JP2003335919A - エポキシ樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な成形性を有する電磁波遮蔽材料お
よび/または電磁波吸収材料に好適なエポキシ樹脂組成
物のすぐれた製造方法を提供すること。 【解決手段】 エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワ
ックス、偏平状金属磁性材料、前記偏平状金属磁性材料
以外の無機充填材を含む原料から得られるエポキシ樹脂
組成物を、硬化剤および硬化促進剤以外の原料であって
少なくともエポキシ樹脂および偏平状金属磁性材料を含
む原料を混練した後、粉砕して予備コンパウンドを製造
する工程と、得られた予備コンパウンドと硬化剤および
硬化促進剤を含む残りの原料を混練した後、粉砕してコ
ンパウンドを製造する工程を有する方法によって製造す
る。
よび/または電磁波吸収材料に好適なエポキシ樹脂組成
物のすぐれた製造方法を提供すること。 【解決手段】 エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワ
ックス、偏平状金属磁性材料、前記偏平状金属磁性材料
以外の無機充填材を含む原料から得られるエポキシ樹脂
組成物を、硬化剤および硬化促進剤以外の原料であって
少なくともエポキシ樹脂および偏平状金属磁性材料を含
む原料を混練した後、粉砕して予備コンパウンドを製造
する工程と、得られた予備コンパウンドと硬化剤および
硬化促進剤を含む残りの原料を混練した後、粉砕してコ
ンパウンドを製造する工程を有する方法によって製造す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、エポキシ樹脂組
成物の製造方法に関する。さらに詳しくは、電磁波遮蔽
材料もしくは電磁波吸収材料に好適なエポキシ樹脂組成
物の製造方法に関する。
成物の製造方法に関する。さらに詳しくは、電磁波遮蔽
材料もしくは電磁波吸収材料に好適なエポキシ樹脂組成
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、電子機器における不要電磁波放
射により電子機器の誤動作、無線通信における通信障
害、人体の健康への影響等が問題になり、高性能の電磁
波遮蔽材料および電磁波吸収材料が望まれている。
射により電子機器の誤動作、無線通信における通信障
害、人体の健康への影響等が問題になり、高性能の電磁
波遮蔽材料および電磁波吸収材料が望まれている。
【0003】この様な電磁波遮蔽材料および電磁波吸収
材料として、有機材料中に金属磁性材料を充填したもの
が任意形状に加工しやすいため用いられている。例え
ば、軟磁性アモルファス合金を粉砕した偏平磁性粉を高
分子化合物の結合材中に混合した磁気遮蔽用塗料が特開
昭59−201493号公報に開示されている。しかし
ながら、軟磁性アモルファス合金は超急冷加工により薄
帯を製造する工程およびこの様にして得られた薄帯を粉
砕することにより粉末を製造する工程が必要であり、粉
末の量産化に問題があった。
材料として、有機材料中に金属磁性材料を充填したもの
が任意形状に加工しやすいため用いられている。例え
ば、軟磁性アモルファス合金を粉砕した偏平磁性粉を高
分子化合物の結合材中に混合した磁気遮蔽用塗料が特開
昭59−201493号公報に開示されている。しかし
ながら、軟磁性アモルファス合金は超急冷加工により薄
帯を製造する工程およびこの様にして得られた薄帯を粉
砕することにより粉末を製造する工程が必要であり、粉
末の量産化に問題があった。
【0004】そこで近年では、電磁波遮蔽材料および電
磁波吸収材料用の金属磁性粉末として安価に製造でき、
さらに発火の危険も少ない磁性材料であるFeCr系合
金が用いられている。例えば、Crを0.5〜20重量
%含んだ偏平磁性鉄粉が塗布された保護層を有する複合
磁気記録媒体が、特開平1−223627号公報に開示
されている。しかしながらこの材料は塗布により使用す
るものであるため成形材料として使用することはできな
い。
磁波吸収材料用の金属磁性粉末として安価に製造でき、
さらに発火の危険も少ない磁性材料であるFeCr系合
金が用いられている。例えば、Crを0.5〜20重量
%含んだ偏平磁性鉄粉が塗布された保護層を有する複合
磁気記録媒体が、特開平1−223627号公報に開示
されている。しかしながらこの材料は塗布により使用す
るものであるため成形材料として使用することはできな
い。
【0005】任意形状に成形できるものとしては、有機
材料にゴムや熱可塑性樹脂を用いたものが特開平11−
87117号公報に開示されている。しかしながら、不
要電磁波が発生するのは電子機器内の電子部品および/
または電子回路からであるため、発生源である電子部品
の封止および/または電子回路基板等で使用できる材料
が望まれている。本公開公報で使用される樹脂はゴムや
熱可塑性樹脂であり、気密性や耐熱性を要求される個所
で用いることができないということから、電磁波遮蔽や
電磁波吸収の対策が必要な電子機器内での使用に問題が
あった。
材料にゴムや熱可塑性樹脂を用いたものが特開平11−
87117号公報に開示されている。しかしながら、不
要電磁波が発生するのは電子機器内の電子部品および/
または電子回路からであるため、発生源である電子部品
の封止および/または電子回路基板等で使用できる材料
が望まれている。本公開公報で使用される樹脂はゴムや
熱可塑性樹脂であり、気密性や耐熱性を要求される個所
で用いることができないということから、電磁波遮蔽や
電磁波吸収の対策が必要な電子機器内での使用に問題が
あった。
【0006】有機結着剤としてエポキシ樹脂を使用した
複合磁性体で構成されたEMI対策部品が、特開平10
−64714号公報に開示されているが、例示された複
合磁性体は溶剤を使用して調合されており、溶剤を何ら
かの方法で除去しなければならず生産性が低いという問
題があった。さらに、トランスファー成形または射出成
形等の生産性の高い方法にて任意形状に成形することが
難しいという問題があった。
複合磁性体で構成されたEMI対策部品が、特開平10
−64714号公報に開示されているが、例示された複
合磁性体は溶剤を使用して調合されており、溶剤を何ら
かの方法で除去しなければならず生産性が低いという問
題があった。さらに、トランスファー成形または射出成
形等の生産性の高い方法にて任意形状に成形することが
難しいという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電磁
波遮蔽材料もしくは電磁波吸収材料として好適なエポキ
シ樹脂組成物のすぐれた製造方法を提供することにあ
る。本発明の課題は、また偏平状金属磁性材料を含有す
るエポキシ樹脂組成物であって、トランスファー成形お
よび/または射出成形において良好な成形性を有するエ
ポキシ樹脂組成物を提供することにある。
波遮蔽材料もしくは電磁波吸収材料として好適なエポキ
シ樹脂組成物のすぐれた製造方法を提供することにあ
る。本発明の課題は、また偏平状金属磁性材料を含有す
るエポキシ樹脂組成物であって、トランスファー成形お
よび/または射出成形において良好な成形性を有するエ
ポキシ樹脂組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、エポ
キシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワックス、偏平状金属
磁性材料、前記偏平状金属磁性材料以外の無機充填材を
含む原料から得られるエポキシ樹脂組成物を、硬化剤お
よび硬化促進剤以外の原料であって少なくともエポキシ
樹脂および偏平状金属磁性材料を含む原料を混練した
後、粉砕して予備コンパウンドを製造する工程と、得ら
れた予備コンパウンドと硬化剤および硬化促進剤を含む
残りの原料を混練した後、粉砕してコンパウンドを製造
する工程を有する方法によって製造するエポキシ樹脂組
成物の製造方法が提供される。
キシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワックス、偏平状金属
磁性材料、前記偏平状金属磁性材料以外の無機充填材を
含む原料から得られるエポキシ樹脂組成物を、硬化剤お
よび硬化促進剤以外の原料であって少なくともエポキシ
樹脂および偏平状金属磁性材料を含む原料を混練した
後、粉砕して予備コンパウンドを製造する工程と、得ら
れた予備コンパウンドと硬化剤および硬化促進剤を含む
残りの原料を混練した後、粉砕してコンパウンドを製造
する工程を有する方法によって製造するエポキシ樹脂組
成物の製造方法が提供される。
【0009】偏平状金属磁性材料の配合量をM体積%
とし、偏平状金属磁性材料以外の無機充填材の配合量を
S体積%とするとき、MおよびSが下記(A)および
(B)の条件を満たすに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。 (A)5≦M<70 かつ 0<S≦65 (B)30≦M+S≦70
とし、偏平状金属磁性材料以外の無機充填材の配合量を
S体積%とするとき、MおよびSが下記(A)および
(B)の条件を満たすに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。 (A)5≦M<70 かつ 0<S≦65 (B)30≦M+S≦70
【0010】偏平状金属磁性材料が、構成元素として
少なくともFeおよびCrを含み、平均粒子径が1μm
〜100μmであり、比表面積が1m2/g以上である
またはに記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、
本発明の好ましい態様である。
少なくともFeおよびCrを含み、平均粒子径が1μm
〜100μmであり、比表面積が1m2/g以上である
またはに記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、
本発明の好ましい態様である。
【0011】偏平状金属磁性材料以外の無機充填材
が、少なくとも平均粒径1μm〜50μmの球状シリカ
を含み、球状シリカが該無機充填材の50重量%以上を
占める〜のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。
が、少なくとも平均粒径1μm〜50μmの球状シリカ
を含み、球状シリカが該無機充填材の50重量%以上を
占める〜のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。
【0012】球状シリカの下記式(C)で求めた球形
度が0.8以上であるに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。 球形度=粒子の投影面積/粒子の周囲長と同じ円周を持つ円の面積・・(C)
度が0.8以上であるに記載のエポキシ樹脂組成物の
製造方法は、本発明の好ましい態様である。 球形度=粒子の投影面積/粒子の周囲長と同じ円周を持つ円の面積・・(C)
【0013】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−
NR2(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同
一または異なっていてもよい置換または非置換のアルキ
ル基)で表わされる尿素誘導体である〜のいずれか
に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、本発明の好
ましい態様である。
NR2(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同
一または異なっていてもよい置換または非置換のアルキ
ル基)で表わされる尿素誘導体である〜のいずれか
に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、本発明の好
ましい態様である。
【0014】前記の予備コンパウンドを製造する工程
は、その混練操作を少なくとも2段階に分けて行なう
〜に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、本発明
の好ましい態様である。
は、その混練操作を少なくとも2段階に分けて行なう
〜に記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法は、本発明
の好ましい態様である。
【0015】前記の予備コンパウンドを製造する工程
は、その混練温度が100℃〜200℃であって、また
前記のコンパウンドを製造する工程は、その混練温度が
80℃〜120℃である〜に記載のエポキシ樹脂組
成物の製造方法は、本発明の好ましい態様である。
は、その混練温度が100℃〜200℃であって、また
前記のコンパウンドを製造する工程は、その混練温度が
80℃〜120℃である〜に記載のエポキシ樹脂組
成物の製造方法は、本発明の好ましい態様である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、エポキシ樹脂、硬化
剤、硬化促進剤、ワックス、偏平状金属磁性材料、前記
偏平状金属磁性材料以外の無機充填材を含む原料から得
られるエポキシ樹脂組成物のすぐれた製造方法を提供す
るものである。
剤、硬化促進剤、ワックス、偏平状金属磁性材料、前記
偏平状金属磁性材料以外の無機充填材を含む原料から得
られるエポキシ樹脂組成物のすぐれた製造方法を提供す
るものである。
【0017】本発明によれば、硬化剤および硬化促進剤
以外の原料であって少なくともエポキシ樹脂および偏平
状金属磁性材料を含む原料を混練した後、粉砕して予備
コンパウンドを製造する工程と、得られた予備コンパウ
ンドと硬化剤および硬化促進剤を含む残りの原料を混練
した後、粉砕してコンパウンドを製造する工程を有する
方法によって、エポキシ樹脂組成物が製造される。
以外の原料であって少なくともエポキシ樹脂および偏平
状金属磁性材料を含む原料を混練した後、粉砕して予備
コンパウンドを製造する工程と、得られた予備コンパウ
ンドと硬化剤および硬化促進剤を含む残りの原料を混練
した後、粉砕してコンパウンドを製造する工程を有する
方法によって、エポキシ樹脂組成物が製造される。
【0018】本発明の製造方法により得られたエポキシ
樹脂組成物は、電磁波遮蔽材料もしくは電磁波吸収材料
に好適なエポキシ樹脂組成物である。
樹脂組成物は、電磁波遮蔽材料もしくは電磁波吸収材料
に好適なエポキシ樹脂組成物である。
【0019】また、本発明の製造方法により得られたエ
ポキシ樹脂組成物は、成形時の流動性に優れ、さらにバ
リ長の短い成形品を得ることができるという特長を有す
るもので、トランスファー成形および/または射出成形
において良好な成形性を示す。
ポキシ樹脂組成物は、成形時の流動性に優れ、さらにバ
リ長の短い成形品を得ることができるという特長を有す
るもので、トランスファー成形および/または射出成形
において良好な成形性を示す。
【0020】本発明のエポキシ樹脂組成物を構成するエ
ポキシ樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂が好ましく、なかでもオルソクレ
ゾールノボラックエポキシ樹脂、ナフタレン骨格含有エ
ポキシ樹脂またはビフェニル骨格含有エポキシ樹脂が好
適に用いられ、これらのいずれか1種類を単独で使用し
ても、あるいは、2種類以上を適当な比率で併用しても
良い。なお、エポキシ当量は100乃至300[g/e
q]が好ましい。
ポキシ樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂が好ましく、なかでもオルソクレ
ゾールノボラックエポキシ樹脂、ナフタレン骨格含有エ
ポキシ樹脂またはビフェニル骨格含有エポキシ樹脂が好
適に用いられ、これらのいずれか1種類を単独で使用し
ても、あるいは、2種類以上を適当な比率で併用しても
良い。なお、エポキシ当量は100乃至300[g/e
q]が好ましい。
【0021】本発明における硬化剤としては、上記エポ
キシ樹脂に硬化反応を促すものであれば特に制限無く使
用することができる。中でもフェノール樹脂が好まし
く、具体的にはフェノールノボラック樹脂、アラルキル
フェノール樹脂が好ましい。硬化剤の配合量は、エポキ
シ樹脂100重量部に対して、通常20乃至120重量
部、好ましくは35乃至95重量部の割合で配合される
が、この配合割合は、十分な硬化の進行と、成形物の物
性の観点から、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1
個当たり、フェノール性水酸基が0.5乃至2.0個、
好ましくは約1個となるような割合が好ましい。
キシ樹脂に硬化反応を促すものであれば特に制限無く使
用することができる。中でもフェノール樹脂が好まし
く、具体的にはフェノールノボラック樹脂、アラルキル
フェノール樹脂が好ましい。硬化剤の配合量は、エポキ
シ樹脂100重量部に対して、通常20乃至120重量
部、好ましくは35乃至95重量部の割合で配合される
が、この配合割合は、十分な硬化の進行と、成形物の物
性の観点から、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1
個当たり、フェノール性水酸基が0.5乃至2.0個、
好ましくは約1個となるような割合が好ましい。
【0022】硬化促進剤としては、1,8−ジアザビシ
クロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下DBUとい
う)フェノール塩、フェノールノボラック塩、炭酸塩な
どのDBU誘導体、2−メチルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4
−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類、エチルホ
スフィン、プロピルホスフィン、フェニルホスフィン、
トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィンな
ど、通常、第一ホスフィン、第二ホスフィン、第三ホス
フィンに包含されるオルガノホスフィン化合物、尿素誘
導体などが挙げられる。
クロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下DBUとい
う)フェノール塩、フェノールノボラック塩、炭酸塩な
どのDBU誘導体、2−メチルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2
−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4
−メチルイミダゾールなどのイミダゾール類、エチルホ
スフィン、プロピルホスフィン、フェニルホスフィン、
トリフェニルホスフィン、トリアルキルホスフィンな
ど、通常、第一ホスフィン、第二ホスフィン、第三ホス
フィンに包含されるオルガノホスフィン化合物、尿素誘
導体などが挙げられる。
【0023】好ましい尿素誘導体として、一般式Ar−
NH−CO−NR2(Arは置換または非置換のアリー
ル基、Rは同一または異なっても良い置換または非置換
のアルキル基)で表わされる化合物が挙げられる。
NH−CO−NR2(Arは置換または非置換のアリー
ル基、Rは同一または異なっても良い置換または非置換
のアルキル基)で表わされる化合物が挙げられる。
【0024】上記尿素誘導体の中でも特に、以下に例示
するようなアルキル系尿素誘導体を含有させると、組成
物は100℃近辺での熱安定性が大幅に向上し、急速な
硬化反応が起こらない。つまり、100℃近辺であるシ
リンダー内では急速な硬化が進行せず、熱安定性に優
れ、かつ、金型内では急速に硬化する硬化特性を備える
ことになり、射出成形可能なエポキシ樹脂組成物を提供
することができる。このようなアルキル系尿素誘導体の
例としては、下記式(1)で表される化合物を挙げるこ
とができる。
するようなアルキル系尿素誘導体を含有させると、組成
物は100℃近辺での熱安定性が大幅に向上し、急速な
硬化反応が起こらない。つまり、100℃近辺であるシ
リンダー内では急速な硬化が進行せず、熱安定性に優
れ、かつ、金型内では急速に硬化する硬化特性を備える
ことになり、射出成形可能なエポキシ樹脂組成物を提供
することができる。このようなアルキル系尿素誘導体の
例としては、下記式(1)で表される化合物を挙げるこ
とができる。
【0025】
【化1】
【0026】式中、X1、X2は水素、ハロゲン、低級
アルキル基、低級アルコシキ基またはニトロ基であり、
両者は同一でも異なっていてもよい。Rのそれぞれは、
同一であってもよいし異なっていてもよい低級アルキル
基である。
アルキル基、低級アルコシキ基またはニトロ基であり、
両者は同一でも異なっていてもよい。Rのそれぞれは、
同一であってもよいし異なっていてもよい低級アルキル
基である。
【0027】これに該当する化合物としては、例えば3
−フェニル−1,1−ジメチルウレア、3−(p−クロ
ルフェニル)1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−
ジクロルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−
(o−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3
−(p−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(メトキシフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(ニトロフェニル)−1,1−ジメチルウレアなど
を挙げることができる。
−フェニル−1,1−ジメチルウレア、3−(p−クロ
ルフェニル)1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−
ジクロルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−
(o−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3
−(p−メチルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(メトキシフェニル)−1,1−ジメチルウレア、
3−(ニトロフェニル)−1,1−ジメチルウレアなど
を挙げることができる。
【0028】アルキル系尿素誘導体の他の例として、下
記式(2)で表される化合物を挙げることができる。
記式(2)で表される化合物を挙げることができる。
【0029】
【化2】
【0030】式中、Y、Zは水素、ハロゲン、低級アル
キル基であり、両者は同一でも異なっていてもよい。R
のそれぞれは、同一であってもよいし異なっていてもよ
い低級アルキル基である。) これに該当する化合物としては、1,1’−フェニレン
ビス(3,3−ジメチルウレア)、1,1’−(4−メ
チル−m−フェニレン)−ビス(3,3−ジメチルウレ
ア)などが挙げられる。
キル基であり、両者は同一でも異なっていてもよい。R
のそれぞれは、同一であってもよいし異なっていてもよ
い低級アルキル基である。) これに該当する化合物としては、1,1’−フェニレン
ビス(3,3−ジメチルウレア)、1,1’−(4−メ
チル−m−フェニレン)−ビス(3,3−ジメチルウレ
ア)などが挙げられる。
【0031】また、アルキル系尿素誘導体の他の例とし
ては、下記式(3)で表される化合物を挙げることがで
きる。
ては、下記式(3)で表される化合物を挙げることがで
きる。
【0032】
【化3】
(式中、Rのそれぞれは、同一であってもよいし異なっ
ていてもよい低級アルキル基である。)
ていてもよい低級アルキル基である。)
【0033】さらにまた、アルキル系尿素誘導体の他の
例としては、下記式(4)〜(6)で表される化合物を
挙げることができる。
例としては、下記式(4)〜(6)で表される化合物を
挙げることができる。
【0034】
【化4】
(式中、Pは0乃至5の整数、Rのそれぞれは、同一で
あってもよいし異なっていてもよい低級アルキル基であ
る。)
あってもよいし異なっていてもよい低級アルキル基であ
る。)
【0035】
【化5】
(式中、Rのそれぞれは、同一であってもよいし異なっ
ていてもよい低級アルキル基である。)
ていてもよい低級アルキル基である。)
【0036】
【化6】
(式中、Rのそれぞれは、同一であってもよいし異なっ
ていてもよい低級アルキル基である。)
ていてもよい低級アルキル基である。)
【0037】上記式(1)〜(6)においてX1、X2
およびRで表した低級アルキル基または低級アルコキシ
基の好ましい例として、メチル基、エチル基、プロピル
基およびブチル基、およびそれに対応するアルコキシ基
を挙げることができる。
およびRで表した低級アルキル基または低級アルコキシ
基の好ましい例として、メチル基、エチル基、プロピル
基およびブチル基、およびそれに対応するアルコキシ基
を挙げることができる。
【0038】また、式(6)において、2,4−トリレ
ンジイソシアネートのジメチルアミン付加物が例示され
ているが、ジメチルアミン付加物は、100℃付近での
熱安定性が大幅に向上し、即ち、シリンダー温度として
設定される100℃付近での硬化反応が急速に進行せ
ず、一方、より高温の金型内で硬化反応が急速に進行す
るという射出成形に好適な硬化特性を示すため、射出成
形用エポキシ樹脂組成物において好適に使用される。こ
れらの硬化促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、3乃至20重量部配合されるのが好ましく、さらに
は5乃至10重量部の割合で配合されるのが好ましい。
硬化促進剤の配合量が少なすぎると、金型内での硬化時
間が長くかかり、多すぎると100℃近辺での熱安定性
が損なわれる恐れがある。
ンジイソシアネートのジメチルアミン付加物が例示され
ているが、ジメチルアミン付加物は、100℃付近での
熱安定性が大幅に向上し、即ち、シリンダー温度として
設定される100℃付近での硬化反応が急速に進行せ
ず、一方、より高温の金型内で硬化反応が急速に進行す
るという射出成形に好適な硬化特性を示すため、射出成
形用エポキシ樹脂組成物において好適に使用される。こ
れらの硬化促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、3乃至20重量部配合されるのが好ましく、さらに
は5乃至10重量部の割合で配合されるのが好ましい。
硬化促進剤の配合量が少なすぎると、金型内での硬化時
間が長くかかり、多すぎると100℃近辺での熱安定性
が損なわれる恐れがある。
【0039】本発明において、エポキシ樹脂および硬化
剤、偏平状金属磁性材料の組成物に上記特定のアルキル
系尿素誘導体硬化促進剤を配合すると、100℃近辺で
の熱安定性が大幅に向上し、射出成形が可能なエポキシ
樹脂組成物が得られ、さらに熱硬化反応で得られた硬化
物は電子機器にて使用する電磁波遮蔽材料および/また
は電磁波吸収材料として特に有用である。
剤、偏平状金属磁性材料の組成物に上記特定のアルキル
系尿素誘導体硬化促進剤を配合すると、100℃近辺で
の熱安定性が大幅に向上し、射出成形が可能なエポキシ
樹脂組成物が得られ、さらに熱硬化反応で得られた硬化
物は電子機器にて使用する電磁波遮蔽材料および/また
は電磁波吸収材料として特に有用である。
【0040】本発明において使用される偏平状金属磁性
材料としてはFeを主成分とする合金粉、より好ましく
はその構成元素として少なくともFeおよびCrを含む
合金粉であり、レーザー回折法により測定した平均粒子
径が1〜100μm、ASTM D4567法により測
定した比表面積が1m2/g以上、であることが好まし
い。
材料としてはFeを主成分とする合金粉、より好ましく
はその構成元素として少なくともFeおよびCrを含む
合金粉であり、レーザー回折法により測定した平均粒子
径が1〜100μm、ASTM D4567法により測
定した比表面積が1m2/g以上、であることが好まし
い。
【0041】本発明の偏平形状とは、平均厚さをd、レ
ーザー回折法により測定した平均粒径をD50としたと
き、D50/dで定義されるアスペクト比が2以上、好
ましくは5以上である形状を言う。本発明において使用
される偏平状金属磁性材料の好ましいアスペクト比は2
〜100、さらに好ましくは5〜50である。
ーザー回折法により測定した平均粒径をD50としたと
き、D50/dで定義されるアスペクト比が2以上、好
ましくは5以上である形状を言う。本発明において使用
される偏平状金属磁性材料の好ましいアスペクト比は2
〜100、さらに好ましくは5〜50である。
【0042】偏平形状の度合を表す他の指標として、上
記レーザー回折法により測定した平均粒子径とASTM
D4567法により測定した比表面積の積として定義
される偏平度がある。このように定義される偏平度が、
5×10−6m3/g〜100×10−6m3/g、好
ましくは10×10−6m3/g〜100×10−6m
3/gである偏平状金属磁性材料は本発明において好ま
しく使用することができる。
記レーザー回折法により測定した平均粒子径とASTM
D4567法により測定した比表面積の積として定義
される偏平度がある。このように定義される偏平度が、
5×10−6m3/g〜100×10−6m3/g、好
ましくは10×10−6m3/g〜100×10−6m
3/gである偏平状金属磁性材料は本発明において好ま
しく使用することができる。
【0043】例えば、偏平状金属磁性材料の好適な一例
として、平均粒径が10μmでアスペクト比10の偏平
状粉の場合、比表面積は球形状粉末のおおよそ4倍の
0.8m2/g程度であり、偏平度は8×10−6m3
/g程度である。偏平度については、小さすぎると電磁
波遮蔽能および/または電磁波吸収能が小さくなり、大
きすぎると成形時の流動性が低下する傾向がある。
として、平均粒径が10μmでアスペクト比10の偏平
状粉の場合、比表面積は球形状粉末のおおよそ4倍の
0.8m2/g程度であり、偏平度は8×10−6m3
/g程度である。偏平度については、小さすぎると電磁
波遮蔽能および/または電磁波吸収能が小さくなり、大
きすぎると成形時の流動性が低下する傾向がある。
【0044】本発明の好ましい偏平状金属磁性材料の具
体例としては、偏平状のFeCrSi、FeCrAl、
FeSiAl、FeNi、FeSiBなど、より好まし
くはFeCrSi、FeCrAlを挙げることができ
る。
体例としては、偏平状のFeCrSi、FeCrAl、
FeSiAl、FeNi、FeSiBなど、より好まし
くはFeCrSi、FeCrAlを挙げることができ
る。
【0045】構成元素として少なくともCrを含む偏平
状金属磁性材料は、粉塵爆発の危険性が大幅に改善され
ているので、取り扱い上の安全性からより好ましいもの
として推奨される。
状金属磁性材料は、粉塵爆発の危険性が大幅に改善され
ているので、取り扱い上の安全性からより好ましいもの
として推奨される。
【0046】また、本発明において使用される偏平金属
磁性材料以外の無機充填材としては、タルク、マイカ、
炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、アルミナシリカ、
シリカ、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、シリカバルー
ン(中空シリカ)などの粉末状またはバルーン状のもの
が挙げられる。この中では、シリカが好ましく、中で
も、球状シリカがより好ましい。
磁性材料以外の無機充填材としては、タルク、マイカ、
炭酸カルシウム、クレー、アルミナ、アルミナシリカ、
シリカ、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、シリカバルー
ン(中空シリカ)などの粉末状またはバルーン状のもの
が挙げられる。この中では、シリカが好ましく、中で
も、球状シリカがより好ましい。
【0047】球状シリカとしては、平均粒径が好ましく
は1μm以上100μm以下、さらに好ましくは平均粒
径1μm乃至50μmのものが使用される。また、シリ
カの形状は前記の通り球状のものが好ましく、具体的に
は次式(C)で定義される球形度が0.75以上のもの
が好ましく、さらには球形度0.8以上が好ましい。 式(C) 球形度=粒子の投影面積/粒子の周囲長と同じ円周を持
つ円の面積
は1μm以上100μm以下、さらに好ましくは平均粒
径1μm乃至50μmのものが使用される。また、シリ
カの形状は前記の通り球状のものが好ましく、具体的に
は次式(C)で定義される球形度が0.75以上のもの
が好ましく、さらには球形度0.8以上が好ましい。 式(C) 球形度=粒子の投影面積/粒子の周囲長と同じ円周を持
つ円の面積
【0048】球状シリカの量は、偏平金属磁性材料以外
の全無機充填材のうちで50重量%以上であるのが好ま
しく、さらには80重量%以上を占めていることがより
好ましい。
の全無機充填材のうちで50重量%以上であるのが好ま
しく、さらには80重量%以上を占めていることがより
好ましい。
【0049】また、偏平状金属磁性材料と、偏平金属磁
性材料以外の無機充填材の配合量は、偏平状金属磁性材
料の配合量をM体積%、偏平状金属磁性材料以外の無機
充填材の配合量をS体積%で表した時、MおよびSが下
記(A)および(B)の条件を満たすことが好ましい。 (A)5≦M<70 かつ 0<S≦65 (B)30≦M+S≦70
性材料以外の無機充填材の配合量は、偏平状金属磁性材
料の配合量をM体積%、偏平状金属磁性材料以外の無機
充填材の配合量をS体積%で表した時、MおよびSが下
記(A)および(B)の条件を満たすことが好ましい。 (A)5≦M<70 かつ 0<S≦65 (B)30≦M+S≦70
【0050】偏平状金属磁性材料以外の無機充填材の配
合量が、上記式を満たす範囲にあるとき、成形時の流動
性が十分であり、かつ成形品のバリが短いという好まし
い状態にある。偏平状金属磁性材料の配合量が少なすぎ
ると、電磁波遮蔽能および/または電磁波吸収能が低下
する傾向がある。
合量が、上記式を満たす範囲にあるとき、成形時の流動
性が十分であり、かつ成形品のバリが短いという好まし
い状態にある。偏平状金属磁性材料の配合量が少なすぎ
ると、電磁波遮蔽能および/または電磁波吸収能が低下
する傾向がある。
【0051】本発明において使用されるワックスとして
は、例えばカルナバワックスなどの天然ワックス類、合
成ワックス類が挙げられる。これらワックスは本発明に
係わるエポキシ樹脂組成物をロール混合にて製造する際
に必須であり、エポキシ樹脂100重量部に対して、好
ましくは4乃至20重量部の割合で配合される。ワック
スの配合量が少なすぎると、ロール混合時に組成物がロ
ールへ付着するためロール練り性が低下し、また、組成
物のロールへの付着が強固な場合にはロール表面の清掃
が必要となり、連続して製造できないという問題が生じ
る。また、ワックスの配合量が多すぎると、成形時にお
いてワックスが金型へ付着し、ワックスへの金型への付
着が多い場合には、金型の清掃が必要になり、連続して
成形できないという問題が生じる。
は、例えばカルナバワックスなどの天然ワックス類、合
成ワックス類が挙げられる。これらワックスは本発明に
係わるエポキシ樹脂組成物をロール混合にて製造する際
に必須であり、エポキシ樹脂100重量部に対して、好
ましくは4乃至20重量部の割合で配合される。ワック
スの配合量が少なすぎると、ロール混合時に組成物がロ
ールへ付着するためロール練り性が低下し、また、組成
物のロールへの付着が強固な場合にはロール表面の清掃
が必要となり、連続して製造できないという問題が生じ
る。また、ワックスの配合量が多すぎると、成形時にお
いてワックスが金型へ付着し、ワックスへの金型への付
着が多い場合には、金型の清掃が必要になり、連続して
成形できないという問題が生じる。
【0052】これら以外に、本発明のエポキシ樹脂組成
物に対して、必要に応じ本発明の目的を損ねない範囲で
シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、
アルミニウム系カップリング剤等のカップリング剤、ブ
ロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン、水酸化アルミ
ニウム、ポリリン酸メラミン等の難燃剤、カーボンブラ
ック、フタロシアニンなどの着色剤等を配合してもかま
わない。
物に対して、必要に応じ本発明の目的を損ねない範囲で
シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、
アルミニウム系カップリング剤等のカップリング剤、ブ
ロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン、水酸化アルミ
ニウム、ポリリン酸メラミン等の難燃剤、カーボンブラ
ック、フタロシアニンなどの着色剤等を配合してもかま
わない。
【0053】本発明のエポキシ樹脂組成物の製造方法に
おいては、上記で説明したエポキシ樹脂、硬化剤、硬化
促進剤、ワックス、偏平状金属磁性材料、前記偏平状金
属磁性材料以外の無機充填材を含む原料から得られるエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。本発明の製造方法は、予
備コンパウンドを製造する工程と、コンパウンドを製造
する工程を含む製造方法である。
おいては、上記で説明したエポキシ樹脂、硬化剤、硬化
促進剤、ワックス、偏平状金属磁性材料、前記偏平状金
属磁性材料以外の無機充填材を含む原料から得られるエ
ポキシ樹脂組成物が得られる。本発明の製造方法は、予
備コンパウンドを製造する工程と、コンパウンドを製造
する工程を含む製造方法である。
【0054】予備コンパウンドを製造する工程において
は、前記原料のうち硬化剤および硬化促進剤以外の原料
であって少なくともエポキシ樹脂および偏平状金属磁性
材料を含む原料を混練した後に粉砕して予備コンパウン
ドが製造される。引き続いてコンパウンドを製造する工
程においては、得られた予備コンパウンドと硬化剤およ
び硬化促進剤を含む残りの原料を混練した後に粉砕して
コンパウンドが製造される。
は、前記原料のうち硬化剤および硬化促進剤以外の原料
であって少なくともエポキシ樹脂および偏平状金属磁性
材料を含む原料を混練した後に粉砕して予備コンパウン
ドが製造される。引き続いてコンパウンドを製造する工
程においては、得られた予備コンパウンドと硬化剤およ
び硬化促進剤を含む残りの原料を混練した後に粉砕して
コンパウンドが製造される。
【0055】予備コンパウンドを製造する工程は、各成
分を1段階で混練してもよいし、2段階、3段階、さら
に多段階へと混練操作を分けて行なってもよい。いずれ
の方法で行なっても、予備コンパウンドを十分安定的に
かつ容易に製造するという目的を達することができ、中
でも少なくとも2段階に分け混練する方法が望ましい。
予備コンパウンドの製造工程を多段階に分けて行なった
場合であっても、硬化剤、硬化促進剤、その他の成分を
加えての混練操作は、予備コンパウンド製造工程の後
に、予備コンパウンドにそれら成分を加えてから行われ
る。
分を1段階で混練してもよいし、2段階、3段階、さら
に多段階へと混練操作を分けて行なってもよい。いずれ
の方法で行なっても、予備コンパウンドを十分安定的に
かつ容易に製造するという目的を達することができ、中
でも少なくとも2段階に分け混練する方法が望ましい。
予備コンパウンドの製造工程を多段階に分けて行なった
場合であっても、硬化剤、硬化促進剤、その他の成分を
加えての混練操作は、予備コンパウンド製造工程の後
に、予備コンパウンドにそれら成分を加えてから行われ
る。
【0056】本発明において材料の混練方法としては、
従来公知の方法で行うことができる。その好適な例とし
て、二軸押出機や熱ロールで加熱混合する方法を挙げる
ことができる。予備コンパウンド製造工程での混練は通
常100℃〜200℃の温度で行われ、硬化剤および硬
化促進剤を一緒に混練する最終段のコンパウンド製造工
程での混練は通常80℃〜120℃の温度で行われる。
混練した後は粉砕して、予備コンパウンドまたは最終コ
ンパウンドを得るが、その際の粉砕は冷却して粉砕する
方法が推奨される。
従来公知の方法で行うことができる。その好適な例とし
て、二軸押出機や熱ロールで加熱混合する方法を挙げる
ことができる。予備コンパウンド製造工程での混練は通
常100℃〜200℃の温度で行われ、硬化剤および硬
化促進剤を一緒に混練する最終段のコンパウンド製造工
程での混練は通常80℃〜120℃の温度で行われる。
混練した後は粉砕して、予備コンパウンドまたは最終コ
ンパウンドを得るが、その際の粉砕は冷却して粉砕する
方法が推奨される。
【0057】予備コンパウンドを製造する工程では、必
要に応じて硬化剤および硬化促進剤以外の他の材料を添
加してもよい。
要に応じて硬化剤および硬化促進剤以外の他の材料を添
加してもよい。
【0058】本発明において、得られるエポキシ樹脂組
成物を圧縮成形、トランスファー成形、射出成形などの
成形方法を用いた熱硬化反応によって硬化処理すること
によって得られた成形物は、電磁波遮蔽材料および/ま
たは電磁波吸収材料に好適である。
成物を圧縮成形、トランスファー成形、射出成形などの
成形方法を用いた熱硬化反応によって硬化処理すること
によって得られた成形物は、電磁波遮蔽材料および/ま
たは電磁波吸収材料に好適である。
【0059】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例により詳
細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
【0060】なお、本発明において、組成物の評価は次
の方法によって行った。 <評価方法> (イ)ロール練り性 温度95℃のロールで加熱混合する際のロール練り性に
関して、次の3項目について評価し、それぞれの項目を
○または×で評価し、○の数で評点を示した。
の方法によって行った。 <評価方法> (イ)ロール練り性 温度95℃のロールで加熱混合する際のロール練り性に
関して、次の3項目について評価し、それぞれの項目を
○または×で評価し、○の数で評点を示した。
【0061】材料のロールへの巻込み
○:良好
×:不良
混練り中のロールへの付着
○:片方のロールのみに付着
×:2つのロールともに付着
材料回収後のロールへの付着具合
○:付着が少ない
×:強固に付着
【0062】(ロ)スパイラルフロー
EMMI1−66規格に準じた、内部がスパイラル状に
なった金型を用い、トランスファー成形にて、金型温度
150℃、実効圧力6.9×106Pa(70kgf/
cm2)で成形し、180秒間硬化させた時の金型内で
流動した長さを測定した。
なった金型を用い、トランスファー成形にて、金型温度
150℃、実効圧力6.9×106Pa(70kgf/
cm2)で成形し、180秒間硬化させた時の金型内で
流動した長さを測定した。
【0063】(ハ)バリ長さ
内部が円盤状になっており、さらに、この円盤形状の縁
にクリアランスが5μm、10μm、15μm、20μ
mの溝がある金型を用い、トランスファー成形にて、金
型温度180℃、実効圧力2.9×107Pa(300
kgf/cm2)で成形し、180秒間硬化した時の各
クリアランスに発生したバリの長さを測定し、4つのク
リアランスに発生したバリの長さの平均値をバリ長さと
した。
にクリアランスが5μm、10μm、15μm、20μ
mの溝がある金型を用い、トランスファー成形にて、金
型温度180℃、実効圧力2.9×107Pa(300
kgf/cm2)で成形し、180秒間硬化した時の各
クリアランスに発生したバリの長さを測定し、4つのク
リアランスに発生したバリの長さの平均値をバリ長さと
した。
【0064】(ニ)ゲルタイム
パワーミルを用いて粉砕した試料を、その密度[g/c
m3]に係数23をかけた重量(単位g)だけを天秤に
て計量し、測定温度に加熱された、ロータ回転数が30
rpmの(株)東洋精機製作所製ラボプラストミル20
R200に投入して混練を行い、チャート記録計により
トルクを測定して、その結果である図1を得る。図1に
おいて、試料投入後トルクが低下し始めてから最小値に
至るまでの勾配が最も大きくなる点の接線を引き、次
に最低トルクを保持する領域に時間軸と平行に最低トル
クを示す線を引く。さらに最高トルク点Aから垂線
をおろし、との交点Bからまでの長さTを求めて
ゲルタイムとした。
m3]に係数23をかけた重量(単位g)だけを天秤に
て計量し、測定温度に加熱された、ロータ回転数が30
rpmの(株)東洋精機製作所製ラボプラストミル20
R200に投入して混練を行い、チャート記録計により
トルクを測定して、その結果である図1を得る。図1に
おいて、試料投入後トルクが低下し始めてから最小値に
至るまでの勾配が最も大きくなる点の接線を引き、次
に最低トルクを保持する領域に時間軸と平行に最低トル
クを示す線を引く。さらに最高トルク点Aから垂線
をおろし、との交点Bからまでの長さTを求めて
ゲルタイムとした。
【0065】(実施例1)表1に示す全原料の内、オル
ソクレゾールノボラックエポキシ樹脂、偏平状FeCr
系合金、および、シランカップリング剤を、オルソクレ
ゾールノボラックエポキシ樹脂100重量部に対し、表
1に示す量割合で、ヘンシェルミキサーにより混合した
後、温度110℃のロールで加熱混合し、続いて冷却、
粉砕することにより、予備コンパウンドを得た。
ソクレゾールノボラックエポキシ樹脂、偏平状FeCr
系合金、および、シランカップリング剤を、オルソクレ
ゾールノボラックエポキシ樹脂100重量部に対し、表
1に示す量割合で、ヘンシェルミキサーにより混合した
後、温度110℃のロールで加熱混合し、続いて冷却、
粉砕することにより、予備コンパウンドを得た。
【0066】次に、このようにして得た予備コンパウン
ドと、表1に示す残りの原料すぺてを、オルソクレゾー
ルノボラックエポキシ樹脂100重量部に対し、表1に
示す量割合で、ヘンシェルミキサーにより混合した後、
温度95℃のロールで加熱混合し、続いて冷却、粉砕す
ることにより、目的とするエポキシ樹脂組成物を得た。
この組成物に関し、上記(イ)ロール練り性、(ロ)
スパイラルフロー、(ハ)バリ長さおよび(ニ)ゲルタ
イムを測定した。(イ)〜(ハ)の結果を表1に示す。
ドと、表1に示す残りの原料すぺてを、オルソクレゾー
ルノボラックエポキシ樹脂100重量部に対し、表1に
示す量割合で、ヘンシェルミキサーにより混合した後、
温度95℃のロールで加熱混合し、続いて冷却、粉砕す
ることにより、目的とするエポキシ樹脂組成物を得た。
この組成物に関し、上記(イ)ロール練り性、(ロ)
スパイラルフロー、(ハ)バリ長さおよび(ニ)ゲルタ
イムを測定した。(イ)〜(ハ)の結果を表1に示す。
【0067】また、(ニ)ゲルタイムは、100℃で3
7分であり、さらに180℃で48秒であった。これは
100℃での硬化時間が十分長く、射出成形に適した硬
化特性を有していることを示している。
7分であり、さらに180℃で48秒であった。これは
100℃での硬化時間が十分長く、射出成形に適した硬
化特性を有していることを示している。
【0068】表1に示した各原料の性状は下記のとおり
である。 ・オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂:日本化薬
(株)製、EOCN−103S、エポキシ当量=214
[g/eq] ・ブロム化エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、BREN
−S、エポキシ当量=285[g/eq] ・フェノールノボラック樹脂:明和化成(株)製、HF
−3M ・硬化促進剤:サンアプロ(株)製、U−CAT 35
02T(前記式(6)においてRがメチル基である化合
物の2,4−ジイソシアネート置換体) ・球状シリカ:電気化学工業(株)製、FB−820、
平均粒径=26.3μm、比表面積3.0m2/g、球
形度=0.82 ・偏平状FeCr系合金:三菱マテリアル(株)製、D
EM粉、比表面積=2.80m2/g、平均粒径=9.
7μm、偏平度=27.2[10−6m2/g] ・カルナバワックス:(株)加藤洋行製、カルナバワッ
クス 1号 ・三酸化アンチモン:日本精鉱(株)製、PATOX−
M ・シランカップリング剤:信越化学工業(株)製、KB
M−403
である。 ・オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂:日本化薬
(株)製、EOCN−103S、エポキシ当量=214
[g/eq] ・ブロム化エポキシ樹脂:日本化薬(株)製、BREN
−S、エポキシ当量=285[g/eq] ・フェノールノボラック樹脂:明和化成(株)製、HF
−3M ・硬化促進剤:サンアプロ(株)製、U−CAT 35
02T(前記式(6)においてRがメチル基である化合
物の2,4−ジイソシアネート置換体) ・球状シリカ:電気化学工業(株)製、FB−820、
平均粒径=26.3μm、比表面積3.0m2/g、球
形度=0.82 ・偏平状FeCr系合金:三菱マテリアル(株)製、D
EM粉、比表面積=2.80m2/g、平均粒径=9.
7μm、偏平度=27.2[10−6m2/g] ・カルナバワックス:(株)加藤洋行製、カルナバワッ
クス 1号 ・三酸化アンチモン:日本精鉱(株)製、PATOX−
M ・シランカップリング剤:信越化学工業(株)製、KB
M−403
【0069】(比較例1)表1に示す全原料を、ヘンシ
ェルミキサーにより混合した後、温度95℃のロールで
加熱混合し、続いて冷却、粉砕することにより、目的と
するエポキシ樹脂組成物を得た。さらに、実施例1と同
様に評価項目(イ)ロール練り性、(ロ)スパイラルフ
ローおよび(ハ)バリ長さに関する評価を行った。その
結果を表1に示す。
ェルミキサーにより混合した後、温度95℃のロールで
加熱混合し、続いて冷却、粉砕することにより、目的と
するエポキシ樹脂組成物を得た。さらに、実施例1と同
様に評価項目(イ)ロール練り性、(ロ)スパイラルフ
ローおよび(ハ)バリ長さに関する評価を行った。その
結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】表1の結果から明らかなように、コンパウ
ンドの製造を2工程に分けて行なう方法を採用すること
によって、成形時の流動性を高め、さらに、成形品のバ
リ長も短く抑えることができることがわかた。
ンドの製造を2工程に分けて行なう方法を採用すること
によって、成形時の流動性を高め、さらに、成形品のバ
リ長も短く抑えることができることがわかた。
【0072】その結果、電磁波遮蔽能および/または電
磁波吸収能を持つエポキシ樹脂組成物であり、かつ、成
形性の良好なエポキシ樹脂組成物が得られる。さらに、
このエポキシ樹脂組成物を熱硬化反応することによって
得られた硬化物は、電子機器にて使用する電磁波遮蔽材
料および/または電磁波吸収材料として特に有用である
ことがわかった。
磁波吸収能を持つエポキシ樹脂組成物であり、かつ、成
形性の良好なエポキシ樹脂組成物が得られる。さらに、
このエポキシ樹脂組成物を熱硬化反応することによって
得られた硬化物は、電子機器にて使用する電磁波遮蔽材
料および/または電磁波吸収材料として特に有用である
ことがわかった。
【0073】
【発明の効果】本発明により、トランスファー成形およ
び/または射出成形の成形方法において成形性の良好な
エポキシ樹脂組成物の製造方法が提供される。本発明に
おいて、得られるエポキシ樹脂組成物を、熱硬化処理し
て得られた成形物は、電磁波遮蔽材料および/または電
磁波吸収材料に好適である。
び/または射出成形の成形方法において成形性の良好な
エポキシ樹脂組成物の製造方法が提供される。本発明に
おいて、得られるエポキシ樹脂組成物を、熱硬化処理し
て得られた成形物は、電磁波遮蔽材料および/または電
磁波吸収材料に好適である。
【図1】実施例および比較例で行なったゲルタイムの測
定において、試料の混練時間とトルクとの関係をチャー
ト記録計で測定した結果を示すグラフである。
定において、試料の混練時間とトルクとの関係をチャー
ト記録計で測定した結果を示すグラフである。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08L 91:06)
Fターム(参考) 4J002 AE032 CD001 CD041 CD061
DA066 DA086 FA016 FD01
FD14 FD15 GR00 GR02
4J036 AA01 AC01 AD01 AF05 AF06
DA01 DA02 DA04 DB06 DC25
DC41 DC46 DD07 FA01 FA02
FB07 FB20 JA15 KA05
Claims (8)
- 【請求項1】エポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤、ワッ
クス、偏平状金属磁性材料、前記偏平状金属磁性材料以
外の無機充填材を含む原料から得られるエポキシ樹脂組
成物を、硬化剤および硬化促進剤以外の原料であって少
なくともエポキシ樹脂および偏平状金属磁性材料を含む
原料を混練した後、粉砕して予備コンパウンドを製造す
る工程と、得られた予備コンパウンドと硬化剤および硬
化促進剤を含む残りの原料を混練した後、粉砕してコン
パウンドを製造する工程を有する方法によって製造する
ことを特徴とするエポキシ樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項2】偏平状金属磁性材料の配合量をM体積%と
し、偏平状金属磁性材料以外の無機充填材の配合量をS
体積%とするとき、MおよびSが下記(A)および
(B)の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載
のエポキシ樹脂組成物の製造方法。 (A)5≦M<70 かつ 0<S≦65 (B)30≦M+S≦70 - 【請求項3】偏平状金属磁性材料が、構成元素として少
なくともFeおよびCrを含み、平均粒子径が1μm〜
100μmであり、比表面積が1m2/g以上であるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のエポキシ樹脂
組成物の製造方法。 - 【請求項4】偏平状金属磁性材料以外の無機充填材が、
少なくとも平均粒径1μm〜50μmの球状シリカを含
み、球状シリカが該無機充填材の50重量%以上を占め
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエ
ポキシ樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項5】球状シリカの下記式(C)で求めた球形度
が0.8以上であることを特徴とする請求項4に記載の
エポキシ樹脂組成物の製造方法。 球形度=粒子の投影面積/粒子の周囲長と同じ円周を持つ円の面積・・(C) - 【請求項6】硬化促進剤が一般式Ar−NH−CO−N
R2(Arは置換または非置換のアリール基、Rは同一
または異なっていてもよい置換または非置換のアルキル
基)で表わされる尿素誘導体であることを特徴とする請
求項1〜5のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の製
造方法。 - 【請求項7】前記の予備コンパウンドを製造する工程
は、その混練操作を少なくとも2段階に分けて行なうこ
とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエポキ
シ樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項8】前記の予備コンパウンドを製造する工程
は、その混練温度が100℃〜200℃であって、また
前記のコンパウンドを製造する工程は、その混練温度が
80℃〜120℃であることを特徴とする請求項1〜7
のいずれかに記載のエポキシ樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142406A JP2003335919A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | エポキシ樹脂組成物の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002142406A JP2003335919A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | エポキシ樹脂組成物の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003335919A true JP2003335919A (ja) | 2003-11-28 |
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ID=29702697
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002142406A Pending JP2003335919A (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | エポキシ樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003335919A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015074772A (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 光反射体用熱硬化性樹脂組成物、光反射体の製造方法、及び光反射体 |
JP7512658B2 (ja) | 2020-04-20 | 2024-07-09 | 株式会社レゾナック | コンパウンドの製造方法、コンパウンド用マスターバッチ、コンパウンド、成形体、及びコンパウンドの硬化物 |
-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142406A patent/JP2003335919A/ja active Pending
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JP7512658B2 (ja) | 2020-04-20 | 2024-07-09 | 株式会社レゾナック | コンパウンドの製造方法、コンパウンド用マスターバッチ、コンパウンド、成形体、及びコンパウンドの硬化物 |
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