JP2003105067A - エポキシ樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及びその製造方法

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JP2003105067A
JP2003105067A JP2001304969A JP2001304969A JP2003105067A JP 2003105067 A JP2003105067 A JP 2003105067A JP 2001304969 A JP2001304969 A JP 2001304969A JP 2001304969 A JP2001304969 A JP 2001304969A JP 2003105067 A JP2003105067 A JP 2003105067A
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epoxy resin
ferrite
resin composition
magnetic material
producing
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JP2001304969A
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Yasuyuki Kono
恭幸 河野
Kouji Tsuzukiyama
浩二 続山
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性材料含有率が重量で70%を超える
エポキシ樹脂組成物であり、トランスファー成形及び/
または射出成形の成形方法において成形性を確保したエ
ポキシ樹脂組成物、およびその好適な製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワ
ックス、磁性材料および所望により非磁性無機充填剤を
含み、磁性材料が70重量%以上で、EMMI1−66
規格のスパイラルフローが20cm以上で、周波数が1
GHzでの比透磁率が4以上で、ワックスがエポキシ樹
脂100重量部に対し3〜20重量部であるエポキシ樹
脂組成物。硬化剤及び硬化促進剤以外の原料で、少なく
ともエポキシ樹脂および磁性材料を含む原料を混練し粉
砕して予備コンパウンドを製造する工程と、得られた予
備コンパウンドと残りの原料を混練し粉砕してコンパウ
ンドを製造する工程を有する方法は、好適なエポキシ樹
脂組成物の製造態様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂組成
物に関するものであり、さらに詳しくは磁性材料を含有
したエポキシ樹脂組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル機器の高周波数化に伴
い、発生するノイズもMHz帯域からGHz帯域へと高
周波数化している。この様な中、GHz帯域でのノイズ
対策が急務になっている。
【0003】従来から使用されている立方晶系フェライ
トにはSnoekの限界線と呼ばれる周波数限界が存在
するため、GHz帯域では比透磁率が2〜3に低下する
問題がある。これらの限界を超えるために、六方晶系フ
ェライトの検討も行われているが、製造条件が難しく、
安定的な量産が出来ないという問題がある。また、フェ
ライトの焼結体は製造上、製品の反りが発生しやすく、
シート状に成形できないという問題があった。
【0004】そのような中、熱可塑性樹脂とフェライト
を使用したフェライトコンパウンドが特開平11−11
1518号公報に記載されているが、熱可塑性樹脂の場
合はフェライトの含有率が重量で70%が量産の限界と
されており、熱可塑性樹脂では70%以上の含有率は難
しいとされている。
【0005】一方、エポキシ樹脂を用いた例としては、
特開平08−340193号公報に組成物が液状である
例が開示されているが、その場合射出成形法やトランス
ファー成形法による成形が難しいという問題がある。ま
た特開平11−251142号公報にはエポキシ樹脂と
フェライトを溶剤にて混練してスラリーにすることが開
示されているが、この場合溶剤を取除くための脱溶剤工
程が必要という問題がある。さらに、特開平08−18
1478号公報、特開平10−150290号公報、及
び特開平11−204695号公報には、フェライトの
充填率がそれぞれ50〜99wt%、70〜90wt
%、及び35〜95wt%である例が開示されている
が、これらに開示されている組成物では、フェライトの
充填率が70wt%以上の高充填領域になると組成物の
流動性が悪いため、成形性を確保した材料を作ることが
難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにフェラ
イトを含有するエポキシ樹脂組成物において、フェライ
トの含有率が重量比で70%を超える組成物であって、
トランスファー成形および/または射出成形の成形方法
において成形性を確保した組成物は知られていない。
【0007】本発明の課題は、磁性材料含有率が重量比
で70%以上のエポキシ樹脂組成物であり、トランスフ
ァー成形及び/または射出成形の成形方法において成形
性を確保したエポキシ樹脂組成物を提供することにあ
る。さらに本発明の課題は、そのようなエポキシ樹脂組
成物を製造する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、エポキシ樹
脂、硬化剤、硬化促進剤、ワックスおよび磁性材料を含
み、磁性材料の含有率が重量で70%以上である組成物
であって、EMMI 1−66規格で測定したスパイラ
ルフローが20cm以上であって、周波数が1GHzで
の比透磁率が4以上であって、ワックスがエポキシ樹脂
100重量部に対して3〜20重量部であるエポキシ樹
脂組成物を提供する。
【0009】本発明は、さらに非磁性無機充填物を含
み、非磁性無機充填物と磁性材料の合計での含有量が6
0〜80容量%である前記エポキシ樹脂組成物を提供す
る。
【0010】非磁性無機充填物が、平均粒径100μm
以下の球状シリカである前記エポキシ樹脂組成物は、本
発明の好ましい態様である。
【0011】磁性材料が、Znフェライト、Feフェラ
イト、Mnフェライト、Niフェライト、Coフェライ
ト、Cuフェライト、Mgフェライト単独またはこれら
の複合フェライトであり、平均粒径が1〜50μmであ
る前記エポキシ樹脂組成物は、本発明の好ましい態様で
ある。
【0012】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−N
(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同一
または異なっていてもよいアルキル基)で表わされる尿
素誘導体である前記エポキシ樹脂組成物は、本発明の好
ましい態様である。
【0013】硬化剤がフェノールノボラック樹脂または
アラルキルフェノール樹脂である前記エポキシ樹脂組成
物は、本発明の好ましい態様である。
【0014】本発明は、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促
進剤、ワックス、磁性材料および所望により非磁性無機
充填物を含むエポキシ樹脂組成物の製造するに際し、硬
化剤及び硬化促進剤以外の原料であって少なくともエポ
キシ樹脂および磁性材料を含む原料を100〜140℃
の温度で混練した後、粉砕して予備コンパウンドを製造
する工程と、得られた予備コンパウンドと硬化剤及び硬
化促進剤を含む残りの原料を80〜110℃の温度で混
練して、粉砕してコンパウンドを製造する工程を有する
エポキシ樹脂組成物の製造方法を提供する。
【0015】前記エポキシ樹脂組成物の製造方法によっ
て、磁性材料の含有率が重量で70%以上である組成物
であって、EMMI 1−66規格で測定したスパイラ
ルフローが20cm以上であって、周波数が1GHzで
の比透磁率が4以上であって、ワックスがエポキシ樹脂
100重量部に対して3〜20重量部であるエポキシ樹
脂組成物を製造する方法は、本発明の好ましい態様であ
る。
【0016】前記エポキシ樹脂組成物の製造方法によっ
て、さらに非磁性無機充填物と磁性材料の合計での含有
量が60〜80容量%であるエポキシ樹脂組成物を製造
する方法は、本発明の好ましい態様である。
【0017】非磁性無機充填物が平均粒径100μm以
下の球状シリカであるエポキシ樹脂組成物を製造する方
法は、本発明の好ましい態様である。
【0018】磁性材料がZnフェライト、Feフェライ
ト、Mnフェライト、Niフェライト、Coフェライ
ト、Cuフェライト、Mgフェライト単独、またはこれ
らの複合フェライトであり、平均粒径が1〜50μmで
あるエポキシ樹脂組成物を製造する方法は、本発明の好
ましい態様である。
【0019】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−N
(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同一
または異なっていてもよいアルキル基)で表わされる尿
素誘導体であるエポキシ樹脂組成物を製造する方法は、
本発明の好ましい態様である。
【0020】硬化剤がフェノールノボラック樹脂または
アラルキルフェノール樹脂であるエポキシ樹脂組成物を
製造する方法は、本発明の好ましい態様である。
【0021】
【発明の実施の具体的形態】本発明のエポキシ樹脂組成
物は、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワックス、
磁性材料および所望により非磁性無機充填物を含み、磁
性材料の含有率が重量で70%以上である組成物であっ
て、EMMI 1−66規格で測定したスパイラルフロ
ーが20cm以上であって、周波数が1GHzでの比透
磁率が4以上であって、ワックスがエポキシ樹脂100
重量部に対して3〜20重量部であるエポキシ樹脂組成
物である。
【0022】本発明のエポキシ樹脂組成物においては、
エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、磁性材料を配合す
ることでエポキシ樹脂配合材が得られ、さらに加えてワ
ックスおよび所望により非磁性無機充填物を配合するこ
とによって成形性の良好なエポキシ樹脂組成物が得られ
るものと考えられる。
【0023】本発明におけるエポキシ樹脂としては、1
分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂で
あって、オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂、ナ
フタレン骨格含有エポキシ樹脂またはビフェニル骨格含
有エポキシ樹脂が好適に用いられ、これらのいずれか1
種類を単独で使用しても、あるいは、2種類以上を適当
な比率で併用しても良い。なお、エポキシ当量は100
〜300g/eqが好ましい。
【0024】本発明における硬化剤としては、上記エポ
キシ樹脂と硬化反応するものであれば特に制限なく使用
することができる。中でもフェノール樹脂が好ましく、
フェノールノボラック樹脂、アラルキルフェノール樹脂
が挙げられる。硬化剤の配合量は、エポキシ樹脂100
重量部に対して、20〜120重量部、好ましくは30
〜95重量部の割合で配合されるが、この配合割合は、
エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1個当たり、フェ
ノール性水酸基が0.5〜2.0個、好ましくは約1個
となるような割合に相当する。この範囲は、硬化が十分
に進行し、成形物の物性を維持するのに好適な範囲であ
る。
【0025】硬化促進剤としては、1,8−ジアザビシ
クロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下DBUとい
う)フェノール塩、フェノールノボラック塩、炭酸塩な
どのDBU誘導体、2−メチルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4
−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類、エチルホ
スフィン、プロピルホスフィン、フェニルホスフィン、
トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィンなど
通常第一ホスフィン、第二ホスフィン、第三ホスフィン
に包含されるオルガノホスフィン化合物、尿素誘導体が
挙げられる。
【0026】特に、好ましいものとして、一般式Ar−
NH−CO−NR(Arは置換または非置換のアリー
ル基、Rは同一または異なっていてもよい置換または非
置換のアルキル基)で表わされる尿素誘導体が挙げられ
る。
【0027】上記尿素誘導体の中でも特に、以下に例示
するようなアルキル系尿素誘導体を含有させると、組成
物は100℃近辺での熱安定性が大幅に向上し急速な硬
化反応が起こらない。つまり、100℃近辺であるシリ
ンダー内では硬化が急速に進行することなく熱安定性に
優れ、かつ、金型内では急速に硬化する硬化特性を備え
ることになり、射出成形可能なエポキシ樹脂組成物を提
供することができる。
【0028】このようなアルキル系尿素誘導体の例とし
ては、下記式(1)で表される化合物を挙げることがで
きる。
【化1】 (式中、X、Xは水素、ハロゲン、低級アルキル
基、低級アルコシキ基またはニトロ基であり、両者は同
じでも異なっていてもよい。Rのそれぞれは同じでも異
なっていてもよい低級アルキル基である。)
【0029】これに該当する化合物としては、例えば3
−フェニル−1,1−ジメチルウレア、3−(p−クロ
ルフェニル)1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−
ジクロルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−
(o−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3
−(p−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(メトキシフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(ニトロフェニル)−1,1−ジメチルウレアなど
を挙げることができる。
【0030】アルキル系尿素誘導体の他の例として、下
記式(2)で表される化合物を挙げることができる。
【化2】 (式中、Y、Zは水素、ハロゲン、低級アルキル基であ
り、両者は同一でも異なっていてもよい。Rのそれぞれ
は同じでも異なっていてもよい低級アルキル基であ
る。)
【0031】これに該当する化合物としては、1,1’
−フェニレンビス(3,3−ジメチルウレア)、1,
1’−(4−メチル−m−フェニレン)−ビス(3,3
−ジメチルウレア)などが挙げられる。
【0032】また、アルキル系尿素誘導体の他の例とし
ては、下記式(3)で表される化合物を挙げることがで
きる。
【化3】 (式中Rは、それぞれ同じでも異なっていてもよい、低
級アルキル基である。)
【0033】さらにまた、アルキル系尿素誘導体の他の
例としては、下記式(4)〜(6)で表される化合物を
挙げることができる。
【化4】 (式中、Pは0〜5の整数、Rのそれぞれは同じでも異
なっていてもよい低級アルキル基である。)
【0034】
【化5】
【0035】
【化6】
【0036】上記式(1)〜(6)におけるX、X
及びRの低級アルキル基または低級アルコキシ基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基、ま
たはそれに相当するアルコキシ基が好ましい。
【0037】また、式(5)に於いて、2,4−トリレ
ンジイソシアネートのジメチルアミン付加物が例示され
ているが、ジメチルアミン付加物は、100℃付近での
熱安定性が大幅に向上し、即ち、シリンダー温度として
設定される100℃付近での硬化反応が急速に進行せ
ず、一方、より高温の金型内で硬化反応が急速に進行す
るという射出成形に好適な硬化特性を示すため、射出成
形用エポキシ樹脂組成物において好適に使用される。
【0038】これらの硬化促進剤は、エポキシ樹脂10
0重量部に対して、3〜20重量部配合されるのが好ま
しく、さらには5〜10重量部の割合で配合されるのが
好ましい。硬化促進剤の配合量が少なすぎると、金型内
での硬化時間が長くかかり、多すぎると100℃近辺で
の熱安定性が損なわれる恐れがある。
【0039】本発明において使用されるワックスとして
は、例えばカルナバワックスなどの天然ワックス類、合
成ワックス類が挙げられる。これらワックスは本発明に
係わるエポキシ樹脂組成物をロール混合にて製造する際
に必須であり、エポキシ樹脂100重量部に対して、3
〜20重量部、好ましくは4〜13重量部の割合で配合
される。ワックスの配合量が少なすぎるときは、ロール
混合時に組成物がロールへ付着するためロール練り性が
低下し、また、組成物のロールへの付着が強固な場合に
はロール表面の清掃が必要となり、連続して製造できな
いという問題が生じる。また、ワックスの配合量が多す
ぎると成形時においてワックスが金型へ付着するが、ワ
ックスの金型への付着が多い場合には、金型の清掃が必
要になり、連続して成形できないという問題が生じる。
【0040】また、本発明において使用される非磁性無
機充填物としては、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、
クレー、アルミナ、アルミナシリカ、シリカ、酸化亜
鉛、水酸化アルミニウム、ガラスなどが挙げられる。こ
れら無機充填物は、粉末状、顆粒状、ビーズ状、中空球
状、球状などの形状をとりうる。中でも、粉末状、ビー
ズ状、球状などの形状のものが好ましく使用される。無
機充填物の好ましい例としては、アルミナ、ガラス、シ
リカなどを挙げることができるが、中でもシリカが好ま
しく、特には球状シリカが好ましい。
【0041】シリカとしては、レーザー回折法により測
定した平均粒径が100μm以下、好ましくは平均粒径
1〜50μmのものが好ましく使用される。また、シリ
カの形状は前記の通り球状のものが好ましく、具体的に
は球形度0.75以上のものが好ましく、0.80以上
がより好ましい。ここで、球形度=(粒子の投影面積)
/(粒子の投影周囲長と同じ円周を持つ真円の面積)で
ある。
【0042】また、本発明において使用される磁性材料
としてはZnフェライト、Feフェライト、Mnフェラ
イト、Niフェライト、Coフェライト、Cuフェライ
ト、Mgフェライト単独、またはこれらの複合フェライ
トであって、平均粒径が1〜50μmの破砕状または球
状のものが好ましい。
【0043】本発明のエポキシ樹脂組成物は、非磁性無
機充填物と磁性材料の合計での含有量(フィラー含有
量)が60〜80容量%であることが好ましい。ここ
で、フィラー含有量(容量%)は、各原料の配合重量
(g)及び密度(g/cm)より体積(cm)を求
め、全体積に占めるフィラー(磁性材料及び非磁性無機
充填物)の体積割合を計算にて求めた。フィラー含有量
が少なすぎると組成物の物性低下が発生し、成形性の悪
化も発生する。また、フィラー含有量が多すぎるとロー
ル混練性が悪くなり、ロールへの付着などの問題が生じ
る。
【0044】これら以外に、本エポキシ樹脂組成物に対
して、必要に応じてシランカップリング剤、チタネート
系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤など
のカップリング剤、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、ポリリン酸メラミン等の難燃剤、カーボンブラッ
ク、フタロシアニン等の着色剤などを、適宜の量で、適
宜の段階で配合してもよい。
【0045】本発明のエポキシ樹脂組成物は、エポキシ
樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワックス、磁性材料および
所望により非磁性無機充填物を含み、磁性材料の含有率
が重量で70%以上である組成物であって、EMMI
1−66規格で測定したスパイラルフローが20cm以
上であって、周波数が1GHzでの比透磁率が4以上で
あって、ワックスがエポキシ樹脂100重量部に対して
3〜20重量部であるエポキシ樹脂組成物である。
【0046】本発明のエポキシ樹脂組成物を得る方法と
しては、上述の各材料を用いて従来公知の方法で混練し
て、粉砕することによりエポキシ樹脂組成物を得る方法
を挙げることができる。各材料の添加順序は、適宜選択
して実施することができる。例えば、エポキシ樹脂組成
物を得る方法の例として、エポキシ樹脂、硬化剤、硬化
促進剤、ワックス、磁性材料および所望により非磁性無
機充填物を加熱条件下、例えば95℃で混練し、この混
練した混合物を冷却し粉砕してコンパウンドを製造する
方法を挙げることができる。
【0047】各材料を用いて混練する際に、材料をまと
めて加熱条件下に混練し、この混練した混合物を冷却し
粉砕してコンパウンドを作成する方法を採用した場合に
は、非磁性無機充填物および磁性材料と樹脂との分散性
が悪いことに起因して、その充填率が多くなるとコンパ
ウンドの特性が低下する傾向がみられるので、その混練
には、細心の注意を払うことが望まれる。
【0048】本発明のエポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進
剤、ワックス、磁性材料および所望により非磁性無機充
填物を含み、磁性材料の含有率が重量で70%以上であ
る組成物であって、EMMI 1−66規格で測定した
スパイラルフローが20cm以上であって、周波数が1
GHzでの比透磁率が4以上であって、ワックスがエポ
キシ樹脂100重量部に対して3〜20重量部であるエ
ポキシ樹脂組成物を、より安定的に容易に製造すること
を可能とする方法として、本発明者らは、これらの全材
料のうち、硬化剤及び硬化促進剤以外の原料であって少
なくともエポキシ樹脂および磁性材料を含む原料を混練
したのち、粉砕して予備コンパウンドを製造する工程
と、得られた予備コンパウンドと硬化剤および硬化促進
剤を含む残りの原料を混練し、粉砕してコンパウンドを
製造する工程を含む、多段練りエポキシ樹脂組成物の製
造方法を提案する。
【0049】練りの段数は、適宜2段練り、3段練り、
もしくはさらに多い多段練りを採用することができる
が、2段練りで十分より安定的に容易に製造するという
目的を達することができる。多段練りの場合、硬化剤お
よび硬化促進剤は、最終の段で混練することが望まし
い。
【0050】本発明において材料の混練方法としては、
従来公知の方法で行なうことができる。その例として、
二軸押出機や熱ロールで加熱混合する方法を挙げること
ができる。混練の温度は通常80〜140℃で行われ
る。混練した後は、粉砕してコンパウンドを得るが、粉
砕は冷却して粉砕することが推奨される。
【0051】エポキシ樹脂から予備コンパウンドを製造
する工程では、必要に応じて硬化剤および硬化促進剤以
外の他の材料を添加してもよい。
【0052】より具体的な好ましいエポキシ樹脂組成物
の製造方法として、エポキシ樹脂、磁性材料およびシラ
ンカップリング剤を混練し、粉砕して予備コンパウンド
を製造し、予備コンパウンドと硬化剤、硬化促進剤、ワ
ックスおよび非磁性無機充填物とを混練し、粉砕してコ
ンパウンドを製造することによりエポキシ樹脂組成物を
製造する2段練り方法を挙げることができる。
【0053】この場合、第1段の混練の温度条件として
は、100〜140℃、より好ましくは110〜130
℃が好ましく、また第2段の混練の温度条件としては、
80〜110℃、より好ましくは90〜100℃が好ま
しい。第1段の混練の温度は、第2段の混練の温度より
も高いことが好ましい。
【0054】本発明のエポキシ樹脂組成物によって、周
波数特性1GHzで比透磁率4以上、好ましくは5以上
を有するエポキシ樹脂組成物を得ることが可能である。
これによって、比透磁率が高い1〜10GHzの高周波
領域で電磁波ノイズ対策材料として使用が可能となる。
【0055】このような本発明のエポキシ樹脂組成物の
優れた磁気特性を図1に示した。図1は、磁性材料とし
てNi−Znフェライトを用いた本発明のエポキシ樹脂
組成物(Ni−Znコンパウンドと表示した)と、焼結
フェライト(NiFe及び(Ni0.8Zn
0.2)Feと表示した)との磁気特性につい
て、周波数と比透磁率の関係を示す図であり、2種類の
焼結フェライトは周波数が高くなると、比透磁性がSn
oekの限界線に沿って減少するのに対し、Ni−Zn
コンパウンドは周波数300MHz付近からSnoek
の限界線を越え、高周波数になっても高い比透磁性を保
っており、図1から上記した本発明のエポキシ樹脂組成
物の優れた磁気特性が明らかである。なお、図1のNi
−Znコンパウンドのデータは、後述の実施例2の評価
結果である。
【0056】本発明のエポキシ樹脂組成物は、トランス
ファー成形及び射出成形における成形性が良好なエポキ
シ樹脂組成物であり、本発明のエポキシ樹脂組成物を用
いることにより、任意形状の成形品を得ることができ
る。
【0057】また、第1段混練工程と第2段混練工程の
2工程に分けてロール混練を実施することにより、より
高いフェライトの充填が可能となり、かつ製品コンパウ
ンドの成形性、流動性、離形性等の向上を図ることが可
能となる。
【0058】本発明のエポキシ樹脂組成物の成形品は、
電磁波ノイズ対策品として好適に利用される。例えば、
平面コイルの成形シートなどに利用される。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例によってより具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0060】なお、本発明において、組成物の(1)ロ
ール練り性、(2)スパイラルフロー、および(3)比
透磁率は、下記の方法に従い測定し、組成物の評価を行
なった。
【0061】(1)ロール練り性 温度95℃のロールで加熱混合する際のロール練り性に
関して、 材料のロールへの巻込み(良好の場合○、不良の場合
×) 混練り中のロールへの付着(片方のロールのみに付着
の場合○、2つのロールともに付着の場合×) 材料回収後のロールへの付着具合(付着が少ない場合
○、強固に付着している場合×) の3項目について評価し、○の数を評点とした。
【0062】(2)スパイラルフロー EMMI1−66規格に準じた、内部がスパイラル状に
なった金型を用い、トランスファー成形にて、金型温度
150℃、実効圧力6.9×10Pa(70kgf/
cm)で成形し、180秒間硬化した時の金型内で流
動した長さを測定した。
【0063】(3)比透磁率 圧縮成形用金型に充填し、金型温度150℃、実効圧力
7.4×10Pa(75Kgf/cm)、硬化時間
5分にて圧縮成形し、外径3.5mmφ、内径1.0m
mφ、長さ1.0mmの試料を作製した。この様にして
作製した試料をAPC3.5エアーライン中に挿入し、
ベクトルネットワークアナライザーを用いてSパラメー
タを測定することによって、1GHzにおける比透磁率
を測定した。
【0064】また、本発明において用いた非磁性無機充
填物および磁性材料の性状は次のとおりである。 球状シリカ(1):平均粒径=29.7μm、球形度=
0.71 球状シリカ(2):平均粒径=3.4μm、球形度=
0.70 球状シリカ(3):平均粒径=26.3μm、球形度=
0.82 破砕フェライト(1):Mn−Znフェライト 平均粒
径=4.4μm 破砕フェライト(2):Mn−Znフェライト 平均粒
径=13.4μm 破砕フェライト(3):Ni−Znフェライト 平均粒
径=10.1μm
【0065】(実施例1)表1に示す原料を、同表に示
す割合で用い、エポキシ樹脂、磁性材料として破砕状フ
ェライト(2)及びシランカップリング剤を、ヘンシェ
ルミキサーにより混合した後、温度120℃の8インチ
2本ロールで加熱混合し、続いて冷却し、粉砕した。更
に得られた粉砕物と残りの材料をヘンシェルミキサーに
より混合した後、温度95℃の8インチ2本ロールで加
熱混合し、続いて冷却し、粉砕することにより目的とす
るエポキシ樹脂組成物を得た。なお、フェライト磁性材
料の含有率は重量で85%であった。得られたエポキシ
樹脂組成物の評価結果を表1に示した。
【0066】(実施例2)実施例1において、磁性材料
を破砕状フェライト(3)に変更したほかは実施例1と
同様にエポキシ樹脂組成物を作製し評価を行った。結果
を表1に示す。
【0067】(実施例3)実施例1において、破砕状フ
ェライト(2)の量を1300重量部に変更し、球状シ
リカ(3)の量を194重量部に変更したほかは実施例
1と同様にエポキシ樹脂組成物を作製し評価を行った。
結果を表1に示す。
【0068】(実施例4)実施例1において、磁性材料
を破砕状フェライト(2)の量を1740重量部に変更
し、球状シリカ(3)の使用を省略したほかは実施例1
と同様にエポキシ樹脂組成物を作製し評価を行った。結
果を表1に示す。
【0069】(実施例5)実施例1において、磁性材料
を破砕状フェライト(1)1300重量部に変更し、球
状シリカ(3)194重量部に変更したほかは実施例1
と同様にエポキシ樹脂組成物を作製し評価を行った。結
果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】(比較例1)実施例1において、非磁性無
機充填物を球状シリカ(1)270重量部と球状シリカ
(2)142重量部の複合粉とし、さらに磁性材料を破
砕状フェライト(1)783重量部に変更し、さらにま
た、ワックスを8重量部に変更し、全原料をまとめて温
度95℃の8インチ2本ロールで加熱混合(1段練り)
し、続いて冷却し粉砕してエポキシ樹脂組成物を作製し
評価を行った。結果を表2に示す。
【0072】(比較例2)実施例3において、非磁性無
機充填物を球状シリカ(3)の量を294重量部に変更
し、磁性材料を破砕状フェライト(2)の量を1069
重量部に変更し、製造方法を1段練りにした以外は実施
例3と同様にエポキシ樹脂組成物を作製し評価を行っ
た。結果を表2に示す。
【0073】(比較例3)比較例1において、ワックス
を2重量部に変更した以外は比較例1と同様にエポキシ
樹脂組成物を作製し評価を行った。結果を表2に示す。
【0074】
【表2】
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、周波数特性1GHzで
比透磁率4以上を有するエポキシ樹脂組成物を得ること
が可能であり、これによって、比透磁率が高い1〜10
GHzの高周波領域で電磁波ノイズ対策材料としての使
用が可能となる。
【0076】本発明のエポキシ樹脂組成物によって、ト
ランスファー成形及び射出成形における成形性が良好な
エポキシ樹脂組成物が提供され、本発明のエポキシ樹脂
組成物を用いることにより、任意形状の成形品を得るこ
とができる。
【0077】また、本発明により第1段混練工程と第2
段混練工程を含む多段混練に分けてロール混練を実施す
ることにより、より高いフェライトの充填が可能とな
り、かつ製品コンパウンドの成形性、流動性、離形性等
の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数と比透磁率の関係を示す磁気特性比較図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08L 63/00 C 91/06 91/06 Fターム(参考) 4F070 AA46 AC15 AC23 AC49 AC86 AC94 AE01 AE07 AE08 AE09 AE16 AE21 DA43 DA46 DA48 DA50 DB06 DB08 DB09 DC06 DC11 FA01 FA04 FA17 FB06 FB07 FC09 4J002 AE033 CC032 CC042 CD031 CD041 CD051 CD061 CE002 DE097 DE108 DE117 DE148 DJ018 DJ038 DJ048 DJ058 DL008 ET016 EU116 EW016 FA088 FD018 FD142 FD156 FD173 FD207 GQ00 4J036 AC05 AD07 AE05 DA01 DA02 DA05 DC25 DC40 DD07 FA02 FA05 FA06 FB06 FB07 FB18 HA11 HA12 HA13 JA15 KA05 KA06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワッ
    クスおよび磁性材料を含み、磁性材料の含有率が重量で
    70%以上である組成物であって、EMMI1−66規
    格で測定したスパイラルフローが20cm以上であっ
    て、周波数が1GHzでの比透磁率が4以上であって、
    ワックスがエポキシ樹脂100重量部に対して3〜20
    重量部であるエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】さらに非磁性無機充填物を含み、非磁性無
    機充填物と磁性材料の合計での含有量が60〜80容量
    %であることを特徴とする請求項1に記載のエポキシ樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】非磁性無機充填物が、平均粒径100μm
    以下の球状シリカであることを特徴とする請求項2に記
    載のエポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】磁性材料が、Znフェライト、Feフェラ
    イト、Mnフェライト、Niフェライト、Coフェライ
    ト、Cuフェライト、Mgフェライト単独またはこれら
    の複合フェライトであり、平均粒径が1〜50μmであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエ
    ポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−N
    (Arは置換または非置換のアリール基、Rは同一
    または異なっていてもよいアルキル基)で表わされる尿
    素誘導体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のエポキシ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】硬化剤がフェノールノボラック樹脂または
    アラルキルフェノール樹脂であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワッ
    クス、磁性材料および所望により非磁性無機充填物を含
    むエポキシ樹脂組成物を製造するに際し、硬化剤及び硬
    化促進剤以外の原料であって少なくともエポキシ樹脂お
    よび磁性材料を含む原料を100〜140℃の温度で混
    練した後、粉砕して予備コンパウンドを製造する工程
    と、得られた予備コンパウンドと硬化剤及び硬化促進剤
    を含む残りの原料を80〜110℃の温度で混練して、
    粉砕してコンパウンドを製造する工程を有するエポキシ
    樹脂組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】エポキシ樹脂組成物が、磁性材料の含有率
    が重量で70%以上である組成物であって、EMMI
    1−66規格で測定したスパイラルフローが20cm以
    上であって、周波数が1GHzでの比透磁率が4以上で
    あって、ワックスがエポキシ樹脂100重量部に対して
    3〜20重量部であることを特徴とする請求項7に記載
    のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】非磁性無機充填物と磁性材料の合計での含
    有量が60〜80容量%であることを特徴とする請求項
    8に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】非磁性無機充填物が平均粒径100μm
    以下の球状シリカであることを特徴とする請求項7〜9
    のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】磁性材料がZnフェライト、Feフェラ
    イト、Mnフェライト、Niフェライト、Coフェライ
    ト、Cuフェライト、Mgフェライト単独、またはこれ
    らの複合フェライトであり、平均粒径が1〜50μmで
    あることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載
    のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−
    NR(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同
    一または異なっていてもよいアルキル基)で表わされる
    尿素誘導体であることを特徴とする請求項7〜11のい
    ずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】硬化剤がフェノールノボラック樹脂また
    はアラルキルフェノール樹脂であることを特徴とする請
    求項7〜12のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の
    製造方法。
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