JP2003102827A - 医療用チューブ - Google Patents

医療用チューブ

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JP2003102827A
JP2003102827A JP2001302959A JP2001302959A JP2003102827A JP 2003102827 A JP2003102827 A JP 2003102827A JP 2001302959 A JP2001302959 A JP 2001302959A JP 2001302959 A JP2001302959 A JP 2001302959A JP 2003102827 A JP2003102827 A JP 2003102827A
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tube
thermoplastic material
thermoplastic
medical tube
isoprene
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JP2001302959A
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English (en)
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Yasunobu Zushi
泰伸 図師
Akira Mochizuki
明 望月
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Terumo Corp
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Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄焼却時のダイオキシンの発生が少なく環境
適応性に優れ、かつ反撥性の少ない、しなやかな医療用
チューブを提供する。 【解決手段】スチレン系ブロック共重合体などからなる
系熱可塑性材料(A)と、ポリブタジエンなどの熱可塑
性ポリオレフィン(B)とを、共押し出しして得られる
チューブであって、前記チューブは軸方向に対し垂直に
切断した断面において前記熱可塑性材料(A)からなる
相が少なくとも1以上存在する多相構造を有し、かつ前
記チューブの最大角復元量が95〜105%であること
を特徴とするする医療用チューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用チューブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブに供される高分子材料と
しては、これまで、軟質ポリ塩化ビニルをはじめ、ポリウ
レタン、ポリオレフィン等が利用されてきている。この
中でも、材料の物性(透明性、耐滅菌性、機械強度等)、
価格、成形加工性、取り扱いやすさ等の点で他材料より優
れる為、軟質ポリ塩化ビニルが圧倒的に使用されてい
る。特に、軟質ポリ塩化ビニルはそのしなやかさと機械
的強度を併せ持つことが大きな特徴である。しかしなが
ら、ポリ塩化ビニルは使用後の焼却時にダイオキシンの
発生が危惧され、又、それに使われている可塑剤に外因
性内分泌攪乱化学物質としての疑いが持たれていること
など、昨今の環境問題を勘案すると、その将来は必ずし
も明るいものではない。
【0003】一方、ポリウレタンやポリオレフィン等は
こう言った問題には無縁であるが、これらの材料から得
られるチューブは仮に柔らかい材料で作ったとしても、
反撥性が大きく、操作性に劣るのが常である。具体的に
輸液用チューブを例に説明すると、輸液チューブはその
使用目的から、適度にカーブをつけて体に固定したり、安
全確保のためループを描かし四肢に固定することが多々
あるが、反撥性が強いと、何かの拍子に固定具からチュ
ーブが外れた場合、このカーブやループが急に解け、跳
ね上がったり飛び上がったりすることがある。この動作
によってチューブ間の接続が外れたり、血管を確保して
いた留置針が外れたり、キンクしたりしてしまうと言っ
た医療上のトラブル原因となるものである。従って、医
療用チューブ素材には柔らかく、かつ、しなやかな(反
撥性が低い)物性が求められているのが現状である。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、反
撥性が低く、柔軟なポリオレフィン系の医療用チューブ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための為の手段】上記課題は以下の本
発明により解決される。 (1)本発明は、熱可塑性材料(A)と熱可塑性ポリオ
レフィン(B)とを共押し出しして得られるチューブに
おいて、前記熱可塑性材料(A)は、25℃における損
失正接(tanδ)が0.4以上の熱可塑性材料からな
り、前記熱可塑性ポリオレフィン(B)は、ヤング率が
50〜600kg/cm2の範囲にある熱可塑性ポリオ
レフィンからなるものであって、前記チューブの軸方向
に対し垂直に切断した断面において前記熱可塑性材料
(A)からなる相が少なくとも1以上存在する多相構造
を有する医療用チューブである。
【0006】(2)本発明は、前記熱可塑性材料(A)
が、一般式XYXで示されるトリブロック共重合体であ
って、Xがスチレンブロック、Yが3,4−結合からな
るイソプレンユニットを50%以上含むイソプレンブロ
ック、および/または前記イソプレンブロックの一部が
水素添加されている水素添加イソプレンブロックである
上記(1)に記載の医療用チューブである。
【0007】(3)本発明は、前記熱可塑性ポリオレフ
ィン(B)が、ポリブタジエン、ブタジエン系共重合
体、ポリブテン、ブテン系共重合体、イソプレン系共重
合体、ポリエチレン、エチレン系共重合体、プロピレン
系共重合体の少なくとも1つからなる上記(1)乃至
(2)に記載の医療用チューブである。
【0008】(4)本発明は、前記熱可塑性材料(A)
からなる相が層状或いは線状構造を有する上記(1)乃
至(3)に記載の医療用チューブである。
【0009】(5)本発明は、前記チューブの断面にお
いて、前記熱可塑性材料(A)からなる相の前記断面の
断面積に対する占有面積が20〜80%である上記
(1)乃至(4)に記載の医療用チューブである。
【0010】(6)本発明は、前記チューブの最大角復
元量が95〜105%であることを特徴とする上記
(1)乃至(5)に記載の医療用チューブである。
【0011】(7)本発明は、熱可塑性材料(A)と熱
可塑性ポリオレフィン(B)とを共押し出しして得られ
るチューブにおいて、前記熱可塑性材料(A)が一般式
XYXで示されるトリブロック共重合体であって、Xが
スチレンブロック、Yが3,4−結合からなるイソプレ
ンユニットを50%以上含むブロック、および/または
前記イソプレンブロックの一部が水素添加されている水
素添加イソプレンブロックであり、前記熱可塑性ポリオ
レフィン(B)が1,2−結合型のポリブタジエンであ
ることを特徴とする医療用チューブである。
【0012】(8)本発明は、前記熱可塑性材料(A)
からなる相が層状或いは線状構造を有する上記(7)に
記載の医療用チューブ。
【0013】(9)本発明は、前記チューブの断面にお
いて、前記熱可塑性材料(A)からなる相の前記断面の
断面積に対する占有面積が20〜80%である上記
(7)乃至(8)記載の医療用チューブである。
【0014】(10)本発明は、前記チューブの最大角
復元量が95〜105%であることを特徴とする上記
(7)乃至(9)に記載の医療用チューブである。
【0015】高分子材料の物性評価の一環としてよく利
用される動的粘弾性測定はポリマー材料の粘性性と弾性
性の両者について分析するもので、前者が損失弾性率
(E’’)、後者が貯蔵弾性率(E’)として求めら
れ、この両弾性率の比、E’’/E’を損失正接(ta
nδ)と言う。このtanδは一般的に温度依存性があ
り、ある温度で最大値を取ることが知られている。ま
た、定性的にはtanδが大きい材料は塑性性が高く、
逆に小さい材料は弾性性が高いといえる。すなわち、t
anδが大きければしなやかとなり、大きければ反撥性
の高い材料であると言える。
【0016】特にtanδが0.4以上の大きな値をと
る温度領域では、その材料に加えられた応力(運動エネ
ルギー)を熱エネルギー等として十分散逸させることが
できるので、運動エネルギーとしての放出が減り、反撥
性が少なくなる。
【0017】従来のポリウレタン、ポリオレフィン等の
いわゆる軟質材料は、機械強度は十分であるものの、t
anδが0.2以下と小さくチューブとしたと時には、
反撥性が大きく、適度にカーブをつけて体に固定したり、
安全確保のためループを描かし四肢に固定した場合に何
かの拍子にチューブの固定が急に解除されたとき、この
カーブやループが急に解け、跳ね上がったり飛び上がっ
たりすることがあり操作性が悪く、また人体の接触面に
対し常に応力が加わった状態となり違和感を感じ続ける
ことになるため、好ましくないものであった。一方、t
anδの大きな材料は機械強度が低く、そのものだけで
はチューブとした時に、強度面で不十分なものしか得ら
れない。
【0018】本発明の医療用チューブは、この両者の特
徴、欠点に着目し、チューブ中に損失正接(tanδ)
が25℃で0.4以上である熱可塑性材料(A)を層
状、あるいは線状に存在させた多相構造とし、チューブ
に加えられた応力(運動エネルギー)を熱エネルギー等
に効率的に変換させることにより、反撥力が押さえら
れ、柔らかく、かつ、しなやかなチューブとしたもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に用いる熱可塑性材料
(A)は、25℃で0.4以上であるものが望ましい。
本発明の医療用チューブは、その使用が室温から体温程
度であるので、この温度領域で制振作用を発現するもの
を使用することが望ましく、また本発明の医療用チュー
ブは、その機械物性を後述する熱可塑性ポリオレフィン
(B)に依ることを特徴とするし熱可塑性ポリオレフィ
ン(B)の機械的特徴を生かしたまま、反撥力を効率よ
く低下させるためである。tanδが0.4以上であれ
ば特に上限はないが、工業的な入手可能性から2.5程
度が上限である。
【0020】この目的を達成するため、ポリオレフィン
系熱可塑性材料(A)としては、スチレン系エラストマ
ー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラ
ストマー、制振ゲル等があげられる。具体的には、スチ
レン系エラストマーとして、スチレンをハードセグメン
トとし、イソプレン、ブタジエンなどのジエン、ブテン、
イソブテン、ペンテン、イソペンテン等の不飽和オレフィ
ンなどからなるソフトセグメント及びジエンセグメント
を水素添加したソフトセグメントからなるジ又はトリブ
ロック体が挙げられる。
【0021】特にtanδを大きくするには、ソフトセ
グメント部を構成するポリマーが、その側鎖の炭素数が
2以上の基(例えば、ジメチル、エチル、ビニル、イソプ
ロピル)を有することが必須である。ソフトセグメント
が1,4−型のポリブタジエンや1,4−型のポリイソ
プレンでは目的を達成することは出来ない。
【0022】ソフトセグメントにポリイソプレンを用い
る場合には、3,4−型結合型のイソプレンの繰り返し
単位(=ビニル側鎖を有する繰り返し単位)が50モル
%以上あることが必要である。また、ポリイソプレンと
しては、ホモポリマーでtanδが0.4以上のトラン
ス−ポリイソプレンなども用いることができる。
【0023】熱可塑性材料(A)に用いることができる
具体的なものとしては、スチレン−イソプレン−スチレ
ントリブロック体及びその水素添加したポリマー(ハイ
ブラー、クラレ社製)、スチレン−ブタジエンランダム
共重合体(JSR−SL574、日本合成ゴム社製)、
スチレン−ブタジエンジブロック共重合体(Nipol
310S、日本ゼオン社製)などが挙げられる。ポリエ
ステル系エラストマーとしては、エステル系ポリマーと
ハロゲン系ポリマーのアロイ材料(エラステージED、
東ソー社製)、その他制振ゲル(コスモゲル、コスモ計
器社製)があげられる。また、上述の群の中から複数の
ポリマーを組み合わせて使うことも可能である。
【0024】本発明におけるチューブはその機械強度発
現を、熱可塑性ポリオレフィン(B)に頼るため、熱可
塑性ポリオレフィン(B)のヤング率が50〜600k
g/cm2の範囲にあることが望ましい。ヤング率が5
0kg/cm2以下ではチューブの強度が不足しチュー
ブが外力により容易につぶれ、物質の移送ができなくな
り、また、極めて柔らかいため、医師、看護婦等が医療
行為を行うに当たり操作性が落ちるため好ましくない。
一方、ヤング率が600kg/cm2以上あるとチューブ
の剛性が高くなりすぎ、医療用チューブとしての柔軟性
に欠けるため、操作性や、体表面に固定した時に違和感
などを与える等の点で問題が生じる。
【0025】このような熱可塑性ポリオレフィン(B)
の具体例としては、ポリブタジエン、ブタジエン系共重
合体、ポリブテン、ブテン系共重合体、イソプレン系共
重合体、ポリエチレン、エチレン系共重合体、プロピレ
ン系共重合体などがあげられる。例えばエチレン系共重
合体としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリル酸エステル共重合体、エチレンとプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキサン、1−オクテン等の炭素
数3以上のα−オレフィン共重合体、エチレンとブタジ
エン、イソプレン等の共役ジエン単量体を共重合さてた
エチレン−共役ジエン共重合体、エチレンとシクロペン
テン、シクロペンタジエン、シクロヘキセン等の環状オ
レフィンを共重合させたエチレン−環状ポリオレフィン
共重合体、エチレンとスチレン、p−メチルスチレン、
m−メチルスチレン、o−メチルスチレン、o−t−ブ
チルスチレン、m−t−ブチルスチレン、p−t−ブチ
ルスチレン、p−クロロスチレン、α−メチルスチレン
等の芳香族ビニル化合物単量体を共重合させたエチレン
−芳香族ビニル化合物共重合体、等が挙げられる。これ
らのエチレン共重合体の中では、エチレン−オクテン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましい。
【0026】熱可塑性ポリオレフィン(B)を、エチレ
ンと他の単量体との共重合体として用いる場合、エチレ
ン量は50モル%〜95モル%であることが好ましい。
エチレン量が50モル%以下であれば、エチレンの結晶
化が阻害されることがなく、成形チューブとしての十分
な強度を得ることができるためである。また、エチレン
量が95モル%以上でれば、エチレンの結晶化度が高く
なりすぎヤング率が大きくなりすぎるためである。
【0027】熱可塑性軟質ポリオレフィン(B)に用い
ることができる具体的なものとしては、エチレン−オク
テン共重合体(エンゲージ8100、デュポン・ダウ・ケミカ
ル社製)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(ウルトラセ
ン751(酢酸ビニル量28%)、東ソー株式会社
製)、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン(RB
810、RB820、RB830等、日本合成ゴム社製)
などがある。
【0028】さらに、熱可塑性ポリオレフィン(B)と
しては、スチレン系のブロックポリマーを用いることも
できる。例えば、1,4−結合を中心とした、イソプレ
ン、ブタジエン等のジエンモノマーの重合体を中央のセ
グメントにし、両端にポリスチレンセグメントを有する
いわゆるトリブロック共重合体(SIS、SBS)、お
よび中央のジエンモノマー重合体を水素添加したSEB
Sなどがあげられる。
【0029】本発明の医療用チューブは、その最大角復
元量が95〜105%であることを特徴とする。これに
より、医療用チューブとしての操作性を良くし、体表面
に固定した時に違和感などを与えない等の医療用チュー
ブを得ることができる。
【0030】なお、本発明において最大角復元量とは、
以下のように定義される。まず、試料となるチューブ1
をa、bの2点で垂直方向に固定し、先端40mmを自
由端とする(図1)。ついで、固定部bの直上に応力を
加え、90度方向にチューブ1を押し曲げる(図2)。
この後、一気に応力を取り除くと、チューブ1は最終的
には元の位置に戻るが(図1)、この過程での最大角変
位量をθとし(図3)、最大角復元量を(θ/90)×
100(%)と定義する。尚、角度θは、ビデオカメラ
等でモニターする事で容易に測定できる。
【0031】本発明においては最大角復元量は95〜1
05%の範囲にあることが望ましい。105%以上ではチ
ューブが反撥性に富むことを示しており、操作性等にお
いて問題を生じる。一方、95%以下では、チューブは
塑性変形をすることを示しており、応力がチューブに加
わわり内孔がつぶれたり、チューブがキンクした時に、
完全にもとの状態に復元しないことを意味し、チューブ
内での流体の移送ができなくなるという重大な問題を生
じる。
【0032】本発明で熱可塑性材料(A)を層状に有す
るチューブを共押し出しする場合は、2層以上の構造を
有することになるが、熱可塑性材料(A)が2層以上、
あるいは熱可塑性ポリオレフィン(B)が2層以上の構
造をとる多層チューブとしても良い。このとき、各層を
構成する材料は同一である必要はなく、上記各群から選
ばれた複数の材料を使い共押し出し成形しすることがで
きる。また、熱可塑性材料(A)からなる層と、熱可塑
性ポリオレフィン(B)からなる層との接着性を改善す
るために、共押し出しで一般的に使用されている接着剤
層を設けることもできる。接着剤層としては変性ポリオ
レフィンが好適である。
【0033】本発明に示した機械物性値を満足する熱可
塑性材料(A)としては前述したようにポリオレフィン
系材料をはじめポリウレタン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系の各種エラストマー、制振ゲルがあげられる
が、医療用チューブには医薬品水溶液がしばしば流され
るので、チューブ表面への薬剤吸着の問題が生じたり、
耐溶剤性の問題が生じることがある。このような観点か
ら、医療用チューブの内表面を構成する素材は薬剤吸着
が少なく、耐溶剤性に優れるポリオレフィン系材料であ
ることがのぞましいが、一方、薬剤吸着や耐溶剤性の問
題を起こす可能性のあるポリウレタンやポリエステルエ
ラストマー等の縮合系材料を使う場合には、これらの材
料が内表面に直接露出しないような形の多相成形を行う
ことで問題を回避できる。
【0034】本発明の医療用チューブは、熱可塑性材料
(A)と熱可塑性ポリオレフィン(B)とを共押し出し
することで得られる熱可塑性材料(A)が線状、あるい
は層状に入ったチューブである。このような構造を作る
ことで各材料物性の良い点が反映されたものとなる。す
なわち、外部から与えられた応力(運動エネルギー)は
熱可塑性材料(A)相によって吸収されるため反撥性が
押さえられ、チューブとしての機械的強度、薬剤非吸着
性、耐薬品性は熱可塑性ポリオレフィン(B)相によっ
て発現されることになる。このとき、熱可塑性材料
(A)相と熱可塑性ポリオレフィン(B)相との好適な
量比は、チューブ軸に対し垂直方向に切断した時に現れ
る断面における断面積において、熱可塑性材料(A)相
の占める面積比で表すと、20〜80%であることが望
ましい。20%以下では、応力エネルギーの吸収が十分
でなく、結果として、反撥性の強いチューブとなってしま
うためである。一方、80%以上となるとチューブとし
ての機械強度が不足し好ましくないためである。
【0035】
【実施例】1.動的粘弾性における損失正接の測定 各試料を熱プレスすることで厚さ300〜400μmの
シートを作成し、これを幅2mm、長さ20mmの短冊状にす
ることで測定試料とした。動的粘弾性測定装置としては
DVA−225(アイティー計測制御社製)を用い、昇
温法により、空気中、測定周波数10Hz、昇温速度5℃
/分の条件で測定を行い、25℃での損失正接(tan
δ)の値を読み取った。尚、tanδは動的貯蔵弾性率
(E’)と動的損失弾性率(E’’)の比(tanδ=
E’’/E’)である。
【0036】2.ヤング率の測定 各試料を熱プレスすることで厚さ300〜400μm の
シートを作成し、これを幅5mm、長さ80mmの短冊
状にする事で測定試料とした。引っ張り試験機としては
オートグラフAGS−100A(島津製作所製)を用
い、室温、引っ張り速度500mm/分で測定した。
【0037】(実施例1)25℃におけるtanδが
0.5以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体(ハイブラー5
127、クラレ社製、25℃におけるtanδ=1.
0)と、ヤング率が600kg/cm2以下の熱可塑性
ポリオレフィン(B)として1,2−結合型のポリブタ
ジエン(RB810,日本合成ゴム社製、ヤング率=1
12kg/cm2)とを用い、熱可塑性材料(A)が厚
さ300μmの中間層になるような3層構造の外径3.
4mm、内径2.0mmのチューブを共押し出しした。
中間層がチューブの断面積に占める面積の割合は40%
であった。このチューブの最大角復元量は100%であ
り、極めてしなやかで、かつ、反撥性が押さえられたも
のであった。
【0038】(実施例2)ヤング率が600kg/cm
2以下の熱可塑性ポリオレフィン(B)としてエチレン
/酢酸ビニル共重合体(ノバテックLV660、日本ポ
リケム製、ヤング率=157kg/cm2、tanδ=
0.07)を使った以外は実施例1と同様にしてチュー
ブを得た。得られたチューブの最大角復元量は100%で
あり、反撥性は極めて少なく、しなやかな感触を有する
ものであった。
【0039】(実施例3)25℃におけるtanδが
0.5以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体(ハイブラー5
127、クラレ社製、25℃におけるtanδ=1.
0)と、ヤング率が600kg/cm2以下の熱可塑性ポ
リオレフィン(B)として水添ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体(タフテックH1041、旭化成製、ヤ
ング率=300kg/cm2、tanδ=0.09)と
を用い、熱可塑性材料(A)が線状に入るように共押し
出しを行った。線状相の断面形状は円形で直径が650
μmでその数は8本入ったものである。この8本の線状
相がチューブの断面積に占める面積の割合は45%であ
った。得られたチューブの最大角復元量は102%であ
り、反撥性は少なく、しなやかな感触を有するものであ
った。
【0040】(実施例4)25℃におけるtanδが
0.4以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体の水素添加物
(ハイブラー7125、クラレ社製、25℃におけるt
anδ=0.47)と、ヤング率が600kg/cm2
以下の熱可塑性ポリオレフィン(B)としてオクテン変
性ポリエチレン(エンゲージ、デュポン・ダウ社製、ヤ
ング率=100kg/cm2)とを用い、外層に熱可塑
性材料(A)を、内層に熱可塑性ポリオレフィン(B)
を有する2層構造を有する共押し出しチューブ(内径
2.0mm、外径3.4mm)を作製した。
【0041】得られたチューブの外層の厚みは400μ
m、内層の厚みは300μmであり、チューブの断面積
において外層部分が占める面積の割合は63%であっ
た。得られたチューブの最大角復元量は98%であり極
めてしなやかで、かつ、反撥性が押さえられたものであ
った。
【0042】(実施例5)熱可塑性材料(A)としてポ
リエステル系エラストマーとハロゲン系ポリマーとのア
ロイ(エラステージ、東ソー社製、25℃におけるta
nδ=2.1)を用いた以外は実施例3と同様にしてチ
ューブを得た。得られたチューブの最大角復元量は97
%であり、反撥性は極めて少なく、しなやかな感触を有
するものであった。
【0043】(比較例1)ヤング率が600kg/cm
2以下の熱可塑性ポリオレフィン(B)としてエチレン
/酢酸ビニル共重合体(ノバテックLV660、日本ポ
リケム製、ヤング率=157kg/cm2、tanδ=
0.07)を単独で用いて、外径3.4mm、内径2.
0mmのチューブを作製した。得られたチューブの最大
角復元量は125%であり、反撥性が高く、しなやかな
感触を有するものではなかった。
【0044】(比較例2)ヤング率が600kg/cm
2以下の熱可塑性ポリオレフィン(B)として1,2−
結合型のポリブタジエン(RB820,日本合成ゴム社
製、ヤング率=422kg/cm2、tanδ=0.0
7)を単独で用いて、外径3.4mm、内径2.0mm
のチューブを作製した。得られたチューブの最大角復元
量は120%であり、反撥性が高く、しなやかな感触を
有するものではなかった。
【0045】(比較例3)ヤング率が600kg/cm
2以下の熱可塑性ポリオレフィン(B)として水添ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体(タフテックH10
41、旭化成製、ヤング率=300kg/cm2、ta
nδ=0.09)を単独で用いて、外径3.4mm、内
径2.0mmのチューブを作製した。得られたチューブ
の最大角復元量は118%であり、反撥性が高く、しな
やかな感触を有するものではなかった。
【0046】(比較例4)25℃におけるtanδが
0.5以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体(ハイブラー5
127、クラレ社製、25℃におけるtanδ=1.
0)と、ヤング率が600kg/cm2以下の熱可塑性ポ
リオレフィン(B)として1,2−結合型のポリブタジ
エン(RB810,日本合成ゴム社製、ヤング率=11
2kg/cm2)とを用い、熱可塑性材料(A)が厚さ
100μmの中間層になるような3層構造の外径3.4
mm、内径2.0mmのチューブを共押し出しした。中
間層がチューブの断面積に占める面積の割合は14%で
あった。得られたチューブは柔らかいものの、最大角復
元量は109%であり、反撥性が大きいものであった。
【0047】(比較例5)25℃におけるtanδが
0.5以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体(ハイブラー5
127、クラレ社製、25℃におけるtanδ=1.
0)と、ヤング率が600kg/cm2以下の熱可塑性
ポリオレフィン(B)として1,2−結合型のポリブタ
ジエン(RB810,日本合成ゴム社製、ヤング率=1
12kg/cm2)とを用い、熱可塑性材料(A)が6
本線状に入るようにチューブを共押し出し成形した。熱
可塑性材料(A)の線状相の直径は400μmであり、
この6本の線状相がチューブの断面積に占める面積の割
合は12.7%であった。このチューブの最大角復元量
は108%であり、反撥性が高いものであった。
【0048】(比較例6)25℃におけるtanδが
0.5以上の熱可塑性材料(A)として3,4−結合型
のポリイソプレンを1ブロックとするスチレン/イソプ
レン/スチレンのトリブロック共重合体(ハイブラー5
127、クラレ社製、25℃におけるtanδ=1.
0)と、ヤング率が600kg/cm2以下の熱可塑性
ポリオレフィン(B)としてエチレン/酢酸ビニル共重
合体(ノバテックLV660、日本ポリケム製、ヤング
率=157kg/cm2、tanδ=0.07)とを用
い、、外層に熱可塑性材料(A)を、内層に熱可塑性ポ
リオレフィン(B)を有する2層構造を有する共押し出
しチューブ(内径2.0mm、外径3.4mm)を作製
した。
【0049】得られたチューブの外層の厚みは600μ
m、内層の厚みは100μmであり、チューブの断面積
において外層部分が占める面積の割合は88%であっ
た。このチューブは、しなやかで柔軟なものではあった
が、最大角復元量は89%であり、外力によって容易に
チューブがつぶれ、元の状態に復元しにくいものであっ
た。
【0050】
【発明の効果】本発明の医療用チューブは、廃棄焼却時
のダイオキシンの発生が少ないものであるため、環境適
応性に優れるものである。さらに、本発明の医療用チュ
ーブは、反撥性の少ないしなやかなもの、かつ必要な形
態復元力も併せもち、医用作業従事者にとっては治療に
おいて操作性が良好なものである。したがって、従来の
ポリオレフィン系熱可塑性樹脂組成物をチューブとして
用いた場合の欠点であった高い反撥性による操作性の悪
さを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における最大角復元量の測定方法を示
す。
【図2】本発明における最大角復元量の測定方法を示
す。
【図3】本発明における最大角復元量の測定方法を示
す。
【符号の説明】
1 試料となるチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA04 BA15 BA34 CB03 DB21 EA04 4C066 AA07 AA09 BB01 CC01 DD01 JJ10 4C081 AC06 BB07 BC03 CA02 CA03 CA12 CB01 CB05 CC02 DA03 DC04 4F100 AK01A AK03B AK04B AK04J AK09B AK12A AK12J AK28A AK28B AK28J AK29B AL02A AL06B AL06J BA02 BA03 BA10A BA10B DA02 EH20 GB66 JB16A JB16B JK07B JK13 JK20A YY00 YY00A YY00B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性材料(A)と熱可塑性ポリオレフ
    ィン(B)とを共押し出しして得られるチューブにおい
    て、 前記熱可塑性材料(A)は、25℃における損失正接
    (tanδ)が0.4以上の熱可塑性材料からなり、 前記熱可塑性ポリオレフィン(B)は、ヤング率が50
    〜600kg/cm2の範囲にある熱可塑性ポリオレフ
    ィンからなるものであって、 前記チューブの軸方向に対し垂直に切断した断面におい
    て前記熱可塑性材料(A)からなる相が少なくとも1以
    上存在する多相構造を有する医療用チューブ。
  2. 【請求項2】前記熱可塑性材料(A)が、一般式XYX
    で示されるトリブロック共重合体であって、Xがスチレ
    ンブロック、Yが3,4−結合からなるイソプレンユニ
    ットを50%以上含むイソプレンブロック、および/ま
    たは前記イソプレンブロックの一部が水素添加されてい
    る水素添加イソプレンブロックである請求項1に記載の
    医療用チューブ。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性ポリオレフィン(B)が、ポ
    リブタジエン、ブタジエン系共重合体、ポリブテン、ブ
    テン系共重合体、イソプレン系共重合体、ポリエチレ
    ン、エチレン系共重合体、プロピレン系共重合体の少な
    くとも1つからなる請求項1乃至2に記載の医療用チュ
    ーブ。
  4. 【請求項4】前記熱可塑性材料(A)からなる相が層状
    或いは線状構造を有する請求項1乃至3に記載の医療用
    チューブ。
  5. 【請求項5】前記チューブの断面において、前記熱可塑
    性材料(A)からなる相の前記断面の断面積に対する占
    有面積が20〜80%である請求項1乃至4に記載の医
    療用チューブ。
  6. 【請求項6】前記チューブの最大角復元量が95〜10
    5%であることを特徴とする請求項1乃至5に記載の医
    療用チューブ。
  7. 【請求項7】熱可塑性材料(A)と熱可塑性ポリオレフ
    ィン(B)とを共押し出しして得られるチューブにおい
    て、 前記熱可塑性材料(A)が一般式XYXで示されるトリ
    ブロック共重合体であって、Xがスチレンブロック、Y
    が3,4−結合からなるイソプレンユニットを50%以
    上含むイソプレンブロック、および/または前記イソプ
    レンブロックの一部が水素添加されている水素添加イソ
    プレンブロックであり、 前記熱可塑性ポリオレフィン(B)が1,2−結合型の
    ポリブタジエンであることを特徴とする医療用チュー
    ブ。
  8. 【請求項8】前記熱可塑性材料(A)からなる相が層状
    或いは線状構造を有する請求項7に記載の医療用チュー
    ブ。
  9. 【請求項9】前記チューブの断面において、前記熱可塑
    性材料(A)からなる相の前記断面の断面積に対する占
    有面積が20〜80%である請求項7乃至8に記載の医
    療用チューブ。
  10. 【請求項10】前記チューブの最大角復元量が95〜1
    05%であることを特徴とする請求項7乃至9に記載の
    医療用チューブ。
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