JP2782479B2 - 自動車のファンモータ制御装置 - Google Patents

自動車のファンモータ制御装置

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JP2782479B2
JP2782479B2 JP40465590A JP40465590A JP2782479B2 JP 2782479 B2 JP2782479 B2 JP 2782479B2 JP 40465590 A JP40465590 A JP 40465590A JP 40465590 A JP40465590 A JP 40465590A JP 2782479 B2 JP2782479 B2 JP 2782479B2
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fan motor
switch
controlling
radiator
relay
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一浩 早野
勉 中三川
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のラジエータを冷
却するラジエータ用ファンモータと、コンデンサを冷却
するコンデンサ用ファンモータとを制御するための自動
車のファンモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輛用空気調和装置を搭載した自動車の
エンジンルーム内には、エンジンの前方に、エンジン冷
却水を冷却する放熱器(ラジエータ)と冷凍サイクルの
冷媒を凝縮させる凝縮器(コンデンサ)とが設けられて
おり、ラジエータ及びコンデンサを、ラジエータ用ファ
ンモータとコンデンサ用ファンモータとによって冷却す
る構成となっている。
【0003】従来の装置では、液化された冷媒の圧力上
昇に応答して作動する圧力スイッチ又はエンジン冷却水
の水温の上昇に応答して作動する水温スイッチのいずれ
か一方がオン状態となったときに、これらのファンモー
タを同時に作動させる構成が一般的となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧力スイッ
チ又は水温スイッチのいずれか一方がオン状態となるこ
とにより両ファンモータを同時に作動させると、車によ
ってはバッテリの充足率が不足してしまうため、各ファ
ンモータを対応するスイッチの作動状態に応じて独立し
て別に駆動制御せざるを得ない場合が生じる。
【0005】しかし、これらのファンモータを別駆動制
御すると、冷凍サイクルの冷媒圧力が上昇することに応
答してコンデンサ用ファンモータのみが駆動された場
合、両ファンモータを駆動した場合に比べて冷媒圧力の
低下が少なく、結局冷房性能が低下してしまうという不
具合を生じるものである。
【0006】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる、自動車のファンモータ
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、エンジン冷却水温に応じて通電制御
を行うための第1手段と、冷媒圧力に応じて通電制御を
行うための第2手段とを有し、上記第1及び第2手段に
応答しラジエータ用ファンモータとコンデンサ用ファン
モータとを同時駆動モード又は別駆動モードにて駆動制
御しうる自動車用ファンモータ制御装置において、ライ
トの点灯制御を行う点灯制御手段と、該点灯制御手段に
応答しライトの点灯時には別駆動モードで上記ラジエー
タ用及びコンデンサ用ファンモータの駆動を制御しライ
トの消灯時には同時駆動モードで上記ラジエータ用及び
コンデンサ用ファンモータの駆動を制御するモード制御
手段とを備えた点にある。
【0008】
【作用】ライトの消灯時には、第1又は第2手段のいず
れか一方が通電作動状態となると、ラジエータ用ファン
モータ及びコンデンサ用ファンモータが同時に送風作動
状態とされる。一方、ライトの点灯時には、各ファンモ
ータは、第1及び第2手段の通電作動状態に応じて別々
に通電制御される。
【0009】
【実施例】以下、図示の一実施例につき詳細に説明す
る。第1図は本発明によるファンモータ制御装置1の一
実施例を示す回路図である。ファンモータ制御装置1
は、ラジエータ(図示せず)を冷却するためのラジエー
タ用ファンモータ2及びコンデンサ(図示せず)を冷却
するためのコンデンサ用ファンモータ3を制御するため
の装置であり、図示しない車輛用エンジンの冷却水の温
度が所定レベルを越えたときに閉じる水温スイッチ4
と、冷凍サイクルの冷媒の圧力が所定レベルを越えたと
き閉じる圧力スイッチ5とを備えている。
【0010】水温スイッチ4は、一端がアースされたラ
ジエータ用ファンモータ2の他端とバッテリBの正極に
接続されたキースイッチ6との間に接続された第1リレ
ー7のリレーコイル7aと、図示の如く接続されてお
り、キースイッチ6が閉じられている場合に水温スイッ
チ4が閉じられると、リレーコイル7aが付勢され、そ
のメーク接点7bが閉じられ、ラジエータ用ファンモー
タ2にバッテリBから電力が供給される。
【0011】一方、圧力スイッチ5は、一端がアースさ
れたコンデンサ用ファンモータ3の他端とキースイッチ
6との間に接続された第2リレー8のリレーコイル8a
と、図示の如く接続されており、キースイッチ6が閉じ
られている場合に圧力スイッチ5が閉じられると、リレ
ーコイル8aが付勢され、そのメーク接点8bが閉じら
れ、コンデンサ用ファンモータ3にバッテリBから電力
が供給される。
【0012】符号9で示されるリレーは、リレーコイル
9aが付勢された場合に開くブレーク接点9bを有して
おり、水温スイッチ4の一端と圧力スイッチ5の一端と
がブレーク接点9aにより接続される構成となってい
る。
【0013】車輛に設けられている走行用のランプ
1 ,・・・Lnを点灯するためのライティングスイッ
チ10を閉じたとき、ライトリレー11のリレーコイル
11aに流れる電流を検知し、リレー9を作動させてそ
のブレーク接点9bを開くため、リレーコイル9aはラ
イティングスイッチ10とリレーコイル11aとの間に
接続されている。リレー11のメーク接点11bはキー
スイッチ6とランプL1 ,・・・Lnとの間に図示の如
く接続されているので、ライティングスイッチ10が閉
じられランプL1 ,・・・Lnが点灯すると、水温スイ
ッチ4と圧力スイッチ5との並列接続状態が解除され
る。ライティングスイッチ10が閉じており、ランプL
1 ,・・・Lnが消灯状態にある場合には、水温スイッ
チ4と圧力スイッチ5とは並列接続状態となっている。
【0014】次に、第1図に示されるファンモータ制御
装置1の作動について説明する。ライティングスイッチ
10が開いていると、キースイッチ6をオンとしてもラ
ンプL1 ,・・・Lnは点灯せず、したがって、ブレー
ク接点9bは閉状態となり、水温スイッチ4と圧力スイ
ッチ5とは並列接続状態となっている。したがって、水
温スイッチ4又は圧力スイッチ5の少なくとも一方が閉
じられると、リレー7,8は共に付勢され、ラジエータ
用ファンモータ2及びコンデンサ用ファンモータ3が共
に回転する同時駆動モードとなり、充分な風量で所要の
冷却を行うことができる。
【0015】一方、ランプL1 ,・・・Lnを点灯する
ためにライティングスイッチ10が閉じられると、ライ
トリレー11が作動してメーク接点11bが閉じられ、
ランプL1 ,・・・LnにバッテリBから電流が供給さ
れる。これと同時に、リレー9が作動し、そのブレーク
接点9bが開くので、水温スイッチ4と圧力スイッチ5
との並列接続状態が解除される。この結果、水温スイッ
チ4が閉じられた場合にはラジエータ用ファンモータ2
のみが駆動され、一方、圧力スイッチ5が閉じられた場
合にはコンデンサ用ファンモータ3のみが駆動される、
別駆動モードに入る。
【0016】このため、バッテリ充足率の低下するライ
ト点灯時には、温度、圧力の各条件が夫々満足された場
合に限り両ファンモータが回転することになり、温度の
み又は圧力のみが所定レベルを越えた場合には一方のフ
ァンモータのみにより所要の冷却が行われる。しかし、
ライト点灯時は日射量が殆ど零であるため、上述の別駆
動モードでの運転であっても空気調和装置の性能の落ち
込みの影響は殆どなく、実用上、全く問題を生じないも
のである。
【0017】このように、ライトの点灯、消灯によりフ
ァンモータの同時駆動モードと別駆動モードとの切り換
えを行う構成であるから、空気調和装置における能力不
足を生じさせることなく、バッテリの充足率を補うこと
ができる。なお、図1の実施例では、リレー9とリレー
11とが直列に接続されているが、図2に示されるよう
に、リレー9とリレー11とを並列に接続してもよい。
図2の構成によれば、リレーコイル9a、11aが並列
接続されるので、リレーコイル9a、11aの抵抗値が
所定の値よりずれていても、リレーコイル9a、11a
に所定の電圧が確実に付与され、スイッチ10の閉成に
応答して、リレー9、11が確実に作動すると言う利点
を有する。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、水温に応
じた通電制御と、冷媒圧力に応じた通電制御とにより、
2つのファンモータを同時駆動モード又は別駆動モード
で制御しうる構成とし、バッテリの充足率に問題を生じ
やすいが昼間ほど高い冷房能力が要求されないライトの
点灯時には、別駆動モードでファンモータの制御を行う
構成であるから、空気調和装置における能力不足の問題
を生じさせることなしに、バッテリの充足率の低下の問
題を解決することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファンモータ制御装置の一実施例
を示す回路図である。
【図2】本発明によるファンモータ制御装置の他の実施
例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ファンモータ制御装置 2 ラジエータ用ファンモータ 3 コンデンサ用ファンモータ 4 水温スイッチ 5 圧力スイッチ 7 第1リレー 8 第2リレー 9 リレー 10 ライティングスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却水温に応じて通電制御を行
    うための第1手段と、冷媒圧力に応じて通電制御を行う
    ための第2手段とを有し、前記第1及び第2手段に応答
    しラジエータ用ファンモータとコンデンサ用ファンモー
    タとを同時駆動モード又は別駆動モードにて駆動制御し
    うる自動車用ファンモータ制御装置において、ライトの
    点灯制御を行う点灯制御手段と、該点灯制御手段に応答
    しライトの点灯時には別駆動モードで前記ラジエータ用
    及びコンデンサ用ファンモータの駆動を制御しライトの
    消灯時には同時駆動モードで前記ラジエータ用及びコン
    デンサ用ファンモータの駆動を制御するモード制御手段
    とを備えたことを特徴とする自動車のファンモータ制御
    装置。
JP40465590A 1990-12-05 1990-12-05 自動車のファンモータ制御装置 Expired - Lifetime JP2782479B2 (ja)

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JPH04212616A JPH04212616A (ja) 1992-08-04
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