JP2003106523A - 制御装置および燃焼装置 - Google Patents

制御装置および燃焼装置

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JP2003106523A JP2001303966A JP2001303966A JP2003106523A JP 2003106523 A JP2003106523 A JP 2003106523A JP 2001303966 A JP2001303966 A JP 2001303966A JP 2001303966 A JP2001303966 A JP 2001303966A JP 2003106523 A JP2003106523 A JP 2003106523A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の誤作動を防止しつつ、制御装置の電源
の遮断・通電によって制御対象の制御が可能な燃焼装置
を提供する。 【解決手段】 燃焼装置の制御装置は、一旦電源が遮断
されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能
を有し、再開された時にEEPROMから読み出すこと
によって、電力供給が遮断される以前の状態に復帰する
復帰機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼装置等の機器
に採用される制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼装置などの機器においては、運転の
開始・停止、温度調節などの制御を行う制御装置が設け
られる。制御装置は多くの場合、燃焼装置の機器内に設
けられる本体側の機材と、リモートコントロール装置
(以下 リモコン)によって構成される。そして燃焼装
置は屋外等の使用者が普段いない場所に設置されること
が多いことから、リモコンが燃焼装置の本体部分から離
れた場所に設置される場合が多い。燃焼装置において
は、多くの場合、リモコン側に運転スイッチがある。
【0003】制御装置は通常電気によって作動するもの
が大半であり、メインとなる運転スイッチを持つ。そし
て運転スイッチをONして制御装置を立ち上げ、燃焼装
置等を起動させる。しかしながら停電などで電気が遮断
されたときには制御装置は停止する。そして再度通電さ
れたときには、燃焼装置などの機器の誤作動を防止する
ために、制御装置(リモコン側)の運転スイッチは
「切」状態となる。そのため制御装置はリセット状態と
なり、再度制御装置に電源を再度通電しても、人的操作
を再度行わない限り、燃焼装置などの機器への制御がな
されない。
【0004】図4は、従来技術における制御装置の電源
投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートで
ある。まず、制御装置に電源が投入されると、ステップ
11の状態となり、初期リセット動作が行われる。初期
リセット動作によって、運転スイッチは「切」の状態と
なる。この初期リセット動作が終わると、次にステップ
12に移行し、運転スイッチの入力の待ち受け状態にな
る。そして、運転スイッチを「入」にするとステップ1
3に移行し、機器の運転が開始され、再びステップ12
に戻る。運転スイッチが「切」の状態であるならばステ
ップ14に移行し機器の運転は行われない。いずれの状
態でも、制御装置の電源を遮断すると、運転は停止す
る。そして、再度電源を投入すると、初期リセット動作
が行われて機器は停止した状態を維持する。
【0005】また初期リセット動作が行われると、燃焼
装置などの機器の運転の停止だけでなく、温度調節等の
設定を再設定する必要となる場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで市場において
燃焼装置などの機器の運転・停止を、制御装置に対する
電源の遮断・通電によって実施したいという要請があ
る。すなわち制御装置に電源を供給する電源回路にタン
ブラースイッチ等を設け、当該タンブラースイッチを入
り切りすることによって燃焼装置等の運転・停止を行い
たいという要請がある。しかしながら従来技術の制御装
置を使用すると、タンブラースイッチを切ることによっ
て初期リセットが働き、リモコン側の運転スイッチが
「切」の状態となって機器の運転が行えない。そのため
タンブラースイッチを入りにした状態でさらにリモコン
側の運転スイッチを入りにしなけれはならず、操作が煩
雑であった。
【0007】そこで本発明は、制御装置の電源の遮断・
通電によって制御対象の制御が可能な制御装置を提供す
ることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記した目的を
達成するための請求項1の発明は、制御対象を制御する
制御装置において、運転スイッチが設けられ、当該運転
スイッチは制御装置への電力供給が遮断されたとき或い
は電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に
切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチ
は電力供給が再開された時に電力供給が遮断される以前
の状態に復帰する復帰機能を有することを特徴とする制
御装置である。
【0009】本発明によれば、運転スイッチが設けら
れ、当該運転スイッチは制御装置への電力供給が遮断さ
れたとき或いは電力供給が一旦遮断されて電力供給が再
開された時に切となるリセット機能を有しているので、
制御対象が誤作動することが無く、運転スイッチは電力
供給が再開された時に電力供給が遮断される以前の状態
に復帰する復帰機能を有しているので、制御装置の電源
の遮断・通電によって制御対象の制御が可能となる。
【0010】請求項2の発明は、制御対象に対して所定
の信号を発する制御装置本体と、制御装置本体に電力を
供給する電力供給回路を有し、制御対象を制御する制御
装置において、電力供給回路には電力供給スイッチが設
けられ、制御装置本体には運転スイッチが設けられ、当
該運転スイッチは電力供給スイッチが切となって制御装
置本体への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給ス
イッチが切となって電力供給が一旦遮断されて電力供給
が再開された時に切となるリセット機能を有し、さらに
前記運転スイッチは電力供給スイッチが入となって電力
供給が再開された時に電力供給が遮断される直前の状態
に復帰する復帰機能を有することを特徴とする制御装置
である。
【0011】請求項2の発明においては、制御装置本体
には運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは電力
供給スイッチが切となって制御装置本体への電力供給が
遮断されたとき或いは電力供給スイッチが切となって電
力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切と
なるリセット機能を有しているので、制御対象が誤作動
することが無い。また、運転スイッチは電力供給スイッ
チが入となって電力供給が再開された時に電力供給が遮
断される直前の状態に復帰する復帰機能を有するので、
制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が
可能である。
【0012】請求項3の発明は、復帰機能は、電力供給
が遮断される直前の運転状態を記憶する記憶手段と、再
度電力供給を行った際に前記記憶手段から制御装置本体
に出力し、電力供給が遮断される直前の運転状態に制御
装置本体を復帰させることのできる出力手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置であ
る。
【0013】請求項3の発明においては、電力供給が遮
断された際に電力供給が遮断される直前の運転状態を記
憶する記憶手段と、再度電力供給を行った際に前記記憶
手段から制御装置本体に出力し、電力供給が遮断される
直前の運転状態に制御装置本体を復帰させることのでき
る出力手段を備えているので、電力供給が再開された時
には電力供給が遮断される直前の運転状態へ容易に復帰
することができる。
【0014】請求項4の発明は、前記記憶手段は不揮発
性メモリを有し、前記出力手段は前記不揮発性メモリに
記憶された情報を読み出して直前の運転状態に制御装置
本体を復帰させることを特徴とする請求項3に記載の制
御装置である。
【0015】請求項4の発明においては、直前の運転状
態を記憶する記憶手段が不揮発性メモリによって行わ
れ、前記出力手段は前記不揮発性メモリから読み出して
直前の運転状態に制御装置本体を復帰させるので、電力
供給が再開された時には電力供給が遮断される直前の運
転状態へさらに容易に復帰することができる。
【0016】請求項5の発明は、制御対象の作動が異常
検知により停止する制御対象を制御する制御装置であっ
て、制御対象の作動が異常検知により停止し、この状態
において電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力
供給が再開された際には、制御対象は停止した状態を維
持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
載の制御装置である。
【0017】請求項5の発明においては、異常検知によ
り停止する制御対象を制御する制御装置である。本発明
の制御装置においては、制御対象の作動が異常検知によ
り停止し、この状態において電力供給が遮断され、さら
に制御装置への電力供給が再開された際には、制御対象
は起動しない。そのため本発明の制御装置は安全性が高
い。
【0018】請求項6の発明は、制御対象の作動異常を
検知する異常検知機能を有し、異常検知に関する情報が
不揮発性メモリに記憶され、電力供給が遮断され、さら
に制御装置への電力供給が再開された際には不揮発性メ
モリの情報が読みだされて運転スイッチが入り状態とな
らないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
載の制御装置である。
【0019】本発明の制御装置では制御対象の作動異常
を検知する異常検知機能を有し、異常検知に関する情報
が不揮発性メモリに記憶される。そして電力供給が再開
された際には不揮発性メモリの情報が読みだされて運転
スイッチが入り状態とならない。そのため本発明の制御
装置は安全性が高い。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載の制御装置と燃焼装置本体からなることを特
徴とする燃焼装置である。
【0021】請求項7の発明における燃焼装置は、電源
の遮断・通電によって起動・停止を行うことができる。
【0022】請求項8の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載の制御装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置
であって、制御装置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と
一体化された本体側制御部とリモートコントロール側制
御部を有し、リモートコントロール側制御部に運転スイ
ッチがあり、リモートコントロール側制御部の運転スイ
ッチが電力供給が再開された時に電力供給が遮断される
以前の状態に復帰することを特徴とする燃焼装置であ
る。
【0023】請求項9の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載の制御装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置
であって、制御装置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と
一体化された本体側制御部と温度設定を行うリモートコ
ントロール側制御部を有し、リモートコントロール側制
御部に運転スイッチがあり、本体側制御部側からリモー
トコントロール側制御部に運転スイッチの再投入の信号
が発せられることを特徴とすることを特徴とする燃焼装
置である。
【0024】請求項8,9の発明における燃焼装置は、
電源の遮断・通電によって起動・停止を行うことができ
る。加えて請求項8の発明における燃焼装置は、リモー
トコントロール側制御部を有し、当該リモートコントロ
ール側制御部に運転スイッチがあるので、使用者にとっ
て使い勝手のよい場所にリモートコントロール側制御部
を置いて操作することができる。特に請求項9の燃焼装
置では、リモートコントロール側制御部によって温度設
定を行うことがてきるので使いやすい。さらに請求項9
の燃焼装置では、本体側制御部側からリモートコントロ
ール側制御部に運転スイッチの再投入の信号が発せられ
るので、運転スイッチの再投入を判断する機材等を本体
側に配置することができる。そのためリモートコントロ
ール側制御部の小型化が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の具体的実施例
について説明する。以下に述べる具体的実施例の制御対
象は、燃焼装置であるが、これは本発明の一例であっ
て、本発明の制御対象はこれに限られない。図1は、本
発明の第1の実施形態における制御装置の電源投入から
制御対象の運転までにおけるフローチャートである。図
2は、本発明の第2の実施形態における制御装置の電源
投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートで
ある。図3は、本発明の第1の実施形態における制御装
置を用いた燃焼装置の概略図である。
【0026】第1の実施形態における制御装置につい
て、図1、図3を用いて説明する。図3は第1の実施形
態における制御装置を用いた燃焼装置の概略図である。
燃焼装置1は、貯湯式給湯器と称される形式のものであ
り、燃焼装置本体2と前記燃焼装置本体2を制御する制
御装置3からなる。また制御装置3は、電源回路9と本
体側制御部26及びリモコン4によって構成される。本
体側制御部26は、燃焼装置本体2を収納するケース
(図示せず)に内蔵されている。またリモコン4は、本
体側制御部26から離れた位置に取り付けられている。
リモコン4は、本体側制御部26に対して有線又は無線
により接続されている。
【0027】燃焼装置本体2はオイルを供給し燃焼して
熱を発生させる燃焼部5と前記燃焼部5の熱を利用して
内部の湯水を昇温させる熱交換部6を有している。燃焼
部5には燃料であるオイルを供給する管10を備え、管
10の先端にはノズル11を有し、オイルが噴射され
る。そして、ノズル11先端付近に設けられたイグナイ
タの電極棒12より発生する火花により点火してオイル
を燃焼させる。
【0028】熱交換部6には、給水口15から熱交換部
6につながる管17aと、熱交換部6から給湯栓16に
つながる管17bが接続されており、給水口15から導
入された水が熱交換部6に入って湯となり、給湯栓16
から出湯する。給油栓16での水の温度が、制御装置3
に有する温度設定切り替え器60によって、設定された
温度となるように、燃焼部5の燃焼が調節される。さら
に、熱交換部6の内部の温度を制御するために缶体サー
ミスタ20が、熱空だき状態を検知する空だき安全装置
21が、水温が異常に高温になった状態を検知する沸騰
防止サーミスタ22が備えられている。また、燃焼部5
が異常に高温にならないようにするため、温度ヒューズ
23が備えられている。そして、燃焼装置本体2には、
地震の際に燃焼部5の燃焼を自動的に停止するための対
震自動消火装置(図示せず)が備えられている。前記し
た異常を検知したときは、燃焼が停止する。
【0029】制御装置3は前記したように本体側制御部
26とリモコン4を有し、本体側制御部26は燃焼装置
本体2を収納したケースに内蔵されている。またリモコ
ン4には運転スイッチ61と温度設定切り替え器60が
設けられている。制御装置3は、100V交流電源29
により作動し、電源と制御装置3をつなぐコードの部分
には、タンブラースイッチ30を有し、前記タンブラー
スイッチ30を操作することで、電源の供給・遮断が可
能である。すなわち制御装置3は、電源回路9を有し、
電源回路9にタンブラースイッチ30が設けられてい
る。燃焼装置本体2は、本体側制御部26と共に例えば
納屋の一部等に設置され、タンブラースイッチ30は当
該納屋の柱等の燃焼装置本体2の近くに取り付けられ
る。これに対してリモコン4は、母屋等の燃焼装置本体
2から離れた位置に設置される。
【0030】制御装置3の制御動作について、図1を用
いて説明する。なお本実施形態で採用する制御装置3で
は、EEPROM等の記憶装置や、運転スイッチ61を
再投入すべきか否かを判断するC.P.U等が本体側制
御部26に内蔵されている。そして本体側制御部26か
らリモコン4側に運転スイッチ61を再投入する旨の信
号等が発信される。
【0031】燃焼装置1の運転に際しては、まず、タン
ブラースイッチ30を「入」して制御装置3に電源を供
給する。その結果、従来技術の制御装置同様にステップ
1に移行し、初期リセット動作が行われる。その後、ス
テップ2に移行し「前回運転スイッチ状態」の読み出し
を行う。この「前回運転スイッチ状態」は、後述するよ
うにEEPROMにより記憶されている。また前記した
様にEEPROMは本体側制御部26に内蔵されてい
る。EEPROMは、電気的な情報を書き込み・呼び出
しでき、さらに前に記録した情報を消去して再度書き込
みできる不揮発性メモリーであり、本体側制御部26へ
の電源が遮断されても記憶は残っている。そして、ステ
ップ2に移行し、EEPROMから前回運転スイッチ状
態に関する情報が読み出される。
【0032】続いてステップ3で、前回、運転スイッチ
が「入」であったか否かが判断される。そして「前回運
転スイッチ状態」が「入状態」の時には、ステップ4に
移行し、本体側制御部26からリモコン4に対して運転
スイッチ61を「入」にするための信号が送られる。リ
モコン4側は、この信号を受け、運転スイッチ61を
「入」にする。こうして自動的に運転スイッチが入り、
ステップ5に移る。
【0033】これに対して「前回運転スイッチ状態」が
「切状態」の時には、ステップ5を飛ばし、ステップ5
に移行する。
【0034】そして前記した様に初期リセット動作及び
「前回運転スイッチ状態」の読み出しが終わると、ステ
ップ5で運転スイッチの入力の待ち受け状態になる。
「前回運転スイッチ状態」が「入状態」の時には、前記
した様にステップ4で自動的に運転スイッチ61が入る
ため、ステップ6に移動し、「前回運転スイッチ状態」
の書き込みが行われる。「前回運転スイッチ状態」の情
報は、EEPROMに記録される。すなわちステップ6
では、EEPROMに「運転スイッチ入」の情報が書き
込まれる。
【0035】そして、ステップ7に移行し、燃焼装置本
体2の運転が行われる。その後、ステップ6に戻り、再
び運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0036】一方、初期リセット動作及びステップ2で
「前回運転スイッチ状態」の読み出しが終わったあと、
ステップ3で「前回運転スイッチ状態」が「運転スイッ
チ切」であった場合にはステップ5における判定がNO
となり、ステップ8に移行する。そしてステップ8でE
EPROMに「前回運転スイッチ状態」の書き込みが行
われる。この書き込みは、EEPROMに「運転スイッ
チ切」の情報が書き込まれることにより行われる。
【0037】続いてステップ9に移行するが、燃焼装置
本体2は運転することなく停止したままの状態を維持す
る。すなわち制御装置3は停止した状態であり、ステッ
プ5に戻り、再び運転スイッチ待ち受け状態に戻る。こ
こで人為的にリモコン4の運転スイッチ61を「切」と
した場合には、ステップ5でNOと判断され、ステップ
8に移動し「前回運転スイッチ状態」が「切状態」であ
る旨の情報が書き込みが行われ、さらにステップ9に移
行し、燃焼装置本体2の運転は停止し、再びステップ5
に戻り、運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0038】一方、人為的にリモコン4の運転スイッチ
61を「切」とした場合には、ステップ5でYESと判
断され、ステップ6に移動し「前回運転スイッチ状態」
たる「入状態」の情報が書き込まれ、さらにステップ7
に移行して、燃焼装置本体2の運転が開始される。
【0039】燃焼装置1は、上記のように構成されてお
り、制御装置3に電源を供給した際に、初期リセット動
作が行われるので燃焼装置本体2が誤作動することは無
い。さらに、「前回運転スイッチ状態」は、タンブラー
スイッチ30が「切」とするなどにより、制御装置3の
電源が遮断されてもEEPROMに記憶されており、
「入状態」の時には、自動で燃焼装置本体2が運転し、
「切状態」の時には、停止したままである。従って、一
旦制御装置3の電源を遮断し、再び制御装置3の電源を
入れたときには、どのような状態であっても、燃焼装置
本体2の運転状態が制御装置3の電源が遮断される前の
状態に戻り、復帰する。そのため、制御装置の電源の遮
断・通電によって制御対象の制御が可能となる。
【0040】次に第2の実施形態における制御装置50
について、図2を用いて説明する。燃焼装置50は、燃
焼装置本体2と前記燃焼装置本体2を制御する制御装置
53からなる。燃焼装置本体2は、第1の実施形態にお
ける燃焼装置本体2と同じである。また制御装置50が
電源回路9と本体側制御部26及びリモコン4によって
構成され、本体側制御部26が、燃焼装置本体2を収納
するケース(図示せず)に内蔵され、リモコン4が、本
体側制御部26から離れた位置に取り付けられている点
についても先の実施形態と同じである。
【0041】制御装置53の燃焼装置本体2への制御に
ついて、図2を用いて説明する。電源が投入、ステップ
1の初期リセット動作、ステップ2の「前回運転スイッ
チ状態」の読み出し、ステップ3の「前回運転スイッチ
状態」、ステップ4の「前回運転スイッチ状態」が「入
状態」の場合の自動での運転スイッチが入力、及び、ス
テップ5の運転スイッチの入力の待ち受け状態までは、
第1の実施形態と同じである。また、ステップ5の状態
で、運転スイッチが「切」の状態の場合には、第1の実
施形態と同様にステップ8で「前回運転スイッチ状態」
の「切状態」の記憶をし、ステップ5の状態の運転スイ
ッチ待ち受け状態に戻る。
【0042】ステップ5の状態で、運転スイッチが
「入」の状態の場合には、ステップ5’に移り、異常検
知の有無を確認する。異常検知は、缶体サーミスタ2
0、空だき安全装置21、沸騰防止サーミスタ22、温
度ヒューズ23が作動することにより、燃焼装置本体2
の運転が停止することである。異常検知があったときに
は、ステップ5’でステップ8に移り、「前回運転スイ
ッチ状態」の「切状態」の記憶をEEPROMにし、ス
テップ9に移り、運転スイッチが「入」であっても燃焼
装置本体2は運転しない。そして、ステップ5に戻っ
て、運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0043】燃焼装置50は、上記のように構成されて
いるので、燃焼装置本体2が誤作動することが無い。ま
た、一旦制御装置53の電源を遮断し、再び制御装置5
3の電源を入れたときには、どのような状態であって
も、燃焼装置本体2の運転状態が制御装置53の電源が
遮断される前の状態に戻り、制御装置53の電源の遮断
・通電によって燃焼装置本体2の制御が可能となる。さ
らに、制御装置53への電力供給の遮断することなく、
制御装置の人的操作によらない、燃焼装置本体2の作動
の停止である異常検知による停止した場合には制御装置
53に「前回運転スイッチ状態」の「切状態」の記憶が
EEPROMにされ、異常検知の後、制御装置53への
電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮断さ
れて電力供給が再開された時には、EEPROMから読
み出すことにより、燃焼装置本体2が停止したままであ
るので燃焼装置本体2が異常のまま運転されることはな
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、燃焼装置
などの機器の誤作動を防止しつつ、制御装置の電源の遮
断・通電によって制御対象の制御が可能な制御装置を提
供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における制御装置の電
源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャート
である。
【図2】本発明の第2の実施形態における制御装置の電
源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャート
である。
【図3】本発明の第1の実施形態における制御装置を用
いた燃焼装置の概略図である。
【図4】従来技術における制御装置の電源投入から制御
対象の運転までにおけるフローチャートである。
【符号の説明】
1,50 燃焼装置 2, 燃焼装置本体 3,53 制御装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象を制御する制御装置において、
    運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは制御装置
    への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮
    断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機
    能を有し、さらに前記運転スイッチは電力供給が再開さ
    れた時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰する復
    帰機能を有することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 制御対象に対して所定の信号を発する制
    御装置本体と、制御装置本体に電力を供給する電力供給
    回路を有し、制御対象を制御する制御装置において、電
    力供給回路には電力供給スイッチが設けられ、制御装置
    本体には運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは
    電力供給スイッチが切となって制御装置本体への電力供
    給が遮断されたとき或いは電力供給スイッチが切となっ
    て電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に
    切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチ
    は電力供給スイッチが入となって電力供給が再開された
    時に電力供給が遮断される直前の状態に復帰する復帰機
    能を有することを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 復帰機能は、電力供給が遮断される直前
    の運転状態を記憶する記憶手段と、再度電力供給を行っ
    た際に前記記憶手段から制御装置本体に出力し、電力供
    給が遮断される直前の運転状態に制御装置本体を復帰さ
    せることのできる出力手段を備えることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は不揮発性メモリを有し、
    前記出力手段は前記不揮発性メモリに記憶された情報を
    読み出して直前の運転状態に制御装置本体を復帰させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 制御対象の作動が異常検知により停止す
    る制御対象を制御する制御装置であって、制御対象の作
    動が異常検知により停止し、この状態において電力供給
    が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された
    際には、制御対象は停止した状態を維持することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 制御対象の作動異常を検知する異常検知
    機能を有し、異常検知に関する情報が不揮発性メモリに
    記憶され、電力供給が遮断され、さらに制御装置への電
    力供給が再開された際には不揮発性メモリの情報が読み
    だされて運転スイッチが入り状態とならないことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御
    装置と燃焼装置本体からなることを特徴とする燃焼装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御
    装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置であって、制御装
    置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と一体化された本体
    側制御部とリモートコントロール側制御部を有し、リモ
    ートコントロール側制御部に運転スイッチがあり、リモ
    ートコントロール側制御部の運転スイッチが電力供給が
    再開された時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰
    することを特徴とする燃焼装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御
    装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置であって、制御装
    置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と一体化された本体
    側制御部と温度設定を行うリモートコントロール側制御
    部を有し、リモートコントロール側制御部に運転スイッ
    チがあり、本体側制御部側からリモートコントロール側
    制御部に運転スイッチの再投入の信号が発せられること
    を特徴とすることを特徴とする燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6380123A (ja) * 1986-09-19 1988-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 停電バツクアツプ回路
JPH031013A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Noritz Corp 燃焼装置
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