JP2003104038A - 自動車用空調装置の制御回路 - Google Patents

自動車用空調装置の制御回路

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JP2003104038A
JP2003104038A JP2001302985A JP2001302985A JP2003104038A JP 2003104038 A JP2003104038 A JP 2003104038A JP 2001302985 A JP2001302985 A JP 2001302985A JP 2001302985 A JP2001302985 A JP 2001302985A JP 2003104038 A JP2003104038 A JP 2003104038A
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Japan
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switch
latching relay
predetermined time
outside air
transistor
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JP2001302985A
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English (en)
Inventor
Norimichi Ozu
紀道 大洲
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U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】(修正有) 【課題】 簡単な回路構成で、イグニッションスイッチ
がオフの状態において、バッテリーからの電力を必要と
せずに内外換気の切換え状態を保持可能とする。 【解決手段】ラッチングリレー15の反転によって外気
導入モードと、内気循環モードとを切り換えるサーボモ
ータ19を備えた自動車用空調装置の制御回路であっ
て、ラッチングリレー15がリセット側に位置している
ときに導通状態となり、該導通状態において電圧印加開
始時から所定時間T1経過した後に導通する第1のタイ
マースイッチ回路と、ラッチングリレー15がセット側
に位置しているときに導通状態となり、該導通状態にお
いて電圧印加開始時から所定時間T2経過した後に導通
する第2のタイマースイッチ回路と、内外気切換スイッ
チ5のオン操作により所定時間T3のみ導通する第3の
タイマースイッチ回路とを備え、所定時間T3よりも所
定時間T1及び所定時間T2が長くなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は車両用の空調装置に
関するものであり、詳細には前記空調装置を制御すると
きの制御回路の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用空調装置には、冷房、暖
房、除湿及び換気を行なう機能が備えられ、ユーザが風
量、風向き、温度等の調整をできるようにしたものであ
り、その風向きの各モードごとに車室内が快適な状態と
なるように内外換気を自動で切り換えるようにしたもの
がある。例えば、特開平12−62440号公報には、
防曇制御を行なうためにデフロスタモードに切り換える
際には自動的に除湿用のコンプレッサを駆動すると同時
に、内外換気の切り換えを外気導入モードに切り換わる
ようにして防曇効果を向上させるようにし、さらに内外
換気の切り換え操作時には内気循環モード又は外気導入
モードに切り換えることができる空調装置が開示されて
いる。
【0003】同装置の制御回路では、内外換気を切り換
える内外気切換スイッチ回路にフリップフロップ回路を
用いて構成しており、デフロスタモードに切り換えた時
には前記フリップフロップ回路のリセット端子にアクテ
ィブレベル信号が供給され、これによってフリップフロ
ップ回路の出力端子の信号はLレベルとなり、アースさ
れることによって内気循環モードとなるREC端子とア
ースとの間に接続されたトランジスタが遮断される。こ
れに対し、フリップフロップ回路の反転出力端子の出力
信号がアクティブレベルとなり、アースされることによ
って外気導入モードとなるFRS端子とアースとの間に
接続されたトランジスタが導通して、FRS端子がアー
スされ外気導入モードに自動的に設定される。さらに、
内外気を切換えるF/Rスイッチがオン操作され、前記
フリップフロップ回路のクロック端子にアクティブレベ
ル信号が供給される度に、フリップフロップ回路の出力
端子及び反転出力端子の出力信号が反転し、外気導入モ
ードと内気循環モードがユーザの意志に沿って切り換え
可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のよう
な回路構成とした場合、フリップフロップ回路の出力端
子と反転出力端子の出力信号の状態を保持しておくため
にはイグニッションキーがオフ時においても常時電源端
子に通電しておく必要があるため、フリップフロップ回
路用にバッテリーからの別電源及び別回路が必要であっ
た。このため、回路構成が複雑になると共に、車を使用
していない時でも常に電力が消費されるという問題があ
った。特に、イグニッションキーがオフの状態でのバッ
テリの消費電力を抑えることは、バッテリあがりを防止
する上での重要な課題である。
【0005】そこで、本発明はこの点に着目し、簡単な
回路構成で風向きの各モードごとに内外換気を自動で切
り換えるようにすると共に、イグニッションキーがオフ
の状態での消費電力をなくした自動車用空調装置の制御
回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明では、外気を導入する外気導入モードと、内気
を循環させる内気循環モードとを備え、前記外気導入モ
ードと前記内気循環モードとを切り換える内外気切換ス
イッチと、セットコイルとリセットコイルとを有し、前
記セットコイルに駆動電流が流れると2つのセット側端
子と2つの出力端子を連結し、リセットコイルに駆動電
流が流れると反転して2つのリセット側端子と前記2つ
の出力端子を連結するラッチングリレーと、該ラッチン
グリレーの出力端子に接続され、前記ラッチングリレー
の反転によって極性が反転して前記外気導入モードと前
記内気循環モードとを切り換えるサーボモータとを備え
た自動車用空調装置の制御回路であって、前記セットコ
イルの電源側に接続され、前記ラッチングリレーがリセ
ット側に位置しているときに導通状態となり、該導通状
態において電圧印加開始時から所定時間T1経過した後
に導通する第1のタイマースイッチ回路と、前記リセッ
トコイルの電源側に接続され、前記ラッチングリレーが
セット側に位置しているときに導通状態となり、該導通
状態において電圧印加開始時から所定時間T2経過した
後に導通する第2のタイマースイッチ回路と、前記ラッ
チングリレーのセットコイル及びリセットコイルの接地
側に接続され、前記内外気切換スイッチのオン操作によ
り所定時間T3のみ導通する第3のタイマースイッチ回
路とを備え、前記所定時間T3よりも前記所定時間T1
及び前記所定時間T2が長くなるようにしたものであ
る。
【0007】このように構成することにより、空調装置
の制御回路に電源が通電されている状態において、内外
気切換スイッチをオン操作すると、第3のタイマースイ
ッチ回路が所定時間T3の間オンとなり、仮にラッチン
グリレーがリセット側に位置しているときには、第1の
タイマースイッチ回路が導通状態であるためセットコイ
ルに駆動電流が流れてラッチングリレーがセット側に反
転して内外換気が切換わる。この瞬間、リセットコイル
に接続された第2のタイマースイッチ回路が導通状態と
なり電圧が印加されるが、前記所定時間T3よりも長い
所定時間T2後に導通が開始されるためラッチングリレ
ーのリセットコイルに駆動電流が流れることはなく、再
びラッチングリレーが反転することがない。また、ラッ
チングリレーがセット側に位置しているときに内外気切
換スイッチをオン操作すると、第2のタイマースイッチ
回路が導通状態であるためリセットコイルに駆動電流が
流れてラッチングリレーがリセット側に反転して内外換
気が切換わる。この瞬間、セットコイルに接続された第
1のタイマースイッチ回路が導通状態となり電圧が印加
されるが、前記所定時間T3よりも長い所定時間T1後
に導通が開始されるためラッチングリレーのセットコイ
ルに駆動電流が流れることはなく、再びラッチングリレ
ーが反転することがない。このため、内外気切換スイッ
チをオン操作する度に、前記ラッチングリレーを反転さ
せて内外換気を切換えることができるようになるため、
電源切断前の状態を維持するラッチングリレーを用いて
空調装置の制御回路を構成することが可能となり、制御
回路の電源を一度切断後、再度電源を通電しても、内外
換気切換えの状態を保持することができるようになる。
【0008】さらに、風の吹出口の各モードごとに使用
者によって選択操作され開閉されるHEATスイッチ
と、前記リセットコイルの接地側に接続され、前記HE
ATスイッチのオン状態で導通し、該導通状態において
電圧印加開始時から所定時間T4のみ導通する第4のタ
イマースイッチ回路を設けて、前記所定時間T4よりも
前記所定時間T2が長くなるようにしてもよい。
【0009】このように構成することにより、空調装置
の制御回路に電源が通電されている状態において、HE
ATスイッチをオンすると、第4のタイマースイッチ回
路が所定時間T4の間オンとなり、ラッチングリレーが
セット側に位置している場合には、第2のタイマースイ
ッチ回路が導通状態であるためリセットコイルに駆動電
流が流れてラッチングリレーがリセット側に反転して内
外換気が切換わる。この状態にて電源を一度切断して再
度電源をオンすると、第2のタイマースイッチ回路と第
4のタイマースイッチ回路に電圧が印加されるが、第2
のタイマースイッチ回路が導通を開始する所定時間T2
を第4のタイマースイッチ回路が導通している所定時間
T4よりも長くなるように設定することにより、第2の
タイマースイッチ回路と第4のタイマースイッチ回路と
が同時に導通することはなく、そのためリセットコイル
に駆動電流が流れることがないため、制御回路の電源を
一度切断後、再度電源を通電しても、内外換気切換えの
状態を保持することができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用空調装置
の制御回路の実施形態を図面を参照して説明する。図1
は本発明の自動車用空調装置の制御回路、図2は本発明
の制御回路を採用した自動車用空調装置の操作パネルを
示す。
【0011】自動車用空調装置は、冷房、暖房、除湿及
び換気を行なう機能を備えており、図2に示すように、
操作パネル1に設けられた風の吹出口を切換える風向切
換ロータリースイッチ2、風量を切換える風量切換ロー
タリースイッチ3、設定温度を調整する温度調整ロータ
リースイッチ4、内外換気を切換えるためのモーメンタ
リースイッチである内外気切換スイッチ5、コンプレッ
サを駆動させるエアコンスイッチ6、リアウインドウに
設置された熱線を作動させるリアデフスイッチ7をそれ
ぞれ操作して、そのスイッチ操作に応じて電気信号を出
力し、この出力に応じて内外換気を切り換える後述する
サーボモータ19や、除湿を行なう図示しないコンプレ
ッサ等を駆動するように構成されている。
【0012】この操作パネル1の風向切換ロータリース
イッチ2を操作してベント位置8に合わせると、乗員の
顔付近に送風するように空気通路を切り換える「ベント
モード」になり、バイレベル位置9に合わせると、乗員
の顔付近に送風する空気吹出口及び乗員の足元に送風す
る空気吹出口の両者から送風するように空気通路を切り
換える「バイレベルモード」になる。この「ベントモー
ド」及び「バイレベルモード」のとき、図1に示す制御
回路においては、H/Dスイッチ14がオフ、HEAT
スイッチ20がオフとなるように風向切換ロータリース
イッチ2が構成されている。また、ヒート位置10に合
わせると、乗員の足元に送風するように空気通路を切り
換える「ヒートモード」になり、このとき、H/Dスイ
ッチ14がオフ、HEATスイッチ20がオンとなるよ
うに風向切換ロータリースイッチ2が構成されている。
さらに、ヒートデフ位置11に合わせると、乗員の足元
に送風する空気吹出口及びフロントガラス内面に送風す
る空気吹出口の両者から送風するように空気通路を切り
換える「ヒートデフモード」となる。さらに、デフ位置
12に合わせると、フロントガラス内面に送風する空気
吹出口から送風するように空気通路を切り換える「デフ
モード」となる。この「ヒートデフモード」及び「デフ
モード」のときには、H/Dスイッチ14がオン、HE
ATスイッチ20がオンとなるように風向切換ロータリ
ースイッチ2が構成されている。
【0013】前記空気吹出口の各モードは、そのモード
ごとの目的に応じてその効果が最適となるように自動で
内外気切換、除湿のオンオフをするように構成されてお
り、ヒートモード時には、外気を導入する外気導入モー
ドに自動で切換えると共に、除湿用のコンプレッサを作
動させる。また、ヒートデフ及びデフモード時には、外
気導入モードに自動で切換えると共に内外気切換スイッ
チ5の操作を無効として外気導入モードに固定し、除湿
用のコンプレッサを作動させて防曇効果を向上させるよ
うにしている。
【0014】次に、上記のように作動するように構成さ
れた自動車用空調装置の制御回路を図1に示して説明す
る。端子「IG」はイグニッションキー(図示せず)に
連動したスイッチを介してバッテリに接続されており、
イグニッションキーがオン状態でなければこの端子「I
G」に電力は供給されない。また、この端子「IG」と
接地された端子「GND」との間には抵抗R4と逆方向
接続のツェナダイオードZD1が直列に接続され、抵抗
R4とツェナダイオードZD1との間にはバッテリの電
圧よりも低い電圧値の定電圧電源部V2が形成される。
【0015】この定電圧電源部V2には、内外気切換ス
イッチ5、コンデンサC3、抵抗R6、ダイオードD
2、及びH/Dスイッチ14が直列に接続され他端側は
接地されている。また、コンデンサC3の両端はそれぞ
れ、抵抗R5とダイオードD1を介して接地され、コン
デンサC3に電圧が印加されなくなると、コンデンサC
3に充電された電荷が放電されるようにしている。ま
た、抵抗R6とダイオードD2との間には、抵抗R7を
介してNPN型のトランジスタTr3のベースが接続さ
れ、このトランジスタTr3のベース−エミッタ間に抵
抗R8が接続されるとともに、エミッタは接地されてい
る。このトランジスタTr3は、H/Dスイッチ14が
オフのときに内外気切換スイッチ5をオン操作するとコ
ンデンサC3に充電される電流によりトランジスタTr
3にベース電流が流れてコレクタ−エミッタ間が所定時
間T3だけ導通され、このトランジスタTr3とコンデ
ンサC3により第3のタイマースイッチ回路を構成す
る。
【0016】さらに、低電圧電源部V2には、HEAT
スイッチ20、コンデンサC4、抵抗R13、及びNP
N型のトランジスタTr4のベースが直列に接続され、
トランジスタTr4のベース−エミッタ間には抵抗R1
4が接続され、エミッタは接地されている。また、コン
デンサC4の両端はそれぞれ、抵抗R17とダイオード
D10を介して接地され、コンデンサC4に電圧が印加
されなくなると、コンデンサC4に充電された電荷が放
電されるようにしている。このトランジスタTr4はH
EATスイッチ20をオン操作するとコンデンサC4に
充電される電流によりトランジスタTr4のコレクタ−
エミッタ間が所定時間T4だけ導通され、このトランジ
スタTr4とコンデンサC4により第4のタイマースイ
ッチ回路を構成する。
【0017】また、端子「IG」にはラッチングリレー
15が接続されており、該ラッチングリレー15は、セ
ットコイル16、リセットコイル17、可動接点18、
セットコイル端子a、b、リセットコイル端子c,d、
セット側端子e、f、リセット側端子g、h、出力端子
i、jを備え、セットコイル16に駆動電流が流れると
可動接点18が可動してセット側端子e、fと出力端子
i、jが接続され、リセットコイル17に駆動電流が流
れると可動接点18が可動してリセット側端子g、hと
出力端子i、jが接続される。
【0018】このセット側端子eとリセット側端子hは
端子「IG」に接続され、リセット側端子gとセット側
端子fは接地されており、ラッチングリレー15が切り
換わる度に出力端子i,jの電極が反転するように構成
されている。出力端子i、jには、内外換気の空気取り
入れ口を切換えるサーボモータ19が接続され、ラッチ
ングリレー15がセット状態の時には内気循環モード、
リセット状態の時には外気導入モードに切り換わる。
【0019】また、出力端子i、jと端子「IG」との
間には、例えば発光ダイオード(LED)で形成された
内気循環換気用のLED1、外気導入換気用のLED2
が接続され、出力端子i、jが接地された時にそれぞれ
点灯するようになっている。このため、ラッチングリレ
ー15がセット状態の時には内気循環換気用のLED1
が点灯し、リセット状態の時には外気導入換気用のLE
D2が点灯して現在の内外気切換えモードの状態を表示
する。
【0020】前記セットコイル16の一端側のセットコ
イル端子aはPNP型のトランジスタTr1のコレクタ
に接続され、このトランジスタTr1のエミッタは端子
IGに接続され、ベースは抵抗R1、抵抗R2を介して
ラッチングリレー15の出力端子iに接続されている。
また、このトランジスタTr1のエッミタ−ベース間に
は、前記抵抗R1と共にトランジスタTr1のベース電
圧を調整するための抵抗R3が接続されている。さら
に、トランジスタTr1のエッミタと、抵抗R1と抵抗
R2の中間位置との間には、トランジスタTr1にベー
ス電圧が印加されてからトランジスタTr1が導通する
までの導通開始時間を遅らせるためのコンデンサC1が
接続され、このコンデンサC1とトランジスタTr1に
よって第1のタイマースイッチ回路を構成している。こ
の第1のタイマースイッチ回路の導通開始時間T1は、
コンデンサC1の静電容量と抵抗R2の抵抗値の大きさ
によって調整され、前記トランジスタTr3が導通する
所定時間T1よりも長くなるように設定している。
【0021】一方、セットコイル16の他端側のセット
コイル端子bはのダイオードD3を介して前記トランジ
スタTr3のコレクタに接続されている。
【0022】前記リセットコイル17の一端側のリセッ
トコイル端子cはPNP型のトランジスタTr2のコレ
クタに接続され、このトランジスタTr2のエミッタは
端子IGに接続され、ベースは抵抗R10、抵抗R11
を介してラッチングリレー15の出力端子jに接続され
ている。また、このトランジスタTr2のエッミタ−ベ
ース間には、前記抵抗R10と共にトランジスタTr2
のベース電圧を調整するための抵抗R12が接続されて
いる。さらに、トランジスタTr2のエッミタと、抵抗
R10と抵抗R11の中間位置との間には、トランジス
タTr2にベース電圧が印加されてからトランジスタT
r2が導通するまでの導通開始時間を遅らせるためのコ
ンデンサC2が接続され、このコンデンサC2とトラン
ジスタTr2によって第2のタイマースイッチ回路を構
成している。この第2のタイマースイッチ回路の導通開
始時間T2は、コンデンサC2の静電容量と抵抗R11
の抵抗値の大きさによって調整され、前記トランジスタ
Tr4が導通する所定時間T4よりも長くなるように設
定している。
【0023】一方、リセットコイル17の他端側のリセ
ットコイル端子dは、ダイオードD6を介してトランジ
スタTr3のコレクタに接続されると共に、ダイオード
D7、H/Dスイッチ14を介して接地され、さらに、
ダイオードD9を介して前記トランジスタTr4のコレ
クタにも接続されている。
【0024】なお、セットコイル16及びリセットコイ
ル17の両端にはそれぞれダイオードD4、D5が接続
されており、過大な逆方向電圧の発生を吸収するように
している。
【0025】端子「A/C−」及び端子「A/C+」
は、空調装置の除湿を行なうコンプレッサの駆動用の端
子であり、両者を導通させることによりA/Cアンプ
(図示せず)に対してコンプレッサ駆動信号が供給され
る。この端子「A/C−」には送風用のブロアファンモ
ータ(図示せず)が接続されている風量切換ロータリー
スイッチ3(図1には図示せず)を介して接地されてお
り、風量切換ロータリースイッチ3がオフであればコン
プレッサは駆動されないように構成されている。また、
端子「A/C−」と端子「A/C+」との間には、端子
「A/C−」と端子「A/C+」間を導通させるエアコ
ンスイッチ6が設けられ、風量切換ロータリースイッチ
3がオンのときにエアコンスイッチ6がオンされるとコ
ンプレッサが駆動するようになっている。さらに、この
エアコンスイッチ6の一端側には、PNP型のトランジ
スタTr6のベースが接続され、このトランジスタTr
6のエミッタは端子IGに接続され、コレクタは除湿用
のコンプレッサの作動状態を表示するLED3を介して
接地されている。そして、エアコンスイッチ6の他端側
は端子「A/C−」に接続されているため、エアコンス
イッチ6をオンするとトランジスタTr6が導通してL
ED3が点灯する。
【0026】さらにまた、端子「A/C−」及び端子
「A/C+」はNPN型のトランジスタTr5のエミッ
タ及びコレクタに接続され、このトランジスタTr5の
ベース−エミッタ間には抵抗R16が接続されている。
また、トランジスタTr5のベースは、抵抗R15、H
EATスイッチ20を介して低電圧電源部V2に接続さ
れている。そのため、HEATスイッチ20がオンされ
るとトランジスタTr5が導通してコンプレッサが駆動
するようにしている。
【0027】端子「R.DEF」は、リアウインドウに
配設された熱線(図示せず)に接続された配線端子であ
り、リアデフスイッチ7がオンされると、リアデフ用の
LED4が点灯すると共に、熱線が導通して加熱し、リ
アウインドウの曇りを除去する。
【0028】端子「ILL+」及び端子「ILL−」
は、自動車用空調装置の操作パネル1の裏側に設けられ
た夜間照明用ランプLMPを点灯するための配線端子で
あり、端子「ILL+」に接続されたスモールランプス
イッチ(図示せず)がオンすると、夜間照明用ランプL
MPが点灯するのと同時に自動車用空調装置の操作パネ
ル1に設けられた、内気循環換気用のLED1、外気導
入換気用のLED2、除湿用のLED3、リアデフ用の
LED4の明るさを若干暗くするようになっている。
尚、各LEDを減光する回路構成の説明は、本発明と直
接関係がないため省略する。
【0029】このように構成された本実施形態の自動車
用空調装置の制御回路の動作について以下に説明する。
使用者が風量切換ロータリースイッチ3を回転操作して
オン操作すると送風が開始され、このとき、風向切換ロ
ータリースイッチ2を操作して、ベント位置8またはバ
イレベル位置9に切り換えると所定の送風口より送風が
行われると共に、H/Dスイッチ14とHEATスイッ
チ20とがオフとなる。そして、内外気切換の状態が内
気循環モード、すなわち出力端子i、jがそれぞれセッ
ト側端子e、fに接続されている状態で、内外気切換ス
イッチ5がオン操作されると、コンデンサC3に充電さ
れる電流によりトランジスタTr3が所定時間T3だけ
導通される。それによって、満充電状態であるコンデン
サC2には影響を受けず、ベースが接地された状態であ
るトランジスタTr2が瞬時にオンとなり、トランジス
タTr2、リセットコイル17、ダイオードD6、トラ
ンジスタTr3を流れる電流によりラッチングリレー1
5がリセットされ、サーボモータ19が所定の向きに作
動して外気導入モードに切り換わる。
【0030】そして、ラッチングリレー15がリセット
されると、今度はトランジスタTr1のベースが接地さ
れた状態となるが、コンデンサC1が充電されてトラン
ジスタTr1のベース−エミッタ間の電位差が所定値以
上になり、トランジスタTr1が導通するまでの時間T
1を、所定時間T3より長くなるように設定しているた
め、トランジスタTr1とトランジスタTr3とが同時
に導通することがなく、再びラッチングリレー15がセ
ット側に切り換わることがない。
【0031】一方、内外気切換の状態が外気導入モー
ド、すなわち出力端子i、jがそれぞれリセット側端子
g、hに接続されている状態で、内外気切換スイッチ5
をオンすると、前記同様にトランジスタTr3が所定時
間T3だけ導通される。それによって、満充電状態であ
るコンデンサC1には影響を受けず、ベースが接地され
た状態であるトランジスタTr1が瞬時にオンとなり、
トランジスタTr1、セットコイル16、ダイオードD
3、トランジスタTr3を流れる電流によりラッチング
リレー15がセットされる。これにより、サーボモータ
19の電極が前記外気導入モード時に対して反転し、サ
ーボモータ19が逆回転して内気循環モードに切り換わ
る。
【0032】そして、ラッチングリレー15がセットさ
れると、今度はトランジスタTr2のベースが接地され
た状態となるが、コンデンサC2が充電されてトランジ
スタTr2のベース−エミッタ間の電位差が所定値以上
になり、トランジスタTr2が導通するまでの時間T2
を、所定時間T3より長くなるように設定しているた
め、トランジスタTr2とトランジスタTr3とが同時
に導通することがなく、再びラッチングリレー15がセ
ット側に切り換わることがない。
【0033】また、風向切換スイッチ2がヒート位置1
0に操作され、ヒートモードが選択されるとH/Dスイ
ッチ14がオフ、HEATスイッチ20がオンとなりコ
ンデンサC4に充電される電流によりトランジスタTr
4が所定時間T4だけ導通する。この時、ラッチングリ
レー15がリセット側に位置している時には、トランジ
スタTr3は遮断された状態のためセットコイル16に
は電流は流れず、そのままリセット状態を維持する。一
方、ラッチングリレー15がセット側に位置している場
合には、トランジスタTr2のベースが接地された状態
であり、コンデンサC2が満充電状態であるため、トラ
ンジスタTr4が導通すると、トランジスタTr2、リ
セットコイル17、ダイオードD9、トランジスタTr
4に電流が流れ、ラッチングリレー15がリセットされ
外気導入モードに切り換わる。そして、所定時間T4が
経過すると、トランジスタTr4にはベース電流が流れ
なくなり遮断される。この状態で内外気切換スイッチ5
がオン操作されると前記ベントまたはバイレベルモード
時と同様に、内外気切換スイッチ5をオンするごとにラ
ッチングリレー15の出力が反転し内外換気が切換えら
れる。また、HEATスイッチ20がオンの間は、トラ
ンジスタTr5が導通して端子「A/C+」と端子「A
/C−」が導通し、コンプレッサが作動する。
【0034】風向切換スイッチ2がヒートデフ位置11
またはデフ位置12に操作されると、ヒートデフまたは
デフモードが選択され、H/Dスイッチ14とHEAT
スイッチ20がオンとなる。すると、トランジスタTr
3にベース電流が流れることはなく遮断され、トランジ
スタTr4は所定時間T4の間導通する。このとき、ラ
ッチングリレー15がリセット側に位置している時に
は、トランジスタTr3は遮断された状態であるため、
ラッチングリレー15のセットコイル16には電流は流
れず、リセット状態を維持する。一方、ラッチングリレ
ー15がセット側に位置している場合には、満充電状態
であるコンデンサC2には影響されずに、ベースが接地
状態であるトランジスタTr2、リセットコイル17、
ダイオードD7、H/Dスイッチ14に瞬時に電流が流
れ、ラッチングリレー15がリセットされ外気導入モー
ドに切り換わる。また、H/Dスイッチ14がオンのた
め、内外気切換スイッチ5をオン操作してもトランジス
タTr3にはベース電流が流れず、トランジスタTr3
が遮断されたままであるため、セットコイル16とリセ
ットコイル17には電流が流れることがなく、内外気切
換スイッチ5は無効となり、外気導入モードに固定され
た状態となる。
【0035】次に、イグニッションキーが一度オフされ
た後に再度オンされた時の、各モードごとの状態を説明
する。ベントまたはバイレベルモード時にはH/Dスイ
ッチ14とHEATスイッチ20がオフとなり、内外気
切換スイッチ5も無操作状態ではオフであるため、トラ
ンジスタTr3、トランジスタTr4は遮断されセット
コイル16、リセットコイル17に電流が流れることは
なく、ラッチングリレー15はイグニッションキーがオ
フされる前の状態を維持する。
【0036】ヒートモード時にはH/Dスイッチ14と
内外気切換スイッチ5がオフとなっているため、トラン
ジスタTr3にベース電流が流れることはなく遮断され
るので、セットコイル16に電流が流れることはない。
そのため、ラッチングリレー15がリセット状態の時に
はセット状態に切り換わることはなく、リセット状態を
維持する。一方、ラッチングリレー15がセット状態に
ある時には、HEATスイッチ20がオンのためコンデ
ンサC4が充電される間はトランジスタTr4にベース
電流が流れ、トランジスタTr4は所定時間T4の間の
み導通する。これと同時にトランジスタTr2のエミッ
タ−ベース間にも電圧が印加されるが、コンデンサC2
が充電される間、トランジスタTr2のエミッタ−ベー
ス間に印加される電圧値も徐々に高くなり、所定時間T
2経過した後にトランジスタTr2が導通状態となる。
このとき、トランジスタTr4の導通時間T4よりトラ
ンジスタTr2の導通開始時間T2を長くなるように設
定しているため、トランジスタTr4とトランジスタT
r2は同時には導通状態とはならず、リセットコイル1
7に電流が流れることはない。そのため、ラッチングリ
レー15はイグニッションキーがオフされる前のセット
状態を維持する。
【0037】ヒートデフまたはデフモード時には、電源
切断前はラッチングリレー15はリセット側に固定され
た状態であるため、電源を際投入してもトランジスタT
r2は遮断され、また、H/Dスイッチ14がオンとな
っているためトランジスタTr3も遮断されるため、セ
ットコイル16とリセットコイル17に電流は流れずに
ラッチングリレー15は作動しない。
【0038】このように本実施の形態は、ベントモード
及びバイレベルモード時には外気を導入する外気導入モ
ードと内気を循環させる内気循環モードとの内外気切り
換えを可能とし、ヒートモード時には自動的に外気導入
モードに切り換えると共に内外気切り換えを可能とし、
ヒートデフモード及びデフモード時には自動的に外気導
入モードに切り換えると共に内外気切り換えを切り換え
不能とする空調装置の制御回路を、電源切断時に内外気
切り換え状態を保持する別電源及び別回路を必要とせ
ず、ラッチングリレーを用いた簡単な回路構成にて実現
した。
【0039】
【発明の効果】以上実施の形態から明らかなように、こ
の発明は、ラッチングリレーを用いた簡単な回路構成
で、空気吹出口の各モード切換え時にはそのモードごと
の目的に応じてその効果が最適となるように自動で内外
気切換、除湿用のコンプレッサのオンオフをするように
構成されており、イグニッションキーが一度オフされた
後に再度オンされた時にも、前回の内外気切換えのモー
ドを記憶して保持するため、常に通電して内外気切換え
のモード状態を保持しておく必要がない。そのためイグ
ニッション電源とは別のバッテリーからの電源を必要と
せず、そのバッテリ電源用の電源回路及びハーネスが不
要となる。また、イグニッションキーがオフの状態での
制御回路のバッテリの消費電力をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用空調装置の制御回路の回路
図である。
【図2】 本発明の自動車用空調装置の制御回路を採用
した自動車用空調装置の操作パネルの正面図である。
【符号の説明】
5…内外気切換スイッチ 15…ラッチングリレー 16…セットコイル 17…リセットコイル i、j…出力端子 e、f…セット側端子 g、h…リセット側端子 19…サーボモータ 20…HEATスイッチ 第1のタイマースイッチ回路(トランジスタTr1、コ
ンデンサC1) 第2のタイマースイッチ回路(トランジスタTr2、コ
ンデンサC2) 第3のタイマースイッチ回路(トランジスタTr3、コ
ンデンサC3) 第4のタイマースイッチ回路(トランジスタTr4、コ
ンデンサC4)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気を導入する外気導入モードと、内気を
    循環させる内気循環モードとを備え、前記外気導入モー
    ドと前記内気循環モードとを切り換える内外気切換スイ
    ッチと、セットコイルとリセットコイルとを有し、前記
    セットコイルに駆動電流が流れると2つのセット側端子
    と2つの出力端子を連結し、リセットコイルに駆動電流
    が流れると反転して2つのリセット側端子と前記2つの
    出力端子を連結するラッチングリレーと、該ラッチング
    リレーの出力端子に接続され、前記ラッチングリレーの
    反転によって極性が反転して前記外気導入モードと前記
    内気循環モードとを切り換えるサーボモータとを備えた
    自動車用空調装置の制御回路であって、 前記セットコイルの電源側に接続され、前記ラッチング
    リレーがリセット側に位置しているときに導通状態とな
    り、該導通状態において電圧印加開始時から所定時間T
    1経過した後に導通する第1のタイマースイッチ回路
    と、前記リセットコイルの電源側に接続され、前記ラッ
    チングリレーがセット側に位置しているときに導通状態
    となり、該導通状態において電圧印加開始時から所定時
    間T2経過した後に導通する第2のタイマースイッチ回
    路と、前記ラッチングリレーのセットコイル及びリセッ
    トコイルの接地側に接続され、前記内外気切換スイッチ
    のオン操作により所定時間T3のみ導通する第3のタイ
    マースイッチ回路とを備え、前記所定時間T3よりも前
    記所定時間T1及び前記所定時間T2が長くなるように
    したことを特徴とする自動車用空調装置の制御回路。
  2. 【請求項2】風の吹出口の各モードごとに使用者によっ
    て選択操作され開閉されるHEATスイッチと、前記リ
    セットコイルの接地側に接続され、前記HEATスイッ
    チのオン状態で導通し、該導通状態において電圧印加開
    始時から所定時間T4のみ導通する第4のタイマースイ
    ッチ回路を設けて、前記所定時間T4よりも前記所定時
    間T2が長くなるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の自動車用空調装置の制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016204025A1 (ja) * 2015-06-19 2016-12-22 シンフォニアテクノロジー株式会社 ガス供給対象装置、ガス供給システム、及び、ガス供給システムの制御方法

Cited By (2)

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JP2017006847A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 シンフォニアテクノロジー株式会社 ガス供給対象装置、ガス供給システム、及び、ガス供給システムの制御方法

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