JP2003105211A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2003105211A
JP2003105211A JP2001302984A JP2001302984A JP2003105211A JP 2003105211 A JP2003105211 A JP 2003105211A JP 2001302984 A JP2001302984 A JP 2001302984A JP 2001302984 A JP2001302984 A JP 2001302984A JP 2003105211 A JP2003105211 A JP 2003105211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄焼却時のダイオキシンの発生が少なく環境
適応性に優れ、チューブとして用いた場合に、反撥性の
少ない、しなやかな医療用チューブを提供することがで
きる熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】スチレン系ブロック共重合体などからなる
熱可塑性材料(A)を10〜65wt%と、ポリブタジ
エンなどの熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)を90〜
35wt%とを含む熱可塑性樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に医療用各種チ
ューブに供するに適した熱可塑性樹脂組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブに供される高分子材料と
しては、これまで、軟質ポリ塩化ビニルをはじめ、ポリウ
レタン、ポリオレフィン等が利用されてきている。この
中でも、材料の物性(透明性、耐滅菌性、機械強度等)、
価格、成形加工性、取り扱いやすさ等の点で他材料より優
れる為、軟質ポリ塩化ビニルが圧倒的に使用されてい
る。特に、軟質ポリ塩化ビニルはそのしなやかさと機械
的強度を併せ持つことが大きな特徴である。しかしなが
ら、ポリ塩化ビニルは使用後の焼却時にダイオキシンの
発生が危惧され、又、それに使われている可塑剤に外因
性内分泌攪乱物質としての疑いが持たれていることな
ど、昨今の環境問題を勘案すると、その将来は必ずしも
明るいものではない。
【0003】一方、ポリウレタンやポリオレフィン等は
こう言った問題には無縁であるが、これらの材料から得
られるチューブは仮に柔らかい材料で作ったとしても、
反撥性が大きく、操作性に劣るのが常である。具体的に
輸液用チューブを例に説明すると、輸液チューブはその
使用目的から、適度にカーブをつけて体に固定したり、安
全確保のためループを描かし四肢に固定することが多々
あるが、反撥性が強いと、何かの拍子に固定具からチュ
ーブが外れた場合、このカーブやループが急に解け、跳
ね上がったり飛び上がったりすることがある。この動作
によってチューブ間の接続が外れたり、血管を確保して
いた留置針が外れたり、キンクしたりしてしまうと言っ
た医療上のトラブル原因となるものである。従って、医
療用チューブ素材には柔らかく且つしなやかな(反撥性
が低い)物性が求められているのが現状である。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、反
撥性が低く、柔軟な医療用チューブに用いることができ
るポリオレフィン系の熱可塑性樹脂組成物を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための為の手段】上記課題は以下の本
発明により解決される。 (1)本発明は、熱可塑性材料(A)と、熱可塑性ポリ
オレフィン(B)とを含む熱可塑性樹脂組成物であっ
て、前記熱可塑性材料(A)は、25℃における損失正
接(tanδ)が0.4以上の熱可塑性材料からなり、
前記熱可塑性ポリオレフィン(B)は、ヤング率が50
〜600kg/cm2の範囲にある熱可塑性ポリオレフ
ィンからなるものであって、前記系熱可塑性材料(A)
を10〜65wt%、前記熱可塑性ポリオレフィン
(B)を90〜35wt%含み、損失正接(tanδ)
が25℃で0.2以上であり、ヤング率が50〜300
kg/cm2であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成
物である。
【0006】(2)本発明は、前記熱可塑性材料(A)
が、一般式XYXで示されるトリブロック共重合体であ
って、Xがスチレンブロック、Yが3,4−結合からな
るイソプレンユニットを50%以上含むイソプレンブロ
ック、および/または前記イソプレンブロックの一部が
水素添加されている水素添加イソプレンブロックである
である上記(1)に記載の熱可塑性樹脂組成物である。
【0007】(3)本発明は、前記熱可塑性ポリオレフ
ィン(B)が、ポリブタジエン、ブタジエン系共重合
体、ポリブテン、ブテン系共重合体、イソブレン系共重
合体、ポリエチレン、エチレン系共重合体、プロピレン
系共重合体の少なくとも1つからなる上記(1)乃至
(2)に記載の熱可塑性樹脂組成物である。
【0008】(4)上記(1)乃至(3)に記載の熱可
塑性樹脂組成物からなる医療用チューブである。
【0009】(5)本発明は、熱可塑性材料(A)と、
熱可塑性ポリオレフィン(B)とを含む熱可塑性樹脂組
成物であって、前記熱可塑性材料(A)が、一般式XY
Xで示されるトリブロック共重合体であって、Xがスチ
レンブロック、Yが3,4−結合からなるイソプレンユ
ニットを50%以上含むイソプレンブロック、および/
または前記イソプレンブロックの一部が水素添加されて
いる水素添加イソプレンブロックであり、前記熱可塑性
ポリオレフィン(B)が1,2−結合型のポリブタジエ
ンであって、前記系熱可塑性材料(A)を10〜65w
t%、前記熱可塑性ポリオレフィン(B)を90〜35
wt%含むこと特徴とする熱可塑性樹脂組成物である。
【0010】(6)本発明は、損失正接(tanδ)が
25℃で0.2以上であり、ヤング率が50〜300k
g/cm2であることを特徴とする上記(5)に記載の
熱可塑性樹脂組成物である。
【0011】(7)本発明は、上記(5)乃至(6)に
記載の熱可塑性樹脂組成物からなる医療用チューブであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明における熱可塑性樹脂組成
物は、その損失正接(tanδ)が25℃で0.2以上
であり、ヤング率が50〜300kg/cm2であるこ
とが望ましい。高分子材料の物性評価の一環としてよく
利用される動的粘弾性測定はポリマー材料の粘性性と弾
性性の両者について分析するもので、前者が損失弾性率
(E’’)、後者が貯蔵弾性率(E’)として求めら
れ、この両弾性率の比、E’’/E’を損失正接(ta
nδ)と言う。このtanδは一般的に温度依存性があ
り、ある温度で最大値をとることが知られている。ま
た、定性的にはtanδが大きい材料は塑性性が高く、
逆に小さい材料は弾性性が高いといえる。すなわち、t
anδが大きければしなやかとなり、大きければ反撥性
の高い材料であると言える。
【0013】本発明における熱可塑性樹脂組成物におい
て、tanδを0.2以上とするのは、本発明の熱可塑
性樹脂組成物をチューブとして用いた場合に、加えられ
ている外力が何かの拍子に突然なくなったときでもチュ
ーブに蓄積されたエネルギーが緩和され、反撥力が少な
くなるため、跳ね上がったり飛び上がったりすることが
ないためである。逆に0.2より小さいと蓄積エネルギ
ーの大部分が運動エネルギーとして放出され、反撥力が
大きくなるため、かかる場合に、跳ね上がったり飛び上
がったりすることになり、操作性が悪くなる。また人体
の接触面に対し常に応力が加わった状態となり違和感を
感じ続けることになる。
【0014】tanδの上限としては、チューブとして
用いた場合に、操作性や、機械物性の観点から0.8以
下であることが望ましい。0.8より大きいと、塑性変
形能が大きくなりすぎ、医師や看護婦が操作しづらくな
るためである。
【0015】ヤング率が300kg/cm2より大きい
と、硬くなりすぎるため操作性や、体表面に固定した時
に違和感などを与える等の点で問題が生じる。一方、5
0kg/cm2より小さいと、チューブとして用いた場合
に柔らかくなりすぎ、操作性が低下すると同時に、チュ
ーブとして用いた場合に、外力により容易につぶれ物質
の移送が出来なくなりやすいためである。
【0016】本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いる熱可
塑性材料(A)としては、25℃におけるtanδが
0.4以上のものが望ましい。本発明における熱可塑性
樹脂組成物は、その機械物性を後述の熱可塑性軟質ポリ
オレフィン(B)に依るため、熱可塑性材料(A)の多
量の混合は好ましくない。即ち、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)の特徴を生かしたまま、反撥性を低下させ
るには出来る限り少ない量の熱可塑性材料(A)の添加
で対応することが必要であり、このためには熱可塑性材
料(A)のtanδが0.4以上のものが望ましい。t
anδが0.4以上であれば特に上限はないが、工業的
な入手可能性から2.5程度が上限である。
【0017】上記の条件を満たすため、熱可塑性材料
(A)としては、スチレン系ブロック共重合体からなる
スチレン系のエラストマーが適当である。具体的にはス
チレンをハードセグメントとし、イソプレンやブタジエ
ンなどのジエン、ブテン、イソブテン、ペンテン、イソペ
ンテン等のオレフィンなどからなるソフトセグメント、
及びジエンセグメントを水素添加したソフトセグメント
からなるジ又はトリブロック体が挙げられる。
【0018】トリブロック体の場合にはtanδを大き
くするにはソフトセグメント部を構成するポリマーが、
その側鎖の炭素数が2以上の基(例えば、ジメチル、エチ
ル、ビニル、イソプロピル)を有することが必須であ
る。ソフトセグメントが1,4−型のポリブタジエンや
1,4−型のポリイソプレンでは目的を達成することは
出来ない。
【0019】熱可塑性材料(A)のソフトセグメントに
ポリイソプレンを用いる場合には、3,4−型結合型の
イソプレンの繰り返し単位(=ビニル側鎖を有する繰り
返し単位)が50モル%以上あることが必要である。ま
た、ポリイソプレンとしては、ホモポリマーでtanδ
が0.4以上のトランス−ポリイソプレンなども用いる
ことができる。
【0020】熱可塑性材料(A)に用いることができる
具体的なものとしては、スチレン−イソプレン−スチレ
ントリブロック体及びその水素添加したポリマー(ハイ
ブラー、クラレ社製)、スチレン−ブタジエンランダム
共重合体(JSR−SL574、日本合成ゴム社製)、
スチレン−ブタジエンジブロック共重合体(Nipol
310S、日本ゼオン社製)などが挙げられる。また、
上述の群の中から複数のポリマーを組み合わせて使うこ
とも可能である。
【0021】本発明の熱可塑性樹脂組成物に用いる熱可
塑性軟質ポリオレフィン(B)としては、ヤング率が5
0〜300kg/cm2の範囲にあることが望ましい。
熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)は、本発明の熱可塑
性樹脂組成物をチューブとして用いる場合に、その機械
物性を発現するに必要な成分であることから、ヤング率
が50kg/cm2以下では強さが不足するため好まし
くない。また、600kg/cm2以上あると、得られ
るチューブの剛性が高くなりすぎ、医療用チューブとし
ての柔軟性に欠けるため好ましくない。
【0022】熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)の具体
例としては、ポリブタジエン、ブタジエン系共重合体、
ポリブテン、ブテン系共重合体、イソプレン系共重合
体、エチレン系共重合体、プロピレン系共重合体などが
ある。例えばエチレン系共重合体としてはエチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、エチレンとプロピレン、1−ブテン、1−ヘキサ
ン、1−オクテン等の炭素数3以上のα−オレフィン共
重合体、エチレンとブタジエン、イソプレン等の共役ジ
エン単量体を共重合さてたエチレン−共役ジエン共重合
体、エチレンとシクロペンテン、シクロペンタジエン、
シクロヘキセン等の環状オレフィンを共重合させたエチ
レン−環状ポリオレフィン共重合体、エチレンとスチレ
ン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メ
チルスチレン、o−t−ブチルスチレン、m−t−ブチ
ルスチレン、p−t−ブチルスチレン、p−クロロスチ
レン、α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物単
量体を共重合させたエチレン−芳香族ビニル化合物共重
合体などが挙げられる。これらのエチレン共重合体の中
では、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が好ましい。
【0023】この時、エチレンと他の単量体との共重合
体のエチレン量は50モル%〜95モル%であることが
好ましい。エチレン量が50モル%以上であれば、エチ
レンの結晶化が阻害されることがなく、熱可塑性樹脂組
成物をチューブとして用いる場合に十分な強度、ゴム弾
性を得ることができる。一方、エチレン量が95モル%
以上となるとエチレンの結晶化度が高くなり柔軟性が不
足する。
【0024】熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)に用い
ることができる具体的なものとしては、エチレン−オク
テン共重合体(エンゲージ8100、デュポン・ダウ・ケミカ
ル社製)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(ウルトラセ
ン751(酢酸ビニル量28%)、東ソー株式会社
製)、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン(RB
810、RB820、RB830等、日本合成ゴム社製)
などがある。
【0025】さらに、熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)としては、スチレン系のブロックポリマーを用い
ることもできる。例えば、1,4−結合を中心とした、
イソプレン、ブタジエン等のジエンモノマーの重合体を
中央のセグメントにし、両端にポリスチレンセグメント
を有するいわゆるトリブロック共重合体(SIS、SB
S)、および中央のジエンモノマー重合体を水素添加し
たSEBSなどがあげられる。
【0026】また、熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)
は、上述した材料の群の中から2以上の材料を混合して
も良い。特に、本発明の熱可塑性樹脂組成物への使用に
当たって、圧縮永久歪が問題になるような場合には、圧
縮永久歪が小さい、SIS、SEBS、SBS等のスチ
レン系ブロック共重合体と、ポリブタジエン、ブタジエ
ン系共重合体、ポリブテン、ブテンブタジエン系共重合
体、イソプレン系共重合体、エチレン系共重合体、プロ
ピレン系ブタジエン系共重合体とを組み合わせることが
好ましい。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上述した
熱可塑性材料(A)と熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)を混合することによって得られるが、その混合比
によって樹脂組成物のtanδ、及びヤング率を調整す
ることが可能である。
【0028】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱
可塑性材料(A)と熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)
以外に、熱可塑性樹脂組成物の材料物性を損なわない範
囲で第3成分を添加することができる。第3成分として
は、各種酸化防止剤、老化防止剤、ステアリン酸カルシ
ウムやオレイン酸アミドと言った滑剤、硫酸バリウム、
タングステン等に代表されるX線造影剤、柔軟性を付与
する為のミネラルオイル等があげられる。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、熱可塑性
材料(A)と、熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)と、
第3成分とを、常法により混合することにより得ること
ができる。これにより得られた熱可塑性樹脂組成物は、
時として相溶系を作ることもあるが基本的には非相溶系
になる。本発明においては何れの系でもかまわないが、
熱可塑性材料(A)が島構造と、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)が海構造になる相分離構造をとることが望
ましい。
【0030】このような構造により、熱可塑性樹脂組成
物の機械物性は海構造をとる熱可塑性軟質ポリオレフィ
ン(B)の物性が反映されたものとなり、外部から与え
られた応力(運動エネルギー)は島構造をとる熱可塑性
材料(A)によって吸収されるため、反撥性が押さえら
れることになる。従って、本発明の熱可塑性樹脂組成物
をチューブとして用いた場合に、好適な諸物性を発現す
ることができる。
【0031】この時、島構造のサイズはできる限り小さ
い方が望ましく、10μm以下が望ましい。島構造のサ
イズが10μmを超えた材料では、ューブが曲がった場
合に島表面に応力の集中がおき、界面の剥離やクラック
の問題が起きやすい。また、光学的にも、光の乱反射、
不透過が置き、白色を呈するようになり望ましくない。
特に、熱可塑性樹脂組成物の透明性の観点から光の波長
以下、即ち2μm以下の粒径であることが望ましい。
【0032】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、医療用チ
ューブや医療用カテーテルとして好適に用いることがで
きる。 医療用チューブの具体例としては、輸液用チュ
ーブ、輸血用チューブ、血液透析用の血液回路、人工心
肺用の血液回路、導尿カテーテルに接続される尿を尿道
バッグに導出するのに使用されるチューブ、腹膜透析用
チューブ、導尿カテーテル、胃管カテーテル、吸引カテ
ーテルなどの、チューブやカテーテル類が挙げられる。
【0033】
【実施例】1.動的粘弾性における損失正接の測定 各試料を熱プレスすることで厚さ300〜400μmの
シートを作成し、これを幅2mm、長さ20mmの短冊状にす
ることで測定試料とした。動的粘弾性測定装置としては
DVA−225(アイティー計測制御社製)を用い、昇
温法により、空気中、測定周波数10Hz、昇温速度5℃
/分の条件で測定を行い、25℃での損失正接(tan
δ)の値を読み取った。尚、tanδは動的貯蔵弾性率
(E’)と動的損失弾性率(E’’)の比(tanδ=
E’’/E’)である。
【0034】2.ヤング率の測定 各試料を熱プレスすることで厚さ300〜400μm の
シートを作成し、これを幅5mm、長さ80mmの短冊
状にする事で測定試料とした。引っ張り試験機としては
オートグラフAGS−100A(島津製作所製)を用
い、室温、引っ張り速度500mm/分で測定した。
【0035】(実施例1)熱可塑性材料(A)として
3,4結合型のポリイソプレンを1ブロックとするスチ
レン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
(ハイブラー5127、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=1.0)30重量部と、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)として1,2−結合型のポリブタジエン
(RB810、日本合成ゴム社製、ヤング率=112k
g/cm2、tanδ=0.09)70重量部とを、ド
ライブレンド後、2軸押し出し機にて溶融混練すること
で、本発明の熱可塑性樹脂組成物を作製した。この熱可
塑性樹脂組成物を用い1軸押し出し機にて12フレンチ
のチューブを押出し成形した。このチューブの物性は、
ヤング率が91kg/cm2で25℃でのtanδは
0.38であった。得られたチューブは極めてしなやか
で、且つ、反撥性が押さえられたものであった。
【0036】(実施例2)熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)としてエチレン/酢酸ビニル共重合体(ノバテッ
クLV660、日本ポリケム製、ヤング率=157kg
/cm2、tanδ=0.07)70重量部を使った以
外は実施例1と同様にして本発明の熱可塑性樹脂組成物
を作製し、さらにチューブを得た。このチューブの物性
はヤング率が115kg/cm2、tanδ=0.36
であった。得られたチューブは僅かに白濁しているもの
の、内容物が十分確認出来る透明性は有していた。ま
た、反撥性は極めて少なく、しなやかな感触を有してい
るものであった。
【0037】(実施例3)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のポリイソプレンを1ブロックとするス
チレン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
(ハイブラー5127、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=1.0)40重量部と、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)として水添ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(タフテックH1041、旭化成製、ヤング率
=300kg/cm2、tanδ=0.09)60重量
部とを、2軸押し出し機を用い溶融混練し本発明の熱可
塑性樹脂組成物のペレットを調製した。この熱可塑性樹
脂組成物の物性を測定したところ、tanδは0.4
2、ヤング率は180kg/cm2であった。
【0038】得られたペレットを使い1軸押し出し機を
用い、外径3.2mm、内径2.2mmのチューブを作
製した。このチューブは僅かに白濁しているものの、内
容物が十分確認出来る透明性は有していた。また、反撥
性は極めて少なく、しなやかな感触を有しているもので
あった。
【0039】(実施例4)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のポリイソプレンを1ブロックとするス
チレン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
の水素添加物(ハイブラーHVS−3、クラレ社製25
℃におけるtanδ=0.47)60重量部と、熱可塑
性軟質ポリオレフィン(B)として1,2−結合型のポ
リブタジエン(RB820,日本合成ゴム社製、ヤング
率=422kg/cm2、tanδ=0.07)40重
量部とを、ドライブレンド後、2軸押し出し機にて溶融
混練することで、本発明の熱可塑性樹脂組成物を作製し
た。この熱可塑性樹脂組成物のヤング率は175kg/
cm2で25℃でのtanδは0.65であった。
【0040】この熱可塑性樹脂組成物を用い1軸押し出
し機にて12フレンチのチューブを押出し成形したとこ
ろ、得られたチューブは極めてしなやかで、且つ、反撥
性が押さえられたものであった。
【0041】(実施例5)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のイソプレン繰り返し単位が60モル%
であるポリイソプレンを中央ブロックとするスチレン/
イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体の水素添
加物(ハイブラー7125、クラレ社製25℃における
tanδ=0.47)30重量部と、熱可塑性軟質ポリ
オレフィン(B)として1,2−結合型のポリブタジエ
ン(RB820,日本合成ゴム社製、ヤング率=422
kg/cm2、tanδ=0.07)35重量部、1,
4−結合型のイソプレン繰り返し単位からなるポリイソ
プレンを中央ブロックとするスチレン/イソプレン/ス
チレンのトリブロック共重合体(SIS5000,日本
合成ゴム社製、ヤング率=60kg/cm2、tanδ
=0.05)35重量部とを、ドライブレンド後、2軸
押し出し機にて溶融混練することで、本発明の熱可塑性
樹脂組成物を作製した。この熱可塑性樹脂組成物のヤン
グ率は130kg/cm2で25℃でのtanδは0.
34であった。
【0042】この熱可塑性樹脂組成物を用い1軸押し出
し機にて12フレンチのチューブを押出し成形したとこ
ろ、得られたチューブは極めてしなやかで、且つ、反撥
性が押さえられたものであった。
【0043】(比較例1)熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)として用いることができるエチレン/酢酸ビニル
共重合体(ノバテックLV660、日本ポリケム製、ヤ
ング率=157kg/cm2、tanδ=0.07)の
みで、12フレンチのチューブを作製したところ、反撥
性が極めて高く、しなやかとは言いがたいものであっ
た。
【0044】(比較例2)熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)として用いることができる1,2−結合型のポリ
ブタジエン(RB820,日本合成ゴム社製、ヤング率
=422kg/cm2、tanδ=0.07)のみで、
12フレンチのチューブを作製したところ、反撥性が極
めて高く、しなやかとは言いがたいものであった。
【0045】(比較例3)熱可塑性軟質ポリオレフィン
(B)として用いることができる水添ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(タフテックH1041、旭化成
製、ヤング率=300kg/cm2、tanδ=0.0
9)のみで、12フレンチのチューブを作製したとこ
ろ、反撥性が極めて高く、しなやかとは言いがたいもの
であった。
【0046】(比較例4)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のポリイソプレンを1ブロックとするス
チレン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
(ハイブラー5127、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=1.0)5重量部と、熱可塑性軟質ポリオレフ
ィン(B)として1,2−結合型のポリブタジエン(R
B810、日本合成ゴム社製、ヤング率=112kg/
cm2、tanδ=0.09)95重量部とを、ドライ
ブレンド後、2軸押し出し機にて溶融混練することで、
比較する熱可塑性樹脂組成物を作製した。この熱可塑性
樹脂組成物のヤング率は105kg/cm2で25℃で
のtanδは0.15であった。
【0047】この熱可塑性樹脂組成物を用い1軸押し出
し機にて12フレンチのチューブを押出し成形したとこ
ろ、得られたチューブは柔らかいものの、反撥性が大き
すぎるものであった。
【0048】(比較例5)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のポリイソプレンを1ブロックとするス
チレン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
(ハイブラー5127、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=1.0)80重量部と、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)として1,2結合型のポリブタジエン(R
B810、日本合成ゴム社製、ヤング率=112kg/
cm2、tanδ=0.09)20重量部とを、ドライ
ブレンド後、2軸押し出し機にて溶融混練することで、
比較する熱可塑性樹脂組成物を作製した。この熱可塑性
樹脂組成物のヤング率は31kg/cm2で25℃での
tanδは0.78であった。
【0049】この熱可塑性樹脂組成物を用い1軸押し出
し機にて12フレンチのチューブを押出し成形したとこ
ろ、得られたチューブは、反撥性は十分押さえられ極め
てしなやかではあるが、柔らかすぎるものであった。
【0050】(比較例6)熱可塑性材料(A)として
3,4−結合型のポリイソプレンを1ブロックとするス
チレン/イソプレン/スチレンのトリブロック共重合体
(ハイブラー5127、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=1.0)20重量部と、熱可塑性軟質ポリオレ
フィン(B)として1,2−結合型のポリブタジエン
(RB830、日本合成ゴム社製、ヤング率=520k
g/cm2、tanδ=0.09)80重量部とを、ド
ライブレンド後、2軸押し出し機にて溶融混練すること
で、比較する熱可塑性樹脂組成物を作製した。この熱可
塑性樹脂組成物のヤング率は350kg/cm2で25
℃でのtanδは0.35であった。
【0051】この熱可塑性樹脂組成物を用い1軸押し出
し機にて12フレンチのチューブを押出し成形したとこ
ろ、得られたチューブは、反撥性は十分押さえられ極め
てしなやかではあるが、硬すぎるものであり、特に尿道
カテーテルとした場合には挿入時に尿道粘膜を損傷する
ことが危惧されるものであった。
【0052】
【発明の効果】本発明の熱可塑性材料(A)と、熱可塑
性軟質ポリオレフィン(B)とを含む熱可塑性樹脂組成
物は、廃棄焼却時のダイオキシンの発生が少ないもので
あるため、環境適応性に優れるものである。
【0053】さらに、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、
チューブとして用いた場合に、反撥性の少ない、しなや
かな医療用チューブを提供することができる。つまり、
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、医療用チューブとした
とき、医療従事者の作業の安全性を確保すると同時に、
患者に対し違和感を与えることがない。従来のポリオレ
フィン系熱可塑性樹脂組成物をチューブとして用いた場
合の欠点であった高い反撥性による操作性の悪さや、人
体の接触面に対し応力が加わった状態となり違和感を感
じ続けることを改善することができる。
【0054】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物と同様
な物性値だけを満足する熱可塑性材料として、ポリウレ
タン系、ポリエステル系、ポリアミド系の各種材料を挙
げることができるが、これらの材料は、医療用材料とし
て、特に医療用チューブとして用いる場合に、チューブ
表面への薬剤吸着の問題が生じたり、耐溶剤性の問題が
生じることがある。しかしながら、本発明の熱可塑性樹
脂組成物は、薬剤吸着が少なく、、耐溶剤性に優れてい
るため、医療用用途に好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 11/06 F16L 11/06 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 CB02 CB14 DB21 EA04 4C081 AC07 AC08 BB07 CA011 CB011 CC01 DA03 4F071 AA02 AA12 AA13 AA14 AA15 AA20 AA75 AA80 AF20 AF20Y AF26 AF53 AF53Y AH19 BA01 BB06 BC05 4J002 AA01W AC02X AC03X AC06X BB02X BB06X BB11X BB16X BP01W BP01X GB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性材料(A)と、熱可塑性ポリオレ
    フィン(B)とを含む熱可塑性樹脂組成物であって、 前記熱可塑性材料(A)は、25℃における損失正接
    (tanδ)が0.4以上の熱可塑性材料からなり、 前記熱可塑性ポリオレフィン(B)は、ヤング率が50
    〜600kg/cm2の範囲にある熱可塑性ポリオレフ
    ィンからなるものであって、 前記系熱可塑性材料(A)を10〜65wt%、前記熱
    可塑性ポリオレフィン(B)を90〜35wt%含み、 損失正接(tanδ)が25℃で0.2以上であり、ヤ
    ング率が50〜300kg/cm2であることを特徴と
    する熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性材料(A)が、一般式XYX
    で示されるトリブロック共重合体であって、Xがスチレ
    ンブロック、Yが3,4−結合からなるイソプレンユニ
    ットを50%以上含むイソプレンブロック、および/ま
    たは前記イソプレンブロックの一部が水素添加されてい
    る水素添加イソプレンブロックである請求項1に記載の
    熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性ポリオレフィン(B)が、ポ
    リブタジエン、ブタジエン系共重合体、ポリブテン、ブ
    テン系共重合体、イソプレン系共重合体、ポリエチレ
    ン、エチレン系共重合体、プロピレン系共重合体の少な
    くとも1つからなる請求項1乃至2に記載の熱可塑性樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載の熱可塑性樹脂組成
    物からなる医療用チューブ。
  5. 【請求項5】熱可塑性材料(A)と、熱可塑性ポリオレ
    フィン(B)とを含む熱可塑性樹脂組成物であって、 前記熱可塑性材料(A)が、一般式XYXで示されるト
    リブロック共重合体であって、Xがスチレンブロック、
    Yが3,4−結合からなるイソプレンユニットを50%
    以上含むイソプレンブロック、および/または前記イソ
    プレンブロックの一部が水素添加されている水素添加イ
    ソプレンブロックであり、 前記熱可塑性ポリオレフィン(B)が1,2−結合型の
    ポリブタジエンであって、 前記系熱可塑性材料(A)を10〜65wt%、前記熱
    可塑性ポリオレフィン(B)を90〜35wt%含むこ
    と特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】損失正接(tanδ)が25℃で0.2以
    上であり、ヤング率が50〜300kg/cm2である
    ことを特徴とする請求項5に記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】請求項5乃至6に記載の熱可塑性樹脂組成
    物からなる医療用チューブ。
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