JP2003341155A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP2003341155A
JP2003341155A JP2002154613A JP2002154613A JP2003341155A JP 2003341155 A JP2003341155 A JP 2003341155A JP 2002154613 A JP2002154613 A JP 2002154613A JP 2002154613 A JP2002154613 A JP 2002154613A JP 2003341155 A JP2003341155 A JP 2003341155A
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聡 今井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置から受信した印刷データを、速や
かに印刷できる印刷装置及び印刷方法を提供する。 【解決手段】 ホスト装置30からの統合印刷データを
受信する通信制御部16と、ヘッダデータと印刷データ
とに分離するヘッダ分離部17と、分離したヘッダデー
タを解析して印刷準備処理を行う印刷制御部26と、印
刷データを印刷バッファ27に転送するデータ転送部1
8を設ける。これにより、受信した印刷データを直ちに
印刷バッファ27に転送することが可能となる。また、
ヘッダデータの解析と印刷データの印刷バッファ27へ
の転送処理を同時に行うことにより、統合印刷データを
受信した後速やかに印刷を開始することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷装置に関
し、特にホスト装置から送信される印刷データを高速で
印刷することのできる印刷装置及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来の印刷システム、例えばPOSシステ
ムでは、まずホスト装置からPOSプリンタに対して印
刷行制御、文字サイズ、濃さ等の印刷制御コマンドを送
信した後に、印刷データを送信することにより、所定の
印刷を実行していた。ホスト装置からの各種制御コマン
ドを受信したPOSプリンタは、受信した制御コマンド
を解析し、指定された印刷条件に合わせて各部を設定す
る。その後、印刷データを印刷バッファに展開し、印刷
処理を実行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各種制御コマ
ンドの解析及び各種設定処理には所定の時間を必要とす
る。そのため、これらの処理が終らないと後続する受信
データの処理ができず、受信データが受信バッファに格
納されたままの処理待ち状態で待機しているという状況
が発生することがあった。受信した印刷データを印刷バ
ッファに展開できないと、印刷を開始することはできな
いため、結果的に印刷速度が遅れてしまう。また、最近
では、ホスト装置のデータ処理能力及びデータ通信速度
は大幅に向上している。そのため、ホスト装置から印刷
装置への印刷データの送信能力には余力があるにもかか
わらず、印刷装置側の制御データの解析及び印刷条件の
設定処理に時間がかかるために、受信バッファが満杯に
なり、ホスト装置から印刷装置へのデータの送信が停止
されるという状況も発生する。
【0004】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、ホスト装置から印刷データを受信した後、速
やかに印刷処理を実行することのできる印刷システム、
印刷装置及び印刷方法を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ホス
ト装置から受信した統合印刷データをヘッダデータと印
刷データとに分離するヘッダ分離部と、分離したヘッダ
データを解析して印刷準備処理を行う印刷制御部と、印
刷データを印刷バッファに転送するデータ転送部を印刷
制御部とは別に設ける。これにより、受信した印刷デー
タを直ちに印刷バッファに転送することが可能となる
他、ヘッダデータの解析と、印刷データの印刷バッファ
への転送処理を同時に行うことにより、統合印刷データ
を受信した後、速やかに印刷を開始することが可能とな
る。
【0006】本発明の第一の態様にかかる印刷装置は、
外部装置との間でデータの送受信を行う通信制御部と、
通信制御部により受信した統合印刷データをヘッダデー
タと印刷データに分離するヘッダ分離部と、ヘッダデー
タに基づいてヘッダ分離部により分離された印刷データ
を印刷バッファに転送するデータ転送部と、ヘッダデー
タに基づいて印刷制御を行う印刷制御部と、印刷制御部
の制御に基づいて印刷バッファに記憶された印刷データ
の印刷を実行する印刷処理部とを備えることを特徴とす
る。
【0007】この態様は、ホスト装置から受信した統合
印刷データをヘッダデータと印刷データとに直ちに分離
して、ヘッダデータの解析は印刷制御部により行い、制
御部とは独立したデータ転送部により印刷データの転送
を行うものである。これにより、ヘッダデータの解析を
待たずに印刷データを印刷バッファに転送することが可
能となり、ホスト装置とのデータ転送中に受信バッファ
フル等が発生して、データ通信が中断されることもなく
なる。したがって、ホスト装置と印刷装置間の高速デー
タ通信にも対応可能である。
【0008】本発明の他の態様にかかる印刷装置は、印
刷制御部が、データ転送部による印刷データの転送と並
行してヘッダデータの解析及び印刷準備処理を行うこと
を特徴とする。この態様によると、ホスト装置から受信
した統合印刷データを直ちに分離して、ヘッダデータの
解析による印刷準備処理と印刷データの印刷バッファへ
の転送を並行処理することにより、印刷装置内部におけ
る処理を高速化することができる。そのため、統合印刷
データを受信後、より速やかに印刷を開始することがで
きる。また、受信したデータは直ちに分離され、印刷デ
ータはすぐに印刷バッファに転送されるので、受信バッ
ファフル等により、データ通信が中断されることもな
く、ホスト装置と印刷装置間の高速データ通信にも対応
可能である。
【0009】本発明の他の態様にかかる印刷装置は、さ
らに、ヘッダデータを記憶するヘッダ記憶部を備え、印
刷制御部はヘッダ記憶部に記憶されたヘッダデータを読
み出して印刷制御を行うことを特徴とする。これによ
り、ヘッダ記憶部に記憶されたヘッダデータを必要に応
じて読み出すことができるため、例えば印刷制御部とデ
ータ転送部とでヘッダデータを共有することにより、円
滑な印刷処理が可能となる。
【0010】本発明の他の態様にかかる印刷装置は、ヘ
ッダ分離部及びデータ転送部が、ハードウェアロジック
からなることを特徴とする。ヘッダ分離部及びデータ転
送部と、印刷制御部とをそれぞれ別個のCPUにより制
御することも可能であるが、ヘッダ分離部及びデータ転
送部をハードウェア構成とすることにより、より高速か
つ確実な処理が可能となる。
【0011】本発明の他の態様にかかる印刷装置は、ヘ
ッダ分離部、データ転送部及びヘッダ記憶部が、ハード
ウェアロジックからなることを特徴とする。ヘッダ記憶
部をハードウェアのレジスタとすることにより、分離し
たヘッダデータへのアクセスをより高速化することが可
能となる。
【0012】本発明の第一の態様にかかる印刷方法は、
(1)ヘッダデータと印刷データとを含む統合印刷データ
を受信する工程と、(2)受信した統合印刷データをヘッ
ダデータ及び印刷データとに分離する分離工程と、(3)
分離したヘッダデータに基づいて、印刷処理をセットア
ップするセットアップ工程と、(4)セットアップ工程(3)
と並行して、分離したヘッダデータに基づいて、印刷デ
ータを印刷バッファに転送する転送工程と、(5)印刷バ
ッファに記憶された印刷データを印刷する工程とを備え
ることを特徴とする。
【0013】本発明のさらに他の態様は、上述の印刷方
法の各工程を、コンピュータに実行させるプログラムで
あることを特徴とする。コンピュータは、CPU、論理
回路、メモリ、及び各種制御プログラム等から成り、本
プログラムを読み込むことにより、上記印刷方法の各工
程を実行する。
【0014】本発明の他の態様は、上述の印刷方法の各
工程をコンピュータに実行させるプログラムを記載した
コンピュータ読取可能な記録媒体であることを特徴とす
る。コンピュータは、CPU、論理回路、メモリ、及び
各種制御プログラム等から成り、本記録媒体に記録され
たプログラムを読み込むことにより、上記データ印刷方
法の各工程を実行する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる
印刷装置10の概念を説明するための機能ブロック図で
ある。ホスト装置30により、印刷装置10に送信され
るヘッダデータ及び印刷データが統合された統合印刷デ
ータを生成し、印刷装置10に送信する。図2に統合印
刷データを例示する。図2の統合印刷データ50は、ヘ
ッダデータ51と印刷データ52とから構成されてい
る。ヘッダデータ51はデータ長53の他、印刷を制御
するためのバラメータ55等を含んでおり、印刷データ
52は印刷装置10の印刷バッファ27に記憶されて印
刷動作にそのまま使用可能なデータである。すなわち、
統合印刷データ50は、従来技術において制御コマンド
等により送信していたパラメータを含む各種制御情報等
と、印刷装置内で処理されて印刷バッファに展開される
印刷イメージデータとを、ヘッダデータ51と印刷デー
タ52として統合した一連のデータとして構成したもの
である。統合印刷データ50の詳細は後述する。
【0016】図1では、説明を簡潔にするために、ホス
ト装置30として、アプリケーション・プログラム31
と、印刷情報生成部32のみを示している。印刷情報生
成部32は、例えば、印刷ドライバ(図示せず)内に設
けることができる。印刷情報生成部32は、アプリケー
ション・プログラム31から提供される印刷データその
他の印刷情報に基づいて、各種制御情報を含むヘッダデ
ータ51と印刷装置10の印刷バッファ27にそのまま
格納して印刷することができる印刷データ52とからな
る統合印刷データ50を生成する。
【0017】印刷装置10は、CPU12と、ファーム
ウェアその他のソフトウェア及び各種データを記憶して
おり、さらに各種データ等を記憶することができるRO
M及びRAM等からなるメモリ13と、ハードウェアロ
ジックを中心に構成されるハードウェア制御ユニット1
1と、ヘッド駆動回路14及び印刷ヘッド15とを備え
ている(搬送機構その他の部分は本発明とは直接の関連
を有しないので、図示しない)。
【0018】ホスト装置30において、アプリケーショ
ン・プログラム31からの印刷命令及び印刷データが、
印刷ドライバ(図示せず)に伝達されると、印刷ドライ
バの制御に基づいて、印刷情報生成部32により統合印
刷データ50が生成される。生成された統合印刷データ
50は、ホスト装置30から印刷装置10に送信され
る。例えば、USBによるシリアル送信の場合には、印
刷装置10の通信制御部16内の先入れ先出しバッファ
(FIFO)25に記憶される。FIFO25に記憶さ
れた統合印刷データ50は、ヘッダ分離部17に送られ
てヘッダデータ51及び印刷データ52に分離される。
分離されたヘッダデータ51は、ヘッダ記憶部19に記
憶される。
【0019】印刷データ52は、データ転送部18によ
り印刷バッファ27に転送される。データ転送部18
は、印刷バッファ27に記憶するにあたり、データ長等
の所定のデータをヘッダ記憶部19から取得して、印刷
バッファ27へのデータ転送を制御する。印刷バッファ
27へ記憶されている印刷データ52の記憶アドレス
は、印刷アドレス・レジスタ20に記憶され、印刷制御
部26等からの利用に供される。本実施形態において
は、印刷バッファ27をメモリ13内に設けているが、
メモリ13とは別のレジスタその他の記憶装置としても
よい。また、データ転送部18は、ヘッダ記憶部19か
らヘッダデータを取得しているが、これに限らず、ヘッ
ダ分離部17から直にヘッダデータを取得してもよい。
【0020】一方、印刷制御部26は、ヘッダ記憶部1
9からヘッダデータ51を読み出して、制御データを解
析することで、印刷動作のための準備処理(印刷準備処
理)を行う。印刷準備処理とは、例えば、印刷解像度、
印刷濃度、印刷色等の制御データ解析と、解析結果に基
づいて各部の印刷動作モード等を設定する処理であり、
印刷処理をセットアップするものである。
【0021】本実施形態では、データ転送部18による
データの転送はハードウェア制御により行う例を示して
いる。このように印刷制御部26とデータ転送部18と
を独立して別個に動作することができるように構成する
ことにより、印刷準備処理とデータ転送とを同時に並行
して行うことが可能となる。これにより、データ受信後
速やかに印刷準備処理、及び印刷データの印刷バッファ
への転送処理を効率的に行うことができる。したがっ
て、印刷の前処理時間を削減でき、高速印刷が可能とな
る。
【0022】印刷バッファ27に記憶された印刷データ
52は、ヘッド制御部21の1ショット印刷バッファ2
3に順次出力される。続いて、1ショット印刷バッファ
23内の設定データに基づいてヘッド制御回路24が動
作し、各ヘッド駆動回路14により印刷データに対応す
る印刷ヘッド15が駆動されて、各ドットの印刷が実行
される。
【0023】図2及び図3を用いて、統合印刷データを
より具体的に説明する。図2は、統合印刷データ50の
構成をイメージとして例示しており、図3は、統合印刷
データ50及びその印刷イメージを、従来データ及び印
刷イメージと比較して示す図である。
【0024】図2に例示する統合印刷データ50は、3
2バイトのヘッダデータ51と、それに後続する印刷デ
ータ52により構成されている。印刷データ52の大き
さは、印刷イメージにより異なる。ヘッダデータ51
は、例えば、統合印刷データ50全体の長さを示すデー
タ長データ53として4バイト、当該統合印刷データの
識別番号データ54として1バイト、印刷バラメータ5
5として27バイトが割当てられている。印刷パラメー
タ55としては、印刷速度、紙送り量、ショット回数、
解像度、印刷方向、オフセット量、印刷用紙幅等の情報
を含んでいる。これらのデータは全て例示であり、これ
らの全てが必ずしも必須のデータではなく、またこれら
以外のデータを含むことも可能である。
【0025】図3(a)は、左側に、従来の印刷装置に
よる印刷処理の際にホスト装置から送信される「制御コ
マンド及び印刷データのデータ列」を例示しており、右
側に、印刷バッファ27に展開される印刷イメージを示
している。図3(b)は、図(a)に対応して、左側に
ホスト装置から送信される送信データ(統合印刷デー
タ)を示し、右側にその「ヘッダデータ51のイメー
ジ」と「印刷データ52のイメージ」を例示している。
従来の印刷装置では、図(a)の左側に示すような各種
制御コマンドを実行し、かつ受信した印刷データに所定
の加工を施して印刷バッファに図に示すような印刷イメ
ージを展開する処理を施していた。
【0026】すなわち、従来技術による印刷処理では、
ホスト装置から印刷装置に、図3の左側に〜として
例示するような各種制御コマンド、及び印刷データが送
信される。位置指定コマンドは、印刷位置を指定する
ために左マージンの大きさ等を指定するコマンドであ
り、濃度設定コマンドは、印刷の濃度を設定するため
のコマンドである。印刷速度設定コマンドは、印刷装
置の印刷能力に合わせた印刷速度の設定を行うものであ
り、改行量設定コマンドにより改行の幅等を指定す
る。グラフィックイメージは、印刷するイメージ(文
字等を含む)データであり、カラー印刷をする場合に
は、カラーデータ等を含んでいる。印刷実行コマンド
は、印刷処理の開始を起動するための命令である。〜
の制御コマンドを実行した後に、印刷実行コマンド
が実行されて、実際の印刷が開始される。
【0027】このように、従来技術においては、ホスト
装置から印刷装置に対して、各種印刷制御命令及び印刷
条件等を送信した後、印刷データを送信する。これらの
制御コマンドを解析して、制御コマンドに対応する処理
を実行するには相当の時間を必要とする。従来の印刷方
式では、これらの制御コマンドの解析及び所定の処理が
終るのを待って、受信した印刷データを印刷イメージと
して印刷バッファへ展開していた。したがって、制御コ
マンドの解析時間に相当する分、印刷データの展開の完
了が遅れてしまう。また、印刷データがイメージデータ
等のようにデータサイズが大きい場合には、受信バッフ
ァのデータを実際に印刷するデータに変換して印刷バッ
ファに展開する処理に相当の時間を必要とするため、こ
のような内部処理時間の遅延は、より大きな問題とな
る。
【0028】これに対し図(b)の統合印刷データで
は、印刷データとしてそのまま、若しくはほとんどその
まま印刷バッファに記憶可能な印刷イメージでホスト装
置から送信される。したがって、印刷装置10では、受
信データ50からヘッダデータ51を分離するだけで、
印刷データ52を印刷バッファ27に転送することがで
きる。分離されたヘッダデータ51は、印刷データ52
の転送処理と並行して、印刷制御部26により解析処理
される。したがって、従来技術と比較して印刷前処理時
間を大幅に短縮することが可能となり、印刷装置の内部
負荷も大幅に軽減される。
【0029】このように、受信したデータは印刷装置の
内部処理のために待たされることはなく、印刷データを
印刷イメージに展開する処理も不要となるので、印刷装
置の負荷は大幅に軽減され、印刷を高速で処理すること
が可能となる。また、受信データを直ちに印刷バッファ
27に転送するため、制御コマンドの処理のために受信
バッファ内に受信データが滞留することもなく、ホスト
装置30と印刷装置10間の高速データ通信にも対応可
能である。
【0030】尚、図3では印刷データとしてウサギのイ
メージデータを例示しているが、キャラクタ等の各種デ
ータを印刷データとすることも可能である。
【0031】図4を用いて、本発明の印刷システムの処
理手順を説明する。図4は本発明一実施形態にかかる印
刷処理手順を示すフローチャートである。ホスト装置か
ら統合印刷データを受信すると(S101)、ヘッダ分
離部において統合印刷データがヘッダデータと印刷デー
タに分離される(S102)。ヘッダデータはヘッダ記
憶部に記憶される(S103)。各ヘッダデータは印刷
制御部により解析され(S104)、解析結果に基づい
て、ヘッダデータに応じた印刷セットアップが行われる
(S105)。全てのヘッダデータについての処理が終
了したか確認し(S106)、終了していない場合には
(S106;No)には、同様の処理が全てのヘッダデ
ータについて行われる。
【0032】一方、分離工程(S102)において統合
印刷データから分離された印刷データは、印刷バッファ
に転送される(S107)。全ての印刷データの転送が
終了したかどうかが、ヘッダデータのデータ長と比較す
ることにより確認され(S108)、終了していない場
合には(S108;No)、データ転送処理が繰り返さ
れる(S107)。ヘッダデータの処理(S103〜S
106)及び印刷データの転送処理(S107及びS1
08)の双方が終了すると、印刷制御部の起動に基づい
て、印刷処理が実行される(S109)。全ての印刷が
終了した時点で、印刷処理手順を終了する。
【0033】ヘッダデータの処理(S103〜S10
6)及び印刷データの転送処理(S107及びS10
8)は、それぞれ独立して並行処理可能である。それぞ
れの処理を並行して実行する手段としては、それぞれの
処理を実行するCPUを別個に設けることもできるが、
高速化及び簡潔な構成の観点から、統合印刷データの分
離(S102)、印刷データの転送(S107、S10
8)をASIC(Application Specific Integrated Ci
rcuit)等を使用したハードウェアロジック構成とする
ことが、望ましい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ホスト装置から受信した統合印刷データをヘッダデータ
と印刷データとに分離するヘッダ分離部と、分離したヘ
ッダデータを解析して印刷準備処理を行う印刷制御部
と、印刷制御部とは別に、印刷データを印刷バッファに
転送するデータ転送部とを設けることにより、受信した
印刷データを直ちに印刷バッファに転送することを可能
とした。
【0035】また、本発明の実施態様によると、ヘッダ
データの解析と、印刷データの印刷バッファへの転送処
理を同時に並行処理することにより、データ転送と印刷
準備処理に必要な総時間を短縮して、印刷バッファに印
刷データを展開し印刷を開始するまでの時間を短縮する
ことが可能となった。したがって、統合印刷データを受
信した後、速やかに印刷を開始することが可能となる。
【0036】さらに、受信データは、すぐに分離され、
印刷制御部及びデータ転送部により処理されるので、先
に送信された制御コマンド等の処理のために受信データ
が滞留するという現象も抑制されるので、外部装置との
高速データ通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷装置の概念を
説明するための機能ブロック図である。
【図2】統合印刷データの一例をイメージ的に示す図で
ある。
【図3】(a)は、従来の印刷装置による印刷イメージ
を示す図である。(b)は、本発明の一実施形態にかか
る印刷イメージを示す図である。
【図4】本発明の一実施態様にかかる印刷処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 印刷装置 11 ハードウェア制御ユニット 12 CPU 13 メモリ 14 ヘッド駆動回路 17 ヘッダ分離部 18 データ転送部 19 ヘッダ記憶部 20 印刷アドレス・レジスタ 26 印刷制御部 27 印刷バッファ 30 ホスト装置 50 統合印刷データ 51 ヘッダデータ 52 印刷データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置とデータの送受信を行う通信制
    御部と、 前記通信制御部により受信した統合印刷データを、ヘッ
    ダデータと印刷データに分離するヘッダ分離部と、 前記ヘッダデータに基づいて前記ヘッダ分離部により分
    離された前記印刷データを印刷バッファに転送するデー
    タ転送部と、 前記ヘッダデータに基づいて印刷制御を行う印刷制御部
    と、 該印刷制御部の制御に基づいて前記印刷バッファに記憶
    された前記印刷データの印刷を実行する印刷処理部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷制御部は、前記データ転送部に
    よる前記印刷データの転送と並行して前記ヘッダデータ
    の解析及び印刷準備処理を行うことを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記ヘッダデータを記憶するヘ
    ッダ記憶部を備え、前記印刷制御部は前記ヘッダ記憶部
    に記憶された前記ヘッダデータを読み出して印刷制御を
    行うことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッダ分離部及びデータ転送部は、
    ハードウェアロジックからなることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッダ分離部、前記データ転送部及
    び前記ヘッダ記憶部は、ハードウェアロジックからなる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載
    の印刷装置。
  6. 【請求項6】 以下の工程を備えることを特徴とする印
    刷方法。 (1) ヘッダデータと印刷データとを含む統合印刷デー
    タを受信する工程と、(2) 受信した前記統合印刷デー
    タを前記ヘッダデータ及び印刷データとに分離する分離
    工程と、(3) 分離した前記ヘッダデータに基づいて、
    印刷処理をセットアップするセットアップ工程と、(4)
    前記セットアップ工程(3)と並行して、分離した前記ヘ
    ッダデータに基づいて、前記印刷データを印刷バッファ
    に転送する転送工程と、(5) 前記印刷バッファに記憶
    された印刷データを印刷する工程と、を備えることを特
    徴とする印刷方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の印刷方法の各工程をコ
    ンピュータに実行させるプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の印刷方法の各工程をコ
    ンピュータに実行させるプログラムを記載したコンピュ
    ータにより読取可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006570A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Murata Mach Ltd 印刷装置
US7685427B2 (en) 2006-01-21 2010-03-23 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. System and method for loading digital watermarks automatically

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