JP2003110565A - 通信システム、送信装置、通信方法、通信プログラム、および通信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

通信システム、送信装置、通信方法、通信プログラム、および通信プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2003110565A
JP2003110565A JP2001304997A JP2001304997A JP2003110565A JP 2003110565 A JP2003110565 A JP 2003110565A JP 2001304997 A JP2001304997 A JP 2001304997A JP 2001304997 A JP2001304997 A JP 2001304997A JP 2003110565 A JP2003110565 A JP 2003110565A
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receiving
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JP2001304997A
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Yukihisa Miki
幸寿 三木
Mikio Masui
幹雄 升井
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送効率を下げることなく、バッファメモリ
の容量を増やさずに、通信エラーに対処できる通信シス
テムを提供することを目的とする。 【解決手段】 (n−1)番目のサイクルにおいて、プ
リンタコントローラからアイソクロナス転送モードによ
り送信された画像データに受信エラーが発生している場
合、受信結果として、通信エラーが発生している旨のデ
ータがn番目のサイクルでプリンタからアシンクロナス
転送モードにより送信される。プリンタコントローラ
は、上記受信結果を受けて、(n+1)番目のサイクル
において、送信エラーの発生した画像データをプリンタ
に再送する。すなわち、次のサイクルにおけるプリンタ
からの画像データの受信結果に基づいて、次にプリンタ
へ送信されるべき画像データが決定されるため、プリン
タコントローラでは、プリンタを停止することなく、画
像データを送信し続けることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システム、送信
装置、通信方法、通信プログラム、および通信プログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関し、
特に、印刷処理効率を向上することのできる通信システ
ム、送信装置、通信方法、通信プログラム、および通信
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ホストコンピュータ等の外部
機器から受信した印刷データを、例えばビットマップ形
式の画像データに生成するプリンタコントローラ部と、
生成された画像データに基づき用紙上に画像形成を行な
うプリンタ部とから構成されるプリントシステムが存在
する。これらプリンタコントローラ部とプリンタ部との
画像データの送受信を行なうためのインタフェースとし
てIEEE1394シリアルバス(High Performance S
erial Bus 以下「1394シリアルバス」と言う)を
用いるプリントシステムが提案されている。このような
プリントシステムにおいて、アイソクロナス(同期)転
送モードを用いてプリンタコントローラ部とプリンタ部
間の画像データの転送を行なう場合、プリンタコントロ
ーラ部からプリンタ部へ125μ秒ごとに画像データが
転送されることが保証される。しかし、転送された画像
データがプリンタ部ですべて受信されるかという点は保
証されておらず、通信ノイズ等の影響により、データ受
信時にデータ欠損が生じるおそれがある。
【0003】このようなデータ欠損を回避するための技
術が特開平10−111773号公報において開示され
ている。特開平10−111773号公報には、プリン
タコントローラとプリンタとの送受信に、IEEE13
94シリアルバスのアイソクロナス転送モードを用いる
技術が開示されている。さらに、アイソクロナス転送モ
ードのアイソクロナス転送サイクルのうち3サイクルに
1回をプリンタからプリンタコントローラへのデータ転
送に割当て、割当てられたアイソクロナス転送サイクル
において、プリンタからプリンタコントローラに対し通
信エラー時の送信中止やデータの再送を要求する技術が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平10−111773号公報において開示されてい
る技術では、アイソクロナス転送サイクルのうち3サイ
クルに1回がプリンタからプリンタコントローラへのデ
ータ転送を行なうためのサイクルであるため、通信エラ
ー発生時には、プリンタコントローラからプリンタへの
データを2サイクル分再送信する必要がある。すなわ
ち、エラーが発生した場合には2サイクルの遅延が発生
することになる。したがって、一定のプロセス速度でプ
リント出力を行なうプリンタに対しては、エラーによっ
て生じる遅延分(2サイクル×エラー回数)を考慮した
バッファメモリを設ける必要がある。また、3サイクル
に1回、プリンタからプリンタコントローラへのデータ
転送を行なうので、プリンタへのデータ転送効率が3分
の2に下がるという問題もある。
【0005】本発明は上記課題を鑑みてなされたもので
あり、IEEE1394の転送効率を下げることなく、
バッファメモリの容量を増やすことなく、通信エラーに
対処することができる通信システム、送信装置、通信方
法、通信プログラム、および通信プログラムを記録した
コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のある局面に従うと、送信置から受信装置
へ、連続したパケットデータを所定順序かつ所定サイク
ルにてアイソクロナス転送する通信システムにおいて、
受信装置は、所定サイクル内に受信すべきパケットデー
タを受信したか否かを判断する判断手段と、判断を行な
ったサイクルの次のサイクルにて、判断結果を送信装置
へアシンクロナス転送で通知する通知手段とを備え、送
信装置は、アシンクロナス転送にて判断結果を受信する
受信手段と、判断結果に応じて、判断結果を受信した次
のサイクルにて、受信装置が所定サイクル内にパケット
データを受信している場合には所定順序通りのパケット
データを送信し、受信装置が所定サイクル内に前記パケ
ットデータを受信していない場合には受信すべきであっ
たパケットデータを送信する送信手段とを備える。
【0007】このため、1394シリアルバスのアイソ
クロナス転送モードを利用したデータ転送中に通信エラ
ーによるデータ欠損が発生した場合であっても、全体の
処理効率の低下を最小限に抑えることができる通信シス
テムを提供することが可能となる。
【0008】また受信装置はレーザプリンタであり、送
信装置は画像データをアイソクロナス転送によりレーザ
プリンタに送信し、レーザプリンタは受信したパケット
データに基づいて画像形成を行なうことを特徴とするこ
とが望ましい。
【0009】本発明の別の局面に従うと、送信装置は、
送信装置から受信装置へ、連続したパケットデータを所
定順序かつ所定サイクルにてアイソクロナス転送するた
めの送信装置において、アシンクロナス転送にて受信装
置から所定サイクル内に受信すべきパケットデータを受
信したか否かを判断した判断結果を受信する受信手段
と、判断結果に応じて、判断結果を受信した次のサイク
ルにて、受信装置が前記所定サイクル内にパケットデー
タを受信している場合には所定順序通りのパケットデー
タを送信し、受信装置が所定サイクル内にパケットデー
タを受信していない場合には受信すべきであったパケッ
トデータを送信する送信手段とを備える。
【0010】このため、1394シリアルバスのアイソ
クロナス転送モードを利用したデータ転送中に通信エラ
ーによるデータ欠損が発生した場合であっても、全体の
処理効率の低下を最小限に抑えることができる送信装置
を提供することが可能となる。
【0011】本発明のさらに別の局面に従うと、通信方
法は、送信装置から受信装置へ、連続したパケットデー
タを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロナス転送
する通信方法において、受信装置が、所定サイクル内に
受信すべきパケットデータを受信したか否かを判断する
判断ステップと、判断を行なったサイクルの次のサイク
ルにて、判断結果を送信装置へアシンクロナス転送で通
知する通知ステップとを備え、送信装置が、シンクロナ
ス転送にて判断結果を受信する受信ステップと、判断結
果に応じて、判断結果を受信した次のサイクルにて、受
信装置が前記所定サイクル内にパケットデータを受信し
ている場合には所定順序通りのパケットデータを送信
し、受信装置が前記所定サイクル内に前記パケットデー
タを受信していない場合には受信すべきであったパケッ
トデータを送信する送信ステップとを備える。
【0012】本発明のさらに別の局面に従うと、通信プ
ログラムは、送信装置から受信装置へ、連続したパケッ
トデータを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロナ
ス転送するための送信装置の通信プログラムにおいて、
アシンクロナス転送にて受信装置から所定サイクル内に
受信すべきパケットデータを受信したか否かを判断した
判断結果を受信する受信ステップと、判断結果に応じ
て、判断結果を受信した次のサイクルにて、受信装置が
所定サイクル内にパケットデータを受信している場合に
は所定順序通りのパケットデータを送信し、受信装置が
所定サイクル内にパケットデータを受信していない場合
には受信すべきであったパケットデータを送信する送信
ステップとをコンピュータに実現させる。
【0013】本発明のさらに別の局面に従うと、コンピ
ュータ読取可能な記録媒体は、上記通信プログラムを記
録する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同
一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。
したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0015】図1は、本発明の実施の形態におけるプリ
ントシステム10の全体構成を示したブロック図であ
る。プリントシステム10は、プリンタコントローラ1
00と、ページ単位で印刷を行なうレーザビームプリン
タであるプリンタ200とからなる。プリンタコントロ
ーラ100とプリンタ200とは、それぞれIEEE1
394シリアルバスインタフェース(以下「1394I
/F」と略す)を介してIEEE1394シリアルバス
50により接続されている。
【0016】プリンタコントローラ100は、プリンタ
コントローラ100の全体制御を行なうCPU(Centra
l Processing Unit)101と、CPU101が処理を
実行するために必要なワーク領域等に使用される内蔵シ
ステムRAM(Random Access Memory)102aと、印
刷データに基づいて形成された画像を印刷出力するため
にプリンタ200に送る画像データ(ビットマップデー
タ)の展開領域として使用される内蔵VRAM(Video
RAM)102bと、CPU101の実行するコントロー
ラの制御プログラムやプリンタ制御言語(PDL等)を
解釈するプログラムを格納するプログラムROM(Read
Only Memory)103aと、印刷処理に必要なビットマ
ップデータを生成するために使用するフォント情報とフ
ォントデータとが格納されているフォントROM103
bと、外部との通信を行なうインタフェースであり、ホ
ストコンピュータからのプリントジョブデータの受信等
を行なう通信入出力インタフェース107と、操作パネ
ル108と、1394I/F109と、不揮発性RAM
110とを有する。
【0017】また、必要に応じて、メモリ領域を拡張す
るための増設RAM104と、他のプリンタ制御言語プ
ログラムが格納されている拡張プログラムROM105
aと、他のフォントセットのフォント情報とフォントデ
ータとが格納されている拡張フォントROM105b
と、フラッシュROM106と、大容量補助記憶装置
(ハードディスク)111とが装着される。そして、こ
れらすべてはコントローラ内部のシステムバス112に
接続されている。
【0018】プリンタ200は、プリンタ200全体の
制御を行なうCPU201と、CPU201の作業領域
でもあり、CPU201で使用されるデータやプリンタ
コントローラ100から送信される画像データ等を格納
するRAM202と、CPU201で実行されるプログ
ラムを格納しているROM203と、1394I/F2
09とを有する。
【0019】次に、プリントシステム10において印刷
処理が行なわれる際の動作について説明する。図2は、
プリンタコントローラ100における印刷処理の流れを
示したフローチャートである。図2のフローチャートに
示される処理は、プログラムROM103aに格納され
ているプログラムを内蔵システムRAM102aに読出
し、CPU101で実行されるものである。
【0020】まず、図示しない外部のホストコンピュー
タ等から送信される印刷ジョブを受信し(S101)、
当該印刷ジョブから印刷ジョブ制御情報の取得を行な
う。具体的には、プリンタコントローラ100で解釈可
能なプリンタ言語(PDL等)で記述された印刷データ
を取得する(S102)。次にインタプリタプログラム
を使用して印刷データのプリンタ言語を解釈し(S10
3)、中間レコードを作成する(S104)。そして、
1ページ分の中間レコードの生成が終了したか否かを判
断する(S105)。1ページ分の中間レコードの生成
が終了すると(S105で“YES”)、その生成され
た中間レコードをページキューとして登録する(S10
6)。次に、ページキューから1ページ分の中間レコー
ドを取出し(S107)、取出された中間レコードをプ
リンタ200に出力可能な画像データ(ビットマップデ
ータ)へと変換する(S108)。これら一連の処理
(S103からS108)が、印刷ジョブが終了するま
で(S109で“YES”)繰返される。なお、ページ
単位に作成された画像データは、後述するアイソクロナ
ス転送サイクルに同期した割込み処理により、プリンタ
200へ送信される。詳細については後に説明を行な
う。以上が、プリントシステム10により印刷が行なわ
れる際のプリンタコントローラ100における大まかな
処理の流れである。
【0021】次に、プリントシステム10により印刷が
行なわれる際の各種信号のタイミングについて説明す
る。図3は、1ページ分の印刷が行なわれる場合のプリ
ンタ200の動作を説明するための各種信号のタイミン
グを示した図である。L6およびL7は1ページ分の縦横の
用紙幅を示しており、これらの用紙幅からL3、L4、およ
びL1、L2を除いた領域が印字可能領域となっている。/V
SYNC信号(垂直同期信号)は1ページ分のプリントを開
始するための副走査方向の同期信号であり、/VSREQ信号
は、/VSYNC信号を要求する信号である。また、/HSYNC信
号(水平同期信号)は、1ライン毎の印刷を開始するた
めの主走査方向の同期信号であり、/VIDEO信号は、実際
にプリンタ200が印字を行なうか否かを示す画像信号
である。/HSYNC信号のサイクル(t10)はプリンタ20
0のプロセス速度に対応している。画像データは、/HSY
NC信号に応じて、すなわちプリンタ200のプロセス速
度に応じて、一定速度でプリンタ200に供給される。
なお、/HSYNC信号は、個々のプリンタの性能により規定
されるが、出力速度が高く、画像記録密度が高いほど、
/HSYNC信号のサイクル(t10)は短くなる。
【0022】通常、/HSYNC信号のサイクル(t10)とI
EEE1394のアイソクロナス転送サイクル(125
μ秒)とは一致しないが、プリンタ200のRAM20
2内に画像データのバッファ領域を持たせることにより
このサイクルの違いを吸収している。例えば、アイソク
ロナス転送モードによるサイクル(125μ秒)が、プ
リンタ200への出力サイクル(t10)よりも遅い場合
には、バッファ領域への書込みがバッファ領域からの読
出しに遅れないようにバッファ領域のサイズが設定され
る。また、逆の場合は、バッファ領域への書込みがバッ
ファ領域の読出しを超えないようにバッファ領域のサイ
ズが設定される。
【0023】図4は、プリンタ200への画像データ送
信処理の詳細を示したフローチャートである。図4のフ
ローチャートに示される処理は、プログラムROM10
3aに格納されているプログラムを内蔵システムRAM
102aに読出しCPU101で実行されるものであ
る。送信処理が開始される時点では、前述したようにプ
リンタ言語が解釈され、プリンタ200に出力する画像
データは既に生成されている。この送信処理はアイソク
ロナス転送サイクルに同期した割込み処理で行なわれる
もので、1回の送信処理で1サイクルのパケットデータ
(1ラインデータ)の送信が行なわれる。
【0024】まず、プリンタコントローラ100は、送
信するラインデータが画像データ中の何ライン目に相当
するかを送信ラインカウンタから取得する(S20
1)。送信ラインカウンタがゼロの場合、すなわち、現
時点の送信が画像データにおける1ライン目の送信であ
る場合(S202で“YES”)、アイソクロナス転送
モードでパケットデータがプリンタ200に送信される
(S205)。送信ラインカウンタがゼロでない場合、
すなわち、現時点の送信が画像データにおける1ライン
目の送信ではない場合(S202で“NO”)、1つ前
のサイクルで送信したパケットデータの受信結果の確認
が行なわれる(S203)。そして、受信結果の確認に
より、通信エラーが発生していない場合は(S204で
“NO”)、送信予定であったパケットデータが通常通
り送信される(S205)。そして、送信ラインカウン
タが更新され(S206)、送信処理が終了する。一
方、通信エラーが発生している場合は(S204で“Y
ES”)、通信エラーで正確に送信されていない1つ前
のパケットデータが再送信される(S207)。そし
て、送信処理が終了する。
【0025】次に、プリントシステム10のプリンタ2
00におけるデータ受信処理について説明する。プリン
タ200は、プリンタコントローラ100からアイソク
ロナス転送モードで転送されてくる画像データをパケッ
ト単位で受信する。プリンタ200内のRAM202に
は、パケット単位で受信した画像データを格納するため
の格納用のバッファ領域と、実際にプリンタ200に出
力するための出力用のバッファ領域とが確保されてい
る。通信エラーが発生した場合のデータ再送に1アイソ
クロナス転送サイクルが必要であるため、格納用のバッ
ファ領域には、少なくとも2ライン分の容量が必要とな
る。2ライン分以上の容量のバッファ領域を備えること
により、あるパケットデータに通信エラーが生じた場合
でも、そのパケットデータが1サイクル遅れて再送され
るまでに、格納用バッファ領域に格納されている前のサ
イクルのパケットデータを出力用に利用することが可能
となる。
【0026】なお、パケット単位の画像データは、アイ
ソクロナス転送モードにより125μ秒ごとに、プリン
タ200の機械的な動作に遅れることなく受信される。
また、パケットデータの受信結果は1サイクル毎にアシ
ンクロナス転送モードによりプリンタ200からプリン
タコントローラ100へ転送される。
【0027】図5は、プリンタ200側における受信処
理を示したフローチャートである。図5のフローチャー
トに示される処理は、ROM203に格納されているプ
ログラムをRAM202に読出し、CPU201で実行
されるものである。
【0028】まず、アイソクロナス転送モードによるパ
ケットデータの受信を行ない(S301)、送られてき
たパケットデータがプリンタ200において正常に受信
出来たか否かが判断される。すなわち、通信エラーが発
生しているか否かが判断される(S302)。通信エラ
ーが発生していない場合は(S302で“NO”)、ア
シンクロナス転送モードにより受信が成功した旨のデー
タをプリンタコントローラ100へ送信する(S30
3)。そして、受信したパケットデータを格納用のバッ
ファ領域に格納する(S304)。一方、通信エラーが
発生している場合は(S302で“YES”)、アシン
クロナス転送モードにより受信エラーである旨のデータ
をプリンタコントローラ100に送信する(S30
5)。以上の処理によると、プリンタコントローラ10
0から送信された画像データが通信エラーによりプリン
タ200において正常に受信されなかった場合でも、プ
リンタ200の動作を停止させることなく、処理を継続
することができる。
【0029】図6は、画像データ転送の時間的な遷移を
説明するための図である。アイソクロナス転送とアシン
クロナス転送とは、125μ秒の各サイクルの中でサイ
クル開始を示すサイクル開始パケットの転送に続き、サ
イクル内で混在して転送される。ここで、n番目のサイ
クルにおける画像データがアイソクロナス転送モードに
よりプリンタコントローラ100から送信されると、次
の(n+1)番目のサイクルにおいて、その受信結果が
アシンクロナス転送モードによりプリンタ200から返
信される。ここでは、(n−1)番目のサイクルにおい
て送信された画像データに受信エラーが発生していると
する。この場合には、受信結果として、通信エラーが発
生している旨のデータがn番目のサイクルでプリンタ2
00から送信される。プリンタコントローラ100は、
送信エラーである旨の受信結果を受けて、さらに次のサ
イクルである(n+1)番目のサイクルにおいて、送信
エラーの発生した画像データをプリンタ200に再送す
る。(n+1)番目のサイクルにおいて受信した画像デ
ータは、(n+2)番目のサイクルのアシンクロナス転
送モードにおいて、その受信結果が返信される。
【0030】このように、プリンタコントローラ100
から送信されるパケット単位の画像データが正常に送信
されたか否かが次のサイクルにおいてプリンタ200か
ら返信され、その結果に基づいて、次にプリンタ200
へ送信されるべき画像データが決定される。このため、
プリンタ200を停止することなく、画像データを送信
し続けることが可能となる。これにより、通信エラーに
よる画像データの欠損が生じた場合であっても、効率的
なエラー回復を行なうことで、データ遅延が防止され、
印刷処理を中断することなく、一定のプロセス速度で印
刷を行なうことが可能となる。
【0031】なお、図2においては各処理を逐次的に記
述しているが、印刷ジョブデータ受信(S101)、制
御言語解釈(S103)、ビットマップ展開(S10
8)、および、プリント出力等の各処理はそれぞれ別の
タスクとして、並行して実行されてもよい。
【0032】したがって、印刷動作は中断されることな
く、受信用バッファに格納された画像データを順次取り
出して連続的に行なわれる。また、プリンタコントロー
ラ100への通信エラー情報の送信に関しては、アシン
クロナス転送モードが利用されるため、プリンタコント
ローラ100からプリンタ200に対して行なわれてい
るアイソクロナス転送モードによる画像データの転送処
理を遮ることもない。よって、システム全体として、所
望のプリント出力を得るために要する時間が短縮され、
処理効率が向上する。
【0033】なお、本実施の形態ではプリントシステム
10がプリンタコントローラ100とプリンタ200と
で構成された場合を説明した。しかし、このような構成
に限定されるわけではなく、プリンタ内部にプリンタコ
ントローラ100を有し、両者が1394シリアルバス
により接続されるよいう構成をとることもできる。は、
ホストコンピュータ(PC)に含まれ、両者が1394
シリアルバス50により接続されるという構成をとるこ
ともできる。
【0034】なお、本実施の形態においては、1394
シリアルバスを用いたアイソクロナス転送モードにより
画像データが送信される場合について説明を行なった
が、1394シリアルバスに限定されることなく、アイ
ソクロナス転送モードにより画像データの送信を行なう
その他のバスを用いてもよい。
【0035】今回示した通信方法は、上述した一連の処
理動作を機能させるためのプログラムによって実現され
ることができる。プログラムは、予めプリントシステム
10内のハードディスクにインストールされたものであ
ってもよいし、CD−ROM、磁気テープのような取外
し可能な記録媒体に記録されたものであってもよい。な
お、コンピュータ読取可能な記録媒体としては、磁気テ
ープやカセットテープ、磁気ディスク(フレキシブルデ
ィスク、ハードディスク装置等)や光ディスク(CD−
ROM/MO/MD/DVD等)、ICカード(メモリ
カードを含む)や光カード、あるいはROM、EPRO
M、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモ
リ等の固定的にプログラムを担持する媒体が考えられ
る。またネットワークからプログラムがダウンロードさ
れるように、流動的にプログラムを担持する媒体であっ
てもよい。なお、記録媒体に格納される内容としては、
プログラムに限定されず、データであってもよい。
【0036】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるプリントシステ
ム10の全体構成を示したブロック図である。
【図2】 プリンタコントローラ100における印刷処
理の流れを示したフローチャートである。
【図3】 1ページ分の印刷が行なわれる場合のプリン
タ200の動作を説明するための各種信号のタイミング
を示した図である。
【図4】 プリンタ200への画像データ送信処理の詳
細を示したフローチャートである。
【図5】 プリンタ200側における受信処理を示した
フローチャートである。
【図6】 画像データ転送の時間的な遷移を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 プリンタ、50 IEEE1394シリアルバ
ス、100 プリンタコントローラ、101 プリンタ
コントローラのCPU、102a 内蔵システムRA
M、102b 内蔵VRAM、103a プログラムR
OM、103b フォントROM、104 増設RA
M、105a 拡張プログラムROM、105b 拡張
フォントROM、106 フラッシュROM、107
通信入出力I/F、108 操作パネル、109 プリ
ンタコントローラのIEEE1394I/F、110
不揮発性RAM、111 大容量補助記憶装置(ハード
ディスク)、112 コントローラ内部システムバス、
200 プリンタエンジン(画像形成部)、201 プ
リンタエンジンのCPU、202 RAM、203 R
OM、209 IEEE1394I/F、L1〜L7
用紙幅、t1〜t11 タイミング幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 HJ06 HN15 5B021 AA01 BB01 BB02 BB10 CC00 DD12 5K033 CC01 DB12 DB14 EA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置から受信装置へ、連続したパケ
    ットデータを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロ
    ナス転送する通信システムにおいて、 前記受信装置は、 前記所定サイクル内に受信すべきパケットデータを受信
    したか否かを判断する判断手段と、 前記判断を行なったサイクルの次のサイクルにて、前記
    判断結果を前記送信装置へアシンクロナス転送で通知す
    る通知手段とを備え、 前記送信装置は、 アシンクロナス転送にて前記判断結果を受信する受信手
    段と、 前記判断結果に応じて、前記判断結果を受信した次のサ
    イクルにて、前記受信装置が前記所定サイクル内に前記
    パケットデータを受信している場合には前記所定順序通
    りのパケットデータを送信し、前記受信装置が前記所定
    サイクル内に前記パケットデータを受信していない場合
    には受信すべきであった前記パケットデータを送信する
    送信手段とを備える、通信システム。
  2. 【請求項2】 前記受信装置はレーザプリンタであり、
    前記送信装置は画像データをアイソクロナス転送により
    前記レーザプリンタに送信し、前記レーザプリンタは受
    信したパケットデータに基づいて画像形成を行なうこと
    を特徴とする、請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 送信装置から受信装置へ、連続したパケ
    ットデータを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロ
    ナス転送するための送信装置において、 アシンクロナス転送にて前記受信装置から前記所定サイ
    クル内に受信すべきパケットデータを受信したか否かを
    判断した判断結果を受信する受信手段と、 前記判断結果に応じて、前記判断結果を受信した次のサ
    イクルにて、前記受信装置が前記所定サイクル内に前記
    パケットデータを受信している場合には前記所定順序通
    りのパケットデータを送信し、前記受信装置が前記所定
    サイクル内に前記パケットデータを受信していない場合
    には受信すべきであった前記パケットデータを送信する
    送信手段とを備える、送信装置。
  4. 【請求項4】 送信装置から受信装置へ、連続したパケ
    ットデータを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロ
    ナス転送する通信方法において、 前記受信装置が、 前記所定サイクル内に受信すべきパケットデータを受信
    したか否かを判断する判断ステップと、 前記判断を行なったサイクルの次のサイクルにて、前記
    判断結果を前記送信装置へアシンクロナス転送で通知す
    る通知ステップとを備え、 前記送信装置が、 アシンクロナス転送にて前記判断結果を受信する受信ス
    テップと、 前記判断結果に応じて、前記判断結果を受信した次のサ
    イクルにて、前記受信装置が前記所定サイクル内に前記
    パケットデータを受信している場合には前記所定順序通
    りのパケットデータを送信し、前記受信装置が前記所定
    サイクル内に前記パケットデータを受信していない場合
    には受信すべきであった前記パケットデータを送信する
    送信ステップとを備える、通信方法。
  5. 【請求項5】 送信装置から受信装置へ、連続したパケ
    ットデータを所定順序かつ所定サイクルにてアイソクロ
    ナス転送するための送信装置の通信プログラムにおい
    て、 アシンクロナス転送にて前記受信装置から前記所定サイ
    クル内に受信すべきパケットデータを受信したか否かを
    判断した判断結果を受信する受信ステップと、 前記判断結果に応じて、前記判断結果を受信した次のサ
    イクルにて、前記受信装置が前記所定サイクル内に前記
    パケットデータを受信している場合には前記所定順序通
    りのパケットデータを送信し、前記受信装置が前記所定
    サイクル内に前記パケットデータを受信していない場合
    には受信すべきであった前記パケットデータを送信する
    送信ステップとをコンピュータに実現させる、通信プロ
    グラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信プログラムを記録
    した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299304A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Ricoh Co Ltd データ転送制御方法,装置および画像形成装置
JP2014138276A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Konica Minolta Inc 画像データ転送システム
JP2015023408A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 富士ゼロックス株式会社 通信制御装置、画像処理装置、転送制御プログラム

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