JP4702589B2 - 制御装置および燃焼装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼装置等の機器に採用される制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃焼装置などの機器においては、運転の開始・停止、温度調節などの制御を行う制御装置が設けられる。制御装置は多くの場合、燃焼装置の機器内に設けられる本体側の機材と、リモートコントロール装置(以下 リモコン)によって構成される。
そして燃焼装置は屋外等の使用者が普段いない場所に設置されることが多いことから、リモコンが燃焼装置の本体部分から離れた場所に設置される場合が多い。燃焼装置においては、多くの場合、リモコン側に運転スイッチがある。
【0003】
制御装置は通常電気によって作動するものが大半であり、メインとなる運転スイッチを持つ。そして運転スイッチをONして制御装置を立ち上げ、燃焼装置等を起動させる。
しかしながら停電などで電気が遮断されたときには制御装置は停止する。そして再度通電されたときには、燃焼装置などの機器の誤作動を防止するために、制御装置(リモコン側)の運転スイッチは「切」状態となる。そのため制御装置はリセット状態となり、再度制御装置に電源を再度通電しても、人的操作を再度行わない限り、燃焼装置などの機器への制御がなされない。
【0004】
図4は、従来技術における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。
まず、制御装置に電源が投入されると、ステップ11の状態となり、初期リセット動作が行われる。初期リセット動作によって、運転スイッチは「切」の状態となる。この初期リセット動作が終わると、次にステップ12に移行し、運転スイッチの入力の待ち受け状態になる。そして、運転スイッチを「入」にするとステップ13に移行し、機器の運転が開始され、再びステップ12に戻る。
運転スイッチが「切」の状態であるならばステップ14に移行し機器の運転は行われない。
いずれの状態でも、制御装置の電源を遮断すると、運転は停止する。そして、再度電源を投入すると、初期リセット動作が行われて機器は停止した状態を維持する。
【0005】
また初期リセット動作が行われると、燃焼装置などの機器の運転の停止だけでなく、温度調節等の設定を再設定する必要となる場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで市場において燃焼装置などの機器の運転・停止を、制御装置に対する電源の遮断・通電によって実施したいという要請がある。すなわち制御装置に電源を供給する電源回路にタンブラースイッチ等を設け、当該タンブラースイッチを入り切りすることによって燃焼装置等の運転・停止を行いたいという要請がある。
しかしながら従来技術の制御装置を使用すると、タンブラースイッチを切ることによって初期リセットが働き、リモコン側の運転スイッチが「切」の状態となって機器の運転が行えない。そのためタンブラースイッチを入りにした状態でさらにリモコン側の運転スイッチを入りにしなければならず、操作が煩雑であった。
【0007】
そこで本発明は、制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が可能な制御装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そして、上記した目的を達成するための請求項1の発明は、制御対象を制御する制御装置において、制御装置は本体側制御部とリモコンを有し、リモコンには運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは制御装置への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチには電力供給が再開された時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰する復帰機能を有し、本体側制御部で再投入すべきか否かを判断し、本体側制御部からリモコン側に運転スイッチを再投入する旨の信号が発信される機能を有することを特徴とする制御装置である。
【0009】
本発明によれば、運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは制御装置への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有しているので、制御対象が誤作動することが無く、運転スイッチは電力供給が再開された時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰する復帰機能を有しているので、制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が可能となる。
【0010】
請求項2の発明は、制御対象に対して所定の信号を発する本体側制御部と、本体側制御部に電力を供給する電力供給回路を有し、制御対象を制御する制御装置において、リモコンを有し、電力供給回路には電力供給スイッチが設けられ、リモコンには運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは電力供給スイッチが切となって本体側制御部への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給スイッチが切となって電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチは電力供給スイッチが入となって電力供給が再開された時に本体側制御部で再投入すべきか否かを判断し、本体側制御部からリモコン側に運転スイッチを再投入する旨の信号が発信され、電力供給が遮断される直前の状態に復帰する復帰機能を有することを特徴とする制御装置である。
【0011】
請求項2の発明においては、本体側制御部には運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは電力供給スイッチが切となって本体側制御部への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給スイッチが切となって電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有しているので、制御対象が誤作動することが無い。また、運転スイッチは電力供給スイッチが入となって電力供給が再開された時に電力供給が遮断される直前の状態に復帰する復帰機能を有するので、制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が可能である。
【0012】
請求項3の発明は、復帰機能は、電力供給が遮断される直前の運転状態を記憶する記憶手段と、再度電力供給を行った際に前記記憶手段から本体側制御部に出力し、電力供給が遮断される直前の運転状態に本体側制御部を復帰させることのできる出力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置である。
【0013】
請求項3の発明においては、電力供給が遮断された際に電力供給が遮断される直前の運転状態を記憶する記憶手段と、再度電力供給を行った際に前記記憶手段から本体側制御部に出力し、電力供給が遮断される直前の運転状態に本体側制御部を復帰させることのできる出力手段を備えているので、電力供給が再開された時には電力供給が遮断される直前の運転状態へ容易に復帰することができる。
【0014】
請求項4の発明は、前記記憶手段は不揮発性メモリを有し、前記出力手段は前記不揮発性メモリに記憶された情報を読み出して直前の運転状態に本体側制御部を復帰させることを特徴とする請求項3に記載の制御装置である。
【0015】
請求項4の発明においては、直前の運転状態を記憶する記憶手段が不揮発性メモリによって行われ、前記出力手段は前記不揮発性メモリから読み出して直前の運転状態に本体側制御部を復帰させるので、電力供給が再開された時には電力供給が遮断される直前の運転状態へさらに容易に復帰することができる。
【0016】
請求項5の発明は、制御対象の作動が異常検知により停止する制御対象を制御する制御装置であって、制御対象の作動が異常検知により停止し、この状態において電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された際には、制御対象は停止した状態を維持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の制御装置である。
【0017】
請求項5の発明においては、異常検知により停止する制御対象を制御する制御装置である。本発明の制御装置においては、制御対象の作動が異常検知により停止し、この状態において電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された際には、制御対象は起動しない。そのため本発明の制御装置は安全性が高い。
【0018】
請求項6の発明は、制御対象の作動異常を検知する異常検知機能を有し、異常検知に関する情報が不揮発性メモリに記憶され、電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された際には不揮発性メモリの情報が読みだされて運転スイッチが入り状態とならないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置である。
【0019】
本発明の制御装置では制御対象の作動異常を検知する異常検知機能を有し、異常検知に関する情報が不揮発性メモリに記憶される。そして電力供給が再開された際には不揮発性メモリの情報が読みだされて運転スイッチが入り状態とならない。そのため本発明の制御装置は安全性が高い。
【0020】
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置と燃焼装置本体からなることを特徴とする燃焼装置である。
【0021】
請求項7の発明における燃焼装置は、電源の遮断・通電によって起動・停止を行うことができる。
【0022】
本発明に関連する制御装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置であって、制御装置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と一体化された本体側制御部とリモートコントロール側制御部を有し、リモートコントロール側制御部に運転スイッチがあり、リモートコントロール側制御部の運転スイッチが電力供給が再開された時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰することを特徴とする燃焼装置である。
【0023】
本発明に関連する制御装置と燃焼装置本体からなる燃焼装置であって、制御装置は燃焼装置の本体に内蔵又は本体と一体化された本体側制御部と温度設定を行うリモートコントロール側制御部を有し、リモートコントロール側制御部に運転スイッチがあり、本体側制御部側からリモートコントロール側制御部に運転スイッチの再投入の信号が発せられることを特徴とする燃焼装置である。
【0024】
本発明に関連する燃焼装置は、電源の遮断・通電によって起動・停止を行うことができる。加えて本発明に関連する燃焼装置は、リモートコントロール側制御部を有し、当該リモートコントロール側制御部に運転スイッチがあるので、使用者にとって使い勝手のよい場所にリモートコントロール側制御部を置いて操作することができる。
特に本発明に関連する燃焼装置では、リモートコントロール側制御部によって温度設定を行うことができるので使いやすい。さらに本発明に関連する燃焼装置では、本体側制御部側からリモートコントロール側制御部に運転スイッチの再投入の信号が発せられるので、運転スイッチの再投入を判断する機材等を本体側に配置することができる。そのためリモートコントロール側制御部の小型化が可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。以下に述べる具体的実施例の制御対象は、燃焼装置であるが、これは本発明の一例であって、本発明の制御対象はこれに限られない。
図1は、本発明の第1の実施形態における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。図2は、本発明の第2の実施形態における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。図3は、本発明の第1の実施形態における制御装置を用いた燃焼装置の概略図である。
【0026】
第1の実施形態における制御装置について、図1、図3を用いて説明する。図3は第1の実施形態における制御装置を用いた燃焼装置の概略図である。燃焼装置1は、貯湯式給湯器と称される形式のものであり、燃焼装置本体2と前記燃焼装置本体2を制御する制御装置3からなる。
また制御装置3は、電源回路9と本体側制御部26及びリモコン4によって構成される。本体側制御部26は、燃焼装置本体2を収納するケース(図示せず)に内蔵されている。またリモコン4は、本体側制御部26から離れた位置に取り付けられている。リモコン4は、本体側制御部26に対して有線又は無線により接続されている。
【0027】
燃焼装置本体2はオイルを供給し燃焼して熱を発生させる燃焼部5と前記燃焼部5の熱を利用して内部の湯水を昇温させる熱交換部6を有している。
燃焼部5には燃料であるオイルを供給する管10を備え、管10の先端にはノズル11を有し、オイルが噴射される。そして、ノズル11先端付近に設けられたイグナイタの電極棒12より発生する花火により点火してオイルを燃焼させる。
【0028】
熱交換部6には、給水口15から熱交換部6につながる管17aと、熱交換部6から給湯栓16につながる管17bが接続されており、給水口15から導入された水が熱交換部6に入って湯となり、給湯栓16から出湯する。給油栓16での水の温度が、制御装置3に有する温度設定切り替え器60によって、設定された温度となるように、燃焼部5の燃焼が調節される。
さらに、熱交換部6の内部の温度を制御するために缶体サーミスタ20が、熱空だき状態を検知する空だき安全装置21が、水温が異常に高温になった状態を検知する沸騰防止サーミスタ22が備えられている。
また、燃焼部5が異常に高温にならないようにするため、温度ヒューズ23が備えられている。そして、燃焼装置本体2には、地震の際に燃焼部5の燃焼を自動的に停止するための対震自動消火装置(図示せず)が備えられている。前記した異常を検知したときは、燃焼が停止する。
【0029】
制御装置3は前記したように本体側制御部26とリモコン4を有し、本体側制御部26は燃焼装置本体2を収納したケースに内蔵されている。
またリモコン4には運転スイッチ61と温度設定切り替え器60が設けられている。制御装置3は、100V交流電源29により作動し、電源と制御装置3をつなぐコードの部分には、タンブラースイッチ30を有し、前記タンブラースイッチ30を操作することで、電源の供給・遮断が可能である。すなわち制御装置3は、電源回路9を有し、電源回路9にタンブラースイッチ30が設けられている。
燃焼装置本体2は、本体側制御部26と共に例えば納屋の一部等に設置され、タンブラースイッチ30は当該納屋の柱等の燃焼装置本体2の近くに取り付けられる。
これに対してリモコン4は、母屋等の燃焼装置本体2から離れた位置に設置される。
【0030】
制御装置3の制御動作について、図1を用いて説明する。なお本実施形態で採用する制御装置3では、EEPROM等の記憶装置や、運転スイッチ61を再投入すべきか否かを判断するC.P.U等が本体側制御部26に内蔵されている。そして本体側制御部26からリモコン4側に運転スイッチ61を再投入する旨の信号等が発信される。
【0031】
燃焼装置1の運転に際しては、まず、タンブラースイッチ30を「入」して制御装置3に電源を供給する。その結果、従来技術の制御装置同様にステップ1に移行し、初期リセット動作が行われる。その後、ステップ2に移行し「前回運転スイッチ状態」の読み出しを行う。この「前回運転スイッチ状態」は、後述するようにEEPROMにより記憶されている。また前記した様にEEPROMは本体側制御部26に内蔵されている。EEPROMは、電気的な情報を書き込み・呼び出しでき、さらに前に記録した情報を消去して再度書き込みできる不揮発性メモリであり、本体側制御部26への電源が遮断されても記憶は残っている。
そして、ステップ2に移行し、EEPROMから前回運転スイッチ状態に関する情報が読み出される。
【0032】
続いてステップ3で、前回、運転スイッチが「入」であったか否かが判断される。そして「前回運転スイッチ状態」が「入状態」の時には、ステップ4に移行し、本体側制御部26からリモコン4に対して運転スイッチ61を「入」にするための信号が送られる。
リモコン4側は、この信号を受け、運転スイッチ61を「入」にする。こうして自動的に運転スイッチが入り、ステップ5に移る。
【0033】
これに対して「前回運転スイッチ状態」が「切状態」の時には、ステップ5を飛ばし、ステップ5に移行する。
【0034】
そして前記した様に初期リセット動作及び「前回運転スイッチ状態」の読み出しが終わると、ステップ5で運転スイッチの入力の待ち受け状態になる。「前回運転スイッチ状態」が「入状態」の時には、前記した様にステップ4で自動的に運転スイッチ61が入るため、ステップ6に移動し、「前回運転スイッチ状態」の書き込みが行われる。「前回運転スイッチ状態」の情報は、EEPROMに記録される。すなわちステップ6では、EEPROMに「運転スイッチ入」の情報が書き込まれる。
【0035】
そして、ステップ7に移行し、燃焼装置本体2の運転が行われる。その後、ステップ6に戻り、再び運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0036】
一方、初期リセット動作及びステップ2で「前回運転スイッチ状態」の読み出しが終わったあと、ステップ3で「前回運転スイッチ状態」が「運転スイッチ切」であった場合にはステップ5における判定がNOとなり、ステップ8に移行する。そしてステップ8でEEPROMに「前回運転スイッチ状態」の書き込みが行われる。この書き込みは、EEPROMに「運転スイッチ切」の情報が書き込まれることにより行われる。
【0037】
続いてステップ9に移行するが、燃焼装置本体2は運転することなく停止したままの状態を維持する。すなわち制御装置3は停止した状態であり、ステップ5に戻り、再び運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
ここで人為的にリモコン4の運転スイッチ61を「切」とした場合には、ステップ5でNOと判断され、ステップ8に移動し「前回運転スイッチ状態」が「切状態」である旨の情報が書き込みが行われ、さらにステップ9に移行し、燃焼装置本体2の運転は停止し、再びステップ5に戻り、運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0038】
一方、人為的にリモコン4の運転スイッチ61を「切」とした場合には、ステップ5でYESと判断され、ステップ6に移動し「前回運転スイッチ状態」たる「入状態」の情報が書き込まれ、さらにステップ7に移行して、燃焼装置本体2の運転が開始される。
【0039】
燃焼装置1は、上記のように構成されており、制御装置3に電源を供給した際に、初期リセット動作が行われるので燃焼装置本体2が誤作動することは無い。さらに、「前回運転スイッチ状態」は、タンブラースイッチ30が「切」とするなどにより、制御装置3の電源が遮断されてもEEPROMに記憶されており、「入状態」の時には、自動で燃焼装置本体2が運転し、「切状態」の時には、停止したままである。従って、一旦制御装置3の電源を遮断し、再び制御装置3の電源を入れたときには、どのような状態であっても、燃焼装置本体2の運転状態が制御装置3の電源が遮断される前の状態に戻り、復帰する。そのため、制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が可能となる。
【0040】
次に第2の実施形態における制御装置50について、図2を用いて説明する。燃焼装置50は、燃焼装置本体2と前記燃焼装置本体2を制御する制御装置53からなる。燃焼装置本体2は、第1の実施形態における燃焼装置本体2と同じである。
また制御装置50が電源回路9と本体側制御部26及びリモコン4によって構成され、本体側制御部26が、燃焼装置本体2を収納するケース(図示せず)に内蔵され、リモコン4が、本体側制御部26から離れた位置に取り付けられている点についても先の実施形態と同じである。
【0041】
制御装置53の燃焼装置本体2への制御について、図2を用いて説明する。電源が投入、ステップ1の初期リセット動作、ステップ2の「前回運転スイッチ状態」の読み出し、ステップ3の「前回運転スイッチ状態」、ステップ4の「前回運転スイッチ状態」が「入状態」の場合の自動での運転スイッチが入力、及び、ステップ5の運転スイッチの入力の待ち受け状態までは、第1の実施形態と同じである。
また、ステップ5の状態で、運転スイッチが「切」の状態の場合には、第1の実施形態と同様にステップ8で「前回運転スイッチ状態」の「切状態」の記憶をし、ステップ5の状態の運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0042】
ステップ5の状態で、運転スイッチが「入」の状態の場合には、ステップ5'に移り、異常検知の有無を確認する。異常検知は、缶体サーミスタ20、空だき安全装置21、沸騰防止サーミスタ22、温度ヒューズ23が作動することにより、燃焼装置本体2の運転が停止することである。異常検知があったときには、ステップ5'でステップ8に移り、「前回運転スイッチ状態」の「切状態」の記憶をEEPROMにし、ステップ9に移り、運転スイッチが「入」であっても燃焼装置本体2は運転しない。そして、ステップ5に戻って、運転スイッチ待ち受け状態に戻る。
【0043】
燃焼装置50は、上記のように構成されているので、燃焼装置本体2が誤作動することが無い。また、一旦制御装置53の電源を遮断し、再び制御装置53の電源を入れたときには、どのような状態であっても、燃焼装置本体2の運転状態が制御装置53の電源が遮断される前の状態に戻り、制御装置53の電源の遮断・通電によって燃焼装置本体2の制御が可能となる。
さらに、制御装置53への電力供給の遮断することなく、制御装置の人的操作によらない、燃焼装置本体2の作動の停止である異常検知による停止した場合には制御装置53に「前回運転スイッチ状態」の「切状態」の記憶がEEPROMにされ、異常検知の後、制御装置53への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時には、EEPROMから読み出すことにより、燃焼装置本体2が停止したままであるので燃焼装置本体2が異常のまま運転されることはない。
【0044】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明は、燃焼装置などの機器の誤作動を防止しつつ、制御装置の電源の遮断・通電によって制御対象の制御が可能な制御装置を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。
【図2】 本発明の第2の実施形態における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。
【図3】 本発明の第1の実施形態における制御装置を用いた燃焼装置の概略図である。
【図4】 従来技術における制御装置の電源投入から制御対象の運転までにおけるフローチャートである。
【符号の説明】
1,50 燃焼装置
2, 燃焼装置本体
3,53 制御装置
Claims (7)
- 制御対象を制御する制御装置において、制御装置は本体側制御部とリモコンを有し、リモコンには運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは制御装置への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチには電力供給が再開された時に電力供給が遮断される以前の状態に復帰する復帰機能を有し、本体側制御部で再投入すべきか否かを判断し、本体側制御部からリモコン側に運転スイッチを再投入する旨の信号が発信される機能を有することを特徴とする制御装置。
- 制御対象に対して所定の信号を発する本体側制御部と、本体側制御部に電力を供給する電力供給回路を有し、制御対象を制御する制御装置において、リモコンを有し、電力供給回路には電力供給スイッチが設けられ、リモコンには運転スイッチが設けられ、当該運転スイッチは電力供給スイッチが切となって本体側制御部への電力供給が遮断されたとき或いは電力供給スイッチが切となって電力供給が一旦遮断されて電力供給が再開された時に切となるリセット機能を有し、さらに前記運転スイッチは電力供給スイッチが入となって電力供給が再開された時に本体側制御部で再投入すべきか否かを判断し、本体側制御部からリモコン側に運転スイッチを再投入する旨の信号が発信され、電力供給が遮断される直前の状態に復帰する復帰機能を有することを特徴とする制御装置。
- 復帰機能は、電力供給が遮断される直前の運転状態を記憶する記憶手段と、再度電力供給を行った際に前記記憶手段から本体側制御部に出力し、電力供給が遮断される直前の運転状態に本体側制御部を復帰させることのできる出力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
- 前記記憶手段は不揮発性メモリを有し、前記出力手段は前記不揮発性メモリに記憶された情報を読み出して直前の運転状態に本体側制御部を復帰させることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
- 制御対象の作動が異常検知により停止する制御対象を制御する制御装置であって、制御対象の作動が異常検知により停止し、この状態において電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された際には、制御対象は停止した状態を維持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の制御装置。
- 制御対象の作動異常を検知する異常検知機能を有し、異常検知に関する情報が不揮発性メモリに記憶され、電力供給が遮断され、さらに制御装置への電力供給が再開された際には不揮発性メモリの情報が読みだされて運転スイッチが入り状態とならないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の制御装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置と燃焼装置本体からなることを特徴とする燃焼装置。
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