時間(所定時間)も同様にしてメモリMに記憶しておく
ことが可能である。
【0047】以上の如くに指定杯数nが設定され、該指
定杯数nに十分な量の生豆が焙煎釜20に投入され、一
方、該指定杯数nに十分な量の水が水タンク60に注入さ
れ、スタートボタン11が操作されると、焙煎器2及び冷
却器3、粉砕器4、並びに給湯器5が以下に図7を参照し
ながら詳細に説明するように概ね同時に作動を開始す
る。
【0048】まず、焙煎器2及び冷却器3による焙煎・冷
却処理ついて詳述する。スタートボタン11の操作を検出
すると、制御部10は、まず、焙煎器2を作動させる(ス
テップS11)。具体的には、制御部10は、ヒータ21へ通
電して焙煎釜20内の豆を加熱すると共に、モータ25へ通
電し、焙煎釜20内の豆を攪拌する。
【0049】次いで、制御部10は、豆温度センサ81が検
出する豆の温度が、例えばメモリMに予め記憶された所
定温度以上となったか否かを判定する(ステップS1
2)。豆温度が所定温度以上となっていない場合(ステ
ップS12で“NO”)には、制御部10は、焙煎が完了して
いないと判断してステップS12を繰り返し、豆温度が所
定温度以上となった場合(ステップS12で“YES”)に
は、焙煎が完了したと判断してヒータ21及びモータ25へ
の通電を停止し、焙煎器2を停止する(ステップS13)。
【0050】続いて、制御部10は、ソレノイド29に通電
して排出扉28を開放し(ステップS14)、焙煎釜20内の
豆を豆受け41へ落下させる。そして、制御部10は、冷却
ファン30へ通電して冷却器3を作動し(ステップS15)、
豆受け41に蓄積された豆を冷却する。
【0051】制御部10は、冷却器3の作動に伴って、冷
却タイマ10aにセットした上記所定時間の計時を開始さ
せる一方、該冷却タイマ10aが計時する時間が所定時間
を経過したか否かを判定する(ステップS16)。所定時
間を経過していない場合(ステップS16で“NO”)に
は、制御部10は、冷却が完了していないと判断してステ
ップS16を繰り返し、所定時間を経過した場合(ステッ
プS16で“YES”)には、冷却が完了したと判断して冷却
ファン30への通電を停止し、冷却器3を停止する(ステ
ップS17)。
【0052】なお、次に詳述する粉砕処理と焙煎・冷却
処理とは、並行して処理することができないので、焙煎
処理は、粉砕処理に先立って予め行われ、前回焙煎した
豆を、今回の焙煎処理に並行して粉砕するようになして
ある。
【0053】次に、粉砕器4による粉砕処理ついて詳述
する。スタートボタン11の操作を検出すると、制御部10
は、まず、粉砕器4を作動させる(ステップS21)。具体
的には、制御部10は、ミル40のモータ(図示せず)へ通
電し、ミル40内へ落下してくる焙煎後の豆を順次粉砕す
る。
【0054】そして、制御部10は、粉砕器4の作動に伴
って、粉砕タイマ10bにセットした上記第1所定時間の
計時を開始させる一方、該粉砕タイマ10bが計時する時
間が第1所定時間を経過したか否かを判定する(ステッ
プS22)。第1所定時間を経過していない場合(ステッ
プS22で“NO”)には、制御部10は、指定杯数nに応じた
量の豆の粉砕が完了していないと判断し、続いて、ミル
モータ電流センサ82が検出するモータの電流値が、例え
ばメモリMに予め記憶された所定値以下となったか否か
を判定する(ステップS23)。モータ電流値が所定値以
下となっていない場合(ステップS23で“NO”)には、
制御部10は、ミル40内に豆が残っていると判断してステ
ップS22の処理へ戻る。
【0055】一方、モータ電流値が所定値以下となった
場合(ステップS23で“YES”)には、制御部10は、ミル
40内に豆が残っていないと判断し、ミル40のモータへの
通電を停止し、粉砕器4を停止する(ステップS24)。ま
た、制御部10は、粉砕タイマ10bが計時する時間が第1
所定時間を経過した場合(ステップS22で“YES”)に
も、指定杯数nに応じた量の豆を粉砕したと判断し、上
記と同様にステップS24を実行する。
【0056】なお、上記モータ電流値の低下による粉砕
器4の停止は、豆受け41内に指定杯数nに十分な量の豆が
蓄積されていない場合の安全機構である。
【0057】次に、給湯器6による給湯処理ついて詳述
する。スタートボタン11の操作を検出すると、制御部10
は、まず、給湯器6を作動させる(ステップS31)。具体
的には、制御部10は、熱交換コイル62へ通電し、給湯配
管61内に通流する水を加熱する。
【0058】加熱が始まってから暫くすると、給湯口63
から加熱水が吹き出し始める(給湯開始)。本願発明に
おいては、この給湯開始が前述したステップS24での粉
砕器停止後になるように、熱交換コイル62への通電量等
を調整してある。
【0059】制御部10は、給湯器6の作動に伴って、給
湯タイマ10cにセットした上記第2所定時間の計時を開
始させる一方、該給湯タイマ10cが計時する時間が第2
所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS3
2)。第2所定時間を経過していない場合(ステップS32
で“NO”)には、制御部10は、指定杯数nに応じた量の
給湯が完了していないと判断し、続いて、配管温度セン
サ83が検出する給湯配管61の温度が、例えばメモリMに
予め記憶された所定温度以上となったか否かを判定する
(ステップS33)。配管温度が所定温度以上となってい
ない場合(ステップS33で“NO”)には、制御部10は、
給湯配管61内に水が残っていると判断してステップS32
の処理へ戻る。
【0060】一方、配管温度が所定温度以上となった場
合(ステップS33で“YES”)には、制御部10は、給湯配
管61内に水が残っていない(即ち、水タンク60内にも水
が残っていない)と判断し、熱交換コイル62への通電を
停止し、給湯器6を停止する(ステップS34)。また、制
御部10は、給湯タイマ10cが計時する時間が第2所定時
間を経過した場合(ステップS32で“YES”)にも、指定
杯数nに応じた量の給湯を完了したと判断し、熱交換コ
イル62への通電を停止し、給湯器6を停止する(ステッ
プS34)。
【0061】なお、上記配管温度の増加による給湯器6
の停止は、水タンク60内に指定杯数nに十分な量の水が
注入されていない場合の安全機構である。
【0062】
【発明の効果】本願発明に係る全自動コーヒーメーカに
よれば、蓄えられた焙煎後の豆及び水から、指定された
杯数に応じた量のコーヒー液を自動的に抽出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明に係る全自動コーヒーメーカの全体
構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した全自動コーヒーメーカの正面か
らの断面図である。
【図3】 図1に示した全自動コーヒーメーカの操作パ
ネルの要部の構成を示す図である。
【図4】 図1に示した全自動コーヒーメーカの制御系
の構成を示すブロック図である。
【図5】 各タイマへの時間設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】 メモリに記憶された指定杯数、並びに1杯当
りの粉砕及び給湯に必要な時間の一例を示す図である。
【図7】 焙煎器及び冷却器、粉砕器、並びに給湯器の
作動手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 全自動コーヒーメーカ 2 焙煎器 3 冷却器 4 粉砕器 5 抽出器 6 給湯器 10 制御部 10b 粉砕タイマ 10c 給湯タイマ 11 スタートボタン 12,13,14 杯数指定ボタン 15 表示部 41 豆受け 60 水タンク M メモリ P 操作パネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焙煎後のコーヒー豆を蓄える豆受けと、
    該豆受けに蓄えられた豆を粉砕する粉砕器と、粉砕後の
    豆からコーヒー液を抽出する抽出器と、水を蓄える水タ
    ンクと、該水タンクに蓄えられた水を加熱し、前記抽出
    器へ加熱水を供給する給湯器とを一体に備えてなるコー
    ヒーメーカにおいて、 抽出するコーヒー液の杯数の指定を入力する入力手段
    と、 該入力手段により入力された指定杯数に応じた量の焙煎
    後の豆を前記粉砕器に粉砕させる一方、前記指定杯数に
    応じた量の加熱水を前記抽出器へ供給させるべく制御す
    る制御手段とを備えることを特徴とするコーヒーメー
    カ。
  2. 【請求項2】 前記粉砕器の1杯当りの粉砕時間を記憶
    する粉砕時間記憶手段と、前記給湯器の1杯当りの給湯
    時間を記憶する給湯時間記憶手段とを更に備え、前記制
    御手段は、前記粉砕時間記憶手段に記憶された前記1杯
    当りの粉砕時間に前記指定杯数を乗じた時間、前記粉砕
    器に粉砕させる一方、前記給湯時間記憶手段に記憶され
    た前記1杯当りの給湯時間に前記指定杯数を乗じた時
    間、前記給湯器に給湯させるべくなしてあることを特徴
    とする請求項1記載のコーヒーメーカ。
  3. 【請求項3】 前記1杯当りの粉砕時間と、前記1杯当
    りの給湯時間とは、杯数に応じた前記粉砕器による粉砕
    時間の粉砕が完了した時点で前記抽出器への給湯が開始
    されるような時間に設定されていることを特徴とする請
    求項2記載のコーヒーメーカ。
  4. 【請求項4】 前記1杯当りの給湯時間は、前記給湯器
    の加熱時間に相当することを特徴とする請求項2又は3
    記載のコーヒーメーカ。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、異なる杯数を指定する
    複数のスイッチを備え、前記制御手段は、該複数のスイ
    ッチの操作の組み合わせ、又は該複数のスイッチの何れ
    かの一回若しくは複数回の操作に応じた杯数を、前記指
    定杯数として認識すべくなしてあることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れかに記載のコーヒーメーカ。
  6. 【請求項6】 前記入力手段により入力された指定杯数
    を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1乃至5の何れかに記載のコーヒーメーカ。
  7. 【請求項7】 コーヒー生豆を焙煎し、焙煎後の豆を蓄
    えるべく前記豆受けに与える焙煎器を更に一体に備えて
    なることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の
    コーヒーメーカ。
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